JP2800102B2 - 計器指針用放電灯 - Google Patents

計器指針用放電灯

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JP2800102B2
JP2800102B2 JP9325695A JP9325695A JP2800102B2 JP 2800102 B2 JP2800102 B2 JP 2800102B2 JP 9325695 A JP9325695 A JP 9325695A JP 9325695 A JP9325695 A JP 9325695A JP 2800102 B2 JP2800102 B2 JP 2800102B2
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正宣 相澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷陰極放電灯に関するも
のであり、詳細には管状バルブの一方の端部のみに内部
電極を設けると共に他方の電極を外部電極として、自動
車用計器などの指針として使用に適するように構成され
た計器指針用の放電灯に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の放電灯の構成としては、
実公平4―27086号公報に開示されるものがあり、
内部電極を封着した側の管状バルブの端部には、この内
部電極と導通する導電ペーストによる一方の受電端子を
設けられている。また、前記管状バルブの外表面には軸
に沿いカーボンフェノールにより外部電極が形成さてい
る。
【0003】更に、前記外部電極の内部電極に近接する
側には導電ペーストにより他の一方の受電端子が設けら
れ、前記管状バルブの外表面には軸に沿うスリット状に
発光窓が設けられた遮光膜で、前記他の一方の受電端子
の部分を除き覆われるものとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の構成の放電灯では、第一には、管状バルブの端
部に導電ペーストを塗布して一方の受電端子とし、この
管状バルブを直接に挟持するなどして給電を行うもので
あるので、この部分を厚肉として強度を増加させる必要
を生じ、肉厚の不均一により歪みを生じてクラックを生
じ易く、放電灯にリーク不良を発生させる問題点を生じ
る。
【0005】第二には、導電ペースト、例えば銀エポキ
シなどにより管状バルブの端部に導電膜を形成するもの
であるので、内部電極のリード線との接続を確実なもの
とし、且つ、端子としての強度を保証するためには相当
の膜厚が要求されるものとなり、高価な銀エポキシの使
用量が大量となってコスト高のものとなる問題点を生じ
る。
【0006】第三には、外部電極としてカーボンフェノ
ール、他の一方の受電端子として導電ペースト、遮光膜
として不透明塗料など、都合3回の塗装工程が管状バル
ブの外表面に必要となり、しかも、前記遮光膜の塗装時
には発光窓および他の一方の受電端子のためのマスキン
グ工程も必要となり、作業が煩雑化してこの点でもコス
ト高のものとなる問題点を生じる。
【0007】また第四には、前記発光窓が塗装工程で形
成されるものであるので、その形成方法はマスキングテ
ープによるものとなり、マスキングテープを剥がすとき
の塗料のハゲあるいはムシレにより発光窓のエッジの直
線性など精度が損なわれるものとなり、これにより指針
として使用したときの見栄えが劣り、商品性を著しく損
なうものとなる問題点も生じ、これらの点の解決が課題
とされるものとなっている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、管状バルブ
の一方の端部に内部電極を設け、前記管状バルブの外表
面に外部電極を設け、前記内部電極と外部電極とにはそ
れぞれに接続端子が設けられて成る計器指針用放電灯に
おいて、前記管状バルブの前記内部電極が設けられた側
の端部にはこの内部電極と電気的に接続して金属キャッ
プが被着されて内部電極接続端子とされ、前記管状バル
ブの外表面には、該管状バルブの外径と略同一若しくは
それより小さい内径とし軸方向にスリットを有する略円
筒状に形成された金属板が被着されて外部電極とされ、
前記金属板の前記スリットをもって発光窓とし、前記金
属板の外表面をもって外部電極接続端子とされているこ
とを特徴とする計器指針用放電灯を提供することで課題
を解決するものである。
【0009】
【実施例】つぎに、本発明を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1および図2に符号1で示すもの
は本発明に係る計器指針用放電灯であり、この計器指針
用放電灯1は管状バルブ2の一方の端部のみにリード線
3aを有する内部電極3が設けられ、前記管状バルブ2
の外表面には外部電極が設けられて、前記両電極にはそ
れぞれに接続端子が設けられる構成とされる点は、従来
例のものと同様である。
【0010】ここで、本発明においては内部電極3に対
して設けられる内部電極接続端子4を金属部材による有
底円筒状あるいは有底角筒状のキャップ状として形成す
るものであり、このときに前記内部電極接続端子4はそ
の内径を前記管状バルブ2の一方の端部の外径よりも適
宜に大きいものとされて、前記管状バルブ2の一方の端
部、即ち、内部電極3が設けられた側の端部に被着され
て接着剤など適宜な手段で固定される。
【0011】尚、前記内部電極接続端子4の管状バルブ
2の軸に直交する断面の形状は円形でも良いが、例えば
前記管状バルブ2の外径を内接させる方形としても良
く、これは、計器に組み込むときに相手方との整合が得
られ易い形状として形成すれば良いものである。
【0012】このときには、前記内部電極接続端子4の
底部にはリード線孔4aが設けられ、この内部電極接続
端子4を管状バルブ2の一方の端部に被着させる際に前
記リード線3aが貫通されてハンダ付けなどが行われ内
部電極3との電気的な接続が行われるものとされてい
る。
【0013】また、本発明では外部電極5は、前記管状
バルブ2の外径と同一若しくはそれよりも小さい内径の
略円筒状に成形された金属板で形成されるものとされて
いる。そして、前記管状バルブ2の外径に前記外部電極
5を被着させたときには、管状バルブ2の軸方向に沿い
規定幅のスリットを生じるものとされて、このスリット
をもって発光窓5aとされている。
【0014】ここで、前記外部電極5の内径を前記管状
バルブ2の外径よりも小さく形成するときには、前記金
属板は例えば燐青銅など弾性に富む部材であることが好
ましく、このように弾性を有するものとすることで管状
バルブ2の軸方向から挿着させることで所定位置に係止
するものとなり、後の管状バルブ2と外部電極5との固
定作業を容易なものとする。
【0015】そして、管状バルブ2に被着された外部電
極5は、この管状バルブ2の前記内部電極3が設けられ
たのと反対側の端部から樹脂などで形成された樹脂キャ
ップ6が被着されて固定が行われる。また、前記外部電
極5の樹脂キャップ6と反対側となる端部は必要に応じ
て熱収縮チューブ7などにより固定が行われる。尚、上
記何れの部分の固定においても接着剤を併用しても良
い。
【0016】上記のように、本発明により外部電極5を
金属板で形成したことで、この外部電極5の外表面は何
れの部分であってもその儘で外部電極接続端子5bとな
る。よって、前記外部電極5の外表面に計器指針として
の着色が要求されるときには、前記外部電極接続端子5
bとなる部分を除いて塗装、メッキなどで着色を行えば
良いものとなる。また、内径側に白色塗装を行えば反射
効率が向上する。
【0017】ここで、本発明を成すための発明者による
試作の結果では、前記管状バルブ2には放電灯として形
成するときの工程で僅かに軸方向の湾曲を生じるものが
あり、このような場合、外部電極5を被着したときに両
者の間に密着する部分と間隙を生じる部分とを生じ、間
隙を生じた部分では発光効率が減じて光ムラを生じるこ
とが判明した。
【0018】よって、本発明では上記光ムラ発生への対
策手段も提供するものであり、前記管状バルブ2に外部
電極5を被着した状態で、管状バルブ2が適宜に軟化す
る温度(400〜500℃)で熱処理を行うことで、上
記した管状バルブ2の軸方向への湾曲は矯正され管状バ
ルブ2と外部電極5とは密着し、上記光ムラの発生は除
去されるものとなる。
【0019】次いで、上記構成とした本発明の計器指針
用放電灯1の作用および効果について説明を行う。先
ず、金属キャップを管状バルブ2の一方の端部に被着し
て内部電極接続端子4としたことで、内部電極3に給電
を行うために前記内部電極接続端子4を挟持したときに
も、この内部電極接続端子4は充分な強度を有するもの
であるので、管状バルブ2の一部を肉厚として強度を確
保する必要はなくなり、管状バルブ2を均一な肉厚のも
のとしてクラック発生を回避する。
【0020】また、上記内部電極接続端子4が金属化さ
れたことで、前記内部電極3(リード線3a)と内部電
極接続端子4との接続はハンダ付けなど安価、簡便かつ
確実な手段での接続が可能となり、生産性、コスト、信
頼性の全ての面での向上が可能なものとなる。
【0021】更に、金属板で形成した外部電極5とした
ことで、予めに形成した外部電極5を管状バルブ2に軸
方向から挿着させ樹脂キャップ6などで固定すること
で、外部電極5と発光窓5aとが所定位置として得ら
れ、同時に前記外部電極5の外表面が外部電極接続端子
5bとなり、これらを得るための工数が低減される。
【0022】加えて、前記外部電極5が金属板で形成さ
れるものとしたことで、その形成に当たってはプレス加
工など機械加工によるものとなり、前記発光窓5aの形
成も機械加工で行われるものとなるので、エッジの直線
性など精度が向上し、指針として使用したときの美観が
向上するものとなる。
【0023】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、金
属キャップによる内部電極接続端子と、金属板で軸方向
にスリットを有する略円筒状に形成された外部電極とに
よる計器指針用放電灯としたことで、第一には、内部電
極接続端子が充分な強度を有するものとして管状バルブ
側の強度を不要とし、管状バルブを均一な肉厚のものと
して形成することを可能とし、肉厚の不均一に起因する
クラックの発生などを生じないものとして、計器指針用
放電灯の信頼性の向上に優れた効果を奏するものとす
る。
【0024】第二には、上記の構成により内部電極と内
部電極接続端子との電気的な接続は安価、簡便かつ確実
なハンダ付けで行えるものとし、煩雑、高価で且つ不確
実な銀エポキシなど導電膜の形成を不要として、コスト
ダウンと信頼性の向上に優れた効果を奏するものとす
る。
【0025】第三には、金属板で形成した外部電極とし
たことで、予めに形成した外部電極を管状バルブに軸方
向から挿着させ固定することで、外部電極と発光窓とが
所定位置として得られ、同時に前記外部電極の外表面が
外部電極接続端子となり、作業が単純化して工数が低減
し、この点でもコストダウンに優れた効果を奏するもの
とする。
【0026】第四には、外部電極が金属板で形成される
ものとしたことで、その形成に当たってはプレス加工な
ど機械加工を可能とし、前記発光窓の形成も機械加工で
行われるものとして、エッジの直線性など精度の向上を
可能とし、指針として使用したときの見栄えを良くし商
品性の向上に優れた効果を奏する。よって、本発明で
は、計器指針用放電灯に対して信頼性の向上、コストダ
ウンおよび商品性の向上と多面に渡り極め優れた効果を
奏するものである。
【0027】また、管状バルブの外径に外部電極が被着
された状態で熱処理を行うことで、管状バルブと外部電
極との密着性を向上させ、上記管状バルブと外部電極と
の間隙の不均一により生じる光ムラ発生を防止し、前記
計器指針用放電灯の商品性を一層に向上させる優れた効
果も奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る計器指針用放電灯の一実施例を
一部を分解した状態で示す斜視図である。
【図2】 図1のA―A線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1……計器指針用放電灯 2……管状バルブ 3……内部電極 3a……リード線 4……内部電極接続端子 5……外部電極 5a……発光窓 5b……外部電極接続端子 6……樹脂キャップ 7……熱収縮チューブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01J 65/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状バルブの一方の端部に内部電極を設
    け、前記管状バルブの外表面に外部電極を設け、前記内
    部電極と外部電極とにはそれぞれに接続端子が設けられ
    て成る計器指針用放電灯において、前記管状バルブの前
    記内部電極が設けられた側の端部にはこの内部電極と電
    気的に接続して金属キャップが被着されて内部電極接続
    端子とされ、前記管状バルブの外表面には、該管状バル
    ブの外径と略同一若しくはそれより小さい内径とし軸方
    向にスリットを有する略円筒状に形成された金属板が被
    着されて外部電極とされ、前記金属板の前記スリットを
    もって発光窓とし、前記金属板の外表面をもって外部電
    極接続端子とされていることを特徴とする計器指針用放
    電灯。
  2. 【請求項2】 前記管状バルブの外径に前記外部電極が
    被着された状態で、両者の密着度を高めるための熱処理
    が行われていることを特徴とする請求項1記載の計器指
    針用放電灯。
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