JP2799423B2 - コルゲートの製造方法及び運搬・保管方法並びに段ボール構造体の製造方法 - Google Patents

コルゲートの製造方法及び運搬・保管方法並びに段ボール構造体の製造方法

Info

Publication number
JP2799423B2
JP2799423B2 JP10824290A JP10824290A JP2799423B2 JP 2799423 B2 JP2799423 B2 JP 2799423B2 JP 10824290 A JP10824290 A JP 10824290A JP 10824290 A JP10824290 A JP 10824290A JP 2799423 B2 JP2799423 B2 JP 2799423B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corrugate
corrugated
manufacturing
cardboard
lead liner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10824290A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH045032A (ja
Inventor
宏泰 長田
Original Assignee
石▲崎▼産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石▲崎▼産業株式会社 filed Critical 石▲崎▼産業株式会社
Priority to JP10824290A priority Critical patent/JP2799423B2/ja
Publication of JPH045032A publication Critical patent/JPH045032A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2799423B2 publication Critical patent/JP2799423B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、コルゲートの製造方法及び運搬・保管方
法並びに段ボール構造体の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
コルゲートは、一般的に段ボールの中芯として加工さ
れ、両面段ボールの場合であると、コルゲートの表裏に
ライナーが段頂で接着され、このコルゲートの段形状に
よって、段ボールの強度、断熱性、軽量性等の特性が発
揮される。
コルゲートは、このように段ボールを構成する一部材
であって、段ボールを製造するコルゲートマシンによっ
てそのシングルフェーサー部において加工される。
そこで、コルゲートは、段ボールの製造業者におい
て、コルゲートマシンのシングルフェーサー部のみを作
動させることによって、有利に製造することができる。
ところが、コルゲートは、上記のようにその形状から
特殊な性質を有するので、その性質を利用して、段ボー
ルにばかりでなく、他の物の製造に使用されることが多
くなりつつある。例えば、厚紙、金属板、合板、合成樹
脂シートに接着し、その段ボール構造体が包装資材はも
とより、日用雑貨品や車両の天井材、建築資材等に使用
される。
この場合、接着剤としては、一般に使用されているコ
ンスターチではなく、耐水性、耐候性、耐熱性等の特性
を持つ特殊接着剤を使用することが多い。
特殊接着剤を現業のコルゲートマシンに掛けて製造す
る際、その特殊接着剤によって特性がそれぞれ異なるた
め、糊ロール等の切替えロスや洗浄等に多大な手間が掛
っていた。
また一方ではコルゲートに貼られる素材が、上記した
厚紙、金属板、合板、合成樹脂シート等の板状のもので
ある場合は、コルゲートマシンによってそれらの段ボー
ル構造体を製造することは不可能であった。
このような段ボール構造体の製造は、段ボール製造業
者によってもなされるが、特殊な場合にはその特殊段ボ
ール構造体の製造業者によってなされる。その場合に
は、コルゲートマシンを所有している段ボール製造業者
からコルゲートだけが単独で購入される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のような事情から、コルゲートマシンを所有して
いる段ボール製造業者は、他の企業の要望に応じてコル
ゲートのみを提供している。この場合、段ボール製造業
者は、コルゲートマシンによってコルゲートのみを加工
し、それを巻き取って運搬・保管するのであるが、コル
ゲートのみの加工によれば、その素材や厚み等によりコ
ルゲート加工した形状が反発により戻ったり、また、巻
取り時にテンション等により引っ張られることが原因
で、段成形がきれいに保持されないという問題があっ
た。
また、段ボール構造体の製造業者においても、コルゲ
ートを巻き戻したり、厚紙等の他の素材に接着する場合
に、同じくテンション等が加わるために、段成形が崩れ
るという問題があった。
この発明は、上記のような事情に鑑みて、コルゲート
マシンによってコルゲートのみを加工する場合におい
て、コルゲートの段成形の形崩れが生じないコルゲート
の製造方法および段ボール構造体の製造方法を提供する
ことを目的としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、種々実験と研究を重ね
た結果、片面段ボールの形態においてはコルゲートの段
成形が何ら崩れないことに着眼し、この発明を完成する
に至った。
即ち、この発明によるコルゲートの製造方法及び運搬
・保管方法は、コルゲートマシンにおいてコルゲートを
加工する時に、コルゲートの一面の段頂にリードライナ
ーを剥離可能に仮接着し、リードライナーとで仮片面段
ボールの形態を取るものである。
また、この発明による段ボール構造体の製造方法によ
れば、コルゲートの一面を他の素材に段頂で接着する段
ボール構造体の製造方法において、コルゲートの他の面
の段頂に予めリードライナーを仮接着しておき、リード
ライナーとで仮片面段ボールの形態を取りながらコルゲ
ートの一面の段頂と他の素材との接着を行った後、リー
ドライナーを取り外すものである。
〔作用〕
コルゲートの製造方法及び運搬・保管方法を上記のよ
うに構成したから、反発力の強い性質や厚みを有してい
るコルゲート素材を使用しても、その反発力がリードラ
イナーで止められるため、加工時に段成形が崩れること
はない。また、コルゲートを製造し運搬・保管する場合
には、巻き取ったり、短かく切断して積み重ねたりする
ことになるが、その際に、テンション等を受けたとして
も、そのテンションはリードライナーによって受けられ
るため、コルゲートが伸びることはなく、その段成形が
成形状態のままきれいに保持される。
仮片面段ボールは、普通の片面段ボールの構造である
ので、コルゲートマシンのシングルフェーサー部におい
て、有利に製造することができる。しかし、他の方法に
よって製造してもこの発明の趣旨に反するものではな
い。例えば、コルゲート加工後にその一面にリードライ
ナーを接着しても良い。
ここでリードライナーとは、コルゲートの段成形をき
れいに保持させておくために、コルゲートの段頂に仮接
着されるライナーのことをいう。
リードライナーの素材としては次のようなものが挙げ
られる。
(1)紙にポリエチレンまたはポリプロピレン樹脂等の
フィルムをラミネートしたもの このようなラミネート紙であると、フィルムを熱溶着
することによりコルゲートの段頂に仮接着することがで
きる。融点の高いポリプロピレンの場合が剥離可能な仮
接着状態が得られやすい。
(2)紙に仮接着剤、例えば軟粘着剤を塗布したもの (3)普通の段ボール厚紙 この場合は、紙と段頂、またはそのいずれか一方に仮
接着剤を付けながら仮接着する。最近、接着と剥離を何
回も繰返すことができる接着剤等が開発されているの
で、そのようなものを利用すればより好ましい。
コルゲートの素材としては次のようなものが挙げられ
る。
金属薄板 (鉄、銅、アルミ、ステンレス等及びそれらの複合材) 合成樹脂シート (ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリ
スチレン及びそれらの発泡材、並びにそれらの複合材) 紙、合紙 段ボール構造体の製造方法を上記のように構成したか
ら、他の素材にコルゲートを接着する時にテンションを
受けたとしても、そのテンションはリードライナーによ
って受けられ、コルゲートの伸びが止められるため、そ
の段成形が崩れることなく、成形状態のままきれいに保
持される。
また、他の素材が湾曲していたとしても、リードライ
ナーの誘導により、コルゲートをその湾曲面に容易に当
て、等しいピッチを保持させたままその湾曲面に接着で
きる。
他の素材としては例えば次のようなものが挙げられ
る。
(1)金属薄板、合成樹脂シート、紙、合紙(前記コル
ゲートの素材と同様) (2)合板(ベニヤ板、コンクリートパネル、パーチク
ルボード、ファイバーボード、石膏ボード等) 〔実 施 例〕 次に、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、コルゲートの製造装置として、コルゲート
マシンのシングルフェーサー部を示したもので、互いに
噛合する一対の段ロール1、1のうち、一方の段ロール
1に糊ロール2とプレスロール3が接合され、糊タンク
4には軟粘着剤が入れられている。5はコルゲート原紙
の供給ロール、6はリードライナーの供給ロール、7は
仮片面段ボールの巻取軸である。
ロール5から両段ロール1、1間に繰り込まれたコル
ゲート原紙8aは、段成形されてからその一面の段頂に軟
粘着剤が塗布され、ロール6から供給されたリードライ
ナー9がプレスロール3によって粘着され、段ロール1
とプレスロール3との間から仮片面段ボール10が繰り出
され、その後、仮片面段ボール10が巻取軸7に巻き取ら
れる。
なお、普通の段ボールの製造においては、澱粉糊(澱
粉が混入されている)の糊化のために、段ロール1、1
が加熱されるが、この実施例の場合は、接着に粘着剤が
使用されるので、段ロール1、1の加熱は要しない。
一方、澱粉糊を使用する場合には、それを通常よりは
低温で加熱することによって、澱粉糊の糊化を不充分な
状態とし、それによって軟接着の状態を作ることも可能
である。
第2図は、上記のように製造された仮片面段ボール10
の構造を示したもので、普通の片面段ボールと同じよう
に、コルゲート8の一面の段頂にリードライナー9が接
着されているが、その接着は軟粘着剤によるので、リー
ドライナー9は剥離可能である。
なお、仮片面段ボール10の巻取軸7は、ダブルフェー
サー部に後続する箇所に設けてもよい。その場合は、仮
片面段ボール10をダブルフェーサー部にそのまま通過さ
せる。また、ダブルフェーサー部の通過後、端箇所に設
けられているカッターで切断してもよい。
第3図はリードライナー9の一面にポリプロピレンの
熱溶着フィルム12がラミネートされ、その熱溶着により
リードライナー9がコルゲート8に仮接着されている仮
片面段ボール10を示したもので、この場合は、糊ロール
2が不要であるが、段ロール1、1は熱溶着のために加
熱される。その加熱温度は150℃前後である。
第4図はコルゲート8を他の素材13に接着した後、リ
ードライナー9を剥離している状態を示したもので、他
の素材13にはアルミ板が使用される。これにより軽量で
断熱性の高いアルミ建材が段ボール構造体Fとして製造
される。
段ボール構造体は製造装置によっても連続的に量産で
きる。その製造装置は、従来のコルゲートマシンのダブ
ルフェーサー部に類似した構造となるが、それに加えて
リードライナーの剥離装置が熱に設けられることにな
る。その剥離装置は、例えばリードライナーの剥離ロー
ルと巻取部とで構成することができる。
第5図ないし第6図はそれぞれ段ボール構造体片の他
の例を示したもので、いずれもコルゲート8が接着され
る他の素材13が曲面となっており、このように、複雑な
曲面にもリードライナーの誘導によりコルゲート8を接
着でき、その際にコルゲート8の段成形が形崩れした
り、ピッチが狂ったりすることは決してない。
上記の場合、他の素材13が一方向に湾曲しているが、
二方向に湾曲している場合にも、リードライナー9の誘
導により比較的容易に接着できる。
〔発明の効果〕
この発明は、以上説明した如くであるから、次のよう
な効果を顕著に発揮する。
コルゲートの製造方法及び運搬・保管方法によれば、
コルゲートマシンにおいて、コルゲートを加工する時
に、コルゲートの一面の段頂にリードライナーを剥離可
能に仮接着し、リードライナーとで仮片面段ボールの形
態を取るので、コルゲート加工時や巻取り時、あるいは
製造中又は運搬・保管中に、コルゲート加工した形状が
反発により戻ることがなく、段成形を所定のきれいな形
態に保持しながら製造及び運搬並びに保管することがで
きる。
また、段ボール構造体の製造方法によれば、コルゲー
トの一面を他の素材に段頂で接着する段ボール構造体の
製造方法において、コルゲートの他の面の段頂に予めリ
ードライナーを仮接着しておき、リードライナーとで仮
片面段ボールの形態を執りながらコルゲートの一面の段
頂と他の素材との接着を行った後、リードライナーを取
り外すので、段成形を崩すことなく他の素材に接着で
き、接着面が複雑な曲面であっても、リードライナーの
誘導により容易に接着をなし得る。また、両面段ボール
構造体の製造方法についても同様のことが言える。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示し、第1図はコルゲートの
製造装置の説明図、第2図および第3図はそれぞれコル
ゲートの断面図、第4図は段ボール構造体の製造手順を
示す斜視図、第5図ないし第7図はそれぞれ異なる段ボ
ール構造体の断面図である。 8……コルゲート、9……リードライナー 10……仮片面段ボール、13……他の素材 F……段ボール構造体

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コルゲートマシンにおいて、コルゲートを
    加工する時に、コルゲートの一面の段頂にリードライナ
    ーを剥離可能に仮接着し、リードライナーとで仮片面段
    ボールの形態を取ることを特徴とするコルゲートの製造
    方法。
  2. 【請求項2】コルゲートマシンにおいて、コルゲートを
    加工する時に、コルゲートの一面の段頂にリードライナ
    ーを剥離可能に仮接着し、リードライナーとで仮片面段
    ボールの形態を取ることを特徴とするコルゲートの運搬
    ・保管方法。
  3. 【請求項3】コルゲートの一面を他の素材に段頂で接着
    する段ボール構造体の製造方法において、コルゲートの
    他の面の段頂に予めリードライナーを仮接着しておき、
    リードライナーとで仮片面段ボールの形態を取りながら
    コルゲートの一面と段頂と他の素材との接着を行った
    後、リードライナーを取り外すことを特徴とする段ボー
    ル構造体の製造方法。
  4. 【請求項4】コルゲートの一面を他の素材に段頂で接着
    する段ボール構造体の製造方法において、コルゲートの
    他の面の段頂に予めリードライナーを仮接着しておき、
    リードライナーとで仮片面段ボールの形態を取りながら
    コルゲートの一面の段頂と他の素材との接着を行った
    後、リードライナーを取り外してこのコルゲートの他の
    面に第二の素材を接着することを特徴とする段ボール構
    造体の製造方法。
JP10824290A 1990-04-24 1990-04-24 コルゲートの製造方法及び運搬・保管方法並びに段ボール構造体の製造方法 Expired - Fee Related JP2799423B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10824290A JP2799423B2 (ja) 1990-04-24 1990-04-24 コルゲートの製造方法及び運搬・保管方法並びに段ボール構造体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10824290A JP2799423B2 (ja) 1990-04-24 1990-04-24 コルゲートの製造方法及び運搬・保管方法並びに段ボール構造体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH045032A JPH045032A (ja) 1992-01-09
JP2799423B2 true JP2799423B2 (ja) 1998-09-17

Family

ID=14479684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10824290A Expired - Fee Related JP2799423B2 (ja) 1990-04-24 1990-04-24 コルゲートの製造方法及び運搬・保管方法並びに段ボール構造体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2799423B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5433426A (en) * 1994-05-23 1995-07-18 Bond; Irvin D. Apparatus for removing a non-magnetic sheet from a stack of sheets
IL110467A (en) * 1994-07-26 1996-07-23 Scitex Corp Ltd System and method of conveying printing plates

Also Published As

Publication number Publication date
JPH045032A (ja) 1992-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002539991A (ja) 段ボールからなる折りたたみハニカム構造並びにその製造方法及び設備
BR8504685A (pt) Material em sanduiche com ondulacoes interiores de papel e protecao exterior por pelicula plastica e processo para a realizacao de tal material
KR101095226B1 (ko) 골판지 제조방법 및 이를 이용하는 포장박스
US20220009690A1 (en) Crush resistant packaging materials and constructions
CA2344397A1 (en) Film tape for forming a cutting edge on dispenser cartons
JP2799423B2 (ja) コルゲートの製造方法及び運搬・保管方法並びに段ボール構造体の製造方法
US4535526A (en) Method for covering a length of pipe
JPH037789A (ja) 発泡接着剤付き留め具バンドおよび作成方法
JPH07361B2 (ja) クツシヨンシ−ト及びその製造方法
KR20020004630A (ko) 코러패드형 골판지 제조장치
JPS6143188B2 (ja)
JPH032055B2 (ja)
JPH0333552Y2 (ja)
JPH0118349Y2 (ja)
JPH06170992A (ja) フィルムラミネート段ボール及びその製造方法
JPS627529A (ja) 積層板の連続的製造方法
JPS62279933A (ja) 保温、保冷用断熱材製造方法
JP2978528B2 (ja) 複合板の製造方法
JPS5916252Y2 (ja) 箱体
JPS61248730A (ja) 複合板紙の連続的製造方法
JPS59162038A (ja) 可変形性ハニカムコア用積層体の製造方法
JPS58153631A (ja) 中芯がプラスチツク製の段ボ−ルおよびその製造方法
JPS5845942A (ja) 板体及びその製造方法
CN111703181A (zh) 蜂窝条制作方法
JPH0446747B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees