JP2798212B2 - ポリー(α−ヒドロキシカルボキシレート)の製法 - Google Patents

ポリー(α−ヒドロキシカルボキシレート)の製法

Info

Publication number
JP2798212B2
JP2798212B2 JP63165174A JP16517488A JP2798212B2 JP 2798212 B2 JP2798212 B2 JP 2798212B2 JP 63165174 A JP63165174 A JP 63165174A JP 16517488 A JP16517488 A JP 16517488A JP 2798212 B2 JP2798212 B2 JP 2798212B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
alkyl
poly
mixture
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63165174A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0220517A (ja
Inventor
アマティ ベルナー
カネラ ホセ
フライ レネ
Original Assignee
クラリアント ファイナンス(ビーブイアイ)リミティド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by クラリアント ファイナンス(ビーブイアイ)リミティド filed Critical クラリアント ファイナンス(ビーブイアイ)リミティド
Priority to JP63165174A priority Critical patent/JP2798212B2/ja
Publication of JPH0220517A publication Critical patent/JPH0220517A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2798212B2 publication Critical patent/JP2798212B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリー(α−ヒドロキシカルボキシレート)
の製造方法に関する。
本発明によればいずれの工程においても中間生成物を
単離することなく、(i)アクリル酸アルキルまたはク
ロトン酸アルキルまたはそれらの混合物を溶剤を添加す
ることなく、かつ気体状の塩素を添加して塩素化して対
応する2,3−ジクロロプロピオン酸アルキルエステルま
たは2,3−ジクロロ酪酸アルキルエステルまたはそれら
の混合物とし、(ii)得られた2,3−ジクロロプロピオ
ン酸アルキルエステルまたは2,3−ジクロロ酪酸アルキ
ルエステルまたはそれらの混合物を水酸化アルカリ金属
または水酸化アンモニウムの水溶液で処理して脱塩酸し
て対応する塩に変性し、(iii)次いで得られた塩を含
む反応混合液を酸性条件下に重合せしめてポリ(α−ヒ
ドロキシアクリル酸および/またはクロトン酸)のポリ
ラクトンを得、(iv)そして得られたポリラクトンをそ
のまま単離することなく水性塩基により対応するポリ−
(α−ヒドロキシカルボキシレート)に加水分解するこ
とを特徴とするポリー(α−ヒドロキシカルボキシレー
ト)の製造方法が提供される。
いかなるアルキルエステル残基も、好ましくはC
1〜4アルキル、さらに好ましくは直鎖のC1〜4アル
キル、特にn−ブチル、n−プロピル、エチルまたはメ
チルであり、エチルおよびメチルが最も好ましい。
出発アクリル酸および/またはクロトン酸エステルの
塩素化は、溶剤(および水)の介在なしに容易に行われ
る。塩素の付加反応は、有利には塩素化触媒の存在下
に、気体状の塩素を直接付加することにより行われる。
好ましくは、触媒は、カルボン酸、有利にはC1〜9
肪族カルボン酸、好ましくはC1〜4脂肪族カルボン
酸、特に酢酸または蟻酸のN−置換アミドである。アミ
ド残基は1個または2個のC1〜12炭化水素残基、好ま
しくは1個または2個のC1〜4の炭化水素残基、特に
メチルまたエチルを有していてもよい。触媒として特に
好ましいものは、ジメチルホルムアミドである。塩素化
触媒は、通常、エステルの重量に対して0.01〜5重量
%、好ましくは0.5〜5重量%の濃度で用いられる。塩
素化は、通常、光の介在なしに、0〜70℃、好ましくは
15〜50℃の温度で行われる。過剰の塩素、例えば、10モ
ル%までの塩素を用いることができるけれども、閉じた
容器中で最適塩素化度を得るためには化学量論的量の塩
素で十分であろう。
次いで直接的に、単離することなく、得られた2,3−
ジクロロプロピオン酸および/または酪酸アルキルエス
テルは、脱塩酸され、NaOH,KOHまたはLiOHの如き水酸化
アルカリ金属または水酸化アンモニウムの存在下にけん
化される。水酸化アンモニウムおよび特に水酸化ナトリ
ウムが好ましい。脱塩酸および鹸化は、ほとんど同時
に、有利には−10℃〜+60℃、好ましくは0〜60℃、特
に20〜40℃の温度で行われる。塩基は、通常、脱塩酸お
よび鹸化の全期間を通じてアルカリ性の条件が保持され
るような量および速度において添加される。塩基は、化
学量論的量でまたは過剰に、例えば、エステル1モル当
り70モル%までの量で、一度に、少しずつまたは連続的
に、添加することができる。脱塩酸および鹸化は、不活
性塩を含む水性媒体中で実施することができる。水酸化
ナトリウムが塩基として用いられる場合、反応混合物に
ハロゲン化アルカリ金属、好ましくは塩化ナトリウムを
添加するのが有利であり、20〜30%塩化ナトリウム溶液
の如き濃厚な塩水を反応混合物に添加するのが好まし
い。水性反応混合物中の2,3−ジクロロエステルの濃度
は、有利には、5〜70重量%、好ましくは5〜20重量
%、特に7〜15重量%であってよい。
脱塩酸および鹸化が完了した後、反応混合物は、有利
には強有機酸または無機酸、例えば、硫酸、塩酸、燐
酸、またはp−トルエンスルホン酸の如き芳香族スルホ
ン酸、好ましくは塩酸の添加により、7より小さいpH、
好ましくは1〜5のpHに酸性化される。温度は−10〜+
60℃、好ましくは0〜40℃の範囲内にあってよい。その
後の重合工程のためには、遊離酸と対応するアルカリ金
属塩またはアンモニウム塩の混合物が得られる程度の酸
性化するのが有利であろう。酸は過剰の塩基を中和し、
α−クロロアクリル酸および/またはα−クロロクロト
ン酸塩の一部のみを対応する遊離酸の形に変成するに十
分な量で添加されるべきである。一般に、0.4〜2モ
ル、好ましくは0.4〜1モルの酸(好ましくは塩酸)を
アルキルエステル1モル当りに添加する。
α−クロロアクリル酸および/またはα−クロロクロ
トン酸は、pH条件によって、遊離酸形でまたは塩形との
混合物の形で得ることができる。
単量体酸または酸塩を溶液中に重合を起こすことなく
一時的に貯蔵することが望ましい場合には、重合禁止
剤、通常はヒドロキノンまたはヒドロキノンモノメチル
エーテルを添加するのが有利であろう。禁止剤は、通
常、モノマーの重量に対して30〜100ppmの量で添加され
る。
α−クロロアクリル酸またはα−クロロクロトン酸の
重合(または両方の酸の混合物の場合には共重合)は、
通常、酸性条件下、好ましくは1〜5、さらに好ましく
は1〜3.5の範囲のpHにおいて単量体酸が製造されたと
同じ水性媒体中で実施される。重合反応のために普通に
用いられる触媒、例えば、アゾ化合物、特に4,4′−ア
ゾ−ビス(4−シアノペンタン酸)またはアゾ−ビス−
iso−ブチロニトリル、パーオキシ化合物、例えば、ク
メンヒドロペルオキシド、ナトリウムパーボレート、過
酸化水素またはカリウムペルオキシジスルフェート、ま
たは酸化剤として上記の如きパーオキシ化合物を含み、
還元剤として、例えば、亜二チオン酸ナトリウムまたは
亜鉛酸水素ナトリウムを含むレドックス系が反応媒体に
添加される。上記触媒のうちでは、パー化合物(per−c
ompounds)、特に過酸化水素が好ましく、過酸化水素は
そのままでまたはH2O2生成化合物、例えば、過酸化カリ
ウムの形で用いることができ、過酸化水素の直接的な使
用が好ましい。触媒は、通常の量で、例えば、モノマー
1モル当り少なくとも0.0001モルの量で用いることがで
きる。触媒がアゾ化合物である場合、これはモノマー1
モル当り0.0001〜0.005モル、さらに好ましくは、0.000
2〜0.003モルの量で用いられるのが好ましい。触媒がパ
ー化合物(特にH2O2)である場合、モノマー1モル当り
0.005〜3.25モルの量で用いられるのが好ましい。ナト
リウム塩の平均分子量Mwが2000〜10000(好ましくは300
0〜10000、さらに好ましくは4000〜8000)の範囲にある
ポリマーの製造のためには、パー触媒は、好ましくはモ
ノマー1モル当り0.1〜3.25モル、さらに好ましくは0.2
〜3モルの量で用いられる。重合(または共重合)は、
通常、用いられる触媒によって、室温以上150℃以下の
温度で行われる。触媒としてレドックス系が用いられる
場合、重合は少なくとも20℃の温度において行うことが
でき、パーオキシ化合物の存在下では、重合は少なくと
も40℃、好ましくは少なくとも50℃の温度で行うことが
でき、触媒としてアゾ化合物が用いられる場合、重合は
少なくとも60℃、好ましくは少なくとも70℃の温度で実
施されるのがよい。所望ならば、重合はオートクレーブ
中で実施することができる。好ましい温度範囲は、重合
触媒としてアゾ化合物が用いられる場合には80〜105℃
であり、重合触媒としてパーオキシ化合物が用いられる
場合には70〜90℃、特に80℃未満である。
所望される分子量によって、重合の前に、連鎖移動
剤、例えば、チオグリコール酸、チオグリコール酸メチ
ル、SH2、n−C2〜4メルカプタンまたは水溶性アル
コールを触媒量で添加するのが有利であろう。
ポリマー中のα−塩素原子のヒドロキシ基による置
換、通常、重合に対して上記したと同じ温度範囲および
類似のpH条件下に行うことができる。好ましくは、クロ
ロハイドロリシスは重合とほとんど同時に行われる。α
−塩素原子がヒドロキシで置換されたらすぐに、ラクト
ン化が起こり、ほとんど同時にポリラクトンが生成され
る。ラクトン化は、部分的であっても全体的であっても
よい。
得られるポリラクトンは水に不溶であり、水性反応媒
体中に固体とて存在する。これらは公知の方法で、例え
ば、濾過または遠心分離および水洗により単離すること
ができる。所望ならば、ポリラクトンは、水性塩基、例
えば、水酸化アルカリ金属、例えば、LiOH、NaOHまたは
KOH、水酸化アンモニウムまたはアミン、例えば、トリ
−(β−ヒドロキシ−C2〜3アルキル)アミン、好ま
しくは水酸化ナトリウムとの反応により対応するポリ−
(α−ヒドロキシカルボン酸)塩に変成されてもよい。
ポリ−(α−ヒドロキシカルボン酸)塩は、また、ポリ
ラクトンの中間的な単離をすることなく、ポリラクトン
含有反応媒体に水性塩基を添加することにより直接的に
得ることもできる。
ラクトン形にあるとまたは塩形にあるとに関わらず、
得られるポリマーの分子量は広範囲にある。有利には、
それらは1000〜1000000、好ましくは1000〜500000、特
に2000〜140000(ナトリウム塩に対して)の平均分子量
を有する。ポリラクトンおよび対応するポリ−(α−ヒ
ドロキシカルボン酸)塩、特にポリ−(α−ヒドロキシ
アクリル酸)塩は公知の化合物である。これらは、例え
ば、金属イオン封鎖剤、アルカリ性パーオキシ漂白液に
おける助剤、または分散剤として用いられる。
本発明の方法は、ポリラクトンがアクリル酸アルキル
および/またはプロトン酸アルキルから、高い収率をも
って、中間的な単離工程なしに直接的に製造され、かつ
1つの容器中で(1ポットプロセスとして)実施するこ
とができるという点で特に有利である。
本発明の好ましい態様によれば、ポリ−(α−ヒドロ
キシアクリル酸)のポリラクトン、またはアルカリ金属
ポリ−(α−ヒドロキシアクリレート)が好ましい。
下記の例は、本発明をさらに説明するためのものであ
る。特記しない限り、部は重量で示し、温度は摂氏度で
ある。
例1 86g(1モル)のアクリル酸メチルおよび2.58gのジメ
チルホルムアミドを室温で三ツ口フラスコ中に入れる。
フラスコを窒素でパージ後、71gの塩素を光の介在なし
に、室温で、温度が30゜を超えないような速度で、混合
物中に通す。2,3−ジクロロプロピオン酸メチルが94%
以上の純度をもって得られる。
285mlの水中50gの水酸化ナトリウムの溶液を、温度が
−5〜0゜に保持されるような速度で、2.5時間にわた
り、得られた2,3−ジクロロプロピオン酸メチルに滴加
する。さらに2.5時間後、70mlの水中50gの水酸化ナトリ
ウムの溶液を、温度が0゜を超えないような速度で反応
混合物に滴加する。得られた混合物を、次いで、0゜で
5時間撹拌し、0〜15゜で1夜間放置する。得られたα
−クロロアクリル酸ナトリウムを、100gの36%塩酸を添
加することにより0゜でα−クロロアクリル酸に変成す
る。反応混合物は2.5のpHを有する。
α−クロロアクリル酸を単離することなく、反応混合
物を95〜98゜に加熱し、60mlの水中0.34gの4,4′−アゾ
−ビス−(4−シアノペンタン酸)の溶液をこれに、撹
拌下に、数滴の2N水酸化ナトリウムとともに15時間で滴
加する。これにより固体が沈澱する。次いで、反応をさ
らに沸騰に加熱し、3時間還流する。冷却後、反応混合
物を濾過し、濾過ケーキを水洗し、次いで乾燥する。こ
のようにして、ポリ−(α−ヒドロキシアクリル酸)の
ポリラクトン81.4gが、微量分析による90%の収率をも
って得られる。
例2 下記の変更を加えて例1の操作を繰り返した。
得られた2,3−ジクロロプロピオン酸メチルに440gの2
6%塩化ナトリウム水溶液を添加する。0゜に冷却後、1
63.2gの25%水酸化アンモニウム溶液(NH3として計算)
を、温度が0℃より低く保たれるような速度において、
1時間で滴加する。次いで、反応混合物を0゜で5時間
撹拌し、次いで0〜15゜で1夜間放置する。次に、混合
物をさらに例1に述べたようにして処理し、ポリラクト
ンを得る。
例3 258gのアクリル酸メチルを750mlの四ツ口フラスコに
入れ、7.7gのジメチルホルムアミドと反応させる。フラ
スコを窒素でパージ後、213gの塩素を、光の介在なし
に、混合物中に通す。温度が20゜から40〜45゜に上昇す
るけれども、45゜を超えてはならない。塩素の添加が完
了したら、混合物をさらに45゜で30分間撹拌して、反応
を完了させ、次いで50゜に加熱し、塩素がもはや媒体中
から発生しなくなるまで排気する。理論収量の99.6%に
相当する477gの2,3−ジクロロプロピオン酸メチルが97
%以上の純度をもって得られる。
159gの得られた2,3−ジクロロプロピオン酸メチルお
よび239gの水を四ツ口フラスコに入れる。撹拌下に、26
6gの30%水酸化ナトリウム溶液を、40゜を超えない温度
において、3時間で滴加する。次に、α−クロロアクリ
ル酸ナトリウムの透明な溶液が得られ、これにさらに38
%HCl溶液50gを、40゜を超えない温度において約60分間
で、滴加する。得られたpHは2.5である。反応混合物を9
5゜に加熱し、次いで20mlの水中0.113gの4,4′−アゾ−
ビス−(4−シアノペンタノン酸)の溶液を1時間滴加
する。触媒の添加が完了したら、反応混合物をさらに1
時間で95゜に加熱し、室温に冷却後、得られた沈澱を濾
過し、塩素が含まれなくなるまで洗浄し、50゜で真空乾
燥する。触媒の添加の間に、エステルが順次に重合、ク
ロロハイドロリシスおよびラクトン化に付される。反応
の終わりに、ポリ−(α−ヒドロキシアクリル酸)のポ
リラクトンの沈澱が実質的に完了する。
約45%の炭素含有量を有する白色粉末。収量73.5g。
例4 例3の操作を繰り返したが、ここでは触媒として0.11
3gの4,4′−アゾ−ビス−(4−シアノペンタン酸)を1
gの37%過酸化水素に置き換える。得られたポリラクト
ンの収量、C分析および特徴は例3のポリマーのそれに
相当する。
例5 例4の操作を繰り返すが、ここでは重合を5gの40容量
%の過酸化水素の存在下に95゜の代わりに75゜で行い、
反応混合物をさらに75゜で1時間処理して反応を完了さ
せる。得られたポリラクトンの収量、C分析および特徴
は、例4のポリマーのそれと同様である。
例6 例5の操作を繰り返すが、ここでは過酸化水素の添加
前に0.003gのチオグリコール酸を反応混合物に添加す
る。得られたポリラトンの収量、C分析および特徴は例
5のポリマーのそれと同様である。
例7 撹拌機およ温度計を備える2.5のフラスコに258gの
アクリル酸メチルを入れ、7.7gのジメチルホルムアミド
を添加する。次に、213gの塩素を、光の存在なしに、混
合物中に、反応混合物の温度が40゜を超えないような速
度で通す。塩素化反応が完了したら、過剰の塩素を真空
で除去し、得られた生成物を有機相の水中への良好な分
布が得られるまで503gの脱イオン水とともに撹拌する。
次に、800gの30%水酸化ナトリウム溶液を滴加する。温
度が20〜40゜に上昇し、次いで冷却により40゜に保持さ
れる。2.5時間後に滴加を完了する。温度をさらに30分
間40゜に保持し、次いで180gの30%塩酸溶液をこの温度
において30分内に得られたα−クロロアクリル酸ナトリ
ウム溶液に滴加する。酸の添加後、反応溶液のpHは約2.
5である。75gの35%過酸化水素を次いで5分内に添加
し、これによって反応混合物が濁る。次に、反応混合物
を絶えず加熱して1時間内に40゜から75゜に昇温し、75
゜でさらに3時間撹拌し、次いで室温に冷却する。得ら
れたポリラクトン懸濁液を吸引濾過し、9000gの脱イオ
ン水で洗浄する。27%の固形分を有するベージュ色の濾
過ケーキが得られる。濾過ケーキを110゜で乾燥する。
例8 例7の操作を繰り返してポリラクトン懸濁液を製造す
る。得られたポリラクトン懸濁液を濾過せず、450gの30
%水酸化ナトリウム溶液と50〜60゜において直接的に反
応させる。得られたわずかにくもった茶赤色の溶液に、
7gの35%過酸化水素を添加し、混合物全体を60゜で30分
間撹拌する。
得られたポリ−(α−ヒドロキシアクリル酸)ナトリ
ウムは4865の分子量Mwを有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 レネ フライ スイス国,4125 リーエン,イム ヒル スハルム 49 (56)参考文献 特開 昭63−251410(JP,A) 特開 昭52−86487(JP,A) 特公 昭54−5839(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08F 8/12 - 8/16 C08F 20/00 - 20/70 C08F 120/00 - 120/70 C08F 220/00 - 220/70

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】いずれの工程においても中間生成物を単離
    することなく、(i)アクリル酸アルキルまたはクロト
    ン酸アルキルまたはそれらの混合物を溶剤を添加するこ
    となく、かつ気体状の塩素を添加して塩素化して対応す
    る2,3−ジクロロプロピオン酸アルキルエステルまたは
    2,3−ジクロロ酪酸アルキルエステルまたはそれらの混
    合物とし、(ii)得られた2,3−ジクロロプロピオン酸
    アルキルエステルまたは2,3−ジクロロ酪酸アルキルエ
    ステルまたはそれらの混合物を水酸化アルカリ金属また
    は水酸化アンモニウムの水溶液で処理して脱塩酸して対
    応する塩に変性し、(iii)次いで得られた塩を含む反
    応混合液を酸性条件下に重合せしめてポリ(α−ヒドロ
    キシアクリル酸および/またはクロトン酸)のポリラク
    トンを得、(iv)そして得られたポリラクトンをそのま
    ま単離することなく水性塩基により対応するポリ−(α
    −ヒドロキシカルボキシレート)に加水分解することを
    特徴とするポリー(α−ヒドロキシカルボキシレート)
    の製造方法。
JP63165174A 1988-07-04 1988-07-04 ポリー(α−ヒドロキシカルボキシレート)の製法 Expired - Fee Related JP2798212B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63165174A JP2798212B2 (ja) 1988-07-04 1988-07-04 ポリー(α−ヒドロキシカルボキシレート)の製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63165174A JP2798212B2 (ja) 1988-07-04 1988-07-04 ポリー(α−ヒドロキシカルボキシレート)の製法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10036280A Division JP3055775B2 (ja) 1998-02-18 1998-02-18 α−クロロ−アクリル酸および/またはクロトン酸のアルカリ金属および/またはアンモニウム塩の製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0220517A JPH0220517A (ja) 1990-01-24
JP2798212B2 true JP2798212B2 (ja) 1998-09-17

Family

ID=15807261

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63165174A Expired - Fee Related JP2798212B2 (ja) 1988-07-04 1988-07-04 ポリー(α−ヒドロキシカルボキシレート)の製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2798212B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4803037B2 (ja) * 2004-11-16 2011-10-26 ダイキン工業株式会社 含フッ素2−クロロアクリル酸エステルの製法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63251410A (ja) * 1987-04-09 1988-10-18 Nippon Peroxide Co Ltd ポリ−α−ヒドロキシアクリル酸に対応するポリラクトンの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0220517A (ja) 1990-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4059618A (en) Tetrahalogen xylylene diacrylates, tetrahalogen xylyl acrylates, pentahalogen benzyl acrylates, and substituted acrylates
US5072028A (en) Process for the preparation of bromo-substituted aromatic esters of α,β-unsaturated acids
JPS59187003A (ja) 末端にメルカプト基を有するポリビニルアルコ−ル系重合体およびその製法
EP0614874A2 (fr) Procédé de fabrication d'esters halogénés d'acides carboxyliques ou dicarboxyliques
JP2798212B2 (ja) ポリー(α−ヒドロキシカルボキシレート)の製法
US4778865A (en) Alpha-aminomethylene phosphonate betaines and polymers prepared therewith
JP3055775B2 (ja) α−クロロ−アクリル酸および/またはクロトン酸のアルカリ金属および/またはアンモニウム塩の製法
KR970005475B1 (ko) 폴리-[α-히드록시-(아크릴,크로톤,또는 아크릴+크로톤)산]의 폴리락톤류 및 상응하는 염류의 제조방법
US5037915A (en) Ester of monoperoxy oxalic acid as polymerization initiators
GB2219800A (en) Production of polylactones
US5847061A (en) Process for producing polymers having terminal functional group which may be protected
JP4271348B2 (ja) 1,3−アダマンタンジカルボン酸ジ−tert−ブチルの製造方法
JPH11501314A (ja) スチルベンジカルボン酸のエステル類の調製方法
US3165546A (en) Diaryl peroxides by reaction of hypochlorites on corresponding hydroperoxides
EP0095860A2 (en) Polymerisation of vinyl chloride monomer
EP0049966A1 (en) Use of diperesters in the polymerisation of vinyl chloride monomer
JP2865780B2 (ja) 高分子化合物及びその製造法
DE3820785C2 (de) Verfahren zur Herstellung von Polylactonen
EP0414396A1 (en) N-Hydroxyalkyl-mercaptoalkanamides
US5523466A (en) Diacylperoxide esters
JP4348800B2 (ja) 新規なカルボキシル基含有アゾアミド化合物
US3933775A (en) 2[(1-Cyano-1-methylethyl)azo]-2-methylpropionamide
JPH0372086B2 (ja)
JPH026481A (ja) 4−ヒドロキシクマリンの製造法
JPH03174407A (ja) 片末端にメルカプト基を有するポリビニルアルコール系重合体の製法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees