JP2797102B2 - 酸性ホスフアターゼ活性測定用試液 - Google Patents

酸性ホスフアターゼ活性測定用試液

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] 本発明は、血液、尿等生体試料中の酸性ホスファター
ゼ(以下、ACPと略記する)。活性測定用試液に関す
る。
[発明の背景] ACPは、前立腺、肝臓、脾臓、顆粒球、赤血球、骨等
各組織に広く分布しているが、前立腺組織とその分泌液
中に特に大量に含まれており、前立腺導管の閉塞によっ
て血中濃度が上昇することから、前立腺疾患の診断指標
として利用されている。
従来のACP活性の測定方法としては、使用する基質で
分類すると、グリセロリン酸法、フェニルリン酸法、p
−ニトロフェニルリン酸法、α−ナフチルリン酸法、チ
モールフタレインモノリン酸法、ブロムフェノールブル
ーモノリン酸法、2,6−ジクロル−4−ニトロフェニル
リン酸法等が報告されている。これらのうち試料中に共
存する物質による影響を比較的受け難く、レイトアッセ
イによる測定が可能な方法としては、α−ナフチルリン
酸法、ブロムフェノールブルーモノリン酸法、2,6−ジ
クロル−4−ニトロフェニルリン酸法等が挙げられる。
しかしながら、α−ナフチルリン酸法はACPにより分解
遊離したα−ナフトールをジアゾ試薬を用いてジアゾカ
ップリング反応により発色させるものであるので、この
反応の阻害剤である還元性物質の影響を受け易い。一
方、ブロムフェノールブルーモノリン酸法や,2,6−ジク
ロル−4−ニトロフェニルリン酸法に於いては、ACPに
より分解遊離するブロムフェノールブルーや2,6−ジク
ロル−4−ニトロフェノール等を直接測定するため、試
料中に共存する物質による影響は軽微であるが、基質そ
のものの安定性が悪く、測定試液中のみならず、固形状
態で保存した場合でも化学的な分解が起こり易く、それ
故基質を使用直前に合成或は精製する必要があったり、
測定試液調製後極く短時間しか使用できない等の問題が
あった。
これに対し、基質の分解を防ぐ代りに、従来の基質よ
りも安定性の良い2−クロル−4−ニトロフェニルリン
酸を用いる方法も開発されている(特公昭58−6480号公
報、特開昭62−96099号公報、特開昭62−115298号公
報)。この2−クロル−4−ニトロフェニルリン酸は溶
液中での安定性は従来のものに比較して良く、その点に
関しては問題はない。しかしながら、この方法に於いて
は、ACPとの反応の結果遊離される、2−クロル−4−
ニトロフェノールのpKaが5.4付近である(pH5.4の溶液
中で50%しか解離しないことを意味する。)ため、ACP
の至適pHである5〜6の範囲で検出感度が低く、レイト
アッセイによる測定には利用できないという問題があっ
た。
この問題を解決すべく、2−クロル−4−ニトロフェ
ニルリン酸を基質として含むACP活性測定用試液に、シ
クロデキストリン(以下、CDと略記する。)、クラウン
エーテル等の包接化合物を共存させ、ACPとの反応の結
果遊離する2−クロル−4−ニトロフェノールの見かけ
のpKaをより酸性側に移行させて、検出感度を上昇させ
る方法が特表昭58−501357号公報及び特開昭62−115298
号公報に開示されている。しかしながら、この方法によ
り調製されたACP活性測定用試液に於いては、遊離して
くる2−クロル−4−ニトロフェノールの検出感度は上
昇するが、反面、基質である2−クロル−4−ニトロフ
ェニルリン酸の測定試液中での安定性が著しく低下する
という現象が起こる。このため、この方法を利用したAC
P測定用の試液に於いては、測定試液を基質溶液と包接
化合物溶液との2つに分ける、所謂2液法としなければ
実際の測定には応用し難く、更なる改良が望まれてい
た。
[発明の目的] 本発明は、上記した如き状況に鑑みなされたもので、
レイトアッセイに使用でき且つ安定性に優れたACP活性
測定用試液を提供することを目的とする。
[発明の構成] 本発明は、一般式[I] (式中、R1及びR4は何れか一方がハロゲン原子を示し、
他方は水素原子又はメチル基を示す。また、R2及びR3
夫々独立して水素原子、低級アルキル基、ヒドロキシア
ルキル基、スルホアルキル基、カルボキシアルキル基、
スルホニルアルキル基、チオアルキル基、低級アルコキ
シ基、スルホン酸基、カルボキシル基又はハロゲン原子
を示す。)で表わされる2−ハロ−4−ニトロフェニル
リン酸(以下、HNPと略記する。)又はその誘導体、又
はそれらの塩類と、21個の水酸基のうち、少なくとも2
個以上が炭素数2〜4のカルボキシアルキル基、炭素数
2〜4のスルホアルキル基、炭素数2〜4のモノ又はジ
ヒドロキシアルキル基、又はメチル基であるβ−CD誘導
体とを含んでなる酸性ホスファターゼ活性測定用試液で
ある。
即ち、本発明者らは、レイトアッセイに使用でき且つ
安定性に優れたACP活性測定用試液を開発すべく鋭意研
究を重ねた結果、HNP又はその誘導体、又はそれらの塩
類(以下、HNP等と略記する。)を本発明に係る特定のC
D誘導体と共存させた場合には、ACPの作用によりHNP等
から生成する2−ハロ−4−ニトロフェノール(以下、
HNと略記する。)又はその誘導体の見かけのpKaを小さ
くして、ACPの至適pH範囲内でほぼ100%解離させること
ができることのみならず、HNP等の溶液中での安定性
が、α又はβ−CDと共存させた場合に比較して、著しく
向上し、α又はβ−CDを使用する場合には2液法の形態
で使用せざるを得なかった、ACP活性測定用試液を1液
法の形態で利用できることを見出し本発明を完成するに
至った。
一般式[I]で示される本発明に係るHNP又はその誘
導体に於いて、R1又はR4で示されるハロゲン原子として
は、例えば塩素,臭素,沃素,弗素等が挙げられる。ま
た、R2,R3で示される低級アルキル基としては、例えば
メチル基,エチル基,プロピル基,ブチル基,アミル基
等炭素数1〜5の直鎖状若しくは分枝状のアルキル基が
挙げられ、ヒドロキシアルキル基、スルホアルキル基、
カルボキシアルキル基、スルホニルアルキル基、チオア
ルキル基のアルキル基としては、例えばメチル基,エチ
ル基,プロピル基,ブチル基,アミル基等炭素数1〜5
の直鎖状若しくは分枝状のアルキル基が挙げられ、低級
アルコキシ基としては、例えばメトキシ基,エトキシ
基,プロポキシ基,ブトキシ基等炭素数1〜4の直鎖状
若しくは分枝状のアルコキシ基が挙げられ、ハロゲン原
子としては、例えば塩素,臭素,沃素,弗素等が挙げら
れる。また、スルホン酸基,スルホアルキル基のスルホ
ン酸基、カルボキシル基,カルボキシルアルキル基のカ
ルボキシル基は、例えばナトリウム,カリウム,リチウ
ム等のアルカリ金属塩やアンモニウム塩等の如き塩の形
になっていてもよい。また、一般式[I]で示される本
発明に係るHNP又はその誘導体の塩類としては、例えば
ナトリウム,カリウム,リチウム等のアルカリ金属塩、
アンモニウム塩、例えばトリエタノールアミン塩,トリ
エチルアミン塩,シクロヘキシルアミン塩等の有機塩基
の塩等が挙げられる。
一般式[I]で示される本発明に係るHNP又はその誘
導体の各種塩類の中で、例えば2−クロル−4−ニトロ
フェニルリン酸のモノカリウム塩、モノアンモニウム
塩、モノ(エチル 2−ヒドロキシエチルアンモニウ
ム)塩、モノ(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル
アンモニウム)塩、モノ[1,1−ビス(ヒドロキシエチ
ルメチル)−2−ヒドロキシエチルアンモニウム]塩、
モノ(2−ヒドロキシエチルアンモニウム)塩等は保存
時の安定性及び水に対する溶解性が他と比べて特に優れ
ているので本発明で用いる基質として特に好ましい。
一般式[I]で示される本発明に係るHNP又はその誘
導体は、自体公知のリン酸エステルの合成方法、例えば
実験化学講座19,有機化合物の合成I,第3版,206〜210頁
[丸善(株)発行]等に記載の方法に従って容易に合成
し得る。即ち、例えば、HN又はその誘導体を例えばベン
ゼン,トルエン等適当な溶媒に溶解し、ピリジン等の脱
塩酸剤の存在下、オキシ塩化リンを加えて反応させた
後、水を加えて加水分解し、水層より抽出或は析出させ
ることにより目的とするHNP又はその誘導体を得ること
ができる。また、これを所望の塩基又は塩類で造塩反応
させることにより、本発明に係るHNP又はその誘導体の
塩類を容易に得ることができる。
本発明に係るHNP等のACP活性測定用試液中の濃度とし
ては、3〜10mM程度が好ましく用いられる。
本発明に於いて用いられる特定のCD誘導体としては、
β−CDの21個の水酸基の内、少なくとも2個以上が炭素
数2〜4のカルボキシアルキル基、炭素数2〜4のスル
ホアルキル基、炭素数2〜4のモノ又はジヒドロキシア
ルキル基、又はメチル基で置換されたβ−CD誘導体が挙
げられる。
本発明に係るβ−CD誘導体に於いて、上記した如き置
換基で置換された残りの水酸基は、無置換である場合が
一般的であるが、その一部又は全てが他の基に置き換わ
っているものでも、それらの置換基が本発明の効果を損
なわないような基であるならば、これを妨げない。
本発明に係るβ−CD7誘導体の具体例としては、例え
ばカルボキシメチル−β−CD、カルボキシエチル−β−
CD、カルボキシメチルエチル−β−CD、スルホプロピル
−β−CD、ヒドロキシエチル−β−CD、2−ヒドロキシ
プロピル−β−CD、3−ヒドロキシプロピル−β−CD、
2,3−ジヒドロキシプロピル−β−CD、メチル−β−CD
等が挙げられるが、勿論これらに限定されるものではな
い。
これら本発明に於いて使用されるβ−CD誘導体は、例
えば、米国特許第3,453,258号明細書;米国特許第3,45
3,259号明細書;米国特許第3,459,731号明細書等に記載
の一般的製造法により容易に合成することができるの
で、そのようにして合成されたものを用いることで足り
る。
これら本発明に係るβ−CD誘導体は、単独で用いても
よいし、2種以上併用してもよく、その使用量としては
基質として用いられるHNP等と等モル〜5倍モル量程度
が好ましく用いられる。
HNP等と特定のβ−CD誘導体を含んでなる本発明の測
定用試液に、更にフェノール、フェノール誘導体及びサ
リチル酸誘導体からなる群より選ばれた少なくとも一種
の化合物を共存させると、安定性が更に向上するので望
ましい。そのような安定化作用を有する化合物(以下、
安定化剤と略記する。)としては、本発明に係る特定の
β−CD誘導体との包接に係る相互作用がHNP等より強い
がHN等より弱いものであって、ある程度の水溶性を有す
るものであれば特に限定されることなく挙げられるが、
例えばフェノール、例えばp−フェノールスルホン酸,
2,3−ジクロロフェノール,2,4−ジクロロフェノール,2,
5−ジクロロフェノール,2,6−ジクロロフェノール,3,4
−ジクロロフェノール,3,5−ジクロロフェノール,4−ク
ロロ−2−メチルフェノール,4−クロロ−3−メチルフ
ェノール,2−クロロ−4,5−ジメチルフェノール,4−メ
トキシフェノール,2,4,6−トリクロロフェノール,4−ク
ロロ−3,5−ジメチルフェノール,3,5−ジメチルフェノ
ール,4,4′−チオジフェノール等のフェノール誘導体、
例えば5−ブロモサリチル酸,5−クロロサリチル酸,5,
5′−チオジサリチル酸等のサリチル酸誘導体等が好ま
しく挙げられる。
これら安定化剤は、単独で用いてもよいし、2種以上
併用してもよく、その使用量としては、ACP活性測定用
試液に沈殿等が生じない範囲であれば特に限定されない
が、基質といて用いられるHNP等の0.5倍モル量以上、好
ましくは等モル〜5倍モル量程度が用いられる。
また、これら安定化剤の安定化効果は、一般に、基質
であるHNP等に比較して、親水性の弱いもののほうが優
れている。このことから、これらの化合物がHNP等の自
然分解を防止する機構としては、共存するβ−CD誘導体
との包接反応に於いて競合反応をするためではないかと
推察される。即ち、HNP等は、β−CD誘導体により包接
されることによって分解速度が加速されていると考えら
れるが、この溶液中に、更に上記した如き安定化剤を共
存させた場合には、β−CD誘導体は、HNP等とよりも、
これら安定化剤と優先的に包接化合物を形成し、その結
果β−CDとHNP等との包接化合物の形成を妨害するため
に、その安定性が向上すると推察される。
本発明の測定用試液を用いるACP活性測定法の方法そ
れ自体は、測定用試液として本発明の測定用試液を用い
る以外は自体公知のACP活性測定法の常法に従ってこれ
を行えば足りる。即ち、例えば、Enzyme,20,248〜256頁
(1975)等に記載の方法に準拠し、ACPの酵素反応によ
り遊離した2−ハロ−4−ニトロフェノール又はその誘
導体を比色し、ACP活性を測定すればよい。
また、前立腺癌の診断の場合に、L(+)酒石酸がAC
Pの内の前立腺画分を抑制する作用があることを利用
し、これを用いて測定を行うことがあるが、このような
場合にも本発明の測定試液は当然のことながら既存のAC
P活性測定用試液と同様に使用可能であることは言うま
でもない。
本発明の測定法に於いて用いられる緩衝剤その他の試
薬類は自体公知の測定法に於いて用いられるものに準じ
てこれを用いればよく、また、測定時のpHや測定温度等
の測定条件も自体公知のACP活性測定法のそれに準じて
行うことで足りる。
本発明のACP活性測定用試液は、血液、尿等生体試料
中のACP活性の測定に極めて有効に使用でき、その測定
法として、一点測定法、レイトアッセイ法等の何れにも
適用できる。また、本発明のACP活性測定用試液を用い
る測定法は、用手法に用い得ることは勿論であるが、自
動分析装置への適用性もよく、殊に本発明のACP活性測
定用試液とL(+)酒石酸を含む緩衝液とを組み合わせ
て用いれば、1チャンネル内で総ACP活性と前立腺由来
外ACP活性とを連続して測定でき非常に有利である。
尚、本発明のACP活性測定用試液の成分を適宜2液に分
割して、2液法としてACP活性の測定を行っても、同様
に測定し得ることは言うまでもない。
本発明のACP活性測定用試液の調製方法としては、蒸
留水や精製水により所定量に溶解すれば目的の組成とな
るように調製された凍結乾燥品として保存しておき、必
要に応じて溶解して調製する方法、或は基質であるHNP
等を含む溶液とそれ以外の必要成分を含む溶液とを調製
して保存しておき、これを用時適宜混合することにより
調製する方法等、自体公知の臨床検査用試薬の調製方法
に準じてこれを行えばよい。
以下に実験例及び実施例を挙げて、本発明を更に詳細
に説明するが、本発明はこれらにより何ら限定されるも
のではない。
[実施例] 実験例1.2−クロル−4−ニトロフェノールの分子吸光
係数の測定 (緩衝液) コハク酸5.9gを蒸留水800mlに溶解し、これを2Nの水
酸化カリウム溶液でpH6.0に調整した後、全量1000mlと
して緩衝液とした。
(操作法) 上記緩衝液に、本発明に係るCD誘導体を8mM及び2−
クロル−4−ニトロフェノールを0.5mMとなるように添
加したものを試料として、常法により2−クロル−4−
ニトロフェノールの分子吸光係数を求めた。
(結果) 得られた結果を表1に示す。
実験例2.基質の安定性の検討 (基質緩衝液) 実験例1で使用した緩衝液に、2−クロル−4−ニト
ロフェニルリン酸モノアンモニウムが4mM及び本発明に
係るCD誘導体が8mMとなるように溶解し、基質溶液とし
た。
(操作法) 基質緩衝液の調製直後の410nmの吸光度E0及びそれを
室温で3日間保存した後の410nmの吸光度E3を測定し
た。
また、CD誘導体無添加の基質緩衝液を調製し、上記と
同様にして、CD誘導体無添加の基質緩衝液の調製直後の
410nmの吸光度EB10及びそれを室温で3日間保存した後
の410nmの吸光度EB13を測定した。
これらの値を下記式に代入して、分解率Dを求めた。
尚、式中、εCDは、実験例1で求めた所定のCD誘導体を
用いた場合の2−クロル−4−ニトロフェノールの分子
吸光係数を、εはCD誘導体無添加の場合の2−クロル−
4−ニトロフェノールの分子吸光係数を夫々示す。
A=(E3−E0)÷εCD A0=(EB13−EB10)÷ε D(%)=A÷A0×100 (結果) 得られた結果を表1に併せて示す。
比較例1.無置換CDを用いた場合の2−クロル−4−ニト
ロフェノールの分子吸光係数の測定 実験例1に於いて、本発明に係るCD誘導体の代りにα
−CD、β−CD又はγ−CDを用いた以外は、実験例1と同
様の操作法により2−クロル−4−ニトロフェノールの
分子吸光係数を求めた。
(結果) 得られた結果を表1に併せて示す。
比較例2.無置換CDを用いた場合の基質の安定性の検討 実験例2の基質溶液に於いて、本発明に係るCD誘導体
の代りにα−CD、β−CD又はγ−CDを用いた以外は、実
験例2と同様の操作法により分解率Dを求めた。
(結果) 得られた結果を表1に併せて示す。
尚、下記表に於いて、3HP−β−CDは3−ヒドロキシ
プロピル−β−CDを、M−β−CDはメチル−β−CDを、
2,3DHP−β−CDは2,3−ジヒドロキシプロピル−β−CD
を、2HE−β−CDは2−ヒドロキシエチル−β−CDを、S
P−β−CDはスルホプロピル−β−CDを夫々示す。
また、置換度は、β−CD中に存在する21個の水酸基の
うち、置換基が導入された個数を表わす。
この結果から明らかな如く、本発明に係るCD誘導体を
包接化合物として用いた場合、2−クロル−4−ニトロ
フェノールの溶液中での分子吸光係数はα−又はβ−CD
を用いた場合とほぼ同等の値を示し、且つ基質の溶液中
での安定性はα−及びβ−CDに比較して明らかに改善さ
れていることが判る。
実験例3.フェノール、フェノール誘導体及びサリチル酸
誘導体類の添加効果の検討 HNP等とCD誘導体を共存させたACP活性測定用試液に、
安定化剤としてフェノール、フェノール誘導体又はサリ
チル酸誘導体を更に添加した場合のACP活性測定用試液
の安定化効果について検討を行った。
(試液) 以下の組成の緩衝液を試液とした。
コハク酸 50mM 2−クロル−4−ニトロフェニルリン酸モノアンモ
ニウム 4mM HP−β−CD(置換度:5.0) 8mM 安定化剤 4mM KOH 適当量 pH 6.0 (操作法) 所定の安定化剤を添加した試液の調製直後の410nmの
吸光度ES・B1及び室温で3日間保存後の410nmの吸光
度ESを測定した。
同様にして、安定化剤無添加の試液の調製直後の410n
mの吸光度ET・B1及び室温で3日間保存後の410nmの吸
光度ETを測定した。
このようにして得られた各測定値を次式に代入して、
安定化率Sを求めた。
S(%)=(ES−ES・B1)÷(ET−ET・B1)×100 得られた結果を表2−1及び2−2に示す。
表2−1及び2−2の結果から明らかな如く、本発明
に係る安定化剤を添加することにより、ACP活性測定用
試液の安定性が増加することが判る。
実験例4.安定化剤の至適添加量の検討(その1) 実験例3の結果から本発明に係る安定化剤の安定化効
果が確認できたので、その至適添加量の検討を行った。
(検体) 新鮮人血清を検体とした。
(試液) 以下の組成の緩衝液を試液とした。
コハク酸 50mM 2−クロル−4−ニトロフェニルリン酸モノアンモ
ニウム 4mM HP−β−CD(置換度:5.0) 8mM 安定化剤 所定濃度 KOH 適当量 pH 6.0 (操作法) (1)安定化率の検討 所定濃度の各安定化剤を添加した試液の調製直後の41
0nmの吸光度ES・B1及び室温で3日間保存した後の410
nmの吸光度ESを測定した。
同様にして、安定化剤無添加の試液の調製直後の410n
mの吸光度ET・B1及び室温で3日間保存した後の410nm
の吸光度ETを測定した。
このようにして得られた各測定値を次式に代入して、
安定化率Sを求めた。
S(%)=(ES−ES・B1)÷(ET−ET・B1)×100 (2)ACP活性測定への影響の検討 検体200μlと試液2.8mlとを良く混合し、37℃で2分
間放置した後、37℃で、410nmに於ける1分間あたりの
吸光度増加率ΔEを求めた。
試料の代りに蒸留水を用いて同様に操作しΔEB1を求
めた。
得られた(ΔE−ΔEB1)値を用い、1分間に1μmol
の2−クロル−4−ニトロフェノールを遊離する酵素量
を1単位(IU)として総ACP活性値A1(IU/l)を求め
た。
また、検体、蒸留水多び安定化剤無添加の試液を用い
て同様の操作を行い、総ACP活性A2(IU/l)を求めた。
このようにして得られたA1とA2とを次式に代入して、
安定化剤のACP活性測定への影響率Eff(%)を求めた。
Eff(%)=A1÷A2×100 得られた結果を表3−1、3−2及び3−3に示す。
実験例5.安定化剤の至適添加量の検討(その2) 実験例4の試液中のHP−β−CDの代りにM−β−CD
(置換度:14.0)を使用した以外は、実験例4と同じ検
体を用い、同様の操作法により検討を行った。
結果を表4に示す。
表3−1〜3及び表4の結果から明らかな如く、本発
明に係る安定化剤の必要量としては、HNP等に対して0.5
倍モル以上であることが判る。
また、実験例4及び5に於いて、ACPとの反応の結果
遊離してくる2−クロロ−4−ニトロフェノールの分子
吸光係数は安定化剤の添加により、何ら影響されなかっ
た。
実施例1. (試料) 新鮮人血清30検体を試料とした。
(試液) (1)基質緩衝液 以下の組成の緩衝液を基質緩衝液とした。
コハク酸 50mM 2−クロル−4−ニトロフェニルリン酸モノアンモ
ニウム 4mM M−β−CD(置換度:14.0) 8mM KOH 適当量 pH 6.0 (2)酒石酸溶液 以下の組成のものを酒石酸溶液とした。
L(+)酒石酸 100mM NaOH 適当量 pH 6.0 (操作法) 試料200μlと基質緩衝液2.8mlとを良く混合し、37℃
で2分間放置した後、37℃で、410nmに於ける1分間あ
たりの吸光度増加率ΔETを求めた。
次いで、前立腺由来外ACP活性を求めるために、これ
に酒石酸溶液700μlを加え良く混合し、37℃で1分間
放置した後、37℃で、410nmに於ける1分間あたりの吸
光度増加率ΔESを求めた。
試料の代りに蒸留水を用いて同様に操作しΔET・B1
及びΔES・B1を求めた。
得られた(ΔET−ΔET・B1)値と(ΔES−ΔE
S・B1)値とを用い、1分間に1μmolの2−クロロ−
4−ニトロフェノールを遊離する酵素量を1単位(IU)
として各試料中の総ACP活性値A1(IU/l)及び前立腺由
来外ACP活性値A2(IU/l)を求め、(A1−A2)値から前
立腺由来ACP活性値(IU/l)を求めた。
比較例1.p−ニトロフェニルリン酸を用いた前立腺由来A
CP活性の測定 (試料) 実施例1と同じ試料を用いた。
(試液) (1)基質緩衝液 以下の組成の緩衝液を基質緩衝液とした。
クエン酸・1水和物 50mM p−ニトロフェニルリン酸2ナトリウム・6水和物 10mM NaOH 適当量 pH 6.0 (2)酒石酸溶液 以下の組成のものを酒石酸溶液とした。
L(+)酒石酸 200mM NaOH 適当量 pH 6.0 (3)アルカリ溶液 2%水酸化ナトリウム溶液を用いた。
(操作法) 基質緩衝液100mlに蒸留水10mlを加えて良く混合し総A
CP活性測定用基質緩衝液とした。この0.5mlを37℃の恒
温槽中で3分間予備加温し、これに試料100μlを加え3
7℃で30分間保温後アルカリ溶液5.0mlを加え、405nmの
吸光度ETを求めた。試料の代りに蒸留水を用いて同様に
操作を行いET・B1を求めた。
基質緩衝液100mlに酒石酸溶液10mlを加えてよく混合
し前立腺由来外ACP活性測定用基質緩衝液とした。この
0.5mlを用いて前記と同じ試料と蒸留水について同様に
操作し、ES及びES・B1を求めた。
得られた(ET−ET・B1)値と(ES−ES・B1)値を
用い、1分間に1μmolのp−ニトロフェノールを遊離
する酵素量を1単位(IU)として、各試料中の総ACP活
性値B1(IU/l)及び前立腺由来外ACP活性値B2(IU/l)
を求め、(B1−B2)値から前立腺由来ACP活性値(IU/
l)を求めた。
実施例1及び比較例1により得られた結果を、表5−
1及び5−2に併せて示す。
表5−1及び5−2の結果から明らかな如く、実施例
1で用いた基質と比較例1で用いた基質とでは基質親和
性が異なるため、個々の測定値は夫々顕著に異なるが、
(実施例1で得られた測定値は比較例1で得られた値よ
りも総じて約15%高い。)、相関は極めて良好である。
実施例2. (試料) 新鮮人血清53検体を試料とした。
(試液) (1)基質緩衝液 以下の組成の緩衝液を基質緩衝液とした。
コハク酸 50mM 2−クロル−4−ニトロフェニルリン酸モノアンモ
ニウム 4mM M−β−CD(置換度:14.0) 8mM 5−ブロモサリチル酸 6mM KOH 適当量 pH 6.0 (2)酒石酸溶液 以下の組成のものを酒石酸溶液とした。
L(+)酒石酸 100mM NaOH 適当量 pH 6.0 (操作法) 試料200μlと基質緩衝液2.8mlとを良く混合し、37℃
で2分間放置した後、37℃で、410nmに於ける1分間あ
たりの吸光度増加率ΔETを求めた。
次いで、前立腺由来外ACP活性を求めるために、これ
を酒石酸溶液700μlを加えよく混合し、37℃で1分間
放置した後、37℃で、410nmに於ける1分間あたりの吸
光度増加率ΔESを求めた。
試料の代りに蒸留水を用いて同様に操作し、ΔE
T・B1及びΔES・B1を求めた。
得られた(ΔET−ΔET・B1)値と(ΔES−ΔE
S・B1)値を用い、1分間に1μmolの2−クロル−4
−ニトロフェノールを遊離する酵素量を1単位(IU)と
して、各試料中の総ACP活性値A1(IU/l)及び前立腺由
来外ACP活性値A2(IU/l)を求め、(A1−A2)値から前
立腺由来ACP活性値(IU/l)を求めた。
比較例2.p−ニトロフェニルリン酸を用いた前立腺由来A
CP活性の測定 (試料) 実施例2と同じ試料を用いた。
(試液) 市販の酸性ホスファターゼ活性測定用キット[酸性ホ
スファターゼ B−テストワコー(和光純薬工業(株)
社製)]を用いた。
(操作法) 上記のキットに添付された現品説明書の標準操作法に
従って行った。尚、各ACP活性値(IU/l)は、1分間に
1μmolのp−ニトロフェノールを遊離する酵素量を1
単位(IU)として求めた。
実施例2及び比較例2により得られた結果を、第1図
及び第2図に併せて示す。
第1図は実施例2で得られた総ACP活性値(IU/l)と
比較例2で得られた総ACP活性値(IU/l)の相関関係を
示すものであり、縦軸(Y)実施例1により得られた活
性値を、横軸(X)は比較例2により得られた活性値を
夫々示す。尚、得られた各活性値を統計処理した結果を
以下に示す。
平均値:Y=31.48、X=29.04。
相関係数:γ=0.988。
回帰直線式:Y=1.02X+1.93。
第2図は実施例2で得られた前立腺由来ACP活性値(I
U/l)と比較例2で得られた前立腺由来ACP活性値(IU/
l)との相関関係を示すものであり、縦軸(Y)は実施
例2により得られた活性値を、横軸(X)は比較例2に
より得られた活性値を夫々示す。尚、得られた各活性値
を統計処理した結果を以下に示す。
平均値:Y=28.72、X=24.51。
相関係数:γ=0.998。
回帰直線式:Y=1.11X+1.58。
第1図及び第2図の結果から明らかな如く、実施例2
で用いた基質と比較例2で用いた基質とでは基質親和性
が異なるため、個々の測定値は夫々顕著に異なるが(実
施例2で得られた測定値は比較例2で得られた値よりも
総じて高い。)、相関は極めて良好である。
[発明の効果] 以上述べた如く、本発明は、レイトアッセイに使用で
き、且つ安定性が良好で、1液法用試液としての使用が
可能な酸性ホスファターゼ活性測定用試液を提供するも
のであり、斯業に貢献するところ大なる発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例2で得られた総酸性ホスファターゼ(以
下、ACPと略記する。)活性値(IU/l)と比較例2で得
られた総ACP活性値(IU/l)との相関関係を示すもので
あり、縦軸は実施例2で得られた活性値を、横軸は比較
例2で得られた活性値を夫々示す。 第2図は実施例2で得られた前立腺由来ACP活性値(IU/
l)と比較例2で得られた前立腺由来ACP活性値(IU/l)
との相関関係を示すものであり、縦軸は実施例2で得ら
れた活性値を、横軸は比較例2で得られた活性値を夫々
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C12Q 1/42 REGISTRY(STN) CA(STN) BIOSIS(DIALOG) WPI(DIALOG)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式[I] (式中、R1及びR4は何れか一方がハロゲン原子を示し、
    他方は水素原子又はメチル基を示す。また、R2及びR3
    夫々独立して水素原子、低級アルキル基、ヒドロキシア
    ルキル基、スルホアルキル基、カルボキシアルキル基、
    スルホニルアルキル基、チオアルキル基、低級アルコキ
    シ基、スルホン酸基、カルボキシル基又はハロゲン原子
    を示す。)で表わされる2−ハロ−4−ニトロフェニル
    リン酸又はその誘導体、又はそれらの塩類と、21個の水
    酸基のうち、少なくとも2個以上が炭素数2〜4のカル
    ボキシアルキル基、炭素数2〜4のスルホアルキル基、
    炭素数2〜4のモノ又はジヒドロキシアルキル基、又は
    メチル基であるβ−シクロデキストリン誘導体とを含ん
    でなる酸性ホスファターゼ活性測定用試液。
  2. 【請求項2】フェノール、フェノール誘導体及びサリチ
    ル酸誘導体からなる群より選ばれた少なくとも1種の化
    合物を共存させる請求項1に記載の酸性ホスファターゼ
    活性測定用試液。
  3. 【請求項3】一般式[I]で示される化合物が、 である請求項1又は2に記載の酸性ホスファターゼ活性
    測定用試液。
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