JP2796680B2 - 暖房機 - Google Patents

暖房機

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JP2796680B2
JP2796680B2 JP476990A JP476990A JP2796680B2 JP 2796680 B2 JP2796680 B2 JP 2796680B2 JP 476990 A JP476990 A JP 476990A JP 476990 A JP476990 A JP 476990A JP 2796680 B2 JP2796680 B2 JP 2796680B2
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修一 山口
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Yazaki Sogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は暖房機に係り、特に、ヒートサイフォン方式
によって暖房運転するに好適な暖房機に関する。
〔従来の技術〕
従来、ヒートサイフォン方式を適用した暖房機とし
て、第2図に示されるものが知られている。この装置は
圧縮式ヒートポンプ方式による冷房機と一体になって構
成されており、熱源機10と室内機12とがガス冷媒配管14
と液冷媒配管16を介して接続されている。
熱源機10は蒸発器18、加熱器20、電磁弁22,24,26、ア
キュムレータ28、圧縮機30、凝縮器32、冷却ファン34を
備えて構成されている。室内機12は熱交換器としての熱
交換コイル36を備えている。液冷媒配管16の管路途中に
は電磁弁38,40、キャピラリチューブ42、受液器44が設
けられている。
第2図に示す装置においては、暖房時には電磁弁24,2
6,38が閉じられ、電磁弁22,40が開かれ、加熱器20の熱
エネルギーを受けて蒸発器18内の冷媒が蒸発し、ガス冷
媒配管14を介して室内機12へ送給される。室内機12に送
給されたガス冷媒は熱交換コイル16によって外気と熱交
換され室内が暖房される。そして熱交換に用いられたガ
ス冷媒は凝縮液化し、受液器14、液冷媒配管16を介して
蒸発器18側へ送給される。
一方、冷房時には電磁弁22,40が閉じられ、電磁弁24,
26,38が開かれ、圧縮機30の作動によってガス冷媒が圧
縮され、圧縮されたガス冷媒が凝縮器32で凝縮され、凝
縮された液冷媒が液冷媒配管16を介して室内機12へ送給
される。この液冷媒は熱交換コイル36によって外気と熱
交換され、室内が冷房されるようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の装置の場合には、冷房運転から
暖房運転への切換時及び暖房運転の立上げ時において、
蒸発器18内に液冷媒が存在しないか又は極めて少い状態
となったり、凝縮器32内に多量の液冷媒が存在したまま
の状態となったり、また室内機12中の冷媒の飽和圧力温
度が室内機12周囲の雰囲気温度とほぼ同じ温度状態とな
り、蒸発器18を加熱器20によって加熱しても蒸発器18か
ら十分な冷媒蒸気を発生することができず、冷媒がガス
冷媒配管14及び空気冷媒配管16内を円滑に循環できない
という不具合がある。
本発明の目的は、暖房運転の立下げ時に冷媒を円滑に
循環させることができる暖房機を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本発明は、冷媒蒸気を受
けて外気と熱交換を行なう熱交換器と、熱エネルギーを
受けて液冷媒を蒸発させる蒸発器と、蒸発器から発生し
た冷媒蒸気を熱交換器へ導くガス冷媒配管と、前記熱交
換器から発生する液冷媒を蒸発器へ導く液冷媒配管とを
有する暖房機において、指令に応答して作動し圧縮した
液冷媒を発生する圧縮機と、圧縮機から発生した液冷媒
を液冷媒配管へ導く圧縮冷媒配管と、圧縮冷媒配管の管
路を指令に応じて開閉する開閉弁と、蒸発器の入口側と
出口側の冷媒の温度差を検出し、この検出温度差が設定
値に達したときに検知信号を出力する温度センサと、運
転の立上がり時に、温度センサから検知信号が出力され
るまでは前記開閉弁に開弁指令を与えると共に前記圧縮
機には作動指令を与えるコントローラを設けた暖房機を
構成したものである。
〔作用〕
暖房運転の立上がり時には、圧縮機が作動すると共に
圧縮冷媒配管が液冷媒配管と接続され、圧縮された液冷
媒が液冷媒配管に送給され、液冷媒配管中の液冷媒の圧
力が上昇し、熱交換器における冷媒蒸気の凝縮が促進さ
れる。このため、蒸発器と熱交換器とを結ぶ配管中を液
冷媒が円滑に循環される。この運転は蒸発器入口側と出
口側の冷媒の温度差が設定値に達するまで継続されるた
め、暖房時に熱交換器に供給される冷媒量が不足するこ
とが防止され、暖房能力の低下を防止することが可能と
なる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図には、ヒートサイフォン方式を適用した暖房機
と圧縮式ヒートポンプ方式を適用した冷房機が一体化さ
れたものが示されている。第1図において、熱源機10は
室内機12とガス冷媒配管14、液冷媒配管16を介して接続
されており、液冷媒配管16の管路途中には電磁弁38,4
0、キャピラリーチューブ42、受液器44が挿入されてい
る。
熱源機10は蒸発器18、加熱器20、電磁弁22,24,26、ア
キュムレータ28、圧縮機30、凝縮器32、冷却ファン34、
差温サーモ46、コントローラ48を備えて構成されてお
り、蒸発器18にガス冷媒配管14と液冷媒配管16が接続さ
れている。ガス冷媒配管14の管路途中には、この配管14
から分岐した配管50が接続され、液冷媒配管16の管路途
中には、この配管16から分岐した圧縮冷媒配管52が接続
されている。そして液冷媒配管16中に電磁弁22が、圧縮
冷媒配管52中に電磁弁24が、配管50中に電磁弁26がそれ
ぞれ挿入されている。更に配管50の管路途中にはアキュ
ムレータ28、圧縮機30が設けられている。
蒸発器18は加熱器20からの熱エネルギーを受けて配管
中の液冷媒(フロン)を蒸発させてガス冷媒配管14中へ
送出するようになっている。この蒸発器18には、蒸発器
18の入口側と出口側の液冷媒の温度差を検出する温度セ
ンサとしての差温サーモ46が設けられており、差温サー
モ46は検出温度差が設定値に達したときにコントローラ
48へ検知信号を出力するようになっている。コントロー
ラ48は暖房運転の立上げ時に電磁弁24に開弁指令を与え
ると共に圧縮機30に作動指令を与え、差温サーモ46から
検知信号が入力されたときに電磁弁24に閉弁指令を与え
ると共に圧縮機30に作動停止指令を与えるように構成さ
れている。
室内機12は熱源機10より上方に設置されており、熱交
換器としての熱交換コイル36を有し、ガス冷媒配管14か
らの冷媒蒸気を受けて外気と熱交換を行なって室内を暖
房し、液冷媒配管16からの液冷媒をキャピラリチューブ
42を介して受けて外気と熱交換を行なって室内を冷房す
るように構成されている。そして熱交換コイル36はガス
冷媒配管14、液冷媒配管16、受液器44、蒸発器18と共に
ヒートサイフォンを構成している。すなわち、熱交換コ
イル36内で放熱して凝縮した熱媒体の、室内機12と蒸発
器2の高低差に基づく水頭圧がヒートサイフォンの駆動
力となっている。
以上の構成において、冷房時には、電磁弁22,40が閉
じられ、電磁弁24,26が開かれると共に圧縮機30が作動
する。これにより圧縮式ヒートポンプが形成され、圧縮
機30の運転によって冷媒蒸気が圧縮されて凝縮器32に送
給される。そして圧縮されて高温になった冷媒蒸気が凝
縮器32に送給されて冷却されると、凝縮液化された後液
冷媒配管16を介してキャピラリチューブ42に送給され
る。液冷媒はキャピラリチューブ42を通過する際に膨張
し、更に温度が低下する。そして温度が低下した液冷媒
が室内機12の熱交換コイル36へ送給される。ここで、冷
媒が熱交換コイル36により外気と熱交換されると外気の
熱が奪われ、冷房が行われる。このとき冷媒は奪った熱
を蒸発熱として蒸発し、冷媒蒸気となる。この冷媒蒸気
はガス冷媒配管14を介して圧縮機30に送給され、再び圧
縮されて上記のサイクルが繰り返される。
次に、暖房時には、電磁弁22,40が開かれ、電磁弁24,
26,38が閉じられる。これによりヒートサイフォンが形
成され、加熱器20の加熱によって蒸発器18内の液冷媒が
蒸発し、冷媒蒸気となってガス冷媒配管14を介して室内
機12へ送給される。室内機12に送給された冷媒蒸気は熱
交換コイル36によって外気と熱交換され、周囲の空気に
熱を与えて凝縮液化する。これにより室内の暖房が行わ
れる。そして液化した冷媒は受液器44、液冷媒配管16を
介して蒸発器18に送給され、上記したサイクルが繰り返
される。
暖房運転を行なうに際して、暖房運転の立上がり時に
は、閉じられた電磁弁24,26,38のうち電磁弁24のみを開
くと共に圧縮機30を作動し、圧縮機30の吐出圧力により
凝縮器32内の液冷媒を圧縮冷媒配管52を介して液冷媒配
管16内に送給する。これにより液冷媒配管16の圧力が上
昇し、室内機12におけるガス冷媒の凝縮が促進される。
このため、蒸発器18及び熱交換コイル36に冷媒が円滑に
送給され、冷媒の供給量の不足によって暖房能力が低下
するのが防止される。また、このとき蒸発機18入口側及
び出口側の冷媒の温度差が差温サーモ46によって検出さ
れ、差温サーモ46の検出温度差が設定値に達すると検知
信号が出力され、コントローラ48からの指令によって電
磁弁24が閉じると共に圧縮機30の作動が停止される。す
なわちガス冷媒配管14、液冷媒配管16内を冷媒が円滑に
循環された状態で電磁弁24が閉じられると共に圧縮機30
の作動が停止される。
また、前記実施例において、冷房運転から暖房運転へ
の切換時においても、暖房運転の立上げ時と同様な運転
を行なえば、冷房運転から暖房運転への切換時にも冷媒
を円滑に循環させることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、暖房運転の立
上げ時に、圧縮機を作動して圧縮された液冷媒を液冷媒
配管へ送給して液冷媒配管の圧力を高め、蒸発器と熱交
換器を結ぶ冷媒供給路内の冷媒を円滑に循環させるよう
にしたため、暖房運転の立下げ時に暖房能力が低下する
のを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す冷暖房機の構成図、第
2図は従来例の構成図である。 10……熱源機、12……室内機、 14……ガス冷媒配管、16……液冷媒配管、 18……蒸発器、20……加熱器、 22,24,26,38,40……電磁弁、 30……圧縮機、32……凝縮器、 36……熱交換コイル、 42……キャピラリチューブ、 44……受液器、46……差温サーモ、 48……コントローラ、52……圧縮冷媒配管。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒蒸気を受けて外気と熱交換を行なう熱
    交換器と、熱エネルギーを受けて液冷媒を蒸発させる蒸
    発器と、蒸発器から発生した冷媒蒸気を熱交換器へ導く
    ガス冷媒配管と、前記熱交換器から発生する液冷媒を蒸
    発器へ導く液冷媒配管とを有する暖房機において、指令
    に応答して作動し圧縮した液冷媒を発生する圧縮機と、
    圧縮機から発生した液冷媒を液冷媒配管へ導く圧縮冷媒
    配管と、圧縮冷媒配管の管路を指令に応じて開閉する開
    閉弁と、蒸発器の入口側と出口側の冷媒の温度差を検出
    し、この検出温度差が設定値に達したときに検知信号を
    出力する温度センサと、運転の立上がり時に、温度セン
    サから検知信号が出力されるまでは前記開閉弁に開弁指
    令を与えると共に前記圧縮機には作動指令を与えるコン
    トローラを設けたことを特徴とする暖房機。
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