JP2795227B2 - 電気貯湯容器 - Google Patents

電気貯湯容器

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JP2795227B2
JP2795227B2 JP7214300A JP21430095A JP2795227B2 JP 2795227 B2 JP2795227 B2 JP 2795227B2 JP 7214300 A JP7214300 A JP 7214300A JP 21430095 A JP21430095 A JP 21430095A JP 2795227 B2 JP2795227 B2 JP 2795227B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気貯湯容器に関し、詳
しくは内容液を加熱して沸騰させる沸騰モードと、内容
液を所定温度に保温するように加熱する保温モードとを
有した電気貯湯容器で、特に保温モードでの加熱制御に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータを利用した電気貯
湯容器では従来、沸騰後の内容液を所定温度に保温する
のに、所定の加熱容量を得るように例えば60Wの所定
容量に設定された保温ヒータを保温の下限温度以下でオ
ンして加熱を行い、保温の上限温度で前記保温ヒータを
オフして加熱を停止するように制御するか、あるいは、
沸騰および保温に共通なヒータを所定の加熱容量を得る
W数にて通電して同様な制御を行うのが一般的である。
【0003】一方、マイクロコンピュータを用いない制
御回路では図11、図12に示すように、保温ヒータa
を交流電源bによって通電し、保温モードを達成するの
に、温度センサcの検出温度により得る電圧信号v1
と、基準電圧v2との比較によって、内容液が保温の上
限温度以下である間トライアックdをトランジスタeを
介して例えば60Wでの全波通電状態に制御し、上限温
度を越えたときこの制御を解除するとともに、トランジ
スタfの働きによってトライアックdを全波通電停止状
態に制御するようにしている。これによって、図12に
示すような温度変化をする保温状態が得られる。なお、
内容液の沸騰モードはこれに専用の湯沸しヒータを用い
て900Wでの通電を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のように
一律に設定した条件での加熱によって保温を行うので
は、加熱に種々な無駄が生じる。
【0005】例えば、長時間使用されない状態であるの
に、そのまま、あるいは短時間で再沸騰させて、高温内
容液を使用できるようにするため高温保温を行うことが
多くなっているが、これを夜中や外出中と云った理由に
よる長時間不使用となる状態でありながら、徒に所定温
度での保温制御を行うのでは無駄な加熱になる確率が高
い。
【0006】また、所定温度での保温を行うために、常
に一定の加熱容量に設定しているのでは、設定された加
熱容量に比して内容液の量が少ない場合や、内容液の量
が少なくなくても室温が高い場合に、早期昇温によるオ
ーバーシュートが生じて無駄な加熱になることもある。
内容液の量が少ないことによる無駄な加熱は保温中に内
容液が注出されて少なくなることによって生じやすい。
【0007】これらの無駄な電力の消費は、経費節減の
上で問題であるし、省エネルギーの上からも好ましくな
い。
【0008】本発明はこのような問題を解消することを
課題とし、無駄な加熱のない保温を達成することができ
る電気貯湯容器を提供することを主たる目的とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、内容液を加熱して沸騰させる
沸騰モードと、内容液を所定温度に保温するように加熱
する保温モードとを有した電気貯湯容器において、保温
モード時に、空炊き判定を兼ねて水量を再度判定し、こ
の判定に応じ所定の保温温度を得るための加熱容量を設
定することを特徴とするものである。
【0010】請求項2の発明は、内容液を加熱して沸騰
させる沸騰モードと、沸騰モード時または沸騰直後の保
温モード時に水量を判定して内容液を所定温度に保温す
るように加熱する保温モードとを有した電気貯湯容器に
おいて、保温モード時に、内容液の注出操作が行われた
とき水量を再度判定し、この判定に応じ所定の保温温度
を得るための加熱容量を設定することを特徴とするもの
である。
【0011】請求項3の発明は、請求項1、2の発明の
いずれかにおいてさらに、室温を検出して、この室温を
考慮して加熱容量を設定するようにしたものである。
【0012】請求項4の発明は、請求項1の発明と同様
の基本構成において、保温モード時に、内容液の注出操
作が行われない不使用状態で保温が所定時間継続したと
き、予め設定した不使用保温状態での保温温度をそのと
きの水量に応じて得るように加熱容量を設定することを
特徴とするものである。
【0013】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
てさらに、室温を検出して、この室温を考慮して最適な
保温温度を得るように加熱容量を設定する。
【0014】請求項6の発明は、交流電源により内容液
を加熱して所定温度に保温する保温モードを有した電気
貯湯容器において、下限温度以下で全波通電によって加
熱し、上限温度以上で半波通電によって加熱することを
特徴とするものである。
【0015】本願発明のその他の目的および特徴は、以
下に述べる説明および図面によって明らかにされる。
【0016】
【作用】請求項1の発明の上記構成では、保温モード時
に空炊き判定を兼ねて水量を判定して、この判定に応じ
空炊き状態であればその措置を行い、そうでなければ所
定の保温温度を得るための加熱容量を判定した水量に応
じて設定することにより、空炊き判定を兼ねた水量検出
にて、保温モード時における実際の内容液の量に対応し
た最適加熱を行うことができ、保温モード時点で内容液
の量が変化しているような場合でも最適加熱が達成され
るので好適である。この水量に応じた加熱容量の設定
は、例えば、内容液の量が少ないときは加熱容量を小さ
く設定し、内容液の量が多いときは加熱容量を大きく設
定すると云ったことによって、内容液の量に比例して、
加熱が過剰でオーバーシュートを招き加熱に無駄が生じ
るようなことを防止することができ、内容液を所定の温
度に保温する加熱上省エネルギーを達成することができ
る。
【0017】請求項2の発明の上記構成では、沸騰モー
ド時または沸騰直後の保温モード時に水量を判定して、
水量に応じた加熱容量での沸騰モードおよび保温モード
での最適加熱を行うが、内容液の注出操作が行われたと
き水量を判定し、この判定に応じ所定の保温温度を得る
ための加熱容量を設定するので、内容液の注出によって
液量が変化してもこれに対応した加熱ができさらに好適
である。
【0018】請求項3の発明の上記構成では、請求項
1、2の発明のいずれかにおいてさらに、室温を検出し
て、この室温をも考慮して最適加熱容量を設定すること
により、例えば室温が高い場合には加熱容量を小さく設
定し、室温が低い場合には加熱容量を大きく設定して、
室温に比して加熱が過剰でオーバーシュートを招き加熱
に無駄が生じるようなことを防止するので、内容液を所
定の温度に保温する加熱上さらなる省エネルギーを図る
ことができる。
【0019】請求項4の発明の上記構成では、内容液の
注出操作が行われない不使用状態で保温が所定時間継続
すると、予め設定した不使用保温状態に最適な保温温度
を得るように、内容液の液量をも考慮した加熱容量を設
定することにより、不使用状態が長く続いたときに通常
の保温温度よりも低い保温温度となるように加熱を抑え
ることにより、内容液がそのまま使用され、あるいは極
く短時間で再沸騰させて使用されるように、内容液を高
い目の温度に保持しておく通常保温を行うような加熱の
無駄と、水量に対して過剰な加熱とを回避して、省エネ
ルギーを達成することができ、再沸騰による使用の再開
に対しては内容液の沸騰への立上がりを常温からの場合
よりも格段に早めて省エネルギー保温による不便を十分
に抑えることができる。
【0020】請求項5の発明の上記構成では、請求項4
の発明においてさらに、室温を検出して、この室温をも
考慮して最適な保温温度を得るように加熱容量を請求項
3の発明の場合同様に設定することにより、室温に比し
て加熱が過剰でオーバーシュートを招き加熱に無駄が生
じるようなことを防止するので、内容液を所定の温度に
保温する加熱上さらなる省エネルギーを図ることができ
る。
【0021】請求項6の発明の上記構成では、交流電源
により内容液を加熱して保温を行うのに、下限温度以下
であると全波通電によって加熱して内容液温度を速度で
昇温させ、上限温度以上で半波通電によって加熱して加
熱容量の半減にて内容液を降温させるので、内容液を上
限温度と下限温度との間の所定の温度域に保温すること
ができ、特に、内容液の降温時も半波通電での低容量加
熱状態にあって、内容液が下限温度まで降温する速度を
緩やかして全波通電で内容液を昇温させる必要回数が少
なくなるようにするので、半波通電状態が無駄な加熱に
ならないようにしながら、全波通電にて内容液を昇温さ
せる際に、内容液が半波通電による低容量加熱状態から
行うので、内容液の温度を無理なく立ち上がらせてオー
バーシュートを抑制し、全波通電での加熱回数を少なく
できるのと相まって省エネルギーを達成することができ
る。しかも、整流子とサイリスタとによる簡単な回路に
よって安価に達成できる。
【0022】
【実施例】図1〜図3は本願の発明に係る電気貯湯容器
の代表的な実施の形態を示し、図4〜図6は制御の一実
施例を示している。
【0023】図1に示すように電気貯湯容器は、内容器
2を外装ケース3内に収容して器体1を構成している。
【0024】内容器2は外装ケース3の上端に無理嵌め
した合成樹脂製の肩部材4によって上端フランジが受け
られている。
【0025】外装ケース3の下端には、合成樹脂製の底
環7が当てがわれ、この底環7と内容器2の底部とを図
示しない連結金具によって連結し、外装ケース3、内容
器2および底環7の相互を一体化している。
【0026】底環7の開口には、底蓋10が自身に設け
られている複数の爪の嵌め合わせと一箇所のビス止めに
て取り付けられている。
【0027】この底蓋10の下面外周部には、自身に設
けられた複数の爪によって回転座体9が回転可能に嵌め
付けられ、器体1を定置したとき回転座体9上で器体1
を軽く回転させられるようになっている。
【0028】内容器2の底部下面には、底面ヒータ8
a、8bが当てがわれている。この底面ヒータ8a、8
bは湯沸かしヒータと保温ヒータとであり、例えば環状
のマイカ板に線条の底面ヒータ8a、8bのそれぞれを
交互に巻付けてマイカ板間に挟み付け、ケースに収容し
たものである。
【0029】内容器2の底部下には、金具31を利用し
て遮熱板32がビス止めされ、この遮熱板32と、底面
ヒータ8a、8bの裏側との間に押さえ35を挟み込
み、これによって底面ヒータ8a、8bを内容器2の底
部下面に押し当てている。遮熱板32の一部には、注出
ポンプ11が取り付けられるようになっている。
【0030】底面ヒータ8a、8bの中央の透孔には、
内容液の温度を感知する温度センサ33が設けられ、遮
熱壁34によって底面ヒータ8a、8bから熱的に隔絶
され、底面ヒータ8a、8bの熱影響なしに内容器2の
温度を正確に検出できるようにしている。
【0031】底環7には、回路収容ボックス40が下向
きに開口して設けられており、回路収容ボックス40に
収容される回路基板41が、上方からの漏水に対して防
水されている。
【0032】この回路基板41に装備された制御回路4
2は、マイクロコンピュータ43を利用したもので、操
作基板18からの出力信号、各種センサからの検出信号
を受けて、沸騰、保温の動作制御を行うとともに、その
動作表示やタイマ設定による表示制御等を行うようにな
っている。操作基板18には室温を検出する室温センサ
21が設けられている。
【0033】器体1の上端には、肩部材4がなす器体1
の口部61を施蓋する器体蓋6が設けられている。この
口部61の口縁内周部が、テーパ面65に形成されると
ともに、器体蓋6の外板64の外周縁もテーパ面65に
形成されている。
【0034】これらのテーパ面65により、器体蓋6の
閉じ状態での当接面双方が互いに整合し、肩部材4およ
び器体蓋6の外面が当接境界部67にて面一状態とな
る。この器体蓋6は、後部で肩部材4にヒンジピン68
によって開閉可能に枢着されている。この器体蓋6の枢
着は肩部材4に一体形成された軸受け69に対して行
い、器体蓋6の開き状態にてヒンジピン68を軸受け6
9から着脱できるようにしている。
【0035】このヒンジピン68の着脱によって器体蓋
6を着脱でき、器体1内の洗浄や、内容液の給排が容易
となる。
【0036】器体蓋6の自由端には、この器体蓋6の裏
板81の上面を進退し器体蓋6を閉じ状態に係止するロ
ック部材71が設けられている。
【0037】このロック部材71は、先端部に係止突起
72が一体形成され、後端部73に摺接面73aを設け
ている。
【0038】このばね76によりロック部材71を押圧
付勢して先端の係止突起72が肩部材4に開設された係
合孔70に弾性係合し、肩部材4に対し器体蓋6を閉じ
状態に保つ。
【0039】ロック部材71の後端部73には、操作部
79aを備えたロック解除レバー79のカム部79bが
当接している。このロック部材71は器体蓋6内の軸受
部に対し軸78によって回転自在に枢着されている。
【0040】このロック解除レバー79はロック部材7
1がばね76によって係合位置に進出しているとき、操
作部79aが器体蓋6の上面開口80において器体蓋6
の表面と面一な状態となる。
【0041】器体蓋6の裏板81の下面には、内容器2
の後部を閉じる金属製の内蓋85が当てがわれ、ビス8
3にてビス止めされている。内蓋85の外周と裏板81
との間には、内蓋85の口縁に対向するシールパッキン
グ84が挟持されており、器体蓋6が閉じられると内蓋
85はこのシールパッキング84で内容器2の口縁に接
し、内容器2を閉じる。
【0042】裏板81と内蓋85との間には、図3に示
すように、内容器2内で発生する蒸気を外部に逃がす蒸
気通路87が設けられている。
【0043】この蒸気通路87は内蓋85に内容器2側
への開口86を持ち、器体蓋6の後部側の上面に外部へ
の開口52を有している。
【0044】開口86にはシール部材88を介して下方
より嵌め付けられた液溜め体90が裏板81にて押さえ
付けられている。
【0045】この液溜め体90は環状で、器体1が転倒
したときに閉じる転倒時止水弁92を収容した弁室91
と、数区分した第1の領域93と、この第1の領域93
のまわりの第2の領域94からなる内容液溜まり室を形
成している。
【0046】弁室91の直ぐ下流側には、器体蓋6の上
部にまで達する広い空間を持った溜り部50が設けられ
ている。この溜り部50は、開口52に連通する下流側
への流出口51を横向きとし、かつ通路断面積を小さく
している。
【0047】またこの流出口51に対し溜り部50の形
状を器体1の前後、左右の方向と、器体蓋6の上面側と
に拡がりを持つようにするなど種々の工夫がなされてい
る。
【0048】これにより、器体1が前後、左右のいずれ
かに転倒して仮想線で示す位置に転倒時止水弁92が移
動したとき、この転倒時止水弁92によっても内容液が
止められずに蒸気通路87を通じて流出しようとすると
き、この流出しようとする内容液を溜り部50に溜め込
み、内容液が溢れでるまで下流側への流出を抑え、また
防止するようにしている。
【0049】また、液溜め体90の第1の領域93およ
び第2の領域94によって内容液の外部への流出が抑制
され、外部に流出するまでに器体1を正常な状態に戻す
時間的な余裕を充分に与えることができる。
【0050】器体蓋6を開ける際は、上面開口80に指
を入れて操作部79aを持ち上げると、ロック解除レバ
ー79が時計方向に回動し、このロック解除レバー79
のカム部79bでロック部材71の後端部73を押圧す
る。
【0051】これにより、ロック部材71が押動し、ば
ね76に抗して後退するため、前記係合孔70と係止突
起72との係合が外れる。
【0052】さらに、操作部79aを上動させると、ロ
ックの解除された器体蓋6が開けられる。なお、操作部
79aから手を離す自然な操作によってばね76がロッ
ク部材71を押圧し、係止突起72を器体蓋6の自由端
部より突出させる。
【0053】一方、器体蓋6を閉じる場合、器体蓋6を
回動すると、肩部材4の口縁内周部62に係止突起72
が挿入されたとき、ばね76の押圧力により突出してロ
ックされる。
【0054】この閉じ状態では、基体蓋6の内面側に設
けられた内蓋85によってロックされる。この閉じ状態
では、器体蓋6の内面側に設けられた内蓋85によって
前記内容器2の口部が閉じられる。このときシールパッ
キング84が内蓋85と内容器2の口部との間をシール
する。
【0055】内容器2の底部には、内容液を注出する注
出路12が接続されている。この注出路12は、内容器
2と外装ケース3との間の空間で、肩部材4の前部に設
けられた嘴状突出部5内にまで立ち上がっている。
【0056】この嘴状突出部5は、肩部材4から突出し
ており、下向きの開口には嘴状突出部5の一部を構成す
る通路カバー15が嵌め付けられている。この通路カバ
ー15には、下カバー15aおよび注液ガイド16が一
体成形されており、吐出口19aを器体1の外面にて覆
うとともに、この吐出口19aを下方に臨ませている。
【0057】前記注出路12の内容器2よりも下方にな
った部分には、注出路12に流入する内容液を吐出口1
9aに送りだす注出ポンプ11が設けられ、モータによ
って駆動するようにしている。
【0058】この吐出口19aは、弾性を有するシリコ
ンゴムからなるもので、中途部に環状のシール部20を
一体形成するとともに、この下部に突状部19bを突設
している。
【0059】この吐出管19は、連結管14に接続さ
れ、嘴状突出部5に通路カバー15を装着したとき、注
液ガイド16の内周壁16cに突状部19bが当接す
る。また注液ガイド16の上方開口部16aの端縁に、
シール部20が押圧力を付勢された状態で当接して強固
に保持されている。
【0060】これにより、嘴状突出部5の開口である注
液ガイド16の上方開口部16aおよび下方開口部16
bと注出口部である吐出管19の下端との間に生じる環
状隙間Gがシール部20にてシールされる。
【0061】また、吐出管19は下端の終縁の一部にこ
の吐出管19の長さ方向のスリット19cを設けてお
り、内容液が下端から吐出する際にスリット19cの上
端で大気に開放されることから、スプラッシュなく静か
な層流として吐出可能となっている。
【0062】前記嘴状突出部5の上面には、操作パネル
17が設けられ、この操作パネル17は図2に示す通り
であり、注出操作キー102の他、再沸騰・カルキ除去
設定キー104、タイマ設定キー105、注出ロック・
解除キー106と液量の表示部107、沸騰、カルキ除
去、保温の各モード表示108〜110、9時間、6時
間、3時間の各タイマ設定表示部111〜113が設け
られている。
【0063】再沸騰・カルキ除去設定キー104と、注
出ロック・解除キー106とは、操作される毎に設定モ
ードがロータリー式に変化するようにされている。
【0064】図3は制御回路42を示し、マイクロコン
ピュータ43には図に示すように前記各種入出力に関す
る電気、電子部品がA/D変換器301、スイッチ回路
303、駆動回路304、表示回路305を介し適宜接
続されている。接続されている電気、電子部品には前記
温度センサ33や液量検出部21が含まれる。
【0065】以下図1〜図3に示す電気貯湯容器におけ
る動作制御の一実施例について説明する。図4は主な動
作制御を示すメイルーチンのフローチャートであり、電
源オンによりまずステップ♯1の初期設定が行われた
後、各種入力に応じた処理が行われる(ステップ♯
2)。
【0066】次いで沸騰処理(ステップ♯3)がコール
され、内容液が保温モードにて保温温度にまで立ち上が
るには無理があるか時間が掛かることになる所定温度以
下であるような場合、つまり給水初期や内容液の補給に
よって内容液温度が低い場合、また再沸騰・カルキ除去
設定キー104によって再沸騰が設定された場合に、底
面ヒータ8a、8bの双方による高容量通電状態にて、
沸騰まで高速に加熱するように制御する。この沸騰モー
ドでは内容液が昇温する過程でその昇温特性等から内容
液の量が判定される。これは、タイマ設定された場合に
所定の時刻にちょうどに内容液の沸騰が終了するよう、
加熱開始時期を内容液の量に設定するのに利用したり、
保温が内容液の量に応じた最適加熱条件にて行われるよ
うにすると云ったことのために利用される。
【0067】続いて保温処理(ステップ♯4)がコール
され、初期沸騰ないしは再沸騰の後、底面ヒータ8a、
8bの保温用底面ヒータ8bのみの低容量通電状態にて
内容液を予め設定した所定の保温温度に保つように、ま
た水量に応じた最適な条件にて加熱するように制御す
る。このときの水量は沸騰モード時に判定した水量情報
を共用して、保温モード時の水量判定操作のための制御
と時間を省略することができるし、保温モード時でも内
容液の注出があったときに水量を判定し直して、所定の
保温温度を保つための水量に応じた最適加熱容量を設定
するようにすると、内容液の注出によって水量が変化し
てもこれに対応した省エネルギーの加熱が達成される。
また、場合によっては、空炊き検出のための水量判定を
最適保温に兼用し、空炊きでないときにその判定水量に
対応した最適加熱容量を設定するようにすることもでき
る。
【0068】さらにタイマ処理(ステップ♯5)がコー
ルされ、タイマ設定キー105によってタイマ設定がな
されている場合、沸騰動作開示時刻をタイマ設定時刻に
て内容液に沸騰させるに必要な時刻まで遅らせてから沸
騰動作を開始するように遅延制御する。
【0069】次いでカルキ除去処理(ステップ♯6)が
コールされ、再沸騰・カルキ除去設定キー104によっ
てカルキ除去モードが設定されている場合、ステップ♯
3での内容液が所定温度以下の場合の初期沸騰動作を、
前記とは別に制御回路に設定されたカルキ除去モードを
実行する。
【0070】このカルキ除去モードは、通常初期沸騰モ
ードでのヒータの通電容量よりも低く設定し、沸騰の立
ち上がり速度を遅くする。
【0071】これによって低温度域にてカルキ成分を効
率よく揮発させ、カルキ臭とともに発散させ終えた時点
で沸騰状態を得ることができる。
【0072】次にポンプ処理(ステップ♯7)がコール
され、注出操作キー102の操作により注出ポンプ11
を駆動し、注出が行われるようにする。
【0073】最後にその他の処理(ステップ♯8)を終
えて後、ステップ♯2に戻り、以降上記制御を繰り返
す。
【0074】図5は保温処理のサブルーチンの具体例を
示すフローチャートである。例えば図6に示すように内
容液を沸騰させる初期沸騰、再沸騰の場合に900Wの
加熱容量に設定するのに対し、沸騰後の内容液を所定温
度に保温するのに、最適な保温温度例えば95℃、80
℃、70℃、および最適加熱容量例えば30W、26
W、20W等と設定し、最適な保温状態が得られるよう
にする。
【0075】具体的には、ステップ♯11にて室温セン
サ21からの入力によって室温を測定してこれを格納
し、ステップ♯12にて水量が減ったかどうかを判定
し、減量の場合だけ結果を格納する。そしてステップ♯
13で水温を測定する。
【0076】これらの結果、水量減によって保温温度が
上昇したかどうかをステップ♯14で判別する。NOで
あると保温状態が内容液の注出がなく不使用のまま継続
していることになり、ステップ♯15でこの注出がなく
保温が継続している間続けているカウントの値から、注
出のない保温継続の時間を判定し格納する。
【0077】次いでステップ♯16で室温、保温継続時
間にて最適な加熱容量であるW数を決定する。
【0078】たとえば、室温については、例えば室温が
高い場合には加熱容量を小さく設定し、室温が低い場合
には加熱容量を大きく設定して、室温に比して加熱が過
剰でオーバーシュートを招き加熱に無駄が生じるような
ことを防止するので、内容液を所定の温度に保温する加
熱上さらなる省エネルギーを図ることができる。
【0079】また、沸騰後直後の保温時点では最初その
まま使用されるか、あるいは極く短時間に再沸騰させて
使用されるかするのに最適な保温温度95℃に設定し、
そのために必要で最適な加熱容量として30Wを設定す
る。
【0080】しかし、保温継続時間T1が経過すると、
長い時間使用されず以降も長く使用されない蓋然性が高
いと判断できることにより、保温温度を80℃に設定し
て最適な加熱容量として26Wを設定する。これによ
り、不使用状態が長く続いたときに通常の保温温度より
も低い保温温度となるように加熱を抑えることにより、
内容液がそのまま使用され、あるいは極く短時間で再沸
騰させて使用されるように、内容液を高い目の温度に保
持しておく通常保温を行うような加熱の無駄を回避し
て、省エネルギーを達成することができ、再沸騰による
使用の再開に対しては内容液の沸騰への立上がりを常温
からの場合よりも格段に早めて省エネルギー保温による
不便を十分に抑えることができる。
【0081】さらに、保温継続時間T2が経過すると、
さらに長く使用されない蓋然性が高いことにより、保温
温度を70℃、加熱容量を20Wに設定して、さらなる
省エネルギー保温が行えるようにする。
【0082】このような状態で図6に示すように再沸騰
によって使用が開始され、あるいは再開されるようなこ
とがあっても、内容液は70℃の温度にあって沸騰まで
比較的早期に立ち上がることができ、70℃から通常保
温温度95℃まで25℃の差分を立ち上がる極く短い時
間ΔTだけ余分に要るだけであって、省エネルギーの利
益とのバランス上どのようにも設定することができる。
【0083】なお、上記のような省エネルギー保温を行
うのに、内容液の量の違いをも考慮して最適加熱容量を
設定することもでき、例えば内容液の量が少ないときは
加熱容量を小さく設定し、内容液の量が多いときは加熱
容量を大きく設定すると云ったことによって、内容液の
量に比して加熱が過剰でオーバーシュートを招き加熱に
無駄が生じるようなことを防止するので、沸騰後の内容
液を所定の温度に保温する加熱上省エネルギーを達成す
ることができる。
【0084】保温初期にあっては沸騰モードで既に検出
されている水量を採用すると、保温モードに移行して直
ぐに最適加熱容量を設定して省エネルギー保温を早期に
開始することができる。
【0085】ステップ♯14で水量減で保温温度が上昇
したことが確認されると、使用が再開されたことになる
ので、保温継続時間のカウント値、および設定されてい
る省エネルギー保温のためのW数をリセットして、保温
初期の状態に戻り上記制御が繰り返されるようにする。
【0086】図7、図8は図1〜図3に示す電気貯湯容
器での動作制御の今1つの実施例を示している。
【0087】図7は保温処理のサブルーチンを示し、ス
テップ♯21、♯22でW数フラグが2でも、1でもな
いと、ステップ♯23で保温下限温度例えば90℃以下
であると、ステップ♯24で初期沸騰後の初期保温で内
容液が満杯である蓋然性が高いのでこれに見合う65W
の加熱容量で通常の保温を開始し、併せてカウンタを1
インクリメントする。また次のステップ♯25でT3タ
イマをスタートさせ、ステップ♯26で保温上限温度9
5℃以上であると、前記65Wでの加熱をオフし、ステ
ップ♯28でT3タイマが終了するまで上記の操作を繰
り返す。したがって、図8に示す一定時間T3内で65
Wの加熱が何回繰り返されたかが前記カウンタによって
カウントされる。このカウント数は内容液の量に多く依
存している。
【0088】T3タイマが終了すると、ステップ♯29
でカウンタのカウント数から水量を判定し、カウンタを
リセットする。
【0089】次いで、ステップ♯30で室温を判定し、
ステップ♯31で水量および室温から最適加熱容量であ
るW数を例えば図8のように30Wと設定し、ステップ
♯32で設定W数での印加によって、水量および室温に
比して過剰な加熱のない一次省エネルギー保温を達成す
る。
【0090】続いてステップ♯33で前記省エネルギー
保温操作の終了を示すW数設定フラグ1をセットし、ス
テップ♯34に移行して内容液が保温温度域を越えたか
どうかを判別する。
【0091】越えていると、内容液が注出によって減量
したと考えられ、ステップ♯35でW数を1ランクダウ
ンさせた例えば図8に示す26Wに設定し、内容液の減
量に対応した二次省エネルギー保温を達成する。これに
より内容液の減量に対応した省エネルギー保温を達成す
ることができる。
【0092】その後、このような二次省エネルギー保温
操作をしたことを表示するW数設定フラグ2をW数設定
フラグ1に代えてセットしリターンする。
【0093】ステップ♯21でW数フラグが2でなく、
ステップ♯22でW数フラグが1であると、一次省エネ
ルギー保温操作中であるので、ステップ♯37でW数フ
ラグを0にリセットしてステップ♯30に移行し以降の
フローを繰り返す。また、ステップ♯21でW数フラグ
が2であると2二次省エネルギー保温操作中であること
により、ステップ♯38でW数フラグを0にリセットし
てステップ♯32に移行し、以降のフローを繰り返す。
【0094】なお、前記のW数設定フラグは初期設定に
て0にリセットされる。
【0095】図9は本願の発明の今1つの実施の形態を
示し、図10はその場合の制御の一実施例を示してい
る。
【0096】図9に示すように、保温ヒータ201を交
流電源202によって通電し保温モードを達成するの
に、温度センサ203の検出温度により得る電圧信号v
1と、基準電圧v2との比較によって、内容液が保温の
上限温度以下である間サイリスタ204をトランジスタ
205を介してオン状態にし、整流子207を通じた半
は通電と、整流子208、209、サイリスタ204を
通じた逆向きの半波通電とによって、例えば図10に示
すように60Wでの全波通電状態に制御し、上限温度を
越えたときこの制御を解除するとともに、トランジスタ
206の働きによってサイリスタ204をオフし、整流
子207のみを通じた、例えば図10に示すような30
Wでの半波通電状態に制御するようにしている。
【0097】これによって、図10に示すような温度変
化をする保温状態が得られる。なお、内容液の沸騰モー
ドはこれに専用の湯沸しヒータを用いて900Wでの通
電を行うようにしている。
【0098】このように、交流電源により内容液を加熱
して保温を行うのに、下限温度以下であると全波通電に
よって加熱して内容液温度を速度で昇温させ、上限温度
以上で半波通電によって加熱して加熱容量の半減にて内
容液を降温させるので、内容液を上限温度と下限温度と
の間の所定の温度域に保温することができ、特に、内容
液の降温時も半波通電での低容量加熱状態にあって、内
容液が下限温度まで降温する速度を緩やかして全波通電
で内容液を昇温させる必要回数が少なくなるようにする
ので、半波通電状態が無駄な加熱にならないようにしな
がら、全波通電にて内容液を昇温させる際に、内容液が
半波通電による低容量加熱状態から行うので、内容液の
温度を無理なく立ち上がらせてオーバーシュートを抑制
し、全波通電での加熱回数を少なくできるのと相まって
省エネルギーを達成することができる。
【0099】しかも、整流子207とサイリスタ204
とによる簡単な回路によって安価に達成できる。
【0100】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、保温モード時
に空炊き判定を兼ねて水量を判定して、この判定に応じ
空炊き状態であればその措置を行い、そうでなければ所
定の保温温度を得るための加熱容量を判定した水量に応
じて設定することにより、空炊き判定を兼ねた水量検出
にて、保温モード時における実際の内容液の量に対応し
た最適加熱を行うことができ、保温モード時点で内容液
の量が変化しているような場合でも最適加熱が達成され
るので好適である。この水量に応じた加熱容量の設定
は、例えば、内容液の量が少ないときは加熱容量を小さ
く設定し、内容液の量が多いときは加熱容量を大きく設
定すると云ったことによって、内容液の量に比例して、
加熱が過剰でオーバーシュートを招き加熱に無駄が生じ
るようなことを防止することができ、内容液を所定の温
度に保温する加熱上省エネルギーを達成することができ
る。
【0101】請求項2の発明によれば、沸騰モード時ま
たは沸騰直後の保温モード時に水量を判定して、水量に
応じた加熱容量での沸騰モードおよび保温モードでの最
適加熱を行うが、内容液の注出操作が行われたとき水量
を判定し、この判定に応じ所定の保温温度を得るための
加熱容量を設定するので、内容液の注出によって液量が
変化してもこれに対応した加熱ができさらに好適であ
る。
【0102】請求項3の発明によれば、請求項1、2の
発明のいずれかに加え、さらに、室温を検出して、この
室温をも考慮して最適加熱容量を設定することにより、
例えば室温が高い場合には加熱容量を小さく設定し、室
温が低い場合には加熱容量を大きく設定して、室温に比
して加熱が過剰でオーバーシュートを招き加熱に無駄が
生じるようなことを防止するので、内容液を所定の温度
に保温する加熱上さらなる省エネルギーを図ることがで
きる。
【0103】請求項4の発明によれば、内容液の注出操
作が行われない不使用状態で保温が所定時間継続する
と、予め設定した不使用保温状態に最適な保温温度を得
るように、内容液の液量をも考慮した加熱容量を設定す
ることにより、不使用状態が長く続いたときに通常の保
温温度よりも低い保温温度となるように加熱を抑えるこ
とにより、内容液がそのまま使用され、あるいは極く短
時間で再沸騰させて使用されるように、内容液を高い目
の温度に保持しておく通常保温を行うような加熱の無駄
と、水量に対して過剰な加熱とを回避して、省エネルギ
ーを達成することができ、再沸騰による使用の再開に対
しては内容液の沸騰への立上がりを常温からの場合より
も格段に早めて省エネルギー保温による不便を十分に抑
えることができる。
【0104】請求項5の発明によれば、請求項4の発明
に加え、さらに、室温を検出して、この室温をも考慮し
て最適な保温温度を得るように加熱容量を請求項3の発
明の場合同様に設定することにより、室温に比して加熱
が過剰でオーバーシュートを招き加熱に無駄が生じるよ
うなことを防止するので、内容液を所定の温度に保温す
る加熱上さらなる省エネルギーを図ることができる。
【0105】請求項6の発明によれば、交流電源により
内容液を加熱して保温を行うのに、下限温度以下である
と全波通電によって加熱して内容液温度を速度で昇温さ
せ、上限温度以上で半波通電によって加熱して加熱容量
の半減にて内容液を降温させるので、内容液を上限温度
と下限温度との間の所定の温度域に保温することがで
き、特に、内容液の降温時も半波通電での低容量加熱状
態にあって、内容液が下限温度まで降温する速度を緩や
かして全波通電で内容液を昇温させる必要回数が少なく
なるようにするので、半波通電状態が無駄な加熱になら
ないようにしながら、全波通電にて内容液を昇温させる
際に、内容液が半波通電による低容量加熱状態から行う
ので、内容液の温度を無理なく立ち上がらせてオーバー
シュートを抑制し、全波通電での加熱回数を少なくでき
るのと相まって省エネルギーを達成することができる。
しかも、整流子とサイリスタとによる簡単な回路によっ
て安価に達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実形態としての電気貯湯容器の断
面図である。
【図2】図1の操作パネル部を示す断面図である。
【図3】図1の制御回路の図である。
【図4】図3の制御回路の主な動作制御の一実施例を示
すメインルーチンを示すフローチャートである。
【図5】図4の保温処理サブルーチンのフローチャート
である。
【図6】図5の保温処理による加熱状態の変化と内容液
の温度変化を示すグラフである。
【図7】図4の保温処理サブルーチンの今1つの実施例
を示すフローチャートである。
【図8】図7の保温処理による加熱状態の変化と内容液
の温度変化を示すグラフである。
【図9】本願発明の今1つの実施形態としての電気貯湯
容器の制御回路を示す回路図である。
【図10】図9の制御回路による保温処理の一実施例に
おける加熱状態の変化と内容液温度の変化を示すグラフ
である。
【図11】従来の電気貯湯容器の制御回路を示す回路図
である。
【図12】図11の制御回路による保温処理における加
熱状態の変化と内容液温度の変化を示すグラフである。
【符号の説明】
2 内容器 8a、8b 底面ヒータ 21 室温センサ 33 温度センサ 42 制御回路 43 マイクロコンピュータ 201 保温ヒータ 202 交流電源 203 温度センサ 204 サイリスタ 207 整流子

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容液を加熱して沸騰させる沸騰モード
    と、内容液を所定温度に保温するように加熱する保温モ
    ードとを有した電気貯湯容器において、 保温モード時に、空炊き判定を兼ねて水量を再度判定
    し、この判定に応じ所定の保温温度を得るための加熱容
    量を設定することを特徴とする電気貯湯容器。
  2. 【請求項2】 内容液を加熱して沸騰させる沸騰モード
    と、沸騰モード時または沸騰直後の保温モード時に水量
    を判定して内容液を所定温度に保温するように加熱する
    保温モードとを有した電気貯湯容器において、 保温モード時に、内容液の注出操作が行われたとき水量
    を再度判定し、この判定に応じ所定の保温温度を得るた
    めの加熱容量を設定することを特徴とする電気貯湯容
    器。
  3. 【請求項3】 室温を検出して、この室温を考慮して加
    熱容量を設定する請求項1、2のいずれかに記載の電気
    貯湯容器。
  4. 【請求項4】 内容液を加熱して沸騰させる沸騰モード
    と、内容液を所定温度に保温するように加熱する保温モ
    ードとを有した電気貯湯容器において、 保温モード時に、内容液の注出操作が行われない不使用
    状態で保温が所定時間継続したとき、予め設定した不使
    用保温状態での保温温度をそのときの水量に応じて得る
    ように加熱容量を設定することを特徴とする電気貯湯容
    器。
  5. 【請求項5】 室温をも考慮して保温温度を得るように
    加熱容量を設定する請求項4に記載の電気貯湯容器。
  6. 【請求項6】 交流電源により内容液を加熱して所定温
    度に保温する保温モードを有した電気貯湯容器におい
    て、 下限温度以下で全波通電によって加熱し、上限温度以上
    で半波通電によって加熱することを特徴とする電気貯湯
    容器。
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