JP2003135274A - 電気ポット - Google Patents

電気ポット

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JP2003135274A
JP2003135274A JP2001340465A JP2001340465A JP2003135274A JP 2003135274 A JP2003135274 A JP 2003135274A JP 2001340465 A JP2001340465 A JP 2001340465A JP 2001340465 A JP2001340465 A JP 2001340465A JP 2003135274 A JP2003135274 A JP 2003135274A
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temperature
heating
inner container
boiling
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Yoshihito Tsujinaga
義仁 辻永
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気ポットの空炊き検知において、湯沸し加
熱手段ON,OFF用リレー接点の耐久性を向上させ
る。 【解決手段】 湯沸しおよび保温が可能な内容器と、該
内容器を加熱する大電力の第1の加熱手段と、上記内容
器を加熱する小電力の第2の加熱手段と、上記第1の加
熱手段および第2の加熱手段の各加熱制御を行う加熱制
御手段と、上記内容器の底部を介して上記内容器内の水
の温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段で検
出された水の温度の上昇率を演算する温度上昇率演算手
段と、湯沸しを開始してからの経過時間を計測する計時
手段と、上記内容器の空炊きを判定する空炊き判定手段
とを備えてなる電気ポットにおいて、上記空炊き判定手
段は、湯沸し開始直後に上記第1の加熱手段に所定時間
通電し、その後同第1の加熱手段をOFFにして上記第
2の加熱手段のみに所定時間通電した後の温度上昇率
が、所定の温度上昇率以上である時に空炊きとの判定を
行うように構成し、湯沸し時における第1の加熱手段の
ON回数を1回で足りるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、空炊き検知機能
を備えた電気ポットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば特許第3012953号公報に示
される従来の電気ポットでは、湯沸し用の大電力の第1
の加熱手段と保温用の小電力の第2の加熱手段とを備
え、湯沸し開始後、これら第1,第2の両加熱手段を作
動させて内容器内の水を加熱沸とうさせた後、第2の加
熱手段のみにより所定の保温温度に保温するようになっ
ている。
【0003】一方、上記内容器の底面側にはサーミスタ
等の温度センサ(底センサ)が設けられているととも
に、制御部には上記湯沸しを開始してからの所定の経過
時間を計測するタイマ等の計時手段が設けられている。
【0004】そして、上記温度センサにより、上記内容
器内の水温の上昇を検出するとともに、上記計時手段に
より、上記湯沸しを開始してからの経過時間を計測す
る。
【0005】その際、上記湯沸し開始時から所定の時間
が経過するまでの間は、上記第1の加熱手段を所定のデ
ューティー比でON,OFF制御しながら、上記温度セ
ンサで上記内容器内の水の温度を検出し、同検出された
内容器内の水の温度上昇率が所定の上昇率以上の時に
は、上記内容器内に水がない空炊き状態であると判定し
て、上記第1,第2の加熱手段をOFFにする。
【0006】他方、その逆の時は、上記内容器内に水が
あるとして、上記所定の時間経過後に、上記第1,第2
の加熱手段に連続的に通電して、湯沸しを継続する。
【0007】このような構成によれば、湯沸し開始時か
ら、空炊き検知に必要な所定時間以内の間は、第1の加
熱手段のデューティー制御により連続通電による最大電
力よりも小さい電力で内容器が加熱されるから、仮に内
容器が空のまま加熱されたような場合にも、上記温度セ
ンサの検知温度が上昇し始めてから水の温度上昇率を検
知して通電を停止したとしても、可能な限り内容器の温
度上昇度合を低く抑えることができるので、内容器や温
度センサその他の部分に対するダメージ(過加熱ダメー
ジ)が小さくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のような
湯沸し用第1の加熱手段のON,OFFによるデューテ
ィー制御を行う構成の場合、他方、リレー接点の開閉回
数の増加により、当該リレー接点の損傷を生じやすく、
その耐久性、信頼性が問題となる。
【0009】また、電源の入切により上記第1の加熱手
段(湯沸しヒータ)自体の耐久性が問題になると同時
に、リレー接点の開閉ノイズ(ON/OFFノイズ)が
多く発生する欠点もある。
【0010】本願発明は、このような問題を解決するた
めになされたもので、上記湯沸し開始時の空炊き検知に
際し、上記湯沸し用第1の加熱手段のON回数を1回の
みで済むようにすることにより、リレー接点や湯沸しヒ
ータの耐久性、信頼性を向上させるとともに、リレー接
点開閉ノイズの発生を生ぜしめないようにした空炊き検
知機能付きの電気ポットを提供することを目的とするも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記の目的
を達成するために、それぞれ次のような課題解決手段を
備えて構成されている。
【0012】(1) 請求項1の発明 この発明の電気ポットは、湯沸しおよび保温が可能な内
容器と、該内容器を加熱する大電力の第1の加熱手段
と、上記内容器を加熱する小電力の第2の加熱手段と、
上記第1の加熱手段および第2の加熱手段の各加熱制御
を行う加熱制御手段と、上記内容器の底部を介して上記
内容器内の水の温度を検出する温度検出手段と、該温度
検出手段で検出された水の温度の上昇率を演算する温度
上昇率演算手段と、湯沸しを開始してからの経過時間を
計測する計時手段と、上記内容器の空炊きを判定する空
炊き判定手段とを備えてなる電気ポットにおいて、上記
空炊き判定手段は、湯沸し開始直後に上記第1の加熱手
段に所定時間通電し、その後同第1の加熱手段をOFF
にして上記第2の加熱手段のみに所定時間通電した後の
温度上昇率が、所定の温度上昇率以上である時に空炊き
との判定を行うように構成されている。
【0013】したがって、該構成では、先ず第1の加熱
手段が湯沸し開始直後に1回だけしかONしないので、
従来の構成に比べてリレー接点のON,OFF回数が遥
かに少なくなり、リレー接点、第1の加熱手段の耐久
性、信頼性が大きく向上する。また、リレー接点開閉ノ
イズ(ON/OFFノイズ)の発生量も少なくなる。
【0014】また、第2の加熱手段の通電時間との関係
で、上記第1の加熱手段の通電時間自体を短かくできる
ので、空炊き判定時間内における消費電力量も低減でき
る。その結果、空炊き時の内容器や温度検出手段のダメ
ージも小さくなる。
【0015】(2) 請求項2の発明 この発明の電気ポットは、上記請求項1の発明におい
て、上記第1の加熱手段への通電時間は、上記第2の加
熱手段への通電時間よりも短かいことを特徴としてい
る。
【0016】したがって、該構成では、第1の加熱手段
の加熱時間を短かくできる分、より内容器、温度検出手
段その他に与えるダメージが小さくなる。
【0017】(3) 請求項3の発明 この発明の電気ポットは、湯沸しおよび保温が可能な内
容器と、該内容器を加熱する大電力の第1の加熱手段
と、上記内容器を加熱する小電力の第2の加熱手段と、
上記第1の加熱手段および第2の加熱手段の各加熱制御
を行う加熱制御手段と、上記内容器の底部を介して上記
内容器内の水の温度を検出する温度検出手段と、該温度
検出手段で検出された水の温度の上昇率を演算する温度
上昇率演算手段と、湯沸しを開始してからの経過時間を
計測する計時手段と、上記内容器の空炊きを判定する空
炊き判定手段とを備えてなる電気ポットにおいて、上記
空炊き判定手段は、湯沸し開始直後に上記第1の加熱手
段に所定時間通電し、その後同第1の加熱手段をOFF
にして所定時間経過した後の温度上昇率が、所定の温度
上昇率以上である時に空炊きとの判定を行うように構成
されている。
【0018】したがって、該構成では、先ず第1の加熱
手段が湯沸し開始直後に1回だけしかONしないので、
従来の構成に比べてリレー接点のON,OFF回数が遥
かに少なくなり、リレー接点、第1の加熱手段の耐久
性、信頼性が大きく向上する。また、リレー接点開閉ノ
イズ(ON/OFFノイズ)の発生量も少なくなる。
【0019】また、第1の加熱手段のOFF以後、上記
第2の加熱手段もONされないので、より空炊き判定時
間内における消費電力量も低減できる。また、空炊き時
の内容器や温度検出手段のダメージも小さくなる。
【0020】(4) 請求項4の発明 この発明の電気ポットは、湯沸しおよび保温が可能な内
容器と、該内容器を加熱する大電力の第1の加熱手段
と、上記内容器を加熱する小電力の第2の加熱手段と、
上記第1の加熱手段および第2の加熱手段の各加熱制御
を行う加熱制御手段と、上記内容器の底部を介して上記
内容器内の水の温度を検出する温度検出手段と、該温度
検出手段で検出された水の温度の上昇率を演算する温度
上昇率演算手段と、湯沸しを開始してからの経過時間を
計測する計時手段と、上記内容器の空炊きを判定する空
炊き判定手段とを備えてなる電気ポットにおいて、上記
空炊き判定手段は、湯沸し開始直後に上記第2の加熱手
段のみに所定時間通電し、その後同第2の加熱手段をO
FFにすることなく、さらに上記第1の加熱手段にも所
定時間通電し、その後上記第1の加熱手段をOFFにし
て所定時間経過した後の温度上昇率が、所定の温度上昇
率以上である時に空炊きとの判定を行うように構成され
ている。
【0021】したがって、該構成では、少なくとも先ず
第1の加熱手段は湯沸し開始後に1回だけしかONしな
いので、従来の構成に比べてリレー接点のON,OFF
回数が遥かに少なくなり、リレー接点、第1の加熱手段
の耐久性、信頼性が大きく向上する。また、リレー接点
開閉ノイズ(ON/OFFノイズ)の発生量も少なくな
る。
【0022】また、第2の加熱手段の通電時間との関係
で、上記第1の加熱手段の通電時間自体を短かくできる
ので、空炊き判定時間内における消費電力量も低減でき
る。その結果、空炊き時の内容器や温度検出手段のダメ
ージも小さくなる。
【0023】(5) 請求項5の発明 この発明の電気ポットは、湯沸しおよび保温が可能な内
容器と、該内容器を加熱する大電力の第1の加熱手段
と、上記内容器を加熱する小電力の第2の加熱手段と、
上記第1の加熱手段および第2の加熱手段の各加熱制御
を行う加熱制御手段と、上記内容器の底部を介して上記
内容器内の水の温度を検出する温度検出手段と、該温度
検出手段で検出された水の温度の上昇率を演算する温度
上昇率演算手段と、湯沸しを開始してからの経過時間を
計測する計時手段と、上記内容器の空炊きを判定する空
炊き判定手段とを備えてなる電気ポットにおいて、上記
空炊き判定手段は、湯沸し開始直後に上記第2の加熱手
段のみに所定時間通電し、その後同第2の加熱手段をO
FFにすることなく上記第1の加熱手段に所定時間通電
し、その後上記第1,第2の加熱手段をOFFにした時
の温度上昇率が、所定の温度上昇率以上である時に空炊
きとの判定を行うように構成されている。
【0024】したがって、該構成では、少なくとも第1
の加熱手段は、湯沸し開始後に1回だけしかONしない
ので、従来の構成に比べてリレー接点のON,OFF回
数が遥かに少なくなり、リレー接点、第1の加熱手段の
耐久性、信頼性が大きく向上する。また、リレー接点開
閉ノイズ(ON/OFFノイズ)の発生量も少なくな
る。
【0025】また、第2の加熱手段の通電時間との関係
で、上記第1の加熱手段の通電時間自体を短かくできる
ので、空炊き判定時間内における消費電力量も低減でき
る。その結果、空炊き時の内容器や温度検出手段のダメ
ージも小さくなる。
【0026】
【発明の効果】以上の結果、本願発明によると、前述し
た従来の電気ポットの問題点を解決した耐久性、信頼性
のある電気ポットを提供することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、先
ず本願発明の電気ポットの、後に述べる各実施の形態に
共通な電気ポット本体部および制御装置部の構成と作用
について説明する。
【0028】(電気ポット本体部の構成)先ず図1〜図
3には、後述する本願発明の各実施の形態に共通な電気
ポットの本体および要部の構成が示されている。
【0029】この電気ポットは、先ず図1および図2に
示すように、貯湯用の内容器3を備えた容器本体1と、
該容器本体1の上部側開口部を開閉する蓋体2と、上記
内容器3を湯沸し時において加熱する加熱手段である湯
沸しヒータ4Aと、上記内容器3を保温時において加熱
する加熱手段である保温ヒータ4Bと、上記内容器3内
の湯を外部へ給湯するための給湯通路5と、該給湯通路
5の途中に設けられた実流量計測用の流量センサ80
と、AC電源が接続されている状態において上記給湯通
路5を介して上記内容器3内の湯を外部に送り出す電動
給湯ポンプ6と、AC電源が接続されていない状態にお
いて上記給湯通路5を介して内容器3内の湯を外部に送
り出すエア式の手動給湯ポンプ18とを備えて構成され
ている。
【0030】上記容器本体1は、外側面部を構成する合
成樹脂製の筒状の外ケース7と、内側面部を構成する上
記内容器3と、上記外ケース7と内容器3とを上部側で
一体に結合固定する合成樹脂製の環状の肩部材8と、底
面部を構成する合成樹脂製の皿状の底部材9とからなっ
ている。
【0031】上記内容器3は、ステンレス製の有底円筒
形状の内筒10と同じくステンレス製の円筒形状の外筒
11との間に真空断熱空間を設けた保温性能の高い真空
二重構造体からなっており、その底部には、外周部を除
いて上記内筒10の底面部のみにより構成された1枚板
部3aが形成されている。該1枚板部3aは若干上方に
高く突出して成形されていて、その下面側には、上記湯
沸しヒータ4Aと保温ヒータ4B(例えば雲母板にワッ
ト数の異なる2組の発熱体を保持させたマイカヒータよ
りなる)が取り付けられている。
【0032】上記内容器3の上端部には、上記内筒10
側の上端部を中心軸方向に向けて絞り加工したヒートキ
ープ構造の小径の給水口3bが形成されている。また符
号12は、上記内容器3の温度(換言すれば、内容器3
内の湯の温度)を検出する湯温検出手段として作用する
底センサ(湯温センサ)であり、サーミスタよりなって
いる。さらに、符号13は上記内容器3の満水位WL2
を表示する凸状の満水位表示部である。また、WL1
低水位(1/2水位)を示している。
【0033】上記蓋体2は、合成樹脂製の上板14と該
上板14に対して外周縁が結合された合成樹脂製の下板
15とからなっており、上記肩部材8の後部に設けられ
たヒンジ受け16に対してヒンジピン17を介して上下
方向に開閉自在且つ着脱自在に支持されている。
【0034】この蓋体2には、AC電源が接続されてい
ない状態でも上記給湯通路5を介して外部への給湯が可
能なように、手動押圧操作により圧縮作動されるエア式
の手動給湯ポンプ18が配設されている。該手動給湯ポ
ンプ18は、上記蓋体2の略中央部に形成された円筒部
19内に配設されたベローズタイプのものとされてお
り、押圧カバー20Aと押圧板20Bを介して蛇腹構造
のベローズ20Cを下方に押圧操作することにより、ベ
ローズ20C内の加圧空気20Dが空気吹込口を介して
内容器3内に吹き込まれ、該加圧空気の吹き込み圧力に
よって内容器3内のお湯が給湯通路5を介して外部へ押
し出されるようになっている。また、20Eはベローズ
20Cの上方への復元バネ、15Aは下板15側のベロ
ーズ支持板である。なお、符号21a〜21dは、下方
から上方に向けて相互に連通した蓋体2の蒸気排出通
路、22は同蒸気排出通路21a〜21dの蒸気導出部
21a側途中に配設された転倒止水弁である。
【0035】上記蓋体2における下板15の下面には、
金属製の内カバー部材23が固定されており、該内カバ
ー部材23の外周縁には、上記蓋体2の閉蓋時において
上記内容器3の給水口3bの上面に圧接される耐熱ラバ
ー製のシールパッキン24が設けられている。
【0036】上記給湯通路5の上流端側である上記内容
器3の下部位置には、内容器3側湯導入筒6a、給湯ポ
ンプ側湯吸入口6bを介して直流型の電動給湯ポンプ6
が配設されており、この給湯通路5においては上記湯導
入筒6aを介して湯吸入口6bより吸入された湯が当該
電動給湯ポンプ6のポンピング作用により、その吐出口
6cから吐出され、同給湯通路5の直管部5bを経て、
上記流量センサ80内の流量検出通路を通り、転倒止水
弁側連結パイプ5cから外部への湯注出口5dに導かれ
る。
【0037】さらに、符号35は、後述する各種スイッ
チ類の操作面や液晶表示部の表示面を備えた操作パネル
部、51aは、マイコン制御部60や以下に述べる各種
スイッチ類38〜41,42,43、液晶表示装置(駆
動部)等を備えたマイコン基板、51は、液晶表示部4
7の支持部材、50は、上記電動給湯ポンプ6の駆動回
路や湯沸しヒータ4A、保温ヒータ4Bの加熱制御回
路、沸とう報知や空炊き報知用のブザー56、同ブザー
56の駆動回路、安定化直流電源回路等を備えた電源基
板である。
【0038】上記操作パネル部35には、給湯スイッチ
38、給湯ロック解除スイッチ39、再沸騰/保温選択
スイッチ40、おやすみタイマースイッチ41、定量給
湯モード選択時における給湯量設定用アップダウンスイ
ッチ42,43、再沸騰表示用LED44、保温動作表
示用LED45、給湯ロック解除表示用LED46、液
晶表示部47等が設けられている。
【0039】上記液晶表示部47には、例えば時刻/時
間/湯温/作動状態等兼用表示部47a、保温設定温度
表示部47b、まほうびん保温表示部47cが設けられ
ており、各種の便利な情報表示がなされるようになって
いる。
【0040】この電動給湯型の電気ポットは、上記給湯
スイッチ38を押し続ける限り、連続的に上記電動給湯
ポンプ6を駆動して湯を注出できる連続給湯モードと、
給湯スイッチ38を押し続けても、予めアップダウンス
イッチ42,43で設定した所定量の湯を注出すると上
記電動給湯ポンプ6が停止する定量給湯モードとの2種
の給湯モードを備えて構成されている。
【0041】そして、それに使用される流量センサ80
は、例えば回転支軸81の外周に筒状のハブを介して螺
旋状の回転スクリュー羽根82を遊嵌し、それらを給湯
通路5の直管部5bの上端に嵌合筒83を介して嵌合固
定して構成されている。
【0042】(制御回路部の構成)次に図3は、上記構
成の電気ポット本体における制御回路部の構成を示すブ
ロック図である。
【0043】図3中、符号57は例えば平滑コンデンサ
および電源ICよりなり、マイコン制御部60および加
熱制御部54、ポンプ電源部55等に直流電源を供給す
る直流安定化電源部、また54は湯沸しヒータ4Aおよ
び保温ヒータ4BのON,OFF制御用の加熱制御部、
4A,4Bは上述した湯沸しヒータ4Aおよび保温ヒー
タ4Bよりなる加熱手段、38〜43は上述の給湯スイ
ッチ他のスイッチ、6は上述の直流型の電動給湯ポンプ
である。
【0044】上記湯沸しヒータ4Aは、例えば上記マイ
コン制御部60から、上記加熱制御部54に湯沸しヒー
タON信号が出力されると、例えば図示しないトランジ
スタを介して電源リレーを駆動し、それに対応してリレ
ー接点(電源スイッチ)がONになることにより作動さ
れる。
【0045】また、上記保温ヒータ4Bは、上記マイコ
ン制御部60から、上記加熱制御部54に保温ヒータO
N信号が出力されると、例えば図示しないトランジスタ
がONになることにより、トライアックを駆動させて作
動される。
【0046】また、上記マイコン制御部60には、さら
に液晶表示部47、再沸騰表示用LED44、保温動作
表示用LED45、給湯ロック解除表示用LED46等
の各種LED表示部や給湯スイッチ38、再沸騰/保温
選択スイッチ40、給湯ロック解除スイッチ39、おや
すみタイマースイッチ41等の各種操作部や底センサ
(サーミスタ)12、流量センサ80などの各種センサ
ー部、ブザー56等が、各々図示しない入出力ポートを
介して接続されている。
【0047】そして、以上の電気ポットでは、湯沸時に
は、例えば後述するように、上記湯沸しヒータ4A又は
保温ヒータ4Bを使用して空炊き検知を行ない、その結
果、空炊きでないと判定された場合には、以後湯沸しヒ
ータ4Aおよび保温ヒータ4B両方の高加熱出力で速や
かに沸とう状態まで加熱した後に、上記ブザー56のブ
ザー音による沸とう報知(湯沸し完了報知)を行って湯
沸しヒータ4AをOFFにし、その後、保温工程に移行
する。
【0048】そして、同保温工程では、上記底センサ
(湯温センサ)12により検出された湯温Tを、例えば
98℃〜10℃の間の所定の温度レベル毎に表示する。
【0049】(実施の形態1に係る空炊き検知制御)次
に図4、図5のフローチャートおよび図6のタイムチャ
ートは、本願発明の実施の形態1に係る電気ポットの空
炊き検知制御の内容を示している。
【0050】すなわち、該制御では、先ず上述の電気ポ
ットの電源回路に電源プラグが接続されると、それを検
出して湯沸し制御が開始される。
【0051】そこで、先ず上記マイコン制御部のマイコ
ンは、同湯沸し制御が開始され、湯沸し中であるか否か
を判定する(ステップS1)。その結果、NOの時は、
そのまま制御を終える。他方、YESの湯沸し中である
と判定された時は、続いて既に空炊き判定(本システム
では1回のみ実行)が終了しているか否かを判定する
(ステップS2)。その判定結果がYESの時も、本空
炊き判定制御は上記のようにシステム設計上1回で足り
るとしていることから、そのまま本制御を終了する。他
方、同判定結果が、NOの未だ空炊き判定が終了してい
ない時(行われていない時)は、図6のタイムチャート
に示すように、直ちに上記湯沸しヒータ4Aおよび保温
ヒータ4BをON(通電状態)にして、高出力で上記内
容器3の加熱を開始する(ステップS3)。
【0052】そして、それに続いて、上記内容器3の温
度上昇を見るに十分な所定の設定時間20秒等各種設定
時間カウント用のタイマのカウント動作を開始させる
(ステップS4)。このタイマは、特許請求の範囲中の
記載における湯沸しを開始してから(湯沸しヒータ4A
をONにしてから)の経過時間を計測する計時手段に対
応する。
【0053】その後、上記タイマの設定時間20秒の経
過(20秒のカウントアップ)を判定し(ステップ
5)、NOの時は同設定時間20秒が経過するまで、
上記湯沸しヒータ4Aおよび保温ヒータ4BのON状態
(ステップS3)並びにタイマカウント動作(ステップ
4)を接続する一方、YES(20秒経過)になる
と、該20秒経過時点で、図6のタイムチャートに示さ
れるように、大電力の湯沸しヒータ4AのみをOFFに
し(ステップS6)、保温ヒータ4BのみをONにした
状態での空炊き判定制御(ステップS7)に進む。
【0054】この空炊き判定制御は、例えばサブルーチ
ンとして図5のフローチャートに示されるようにしてな
される。
【0055】すなわち、先ず上記タイマのカウント値に
基き、空炊き判定に必要な湯温を検出する、上記湯沸し
を開始してから(空炊き検知制御を開始してから)の所
定経過時間40秒が経過したか否かを判定する(ステッ
プS1)。その結果、NOの未だ上記湯温検出開始時間
40秒が経過していない時は、一旦当該制御を終えて、
さらに再び40秒の経過を判定する。
【0056】他方、上記湯温検出開始時間40秒が経過
したYESの時は、湯温上昇率判定の基準となる湯温検
出値Tの基データT1(最初の1回目の湯温検出値)が
メモリされているか否かを判定する(ステップS2)。
この湯温検出制御は、上記湯温検出開始時間(40秒)
経過後、2秒サイクルで行われる。
【0057】同判定の結果、基データT1が未だメモリ
されていないNOの最初の1回目の湯温検出タイミング
の時は、次に上述の基データT1となる最低温側の湯温
を底センサ12により検出して入力する(ステップ
3)。そして、その後、湯温検出サイクル2秒の経過
を判定する。他方、すでに同基データT1があるYES
の場合(2回目以降の湯温検出の場合)には、上記基デ
ータT1としての湯温検出(ステップS3)を行うことな
く、続いて上述の湯温検出サイクル2秒の経過を判定す
る(ステップS4)。
【0058】次に、上記ステップS3又はステップS2
れからの場合においても、それぞれ湯温検出サイクル2
秒が経過すると(ステップS4でYES)、比較すべき
新たな湯温データTnを検出して入力する(ステップS
5)。
【0059】続いて、それに対応して上記2秒毎の湯温
データ検出回数nをカウントして行く(ステップ
6)。
【0060】次に、上記新たに検出された湯温データT
nが前回データTn-1よりも大であるか否か、つまり湯
温は上昇方向に変化しているか否かを判定する(ステッ
プS 7)。その結果、YESの時は、さらに上記ステッ
プS6でカウントされた2秒毎の湯温検出回数nが設定
回数n回(n=10回)となったか否かを判定する(ス
テップS8)。
【0061】そして、その結果、YESの2秒毎にn回
(10回)検出してきた湯温が全て上昇方向の変化であ
る場合には、最終的にn回目(10回目)の最終湯温デ
ータTn(T10)と上記最初の基データT1との温度差
ΔT=Tn−T1が所定の設定値ΔTs以上であるか否
かを判定し、YESの時に初めて「空炊き」と判定する
(ステップS10)。
【0062】他方、これとは異なり、上記n回の湯温検
出期間中において上記現在湯温Tnが前回湯温Tn-1
りも小さくなったステップS7でNO判定の給水された
場合や上記内容器3内に十分な量の水があり、湯温の上
昇率ΔTが空炊き時よりも小さいステップS9でNO判
定の場合などには、空炊き判定を行うことなく、同図5
の空炊き制御を終える。
【0063】以上のようにして空炊き判定が行われた
後、再び図4のフローチャートのステップS7以下に戻
る。
【0064】そして、その後、続いてシステムとして、
一旦空炊き判定処理が終了したことを確認(ステップS
8)した上で、その判定データに基き最終的な空炊き又
は非空炊き判定を下す(ステップS9)。
【0065】その結果、NOの非空炊き判定の場合に
は、保温ヒータ4Bに加えて上述の湯沸しヒータ4Aを
再びON(通電状態)にして、改めて高出力での湯沸し
を開始する(ステップS10)。他方、YESの空炊き判
定の場合には、上述のブザー56により、空炊き報知を
行ない(ステップS11)、さらに上述の湯沸しヒータ4
AのOFFに加えて、保温ヒータ4BをもOFFにし
て、当該制御を終える(ステップS12)。
【0066】以上のように、本願発明の実施の形態1に
係る電気ポットは、湯沸しおよび保温が可能な内容器3
と、上記内容器3を加熱する大電力の第1の加熱手段と
しての湯沸しヒータ4Aと、上記内容器3を加熱する小
電力の第2の加熱手段と、上記第1の加熱手段および第
2の加熱手段の各加熱制御を行う加熱制御手段としての
保温ヒータ4Bと、上記内容器3の底部を介して上記内
容器3内の水の温度を検出する温度検出手段としての底
センサ12と、該温度検出手段としての底センサ12で
検出された水の温度の上昇率を演算する温度上昇率演算
手段と、湯沸しを開始してからの経過時間を計測する計
時手段としてのタイマと、上記内容器3の空炊きを判定
する空炊き判定手段とを備えてなる電気ポットにおい
て、上記空炊き判定手段は、先ず湯沸し開始直後に上記
第1の加熱手段としての湯沸しヒータ4Aに所定時間
(20秒)通電し、その後同第1の加熱手段としての湯
沸しヒータ4AをOFFにして、さらに、上記第2の加
熱手段としての保温ヒータ4Bのみに所定時間(20
秒)通電した後の温度上昇率ΔTが、所定の温度上昇率
ΔTs以上である時に空炊きとの判定を行うように構成
されている。
【0067】したがって、該構成では、先ず第1の加熱
手段としての湯沸しヒータ4Aが湯沸し開始直後に1回
だけしかONしないので、前述した従来例の構成(デュ
ーティー制御)に比べて湯沸しヒータON,OFF用リ
レー接点のON,OFF回数が遥かに少なくなり、同リ
レー接点、湯沸しヒータ4A等の耐久性、信頼性が大き
く向上する。
【0068】また、リレー接点開閉ノイズ(ON/OF
Fノイズ)の発生量も少なくなる。
【0069】さらに、第2の加熱手段としての保温ヒー
タ4Bの通電時間40秒との関係で、上記第1の加熱手
段としての湯沸しヒータ4Aの通電時間自体を20秒と
短かくすることができるので、空炊き判定時間内におけ
る消費電力量も低減できる。
【0070】その結果、空炊き時の内容器3や温度検出
手段としての底センサ12のダメージも小さくなる。
【0071】(実施の形態2に係る空炊き検知制御)次
に図7のフローチャートおよび図8のタイムチャート
は、本願発明の実施の形態2に係る電気ポットの空炊き
検知制御の内容を示している。
【0072】すなわち、該制御では、先ず上述の電気ポ
ットの電源回路に電源プラグが接続されると、それを検
出して湯沸し制御が開始される。
【0073】そこで、先ず上記マイコン制御部のマイコ
ンは、同湯沸し制御が開始され、湯沸し中であるか否か
を判定する(ステップS1)。その結果、NOの時は、
そのまま制御を終える。他方、YESの湯沸し中である
と判定された時は、続いて既に空炊き判定(本システム
では1回のみ実行)が終了しているか否かを判定する
(ステップS2)。その判定結果がYESの時は、上記
のように本空炊き判定制御はシステム設計上1回のみの
実行で足りるとしていることから、そのまま本制御を終
了する。他方、同判定結果が、NOの未だ空炊き判定が
終了していない時(一度も行われていない時)は、図8
のタイムチャートに示すように、直ちに上記湯沸しヒー
タ4Aおよび保温ヒータ4BをON(通電状態)にし
て、高出力で上記内容器3の加熱を開始する(ステップ
3)。
【0074】そして、それに続いて、上記内容器3の温
度上昇を見るに十分な所定の設定時間20秒および湯温
検出制御開始のための設定時間40秒等各種設定時間カ
ウント用のタイマのカウント動作を開始させる(ステッ
プS4)。このタイマは、特許請求の範囲中の記載にお
ける湯沸しを開始してから(湯沸しヒータ4AをONに
してから)の経過時間を計測する計時手段に対応する。
【0075】その後、上記タイマのカウント値から上記
設定時間20秒の経過(20秒のカウントアップ)を判
定し(ステップS5)、NOの時は同設定時間20秒が
経過するまで、上記湯沸しヒータ4Aおよび保温ヒータ
4BのON状態(ステップS 3)並びにタイマカウント
動作(ステップS4)を継続する一方、YES(20秒
経過)になると、該20秒経過時点で図8のタイムチャ
ートに示されるように、大電力の湯沸しヒータ4Aと保
温ヒータ4Bを共にOFFにし(ステップS6)、同状
態で空炊き判定制御(ステップS7)に進む。
【0076】この空炊き判定制御は、例えばサブルーチ
ンとして前述の図5のフローチャートに示されるように
してなされる。
【0077】すなわち、先ず上記タイマのカウント値に
基き、空炊き判定に必要な湯温を検出する、上記湯沸し
を開始してから(空炊き検知制御を開始してから)の所
定経過時間40秒が経過したか否かを判定する(ステッ
プS1)。その結果、NOの未だ上記湯温検出開始時間
40秒が経過していない時は、一旦当該制御を終えて、
さらに再び40秒の経過を判定する。
【0078】他方、上記湯温検出開始時間40秒が経過
したYESの時は、湯温上昇率判定の基準となる湯温検
出値Tの基データT1(最初の1回目の湯温検出値)が
メモリされているか否かを判定する(ステップS2)。
この湯温検出制御は、上記湯温検出開始時間(40秒)
経過後、2秒サイクルで行われる。
【0079】同判定の結果、基データT1が未だメモリ
されていないNOの最初の1回目の湯温検出タイミング
の時は、次に上述の基データT1となる最低温側の湯温
を底センサ12により検出して入力する(ステップ
3)。そして、その後、湯温検出サイクル2秒の経過
を判定する。他方、すでに同基データT1があるYES
の場合(2回目以降の湯温検出の場合)には、上記基デ
ータT1としての湯温検出(ステップS3)を行うことな
く、続いて上述の湯温検出サイクル2秒の経過を判定す
る(ステップS4)。
【0080】次に、上記ステップS3又はステップS2
れからの場合においても、それぞれ湯温検出サイクル2
秒が経過すると(ステップS4でYES)、比較すべき
新たな湯温データTnを検出して入力する(ステップS
5)。
【0081】続いて、それに対応して上記2秒毎の湯温
データ検出回数nをカウントして行く(ステップ
6)。
【0082】次に、上記新たに検出された湯温データT
nが前回データTn-1よりも大であるか否か、つまり湯
温は上昇方向に変化しているか否かを判定する(ステッ
プS 7)。その結果、YESの時は、さらに上記ステッ
プS6でカウントされた2秒毎の湯温検出回数nが設定
回数n回(例えばn=10回)となったか否かを判定す
る(ステップS8)。
【0083】そして、その結果、YESの2秒毎にn回
(10回)検出してきた湯温が全て上昇方向の変化であ
る場合には、最終的にn回目(10回目)の最終湯温デ
ータTn(T10)と上記最初の基データT1との温度差
ΔT(ΔT=Tn−T1)が所定の設定値ΔTs以上で
あるか否かを判定し、YESの時(ΔT≧ΔTs)に初
めて「空炊き」と判定する(ステップS10)。
【0084】他方、これとは異なり、上記n回の湯温検
出期間中において上記現在の湯温Tnが前回の湯温T
n-1よりも小さくなったステップS7でNO判定の給水が
行われた場合や上記内容器3内に十分な量の水があり、
上記湯温の上昇率ΔTが空炊き時の判定基準ΔTsより
も小さいステップS9でNO判定の場合などには、上記
ステップS10の空炊き判定を行うことなく、同図5の空
炊き判定制御を終える。
【0085】以上のようにして空炊き判定が行われた
後、再び図7のメインルーチンのフローチャートのステ
ップS7以下に戻る。
【0086】そして、その後、続いてシステムとして、
一旦空炊き判定処理が終了したことを確認(ステップS
8)した上で、その判定データに基き最終的な空炊き又
は非空炊き判定を下す(ステップS9)。
【0087】その結果、NOの非空炊き判定の場合に
は、保温ヒータ4Bに加えて上述の湯沸しヒータ4Aを
再びON(通電状態)にして、改めて高出力での湯沸し
を開始する(ステップS10)。他方、YESの空炊き判
定の場合には、上述のブザー56により、ユーザーに対
して空炊き報知を行ない(ステップS11)、さらに上述
の湯沸しヒータ4AのOFFに加えて、保温ヒータ4B
をもOFFにして、当該制御を終える(ステップ
12)。
【0088】以上のように、本願発明の実施の形態2に
係る電気ポットは、湯沸しおよび保温が可能な内容器3
と、該内容器3を加熱する大電力の第1の加熱手段とし
ての湯沸しヒータ4Aと、上記内容器3を加熱する小電
力の第2の加熱手段としての保温ヒータ4Bと、上記第
1の加熱手段としての湯沸しヒータ4Aおよび第2の加
熱手段としての保温ヒータ4Bの各加熱制御を行う加熱
制御手段と、上記内容器3の底部を介して上記内容器3
内の水の温度を検出する温度検出手段としての底センサ
12と、該温度検出手段としての底センサ12で検出さ
れた水の温度の上昇率ΔTを演算する温度上昇率演算手
段と、湯沸しを開始してからの経過時間を計測する計時
手段としてのタイマと、上記内容器3の空炊きを判定す
る空炊き判定手段とを備えてなる電気ポットにおいて、
上記空炊き判定手段は、湯沸し開始直後に上記第1の加
熱手段としての湯沸しヒータ4Aおよび保温ヒータ4B
に所定時間(20秒)だけ通電し、その後同第1の加熱
手段としての湯沸しヒータ4Aおよび第2の加熱手段と
しての保温ヒータ4Bを共にOFFにして所定時間(4
0秒)だけ経過した時点の温度上昇率ΔTが、所定の温
度上昇率ΔTs以上である時に空炊きとの判定を行うよ
うに構成されている。
【0089】したがって、該構成では、先ず第1の加熱
手段としての湯沸しヒータ4Aが湯沸し開始直後に1回
だけしかONしないので、前述した従来例の構成(デュ
ーティー制御)に比べて、湯沸しヒータON,OFF用
リレー接点のON,OFF回数が遥かに少なくなり、当
該リレー接点、湯沸しヒータ4Aの耐久性、信頼性が大
きく向上する。また、リレー接点開閉ノイズ(ON/O
FFノイズ)の発生量も少なくなる。
【0090】さらに、該構成では、上記実施の形態1の
場合と異なり、上記第1の加熱手段としての湯沸しヒー
タ4AのOFFと同時に、上記第2の加熱手段としての
保温ヒータ4BもOFFされるので、より空炊き判定時
間内における消費電力量を低減できるようになる。ま
た、上記第1の加熱手段としての湯沸しヒータ4Aおよ
び第2の加熱手段としての保温ヒータ4BのON時間が
20秒と非常に短かいことから、空炊き時の内容器や温
度検出手段のダメージも小さくなる。
【0091】(実施の形態3に係る空炊き検知制御)次
に図9のフローチャートおよび図10のタイムチャート
は、本願発明の実施の形態3に係る電気ポットの空炊き
検知制御の内容を示している。
【0092】すなわち、該制御では、先ず上述の電気ポ
ットの電源回路に電源プラグが接続されると、それを検
出して湯沸し制御が開始される。
【0093】そこで、先ず上記マイコン制御部のマイコ
ンは、同湯沸し制御が開始され、湯沸し中であるか否か
を判定する(ステップS1)。その結果、NOの時は、
そのまま制御を終える。他方、YESの湯沸し中である
と判定された時は、続いて既に空炊き判定(本システム
では1回のみ実行)が終了しているか否かを判定する
(ステップS2)。その判定結果がYESの時は、上記
のように空炊き判定本制御はシステム設計上1回のみの
実行で足りるとしていることから、そのまま本制御を終
了する。他方、同判定結果が、NOの未だ空炊き判定が
終了していない時(一度も行われていない時)は、図1
0のタイムチャートに示すように、先ず上記保温ヒータ
4BのみをON(通電状態)にして、低出力で上記内容
器3の予熱を開始する(ステップS3)。
【0094】そして、それに続いて、上記内容器3の温
度上昇を見るに十分な所定の設定時間20秒および湯温
検出制御開始のための設定時間40秒等各種設定時間カ
ウント用のタイマのカウント動作を開始させる(ステッ
プS4)。このタイマは、特許請求の範囲中の記載にお
ける湯沸しを開始してから(湯沸しヒータ4AをONに
してから)の経過時間を計測する計時手段に対応する。
【0095】その後、上記タイマのカウント値から上記
設定時間20秒の経過(20秒のカウントアップ)を判
定し(ステップS5)、NOの時は同設定時間20秒が
経過するまで、上記保温ヒータ4BのON状態(ステッ
プS3)並びにタイマカウント動作(ステップS4)を継
続する一方、YES(20秒経過)になると、該20秒
経過時点で図10のタイムチャートに示されるように、
さらに大電力の湯沸しヒータ4AをONにし(ステップ
6)、湯沸しヒータ4Aおよび保温ヒータ4Bの両立
をONにした高出力状態で内容器3を加熱する。
【0096】そして、その後、上記タイマのカウント値
に基き、上記湯沸しを開始してから(空炊き検知制御を
開始してから)所定時間40秒が経過したか否かを判定
する(ステップS7)その結果、NOの未だ上記湯温検
出開始時間40秒が経過していない時は、同40秒が経
過するまで、上記高出力での加熱を継続する。
【0097】他方、上記所定時間40秒が経過したYE
Sの時は、先ず上記湯沸しヒータ4AのOFFにして出
力を落し(ステップS8)、その後、前述の場合(図
5)と同様の空炊き判定制御(ステップS9)に進む。
【0098】この場合の空炊き判定制御でも、上記各実
施の形態の場合と同様に、上記図5のフローチャートの
ステップS1の設定時間が40秒となっており、同時間
40秒が経過した後、上記保温ヒータ4BのみをONに
した状態で、そのステップS 2からステップS8,S9
10と同様の処理を行って、最終的に湯沸し開始から6
0秒が経過した時点における10回目の最終湯温データ
10と上記最初の基データT1との温度差ΔT(ΔT=
10−T1)が所定の設定値ΔTs以上であるか否かを
判定し、YESの時(ΔT≧ΔTs)に初めて「空炊
き」と判定する。
【0099】そして、その後、再び上述した図9のメイ
ンルーチンのフローチャートのステップS9以下に戻
り、システムとして空炊き判定処理が終了したことを確
認(ステップS10)した上で、その判定データに基き最
終的な空炊き又は非空炊き判定を下す(ステップ
11)。
【0100】その結果、NOの非空炊き判定の場合に
は、上述の湯沸しヒータ4Aおよび保温ヒータ4Bの各
々を再びON(通電状態)にして、改めて湯沸しを開始
する(ステップS12)。他方、YESの空炊き判定の場
合には、上述のブザー56により、ユーザーに対して空
炊き報知を行ない(ステップS13)、さらに上述の湯沸
しヒータ4A、保温ヒータ4BをそれぞれOFFにし
て、当該制御を終える(ステップS14)。
【0101】以上のように、本願発明の実施の形態3に
係る電気ポットは、湯沸しおよび保温が可能な内容器3
と、該内容器3を加熱する大電力の第1の加熱手段とし
ての湯沸しヒータ4Aと、上記内容器3を加熱する小電
力の第2の加熱手段としての保温ヒータ4Bと、上記第
1の加熱手段としての湯沸しヒータ4Aおよび第2の加
熱手段としての保温ヒータ4Bの各加熱制御を行う加熱
制御手段と、上記内容器3の底部を介して上記内容器3
内の水の温度を検出する温度検出手段としての底センサ
12と、該温度検出手段としての底センサ12で検出さ
れた水の温度の上昇率を演算する温度上昇率演算手段
と、湯沸しを開始してからの経過時間を計測する計時手
段としてのタイマと、上記内容器3の空炊きを判定する
空炊き判定手段とを備えてなる電気ポットにおいて、上
記空炊き判定手段は、湯沸し開始直後に上記第2の加熱
手段としての保温ヒータ4Bのみに所定時間(20秒)
通電して予熱し、その後同第2の加熱手段としての保温
ヒータ4BをOFFにすることなく、さらに上記第1の
加熱手段としての湯沸しヒータ4Aにも所定時間(20
秒)通電し、その後(湯沸しを開始してから40秒が経
過した時点で)、上記第1の加熱手段としての湯沸しヒ
ータ4AのみをOFFにする。そして、それから所定時
間(20秒)経過した後に、さらに上記第2の加熱手段
としての保温ヒータ4BをもOFFにする。そして、そ
の時点(上記湯沸しを開始してから60秒が経過した時
点)の温度上昇率ΔTが、所定の温度上昇率ΔTs以上
である時に、「空炊き」との判定を行うように構成され
ている。
【0102】したがって、該構成では、少なくとも先ず
第1の加熱手段としての湯沸しヒータ4Aは湯沸し開始
後、20秒経過時に1回だけしかONしないので、前述
した従来例の構成に比べてリレー接点のON,OFF回
数が遥かに少なくなり、湯沸しヒータON,OFF用の
リレー接点、第1の加熱手段としての湯沸しヒータ4A
の耐久性、信頼性が大きく向上する。また、リレー接点
開閉ノイズ(OFFノイズ)も発生しなくなる。
【0103】また、第2の加熱手段としての保温ヒータ
4Bの通電時間(60秒)との関係で、上記第1の加熱
手段としての湯沸しヒータ4Aの通電時間自体を20秒
(又は20秒以下)に短かくできるようになるので、空
炊き判定時間内における消費電力量も低減できる。その
結果、空炊き時の内容器3や温度検出手段である底セン
サ12のダメージも小さくなる。
【0104】(実施の形態4に係る空炊き検知制御)次
に図11のフローチャートおよび図12のタイムチャー
トは、本願発明の実施の形態4に係る電気ポットの空炊
き検知制御の内容を示している。
【0105】すなわち、該制御では、先ず上述の電気ポ
ットの電源回路に電源プラグが接続されると、それを検
出して湯沸し制御が開始される。
【0106】そこで、先ず上記マイコン制御部のマイコ
ンは、同湯沸し制御が開始され、湯沸し中であるか否か
を判定する(ステップS1)。その結果、NOの時は、
そのまま制御を終える。他方、YESの湯沸し中である
と判定された時は、続いて既に空炊き判定(本システム
では1回のみ実行)が終了しているか否かを判定する
(ステップS2)。その判定結果がYESの時は、上記
のように空炊き判定本制御はシステム設計上1回のみの
実行で足りるとしていることから、そのまま本制御を終
了する。他方、同判定結果が、NOの未だ空炊き判定が
終了していない時(一度も行われていない時)は、図1
2のタイムチャートに示すように、先ず上記保温ヒータ
4BのみをON(通電状態)にして、低出力で上記内容
器3の予熱を開始する(ステップS3)。
【0107】そして、それに続いて、上記内容器3の温
度上昇を見るに十分な所定の設定時間20秒および湯温
検出制御開始のための設定時間40秒等各種設定時間カ
ウント用のタイマのカウント動作を開始させる(ステッ
プS4)。このタイマは、特許請求の範囲中の記載にお
ける湯沸し等を開始してから(保温ヒータ4B又は湯沸
しヒータ4AをONにしてから)の経過時間を計測する
計時手段に対応する。
【0108】その後、上記タイマのカウント値から上記
設定時間20秒の経過(20秒のカウントアップ)を判
定し(ステップS5)、NOの時は同設定時間20秒が
経過するまで、上記保温ヒータ4BのON状態(ステッ
プS3)並びにタイマカウント動作(ステップS4)を継
続する一方、YES(20秒経過)になると、該20秒
経過時点で図12のタイムチャートに示されるように、
さらに大電力の湯沸しヒータ4AをONにし(ステップ
6)、湯沸しヒータ4Aおよび保温ヒータ4Bの両方
をONにした高出力状態で内容器3を加熱する。
【0109】そして、その後、上記タイマのカウント値
に基き、上記湯沸しを開始してから(空炊き検知制御を
開始してから)所定時間40秒が経過したか否かを判定
する(ステップS7)。その結果、NOの未だ上記湯温
検出開始時間40秒が経過していない時は、同40秒が
経過するまで、上記高出力での加熱を継続する。
【0110】他方、上記所定時間40秒が経過したYE
Sの時は、先ず上記湯沸しヒータ4Aおよび保温ヒータ
4Bを共にOFFにして加熱を停止し(ステップ
8)、その後、前述の場合(図5)と同様の空炊き判
定制御(ステップS9)に進む。
【0111】この場合の空炊き判定制御でも、図5のフ
ローチャートのステップS1の設定時間は40秒となっ
ており、同時間40秒が経過した後、さらに上記湯沸し
ヒータ4Aおよび保温ヒータ4Bの各々OFF状態にお
いて、上述のステップS2からステップS8,S9,S10
と各々同様の処理を行って、最終的に湯沸し開始から6
0秒が経過した10回目の最終湯温データT10と上記最
初の基データT1との温度差ΔT(ΔT=T10−T1)が
所定の設定値ΔTs以上であるか否かを判定し、YES
の時(ΔT≧ΔTs)に初めて「空炊き」と判定する。
【0112】そして、その後、再び上述した図11のメ
インルーチンのフローチャートのステップS9以下に戻
り、システムとして空炊き判定処理が終了したことを確
認(ステップS10)した上で、その判定データに基き最
終的な空炊き又は非空炊き判定を下す(ステップ
11)。
【0113】その結果、NOの非空炊き判定の場合に
は、上述の湯沸しヒータ4Aおよび保温ヒータ4Bの各
々を再びON(通電状態)にして、改めて湯沸しを開始
する(ステップS12)。他方、YESの空炊き判定の場
合には、上述のブザー56により、ユーザーに対して空
炊き報知を行ない(ステップS13)、さらに上述の湯沸
しヒータ4A、保温ヒータ4BをそれぞれOFFにし
て、当該制御を終える(ステップS14)。
【0114】以上のように、本願発明の実施の形態4に
係る電気ポットは、湯沸しおよび保温が可能な内容器3
と、該内容器3を加熱する大電力の第1の加熱手段とし
ての湯沸しヒータ4Aと、上記内容器3を加熱する小電
力の第2の加熱手段としての保温ヒータ4Bと、上記第
1の加熱手段としての湯沸しヒータ4Aおよび第2の加
熱手段としての保温ヒータ4Bの各加熱制御を行う加熱
制御手段と、上記内容器3の底部を介して上記内容器3
内の水の温度を検出する温度検出手段としての底センサ
12と、該温度検出手段としての底センサ12で検出さ
れた水の温度の上昇率を演算する温度上昇率演算手段
と、湯沸しを開始してからの経過時間を計測する計時手
段としてのタイマと、上記内容器3の空炊きを判定する
空炊き判定手段とを備えてなる電気ポットにおいて、上
記空炊き判定手段は、先ず湯沸し開始直後に上記第2の
加熱手段としての保温ヒータ4Bのみに所定時間(20
秒)通電し、その後同第2の加熱手段としての保温ヒー
タ4BをOFFにすることなく上記第1の加熱手段とし
ての湯沸しヒータ4Aに所定時間(20秒)通電し、そ
の後上記第1の加熱手段としての湯沸しヒータ4Aおよ
び第2の加熱手段としての保温ヒータ4Bを共にOFF
にする。そして、その後、所定時間(20秒)が経過し
た時(湯沸し開始から60秒経過した時)の温度上昇率
ΔTが、所定の温度上昇率ΔTs以上である時に、「空
炊き」との判定を行うように構成されている。
【0115】したがって、該構成では、少なくとも第1
の加熱手段としての湯沸しヒータ4Aは、湯沸し開始
後、所定時間20秒が経過した時に1回だけしかONし
ないので、従来の構成に比べてリレー接点のON,OF
F回数が遥かに少なくなり、湯沸しヒータON,OFF
用リレー接点、湯沸しヒータ4Aの耐久性、信頼性が大
きく向上する。また、リレー接点開閉ノイズ(ON/O
FFノイズ)の発生量も少なくなる。
【0116】また、第2の加熱手段としての保温ヒータ
4Bの通電時間(40秒)との関係で、上記第1の加熱
手段としての湯沸しヒータ4Aの通電時間自体を20秒
と短かくできるので、空炊き判定時間内における消費電
力量も低減できる。その結果、空炊き時の内容器3や温
度検出手段である底センサ12のダメージも小さくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の各実施の形態に共通な電気ポット本
体部分の構成を示す右側方から見た前後方向の中央縦断
面図である。
【図2】同電気ポット本体部分の平面図である。
【図3】同電気ポット本体部分の制御ブロック回路図で
ある。
【図4】本願発明の実施の形態1に係る空炊き検知制御
の内容を示すメインルーチンのフローチャートである。
【図5】同空炊き検知制御における空炊き判定制御の内
容を示すサブルーチンのフローチャートである。
【図6】同空炊き検知制御の内容を示すタイムチャート
である。
【図7】本願発明の実施の形態2に係る空炊き検知制御
の内容を示すフローチャートである。
【図8】同空炊き検知制御の内容を示すタイムチャート
である。
【図9】本願発明の実施の形態3に係る空炊き検知制御
の内容を示すフローチャートである。
【図10】同空炊き検知制御の内容を示すタイムチャー
トである。
【図11】本願発明の実施の形態4に係る空炊き検知制
御の内容を示すフローチャートである。
【図12】同空炊き検知制御の内容を示すタイムチャー
トである。
【符号の説明】
1は容器本体、2は蓋体、3は内容器、4Aは湯沸しヒ
ータ、4Bは保温ヒータ、5は給湯通路、6は電動給湯
ポンプ、7は外ケース、10は内筒、11は外筒、12
は底センサ(サーミスタ)、18は手動給湯ポンプ、4
7は液晶表示部、47bは保温設定温度表示部、56は
ブザー、60はマイコン制御部である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湯沸しおよび保温が可能な内容器と、該
    内容器を加熱する大電力の第1の加熱手段と、上記内容
    器を加熱する小電力の第2の加熱手段と、上記第1の加
    熱手段および第2の加熱手段の各加熱制御を行う加熱制
    御手段と、上記内容器の底部を介して上記内容器内の水
    の温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段で検
    出された水の温度の上昇率を演算する温度上昇率演算手
    段と、湯沸しを開始してからの経過時間を計測する計時
    手段と、上記内容器の空炊きを判定する空炊き判定手段
    とを備えてなる電気ポットにおいて、上記空炊き判定手
    段は、湯沸し開始直後に上記第1の加熱手段に所定時間
    通電し、その後同第1の加熱手段をOFFにして上記第
    2の加熱手段のみに所定時間通電した後の温度上昇率
    が、所定の温度上昇率以上である時に空炊きとの判定を
    行うように構成されていることを特徴とする電気ポッ
    ト。
  2. 【請求項2】 第1の加熱手段への通電時間は、第2の
    加熱手段への通電時間よりも短かいことを特徴とする請
    求項1記載の電気ポット。
  3. 【請求項3】 湯沸しおよび保温が可能な内容器と、該
    内容器を加熱する大電力の第1の加熱手段と、上記内容
    器を加熱する小電力の第2の加熱手段と、上記第1の加
    熱手段および第2の加熱手段の各加熱制御を行う加熱制
    御手段と、上記内容器の底部を介して上記内容器内の水
    の温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段で検
    出された水の温度の上昇率を演算する温度上昇率演算手
    段と、湯沸しを開始してからの経過時間を計測する計時
    手段と、上記内容器の空炊きを判定する空炊き判定手段
    とを備えてなる電気ポットにおいて、上記空炊き判定手
    段は、湯沸し開始直後に上記第1の加熱手段に所定時間
    通電し、その後同第1の加熱手段をOFFにして所定時
    間経過した後の温度上昇率が、所定の温度上昇率以上で
    ある時に空炊きとの判定を行うように構成されているこ
    とを特徴とする電気ポット。
  4. 【請求項4】 湯沸しおよび保温が可能な内容器と、該
    内容器を加熱する大電力の第1の加熱手段と、上記内容
    器を加熱する小電力の第2の加熱手段と、上記第1の加
    熱手段および第2の加熱手段の各加熱制御を行う加熱制
    御手段と、上記内容器の底部を介して上記内容器内の水
    の温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段で検
    出された水の温度の上昇率を演算する温度上昇率演算手
    段と、湯沸しを開始してからの経過時間を計測する計時
    手段と、上記内容器の空炊きを判定する空炊き判定手段
    とを備えてなる電気ポットにおいて、上記空炊き判定手
    段は、湯沸し開始直後に上記第2の加熱手段のみに所定
    時間通電し、その後同第2の加熱手段をOFFにするこ
    となく、さらに上記第1の加熱手段にも所定時間通電
    し、その後上記第1の加熱手段をOFFにして所定時間
    経過した後の温度上昇率が、所定の温度上昇率以上であ
    る時に空炊きとの判定を行うように構成されていること
    を特徴とする電気ポット。
  5. 【請求項5】 湯沸しおよび保温が可能な内容器と、該
    内容器を加熱する大電力の第1の加熱手段と、上記内容
    器を加熱する小電力の第2の加熱手段と、上記第1の加
    熱手段および第2の加熱手段の各加熱制御を行う加熱制
    御手段と、上記内容器の底部を介して上記内容器内の水
    の温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段で検
    出された水の温度の上昇率を演算する温度上昇率演算手
    段と、湯沸しを開始してからの経過時間を計測する計時
    手段と、上記内容器の空炊きを判定する空炊き判定手段
    とを備えてなる電気ポットにおいて、上記空炊き判定手
    段は、湯沸し開始直後に上記第2の加熱手段のみに所定
    時間通電し、その後同第2の加熱手段をOFFにするこ
    となく上記第1の加熱手段に所定時間通電し、その後上
    記第1,第2の加熱手段をOFFにした時の温度上昇率
    が、所定の温度上昇率以上である時に空炊きとの判定を
    行うように構成されていることを特徴とする電気ポッ
    ト。
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