JP2794381B2 - スパッタリング用シリサイドターゲット及びその製造方法 - Google Patents

スパッタリング用シリサイドターゲット及びその製造方法

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JP2794381B2
JP2794381B2 JP5112517A JP11251793A JP2794381B2 JP 2794381 B2 JP2794381 B2 JP 2794381B2 JP 5112517 A JP5112517 A JP 5112517A JP 11251793 A JP11251793 A JP 11251793A JP 2794381 B2 JP2794381 B2 JP 2794381B2
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    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/34Sputtering
    • C23C14/3407Cathode assembly for sputtering apparatus, e.g. Target
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーティクルの発生数
を従来より低減することのできるスパッタリング用シリ
サイドターゲット及びその製造方法に関するものであ
る。本発明のシリサイドターゲットを使用してスパッタ
リングプロセスにより形成されるシリサイド成膜は、配
線幅の非常に小さな高集積LSIの成膜として有用であ
り、新たな高集積(4Mビット、16Mビット、64M
ビット等)LSI、VLSI等の半導体デバイスに使用
される。
【0002】
【従来の技術】LSI半導体デバイスの電極或いは配線
としてポリシリコンが従来用いられてきたが、LSI半
導体デバイスの高集積化に伴い、抵抗による信号伝搬遅
延が問題化している。一方、セルフアライン法による配
線等の形成を容易ならしめるため電極として融点の高い
材料の使用が所望されている。こうした状況において、
ポリシリコンより抵抗率が低く、シリコンゲートプロセ
スとの互換性を有する金属シリサイド配線及び電極が使
用されている。そうした金属シリサイドの例が、タング
ステンシリサイド(WSix )、モリブデンシリサイド
(MoSix )、タンタルシリサイド(TaSix )、
チタンシリサイド(TiSix )、コバルトシリサイド
(CoSix )、クロムシリサイド(CrSix )、ニ
ッケルシリサイド(NiSiX )、白金族シリサイド等
の金属シリサイドである。こうした金属シリサイド成膜
は、スパッタリング用シリサイドターゲットをスパッタ
することにより形成される。スパッタリング用シリサイ
ドターゲットとしては、モル比xを2以下とすると成膜
した際に膜応力が高く、剥離しやすいという理由のため
にシリコン/金属のモル比が2を大きく超えるスパッタ
リング用シリサイドターゲットが使用されることが多
い。
【0003】金属シリサイドターゲットは、シリコン粉
末と金属粉末をシリコン/金属のモル比を2以上に混合
しそして合成することにより生成した合成シリサイド粉
末を加圧・焼結し、所定の寸法に機械加工することによ
り製造されている。
【0004】近時、LSI半導体デバイスの集積度が上
がり(4Mビット、16Mビット、64Mビット等)、
配線幅が1μm以下と微細化されつつある。この場合、
ターゲットからのパーティクル発生が重大な問題として
認識されている。パーティクルとは、スパッタに際して
ターゲットから飛散する粒子を云い、これらは基板上の
皮膜に直接付着したり、或いは周囲壁乃至部品に付着・
堆積後剥離して皮膜上に付着し、配線の断線、短絡等の
重大な問題を引き起こす。電子デバイスの回路の高集積
化・微細化が進むにつれ、パーティクル問題は益々重大
な問題となる。これまでのシリサイドターゲットは、ス
パッタリング時に発生するパーティクルが非常に多くて
高集積化したVLSIの用途には不適であることが改め
て問題視されるようになった。
【0005】従来から、金属シリサイドターゲットのパ
ーティクルの発生には遊離シリコン相のうちの粗大なも
のが大きく関与していることは認識されていた。そうし
た認識に基づいて、例えば、特開平4−191366号
は、高融点金属とSiとからなるシリサイドターゲット
において、遊離しているSi粒子の平均粒径が30μm
以下で、かつ表面及び断面において粒径40μm以上の
遊離Si粒が50個/mm2 以下であることを特徴とす
るシリサイドターゲット及びその製造方法を開示してい
る。本件出願人に係る特開平5−1370号は、更に規
制を強めて、金属シリサイドターゲットのスパッタ面に
現れる10μm以上の粗大シリコン相の存在量が10ケ
/mm2 以下であることを特徴とする金属シリサイドタ
ーゲット及びその製造方法を開示している。
【0006】更に、特開平3−257158号は、シリ
サイドではなく、高融点金属合金のターゲットを対象と
して、パーティクルの発生が、ターゲット焼結体を機械
加工したときに生じる表面欠陥層、表面状態、残留応力
などに起因していることを見出し、高融点金属合金のタ
ーゲットの表面粗さを0.05μm以下にすることが好
ましいとしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】その後実施を重ねるう
ちに、金属シリサイドターゲットのスパッタ面に現れる
10μm以上の粗大シリコン相の存在量を規制するだけ
ではパーティクルの発生数が多く、不十分であることが
新たに認識されるようになった。特開平3−25715
8号の場合、高融点金属合金のターゲットの表面欠陥層
や残留応力などに起因するパーティクルを排除するため
にこうした表面欠陥層や残留応力などを除去することを
目的として、高融点金属合金のターゲットの表面粗さを
0.05μm以下にするものである。金属シリサイドタ
ーゲットについても同様の表面処理が考慮されうるが、
0.05μm以下まで表面処理を行うには非常に長時間
の処理を必要とする。ちなみに、タングステンシリサイ
ドの場合、通常的な表面処理手段である電解ポリッシン
グにより表面を0.04μmまで研磨するのに実に10
0分もの長時間を必要とする。これでは実際上実用性は
ない。金属シリサイドの場合、シリコン相が関与するだ
けに、パーティクルの発生数はこれまで7000〜80
00ケ/ウエハーと極めて多い。これを実用性のある技
術手段で大幅に減少することが急務となっている。
【0008】本発明の課題は、パーティクルの発生数が
極めて少ないスパッタリング用シリサイドターゲットを
製造する実用性のある技術を確立することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、金属シリサ
イドターゲットを対象としてパーティクル問題の解決の
ために研究を続けた結果、金属シリサイドターゲットの
場合、ターゲット面のSi相の面積比率を低減すること
が決定的な鍵を握っていることを見出した。ターゲット
面のSi相の面積比率を許容値以下に低減しておけば、
加工変質層の除去に際して表面粗さを0.05μmを超
え且つ1μm以下程度の表面処理で充分に初期パーティ
クルを低減することができることを見出した。つまり、
ターゲット面のSi相の面積比率を低減することと併せ
て、ターゲット密度を上昇せしめそして表面の加工変質
層の除去を行うため表面粗さが0.05μmを超え且つ
1μm以下程度の表面処理を行い、更には好ましくはS
i相の微細化を行うことにより、10分程度の短時間の
実用性のある表面処理でパーティクルを十分に減少せし
めることができることを見出した。従来の金属シリサイ
ドターゲットを用いた場合パーティクルの発生数が70
00〜8000ケ/ウエハーであったのが、本発明によ
り実に1枚目のウエハーにおいてすら0.3μm以上の
パーティクル数を40〜65ケ/6インチウエハーまで
にも激減できることが見出された。こうしたパーティク
ル激減の様相はシリサイドターゲットに固有のもので、
高融点金属ターゲットには見られないものである。
【0010】この知見に基づき、本発明は、(1)スパ
ッタ面に現れるシリコン相の面積比率が23%以下であ
り、密度が99%以上であり、そして表面の加工変質層
が一部除去され、かつ表面粗さが0.05μmを超え且
つ1μm以下であることを特徴とするスパッタリング用
シリサイドターゲット並びに(2)最大粒径20μm以
下のシリコン粉末と最大粒径60μm以下の金属粉末と
を混合し、得られた混合粉末を合成して金属シリサイド
粉末を生成し、該金属シリサイド粉末をホットプレスし
て99%以上の密度の焼結体を生成し、該焼結体を所定
寸法に機械加工しそして後加工変質層を一部除去する表
面処理を行って表面粗さを0.05μmを超え且つ1μ
m以下とし、スパッタ面に現れるシリコン相の面積比率
が23%以下であるターゲットを生成することを特徴と
するスパッタリング用シリサイドターゲットの製造方法
を提供する。スパッタ面に現れる10μm以上の粗大シ
リコン相の存在量を10ケ/mm2 以下とすることが好
ましい。ターゲット材としては、タングステン、モリブ
デン、タンタル、クロム、コバルト、ニッケル、及び白
金族の中から選択された金属のシリサイドを挙げること
ができる。
【0011】
【作用】本発明は、シリサイドターゲットにおいて、ス
パッタ面に現れるシリコン相の面積比率を23%以下と
して遊離シリコンの発生確率の総量規制を行い、ターゲ
ット密度を99%以上にしてパーティクル発生源となる
内部空隙を減じ、そして表面の加工変質層を一部除去
し、表面粗さを0.05μmを超え1μm以下にするこ
とにより、更に好ましくはスパッタ面に現れる10μm
以上の粗大シリコン相の存在量を10ケ/mm2 以下と
Si相の微細化を行うことにより、スパッタリングの初
期に多く発生する初期パーティクルを大幅に減じ、パー
ティクルの発生量を従来より大幅に減じたものである。
しかも、加工変質層の除去は10分程度の短時間で行う
ことができる。初期パーティクルの低減と安定期のパー
ティクルの低減の両方を実現する。初期パーティクルに
起因する粒子があると、それがターゲット表面に多数付
着し、安定期に剥離を起こす原因となるが、初期パーテ
ィクルを低減しておくと、こうした2次パーティクルが
低下する。
【0012】原料シリコン粉末は、半導体用ポリシリコ
ンチップのような原料を例えばボールミルで12〜28
時間アルゴン雰囲気中で粉砕される。従来はこれを篩別
してそのまま使用していたのであるが、本発明に従え
ば、粉砕シリコン粉末は更に微粉砕用粉砕機で2次微粉
砕され、20μm以上の粗粒が排除される。微粉砕用粉
砕機としては、汚染対策を実施した市販の微粉砕機であ
ればいずれも使用しうるが、例えば次のような市販製品
がある: ・超微細粉砕機オングミル(ホソカワミクロン株式会社
製) ・超音速ジェット粉砕機I型及びPJM型(日本ニュー
マチック工業株式会社製) ・カレントジェット(日清エンジニアリング株式会社
製) ・シングルトラックジェットミル(株式会社セイシン企
業製) ・新型超微粉砕機(川崎重工業株式会社製) ・カウンタージェットミル(株式会社イトマンエンジニ
アリング製) この2次微粉砕することにより、実際上、10μm以上
の、特には8μm以上の粗粒はほとんど零となる。
【0013】原料金属粉末としては、例えばボールミル
その他の粉砕機で微粉砕・解砕した金属粉末が使用され
る。最大粒径が凝集した2次粒子径で例えば60μm以
下、好ましくは2次粒子径で20μm以下の金属粉末が
使用される。使用金属の例は、タングステン、モリブデ
ン、タンタル、クロム、コバルト、ニッケル、及び白金
族金属である。
【0014】金属粉末及びシリコン粉末原料としては、
放射性元素、アルカリ金属、遷移元素、重金属、酸素等
の含有量を極微量にまで低減したものを使用することが
好ましい。5〜9N(99.999〜99.9999999wt%)以上の
純度を有するそうした原料シリコン粉末は容易に市販入
手しうる。原料金属粉末についてもまた、タングステ
ン、モリブデン、コバルト、タンタルなど多くの金属に
ついて化学的な精製(再結晶)と物理的な精製(アーク
溶解)とを組合せて行うことにより放射性元素、アルカ
リ金属、遷移元素、重金属等の含有量を極微量にまで低
減する技術はすでに本件出願人により確立されている。
【0015】こうした金属及びシリコン原料粉末を従来
採用されてきたSi/金属モル比より、最終的にターゲ
ットのスパッタ面に現れるシリコン相の面積比率が23
%以下となるようにそして最終的に生成される金属シリ
サイド薄膜の性能上許容されるかぎりできるかぎり少な
めにしてV型ミキサ等により混合する。例えば、次のよ
うなモル比とすることが推奨される: Si/Wモル比=2.25、Si/Moモル比=2.1
5 Si/Taモル比=2.20、Si/Crモル比=2.
20 Si/Coモル比=2.20、Si/Niモル比=2.
20 Si/Ptモル比=1.20 続いての合成工程でのシリコン揮発分を見込んでシリコ
ンを若干多めにするのが通例である。そうしたシリコン
揮発分は使用される設備及び条件において的確に把握す
ることができ、最小限量のシリコン過剰量とすることが
望ましい。これら混合粉末は高温真空炉内で合成処理を
受ける。合成反応は発熱反応である。シリサイド合成条
件は次の通りである: 真空度:10-3〜10-5Torr 温度:800〜1300℃(金属により異なる) 時間:M+xSi→MSix (x=2.00〜2.3
3、但し白金族では1.00〜1.26)による合成反
応に充分な時間
【0016】合成を終えたシリサイドは真空中で冷却
し、50℃以下に冷却した後炉から取出される。次い
で、合成シリサイドをボールミル、振動ミルその他の粉
砕機により粉砕し、分級を行って合成シリサイド粉末を
得る。ボールミル粉砕中O2 量が増加するのを防止する
ためAr置換雰囲気で行う等の配慮も必要である。ま
た、Fe等の汚染防止目的に対象とする金属のライニン
グ球、同金属球等を使用することが好ましい。合成シリ
サイド粉末は、好ましくは50メッシュ以下、より好ま
しくは200メッシュ以下に乾式篩で篩別して粒度を揃
えるのが有益である。
【0017】モル比の調整が必要とされる場合には、粗
大シリコンを含まない原料シリサイドとは異なるモル比
を有するシリサイド粉末が必要に応じ加えられる。添加
シリサイド粉末も、−50メッシュ、好ましくは−20
0メッシュのものが使用される。原料シリサイド粉末と
添加シリサイド粉末とは例えばV型ミキサを使用して充
分に混合する。ホットプレス前の組成調整をシリサイド
粉末を用いて行うことは、凝集シリコンに起因するパー
ティクル発生の防止に役立つ。パーティクルの発生に凝
集シリコン中に取込まれた粒子もまた関与する。従っ
て、ホットプレス前の組成比調整に凝集しやすいシリコ
ン粉末を加えずにシリサイド粉末を添加することにより
パーティクルの発生が抑制される。
【0018】この後ホットプレスが実施される。ホット
プレスはシリサイド粉末の充分なる高密度化を図るよう
実施することが肝要である。ホットプレスする際に、予
荷重をかけプレス後ホールドすることが好ましい。ホッ
トプレス条件は次の通りである: 真空度:10-5〜10-6Torr 温度:900〜1380℃ プレス圧:250〜600kg・cm2 時間:30分〜3時間 ホールド時間:長い方がよいが最小30分 ホットプレスは、金属シリサイド粉末を型入れし、昇温
を開始して900〜1380℃のうちの目標温度に達し
たら、その温度水準を維持しつつ所定のプレス圧の適用
を開始する。プレス圧の適用により材料は次第に減厚さ
れ、或る時点を超えると材料厚さは一定に達し、それ以
上減厚されない。この状態で一般にプレス圧の適用が解
除されるが、高密度化をより増進するには、プレス時に
予荷重をかけておいて上記時点以降例えば30分以上そ
の状態で保持することが効果的である。これをホールド
とここでは呼ぶ。こうして、99%以上の密度を有する
高密度焼結体を得る。
【0019】微細な合成シリサイド粉を原料とし高温で
充分の時間プレスを行うことにより粒間の焼結は進行
し、均一な焼結組織が生成される。この場合、ホットプ
レスは固相焼結である。通常の多くの方法は焼結時に液
相を発生するが、これはパーティクルの発生を生じ易い
ことが見出された。そこで、本発明では、上記の条件の
下で固相焼結を実施する。
【0020】プレス後、プレス品は取出され、機械加工
により所定寸法のスパッタ用ターゲットに仕上げられ
る。その後、本発明においては、加工変質層を一部除去
し、併せて表面平滑化を行う加工変質層除去工程が組み
込まれる。加工変質層除去工程はイオンミリングまたは
スパッタリング、電解ポリッシング、化学エッチング、
ラッピング処理、ポリッシングのような適宜の表面処理
により行われる。いずれも、ターゲットの表面を20〜
100μm厚さ分だけ無歪みで除去するものであり、加
工変質層除去工程として有用である。この表面処理によ
り、処理前5.0μm程度の表面粗さ(Ra )を1.0
μm以下とする。表面粗さを0.05μm以下にまで低
減する必要はない。加工変質層除去工程を10分程度の
短時間で完了するために本発明では表面粗さを0.05
μmを超えるものとして規定した。この後、イソプロピ
ルアルコール等を使用しての超音波洗浄、真空乾燥を行
って表面処理時に表面に付着した汚染物を完全に除去し
て製品とされ、最後に、得られたターゲットはバッキン
グプレートにボンディングされる。
【0021】この加工変質層除去工程は、スパッタ面に
現れるシリコン相の面積比率が23%以下としたことと
併せて、初期パーティクルの発生の抑制に非常に有効で
あることが見出された。金属シリサイドターゲットの場
合、スパッタリングの初期にパーティクルは多量に発生
し、それらが例えば装置内壁に付着しそして剥離して皮
膜上に付着する。初期発生パーティクルを抑制すること
によりウエハー上に付着するパーティクル総数を大幅に
低減することができる。言い換えると、スパッタ面に現
れるシリコン相の面積比率が23%以下としておけば、
加工変質層除去工程を10分程度の短時間行うことによ
り表面粗さを0.05μmを超え且つ1μm以下とする
だけで初期発生パーティクルを十分抑制することができ
る。
【0022】こうして、スパッタ面に現れるシリコン相
の面積比率が23%以下であり、好ましくはスパッタ面
に現れる10μm以上の粗大シリコン相の存在量が10
ケ/mm2 以下であり、密度が99%以上であり、そし
て表面の加工変質層を除去して表面粗さを0.05μm
を超え1μm以下にした金属シリサイドターゲットが実
現される。スパッタ面に現れるシリコン相の面積比率を
規制することにより遊離シリコンの発生確率の総量規制
を行いそして併せて原料粉末の粒度管理と合成及び焼結
工程の管理を通してスパッタ面に現れる10μm以上の
粗大シリコン相の存在量を10ケ/mm2 以下とし、タ
ーゲット密度を99%以上にして内部空隙を減じ、そし
て表面の加工変質層を除去し、表面粗さを0.05μm
を超え1μm以下にすることにより、これら効果が相ま
って、パーティクルの発生量を従来より大幅に減じるこ
とに成功したものである。シリコン相の面積比率を23
%以下へそして好ましくはスパッタ面に現れる10μm
以上の粗大シリコン相の存在量を10ケ/mm2 以下と
するのがよいことは多くの実験を通して確認されたもの
である、従来よりシリコン相の存在比率の低減化及び微
細化を一層厳格にすることにより、他の要件と相まって
高い信頼性をもってパーティクルの発生を激減し得たも
のである。しかも、ターゲット製造工程の負担は実質上
増大しない。
【0023】尚、スパッタ面に現れるシリコン相の面積
比率並びに10μm以上の粗大シリコン相の存在量は、
顕微鏡で100倍に拡大し、目視により測定及び計数す
ることにより行った。
【0024】
【実施例】以下、実施例及び比較例を呈示する。
【0025】(実施例1)ボールミルで14時間粉砕し
たSi粉末を200メッシュの篩で篩別し、得られたS
i粉末を更にカウンタージェットミルにかけて微粉砕し
た最大粒径8μmのSi粉末と、最大粒径45μmのタ
ングステン粉末とをSi/W=2.13となるように混
合しそして1000℃の温度で合成を行ってタングステ
ンシリサイド粉末を得た。このタングステンシリサイド
粉末を1200℃でホットプレスし、機械加工後、10
分間の電解ポリッシングによる表面処理及びボンディン
グを経てスパッタリングターゲットとした。このタング
ステンシリサイドターゲットの特性は次の通りであっ
た:Si/W=2.13、スパッタ面に現れたSi相の
面積比=14%、スパッタ面に現れた10μm以上のS
i相の数=100ケ/mm2 、密度=99.8%そして
表面粗さRa =0.5μm。このターゲットを用いてス
パッタリングによりタングステンシリサイド膜を作製
し、ウエハー上のパーティクルをレーザー法により測定
した。0.3μm以上のパーティクルは6インチウエハ
ー上で1枚目65ケ、2枚目35ケそして30枚目以降
平均25ケのみであった。
【0026】(実施例2)実施例1と同様にして次の特
性を有するタングステンシリサイドターゲットを作製し
た。ここでは、実施例1より小さめの最大粒径20μm
のタングステン粉末を使用した。電解ポリッシングは同
じく10分とした。このタングステンシリサイドターゲ
ットの特性は次の通りであった:Si/W=2.26、
スパッタ面に現れたSi相の面積比=20%、スパッタ
面に現れた10μm以上のSi相の数=3ケ/mm2
密度=99.8%そして表面粗さRa =0.6μm。こ
のターゲットを用いてスパッタリングによりタングステ
ンシリサイド膜を作製し、ウエハー上のパーティクルを
レーザー法により測定した。0.3μm以上のパーティ
クルは6インチウエハー上で1枚目50ケ、2枚目33
ケそして30枚目以降平均25ケのみであった。
【0027】(実施例3)ここではモリブデン粉末を使
用して、実施例1と同様にして次の特性を有するモリブ
デンシリサイドターゲットを作製した。実施例1より小
さめの最大粒径20μmのモリブデン粉末を使用した。
電解ポリッシングは同じく10分とした。このモリブデ
ンシリサイドターゲットの特性は次の通りであった:S
i/Mo=2.12、スパッタ面に現れたSi相の面積
比=13%、スパッタ面に現れた10μm以上のSi相
の数=1ケ/mm2 、密度=99.8%そして表面粗さ
a=0.4μm。このターゲットを用いてスパッタリ
ングによりモリブデンシリサイド膜を作製し、ウエハー
上のパーティクルをレーザー法により測定した。0.3
μm以上のパーティクルは6インチウエハー上で1枚目
40ケ、2枚目25ケそして30枚目以降平均18ケの
みであった。
【0028】(比較例1)最大粒径8μmのSi粉末と
最大粒径45μmのW粉末とを実施例1よりSiが多い
Si/Ti=2.60となるように混合して、実施例2
と同様にして合成を行い、タングステンシリサイド粉末
を得た。このタングステンシリサイド粉末をホットプレ
スし、機械加工及びボンディング工程を経てスパッタリ
ングターゲットとした。ここでは、電解ポリッシングに
よる表面処理は行わなかった。ターゲットの表面粗さは
5μmであった。このタングステンシリサイドターゲッ
トの特性は次の通りであった:ターゲットのスパッタ面
に現れたSi相の面積比=30%、スパッタ面に現れた
10μm以上のSi相の数=3ケ/mm2 、密度=9
9.8%そして表面粗さRa =5.0μmであった。こ
のターゲットを用いてスパッタリングによりタングステ
ンシリサイド膜を作製し、ウエハー上のパーティクルを
レーザー法により測定した。0.3μm以上のパーティ
クルは6インチウエハー上で1枚目150ケ、2枚目1
20ケ、以降漸減しそして30枚目で35ケとなった。
30枚目以降のパーティクルレベルは平均30ケであっ
た。Si面積比率が大きくそして表面処理を行っていな
いので初期パーティクルが多く、30枚目以降の平均も
高い。
【0029】(比較例2)実施例2と同様にして、タン
グステンシリサイドターゲットを作製した。ここでは、
電解ポリッシングを100分間行うことにより表面粗さ
を0.04μmとした。このタングステンシリサイドタ
ーゲットの特性は次の通りであった:ターゲットのスパ
ッタ面に現れたSi相の面積比=20%、スパッタ面に
現れた10μm以上のSi相の数=3ケ/mm2 、密度
=99.8%そして表面粗さRa =0.04μmであっ
た。このターゲットを用いてスパッタリングによりタン
グステンシリサイド膜を作製し、ウエハー上のパーティ
クルをレーザー法により測定した。0.3μm以上のパ
ーティクルは6インチウエハー上で1枚目48ケ、2枚
目33ケ、30枚目以降の平均は25ケであった。実施
例2の10倍もの時間電解ポリッシングを行っても2枚
目以降のパーティクル数はあまり変わらないことがわか
る。
【0030】これら結果を表1としてまとめて示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】金属シリサイドのパーティクル問題に実
際的に取り組み、シリコン/金属のモル比を少なめに減
じて、スパッタ面に現れるシリコン相の面積比率を減
じ、ターゲット密度を十分高くし、そして表面の加工変
質層を部分的に除去し、そして好ましくはスパッタ面に
現れる10μm以上の粗大シリコン相の存在量を規制す
ることを通して、パーティクルの発生量を従来より大幅
に実用的に減じることに成功した。配線幅の小さな高集
積LSIの成膜として今後大いに期待される金属シリサ
イドを今後の高集積(4Mビット、16Mビット、64
Mビット等)LSI、VLSI等の半導体デバイスにお
いて実用化することに貢献する。金属シリサイド特有の
初期パーティクルをシリコン相の面積比率のコントロー
ルと10分程度の処理時間ですむ表面処理を通して低減
することに成功したメリットは大きい。初期パーティク
ルの低減を通して2次パーティクルを低減し、よって初
期パーティクルの低減と安定期のパーティクル両方の低
減を実現した。
フロントページの続き (72)発明者 叶野 治 茨城県北茨城市華川町臼場187番地4株 式会社日鉱共石磯原工場内 (56)参考文献 特開 平3−130360(JP,A) 特開 平6−272032(JP,A) 特開 平6−322529(JP,A) 特公 昭63−37072(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C23C 14/34 C22C 1/05 B22F 3/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパッタ面に現れるシリコン相の面積比
    率が23%以下であり、密度が99%以上であり、そし
    て表面の加工変質層が一部除去され、かつ表面粗さが
    0.05μmを超え且つ1μm以下であることを特徴と
    するスパッタリング用シリサイドターゲット。
  2. 【請求項2】 スパッタ面に現れる10μm以上の粗大
    シリコン相の存在量が10ケ/mm2 以下である請求項
    1のスパッタリング用シリサイドターゲット。
  3. 【請求項3】 ターゲット材がタングステン、モリブデ
    ン、タンタル、クロム、コバルト、ニッケル、及び白金
    族の中から選択された金属のシリサイドである請求項1
    乃至2のスパッタリング用シリサイドターゲット。
  4. 【請求項4】 最大粒径20μm以下のシリコン粉末と
    最大粒径60μm以下の金属粉末とを混合し、得られた
    混合粉末を合成して金属シリサイド粉末を生成し、該金
    属シリサイド粉末をホットプレスして99%以上の密度
    の焼結体を生成し、該焼結体を所定寸法に機械加工しそ
    して後加工変質層を一部除去する表面処理を行って表面
    粗さを0.05μmを超え且つ1μm以下とし、スパッ
    タ面に現れるシリコン相の面積比率が23%以下である
    ターゲットを生成することを特徴とするスパッタリング
    用シリサイドターゲットの製造方法。
  5. 【請求項5】 スパッタ面に現れる10μm以上の粗大
    シリコン相の存在量が10ケ/mm2 以下である請求項
    4のスパッタリング用シリサイドターゲットの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 ターゲット材がタングステン、モリブデ
    ン、タンタル、クロム、コバルト、ニッケル、及び白金
    族の中から選択された金属のシリサイドである請求項4
    乃至5のスパッタリング用シリサイドターゲットの製造
    方法。
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