JP2794279B2 - レンズ枠形状測定装置 - Google Patents

レンズ枠形状測定装置

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JP2794279B2
JP2794279B2 JP8333497A JP33349796A JP2794279B2 JP 2794279 B2 JP2794279 B2 JP 2794279B2 JP 8333497 A JP8333497 A JP 8333497A JP 33349796 A JP33349796 A JP 33349796A JP 2794279 B2 JP2794279 B2 JP 2794279B2
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、眼鏡フレームのレンズ
枠の形状を測定するためのレンズ枠形状測定装置に関す
る。 【0002】 【従来技術】眼鏡フレームのレンズ枠にレンズを枠入れ
するために、レンズ枠の形状に倣って加工された型板を
基に生地眼鏡レンズを研削加工する型板方式のレンズ研
削装置が従前から実用化されている。一方、本発明者
は、前記レンズ研削装置における型板を製作する煩わし
さを解消するために、眼鏡フレームのレンズ枠を直接デ
ジタル計測し、その計測値に基づいて生地眼鏡レンズを
研削加工するいわゆる直取方式のレンズ研削装置を提案
している。 【0003】 【発明が解決すべき問題点】本発明は、前記直取方式の
レンズ研削装置内に配置されたレンズ枠形状測定装置に
おいて、レンズ枠の微細なヤゲン溝とフィーラーとの位
置を一致させるのは困難で煩わしく、その他の測定手順
が自動化されてもこの作業のために測定効率が下がり、
結果的に測定精度を低下させる虞があった。 【0004】 【発明の目的】本発明は、従来のレンズ枠形状測定装置
に関する上述した問題点に鑑みてなされたものであっ
て、種々に形状の異なるレンズ枠を変形の可能性なく保
持しそのヤゲン溝に自動的にフィーラーを配置すること
ができ、レンズ枠の測定を効率的かつ的確に行うことが
できるレンズ枠形状測定装置を提供することを目的とす
る。 【0005】 【本発明の構成】本発明は、前記目的を達成するため、
以下の構成上の特徴を有する。すなわち、本発明のレン
ズ枠形状測定装置は、眼鏡フレームのレンズ枠の上下リ
ムを上下方向から当接する一対の当接部材と、前記当接
部材により当接された前記上下リムの略中央部を厚み方
向から押え保持する保持手段と、前記レンズ枠のヤゲン
溝の形状を測定するフィーラーを備えた測定手段と、前
記保持手段と前記測定手段とを相対的に移動させる移動
手段とを有し、前記保持手段により押え保持された上下
リムの略中央部のヤゲン溝を通る平面上に前記フィーラ
ーが配置されるように構成したことを特徴とする。 【0006】 【実施例】 (実施例の説明)装置の概要 図1は、本発明に係る研削装置すなわち玉摺機の研削加
工部を示す斜視図である。筐体1の砥石室2には荒砥石
3a、ヤゲン砥石3b、平精密加工砥石3cから成る円
型砥石3が収納されており、この砥石3はプーリー4を
有する回転軸5に取付けられている。プーリー4は砥石
モータ6の回転軸とベルト7を介して連結されており砥
石モータ6の回転により砥石3が回転される。 【0007】筐体1に形成された軸受10、11には、
キャリッジ軸12が回動自在でかつその軸方向に摺動可
能に軸支され、かつその一端は後述する送り台20に形
成された軸受21aに回動可能に嵌挿されている。この
キャリッジ軸にはキャリッジ13の腕14、15が固着
されている。また腕16、17には被加工レンズLEを
チャッキングし回転するためのレンズ回転軸18が取付
けられている。このレンズ回転軸18の一方の軸18a
にはチャッキングハンドル19が取付けられ、これを回
転することにより軸18aを軸方向に摺動し被加工レン
ズをチャッキングする。また、キャリッジ軸12にはキ
ャリッジ13の揺動軸と同軸に揺動可能に後述するレン
ズ計測装置30の腕部31が取付けられている。 【0008】送り台20の基板21には車輪22が取付
けられており、この車輪22は筐体1に取付けられたレ
ール23上に転動可能に載置され、これにより送り台を
レール23にそって移動可能に保持している。送り台2
0の雌ネジ部24は、モータ40の回転軸と同軸に回転
する送りネジ41と噛合しておりモータ40の回動によ
り送り台20は矢印25に示すように左右に移動され
る。この送り台20には前記したように軸受21aが形
成されており、この軸受21aにキャリッジ軸12が取
付けられているため、送り台20の左右動によりキャリ
ッジ13も左右動することになる。 【0009】さらに送り台20の基板21には平行な2
本のシャフト26、26′が植設されており、このシャ
フトに当て止め部材27が上下動可能に取付けられてい
る。当て止め部材27には雌ネジ部28が形成されてお
り、この雌ネジ部28に当て止め送りモータ42の回転
軸と同軸上に固定された送りネジ43が噛合しており、
モータ42の回動により当て止め部材27を上下動する
よう構成されている。当て止め部材27の上面にはキャ
リッジ13からはり出した腕16aの先端に取付けられ
た回転輪16bが当接しており当て止め部材27の上下
動によりキャリッジ13が揺動されるよう構成されてい
る。 【0010】レンズ枠計測手段 図2は、本願発明に係る眼鏡のレンズ枠または、それに
倣って予め型取りされた玉型の形状をデジタル計測する
ための計測手段の一例を示す斜視図である。キャリッジ
13の腕16の外側に張り出したレンズ回転軸18の張
り出し軸18bはキャリッジ13に形成された軸受50
に嵌通されている。軸18bの端部18cには長方形状
の棒状フレームからなる検出アーム51の一つの長辺フ
レーム52が軸18bの回転軸と直交する方向に取付け
られている。他の長辺フレーム53には検出子54が摺
動可能に取付けられており、この検出子フレーム53に
挿設されたバネ59により常時フレーム端側へ押圧され
ている。検出アーム51の短辺フレーム55、56には
プーリー57、58が回動自在に取付けられている。一
方軸18bにはプーリー60が回動自在に挿設されてお
り、このプーリー60には同軸にエンコーダ61のコー
ド板62が固設されている。 【0011】エンコーダの検出ヘッド62aはキャリッ
ジ13の腕16の外側面に固設されている。第1のワイ
ヤー80は、一端が検出子54に固着され、プーリー5
7を介してプーリー60に巻回後他端がプーリー60の
側面に固着されている。また第2のワイヤ81はその一
端を検出子54に固着されプーリー58を介してプーリ
ー60に第1ワイヤーとは逆向きに巻回後他端をプーリ
ー60の側面に固着されている。これにより検出子54
のフレーム53上での摺動移動量をプーリー60すわな
ちエンコーダ61のコード板の回転量として読取るよう
に構成されている。 【0012】検出子54は、図5に示すように、フレー
ム53に摺動可能に嵌挿された摺動座541と、この摺
動座に軸O1 を中心に回転可能でかつ、この軸O1 の軸
方向に摺動可能に取付けられた検出フィーラー部542
とから構成されている。フィーラー部542は回転摺動
軸543に切欠成形された断面半円状の型板検出用接触
子544と、回転摺動軸543に取付けられた略コ字型
のアーム部材545の端部に回転可能に取付けられたレ
ンズ枠検出用接触車546とから構成されている。接触
子544の接触面544a及び接触車546の接触周面
546aはともに軸O1 上に位置するよう構成されてい
る。回転摺動軸の他端近傍には接触面544aと平行に
ピン547が貫通固着されており、このピンは検出子が
初期位置にあるとき長辺フレーム52に取付けられた係
止部材548にその側面が当接されている。 【0013】キャリッジ13内にはレンズ軸回転用モー
タ70と、このモータ70の回転により回転されるスプ
ロケット車72、73を両端部に設けたスプロケット車
軸71を内蔵している。またレンズ回転軸18、18a
にはそれぞれスプロケット車74、75が設けられてお
りスプロケット車72、74にはチューン76が、スプ
ロケット車73、75にはチューン77がそれぞれ掛け
渡されておりモータ70の回転をレンズ回転軸の回転と
して伝達するよう構成されている。 【0014】一方玉摺機筐体1には眼鏡枠保持手段90
の台座91がキャリッジ13の初期定位置に位置すると
きその腕16の長手方向と平行な関係に設置されてい
る。この台座91には前記キャリッジ13の腕16の長
手方向の平行に2本のレール92、93が取付けられ、
このレール92、93には眼鏡枠保持具支持部材94、
95が摺動可能に配設されている。支持部材94と95
はバネ96により常時引張られている。支持部材95の
足部95aにはモータ97の回転軸に設けられた送りネ
ジ97aが噛合している。支持部材94、95の腕94
b、95bの上部は眼鏡枠保持具100を挟持するため
の挟持具94c、95cを有している。 【0015】眼鏡枠保持具100は、図3に示すよう
に、中央に円形開口102を有するベース板101と、
このベース板101上を互いに対向して摺動可能に取付
けられた眼鏡枠挟持腕103、104及び眼鏡枠を上方
から押えるためのイコライザー105とから構成されて
いる。眼鏡枠200を、測定すべきレンズ枠201が円
形開口102上に位置するように挟持腕103、104
でレンズ枠の上側リムと下側リムを挟持し、イコライザ
ー105でレンズ枠を押え固定する。このときイコライ
ザー105の前側先端部の縁105a及び後側後端部の
縁105bはそれぞれ挟持腕103、104の切欠部1
03a、104aから突出し、ベース板101の前側縁
101aと後側縁101b(図示されず)はそれぞれ縁
105a、105bと同一平面上に位置される。 【0016】このように眼鏡枠200を保持した保持具
100を挟持具94c、95cで挟持させる。ここで、
レンズ枠の下側リムのヤゲン溝中心201bに対し、イ
コライザー105の後側後端部105bとベース板の後
側縁101bとは同一距離dだけ隔てられるようにベー
ス板101、イコライザー105、切欠部103a、1
04aは構成されている。一方、挟持具94c、95c
は斜面溝94d、95dが形成されているため、この挟
持具94c、95cで上記保持具100を図4に示すよ
うに挟持すると、イコライザー105の後側先端部の縁
105bとベース板の後側縁101bは斜面に接してそ
の接点間隔の中央が斜面溝の溝中心と一致するように自
動的に挟持される。これにより、レンズ枠の下側リムの
ヤゲン溝中心201bが挟持具94c、95cの斜面溝
中心と一致する。 【0017】上記の眼鏡枠保持具支持部材94、95で
型板を支持するときは、図6に示すように、型板保持具
110を利用する。型板保持具110は支持フレーム1
11と、その両端に取付けられた円柱部材112、11
3と、支持フレーム111の中央に植設された型板取付
支柱114及びこの取付支柱の端面に植設されたピン1
14、115、116とから構成されている。型板21
0は予めそれに形成されている穴によって前記ピン11
4、115、116に嵌合させることにより取付支柱に
取付けられ、この型板保持具を支持部材94、95で挟
持することにより支持される。 【0018】計測手段の作動 次に、以上の構成から成る計測手段による眼鏡レンズ枠
の計測について以下に説明する。眼鏡枠保持具100を
支持部材94、95で挟持し、モータ40によりキャリ
ッジ13を矢印A(図1参照)の方向に所定量移動させ
たのち、初期セット位置にあるレンズ枠200の下側溝
201と接触車546とが同一平面上で当接するよう
に、モータ97を回転させ、保持具100をレール9
2、93にそって予め定めた一定量だけ移動させて、検
出アーム51の回転中心O2 がレンズ枠内に位置するよ
うにする。このときレンズ枠200の下側溝201は接
触車546を引っかけると同時にピン547は係止部材
548から解除され回転摺動軸543を自由に回動でき
るようにする。検出子54のフレーム53上での移動量
はワイヤー80、81によりエンコーダの回転量に変換
される。 【0019】今、図2に示すように、キャリッジ13及
び検出アーム51の初期定位置において、図7に示すよ
うに、検出子54が眼鏡枠に接触さずバネ59により弾
発され初期位置にあるときの軸O1 の線上に原点0を定
め、この原点0から検出アーム51の回転中心O2 まで
の距離をLとし、眼鏡枠の上記一定量の移動および検出
アームの回転にともなう検出子の移動によるエンコーダ
のカウント値Cnとし、エンコーダの分解能をe0 /pu
lse 、このときの検出子の移動量換算による分解能をd
(mm)/pulse とし、前述の初期位置で検出アーム51
がキャリッジ13の腕16と平行になるようにして、こ
れを基準角0°とすれば、検出アーム51の回転角θn
におけるレンズ枠の動径ρnは、本実施例においては、
検出子54の検出アーム51上での移動量をエンコーダ
61で検出するさいに検出アームの回転量をも含んだ形
で検出されるので、 ρn=L−(Cn−θn/e)d・・・(1) として与えられる。なお、(1)式よりθn=0 すな
わち基準位置における動径ρ0は ρ0 =L−Cod ・・・・・・・・・(2) として与えられる。 【0020】このようにして、検出アーム51をレンズ
枠の全周について回転すれば、回転中心O2 におけるレ
ンズ枠200の形状情報(ρn、θn)(ここでn=
0、1、2、3・・・N)がデジタル値として得られ
る。この(ρn、θn)は検出アーム51の回転中心が
レンズ枠の任意の位置O2 に位置するときのデータであ
り回転中心がレンズ枠200の幾何学中心に位置すると
きのデータではない。これを補正する方法を図8、図9
に示した模式図をもとに説明する。 【0021】キャリッジ13が初期位置にあるときの検
出アームの回転中心O2 とキャリッジの揺動中心Oとを
結ぶ直線をY軸としこれと直交する軸をX軸とするX−
Y直交座標系を取り、上記レンズ枠計測データ(ρn、
θn)を Xn=ρn× cos θn ・・・・・・(3) Yn=ρn× sin θn ・・・・・・(3) の極座標−直交座標変換式にもとづいて座標変換し直交
座標値とする。直交座標におけるレンズ枠データ(x
n、yn)から、X軸方向と平行な方向での最小値座標
点A(xa、ya)と最大値座標点C(xc、yc)
を、またY軸方向と平行な方向での最小座標点D(x
d、yd)、最大座標点B(xb、yb)をそれぞれも
とめ、これより O3 (x3 、y3 )=(xc−xa/2、yb−yd/2)・・(4) として与えられるレンズ枠の幾何学中心O3 を求める。
初期計測時の回転中心O 2 (x0 、y0 )と(4)式で
もとめられた中心O3 (x3 、y3 )の差x0 −x3
Δx、y0 −y3 =Δy をもとめ、モータ97の回転
により眼鏡枠保持段90をΔyだけ移動させる。また、
Δxはキャリッジ13の揺動量であたえられる。この揺
動は当て止め部材27の上下動量hにより与えられる。
本実施例においては検出アームの回転中心の揺動半径を
M、回転輪16bの当接点までの揺動半径mとはM=2
mの関係をもつので Δx≒M tan β h≒m tan β ゆえにΔx≒2h ・・・・・・ (5) として、当て止めを量hたけ移動させることにより、検
出アームの回転中心をレンズ枠の幾何学中心O3 に一致
させる。次に検出アーム51を角度βだけ回転させ原点
補正をする。こうして検出アーム51をレンズ枠の幾何
学中心に位置させた状態で、再度検出アームを全周にわ
たり回転させ検出子によりレンズ枠の形状情報(ρn、
θn)をデジタル値として得たのち、これを記憶させ
る。 【0022】型板計測手段 図10はレンズ枠のかわりに型板を使用する場合の型板
の形状計測の方法を示す模式図である。上述の図7と同
一の構成要素には同一の符号を附して以下の説明を省略
する。型板計測の場合は型板検出用接触子544を型板
210の周面部211に当接させて検出アーム51を回
転することによりその形状が計測される。型板内に検出
アーム51の回転中心O2 を入れるために予め定めた原
点0から予め定めた距離移動させる。また検出アームが
角度位置θnに位置するときの動半径tρnは tρn=(Cn−θn/e)d−L ・・・(6) として与えられ、また基準角度θ0における動半径tρ
0は tρ0=Cod−L ・・・・・・・・・・(7) として与えられる。 【0023】こうして得られた型板形状情報(tρn、
θn)(n=0、1、2、3・・・N)をもとに型板の
幾何学中心をもとめ、その位置に検出アームの回転中心
を移動させ、再計測し、そのデータを記憶させることは
前述のレンズ枠計測の場合と同様である。なお、本実施
例においては、図5に示すようにレンズ枠の溝に内接す
る接触輪546の接触点546a及び玉型用接触子54
4の接触面544aがともに回動摺動軸543の回転軸
線O1 上に位置するように構成され、測定時は接触輪5
46または接触子544が接触圧を受けアーム部材54
5が接触点における接触面の法線方向に位置するように
回動摺動軸を回転させ常に正確な計測ができる。 【0024】 【研削作業 】次に、こうして得られたレンズ枠または型
板の計測値をもとに未整形レンズを研削加工する構成と
作用について、図11をもとに説明する。レンズ回転軸
18、18a(図1参照)により未整形レンズをチャッ
キングし砥石回転モータ6を駆動し砥石3を回転させキ
ャリッジの自重により未整形レンズを砥石3に圧接させ
加工させる。本発明では未整形レンズLEは上述のレン
ズ枠または型板の形状計測値(ρn、θn)(n=0、
1、2、3、・・・N)で与えられる数値データにした
がって加工される。キャリッジ揺動量Lnをチエックす
るために、本実施例ではリニアエンコーダ610を利用
している。このエンコーダはその一端をレンズ計測装置
30の腕部31側面に支点Pを中心に回動自在に取付け
たスケール611と、キャリッジ13の側面にやはり回
動自在に取付けられた検出ヘッド612とから構成され
ている。キャリッジの揺動量Lnが与えるキャリッジの
回転角γはまた検出ヘッド612の回転角γと同一角で
ある。 【0025】キャリッジの回転にともなう検出ヘッドの
移動は、スケールの読み取り値として検出される。ここ
で本実施ではスケール611は支点Pを中心に回転自在
の検出ヘッドの読取り値e1 〜e2 間の距離は実際には
1 ′〜e2 の距離Cを与える。一方キャリッジの回動
軸12と支点Pまでの距離Rsを半径とした円弧613
のキャリッジ回転角γで張る弦の長さPは前述の距離C
と同一長となるように設計されているためエンコーダ6
10の読取り量が直接キャリッジの回転角量γの弦の長
となり、その2倍が揺動量Lnとなるように構成する。
このようにしてエンコーダ610で加工の進行を時々刻
々チエックしつつ動径ρnを加工したとき、当て止め部
材27の雌ネジ部28が回転輪166に当接し、それ以
上の加工をストップさせ、次にレンズ軸回転用モータ7
0をレンズ枠計測時と同量の予め定めた単位角だけ回転
しθn′の位置にレンズLEをを回転しその動径値ρ
n′が得られるまでレンズLEを加工する。これを先の
レンズ枠計測データ(ρn、θn)(n=0、1、2、
3・・・N)のすべてについてくり返しレンズ枠計測値
にもとずいたレンズ加工が行われる。 【0026】レンズ計測手段 次に、図12ないし図16をもとに、図1のレンズ計測
装置30の構成について説明する。腕部31から垂直に
張り出したベース301には軸302、303が植設さ
れており、軸302にはリンクアーム304の一端が回
動自在に取付けられ、軸303にはリンクアーム305
の一端が回動自在に取付けられている。リンクアーム3
04、305の他端はそれぞれリンクバー306の両端
のアーム部309、310に設けられた軸307、30
8に回動自在に取付けられており、これらリンクアーム
304、305及びリンクバー306は平行リンク機構
を構成している。アーム部309、310のそれぞれに
はリンクバー306の走り方向と平行に軸311、31
2の各一端が変形小判状のフレーム317、318を貫
通して植設されている。軸311、312の各他端は変
形小判状のフレーム313、314に回動自在に嵌挿さ
れている。 【0027】軸311の中間部にはU字型の腕部315
aを有する軸部材315が軸上を摺動可能に挿通されて
おり、この軸部材315はさらに駒316の軸受部31
6aに回動自在に挿置されている。駒316はその上部
に植設されたピン319をもち、その段付部にはアーム
部材320のスリット320aが摺動自在に嵌挿されて
いる。このアーム部材320の他端はベース301に植
設された軸321に回動自在に軸支されている。同様に
軸312の中間部にはU字型の腕部322aを有する軸
部材322が軸上を摺動可能に挿通されており、この軸
部材322はさらに駒323の軸受部323aに回動自
在に挿置されている。駒323はその上部に植設された
ピン324の段付部にアーム部材325の一端に形成さ
れたスリット325aが摺動可能に嵌挿されている。こ
のアーム部材325の他端はベース301に植設された
軸326に回動自在に軸支されている。 【0028】アーム部材320、325の各側面にはベ
ース301に取付けられたモータ330の回転軸に取付
けられたアーム片331の両端に回転自在に取付けられ
ている車輪332、333が当接されている。アーム部
材320の中間部にはエンコーダ334の検出ヘッド3
35が軸336を中心に回動自在に垂下されており、こ
の検出ヘッド335内にエンコーダのスケール337が
挿通されている。スケール337の一端はベース301
に回動自在に保持されている。同様にアーム部材325
の中間部にはエンコーダ338の検出ヘッド339が垂
下され、それにスケール340が挿通されている。 【0029】フレーム317、318にはフレーム31
3、314を貫通し、これらを保持するためのリンクバ
ー306と平行に走る2本のレール部材341、342
の両端部が取付けられている。これらレール部材34
1、342に保持されたフレーム313、314には筒
部材345の両端が嵌入されており、この筒部材内を同
軸に筒部材343が摺動可能に嵌挿されている。筒部材
343の端部には円周面に溝343aが形成されてお
り、この溝343aに前記軸部材315のU字型腕部3
15aが回動自在に挿着されている。同様にフレーム3
14には筒部材345の他端が嵌入されており、この筒
部材345内を同軸に筒部材346が回動可能に嵌挿さ
れている。筒部材346の端部にも円周面に溝346a
が形成されており、この溝346aに前記軸部材322
のU字型腕部322aが回動可能に挿着されている。 【0030】筒部材345の外側には斜面347aを有
するリング347と斜面348aを有するリング348
とが摺動可能に嵌挿されている。筒部材345の周面に
は軸方向に平行にスロット溝345aが形成されてお
り、このスロット溝内にピン349、350が貫通さ
れ、ピン349はリング347と筒部材343とに結合
されている。またピン350はリング348と筒部材3
46とに結合されている。さらに筒部材343、346
にはピン351、352がそれぞれ貫通されており、こ
れら両ピン351、352間にはバネ353が張られて
いる。このバネ353により筒部材343と346は常
時、互いの間隔を縮めるよう力を受け、これら筒部材と
ピン349、350を介して連結されているリング34
7、348も互いの間隔を縮めるべく力を受けている。 【0031】レンズ計測手段の作動 次に、以上の構成からなるレンズ計測装置の作用につい
て説明する。図17は、研削加工されたレンズLEの形
状を上述のレンズ計測装置で計測する方法を示すための
模式図である。加工済レンズLEはキャリッジ13の復
帰により定位置にもどされる。次に図示されない駆動手
段により偏心カム360を回転させ、レンズ計測装置を
軸12を中心に傾動させ、レンズ計測装置の筒部材34
5を加工レンズLEのコバ面に当接させる。次にレンズ
回転軸をレンズ加工時と同様の予め定めた単位角度毎に
ステップリーに回転させ、そのときの加工済レンズの動
径ρ′を計測する。 【0032】この動径ρ′の計測には、図11で説明し
た未整形レンズの加工時に動径値を測定するのに利用さ
れたエンコーダ610が利用される。加工時は、スケー
ル611上をキャリッジ13の揺動とともに可動する検
出ヘッド612の読取り値により動径を計測したが、図
17における加工レンズの動径計測時はレンズ計測装置
の腕部31の揺動とともに移動するスケールを固定され
たキャリージ13に取付けられた検出ヘッド612で読
取る点が相異する。 【0033】次にレンズ計測装置30によるレンズのカ
ーブ値の測定とレンズのコバ厚の測定作用について、図
18ないし図20をもとに説明する。レンズ計測装置の
モータ330を回転させアーム片331のアーム部材3
20、325への当接を解除させる。この当接解除によ
り筒部材343、346はバネ353の張力により互い
の距離を縮める。これにより筒部材に連結されているリ
ング347、348は加工レンズLEのコバをその斜面
で挟みこむ。このときの筒部材343、346の移動は
アーム部材320、325の回転として働き、アーム部
材の移動量すなわちリング347、348の移動量はエ
ンコーダ334、338でそれぞれ計測される。 【0034】そしてモータ70を回転することにより加
工レンズLEを回転させ各単位角毎の各径線毎の動径に
おけるリング347、348の移動量を計測する。図2
0の模式図に示すように加工済レンズLEのA位置での
リング347の計測値をfZ A 、B位置での計測値をf
B とし、A位置の動径をρ′A 、B位置の動径をρ′
B とするとき、レンズ回転軸上に定めたレンズLEの前
面の曲率中心をfZoとし、前面の曲率半径をRfとす
ると、 ρ′A 2 +(fZo−fZA 2 =Rf2 ・・・・・・・・(8) ρ′B 2 +(fZo−fZB 2 =Rf2 ・・・・・・・・(8) が成り立つ。この第8式よりRfをもとめ Cf=n−1/Rf×1000 ・・・・・・・・・・・・・(9) 第9式によりレンズの前面カーブ値Cfを得る。なお
(9)式においてnはレンズの屈折率であり、一般に
1.523として与えられる。 【0035】リング348の計測値をbZA 、bZB
し、レンズLEの後面の曲率中心をbZoとすると、後
面の曲率半径Rbとすると、 ρ′A 2 +(bZo−bZA 2 =Rb2 ・・・・・・・(10) ρ′B 2 +(bZo−bZB 2 =Rb2 ・・・・・・・(10) からRbを求め Cb=n−1/Rb×1000 ・・・・・・・・・・・・(11) よりレンズの後面カーブ値Cbを得ることができる。 【0036】また、コバ厚ΔA、ΔBは、 fZA −bZA =ΔA ・・・・・・・・・・・・・・・・(12) fZA −bZB =ΔB ・・・・・・・・・・・・・・・・(12) として与えられる。図21は、前述の機械構成をもつ玉
摺機を駆動制御するための電気系をブロック図で示すも
のである。各種演算や、プログラム制御用のマイクロプ
ロセッサで構成された演算制御回路1500には、Y軸
モータ97、レンズ軸回軸用モータ70、レンズ計測装
置旋回用モータ1208、キャリッジ送り用(Z軸)モ
ータ40、当て止め移動用(X軸)モータ42、及び砥
石回転用モータ6を駆動するためのモータ駆動装置12
00と、エンコーダ61、334、338、及び610
の検出信号を計数するためのカンウタ回路1100と演
算制御回路1500からの眼鏡枠または型板の計測情報
を記憶するための枠形状メモリ1300と、入力キーボ
ード1401、液晶ディスプレー1402及びインター
フェース回路1403とから成るヤゲン情報入出力系1
400及び、ヤゲン情報モメリ1600とが接続されて
いる。 【0037】玉摺機の全体的作動 以下図22のフローチャート図をもとに上述の構成から
なる玉摺機の動作を説明する。 (1)レンズ枠計測ステップ ステップ1−1: スタート命令が入力されると演算制
御回路1500はそのプログラムメモリのプログラムに
応じてモータ駆動装置1200を作動させキャリッジ送
りモータ40を回転させキャリッジに取付けられた枠計
測装置の検出子54を眼鏡枠保持位置に移動させる。 【0038】ステップ1−2: モータ駆動装置120
0によりレンズ枠保持装置90のY軸送りモータ97を
回転させ、レンズ枠200を移動させ検出子54にレン
ズ枠を接触させ、さらにレンズ枠を進め検出アーム51
の回転中心をレンズ枠内に位置させる。 ステップ1−3: モータ駆動装置1200によりレン
ズ軸回転用モータ70を演算制御回路1500内のパル
ス発生器からのクロックパルスCPで回転制御し、検出
アームを回転させる。検出アーム上の検出子54は、そ
れが接しているレンズ枠を倣い、その動径ρにそってア
ーム上を移動し、その移動量をエンコーダ61で検出
し、その検出信号をカウンタ回路1100で計数する。
カウンタ回路1100には、演算制御回路1500のパ
ルス発生器からのクリックパルスCPが入力されている
ので、このクロックパルスに同期させて、言換れば検出
アームの回転角θに対応して動径ρを計数する。検出ア
ーム一回転における動径値組(ρn、θn)(n=0、
1、2、・・n)を演算制御回路1500を介して一時
的に枠形状メモリ1300により記憶させる。このステ
ップを枠形状の予備測とする。 【0039】ステップ1−4: 枠形状メモリ1300
に記憶された予備計測値をもとに演算制御回路1500
で第(3)式に従って座標変換したのち第(4)式によ
りレンズ枠の幾何学中心を求める。次にこの求められた
幾何学中心に検出アームの回転軸の中心を位置させるた
める当て止め移動用(X軸)モータ42、Y軸モータ9
7、及びレンズ軸回転用モータ70をモータ駆動装置1
200を介して回転させる。 ステップ1−5: 上述のステップ1−3を再度実行
し、レンズ枠の幾何学中心を回転軸としたときのレンズ
枠の動径値(ρn、θn)(n=0、1、2、5・・
n)をもとめ、その値を枠形状メモリ1300に記憶さ
せる。これをレンズ枠の本計測とする。 【0040】(2)荒研削加工ステップ ステップ2−1: モータ駆動装置1200を作動させ
砥石モータ6を回転させる。 ステップ2−2: モータ駆動装置1200を作動させ
キャリッジ送りモータ40を回転させ、キャリッジ13
に挟持された被加工レンズを荒砥石上に位置させる。 ステップ2−3: レンズ軸回転モータ70を演算制御
回路1500のパルス発生器からのクロックパルスで回
転させ、レンズ回転軸をθ=0の基準位置に位置させ
る。次に当て止め移動モータ42を回転させ当て止め2
7を下降させることにより、これが保持するキャリッジ
13を揺動させ、キャリッジ13に挟持されている被研
削レンズを荒砥石と接触させ加工を開始する。このと
き、演算制御回路1500には、枠形状メモリ1300
に記憶されているθ=0のときの動径値ρ=ρoを制御
回路に比較基準値として入力する。 【0041】ステップ2−4: エンコーダ610から
の検出信号によりカウンタ回路1100で計数し、比較
基準値ρoと演算制御回路1500で比較し、ρoとな
るまで角度θ=0の位置で加工を続ける。ρoとなった
とき当て止め移動モータ42を回転させ当て止めを上昇
させキャリッジをもち上げレンズの研削の進行を止め
る。 ステップ2−5: レンズ回転をモータ70で回転さ
せ、次の角度θ1 へと回転させる。このとき演算制御回
路1500は枠形状メモリ1300からθ1 に対応した
動径ρ1 を読み出し、比較基準値としてセットする。次
に、当て止め移動モータ42を反転させ、当て止めを下
降し、被研削レンズを砥石に接触させ、θ 1 における加
工をさせる。 【0042】このときの研削動径値ρ1 はエンコーダ6
10により検出され、その信号をカウンタ回路1100
で計数され、演算制御回路1500で比較基準値ρ1
比較し、ρ1 となるまで研削を続けρ1 となったとき当
て止め移動モータ42をモータ駆動装置1200で作動
させ、キャリッジを上昇させ、研削を止める。このステ
ップをレンズ回転軸の一回転分すなわちレンズ回転軸の
回転角度θnになるまで実行し、枠形状メモリ内のレン
ズ枠動径(ρn、θn)(n=0、1、2、・・n)と
比較しつつ加工していく。 ステップ2−6: 上記ステップによりレンズ回転軸の
→回転分につき被研削レンズの研削を終了すると、当て
止め移動用モータ42を回転させ、キャリッジを基準位
置に旋回復帰させ、同時に砥石モータ6の回転を停止す
る。 【0043】(3)レンズ計測ステップ ステップ3−1: 演算制御回路1500の指令により
モータ駆動装置1200を介してレンズ計測装置旋回モ
ータ1208を回転させ偏心カム360のレンズ計測装
置30の保持を解除し、計測装置30の自重でそれを旋
回させ加工レンズに筒部材345を当接させる。 ステップ3−2: モータ駆動装置1200を介してア
ームモータ330を回転させアーム片320、325の
保持を解除し、リング347、348で加工レンズのコ
バを挟み込む。 ステップ3−3: レンズ軸回転モータ70を回転さ
せ、荒研削済レンズを回転させる。エンコーダ610は
レンズ軸の各回転毎の動径値ρ′n(n=0、1、2・
・n)、例えば図20を例にとれば、回転角θA におけ
る動径ρ′A を計測しその検出信号をカウンタ回路11
00で計数し、その情報を演算制御回路1500へ入力
させる。 【0044】またエンコーダ334は荒研削済レンズの
前面コバ位置、すなわち図17図の回転角θA における
fZa値を検出しカウンタ1100で計数させる。この
情報は演算制御回路1500に入力させる。同様にエン
コーダ338は荒研削済レンズの後面コバ位置例えば回
転角θA におけるbZaを検出しカウンタ回路1100
で計数し、その結果を演算制御回路に入力する。これに
より、演算制御回路1500には各動径角θn(n=
0、1、2、・・n)毎の前面コバ位置情報fZn(n
=0、1、2、・・n)、後面コバ位置情報bZn(n
=0、1、2、・・n)及び動径値ρ′n(n=0、
1、2・・n)が入力され、前述した第(8)式ないし
第(12)式に従って荒研削済レンズの前面カーブC
f、後面カーブCb、コバ厚Δn(n=0、1、2・・
n)、を演算する。 【0045】ステップ3−4: モータ駆動装置120
0を作動させモータ1208を回転させレンズ計測装置
を基準位置に旋回復帰させる。 【0046】(4)カーブヤゲン位置入力ステップ ステップ4−1: ヤゲン形状出力の表示結果を自動演
算によるものとするか、使用者の任意の入力に応じて演
算された結果によるものとするかをキーボード1401
で選択する。 ステップ4−2: 演算制御回路1500で上述の前面
カーブ値Cf、後面カーブ値Cb、コバ厚Δnの演算結
果をもとにさらに理想的なヤゲンカーブと、ヤゲン位置
を演算し、その演算結果をもとに、最大コバ厚部分と、
最小コバ厚部分のヤゲン断面型状をインタフエース14
03を介して表示器1402の画面上に図形表示する。
また、そのときのヤゲンカーブ値、コバ前面からヤゲン
頂点までの距離等必要なデータを数値で同時に表示す
る。 【0047】ステップ4−3: キーボード1401に
より、使用者が望むヤゲンカーブ値及び、コバ前端から
ヤゲン頂点までの距離、いわゆる片寄せ量を数値入力す
る。 (手動) ステップ4−4: 上記キーボード入力値はインターフ
エース1403を介して演算制御回路に入力され、前述
のカーブ値Cf、Cb、コバ厚Δnをもとに入力された
ヤゲンカーブ値、片寄せ量における最大、最小コバ厚部
分のヤゲン断面形状を演算し、インタフエース1403
を介して表示器1402に画像及び数値表示する。 【0048】(5)ヤゲン加工ステップ ステップ5−1: 上記第4ステップによるヤゲン形状
を確認し、使用者がOKを出した場合は、キーボード1
401上のヤゲン加工スタートボタンを作動させ、その
指令により演算制御回路1500はモータ駆動装置12
00により砥石モータ6を回転させる。これと同時にヤ
ゲン情報メモリ1600には最終決定されたヤゲンカー
ブ値、片寄せ量等ヤゲン情報が動径値(ρ′n、θn)
との関係においてメモリされる。 2ステップ5−2: モータ駆動装置1200を介して
キャリッジ送りモータ40を回転させ、キャリッジに挟
持されている荒研削済レンズをヤゲン砥石上に移動させ
る。 【0049】ステップ5−3: モータ駆動装置により
当て止め移動モータ42を回転させ当て止め27を下降
させ、それに支えられているキャリッジ13を旋回下降
させレンズをヤゲン砥石に当接させ、ヤゲン加工を開始
する。演算制御回路1500は前記ヤゲン情報メモリ1
600にメモリされている各動径値(ρ′n、θn)毎
のヤゲン位置と片寄せ量に基ずき、キャリッジ送りモー
タ40、当て止め移動モータ42を制御し、カウンタ回
路1100からのエンコーダ610の計測値にてチエッ
クしつつ、所望の動径値ρ′nになるまでヤゲン加工す
る。この動作は全ての動径角θnについて実行する。 ステップ5−4: すべての動径角θnについて所望の
動径値ρ′nに加工したらキャリッジ13を当て止めモ
ータ42の回転により旋回上昇させ定位置に復帰させる
とともに砥石モータ6の回転を停止させ砥石を止める。 【0050】(6)レンズ形状再計測ステップ ステップ6−1: 前記ステップ3−1ないしステップ
3−4を実行し、ヤゲン加工済レンズの動径値(ρ″
n、θn)を計測する。 ステップ6−2: ステップ6−1の計測値(ρ″n、
θn)(n=0、1、2・・n)と枠形状メモリ130
0にメモリされているレンズ枠の動径値情報(ρn、θ
n)(n=0、1、2、・・n)とを演算制御回路て比
較させ、両者が一致すれば加工修了を表示器1402で
表示し、かつキャリッジ13を初期位置に復帰させる。
両者が一致しないときは、再度ステップ5−2にもどり
ヤゲン加工をやりなおす。 【0051】 【本発明の効果】以上のとおり、本発明のレンズ枠形状
測定装置は、眼鏡フレームのレンズ枠の上下リムを上下
方向から当接する一対の当接部材と、前記当接部材によ
り当接された前記上下リムの略中央部を厚み方向から押
え保持する保持手段と、前記レンズ枠のヤゲン溝の形状
を測定するフィーラーを備えた測定手段と、前記保持手
段と前記測定手段とを相対移動可能にする移動手段とを
有し、前記保持手段により押え保持された上下リムの略
中央部のヤゲン溝を通る平面上に前記フィーラーが配置
されるように構成したことを特徴とする。従って、種々
のレンズ枠を上下方向及びそのリムの厚み方向における
適正な位置を保持することによりレンズ枠の変形の恐れ
なしに保持することを可能にし、位置決めされたレンズ
枠のヤゲン溝を通る平面上に自動的にフィーラーを配置
することができ、レンズ枠の形状測定作業を効率的かつ
的確に行うことができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は本発明によるレンズ研削装置の実施例を
示す斜視図、 【図2】図2はレンズ枠計測装置を示す分解斜視図、 【図3】図3はレンズ枠位置決め装置の斜視図、 【図4】図4はその正面図、 【図5】図5はレンズ枠計測のための検出子の構造を一
部断面で示す側面図、 【図6】図6は型板計測装置の斜視図、 【図7】図7はレンズ枠計測動作を示す概略図、 【図8】図8はレンズ枠計測動作を示す概略図、 【図9】図9はレンズ枠計測動作を示す概略図、 【図10】図10は型板計測動作を示す概略図、 【図11】図11はレンズ研削工程を示す概略図、 【図12】図12はレンズ計測装置の斜視図、 【図13】図13はその平面図、 【図14】図14はその横断面図、 【図15】図15は軸部の断面図、 【図16】図16は図13のXIII−XIII断面図、 【図17】図17は研削後のレンズ形状を計測する工程
を示す概略図、 【図18】図18は加工レンズの斜視図、 【図19】図19はレンズ計測の工程を示す平面図、 【図20】図20はレンズ形状の幾何学的値を示す概略
図、 【図21】図21は演算処理回路を示す図、 【図22】図22は全工程のフローチャート図である。 【符号の説明】 LE レンズ 3 砥石 30 レンズ計測装置 51 検出アーム 54 検出子 100 眼鏡枠保持具 200 レンズ枠 210 型板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 波田野 義行 東京都板橋区蓮沼町75番1号 株式会社 トプコン内 (72)発明者 大串 博明 東京都板橋区蓮沼町75番1号 株式会社 トプコン内 (56)参考文献 特開 昭52−143595(JP,A) 特開 昭57−105718(JP,A) 実公 昭42−957(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B24B 9/14

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.眼鏡フレームのレンズ枠の上下リムを上下方向から
    当接する一対の当接部材と、 前記当接部材により当接された前記上下リムの略中央部
    を厚み方向から押え保持する保持手段と、 前記レンズ枠のヤゲン溝の形状を測定するフィーラーを
    備えた測定手段と、 前記保持手段と前記測定手段とを相対的に移動させる移
    動手段とを有し、 前記保持手段により押え保持された上下リムの略中央部
    のヤゲン溝を通る平面上に前記フィーラーが配置される
    ように構成したことを特徴とするレンズ枠形状測定装
    置。
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