JP2794103B2 - 貯湯容器 - Google Patents

貯湯容器

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JP2794103B2
JP2794103B2 JP4036397A JP3639792A JP2794103B2 JP 2794103 B2 JP2794103 B2 JP 2794103B2 JP 4036397 A JP4036397 A JP 4036397A JP 3639792 A JP3639792 A JP 3639792A JP 2794103 B2 JP2794103 B2 JP 2794103B2
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隆司 田中
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Sawafuji Electric Co Ltd
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Sawafuji Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭等で使用される電
気ポット等の湯沸かし可能な貯湯容器に関し、特に、加
熱した湯を冷却できる貯湯容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の貯湯容器は、内容液を加熱し、こ
の加熱した内容液を高温貯湯し、高温の内容液を供給す
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、家庭等で作ら
れる飲用品には、茶等のように高温の湯を使用するもの
だけではなく、冷水を使用するもの、或いは、乳児用の
粉ミルクのように適温の湯を使用するものがある。
【0004】従来の貯湯容器は、高温の湯を使用する場
合には便利であるが、冷水の供給には使用できず、適温
の湯を使用する場合には、水を混合することが必要で不
便なだけではなく、乳児用のミルクを溶く場合に水を混
合するのでは衛生的ではないという問題点がある。
【0005】本発明は、上記の問題点を解決し、加熱し
た内容液を貯湯しながらこの貯湯を冷却して貯水し、こ
れらの貯湯と貯水を混合して、高温の湯から、ぬるま湯
を経て、冷水までの任意の温度を選択して使用できる貯
湯容器を提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の貯湯容器は、上
記の課題を解決するために、加熱させた内容液を保温し
て貯湯する湯沸かし容器を持った湯沸かし部と、湯沸か
し容器から送られる貯湯を冷却して貯水する冷却タンク
を持った冷却部とが外装ケース内に隣接して設けられ、
湯沸かし部は、ヒータと温度センサのそれぞれを外装ケ
ース内の空間に収納しこれらを組合せて湯沸かし容器内
の内容液を沸騰させる沸騰機構を備え、冷却部は、貯水
を冷媒により常温未満まで冷却できる冷却機構を備え、
前記隣接した湯沸かし部および冷却部の湯沸かし容器と
冷却タンクとの間隔よりも、冷却タンクと湯沸かし容器
が持ったヒータとの間隔を大きくし、湯沸かし部の湯沸
かし容器内の貯湯と、冷却部の冷却タンク内の貯水との
それぞれを外部に吐出する吐出手段を設け、この吐出手
段の吐出口を外装ケースに設けたことを特徴とするもの
であり、好ましくは、前記湯沸かし容器から外部に吐出
される湯の量と前記冷却タンクから吐出される貯水の量
とを任意の比率にする制御部及び/又は分岐弁、或い
は、前記湯沸かし容器から吐出される貯湯の量とを任意
の比率に設定して混合する混合弁を設ける。
【0007】又、本発明の貯湯容器は、上記の課題を解
決するために、制御部及び/又は分岐弁と、混合弁とを
有することが好適である。
【0008】又、本発明の貯湯容器は、上記の課題を解
決するために、湯吐出口と冷水吐出口とを隣接又は一体
化して配することが好適である。
【0009】
【作用】本発明の貯湯容器の上記構成では、内容液を沸
騰させる沸騰機構および冷媒により常温未満まで冷却で
きる冷却機構のそれぞれを湯沸かし容器および冷却タン
クとともに外装ケース内の空間に隣接して収納すること
により単一体としての取り扱いができ、この外装ケース
に吐出手段の吐出口を設けたことで、外装ケースを有効
に活用してその取り扱いをより便利にすることができ
る。そして、湯沸かし容器では、沸騰機構により内容液
を加熱して沸騰させて貯湯することができ、冷却タンク
では、冷媒を用いた内容液を常温未満まで冷却すること
ができる冷却機構によって、湯沸かし容器で加熱された
沸騰後の湯を常温を下回る温度まで短時間で冷却して貯
水でき、沸騰させた湯とこの沸騰後の湯を常温未満まで
冷却した貯水とを用途に応じて使い分けることができ
る。しかも、隣接した湯沸かし部および冷却部の湯沸か
し容器と冷却タンクとの間隔よりも、冷却タンクと湯沸
かし容器が持ったヒータとの間隔を大きくされて、相互
の熱影響なく湯沸かし機能および冷却機能を効率よく達
成することができる。また、常温未満にまで冷却した貯
水を湯沸かし容器から吐出される貯湯と混合することに
より、一旦沸騰したことによる衛生的な状態を保ちなが
ら、常温以上から貯湯温度以下までの任意の温度にする
ことができ、各種の用途に対応でき便利である。
【0010】又、本発明の貯湯容器は、湯吐出口と冷水
吐出口とを隣接又は一体化して配するので、湯や冷水を
受けるのに、カップを動かす必要が無い。
【0011】
【実施例】本発明の貯湯容器の第1実施例を図1〜図3
に基づいて説明する。
【0012】図1〜図3において、第1実施例では、湯
沸かし部Aは、ヒーター1と、湯沸かし容器2と、沸騰
水汲み上げポンプ4と、湯吐出管16と、湯吐出口1
6′と、蓋23と、湯沸かし部水温センサー51と、湯
吐出管16に設けられた湯沸かし部水位センサー52
(図示せず)とを有する。冷却部Bは、冷却送りポンプ
3と、冷却コンプレッサー5と、冷媒輸送管6、6′、
6″と、放熱コンデンサー7と、ストレーナー8と、キ
ヤピラリー9と、エバポレーター10と、冷却送りパイ
プ11と、冷却送りパイプ11の空冷用のプレクーラー
12と、内側に冷却送りパイプ11が在り外側を冷媒が
通る2重管構造の補助クーラー13と、冷却タンク14
と、冷水吐出管15と、冷水吐出口15′と、断熱材2
1と、冷却フアン24と、冷却部水温センサー53と、
冷却部水位センサー54とを有する。
【0013】図3の55は、操作・表示部(前記センサ
ーと共に、後述する。)である。
【0014】次に、図1〜図3に基づいて第1実施例の
動作を説明する。
【0015】図1〜図3において、湯沸かし部Aにおい
ては、蓋23を開いて、湯沸かし容器2内に水を供給す
る。ヒータ1がその制御系とともに沸騰機構をなし、湯
沸かし容器2内の水を加熱して沸騰させる。沸騰した湯
沸かし容器2内に貯湯され、必要なときに、沸騰水汲み
上げポンプ4によって、湯吐出管16を経て湯吐出口1
6′から吐出される。
【0016】そして、冷却部Bにおいては、冷却コンプ
レッサー5から圧縮された高温高圧の冷媒が冷媒輸送管
6に送り出される。冷媒輸送管6内の圧縮された高温高
圧の冷媒は放熱コンデンサー7で液化し、ストエーナー
8、キャピラリー9を経てエバポレータ10で気化膨張
して冷却タンク14を冷却し、冷媒輸送管6′を経た
後、内側に冷却送りパイプ11が在り外側を冷媒が通る
2重管構造の補助クーラー13を通って内側の冷却送り
パイプ11内の沸騰水を補助冷却し、さらに冷媒輸送管
6″を経て冷却コンプレッサー5に戻る。要するに、こ
れらは冷却部Bにおいて冷却タンク14内の液を常温未
満の温度まで強制的に短時間に冷却することができる冷
却機構をなし、具体的な構成は自由に設計することがで
きる。また、湯沸かし部Aと冷却部Bとは1つの外装ケ
ース100に隣接して収容され、しかも、冷却機構を持
った冷却タンク14とヒータ1を持った湯沸かし容器2
との間隔よりも、冷却タンク14と湯沸かし容器が持っ
たヒータ1との間隔を大きくして、相互の熱影響を少な
くした配置されて、相互の熱影響なく湯沸かし機能およ
び冷却機能を効率よく達成することができるとともに、
湯沸かし部Aおよび冷却部Bからの吐出口15′、1
6′が外装ケース100に設けられた、従来の電気ポッ
トなどの各種貯湯容器の場合と同じ形態をなし、内容液
を沸騰させる沸騰機構および冷媒により常温未満まで冷
却できる冷却機構のそれぞれを湯沸かし容器2および冷
却タンク14とともに外装ケース100内の空間に隣接
して収納することにより単一体としての取り扱いがで
き、この外装ケース100に吐出手段の吐出口吐出口1
5′、16′を設けたことで、外装ケース100を有効
に活用してその取り扱いをより便利にすることができ
る。
【0017】冷却部Bにおいては、又、冷却送りポンプ
3によって、湯沸かし容器2内の沸騰水の一部が、冷却
送りパイプ11内を通って、プレクーラー12と補助ク
ーラー13とを経て、冷却タンク14に送られるが、こ
の冷却送りパイプ11内の沸騰水は、プレクーラー12
において空冷され、補助クーラー13において補助冷却
されて40〜50°C程度になって冷却タンク14に入
る。冷却タンク14の容量は約250CCで、この中に
入った40〜50°C程度の水は5〜6分で10°C以
下に冷却される。冷却した水は冷却タンク14内に貯水
され、必要なときに、冷却送りポンプ3を動作させ、沸
騰水を冷却送りして冷却タンク14に送り込むことによ
って、冷水吐出管15を経て冷水吐出口15′から吐出
される。
【0018】この場合、前記のようにして、沸騰水汲み
上げポンプ4によって、湯吐出管16を経て湯吐出口1
6′から吐出される湯の量と、前記のようにして、冷却
送りポンプ3を動作させ、沸騰水を冷却送りして冷却タ
ンク14に送り込むことによって、冷水吐出管15を経
て冷水吐出口15′から吐出される冷水の量を調節する
ことによって、これらを混合して所望温度の湯を得るこ
とができる。
【0019】そして、又、冷却フアン24の風量を大き
くしてぷれクーラー12の効果を増大し、冷却コンプレ
ッサー5の容量と、補助クーラー13の構造等を、冷却
できる湯量が増大するように設計すると、極めて短時間
の冷却が可能になることは勿論である。
【0020】本発明の貯湯容器の第2実施例を図4、図
5に基づいて説明する。
【0021】図4、図5において、第2実施例では、湯
沸かし部Aは、ヒーター1と、湯沸かし容器2と、沸騰
水汲み上げポンプ4′と、分岐弁20と、湯吐出管16
と、湯吐出口16′と、断熱材21と、蓋23と、湯沸
かし部水温センサー51と、湯吐出管16に設けられた
湯沸かし部水位センサー52(図示せず)とを有する。
冷却部Bは、沸騰水汲み上げポンプ4′と、冷却コンプ
レッサー5と、冷媒輸送管6、6″と、放熱コンデンサ
ー7と、ストレーナー8と、キヤピラリー9(図示せ
ず)と、エバポレーター10と、冷却送りパイプ11
と、冷却タンク14と、冷水吐出管15と、冷水吐出口
15′と、冷却用間隙17と、冷水出量調節コック18
と、水量窓19と、分岐弁20と、断熱材21と、冷却
用間隙17の間隙(約0.5mm程度であるが、間隙の
大小で冷水の温度が変わる。)を調節・設定する間隙調
整片25(取り付け・取り外し可能で、洗浄できる。)
と、蓋26と、冷却部水温センサー53と、冷却タンク
14に設けられた冷却部水位センサー54(図示せず)
とを有する。
【0022】図5の55は、操作・表示部(前記センサ
ーと共に後述する。)である。
【0023】次に、図4、図5に基づいて第2実施例の
動作を説明する。
【0024】図4、図5において、湯沸かし部Aにおい
ては、蓋23を開いて、湯沸かし容器2内に水を供給す
る。ヒーター1が湯沸かし容器2内の水を加熱して沸騰
させる。沸騰した水は湯沸かし容器2内に貯湯され、必
要なときに、沸騰水汲み上げポンプ4′によって、汲み
上げられ、分岐弁20によって、分割され、一方は、湯
吐出管16を経て湯吐出口16′から吐出され、他方
は、冷却タンク14に入る。この場合、分岐弁20の開
閉で、吐出する湯の量と、冷却タンク14に入る湯の量
を調節する。
【0025】そして、冷却部Bにおいては、冷却コンプ
レッサー5から圧縮された高温高圧の冷媒が冷媒輸送管
6に送り出される。冷媒輸送管6内の圧縮された高温高
圧の冷媒は放熱コンデンサー7で液化し、ストレーナー
8、キヤピラリー9(図示せず)を経てエバポレーター
10で気化膨張して冷却タンク14を冷却し、冷媒輸送
管6″を経て冷却コンプレッサー5に戻る。
【0026】冷却部Bにおいては、又、沸騰水汲み上げ
ポンプ4′によって、湯沸かし容器2内の沸騰水の一部
が、汲み上げられ、分岐弁20によって、分割され、一
方は、湯吐出管16を経て湯吐出口16′から吐出さ
れ、他方は、冷却タンク14に入る。冷却タンク14内
の水は、冷水出量調節コック18を開くことによって、
冷却用間隙17を通って冷却されて冷水となり、冷水吐
出管15を経て冷水吐出口15′から吐出される。この
場合、冷水出量調節コック18によって吐出される冷水
の量を調整すると共に冷水の温度も調整する。即ち、冷
水出量調節コック18を通って吐出される冷水の量が多
いと温度は上がり、量が少ないと温度は下がる。又、分
岐弁20を調節することによって、湯吐出管16を経て
湯吐出口16′から吐出される湯の量と、冷水吐出管1
5を経て冷水吐出口15′から吐出される冷水の量を調
節することによって、これらを混合して所望温度の湯を
得ることができる。
【0027】冷水の温度、冷水と湯との混合比やその温
度の設定は、ポンプの送り量の操作と弁の開閉操作等に
よって行うが、これらの操作は制御回路又は手動で行
う。
【0028】次に、これらの操作を制御回路で行う図3
と図5の操作・表示部55を図6に基づいて説明する。
【0029】図6は、操作・表示部55によって操作さ
れる制御部50を示す。制御部50は、湯沸かし制御部
A′と冷却制御部B′と弁制御ソレノイド56とを有す
る。
【0030】湯沸かし制御部A′は、湯沸かし部水温セ
ンサー51(図1、図4)と、湯沸かし部水位センサー
52(図7)と、メインヒーター1と、メインヒーター
・スイッチ62と、保温ヒーター1′と、沸騰水汲み上
げポンプ4と、湯吐出スイッチ58とを有する。
【0031】冷却制御部B′は、冷却部水温センサー5
3(図1、図4)と、冷却部水位センサー54(図1)
と、冷却送りポンプ3と、冷水吐出スイッチ57と、冷
却コンプレッサー5と、冷却コンプレッサー・スイッチ
59と、冷却フアン24と、冷却フアン・スイッチ60
とを有する。
【0032】弁制御ソレノイド56は弁開閉スイッチ6
2を有する。
【0033】次に、図6に基づいて操作・表示部55と
制御部50の動作を説明する。
【0034】湯沸かし部Aは、図6に示す操作・表示部
55と制御部50と湯沸かし制御部A′とによって制御
される。制御部50は、湯沸かし部水温センサー51に
よって湯沸かし容器2内の湯の温度を検出し、操作・表
示部55の指示に基づいて、メインヒーター1のメイン
ヒーター・スイッチ62を閉じて、湯沸かし容器2内の
湯を沸騰させる。又、保温ヒーター1′の通電量を制御
して、湯沸かし容器2内の湯の温度を指示温度に維持す
る。更に、沸騰水汲み上げポンプ4の湯吐出スイッチ5
8を開閉して、湯沸かし容器2内の湯を吐出させる。
【0035】又、冷却部Bは、操作・表示部55と制御
部50と冷却制御部B′とによって制御される。制御部
50は、冷却部水温センサー53によって冷却タンク1
4内の冷水の温度を検出し、操作・表示部55の指示に
基づいて、冷却コンプレッサー5の冷却コンプレッサー
・スイッチ59を開閉して、冷却タンク14内の冷水の
温度を指示温度に維持する。又、冷却コンプレッサー5
が動作する時には、冷却フアン24の冷却フアン・スイ
ッチ61を閉じ、冷却フアン24を動作させてプレクー
ラー12を機能させる。更に、冷却送りポンプ3の冷水
吐出スイッチ57を開閉して、冷却タンク14内へ送る
湯量を調節することによって、吐出する冷水の量を調節
する。更に、又、弁制御ソレノイド56の弁開閉スイッ
チ62を開閉して、湯又は/及び冷水の量を調整する開
閉弁や分岐弁の開閉を制御する。
【0036】上記の操作・表示部55と制御部50は、
種々の操作を制御できる。例えば、適温のぬるま湯を得
るには、吐出する湯と冷水の量をその適温に対して設定
された比率に調節する。これには、操作・表示部55の
温度指示によって、先ず、冷却送りポンプ3と沸騰水汲
み上げポンプ4との通電量がセットされ、ぬるま湯スイ
ッチをONすると、セットされた通電量に対応する冷水
と湯が吐出・混合されて適温の湯になって得られる。
【0037】上記の第1、第2実施例の操作は、次の各
種の分岐弁を使用することによって、手動または制御回
路によって行われる。
【0038】第1、第2実施例に使用する2ウエイタイ
プの水用電磁弁63を図8〜図11に基づいて説明す
る。
【0039】図8において、2ウエイタイプの水用電磁
弁63は、沸騰水汲み上げポンプ4からの湯の送り先
を、2つの弁制御ソレノイド56a、56bを2つの弁
開閉スイッチ61a、61bの操作によって開閉し、冷
却タンク14または湯吐出管16に切り換える。2ウエ
イタイプの水用電磁弁63の操作は手動または制御回路
によって行われる。
【0040】図9は、2ウエイタイプの水用電磁弁63
の内部回路の弁制御ソレノイド56a、56bと弁開閉
スイッチ61a、61bとを示す。図10は2ウエイタ
イプの水用電磁弁63の断面を示す。
【0041】図11は、2ウエイタイプの水用電磁弁6
3を使用した第1、第2実施例の斜視図で、弁開閉スイ
ッチ61aを押すと、湯が冷却タンク14に入り、冷却
タンク14からの冷水が、冷水吐出口15′から出てく
る。弁開閉スイッチ61bを押すと、湯が湯吐出口1
6′から出てくる。
【0042】第1、第2実施例に使用する分岐タイプの
水用手動弁20aを図12〜図14に基づいて説明す
る。
【0043】図12は分岐タイプの水用手動弁20aの
正面から見た断面図、図13は分岐タイプの水用手動弁
20aの側面から見た断面図である。ツマミ64を右に
回しきると、弁65が右にスライドして冷却タンク14
への開口を閉じ、ツマミ64を左に回しきると、弁65
が左にスライドして湯吐出管16への開口を閉じる。
【0044】ツマミ64を中間位置に置くと、一部は冷
却タンク14へ、残りは湯吐出管16へ送られる。従っ
て、ツマミ64を右に回しきると、最高温度の湯が出て
くる。
【0045】ツマミ64を左に回しきると、最低温度の
冷水が出てくる。ツマミ64を中間位置に置くと、湯と
冷水が同時に出てくる。
【0046】図14は、分岐タイプの水用手動弁20a
を使用した第1、第2実施例の斜視図で、ツマミ64を
回して所望の温度をセットする。弁65はこのセット温
度に対応した位置にあって、湯の量と冷水の量とを調整
し、この湯と冷水が混合されて、セットした温度の湯ま
たは冷水が、湯・冷水吐出口15′(16′)から出て
くる。
【0047】第1、第2実施例に使用する分岐タイプの
水用手動弁20bを図15〜図23に基づいて説明す
る。
【0048】図15は分岐タイプの水用手動弁20bの
一部断面斜視図である。分岐タイプの水用手動弁20b
には固定弁66と可動弁67とがある。図16〜図20
は固定弁66と可動弁67の構造と位置関係とを示し、
ツマミ64を回転することによって、図17〜図20に
示すように、固定弁66の中心対称位置にある弁孔6
6′と、可動弁67の中心対称位置から外れた位置にあ
る弁孔67′の連通状態が変わり、例えば、図17では
沸騰水汲み上げポンプ4′から来た湯は冷却タンク14
にのみ行き、図18では沸騰水汲み上げポンプ4′から
来た湯は湯吐出管16にのみ行き、図19では沸騰水汲
み上げポンプ4′から来た湯は分岐タイプの水用手動弁
20bで止まり、図20では沸騰水汲み上げポンプ4′
から来た湯は冷却タンク14と湯吐出管16とに分かれ
る。
【0049】図21は、分岐タイプの水用手動弁20b
を使用した第1、第2実施例の斜視図で、分岐タイプの
水用手動弁20bは沸騰水汲み上げポンプ4′に接続さ
れている。ツマミ64を回して所望の温度をセット(温
度目盛板は図示せず)する。
【0050】可動弁67はこのセット温度に対応した位
置にあって、冷却タンク14に行く湯の量と、湯吐出管
16に行く湯の量とが調節される。
【0051】図22は、図21に示す第1、第2実施例
の外観斜視図で、冷水は冷水吐出口15′から、湯は湯
吐出口16′から出てくる。
【0052】尚、分岐タイプの水用手動弁20bは、湯
と冷水の通過方向を逆にして、冷水吐出口15′、湯吐
出口16′の近傍に設けることもできる。図23は、こ
の場合の第1、第2実施例の外観斜視図で、冷水と湯が
混合されて湯吐出口15′(16′)からぬるま湯とな
って出てくる。
【0053】第1、第2実施例に使用する各種の冷水吐
出口15′と湯吐出口16′とを図24〜図33に基づ
いて説明する。
【0054】図24と図25とは、冷水吐出口15′と
湯吐出口16′とが隣接して並んでいる。隣接している
のは、冷水と湯とを、交互の吐出させたり、同時に吐出
させたりする場合に、カップをあまり動かさなくても良
い。
【0055】図26〜図30は、冷水吐出口15′と湯
吐出口16′とを隣接させて、その上を吐出口カバーで
覆ったものである。
【0056】図31と図32とは、冷水吐出口15′と
湯吐出口16′とを隣接させ、且つ、冷水と湯とが混合
するように角度を付けて配置したものである。
【0057】図33は、図23に示すものと同様に、冷
水と湯が混合されて湯吐出口15′(16′)からぬる
ま湯となって出てくる場合の斜視図である。
【0058】
【発明の効果】本発明の貯湯容器によれば、内容液を沸
騰させる沸騰機構および冷媒により常温未満まで冷却で
きる冷却機構のそれぞれを湯沸かし容器および冷却タン
クとともに外装ケース内の空間に隣接して収納すること
により単一体としての取り扱いができ、この外装ケース
に吐出手段の吐出口を設けたことで、外装ケースを有効
に活用してその取り扱いをより便利にすることができ
る。そして、湯沸かし容器では、沸騰機構により内容液
を加熱して沸騰させて貯湯することができ、冷却タンク
では、冷媒を用いた内容液を常温未満まで冷却すること
ができる冷却機構によって、湯沸かし容器で加熱された
沸騰後の湯を常温を下回る温度まで短時間で冷却して貯
水でき、沸騰させた湯とこの沸騰後の湯を常温未満まで
冷却した貯水とを用途に応じて使い分けることができ
る。しかも、隣接した湯沸かし部および冷却部の湯沸か
し容器と冷却タンクとの間隔よりも、冷却タンクと湯沸
かし容器が持ったヒータとの間隔を大きくされて、相互
の熱影響なく湯沸かし機能および冷却機能を効率よく達
成することができる。また、常温未満にまで冷却した貯
水を湯沸かし容器から吐出される貯湯と混合することに
より、一旦沸騰したことによる衛生的な状態を保ちなが
ら、常温以上から貯湯温度以下までの任意の温度にする
ことができ、各種の用途に対応でき便利である。
【0059】又、本発明の貯湯容器は、湯吐出口と冷水
吐出口とを隣接又は一体化して配するので、湯や冷水を
受けるのに、カップを動かす必要が無いという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の断面図である。
【図2】本発明の第1実施例の構成を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例の外観斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例の断面図である。
【図5】本発明の第2実施例の外観斜視図である。
【図6】本発明の第1、第2実施例の制御回路図であ
る。
【図7】本発明の第1、第2実施例の断面図である。
【図8】本発明の第1、第2実施例に使用する2ウエイ
タイプの水用電磁弁の斜視図である。
【図9】図8の内部回路図である。
【図10】図8の断面図である。
【図11】図8の2ウエイタイプの水用電磁弁を使用す
る本発明の第1、第2実施例の斜視図である。
【図12】本発明の第1、第2実施例に使用する分岐弁
の断面図である。
【図13】本発明の第1、第2実施例に使用する分岐弁
の断面図である。
【図14】図12、図13の分岐弁を使用する本発明の
第1、第2実施例の斜視図である。
【図15】本発明の第1、第2実施例に使用する分岐弁
の一部断面斜視図である。
【図16】図15の固定弁と可動弁の斜視図である。
【図17】図15の固定弁と可動弁の動作図である。
【図18】図15の固定弁と可動弁の動作図である。
【図19】図15の固定弁と可動弁の動作図である。
【図20】図15の固定弁と可動弁の動作図である。
【図21】図15の分岐弁を使用する本発明の第1、第
2実施例の構成を示す斜視図である。
【図22】図15の分岐弁を使用する本発明の第1、第
2実施例の外観斜視図である。
【図23】図15の分岐弁を使用する本発明の第1、第
2実施例の外観斜視図である。
【図24】本発明の第1、第2実施例の冷水吐出口と湯
吐出口とを示す外観斜視図である。
【図25】本発明の第1、第2実施例の冷水吐出口と湯
吐出口とを示す外観斜視図である。
【図26】本発明の第1、第2実施例の冷水吐出口と湯
吐出口とを示す外観斜視図である。
【図27】本発明の第1、第2実施例の冷水吐出口と湯
吐出口とを示す外観斜視図である。
【図28】本発明の第1、第2実施例の冷水吐出口と湯
吐出口とを示す外観斜視図である。
【図29】本発明の第1、第2実施例の冷水吐出口と湯
吐出口とを示す外観斜視図である。
【図30】本発明の第1、第2実施例の冷水吐出口と湯
吐出口とを示す外観斜視図である。
【図31】本発明の第1、第2実施例の冷水吐出口と湯
吐出口とを示す外観斜視図である。
【図32】本発明の第1、第2実施例の冷水吐出口と湯
吐出口とを示す外観斜視図である。
【図33】本発明の第1、第2実施例の冷水吐出口と湯
吐出口とを示す外観斜視図である。
【符号の説明】
A 湯沸かし部 B 冷却部 A′ 湯沸かし制御部 B′ 冷却制御部 1 ヒーター 2 湯沸かし容器 3 冷却送りポンプ 4 湯沸かし汲み上げポンプ 4′ 湯沸かし汲み上げポンプ 5 冷却コンプレッサー 6、6′、6″ 冷媒輸送管 7 放電コンデンサー 8 ストレーナー 10 エバポレータ 11 冷却送りパイプ 12 プレクーラー 13 補助クーラー 14 冷却タンク 15 冷水吐出管 15′ 冷水吐出口 16 湯吐出管 16′ 湯吐出口 17 冷却用間隙 18 冷水出量調節コック 19 水量窓 20 分岐弁 20a 分岐弁 21 断熱材 23 蓋 24 冷却フアン 25 間隙調整片 50 制御部 51 湯沸かし部水温センサー 52 湯沸かし部水位センサー 53 冷却部水温センサー 54 冷却部水位センサー 55 操作・表示部 56 弁制御ソレノイド 56a 弁制御ソレノイド 56b 弁制御ソレノイド 57 冷水吐出スイッチ 58 湯吐出スイッチ 59 冷却コンプレッサー・スイッチ 60 冷却フアン・スイッチ 61 弁開閉スイッチ 61a 弁開閉スイッチ 61b 弁開閉スイッチ 62 メインヒーター・スイッチ 63 2ウエイタイプの水用電磁弁 64 ツマミ 65 弁 66 固定弁 66′ 弁孔 67 可動弁 67′ 弁孔 68 吐出口カバー 68′ 吐出口カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 27/21 A47J 31/00 F25D 11/00 102

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱させた内容液を保温して貯湯する湯
    沸かし容器を持った湯沸かし部と、湯沸かし容器から送
    られる貯湯を冷却して貯水する冷却タンクを持った冷却
    部とが外装ケース内に隣接して設けられ、 湯沸かし部は、ヒータと温度センサのそれぞれを外装ケ
    ース内の空間に収納しこれらを組合せて湯沸かし容器内
    の内容液を沸騰させる沸騰機構を備え、 冷却部は、貯水を冷媒により常温未満まで冷却できる冷
    却機構を備え、 前記隣接した湯沸かし部および冷却部の湯沸かし容器と
    冷却タンクとの間隔よりも、冷却タンクと湯沸かし容器
    が持ったヒータとの間隔を大きくし 、 湯沸かし部の湯沸かし容器内の貯湯と、冷却部の冷却タ
    ンク内の貯水とのそれぞれを外部に吐出する吐出手段を
    設け、この吐出手段の吐出口を外装ケースに設けたこと
    を特徴とする貯湯容器。
  2. 【請求項2】 前記湯沸かし容器から外部に吐出される
    湯の量と前記冷却タンクから吐出される貯水の量とを任
    意の比率にする制御部及び/又は分岐弁、或いは、前記
    湯沸かし容器から吐出される貯湯の量とを任意の比率に
    設定して混合する混合弁を設けた請求項1に記載の貯湯
    容器。
  3. 【請求項3】 制御部及び/又は分岐弁と、混合弁とを
    有する請求項2に記載の貯湯容器。
  4. 【請求項4】 湯吐出口と冷水吐出口とを隣接又は一体
    化して配する請求項2又は3に記載の貯湯容器。
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