JP2793779B2 - 偏向コイルの巻線機 - Google Patents

偏向コイルの巻線機

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JP2793779B2
JP2793779B2 JP6294837A JP29483794A JP2793779B2 JP 2793779 B2 JP2793779 B2 JP 2793779B2 JP 6294837 A JP6294837 A JP 6294837A JP 29483794 A JP29483794 A JP 29483794A JP 2793779 B2 JP2793779 B2 JP 2793779B2
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    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
    • H01J9/236Manufacture of magnetic deflecting devices for cathode-ray tubes
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    • H01J2209/00Apparatus and processes for manufacture of discharge tubes
    • H01J2209/236Manufacture of magnetic deflecting devices
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  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
  • Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)
  • Sheet Holders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水平偏向コイルを製造
する巻線機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ブラウン管などに使用する偏向コイルは
要求される特性から一般に鞍形などの特殊形状を備え、
巻芯のないコイルのみの状態でその形状を保持できるよ
うに成型されている。
【0003】巻線用の線材は、誘導損失を低減するため
に例えば細い導線の周囲を絶縁被覆した複数の被覆線を
より合わせたものが使用されている。巻線は専用の金型
を備えた巻線機を用いて行われる。
【0004】金型は同一軸上に相対して構成された雄金
型と雌金型からなり、一方の金型を軸方向に駆動して他
方に当接させた状態で、例えばノズルなどの線材供給機
構から線材を送り出しながら金型を回転させ、金型の接
合部に線材を巻き付ける。金型の接合部はあらかじめ鞍
形形状に成型されており、接合部に巻き付けられた線材
は鞍形のコイルを形成する。さらに、金型を外した状態
でもコイルが形崩れせずに自立できるように、巻線後に
所定電圧でコイルに通電し、導線の抵抗に基づく発熱に
より被覆線の被覆材を加熱溶融し、被覆線同士を相互に
溶着させて剛性を増加させる。
【0005】巻線作業においては2つの金型が同期して
回転する必要があり、このために金型の回転駆動は例え
ば一方の金型のみを回転駆動し、回転する金型が接合部
を介してもう一方の金型を回転させるようにしていた。
けれども、このような駆動方式のもとでは金型接合部の
摩耗が激しいために、接合部を介さずに2つの金型を同
期して回転させる動力伝達機構を備えた巻線機が、例え
ば実公平5−38510号が提案されている。
【0006】この巻線機は、雄雌の2つの金型を同期的
に駆動するために、モータの運転に応じて回転する共通
のスプライン軸と、プーリとタイミングベルトを用いて
金型を駆動している。
【0007】すなわち、軸方向に移動する金型をスプラ
イン軸に軸方向に摺動自由にスプライン結合するプーリ
と、プーリにかけ回したタイミングベルトにより回転駆
動し、固定位置に保持される金型をスプライン軸に固定
したプーリにかけ回したタイミングベルトにより回転駆
動する。
【0008】
【発明の課題】しかしながら、この巻線機の場合には、
ベルトの伸びやスプラインのバックラッシュなどの誤差
要因が多く、同期精度を高度に維持することが困難であ
った。さらに、機械的な伝達機構機構を用いるために巻
線機の構造が複雑になるという問題もあった。
【0009】本発明は、上記問題点を解決すべくなされ
たもので、簡易な構成でかつ高い成型精度を備えた巻線
機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明は、雄金
型と雌金型を軸方向から相対して接合し、線材の端部を
金型に係止した後、これらの金型を回転駆動することで
金型の接合部に線材を巻き付ける偏向コイルの巻線機に
おいて、前記2つの金型をそれぞれ独立した駆動手段に
より個別に回転駆動するとともに、一方の金型の回転角
度を検出する手段と、検出した金型の回転角度に基づ
き、これに同期するようにもう一方の金型の回転を制御
する手段とを備えている。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
、巻線後のコイルを整形する治具と、これらの治具を
軸方向に駆動する手段とを備えている。
【0012】
【作用】請求項1の発明は、一方の金型の回転角度を検
出して、もう一方の金型の回転を制御するので、2つの
金型が機械的な連係手段を介さずに同期的に回転する。
【0013】請求項2の発明は、整形治具が巻線後のコ
イルを正確なコイル形状に整形する。
【0014】
【実施例】図1〜図6に本発明の実施例を示す。
【0015】図1に示す偏向コイル巻線機は同軸位置に
相対して支持された雄金型1と雌金型2を備える。雄金
型1はフランジ状の支持部1bと回転軸5を介して金型
回転モータ3に結合する。雌金型2はフランジ状の支持
部2bと回転軸6を介して金型回転モータ4に結合す
る。
【0016】金型1と2は図2(a)、(b)に示す形
状に形成され、図3に示すように相接した状態で線材の
端部を係止して回転することにより、線材を図5
(a),(b),(c)に示す鞍型に巻き付ける。支持
部1bと2bはそれぞれ図2(a),(b)に示すよう
な開口部1aと2aを備える。
【0017】回転軸5と6はそれぞれ中空軸であり、こ
の中空部にはロッド7と8がそれぞれ収装され、ロッド
7と8の先端に整形治具9と10がそれぞれ支持され
る。これらの治具9と10はそれぞれロッド7と8の軸
方向変位に応じて前進し、開口部1aと2aから反対側
の金型2と1に向けて突出する。整形治具9は図4に示
すように巻線を終えた鞍形コイル15の左右の垂直の2
辺に当接する形状を備える。また、整形治具10は鞍形
コイル15の半円形に湾曲した上下の水平の2辺に当接
する形状を備える。
【0018】ロッド7はモータ3の後方に備えた治具移
動モータ11にボルトねじ12を介して結合し、治具移
動モータ11の回転に応じてボルトねじ12のねじ送り
動作により軸方向に変位する。
【0019】金型回転モータ4を支持する支持台20の
内側には治具移動シリンダ14が収装される。この治具
移動シリンダ14はリンク機構13を介してロッド8に
連結し、伸縮に応じて整形治具10を軸方向に移動す
る。
【0020】金型回転モータ3と整形治具移動モータ1
1の各ハウジングは支持台16の上に回転軸5と平行に
設けたレール17に沿って走行可能に支持される。支持
台16の内部には、これらのハウジングに結合する結合
部材17と、結合部材17をスピンドル18を介して軸
方向に駆動する金型移動モータ19が収装される。
【0021】金型回転モータ3と4はいずれもサーボモ
ータであり、その回転は図6に示す制御機構を通じて同
期するように制御される。制御機構は、金型回転モータ
3の回転位置を検出するエンコーダ31と、金型回転モ
ータ4の回転位置を検出するエンコーダ32と、金型回
転モータ3,4の回転を制御するマイクロコンピュータ
などで構成されたコントローラ30を備える。コントロ
ーラ30はエンコーダ31の検出する金型回転モータ3
の回転位置と、エンコーダ32が検出する金型回転モー
タ4の回転位置が一致するように、絶えず高速演算補正
を行い、両者の位置関係をある誤差範囲に保つよう制御
する。
【0022】また、エンコーダ31の検出する金型回転
モータ3の回転位置に基づき、金型回転モータ4に同期
指令を出しても良い。この場合には必要によりあらかじ
めフィードバック制御の遅れの補正量を加えることによ
り、より正確な同期運転となる。
【0023】21と22は成型後のコイル15を移動す
るコイル移動シリンダと、その先端に支持された押し板
である。なお、図1には示されないが、巻線機はこの他
に巻線用の線材を供給するノズル、金型1または2に線
材を係止するチャック、巻線後の線材を切断するカッ
タ、巻線後のコイルに通電する通電機構などの部材や機
構を備える。
【0024】次に作用を説明する。
【0025】巻線作業は、金型移動モータ19の運転に
より雄金型1と雌金型2とが相接した状態で行う。
【0026】この状態で、ノズルから供給される線材の
端部を金型1または2に係止し、金型回転モータ3と4
を運転して雄金型1と雌金型2を当接状態のまま回転さ
せる。この時金型回転モータ3の回転位置を検出して、
コントローラ31が適切な相対回転位置を保つように金
型回転モータ4の回転を制御する。したがって、雄金型
1と雌金型2は一定の相対回転位置で接合したまま同期
して回転する。
【0027】コントローラ31はフィードバック制御の
みならず、あらかじめ遅れを考慮しフィードフォワード
分をフィードバック補正量に加えて金型回転モータ4の
回転を制御するので、金型回転モータ4の金型回転モー
タ3の回転に対する追従性は極めて良好で、精度の高い
同期運転が行われる。したがって、長期間の使用におい
ても金型1と2が損耗しにくい環境が得られる。また、
金型1と2の同期制御のための制御機構は機械的動作部
分を含まないため、巻線機自体の構成も複雑にならな
い。
【0028】さて、金型1と2が回転すると、一端を金
型1(2)に係止した線材は雄金型1と雌金型2の接合
部に巻き付けられる。この時、ノズルからは線材が一定
張力のもとで送り出され、金型1と2が所定回数回転す
ることで、金型1と2の接合部に線材が鞍形コイルの形
状に巻き付けられる。
【0029】所定回数の巻線を終了した後、治具移動モ
ータ11の運転と治具移動シリンダ14の伸縮駆動によ
り、整形治具9と10を軸方向に移動し、それぞれ支持
部1bと2bの開口部から、整形治具9をコイルの左右
の垂直の辺に、整形治具10をコイルの上下の水平の辺
にそれぞれ押し当てる。これにより鞍形コイルの垂直部
と湾曲した水平部とが正しく整形される。
【0030】整形後はそのままコイルの巻線に通電す
る。これにより、線材を構成する被覆線の被覆が融着す
る。この通電処理により、図3(a),(b),(c)
に示すような鞍形の形状の十分に自立可能な剛性を備え
たコイル15ができあがる。
【0031】成型後は、治具9,10と雄金型1を後退
させ、コイル15を下方に落下させ、コイル移動シリン
ダ21の伸縮により、押し板22がコイル15を作業領
域から移動する。このようにして、成型精度の高い偏向
コイルが順次製造される。
【0032】なお、上記の実施例は水平の金型回転軸を
備えた巻線機に本発明を適用したものであるが、垂直の
金型回転軸を備えた巻線機への適用ももちろん可能であ
る。
【0033】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明は、個別
の駆動手段により金型を回転させる一方、一方の金型の
回転位置を検出し、検出した回転位置に基づきこれに同
期するようにもう一方の金型の回転を制御することとし
たので、2の金型の回転を機械的連係手段を介さずに高
い精度で同期させることががてきる。したがって、金型
の損耗を低減するとともに偏向コイル巻線機の小型化に
も好ましい効果がある。また、請求項2の発明は、巻線
後のコイルを整形する治具と、これらの治具を軸方向に
駆動する手段とを備えたので、巻線後のコイルを好まし
い形状に整形することができ、偏向コイルの加工精度を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す偏向コイル巻線機の斜視
図である。
【図2】同じく雄金型と雌金型の拡大した斜視図であ
る。
【図3】同じく雄金型と雌金型とが相接した状態の側面
図である。
【図4】整形治具の拡大斜視図である。
【図5】成型後のコイルを各方向から眺めた側面図、正
面図及び斜視図の組み図である。
【図6】同期制御機構の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 雄金型 2 雌金型 3,4 金型回転モータ 9,10 整形治具 11 治具移動モータ 14 治具移動シリンダ 30 コントローラ 31,32 エンコーダ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄金型と雌金型を軸方向から相対して接
    合し、線材の端部を金型に係止した後、これらの金型を
    回転駆動することで金型の接合部に線材を巻き付ける偏
    向コイルの巻線機において、前記2つの金型をそれぞれ
    独立した駆動手段により個別に回転駆動するとともに、
    一方の金型の回転角度を検出する手段と、検出した金型
    の回転角度に基づき、これに同期するようにもう一方の
    金型の回転を制御する手段とを備えたことを特徴とする
    偏向コイルの巻線機。
  2. 【請求項2】 巻線後のコイルを整形する治具と、これ
    らの治具を軸方向に駆動する手段とを備えたことを特徴
    とする請求項1に記載の偏向コイルの巻線機。
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KR960017484A (ko) 1996-06-17
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