JP2792544B2 - 延伸ブロー成形壜体の製造方法及び装置 - Google Patents

延伸ブロー成形壜体の製造方法及び装置

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JP2792544B2 JP63271200A JP27120088A JP2792544B2 JP 2792544 B2 JP2792544 B2 JP 2792544B2 JP 63271200 A JP63271200 A JP 63271200A JP 27120088 A JP27120088 A JP 27120088A JP 2792544 B2 JP2792544 B2 JP 2792544B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、延伸ブロー成形壜体の製造方法及び装置に
関する。
〔従来の技術〕
ポリエチレンテレフタレートで代表される飽和ポリエ
ステル樹脂製の二軸延伸ブロー成形容器は、極めて優れ
た透明性及び表面光沢を有し、美麗で、ガスバリヤー
性、水分不透過性に優れており、耐内容物性および保存
性に優れており、可塑剤や安定剤等の添加物において有
毒ガスを発生せず、燃焼時の発熱も少なく炉をいためる
こともないため易廃棄性である等多くの利点を有してい
るため、各種飲料水、調味料、酒類その他の食品用の容
器等に広く用いられている。このような壜体は通常本体
の上端部にそれと同軸的に口部を有している。
また最近、口部が上端でなくやや傾斜した位置に設け
られた壜体も使用されるようになってきた。この壜体は
斜面を有する紙製容器内に収容され、斜面から口部が突
出すようになっている。従来このような壜体としては実
開昭56−150763号、実公昭62−29375号及び同62−29376
号に開示されたものが知られている。これらの壜体はい
ずれも二軸延伸ブロー成形された本体の上端に同軸的に
口部が設けられているが、本体の上部に蛇腹その他の変
形可能部が形成されているので、成形後所定の紙製容器
内に収容する際に口部を傾斜させることができる。
しかしながら、上記従来の壜体では本体上部に設けら
れた蛇腹等の変形手段により口部が傾斜しているので、
壜体本体内に余分な凹凸が存在することになる。これら
の蛇腹部等には内容物が残留しやすく、内容物のスムー
ズな流出が妨げられる。また容器の表面積が大きくなる
ので、ガスバリヤー性等の特性が低下する。その上蛇腹
部等複雑な形状の変形部を設けることにより、壜体全体
の製造コストが上昇する。
そこで、本発明者は口栓部が傾斜している合成樹脂製
壜体を製造する方法について、種々研究を重ねた結果、
パリソンの中心軸に口栓部付近で接する半径Rの円周に
沿って、前記円周と同一の曲率半径を有する延伸ロッド
をパリソンの口栓部に挿入し、二軸延伸ブロー成形する
ことにより、口栓部が傾斜し、均一な肉厚を有する壜体
を得ることができることを発見し、先に特許出願した。
しかしながら、上記のわん曲した延伸ロッドを使用し
た二軸延伸ブロー成形法においては、あらかじめわん曲
した延伸ロッドを用いなければならないので、装置が複
雑化するという問題がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上の事情により、口栓部が傾斜した壜体をブロー成
形により製造する場合に、複雑な機構を用いなくても、
均一な肉厚でパリソン先端部に対応する肉厚部が底部中
央に位置する壜体を得ることができる方法及び装置が望
まれている。さらに口栓部が傾斜していない壜体の場合
にも、簡単に壜体の肉厚の均一化及び底部肉厚部の位置
決めができる方法及び装置が望まれている。
したがって本発明の目的は、特に口栓部が傾斜した壜
体の場合に、複雑な機構の装置を用いなくても簡単に延
伸ブロー成形により壜体を製造することができる方法を
提供することである。
また本発明のもう1つの目的は、かかる延伸ブロー成
形壜体を製造する装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的に鑑み鋭意研究の結果、本発明者は延伸ブロ
ー成形前にパリソンの胴部を一軸延伸し、パリソンの先
端部を金型キャビティの底部に固定することによって、
延伸ブロー成形により壜体を簡単に製造することができ
ることを発見し、本発明を完成させた。
すなわち、口栓部と有底円筒状同とを有するパリソン
から延伸ブロー成形壜体を製造する本発明の方法は、キ
ャビティ底部に前記パリソンの先端部を保持する凹部を
有する延伸ブロー成形用金型を用い、前記パリソンの胴
部を軟化点以上の温度で延伸ロッドにより延伸ブロー成
形用金型のキャビティ底部に達する長さに縦方向に一軸
延伸し、前記一軸延伸したパリソンをその先端部が前記
凹部に保持されるように前記金型に設置し、エアを吹き
込むことにより前記パリソンを延伸ブロー成形すること
を特徴とする。
また口栓部と有底円筒状胴部とを有するパリソンから
延伸ブロー成形壜体を製造する本発明の第一の装置は、
一対の胴部型及び底部型によりキャビティーを形成する
ブロー成形用金型を有し、前記キャビティの底部に前記
パリソンの先端部を保持する凹部を有し、前記凹部は前
記胴部型の一方と前記底部型にそれぞれ形成された切り
欠きにより形成され、もって型締めにより前記パリソン
の先端部を前記凹部に挟持することを特徴とする。
さらに口栓部と有底円筒状胴部とを有するパリソンか
ら延伸ブロー成形壜体を製造する本発明の第二の装置
は、横方向に型開きする一対の胴部型と下方向に型開き
する底部型によりキャビティーを形成するブロー成形用
金型を有し、前記底部型の上部に前記パリソンの先端部
を保持する凹部が設けられており、もって型締めにより
前記パリソンの先端部を前記凹部により固定するするこ
とを特徴とする。
〔作 用〕
パリソンの先端部を保持する凹部をキャビティの底部
中央に有する金型を用い、延伸ブロー成形前にパリソン
の胴部を一軸延伸し、金型キャビティの底部中央に一軸
延伸を施したパリソンの先端部を固定することによっ
て、フリーブロー成形により均一な肉厚を有する延伸ブ
ロー成形品を簡単に製造することができる。これはパリ
ソンの先端部がキャビティ底部に保持されているために
フリーブロー成形時に起きやすいパリソンのぶれが防止
され、またパリソンの胴部がキャビティのほぼ中央に位
置するので、パリソン胴部の延伸倍率がほぼ均一となる
ためである。
また口栓部が胴部に対して傾斜した壜体の場合でも、
一軸延伸したパリソンの胴部を延伸ブロー成形前にあら
かじめ所定のわん曲状に変形させておくことにより、複
雑な機構を要することなく、フリーブローにより壜体の
肉厚をほぼ均一化することができる。これはわん曲状の
パリソン胴部が延伸ブロー成形用金型のキャビティ胴部
のほぼ中央に位置するために、パリソン胴部の各部がほ
ぼ均一の倍率で延伸されるからであると考えらる。
〔実施例〕
本発明の延伸ブロー成形方法を添付図面を参照して詳
細に説明する。
第1図は本発明の一実施例による延伸ブロー成形用金
型の断面図である。この金型は胴部型1、2と、口部型
3と、底部型4とから形成される。
本実施例の金型で形成されるキャビティ5の形状は、
角及び稜線部分が曲面状になっている直方体状の胴部5a
と、円筒形状の口栓部5bと、前記胴部5aと前記口栓部5b
とを滑らかに接続する肩部5cと、底上げされてその中心
部に近い方が盛り上がっている底部5dと、前記底部5dの
中央に設けられた凹部5eとからなり、口栓部の中心軸が
胴部に対して傾斜している壜体を製造するのに適した形
状となっている。胴部5aの中心軸l2と口栓部5bの中心軸
l1とが角度θで交差するように、胴部5aは口栓部5bに対
して傾斜している。
また本実施例において示すように、成形される壜体の
座りを安定させ、また強度を増すために、壜体底面が底
上げされるようにキャビティの底部5dが盛り上がってい
るが、このように底上げを設ける場合には、延伸ブロー
成形後に製品を離型する際にアンダーカット部ができな
いように、底上げの角度を角度ψ(胴部5aの中心軸と水
平線とにより形成される)以上になるように設定する必
要がある。
本実施例で底部型4を用いたのは、延伸ブロー成形で
凹部5eに形成される突出部が型開きの際にアンダーカッ
ト部とならないようにするためである。したがって凹部
5eは胴部型1の切り欠きと底部型4の切り欠きにより形
成する。
また本実施例の凹部5eを、底部5dの底上げの高さより
も浅くすることにより、延伸ブロー成形された壜体にお
いて凹部5eにより形成される突出部が邪魔になることは
ない。
次に本実施例の金型のパーティング面について第1図
を参照して説明する。
ブロー成形後の壜体の離型を容易にするという観点か
ら、第1図に示す実施例では、胴部型1と2とのパーテ
ィング面はl1、l2、l3の線に沿った面(第1図において
紙面に垂直)からなる。
まず口栓部5bにおいて、パーティング面は中心軸l1
ほぼ沿って延在する。本実施例においては口栓部5bの中
心軸l1は垂直であるので、胴部型1、2を横方向に移動
することにより型締めを行うのに都合がよい。
胴部5aにおいて、パーティング面は中心軸l2にほぼ沿
って延在する。胴部5aは口栓部5bに対して角度θだけ傾
斜しているので、それとほぼ同じ角度でパーティング面
も傾斜している必要がある。また中心軸l2にそってパー
ティング面を設けることにより、胴部キャビティがほぼ
左右対称となり、延伸ブロー成形壜体の離型が容易とな
る。
また胴部型2と底部型4とのパーティング面l3はキャ
ビティ底部5dのほぼ端部を通過する必要がある。これ
は、第1図から明らかな通り、アンダーカットを防止す
るためである。すなわち、壜体の離型の障害となるアン
ダーカットを完全に防止し得る位置は、底部5dにおいて
は端部であるので、そこを通過する必要がある。また胴
部型1、2を底部型4をはさむように横方向に移動して
型締め、型開きを行うのが普通であるので、底部5dのほ
ぼ端部を通過するl3に沿ったパーティング面はほぼ垂直
であるのが好ましい。
さらにまた胴部型1と底部型4とのパーティング面
は、第1図のl4、l5の線に沿った面(第1図において紙
面に垂直)からなる。パリソン先端部を固定する部位で
ある凹部5eがキャビティ底部の中央に位置するように設
けられるのであるからl4はキャビティ5の胴部の中心軸
l2の延長上にあるように設定される。また底部4は胴部
型1、2により横方向から型締めされるのであるからl5
はl3と同様に垂直であるのが好ましい。
このような構造とすることにより、変形パリソンの設
置及び延伸ブロー成形壜体の取り出しを一対の胴部型
1、2の横方向への開閉ストロークと底部型4の上下方
向への動きで行うことができるので都合がよい。
第2図は、第1図のブロー成形用金型に、あらかじめ
その胴部を縦方向に一軸延伸し、わん曲させた変形パリ
ソンを設置した状態を示す断面図である。このとき変形
パリソン7の先端部に形成された突出部7aは胴部型1の
切り欠きと底部型4の切り欠きで形成されるキャビティ
の底面中央の凹部に挟持固定される。またこのときの変
形パリソン7のわん曲状態は、パリソン胴部の各部の延
伸倍率がほぼ同一になるようにキャビティ5の中心軸に
ほぼ沿うようになっている。
第3図は、本発明の方法で使用される延伸ロッドの先
端部の断面図であり、第4図は第3図のA−A断面図で
ある。この延伸ロッドによりパリソン胴部を縦方向に一
軸延伸を施す際に、パリソンの先端部は第5図に示すよ
うな断面を持つように変形する。この突出部9aを第6図
に示すように型締めの際胴部型1と突出部型4とで横か
ら挟持し、キャビティ底部中央に固定する。
なお本発明の延伸ブロー成形方法は、口栓部が胴部に
対し傾斜している壜体だけでなく、口栓部が胴部に対し
同軸的に形成されている壜体の延伸ブロー成形方法にも
適用できる。
第7図は口栓部が胴部に対し同軸的に形成されている
壜体を製造する本発明の装置の一例を示す断面図であ
る。この装置は延伸ブロー成形用金型であり、この延伸
ブロー成形用金型は一対の胴部型11、12と口部型13と底
部型14とから形成される。
本実施例の金型で形成されるキャビティ15の形状は、
円筒状又は直方体状の胴部15aと、円筒状の口栓部15b
と、前記胴部15aと前記口栓部15bとを滑らかに接続する
肩部15cと、前記胴部15aから滑らかに接続し、その中心
部分に向かって盛り上げがなされている底部15dと、底
部15dの中心に形成された凹部15eとからなる。
第7図に示す金型の延伸ブロー成形後の離型では、胴
部型11と12は横方向に移動し、底部型14は下方向に移動
する。また胴部型と底部型とのパーティング面は第7図
の線l11、l12に沿った面(第1図において紙面に垂直)
に設定される。また延伸ブロー成形時の型締めには胴部
型11、12の横方向から力が加わるので、l11、とl12は垂
直であるのが良い。
第8図はこの第二の実施例で使用するのに適する延伸
ロッドの先端部の断面図であり、第9図は第8図のB−
B断面図である。第8図に示す延伸ロッド16により有底
円筒状のパリソンの胴部を縦方向に一軸延伸すると、パ
リソンの先端部は第10図に示すような断面を持つように
変形される。このようにして得られたパリソン17の先端
部17aを、第7図に示す金型のキャビティの底部の凹部1
5eに挿入し、固定する(第11図)。
第11図からわかるように、本実施例では胴部を一軸延
伸したパリソン17がキャビティ胴部の中心軸に沿って位
置し、またパリソン先端部の突出部17aがキャビティ底
部15dの凹部15eに挿入固定されるので、フリーブロー成
形を行っても肉厚が均一な壜体が製造される。
またあらかじめ溝15eの深さをキャビティ底部15dの底
上げの高さより小さくしておくことにより、成形された
壜体の突出部(パリソン先端部の突出部17aに由来す
る)が邪魔になることはない。
なお第1の実施例では、パリソン胴部の中心軸が金型
キャビティの中心軸にほぼ沿うように、パリソン胴部の
一軸延伸後、その胴部をわん曲状に変形する必要がある
が、この第1の実施例に使用する変形パリソンは種々の
方法により製造することができる。例えば、まず第12図
に示すパリソン30内に延伸ロッド32を入れ、縦方向に一
軸延伸する(第13図)。一軸延伸されたパリソン31の胴
部31cは、わん曲に変形後でわ曲に変形後で延伸ブロー
成形金型のキャビティ底部に達する長さとするのが好ま
しい。
第14図はパリソン胴部に横方向から押圧力をかけてわ
ん曲に変形する装置の一例を示す縦断面図であり、第15
図は第14図のC−C断面図である。この装置はわん曲し
たなめらかな面を有する溝35が形成された金型34であ
り、溝35は、第11図に示すように、ほぼ半円形状の断面
を有する。溝35のわん曲状態は、変形パリソンの所望の
わん曲状態に応じて種々設定することができる。一般に
口栓部が傾斜した壜体を延伸ブロー成形する場合、パリ
ソン胴部のわん曲度を口栓部付近において最大にする
と、延伸ブロー成形時の延伸倍率の差を全体的に最小に
することができるので、それに応じたわん曲状態の溝35
を形成するのが好ましい。このような場合、溝35の上部
35aのわん曲度は比較的大きく、下部35bのわん曲度は比
較的小さい。しかしながらこのような形状に限らず、任
意のわん曲状態にすることができ、例えば一定曲率でわ
ん曲した溝35としてもよい。
また溝35の内側の金型34内には変形中のパリソンを軟
化状態に保つためにヒーター36が埋め込まれている。
第16〜19図は、第14図の装置を用いて真っ直ぐなパリ
ソン胴部をわん曲状に変形することにより変形パリソン
を製造する一連の工程を示す断面概略図である。
第16図に示すように、まず軟化状態にしたパリソン31
の口栓部31aを保持具37で保持した状態で金型34上に固
定する。このときパリソン31の先端部は金型34の溝35の
上端に接するように位置する。
次に第17図に示すように、金型34をゆっくりと上昇さ
せると、パリソンの胴部31Cは溝35に摺接し、溝35の形
状に応じてわん曲に変形する。パリソン胴部31Cと溝35
との摺接の状態は第15図に示す通りである。さらに金型
34が上昇し、パリソン31のフランジ31bが金型34に当接
するところで、金型34の上昇はストップし、パリソン胴
部の変形を完了する(第18図)。変形終了後金型34を降
下し、変形パリソン31を取り出す(第19図)。
なお本発明においては、一軸延伸したパリソン胴部の
長さは、わん曲したもの、わん曲しないものの両方と
も、その先端部をキャビティ底部に固定できる長さであ
ればよく、先端部がブロー成形金型のキャビティ底部に
達する長さ以上の場合は、金型を閉じる工程においてパ
リソンを長さ方向に圧縮しながら金型内に設置すること
もできる。
なお本発明の変形パリソンに使用する熱可塑性樹脂と
しては、飽和ジカルボン酸と飽和二価アルコールとから
なるポリエステル樹脂が好ましい。飽和ジカルボン酸と
しては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフ
タレン−1,4−又は2,6−ジカルボン酸、ジフェニルエー
テル−4,4′−ジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸
類、ジフェノキシエタンジエタンジカルボン酸類等の芳
香族ジカルボン酸類、アジピン酸、セバチン酸、アゼラ
イト酸、デカン−1,10−ジカルボン酸等の脂肪族ジカル
ボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカル
ボン酸等を使用することができる。また飽和二価アルコ
ールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレング
リコール、ヘキサメチレングリコール、ドデカメチレン
グリコール、ネオペンチルグリコール等の脂肪族グリコ
ール類、シクロヘキサンジメタノール等の脂環族グリコ
ール、2,2−ビス(4′−β−ヒドロキシエトキシフェ
ニル)プロパン、その他の芳香族ジオール類等を使用す
ることができる。好ましいポリエステルは、テレフタル
酸とエチレングリコールとからなるポリエチレンテレフ
タレートである。
本発明に用いるポリエステル樹脂は、固有粘度が0.5
〜1.5、好ましくは0.55〜0.85の範囲の値を有する。ま
たこのようなポリエステルは、溶融重合で製造され、18
0〜250℃の温度下で減圧処理または不活性ガス雰囲気で
熱処理されたもの、または固相重合して低分子量重合物
であるオリゴマーやアセトアルデヒドの含有量を低減さ
せたものが好適である。
なお本発明で使用するポリエステル樹脂中には、本発
明の目的を損なわない範囲で安定剤、顔料、酸化防止
剤、熱劣化防止剤、紫外線劣化防止剤、帯電防止剤、抗
菌剤等の添加剤やその他の樹脂を適量加えることができ
る。また、公知のガスバリヤ性樹脂、耐熱性樹脂、耐熱
性樹脂を多層化した多層パリソンを使用することもでき
ることはいうまでもない。
本発明は以下の具体的実施例によりさらに詳細に説明
する。
実施例1 まず、ポリエチレンテレフタレートにより有底円筒状
で胴部が真っ直ぐなパリソンを作成した。この胴部の肉
厚は3.2mmであった。このパリソンを95〜120℃に加熱す
ることにより軟化状態にして、第13図に示すように、延
伸ロッドにより、縦方向に一軸延伸を行った。このよう
にして得られた一軸延伸パリソンの胴部の肉厚は2.1mm
であった。この一軸延伸したパリソンを第14図及び第15
図に示す金型を用いて、第16〜19図に示す工程により変
形を行った。なお金型34は約90℃に保った。
このようにして得られた変形パリソンの胴部はなめら
かにわん曲しており、その断面はほぼ円形を保持してい
た。
さらに、変形パリソンを、第2図に示すように、延伸
ブロー成形金型に設置した。この状態でフリー延伸ブロ
ー成形を行った。このときの金型温度は約50℃であり、
ブローエアは20℃、28気圧であった。
このようにして得られた壜体の胴部は全体的にほぼ均
一な肉厚(0.30〜0.45mm)を有した。
実施例2 まず、ポリエチレンテレフタレートにより有底円筒状
で胴部が真っ直ぐなパリソンを作成した。この胴部の肉
厚は3.2mmであった。このパリソンを95〜120℃に加熱す
ることにより軟化状態にして、第13図に示す方法と同様
に、延伸ロッドにより、縦方向に一軸延伸を行った。こ
のようにして得られた一軸延伸パリソンの胴部の肉厚は
2.1mmであった。この一軸延伸したパリソンを第11図に
示すように、延伸ブロー成形用金型に設置し、この状態
でフリーブロー成形を行った。このときの金型温度は約
50℃であり、ブローエアーは20℃、28気圧であった。
このようにして得られた壜体の胴部は全体的にほぼ均
一な肉厚(約0.35mm)を有した。
〔発明の効果〕
以上に詳述した通り、胴部をあらかじめ一軸延伸した
パリソンの先端部を延伸ブロー成形用金型のキャビティ
の底部中央に固定し、延伸ブロー成形することによっ
て、複雑な装置を用いることなく、均一な肉厚の壜体を
簡単に製造することができる。
また本発明の方法により、口栓部が胴部に対して傾斜
した壜体のみならず口栓部が胴部に同軸的に形成されて
いる壜体もフリーブローにより製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第7図はそれぞれ本発明の一実施例による延
伸ブロー成形壜体の製造装置であり、 第2図は第1図の金型に胴部を縦方向に一軸延伸し、か
つわん曲させた変形パリソンを設置した状態を示す断面
図であり、 第3図及び第8図はそれぞれ本発明の方法に使用する延
伸ロッドの一例を示す断面図であり、 第4図は第3図のA−A断面図であり、 第5図は第3図に示す延伸ロッドにより延伸されたパリ
ソンの先端部分の断面図であり、 第6図は第5図に示すパリソンの先端部を延伸ブロー成
形用金型のキャビティ底部に挟持固定させる様子を示す
断面図であり、 第9図は第8図のB−B断面図であり、 第10図は第8図に示す延伸ロッドにより延伸されたパリ
ソンの先端部分を示す断面図であり、 第11図は第7図の金型に胴部を縦方向に一軸延伸したパ
リソンを設置した状態を示す断面図であり、 第12図は壜体の延伸ブロー成形に用いる変形前のパリソ
ンを示す断面図であり、 第13図はパリソンを一軸延伸する状態を示す断面図であ
り、 第14図はパリソンの胴部をわん曲させる装置の一例を示
す断面図であり、 第15図は第14図のC−C断面図であり、 第16〜19図は第14図の装置を用いて変形パリソンを製造
する工程を示す概略図である。 1、2、11、12……胴部型 3、13……口部型 4、14……底部型 5、15……キャビティ 7、6、12……パリソン 8、16、32……延伸ロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 49/48 B29C 49/06 B29C 49/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】口栓部と有底円筒状胴部とを有するパリソ
    ンから延伸ブロー成形壜体を製造する方法において、キ
    ャビティ底部に前記パリソンの先端部を保持する凹部を
    有する延伸ブロー成形用金型を用い、前記パリソンの胴
    部を軟化点以上の温度で延伸ロッドにより延伸ブロー成
    形用金型のキャビティ底部に達する長さに縦方向に一軸
    延伸し、前記一軸延伸したパリソンをその先端部が前記
    凹部に保持されるように前記金型に設置し、エアを吹き
    込むことにより前記パリソンを延伸ブロー成形すること
    を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の方法において、前記キャ
    ビティの口栓部の中心軸が前記キャビティの胴部の中心
    軸に対して傾斜しており、前記キャビティ胴部のほぼ中
    心軸に沿うように前記一軸延伸したパリソンの胴部をわ
    ん曲状に変形した後、延伸ブロー成形することを特徴と
    する方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載の方法において、前
    記パリソンの一軸延伸時にパリソン先端部に突出部を形
    成し、前記突出部を前記凹部で保持することにより前記
    パリソンを固定することを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】口栓部と有底円筒状胴部とを有するパリソ
    ンから延伸ブロー成形壜体を製造する装置において、一
    対の胴部型及び底部型によりキャビティーを形成するブ
    ロー成形用金型を有し、前記キャビティの底部に前記パ
    リソンの先端部を保持する凹部を有し、前記凹部は前記
    胴部型の一方と前記底部型にそれぞれ形成された切り欠
    きにより形成され、もって型締めにより前記パリソンの
    先端部を前記凹部に挟持することを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】口栓部と有底円筒状胴部とを有するパリソ
    ンから延伸ブロー成形壜体を製造する装置において、横
    方向に型開きする一対の胴部型と下方向に型開きする底
    部型によりキャビティーを形成するブロー成形用金型を
    有し、前記底部型の上部に前記パリソンの先端部を保持
    する凹部が設けられており、もって型締めにより前記パ
    リソンの先端部を前記凹部により固定するすることを特
    徴とする装置。
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