JP2792097B2 - 防爆型密閉電池に使用する電池ケースの製造方法 - Google Patents

防爆型密閉電池に使用する電池ケースの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、防爆型密閉電池に使用する電池ケースの製
造方法に関する。
従来の技術 塩化チオニル−リチウム電池で代表されるような正極
活物質としてオキシハロゲン化物を用い、負極活物質と
してアルカリ金属を用いる電池では、活物質が水分と非
常に反応しやすいため、電池ケースをハーメチックシー
ルにより封口する完全密閉構造が採用されている。
このようなハーメチックシールを採用した電池では、
密閉性が高い反面、高温加熱下に置かれたり、高電圧で
充電されるなどの事態に遭遇すると、電池の内部圧力が
異常に上昇して破裂に至り、電池使用機器を破損するお
それがある。そこで、種々の防爆安全装置が提案されて
きたが、特に電池ケースの底部に溝加工を施し薄肉部を
形成したものが多かった。
従来、この種の密閉形電池は、第5図に示すような構
成であった。、第5図に於いて、塩化チオニル−リチウ
ム電池の発電要素、例えばリチウム負極11,セパレータ1
2,炭素多孔質形成体正極13などを収納した電気容器1の
開口部にガラス層16を介して正極端子17を設けた電池蓋
15を溶接してあり、正極端子17はパイプ状をしていて、
その上端部は電解液18を注入した後、正極集電体14の上
部と溶接して封止してあった。一方電池容器1の底部2
には平面形状が十字状の溝3が形成されていた。第6図
はこの電池容器の底部の、プレス形成による薄肉加工の
状態を示す要部拡大断面図である。第6図において、金
型D:溝加工用ポンチと金型E:受台とによるプレス成形に
よって、電池容器1の底部2の外面に、底部に平坦部3a
を有する断面倒立台形状の溝3を形成していた(特開昭
63−86243号公報)。
発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、溝底部に平坦部を設けた
ことによる切欠効果と、平面形状において複数の溝が交
点を持つことにより電池の内部圧力が該交点に集中して
かかるようになり、薄肉部の厚さをある程度維持して
も、比較的低い圧力で、溝底部の端部から切裂破壊が生
じるようになっている。しかし、プレス成形により溝加
工をして量産対応を行なう場合、どうしても溝形成用の
ポンチの損傷が避けられず、溝底部の端部における薄肉
部の厚さがポンチの損傷に伴い厚くなり、前記切欠効果
が期待できなくなるおそれがあった。即ち、第6図にお
いて、溝底部3aの端部3a2において、電池の内部圧力上
昇時の曲げによる引張力に対する抵抗が大きくなり、切
裂破壊が生じる箇所が溝底部3aの端部3a2から中央部3a1
になるものもあり、防爆機能の作動圧力にバラツキを生
じた。特に、電池ケースの材質がステンレス鋼である場
合、その加工硬化のためにポンチの破損が著しかった。
そこで薄肉部4の厚さtを比較的薄い状態で安定して量
産することがやはり基本となる。このような観点から、
溝底部に幅広い平坦部があったり、平面形状に見る溝の
交点近傍においては、プレス成形による薄肉加工時にケ
ース材料が逃げにくいので、薄くつぶそうとすればする
ほど加工荷重が大きくなり、ポンチに負担がかかり、金
型寿命が短くなるという課題があった。
本発明はこのような課題を解決するもので、電池ケー
スの底部のプレス成形による薄肉加工を安定化させるこ
とにより、安全性及び量産性の高い防爆機能を備えた密
閉形電池の製造法を提供することを目的とするものであ
る。
課題を解決するための手段 本発明は、電池に防爆機能を備えさせるための薄肉部
を電池ケースの底部に形成するにあたり、薄肉部形成用
金型として、先端に一定面積の平坦部を有するポンチお
よび、上記ポンチ平坦部と相似形状で、かつその80〜98
%の面積の押出し孔を有する平坦な受け型を用いるもの
である。
作用 このような薄肉部の製造方法によると、ポンチにより
押圧された電池ケースの底部は、受け型の押出し孔に逃
げるため、電池ケースの圧縮による加工硬化を減少させ
ることができる。そこで例えば電池ケースとして耐食性
は高いが、高硬度であるステンレス鋼を用いた場合でも
比較的低い加工荷重で薄肉加工が安定し、安全性及び量
産性の高い防爆機能を備えた密閉形電池を得ることがで
きる。
また、受け型の押出し孔の形状および面積を、ポンチ
平面部と相似形でかつ平坦部面積の80〜98%にするの
は、押出し孔の面積が80%以下では、ポンチにより押圧
された電池ケース底部が受け型の押出し孔に逃げきれ
ず、圧縮による加工硬化により加工荷重が大きくなっ
て、薄肉部形成が困難になるからである。また逆に98%
を超えた場合は、ポンチと受け型との間で剪断力が作用
し、ブレス成形による薄肉部が形成し難くなくなるから
である。
実施例 つぎに本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第
1図は薄肉部形成用のポンチを下降させ、電池ケースの
底部に押し込んだときの状態の要部拡大断面図であり、
第2図は薄肉部形成用金型を真上から見た図である。
まず、第1図に基づき全体を説明すると、ポンチ21と
押出し孔23を有する受け型22によるプレス成形によっ
て、電池ケース24の底部24aの内部に凹部25,外部に凸部
26を形成すると、ケース材料が矢印Pに示すように逃げ
て、ポンチ平面部21aと対向する受け型平面部22aとの間
で薄肉部27が形成される。
第2図は、この本発明による薄肉部形成用金型を真上
から見た図である。ここで受け型22の押出し孔23の面積
をA、Aと相似形のポンチ平坦部21aの面積をBとする
と、A=0.8〜0.98×Bであることが好ましい。斜線部
8は、ポンチ平坦部21aと受け型平坦部22aとに挾まれた
部分であり、第1図における薄肉部27のための加工面積
となる。また第2図においては、斜線部28は円形状であ
ったが、第3図A〜Dに示すように、環状で相似形を保
ちうれば多様な形状が可能である。
量産対応における防爆機能の作動の安定性を以下の方
法で評価した。電池ケースの材料にステンレス鋼(SUS3
04)を用いて、薄肉部形成用金型の材料に超硬を用い
た。金型形状については、本発明の場合、第1図に示す
φ=5mmWは、0.15mm(A/B=0.89)と0.30mm(A/B=0.8
0)と0.40mm(A/B=0.74)の3種類とし、図示しないが
ポンチ側ストッパーにより、ポンチ平坦部21aと受け型
平坦部22aとの間隔tを0.05mm確保するように設定し
た。また従来の構成の場合は、第6図に示すθを60゜と
し、Wは0.15mmと0.30mmの2種類を用いて、金型D(溝
加工用ポンチ)と金型E(受台)の間隔tを0.05mmに設
定し、溝の加工形状は十字状にした。尚、加工荷重は全
て一定で、薄肉部の加工面積は、Wが0.15mmと0.30mmの
各々の比較において、本発明と従来の構成が同じ面積に
なるようにした。以上の金型構成において、まず1万個
の薄肉加工を行なった後、その50個を抜き取り、更に10
万個の薄肉加工を行なった後、その50個を抜き取り、そ
れらを1010℃で10分間焼鈍し、薄肉部の破壊作動圧を測
定した結果の度数分布を第4図に示した。また、加工後
の金型の損傷状況も比較した。
第4図に示すように、Wが同じ場合本発明による薄肉
加工を施した電池ケースの方が、従来の構成による薄肉
加工を施した電池ケースよりも、量産対応において作動
圧のバラツキが小さく、また作動圧のレベルの変化も殆
どない。従来の電池ケースの破壊作動圧の高いものにつ
いて、薄肉部の厚みを測定した結果、金型の設定(t=
0.05mm)よりも大きい値であった。これは、薄肉部のケ
ース材料の逃げが悪いため、加工荷重が不足していたた
めと思われる。
しかしながら、本発明による薄肉加工をW=0.40mm
(A/B=0.74)として加工したものは、作動圧のレベル
の変化は殆ど無かったものの、作動圧は高く、薄肉部の
厚みも金型の設定(t=0.05mm)よりも大きい値であっ
た。これは、押出し孔23へのケース材料が逃げきれなく
なったためと思われる。
加工後の金型の損傷状況については、従来の構成で
は、溝加工用ポンチの第6図に示す3a2に相当する部分
の損傷が見られ、特に溝の交点近傍に相当する部分の破
損が顕著であったのに対し、本発明による金型において
は殆ど損傷が見られなかった。
発明の効果 以上のように本発明によれば、プレス成形による薄肉
加工時に、薄肉部分のケース材料が逃け易いため、加工
荷重が小さくて済み、また、ポンチ自体の加工部の肉厚
を確保する設計ができるので、ポンチの負担が軽減でき
る。そこで、量産対応においても、金型の損傷が殆どな
く、プレス成形による薄肉加工を安定して行なうことが
できる。そして、電池の内圧が異常に上昇した場合には
所定の面積が完全に開放して、電池内部で発生したガス
の逸散を充分に行なうことができ、安全性が高くかつ量
産性のある防爆機能を備えることができるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における薄肉部形成用のポンチ
を下降させ電池ケースの底部に押し込んだときの状態の
要部拡大断面図、第2図は本発明による薄肉部形成用金
型を真上から見た図、第3図A〜Dは本発明による薄肉
部形成用金型の形状例を示す図、第4図は量産対応にお
ける防爆機能の作動圧安定性を評価した度数分布図、第
5図は従来の構成による密閉形電池を示す断面図、第6
図は第5図に示す従来の密閉形電池の薄肉加工の状態を
示す要部拡大断面図である。 21……ポンチ、21a……ポンチ平坦部、22……受け型、2
2a……受け型平坦部、23……押出し孔、24……電池ケー
ス、24a……電池ケース底部、25……凹部、26……凸
部、27……薄肉部、28……21aと22aとに挾まれた部分。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 隆文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 讃岐谷 敏夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−285860(JP,A) 特開 昭59−154743(JP,A) 実開 昭59−132162(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01M 2/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電池に防爆機能を備えさせるための環状薄
    肉部を電池ケースの底部に形成する方法であって、薄肉
    部形成用金型として、先端に一定面積の平坦部を有する
    ポンチおよび、上記ポンチの平坦部と相似形状でその80
    〜98%の面積の押出し孔を有する平坦な受け型を用いた
    ことを特徴とする電池ケースの製造方法。
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