JP2790996B2 - 粉粒体の包装用計量装置 - Google Patents

粉粒体の包装用計量装置

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JP2790996B2
JP2790996B2 JP5234696A JP5234696A JP2790996B2 JP 2790996 B2 JP2790996 B2 JP 2790996B2 JP 5234696 A JP5234696 A JP 5234696A JP 5234696 A JP5234696 A JP 5234696A JP 2790996 B2 JP2790996 B2 JP 2790996B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、包装袋等に一定
重量の砂糖やコーヒー等の粉状物や食品具材、錠剤、ビ
ス、ボタン等の粉粒体を包装する為に粉粒体を容器に入
れて目標重量に秤量して合格容器を包装機器へ供給し、
不合格容器を回収する様にした粉粒体の包装用計量装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述のような粉粒体は、包装袋内
に包装してからロードセル式自動重量選別機等の計量装
置によって秤量され、目標重量に対して許容範囲以外と
なった不合格品の粉粒体を搬送ラインから除去し、包装
袋を破いて回収するようにしていた。計量された粉粒体
の重量は、ポアソン分布に見られる様に目標重量に対し
て左右対称に過不足が発生することが知られているが、
許容範囲の重量は、用途を考慮して品物毎に設定されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し、現在均質な包装
袋の製造が出来るようになっていることを考えると、上
述のように包装後に秤量して合否を判定し、不合格品を
選別することは、包装袋を破ると言う無駄を伴うことに
なる。この無駄は、包装袋のみならず破るという作業コ
ストにおいて発生することになる。また、合否判定を従
来より厳しくして飛躍的に計量精度を上げる事が出来、
生産者側及び消費者側双方に利益を与えることが出来
る。
【0004】本発明は、上述の点に鑑み提案されたもの
であり、自動包装ラインに組み込むことが出来るもので
あって、包装前に一定の容器に入れて計量した粉粒体を
秤量して合否を判定し、合格したものを包装ラインへ供
給し、不合格なものから粉粒体を自動的に回収して容器
をスムースに循環させることが出来る無駄の無い効率的
な粉粒体の包装用計量装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の請求項1の粉粒体の包装用計量装置
は、一定重量の空容器に粉粒体を収容した充填済み容器
を移動秤量台上で搬送しながら秤量して目標重量に対し
て合否判定し、合否信号を発信する自動秤量手段と;上
記移動秤量台の上流側に隣接して設けられ、上記空容器
に目標重量の粉粒体を入れて移動秤量台上に送る粉粒体
供給手段と;上記移動秤量台の下流側に隣接して設けら
れて秤量済み容器を受ける受け継ぎ移動手段の横に設け
られ、上記合否信号の内の合格信号を受信すると該移動
手段上でそのまま合格容器の移動を許容し、不合格信号
を受信すると不合格容器を該移動手段の横で逆行する様
に並設され、少なくても2列並べた容器を支持出来る幅
を有した戻り移動手段の受け継ぎ移動手段寄りの内側上
に移す合否振り分け手段と;上記受け継ぎ移動手段と戻
り移動手段の両下流端に隣接して設けられ、上側で戻り
移動手段側から受け継ぎ移動手段側へ横行し、周設容器
ホルダーに上記受け継ぎ移動手段から容器を受ける下流
側横行ループ移動手段と;該下流側横行ループ移動手段
の下側で容器から粉粒体を包装機器に空けて上側に戻っ
たところで上記戻り移動手段の外側上に空容器を移行さ
せる下流側移行手段と;上記粉粒体供給手段と戻り移動
手段の両上流端に隣接して設けられ、上側で戻り移動手
段側から粉粒体供給手段側へ横行し、周設容器ホルダー
に上記受け継ぎ移動手段から不合格容器と空容器を周設
容器ホルダーに受ける上流側横行ループ移動手段と;該
上流側横行ループ移動手段から空容器を上記粉粒体供給
手段に移行させ、不合格容器を通過させて上記上流側横
行ループ移動手段の下側で容器から不合格重量の粉粒体
を空けさせる上流側移行手段とから構成されていること
を特徴としている。
【0006】従って、粉粒体供給手段によって目標重量
の粉粒体を入れられた容器は、自動秤量手段においてそ
の移動秤量台上で搬送されながら秤量され目標重量に対
して合否判定がなされる。秤量済み容器は、受け継ぎ移
動手段によって搬送されている間にその横に設けられた
合否振り分け手段によって自動秤量手段からの合否信号
に応じて選別され、合格容器は、該移動手段上でそのま
ま移動が許容され、不合格容器は、該移動手段の横で逆
行する様に並設され、少なくても2列並べた容器を支持
出来る幅を有した戻り移動手段の受け継ぎ移動手段寄り
の内側上に移される。合格容器は、受け継ぎ移動手段か
ら下流側横行ループ移動手段の上側の周設容器ホルダー
に受けられ、下側で粉粒体が包装機器に空けられる。容
器は、空けられて上側に戻ったところで上記戻り移動手
段の外側上に下流側移行手段によって移され、上流側横
行ループ移動手段まで搬送される。
【0007】他方、不合格容器は、戻り移動手段の受け
継ぎ移動手段寄りの内側上に支持され上流側横行ループ
移動手段まで搬送される。上流側横行ループ移動手段ま
で戻された不合格容器と空容器は、その上側の空いてい
る周設容器ホルダーに受け入れられ、戻り移動手段側か
ら粉粒体供給手段側へ横行搬送される。粉粒体供給手段
側へ到達した際、上流側移行手段は、空容器を上流側横
行ループ移動手段から粉粒体供給手段に移行させ、不合
格容器を通過させて上流側横行ループ移動手段の下側で
容器から不合格重量の粉粒体を空けさせる。かくして、
包装する以前に計量用容器内で粉粒体の自動秤量及び合
否判定が行われ、合格重量の粉粒体を収容した容器のみ
が包装機器の方に送られ、不合格容器は自動的に戻さ
れ、そこから内容物の粉粒体が回収され、効率的に包装
用計量が行われる。
【0008】請求項2記載のように、上記粉粒体供給手
段は、粉粒体を定量供給する振動式パーツフィーダー
と、該フィーダーの出口下方で左右に揺動制御される振
り分け筒体と、該振り分け筒体の下方に左右に並設さ
れ、下開口に各々開閉シャッターを備えた一対の漏斗
と、これら両漏斗の下開口の下に上開口を開放した一つ
の主漏斗と、該主漏斗の下開口の下方において上記上流
側横行ループ移動手段側から上記自動秤量手段側へ上側
で周動するベルトコンベヤとから構成され、パーツフィ
ーダーによって連続的に定量供給されて来る粉粒体は、
振り分け筒体の揺動速度に応じて供給重量が連続的に簡
単且つ高精度に設定され、左右の各漏斗に振り分けられ
る。各左右の漏斗は、交互に所定量の粉粒体の供給を受
けても、主漏斗の下に空容器がベルトコンベヤによって
搬送されて来るまでシャッターを閉じて保持しておき、
主漏斗の下に空容器が到達するとシャッターを開放して
一気に容器内に粉粒体を落下供給する。
【0009】請求項3記載のように、上記合否振り分け
手段は、上記受け継ぎ移動手段と上記戻り移動手段の間
に設けられ、合格信号を受けるとこれら受け継ぎ移動手
段と戻り移動手段の間で平行状態に維持され、不合格信
号を受けると不合格容器を迎えて平行位置に戻って上記
戻り移動手段上に移動させる揺動板から構成される。従
って、ロータリエアシリンダー等で揺動板の揺動は簡単
に行われ、また不合格容器を迎えた揺動板は斜めの状態
から平行状態に駆動される為に、受け継ぎ移動手段上で
不合格容器を長手方向移動を許容しつつ横移動を行わせ
てスムースに戻り移動手段上に移行させられる。
【0010】請求項4記載のように、上記戻り移動手段
上には、上記合否振り分け手段の近傍位置から上記上流
側横行ループ移動手段まで不合格容器を案内する案内板
が設けられる。戻り移動手段上に移行された不合格容器
は、案内板によって戻り移動手段上の内側に維持され、
外側で搬送されて来る空容器との干渉が防止される。
【0011】請求項5記載のように、上記上流側横行ル
ープ移動手段は、その周囲に奇数個の容器ホルダーを有
し、等間隔の粉粒体供給手段ラインと不合格容器の戻り
移動手段ラインと合格容器の空容器の戻り移動手段ライ
ンの各間隔を1ピッチとすると2ピッチ分移動する。奇
数個の場合は、上流側横行ループ移動手段上で合格重量
の粉粒体を空けた後の空容器と不合格容器とが交互に並
ぶことによって、2ピッチ毎に送りをかけることで空容
器は粉粒体供給手段の上流側に整合する。不合格容器
も、ループ移動手段で一周すると不合格重量の粉粒体が
落下して回収されて、空容器となって上側で上記合格重
量の粉粒体を空けた後の空容器の位置に来ることにな
り、略一周遅れで粉粒体供給手段の上流側に整合する。
【0012】請求項6記載のように、上記容器ホルダー
は、容器の底外周部に突出したカラーに係合するように
上記受け継ぎ移動手段と戻り移動手段の側を開放した左
右一対の押さえ棒を背板から突出させて構成される。従
って、容器は、ベルトコンベヤ等の受け継ぎ移動手段や
戻り移動手段の上に載置されて搬送される際に受ける比
較的小さな力でも容易に容器ホルダーに収容され、また
カラーによって天地返しされても脱落することが無い。
【0013】
【発明の実施の形態及び実施例】次に、本発明の代表実
施例の粉粒体の包装用計量装置を添付図を参照にして以
下に詳細に説明する。図1は本発明に係る代表実施例の
粉粒体の包装用計量装置の斜視図、図2は同包装用計量
装置の平面図、図3は同包装用計量装置の主作業のフロ
ーチャート、図4は包装用計量装置の上流部分の斜視
図、図5は同包装用計量装置の上流側横行ループ移動手
段の側面図、図6は同包装用計量装置の下流側横行ルー
プ移動手段の側面図である。
【0014】図1から図6において、各種粉粒体や固形
物の包装に使用される本発明に係る包装用計量装置1
は、一定重量の空容器5に目標重量の粉粒体を入れる粉
粒体供給部10と、粉粒体を入れた容器5Aを秤量して
目標重量に対して合否判定する自動秤量器20と、秤量
済み容器5Aを受ける受け継ぎ移動手段のベルトコンベ
ヤ25と、受け継ぎベルトコンベヤ25の横に設けられ
合格容器5Bと不合格容器5Cとを振り分ける合否振り
分けユニット30と、不合格容器5Cを内側に乗せ、合
格容器5Bの空けたもの5を外側に乗せて戻す戻り移動
手段のベルトコンベヤ35と、受け継ぎ移動ベルトコン
ベヤ25と戻りベルトコンベヤ35の両下流端に隣接し
てそれらに順次容器受け入れ整合する様に間欠移動し、
合格容器5Bから粉粒体を包装機器3に空ける下流側横
行ループ移動手段のベルトコンベヤ40と、このベルト
コンベヤ40の上側に空容器5が戻ったところで戻りベ
ルトコンベヤ35の外側上に移行させる下流側移行器4
5と、粉粒体供給部10と戻りベルトコンベヤ35の両
上流端に隣接してそれらに順次容器受け入れ整合する様
に間欠移動し、不合格容器5Cから粉粒体を空け、空容
器5を粉粒体供給部側へ送る上流側横行ループ移動手段
のベルトコンベヤ50と、このベルトコンベヤ50上か
ら空容器5を粉粒体供給部10に移行させる上流側移行
器55とから構成されている。粉粒体供給部10のライ
ンとベルトコンベヤ35上の不合格容器の戻りラインと
同ベルトコンベヤ35上の合格容器の空容器の戻りライ
ンの各間隔は等しく、これを1ピッチとする。
【0015】かくして、粉粒体供給部10によって目標
重量の粉粒体を入れられた充填済み容器5Aは、自動秤
量器20においてその移動秤量台21上で搬送されなが
ら秤量され目標重量に対して合否判定がなされる。秤量
済み容器5Aは、受け継ぎベルトコンベヤ25によって
搬送されている間にその横に設けられた合否振り分けユ
ニット30によって自動秤量器20からの合否信号に応
じて選別され、合格容器5Bは、該ベルトコンベヤ25
上でそのまま移動が許容され、不合格容器5Cは、該ベ
ルトコンベヤ25の横で逆行する様に並設されて少なく
ても2列並べた容器を支持出来る幅を有した戻りベルト
コンベヤ35の受け継ぎベルトコンベヤ寄りの内側上に
移される。合格容器5Bは、受け継ぎベルトコンベヤ2
5から下流側横行ベルトコンベヤ40の上側の周設容器
ホルダー43に受けられ、下側で粉粒体が包装機器3に
空けられる。容器5は、空けられて上側に戻ったところ
で戻りベルトコンベヤ35の外側上に下流側移行器45
によって移され、上流側横行ベルトコンベヤ50まで搬
送される。
【0016】また、不合格容器5Cは、戻りベルトコン
ベヤ35の受け継ぎベルトコンベヤ25の内側上に支持
され上流側横行ベルトコンベヤ50まで搬送される。上
流側横行ベルトコンベヤ50まで戻された不合格容器5
Cと空容器5は、その上側の空いている周設容器ホルダ
ー53に受け入れられ、戻りベルトコンベヤ側から粉粒
体供給手段側へ2ピッチ分横行搬送される。粉粒体供給
手段側へ到達した際、上流側移行器55は、空容器5を
上流側横行ベルトコンベヤ50から粉粒体供給部10に
移行させ、不合格容器5Cを2ピッチ分の搬送で通過さ
せて上流側横行ベルトコンベヤ50の下側で容器から不
合格重量の粉粒体を空けさせる。かくして、包装する以
前に計量用容器内で粉粒体の自動秤量及び合否判定が行
われ、合格重量の粉粒体を収容した容器5Bのみが包装
機器3の方に送られ、不合格容器5Cは自動的に戻さ
れ、そこから内容物の粉粒体が回収され、効率的に包装
用計量が行われる。
【0017】粉粒体供給部10は、粉粒体を定量供給す
る振動式パーツフィーダー11と、該フィーダーの出口
下方でロータリエアシリンダー等で左右に揺動駆動され
る振り分け筒体12と、該振り分け筒体の下方に左右に
並設され、下開口に各々開閉シャッター14A、14B
を備えた一対の漏斗13A、13Bと、これら両漏斗の
下開口の下に上開口を開放した一つの主漏斗15と、該
主漏斗の下開口の下方において上流側横行ベルトコンベ
ヤ側から自動秤量器側へ間欠周動するベルトコンベヤ1
6とから構成されており、パーツフィーダー11によっ
て連続的に定量供給されて来る粉粒体は、フィーダー1
1自身の供給量制御と振り分け筒体12の揺動速度に応
じて供給重量が連続的に簡単且つ高精度に設定され、左
右の各漏斗13A、13Bに振り分けられる。各左右の
漏斗は、交互に所定量の粉粒体の供給を受けても、主漏
斗15の下に空容器5がベルトコンベヤ16によって搬
送されて来るまでシャッター14A、14Bを閉じて保
持しておき、主漏斗15の下に空容器5が到達して一時
停止するとシャッターを開放して一気に容器内に粉粒体
を落下供給する。この交互供給によって、容器5への粉
粒体の供給時間に余裕を持たせることが出来る。粉粒体
を収容した容器5Aは、自動秤量器側へ間欠周動するベ
ルトコンベヤ16によって送られる。
【0018】自動秤量器20は、上流側のベルトコンベ
ヤ16から粉粒体を収容した容器5Aを受けて移動秤量
台21上で搬送しながらロードセルで秤量して目標重量
に対して合否判定し、合否信号を発信すると共に、秤量
済み容器5Aを下流側の受け継ぎベルトコンベヤ25上
に送る。
【0019】合否振り分けユニット30は、移動秤量台
21の下流側に隣接して設けられて秤量済み容器5Aを
受ける受け継ぎベルトコンベヤ25とこれと並設された
戻りベルトコンベヤ35との間にロータリエアシリンダ
ー等で揺動される揺動板31を有しており、自動秤量器
20から合格信号を受信すると揺動板31をベルトコン
ベヤ25、35に対して平行状態に維持し、矢印A1で
示す方向に連続的に周動している受け継ぎベルトコンベ
ヤ25上でそのまま合格容器5Bの移動を許容し、不合
格信号を受信すると不合格容器5Cを迎えて平行位置に
戻って戻りベルトコンベヤ35の受け継ぎベルトコンベ
ヤ寄りの内側上に移して選別する。揺動板31の揺動
は、ロータリエアシリンダー等で簡単に行われ、また不
合格容器5Cを迎えた揺動板31は斜めの状態から平行
状態に駆動されると、受け継ぎベルトコンベヤ25上で
不合格容器5Cを長手方向移動を許容しつつ横移動を行
わせてスムースな移行が可能になる。ロータリエアシリ
ンダーの他に、往復動エアシリンダーで移行させること
も可能である。。
【0020】下流側横行ベルトコンベヤ40は、矢印A
2で示す様に上側で戻りベルトコンベヤ側から受け継ぎ
ベルトコンベヤ側へ容器受け入れ整合する様に間欠的に
1ピッチ横行周動駆動されており、一時停止している時
に容器ホルダー43に合格容器5Bを受け継ぎベルトコ
ンベヤ25上からスムースに受け入れられるようにして
いる。周設容器ホルダー43に保持された合格容器5B
は下側で粉粒体を包装機器3に空け、粉粒体が空けられ
て上側に戻った空容器5は、一時停止している時に往復
動エアシリンダーから成る下流側移行器45によって戻
りベルトコンベヤ35の外側上に移行させる。
【0021】戻りベルトコンベヤ35は、受け継ぎベル
トコンベヤ25の横にその移動方向と逆方向の矢印A3
で示す方向に連続的に周動する様に並設されており、少
なくても2列並べた容器を支持出来る幅を有している。
また、戻りベルトコンベヤ35上には、合否振り分けユ
ニット30の近傍位置から上流側横行ベルトコンベヤ5
0まで不合格容器5Cを案内する案内板36が上方から
吊して設けられている。戻りベルトコンベヤ35上に移
行された不合格容器5Cは、案内板36によって戻りベ
ルトコンベヤ35上の内側に維持され、外側で搬送され
て来る空容器5との干渉が防止される。
【0022】上流側横行ベルトコンベヤ50は、粉粒体
供給部10と戻りベルトコンベヤ35の両上流端に隣接
して矢印A4で示す様に上側で戻りベルトコンベヤ側か
ら粉粒体供給部側へ容器受け入れ整合する様に2ピッチ
分間欠的に横行周動駆動されており、一時停止している
時に中央容器ホルダー53に不合格容器5Cを、外側容
器ホルダー53に空容器5を戻りベルトコンベヤ35上
からスムースに受け入れられるようにしている。周設容
器ホルダー53に保持された不合格容器5Cは下側で粉
粒体を受け容器4に空け、粉粒体が空けられて上側に戻
った空容器5は、粉粒体供給部10の上流部に到達する
と、一時停止している時に往復動エアシリンダーから成
る上流側移行器55によって粉粒体供給部10のベルト
コンベヤ16上に移行させる。
【0023】上流側横行ベルトコンベヤ50は、その周
囲に奇数個の、例えば9個の容器ホルダー53を有して
いる。奇数個の場合は、上流側横行ベルトコンベヤ50
上で合格重量の粉粒体を空けた後の空容器5と不合格容
器5Cとが交互に並ぶことによって、二個容器分毎に送
りをかけることで空容器5は粉粒体供給部10の上流側
に整合する。不合格容器5Cも、ベルトコンベヤ50で
一周すると不合格重量の粉粒体が落下して回収され、空
容器5となって上側で合格重量の粉粒体を空けた後の空
容器5の位置に来ることになり、略一周遅れで粉粒体供
給部10の上流側に整合する。
【0024】上記両容器ホルダー43、53は、同じ構
造で、容器5の底外周部に突出したカラー5aに係合す
るように受け継ぎベルトコンベヤ側と戻りベルトコンベ
ヤ側を開放した左右一対の押さえ棒a、aを底板cと一
体の背板bから突出させて構成されており、底板cでベ
ルトコンベヤ40、50にピン等で連接されている。従
って、容器5は、ベルトコンベヤから成る受け継ぎ移動
手段25や戻り移動手段35の上に載置されて搬送され
る際に受ける比較的小さな力でも容易に容器ホルダー4
3、53に収容され、またカラー5aによって天地返し
されても脱落することが無い。受け入れ容器ホルダー4
3、53の前に、開閉シャッターを適宜設けることも出
来る。
【0025】上記実施例では、受け継ぎ移動手段25や
戻り移動手段35はベルトコンベヤで構成したが、ロー
ラコンベヤで構成することも出来る。下流側及び上流側
横行ベルトコンベヤ40、50もベルトコンベヤで構成
したが、チェーンコンベヤで構成することも出来る。容
器ホルダー43、53は、他に電磁石を利用したものも
使用可能である。また、上記実施例は、粒状物に好適な
ものであるが、粉状物の場合は、粉粒体供給手段10
を、桝すりきり方式で目標重量に対応した一定量を供給
する構造とすることが出来る。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1記載の粉粒体の包装用計量装置によれば、
(1)粉粒体供給手段によって目標重量の粉粒体を入れ
られた容器は、自動秤量手段においてその移動秤量台上
で搬送されながら秤量され目標重量に対して合否判定が
なされ、秤量済み容器が、受け継ぎ移動手段によって搬
送されている間にその横に設けられた合否振り分け手段
によって自動秤量手段からの合否信号に応じて選別さ
れ、合格容器は、該移動手段上でそのまま移動が許容さ
れ、不合格容器は、該移動手段の横で逆行する様に並設
され、少なくても2列並べた容器を支持出来る幅を有し
た戻り移動手段の受け継ぎ移動手段寄りの内側上に自動
的に移され、合否判定と選別が的確に行われる。
【0027】(2)合格容器は、受け継ぎ移動手段から
下流側横行ループ移動手段の上側の周設容器ホルダーに
受けられ、下側で粉粒体が包装機器に空けられ、容器
は、空けられて上側に戻ったところで戻り移動手段の外
側上に下流側移行手段によって移され、上流側横行ルー
プ移動手段まで搬送される。また、不合格容器は、戻り
移動手段の受け継ぎ移動手段寄りの内側上に支持され上
流側横行ループ移動手段まで搬送され、上流側横行ルー
プ移動手段まで戻された不合格容器と空容器は、その上
側の空いている周設容器ホルダーに受け入れられ、戻り
移動手段側から粉粒体供給手段側へ横行搬送される。粉
粒体供給手段側へ到達した際、上流側移行手段は、空容
器を上流側横行ループ移動手段から粉粒体供給手段に移
行させ、不合格容器を通過させて上流側横行ループ移動
手段の下側で容器から不合格重量の粉粒体を空けさせ
る。このように、空容器、合格容器、不合格容器は効率
的に循環される。
【0028】(3)かくして、包装する以前に計量用容
器内で粉粒体の自動秤量及び合否判定が行われ、合格重
量の粉粒体を収容した容器のみが包装機器の方に送ら
れ、不合格容器は自動的に戻され、そこから内容物の粉
粒体が回収され、無駄の無い効率的な包装用計量が行わ
れる。また、合否判定を従来より厳しくして飛躍的に計
量精度を上げる事が出来、生産者側及び消費者側双方に
利益を与えることが出来る。
【0029】(4)請求項2記載の装置によれば、粉粒
体供給手段は、粉粒体を定量供給する振動式パーツフィ
ーダーと、該フィーダーの出口下方で左右に揺動制御さ
れる振り分け筒体と、該振り分け筒体の下方に左右に並
設され、下開口に各々開閉シャッターを備えた一対の漏
斗と、これら両漏斗の下開口の下に上開口を開放した一
つの主漏斗と、該主漏斗の下開口の下方において上記上
流側横行ループ移動手段側から上記自動秤量手段側へ上
側で周動するベルトコンベヤとから構成されるため、パ
ーツフィーダーによって連続的に定量供給されて来る粉
粒体は、振り分け筒体の揺動速度に応じて供給重量が連
続的に簡単且つ高精度に設定され、左右の各漏斗に振り
分けられる。各左右の漏斗は、交互に所定量の粉粒体の
供給を受けても、主漏斗の下に空容器がベルトコンベヤ
によって搬送されて来るまでシャッターを閉じて保持し
ておき、主漏斗の下に空容器が到達するとシャッターを
開放して一気に容器内に粉粒体を落下供給させることが
出来る。
【0030】(5)請求項3記載の装置によれば、合否
振り分け手段は、上記受け継ぎ移動手段と上記戻り移動
手段の間に設けられ、合格信号を受けるとこれら受け継
ぎ移動手段と戻り移動手段の間で平行状態に維持され、
不合格信号を受けると不合格容器を迎えて平行位置に戻
って上記戻り移動手段上に移動させる揺動板から構成さ
れるため、ロータリエアシリンダー等で揺動板の揺動は
簡単に行われ、また不合格容器を迎えた揺動板は斜めの
状態から平行状態に駆動される為に、受け継ぎ移動手段
上で不合格容器を長手方向移動を許容しつつ横移動を行
わせてスムースに戻り移動手段上に移行させられる。
【0031】(6)請求項4記載の装置によれば、戻り
移動手段上には、合否振り分け手段の近傍位置から上流
側横行ループ移動手段まで不合格容器を案内する案内板
が設けられるため、戻り移動手段上に移行された不合格
容器は、案内板によって戻り移動手段上の内側に維持さ
れ、外側で搬送されて来る空容器との干渉が防止され
る。
【0032】(7)請求項5記載の装置によれば、上流
側横行ループ移動手段は、その周囲に奇数個の容器ホル
ダーを有しているため、上流側横行ループ移動手段上で
合格重量の粉粒体を空けた後の空容器と不合格容器とが
交互に並ぶことによって、二つ毎に送りをかけることで
空容器を粉粒体供給手段の上流側に整合させることが出
来、不合格容器も、ループ移動手段で一周すると不合格
重量の粉粒体が落下して回収されて、空容器となって上
側で上記合格重量の粉粒体を空けた後の空容器の位置に
来ることになり、略一周遅れで粉粒体供給手段の上流側
に整合させることが出来る。
【0033】(8)請求項6記載の装置によれば、容器
ホルダーは、容器の底外周部に突出したカラーに係合す
るように上記受け継ぎ移動手段と戻り移動手段の側を開
放した左右一対の押さえ棒を背板から突出させて構成さ
れるために、容器は、ベルトコンベヤ等の受け継ぎ移動
手段や戻り移動手段の上に載置されて搬送される際に受
ける比較的小さな力でも容易に容器ホルダーに収容さ
れ、またカラーによって天地返しされても脱落すること
が無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る代表実施例の粉粒体の包装用計量
装置の斜視図である。
【図2】同包装用計量装置の平面図である。
【図3】同包装用計量装置の主作業のフローチャートで
ある。
【図4】同包装用計量装置の上流部分の斜視図である。
【図5】同包装用計量装置の上流側横行ループ移動手段
の側面図である。
【図6】同包装用計量装置の下流側横行ループ移動手段
の側面図である。
【符号の説明】
1 粉粒体の包装用計量装置 3 包装機器 5 空容器 5A 秤量済み容器 5B 合格容器 5C 不合格容器 10 粉粒体供給手段 11 パーツフィーダ 12 振り分け筒体 13A 漏斗 13B 漏斗 14A 開閉シャッター 14B 開閉シャッター 15 主漏斗 20 自動秤量手段 21 移動秤量台 25 受け継ぎ移動手段 30 合否振り分け手段 35 戻り移動手段 40 下流側横行ループ移動手段 43 容器ホルダー 45 下流側移行手段 50 上流側横行ループ移動手段 53 容器ホルダー 55 上流側移行手段

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定重量の空容器に粉粒体を収容した充
    填済み容器を移動秤量台上で搬送しながら秤量して目標
    重量に対して合否判定し、合否信号を発信する自動秤量
    手段と;上記移動秤量台の上流側に隣接して設けられ、
    上記空容器に目標重量の粉粒体を入れて移動秤量台上に
    送る粉粒体供給手段と;上記移動秤量台の下流側に隣接
    して設けられて秤量済み容器を受ける受け継ぎ移動手段
    の横に設けられ、上記合否信号の内の合格信号を受信す
    ると該移動手段上でそのまま合格容器の移動を許容し、
    不合格信号を受信すると不合格容器を該移動手段の横で
    逆行する様に並設され、少なくても2列並べた容器を支
    持出来る幅を有した戻り移動手段の受け継ぎ移動手段寄
    りの内側上に移す合否振り分け手段と;上記受け継ぎ移
    動手段と戻り移動手段の両下流端に隣接して設けられ、
    上側で戻り移動手段側から受け継ぎ移動手段側へ横行
    し、周設容器ホルダーに上記受け継ぎ移動手段から容器
    を受ける下流側横行ループ移動手段と;該下流側横行ル
    ープ移動手段の下側で容器から粉粒体を包装機器に空け
    て上側に戻ったところで上記戻り移動手段の外側上に空
    容器を移行させる下流側移行手段と;上記粉粒体供給手
    段と戻り移動手段の両上流端に隣接して設けられ、上側
    で戻り移動手段側から粉粒体供給手段側へ横行し、周設
    容器ホルダーに上記受け継ぎ移動手段から不合格容器と
    空容器を周設容器ホルダーに受ける上流側横行ループ移
    動手段と;該上流側横行ループ移動手段から空容器を上
    記粉粒体供給手段に移行させ、不合格容器を通過させて
    上記上流側横行ループ移動手段の下側で容器から不合格
    重量の粉粒体を空けさせる上流側移行手段とから構成さ
    れていることを特徴とする粉粒体の包装用計量装置。
  2. 【請求項2】 上記粉粒体供給手段は、粉粒体を定量供
    給する振動式パーツフィーダーと、該フィーダーの出口
    下方で左右に揺動制御される振り分け筒体と、該振り分
    け筒体の下方に左右に並設され、下開口に各々開閉シャ
    ッターを備えた一対の漏斗と、これら両漏斗の下開口の
    下に上開口を開放した一つの主漏斗と、該主漏斗の下開
    口の下方において上記上流側横行ループ移動手段側から
    上記自動秤量手段側へ上側で周動するベルトコンベヤと
    から構成されている請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 上記合否振り分け手段は、上記受け継ぎ
    移動手段と上記戻り移動手段の間に設けられ、合格信号
    を受けるとこれら受け継ぎ移動手段と戻り移動手段の間
    で平行状態に維持され、不合格信号を受けると不合格容
    器を迎えて平行位置に戻って上記戻り移動手段上に移動
    させる揺動板から構成されている請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】 上記戻り移動手段上には、上記合否振り
    分け手段の近傍位置から上記上流側横行ループ移動手段
    まで不合格容器を案内する案内板が設けられている請求
    項1記載の装置。
  5. 【請求項5】 上記上流側横行ループ移動手段は、その
    周囲に奇数個の容器ホルダーを有し、等間隔の粉粒体供
    給手段ラインと不合格容器の戻り移動手段ラインと合格
    容器の空容器の戻り移動手段ラインの各間隔を1ピッチ
    とすると2ピッチ分移動する請求項1記載の装置。
  6. 【請求項6】 上記容器ホルダーは、容器の底外周部に
    突出したカラーに係合するように上記受け継ぎ移動手段
    と戻り移動手段の側を開放した左右一対の押さえ棒を背
    板から突出させて構成されている請求項1又は請求項5
    記載の装置。
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