JP2790239B2 - 直交周波数分割多重信号送受信装置 - Google Patents

直交周波数分割多重信号送受信装置

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JP2790239B2
JP2790239B2 JP14102094A JP14102094A JP2790239B2 JP 2790239 B2 JP2790239 B2 JP 2790239B2 JP 14102094 A JP14102094 A JP 14102094A JP 14102094 A JP14102094 A JP 14102094A JP 2790239 B2 JP2790239 B2 JP 2790239B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、OFDM(直交周波数
分割多重 Orthogonal Frequency
Division Multiplexing)信号
送受信装置に係り、特にディジタル移動通信に好適なO
FDM信号送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5と共に、従来のOFDM信号送信装
置について説明する。まず、ディジタル情報データ信号
が、入力端子を介して直並列変換回路70に供給され、
必要に応じて誤り訂正符号の付与がなされる。この回路
70の出力信号は、IFFT回路71に供給され、その
出力信号は、マルチパス歪を軽減させるためのガードイ
ンターバル回路72を介して、D/A変換器73に供給
される。ここでアナログ信号に変換され、次のLPF7
4により必要な周波数帯域の成分のみが通過させられ
る。アナログ値のリアル、イマジナリパートの出力信号
は、直交変調器75に供給され、OFDM信号が出力さ
れる。
【0003】このOFDM信号は、伝送すべき周波数帯
に周波数変換器76により周波数変換されて、次の送信
部77に供給され、これを構成しているリニア増幅器と
送信アンテナとを介して、送信される。中間周波数発生
回路78の出力信号と90゜シフト回路78Aを介した
信号とが直交変調器75に夫々供給される。回路79に
より出力されるクロック信号は、動作信号として、直並
列変換回路70、IFFT回路71、ガードインターバ
ル回路72、D/A変換器73に夫々供給される。
【0004】次に、図6と共にOFDM信号受信装置に
ついて説明する。受信部80は、これを構成している受
信アンテナにより得た前記送信部77からの信号を高周
波増幅器により増幅し、周波数変換器81を介して、中
間周波増幅回路82に供給され、更に、直交復調器83
に供給される。中間周波増幅回路82の出力信号はキャ
リア検出回路90を介して中間周波数発生回路89に供
給される。中間周波数発生回路89の出力信号と90゜
シフト回路89Aを介した信号とが、直交復調器83に
夫々供給されて、リアル、イマジナリパートの出力信号
が復号される。直交復調器83の出力信号は、LPF8
4を介してA/D変換器85に供給され、ディジタル信
号に変換されると共に、直交復調器83の出力信号は、
同期信号発生回路91にも供給される。
【0005】これらの信号は次のガードインターバル回
路86を介して、FFT,QAM復号回路87に供給さ
れる。このFFT,QAM復号回路87は供給される同
期信号発生回路91の同期信号を基にして、複素フーリ
エ演算を行い、入力信号の各周波数毎の実数部、虚数部
信号(リアルパート、イマジナリパート)のレベルを求
め、ディジタル情報伝送用キャリアで伝送される量子化
されたディジタル信号のレベルが求められ、ディジタル
情報が復号される。FFT,QAM復号回路87の出力
信号は、並直列変換回路88を介して出力される。ここ
で、送信装置の中間周波数と受信装置の中間周波数とが
完全に一致しておれば変調成分のみが得られ、問題はな
いが、中間周波数発生回路、周波数変換器の局部発振器
(図示せず)に周波数安定度が高くないものを使用した
り、両出力信号間に位相誤差があったりすると、それ以
降の復調動作に影響を与え、QAM復号データのエラー
発生確率が増大する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】OFDM信号送受信装
置においては、受信側ですべての多搬送波の位相を時間
軸の変動成分を有することなく、完全に再生すること
は、大変困難であり、更に、マルチパス歪みを軽減する
ために、送信側でガードインターバル回路が設定されて
いるので、このような条件の送信信号を、受信する場合
は、有効シンボル長部分とガードインターバル部分と
で、伝送信号の位相を完全に同一状態で再生すること
は、一層困難であるという問題があった。本発明は上記
の点に着目してなされたものであり、OFDMの特定キ
ャリア(リファレンスキャリア)を、前記シンボル期間
設定回路により、シンボル期間毎に、略1/4波長の奇
数倍ずつ位相を変えて送出して、受信側の同期関係を一
定に保持出来るようにしたOFDM信号送受信装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のOFDM信号送
受信装置は、キャリアを直交して配置し、各々のキャリ
アで独立したディジタル情報を伝送する直交周波数分割
多重信号送信装置において、ディジタル情報信号が供給
され多値QAM変調信号を発生させるIFFT回路と、
伝送される前記変調信号のうち、その一部は繰り返して
伝送するように構成するガードインターバル設定回路
と、前記ガードインターバル設定回路の出力が供給され
るD/A変換器と、前記ディジタル情報信号が供給され
前記IFFT回路に設定信号を供給するシンボル期間設
定回路と、前記各回路を駆動するクロック信号発生回路
と、前記D/A変換器の出力が供給される直交変調器と
を有し、前記ガードインターバル設定回路により設定さ
れるガードインターバルに略波長の整数倍の期間存在す
る次数のキャリアをリファレンスキャリアとし、前記リ
ファレンスキャリアは、前記シンボル期間設定回路によ
り、シンボル期間毎に略1/4波長の奇数倍ずつ位相を
変えられて前記直交変調器より直交周波数分割多重信号
として送出されるよう構成し、前記直交周波数分割多重
信号送信装置からの信号を受信する直交周波数分割多重
信号受信装置において、受信された周波数分割多重信号
の復調を行う直交復調器と、前記直交復調器の出力が供
給されるA/D変換器と、前記A/D変換器の出力が供
給されるガードインターバル処理回路と、前記A/D変
換器とガードインターバル処理回路を駆動するクロック
信号を出力する同期信号発生回路と、シンボル区間毎に
リファレンスキャリアの位相が変えられて伝送される位
相変化点を検出して有効シンボル区間信号を発生させる
シンボル同期信号発生回路と、前記有効シンボル区間信
号を用いてFFT演算を行い復号を行うFFT,QAM
復号回路とを有して構成し、上述の目的を達成するもの
である。
【0008】
【実施例】本発明のOFDM信号送受信装置の実施例に
ついて、添付の図1乃至図4及び図7を参照して、以下
に説明する。図1は、本発明のOFDM信号送信装置の
実施例であり、ここで伝送されるディジタルデータは、
圧縮されたオーディオ、ビデオ信号等である。OFDM
は、多数のキャリアを直交して配置し、夫々のキャリア
で独立したディジタル情報を伝送するもので、キャリア
が直交しているので、隣接するキャリアのスペクトラム
は当該キャリアの周波数位置で零になる。
【0009】この直交するキャリアを作るためIFFT
回路技術が使用される。時間間隔Tの間にN個の複素数
による逆DFT(離散フーリエ変換)を実行すれば、O
FDM信号を生成でき、逆DFTの各点が変調信号出力
に相当する。図1及び図2に示す本発明装置の基本的な
仕様は、下記に示す通りである。 (a)中心キヤリア周波数…100MHz (b)伝送
用キャリア数…248波 (c)変調方式…256QAM OFDM (d)使用
キャリア数…257波 (e)伝送帯域幅…100kHz, 使用帯域幅…99
kHz (f)転送レート…750kbps (g)ガードイン
ターバル…60.6μsec
【0010】次にキャリアの配置について説明する。キ
ャリアの配置は、中間周波数10.7MHzを中心とし
(これを第0キャリアと呼ぶ。)、左右に夫々128波
のキャリア(中心周波数の右側のキャリアを順番に第1
キャリア、第2キャリア、…、第128キャリアと呼
び、左側のものを順番に第−1キャリア、第−2キャリ
ア、…、第−128キャリアと呼ぶ。)を配置し、キャ
リアの割当ては下記のように設定する。
【0011】第0キャリア キャリア全体に対し、振
幅、位相の基準となる無変調キャリアを伝送する。第1
キャリア システムのモード情報を伝送する。 第2キャリア 正のキャリブレーションキャリアで伝送
すべきだった情報を伝送する。第21キャリア 基準角
度レベル、基準振幅レベル、キャリア無しを、4シンボ
ルを1シーケンスとして交互に伝送する。 第128キャリア 正の最高周波数に立てられるキャリ
アである。 第−1キャリア キャリブレーション情報が伝送される
キャリア番号を伝送する。 第−2キャリア 負のキャリブレーションキャリアで伝
送すべきだった情報を伝送する。 第−21キャリア 基準角度レベル、基準振幅レベル、
キャリア無しを、4シンボルを1シーケンスとして交互
に伝送する。 第−128キャリア 負の最高周波数に立てられるキャ
リアである。 その他のキャリア キャリブレーション情報キャリアと
して指定される以外は情報信号を伝送する。
【0012】次に、キャリアの個別定義は下記のように
する。 第0キャリア 角度変調成分を持たない無変調キャリ
ア 第1キャリア 送信モードの定義をする。 第−1キャリア キャリブレーションキャリアの指定
される正及び負のキャリア番号を指定する。その順番は
予め8本毎に2回ずつにすると、下記のようにシンボル
番号からキャリア番号が一義的に決定される。但し、X
はキャリブレーションキャリアの指定を行わない状態を
示す。 シンボル番号 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9… キャリア番号 X X 8 8 16 16 24 24 32 32…
【0013】シンボル番号は、モード情報ビットで伝送
される所定のキャリブレーションフレーム、エンド信号
の次から伝送されるシンボルに対して、順番に、第1シ
ンボル、第2シンボル、… …第256シンボルと呼
ぶ。また、シンボル番号は、キャリブレーションフレー
ム開始点で00(X´00)とし、それより計数を開始
し、255(X´FF)で終了する。キャリア番号0及
び21のときは、キャリアキャリブレーションのための
置換は行わないものとする。
【0014】シンボル番号とキャリブレーションキャリ
アの関係は下記のようにする。 第8ビット(MSB) 1の位のキャリアアドレス(0=0,1= +1) 第7ビット 2の位のキャリアアドレス(0=0,1= +2) 第6ビット 4の位のキャリアアドレス(0=0,1= +4) 第5ビット 64の位のキャリアアドレス(0=0,1=+64) 第4ビット 32の位のキャリアアドレス(0=0,1=+32) 第3ビット 16の位のキャリアアドレス(0=0,1=+16) 第2ビット 8の位のキャリアアドレス(0=0,1= +8) 第1ビット(LSB) 0:前半 1:後半
【0015】第±2キャリア 情報伝送用キャリアが
キャリブレーション状態に設定されたとき、このキャリ
アによりその情報を伝送する。 第±21キャリア キャリブレーション用情報の詳細
を伝送する。信号の切り換え状態を検出し、シンボル同
期信号を検出する。 第±128キャリア エンコード時の角度情報は0に
設定され、サンプルクロック情報を伝送する。
【0016】情報信号の伝送 1シンボル期間に24
8バイトのディジタルデータを伝送する。 ディジタルデータは、第3〜第20キャリア、第22〜
第127キャリア、第−3〜第−20キャリア、及び、
第−22〜第−127キャリアで、情報ビットの割当て
に従ってQAM変調されて伝送される。
【0017】各キャリアのキャリブレーションについて
以下に述べる。各キャリアのキャリブレーションは、8
ビットで示されるキャリア番号によりキャリアのキャリ
ブレーション状態が指定されるとき、正及び負のキャリ
アで伝送されるべきデータは正及び負の第2キャリアで
伝送するものとし、夫々のキャリアで次のキャリブレー
ション信号を伝送する。奇数シンボル時は正のキャリア
で第8振幅レベル、負のキャリアで第8角度レベルを、
偶数シンボルでは正のキャリアで第8角度レベル、負の
キャリアで第8振幅レベルを伝送する。但し、通常、伝
送すべきデータを与えられたキャリアで送信するが、定
期的にデータの伝送を中止し、基準となるレベルの信号
を伝送するが、第0キャリア(中心キャリア)、及び、
第21キャリアが指定されるときは、このキャリアの置
換は行わないものとする。
【0018】次に、キャリブレーションフレーム同期に
ついて述べる。キャリブレーションフレームは256シ
ンボルで構成され、第−1キャリアのシンボル番号によ
りキャリブレーションフレーム区間を知ることが出来
る。キャリブレーションは、そのキャリアでの直交角度
誤差による振幅・角度信号のクロストーク成分の補正及
び基準振幅・角度レベルの補正を行う。
【0019】キャリア番号に対するこれらの特性の補正
レベルを曲線として認識し、キャリブレーション信号が
伝送されない期間でもその特性に従った補正量を演算に
より求める。これにより長いキャリブレーションフレー
ム期間での256QAMの逆量子化を円滑に行う。所定
の補正曲線を用いて256QAM復号を行い、データ誤
り量が所定値よりも小さいときは補正曲線が適正である
として補正量の固定を行う。
【0020】図1に示すように、例えば、MPEG等の
符号化方式により情報信号が圧縮されたオーディオ、ビ
デオ信号であるディジタル情報信号が、入力端子1を介
して直並列変換回路2に供給され、必要に応じ誤り訂正
符号の付与がなされる。この直並列変換回路2で、入力
信号は、256QAM変調用信号として配列され、出力
される。この256QAM変調は、情報を伝送すべきキ
ャリアに対して、振幅方向に16レベル、角度方向に1
6レベルを定義し、16×16の256の値を特定して
伝送する方式である。本実施例では、257波のキャリ
アの内、248波を用いて情報を伝送するようにして、
残りの9波は、キャリブレーション用、その他の補助信
号の伝送用として使用される。
【0021】この直並列変換回路2では、1シンボル期
間中に248バイトのディジタルデータ、即ち、1シン
ボル期間中に4ビットずつの並列データ248組を出力
するように構成する。直並列変換回路2の出力信号は、
IFFT,パイロット信号生成回路(IFFT回路)3
とシンボル期間設定回路3Sとに夫々供給される。
【0022】このシンボル期間設定回路3Sは、シンボ
ル期間情報、QAM復号用基準振幅レベル、基準角度レ
ベルを共通の参照キャリア(リファレンスキャリア、パ
イロット信号)により、IFFT,パイロット信号生成
回路3の入力を切り換えながら発生させるための設定信
号を回路3に供給する。参照キャリアは1シンボル毎に
基準振幅レベルと基準角度レベルとが切り換えられ、ガ
ードインターバルに参照キャリアが波長の整数倍存在す
る場合について、即ち、N=256のIFFTを用い、
ガードインターバルを6クロックに設定するとき、第2
1番目のキャリアをリファレンスキャリアとして用いて
参照信号情報を伝送する場合について述べる。ガードイ
ンターバルにより生じるキャリアの位相差は、ガードイ
ンターバルが何サンプルクロックで与えられているか、
IFFTで使用する周波数の次数により異なる。
【0023】周期がNであるIFFTで、ガードインタ
ーバルの期間をpクロック、参照波として使用するキャ
リア周波数の次数をqとすると、キャリア周波数がガー
ドインターバル内に存在する期間は次のようになる。 2π×p×q/N 即ち、N=256、 p=6のとき、 q=21の信号
は、ガードインターバル期間に略半波長のキャリアが存
在することになる。他の例としては、N=256のIF
FTを用い、ガートーインターバルをp=4クロックに
設定するときは、第32番目のキャリア(q=32)を
用いて参照信号情報を伝送する場合がそれに当たる。
【0024】第21番目のキャリアを参照キャリア(リ
ファレンスキャリア)として使用する場合について述べ
る。伝送されるシンボル信号に番号を付けるとき、番号
の下位2ビットで与えられるシーケンスに従って、中心
キャリアに対する変調信号として伝送する。正及び負の
第21次の各キャリア(中心キャリアに対するサイドバ
ンド)に対する変調信号の与え方は下記の通りとする。 シンボルシーケンス 正の第21キャリア 負の第21キャリア 0 8振幅、 0角度レベル 0振幅、0角度レベル 1 0振幅、−8角度レベル 0振幅、0角度レベル 2 0振幅、 0角度レベル −8振幅、0角度レベル 3 0振幅、 0角度レベル 0振幅、8角度レベル
【0025】但し、
【0026】各シンボル毎の参照キャリアへのレベルの
与え方は、正、負のキャリアのいずれかに、振幅方向、
または、角度方向のいずれかの変調を与えている。従っ
て、これらの信号を順に復号し、受信装置ではQAM信
号の逆量子化に必要な基準信号のレベルを知ることが出
来るほか、直交変調された信号が自キャリアの相手側に
どの様なクロストークを与えているか、正負対称なキャ
リアに対し、どの様なクロストークを与えているかを知
ることが出来る。これをまとめると下記のようになる。 基準振幅レベル 基準角度レベル 同一キャリア内での振幅−角度クロストーク 対称キャリアへのクロストーク(振幅−角度のレベル差
等による)
【0027】次に、中心キャリアに対する第21キャリ
アのサイドバンドとしての動作について述べる。第21
キャリアに正の振幅方向のレベルを与えるとき、それ
は、中心キャリアをシンボル周波数の21倍の周波数で
振幅変調するときに生ずる上下のサイドバドのうちの正
のサイドバンドと等価である。従って、このサイドバン
ドは有効シンボル期間中に中心キャリアの回りを21回
まわる。更に、ガードインターバルの期間に1/2回転
する。
【0028】次のシーケンスは、負の信号により角度変
調を行ったときの正のサイドバンドと等価であり、次の
シーケンスは、負の信号により振幅変調を行ったときの
負のサイドバンドと、最後のシーケンスは、正の信号に
より角度変調を行ったときの負のサイドバンドに相当す
る。正負の第21キャリアの回転を考えるとき、有効シ
ンボル期間の最初と最後では、元の同じ位置に戻るの
で、ガードインターバルにおける回転について考える
と、正負の第21キャリアの位相は、シンボル期間毎に
位相が90度ずつ変化していることが分かる。よって、
受信装置では、信号の切り換え状態を検出して、シンボ
ル同期信号の位置を検出することが出来る。
【0029】前記IFFT,パイロット信号生成回路3
は、クロック信号発生回路10から出力されるクロック
信号により動作し、248波のキャリアに対し、256
QAM変調を行い、各出力信号をリアル、イマジナリ成
分として出力する。また、回路3のサンプリング周波数
点情報は周期Nに対する1/2の値であるナイキスト周
波数情報(パイロット信号)として伝送され、この周波
数情報は、サンプリング周波数点情報の1/2であるた
め、受信装置でナイキスト信号情報を復号、逓倍し、F
FT回路を動作させるための標本化位置信号をつくるこ
とができる。このナイキスト周波数情報は、IFFT,
パイロット信号生成回路3のN/2実数部入力端子R
(虚数部入力端子I)に一定レベルの信号を印加するこ
とにより得られる。
【0030】このIFFT,パイロット信号生成回路3
の出力信号は、次のRAM(ランダムアクセスメモリ)
4Aを有するガードインターバル設定回路4に供給さ
れ。この回路4は、伝送路におけるマルチパス歪を軽減
させるための所定区間であるガードインターバルgiを
図3に示すように設定する。ガードインターバル設定回
路4は、クロック信号発生回路10から出力されるクロ
ック信号により動作し、IFFT,パイロット信号生成
回路3より得られる窓区間内の最後の部分を、窓区間信
号の直前に配置する。この達成の為に、ガードインター
バル設定回路4は、これが有するRAM(4A)に取り
込んだ、IFFT,パイロット信号生成回路3よりの信
号を読み出すときに、最後の期間(giに等しくこの期
間を設定する。)から読み出しては、最初に戻り、有効
シンボル期間tsを読み出して、シンボル期間taの信
号を送出するようにしている。前記ナイキスト周波数情
報は、ガードインターバル内でも伝送されるが、前後の
IFFT窓区間信号との連続性を保持させるため、ガー
ドインターバル内で、伝送されるパイロット信号が整数
波長存在するようにさせる。
【0031】尚、パイロット信号として、ナイキスト周
波数を用いる場合について述べたが、標本化位置信号と
簡単な整数比の関係にあれば、ナイキスト周波数である
必要はなく、伝送される周波数情報の中の高いものを用
いてもよい。周期MのIFFTを考えるとき、M/4,
及び、3M/4であるナイキスト周波数の1/2の位置
にパイロット信号を配置し、OFDMで送出するキャリ
アは、IFFTにおける第1より第M/4番目まで、及
び、第3M/4番目より第M番目までとして出力される
信号を用いる。
【0032】これにより、上記の例でM=2Nとすると
きと等価な信号を得ることができる。 従って、ガード
インターバル内でも連続したパイロット信号を伝送出来
ると共に、このパイロット信号を復号し、4逓倍するこ
とにより、標本化位置信号を得ることが出来る。FFT
の窓区間信号情報を別途復号できれば、本実施例により
得られた標本化位置信号と組み合わせて、OFDM信号
のFFT演算が出来、OFDM信号の復号を行うことが
出来る。
【0033】次に、図3と共にガードインターバル設定
回路4のシンボル期間について述べる。まず、使用帯域
幅99kHz、周期をN=256とするとき、有効シン
ボル周波数fsと有効シンボル期間tsは夫々次のよう
になる。 fs=99,000/256=387Hz ts=1/fs=2586μsec これに、マルチパス歪除去用区間であるガードインター
バル期間giをキャリア6波長分に決定すると、giは
下記のように設定される。 gi=(1/99,000)×6=60.6μsec このときのシンボル期間taとシンボル周波数faは夫
々次のようになる。 ta=ts+gi=2586+60.6=2646.6μsec fa=1/ta=378Hz
【0034】これらのガードインターバル設定回路4の
出力信号は、D/A変換器5に供給され、ここでアナロ
グ信号に変換され、次のLPF6により必要な周波数帯
域の成分のみが通過させられる。アナログ値のリアル、
イマジナリ出力信号は、次の直交変調器7に供給され、
また、この変調器7には、10.7MHz中間周波発生
回路9の出力信号と90゜シフト回路8を介した信号と
が夫々供給され、OFDM信号が出力される。このOF
DM信号は、伝送すべき周波数帯に周波数変換器11に
より周波数変換されて、次の送信部12に供給され、こ
れを構成しているリニア増幅器と送信アンテナを介し
て、送信される。尚、248組の4+4ビットの並列デ
ータは、248波のキャリアにより伝送されるため、本
装置の伝送速度は1シンボル期間当り248バイトであ
る。従って、1秒当りの伝送速度は略750kビットで
ある。
【0035】次に、本発明の受信装置の実施例につい
て、図2と共に説明する。受信装置の各構成は前記送信
装置と逆に動作する回路により構成される。受信部20
は、これを構成している受信アンテナにより得た前記送
信部12からの信号を高周波増幅器により増幅し、周波
数変換器21に供給する。この出力信号は中間周波増幅
回路22に供給され、所定レベルの受信信号を出力す
る。中間周波増幅回路22の出力信号は、直交復調器2
3と中心キャリア検出回路29とに夫々供給される。中
心キャリア検出回路29は、位相比較器(乗算器)、L
PF、VCO回路、1/4分周回路で構成されるPLL
回路を有しており、この出力信号が供給される中間周波
数発生回路31は、中心キャリアを位相誤差を少なく抽
出するように動作させる。
【0036】本実施例では、情報を伝送するキャリア
は、シンボル周波数である378Hz毎に隣接、配置さ
れ、OFDM信号を構成している。中心キャリアに隣接
する情報キャリアも378Hz離れているのみで、中心
キャリアは隣接情報キャリアの影響を受けずに行う必要
があり、選択度の高い回路が使用されている。本実施例
では、PLL回路を用いて中心キャリアの抽出を行う
が、隣接するキャリア周波数の略1/2である±200
Hz程度で発振する水晶発振子(VCXO)を電圧制御
発振器(VCO)43として用い、回路を動作させる。
PLL回路中に用いられるLPFも378Hzに対して
十分に低いカットオフ周波数のものを用いている。この
中間周波数発生回路31の出力信号と、90゜シフト回
路30を介した信号とが乗算器40,41を有する直交
復調器23に夫々供給されて、リアル、イマジナリパー
ト(実数部、虚数部)の出力信号が復号される。この実
数部、虚数部出力信号は、LPF24に供給され、OF
DM信号情報として伝送された、必要な周波数帯域の信
号を通過させ、入力されるアナログ信号のサンプリング
を行い、出力信号をA/D変換器(サンプリング回路)
25に供給し、ディジタル信号に変換する。
【0037】サンプル同期信号発生回路32は、パイロ
ット信号に位相同期するPLL回路により発生され、こ
の回路には直交復調器23のアナログ出力信号が供給さ
れる。 ガードインターバルの期間を含む、各シンボル
区間で連続信号として伝送されるパイロット信号にPL
Lが位相同期し、パイロット周波数情報が得られる。前
記送信装置において、パイロット信号は、サンプルクロ
ック周波数に対して所定の整数比に設定されており、周
波数比に応じた周波数逓倍を行い、サンプルクロック信
号を得る。ガードインターバル処理回路26は、伝送さ
れた信号より、マルチパス歪の影響が少ない方の有効シ
ンボル期間信号を得て、FFT,QAM復号回路27に
出力信号を供給する。
【0038】このシンボル期間を検出するためのシンボ
ル同期信号発生回路33は、後述するように、伝送され
る参照キャリアの90度異なる位相の変化を調べ、シン
ボル期間を検出する。次のFFT,QAM復号回路27
は、得られたクロック同期信号とシンボル同期信号とが
供給されて、複素フーリエ演算を行い、入力信号の各周
波数毎の実数部、虚数部信号(リアルパート、イマジナ
リパート)のレベルを求める。このようにして得られた
各周波数毎の実数部、虚数部信号レベルと、参照用キャ
リアの復調出力とを比較し、ディジタル情報伝送用キャ
リアで伝送される量子化されたディジタル信号のレベル
が求められ、ディジタル情報が復号される。この回路2
7の出力信号は、並直列変換回路28を介して出力され
る。
【0039】次に、図4と共にキャリア抽出回路、及
び、サンプル同期(サンプルクロック)信号発生回路に
ついて以下に述べる。本回路は一定レベルで伝送される
パイロット信号より正確なサンプル同期(サンプルクロ
ック)信号を抽出することを目的としている。まず、キ
ャリア抽出回路を構成するVCO回路43を中間周波数
10.7MHzの4倍である42.8MHzの周波数で
発振させる。回路43の出力信号は、夫々1/4分周回
路44,45を介して、乗算器40,41に供給され
る。片方の乗算器41よりの出力信号はLPF42に供
給され、シンボル周波数以下の成分が取り出され、その
出力信号はVCO回路43を制御する。乗算器41、L
PF42、VCO回路43、分周回路45によるループ
はPLL回路を構成している。
【0040】乗算器40、41の入力端子には中間周波
増幅された信号が印加され、本回路により直交復号がな
され、実数部と虚数部の出力信号が得られる。サンプル
同期信号発生回路32について次に述べる。直交復調器
23よりの実数部出力信号が供給され、パイロット信号
として送信されるナイキスト周波数成分を検出する。分
周比可変回路(VCO回路)50には、VCO回路43
の出力信号が供給され、分周比は1/426から1/4
38までに設定されるように構成する。クロック抽出部
における乗算器52は、直交復調器23よりの出力信号
と、VCO回路の信号を1/2分周回路51を介した信
号とが供給され、位相比較器としての動作を行う。
【0041】乗算器52の出力信号はLPF回路53に
より周波数制御に係わる誤差信号のみを通過させる。遅
延回路54と加算回路55は、隣接するキャリア成分を
減衰させるめの回路で、シンボル周波数である387H
zにディップを持たせる特性としている。VCO回路5
0、乗算器52、LPF53より構成されるPLL回路
は、キャリア抽出部の実数部出力信号中に含まれる連続
するパイロット信号に同期したVCO出力信号が発振さ
れ、99kHzのサンプルクロック出力信号として出力
される。上記実施例では、257波のキャリアを発生さ
せるために256次のIFFTを用いる場合について述
べたが、他の実施例として、512次のIFFTを用い
る例について以下に述べる。この他の実施例では、パイ
ロット周波数として、ナイキスト周波数が用いられるの
ではなく、この標本化位置信号と簡単な整数比の関係に
ある次数の高い周波数を用いて行う。
【0042】即ち、周期MのIFFTを考えるとき、M
/4、及び、3M/4であるナイキスト周波数の1/2
の位置にあるパイロット信号を配置し、OFDMで送出
するキャリアは、IFFTにおける第1より第M/4番
目まで、及び、第3M/4番目より第M番目までとして
出力される信号を用いる。これにより、上記の実施例
で、M=2Nとするときと等価な信号を得ることが出来
る。従って、ガードインターバル内でも連続したパイロ
ット信号を伝送出来ると共に、パイロット信号を復号
し、4逓倍することにより、標本化位置の信号を得るこ
とが出来る。
【0043】このときに用いられるクロック抽出部のブ
ロックは、パイロット信号の周波数は上記の実施例と同
じであるが、FFT,QAM復号回路27を駆動するサ
ンプルクロック周波数は2倍となる。それに従って、2
倍の198kHzのサンプルクロック信号を出力する。
よって、このブロックは上記の実施例とは分周比可変回
路50の分周比が1/213〜1/219、及び、分周
回路51の分周比が1/4になっている点が異なってお
り、それ以外の構成は図4と同じであり、その説明は省
略する。
【0044】次に、図7と共にシンボル同期信号発生回
路33について以下に述べる。シンボル同期検出部を構
成する第21キャリア検出部の分周比可変回路61に
は、2逓倍されたサンプルクロックが供給され、1/2
3〜1/27の分周を行う。即ち、2逓倍クロックの周
波数は198kHzであり、これを1/27した周波数
は7333Hzであり、同期すべき参照信号周波数はシ
ンボル周波数を21倍した7937Hzである。
【0045】本発明では、参照信号はシンボル期間毎に
位相が90度ずつシフトされるようにしてあり、分周比
可変回路61の可変比は、通常1/25程度の値に設定
されるが、位相がシフトされる位置で分周比も可変され
る。図7に示す回路で乗算器62、LPF63、分周比
可変回路61はPLL回路を構成し、第21番目のキャ
リアで伝送される位相シフト情報を復号する。参照信号
(リファレンスキャリア)はシンボル期間毎に位相が9
0度ずつシフトされるようにしてあり、前記PLL回路
による位相検出は最も効率的に行える。直交復号された
OFDM信号の虚数部出力と分周比可変回路61よりの
出力信号は乗算器62に供給され、位相比較器としての
動作を行う。
【0046】前記乗算器62の出力信号はLPF63に
供給されて低域成分である誤差信号を抽出し、VCOに
当たる分周比可変回路61に供給される。分周比は通常
1/25程度に設定されるが、入力信号に対してVCO
の位相が進んでいるときは分周比を大きくして分周比可
変回路の出力位相を遅らせ、また、進んでいるときは小
さな分周比とし出力信号の位相を進める。第21キャリ
アで伝送される振幅、角度変調信号の基準レベルは,図
2に示すFFT,QAM復号回路27より求められる。
QAM信号の復号はこのレベルに対する信号比率により
計算され、求められる。
【0047】以上、IFFTとして512次を用い、実
際のOFDMの信号は、その内の256次を用いる方法
について述べた。ガードインターバルは、6サンプリン
グクロックとし、参照情報を乗せるキャリアの番号は2
1とした。更に、第21番目のキャリアは正のキャリア
と負のキャリアとの両者に対して4シンボルのシーケン
スで定められた順に従ってQAM復号用参照情報が伝送
される。
【0048】尚、シンボル毎に所定の位相差を与えるキ
ャリアはQAM復号用のレベル参照、伝送特性計測用情
報を伝送するものを用いた。このキャリアに要求される
性質は、複数のシンボル期間にわたってキャリアのエネ
ルギーが一定で、かつ、ガードインターバルを含むシン
ボル期間毎に位相差が所定量シフトされて伝送されるこ
とになる。そのためのキャリアとして、ガードインター
バル内に半波長存在する第21キャリアを選定し、参照
用情報を振幅方向、角度方向を交互に伝送することによ
り90度の奇数倍に当たる位相差を持たせた。検出用P
LL回路は位相変位が90度の奇数倍である信号に対し
て最大出力を出すので、ガードインターバル内のキャリ
アの存在期間、及び、参照用情報の送出順はそれらによ
りシンボル毎の位相変位が90度の奇数倍になるように
設定する。
【発明の効果】本発明のOFDM信号送受信装置では、
下記のような効果がある。ガードインターバル期間を含
むシンボル期間毎に位相差が90度の奇数倍となるよう
にQAM復号用参照情報を伝送するキャリアが送出され
るため、PLL回路により位相差を検出し、FFT復号
用のシンボル期間信号を精度良く発生させることができ
る。ペアのキャリアにより参照用情報とシンボル区間情
報の両者を伝送出来るので、キャリアの利用効率が良
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のOFDM信号送信装置の実施例のブロ
ック図である。
【図2】本発明のOFDM信号受信装置の実施例のブロ
ック図である。
【図3】本発明の送受信装置の実施例のシンボル期間と
ガードインターバルの関係を示した図である。
【図4】本発明のOFDM信号受信装置の実施例のキャ
リア抽出部及びサンプルクロック抽出部のブロック図で
ある。
【図5】従来のOFDM信号送信装置のブロック図であ
る。
【図6】従来のOFDM信号受信装置のブロック図であ
る。
【図7】本発明のOFDM信号受信装置の実施例のシン
ボル同期信号発生装置のブロック図である。
【符号の説明】
2 直並列変換回路 3 IFFT,パイロット信号生成回路(IFFT回
路) 3S シンボル期間信号設定回路 4 ガードインターバル設定回路 4A RAM(ランダムアクセスメモリ) 5 D/A変喚器 6,24,42,53,63 LPF 7 直交変調器 8,30 90゜シフト回路 9,31 中間周波数発生回路 10 クロック信号発生回路 11,21 周波数変換器 12 送信部 20 受信部 23 直交復調器 25 A/D変換器(サンプリング回路) 26 ガードインターバル処理回路 27 FFT,QAM復号回路 28 並直列変換回路 29 中心キャリア検出回路 32 サンプル同期信号発生回路 33 シンボル同期信号発生回路 40,41,52,62 乗算器(位相比較器) 43,50,61 分周比可変回路(VCO回路) 44,45 1/4分周回路 51 1/2分周回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャリアを直交して配置し、各々のキャリ
    アで独立したディジタル情報を伝送する直交周波数分割
    多重信号送信装置において、 ディジタル情報信号が供給され多値QAM変調信号を発
    生させるIFFT回路と、伝送される前記変調信号のう
    ち、その一部は繰り返して伝送するように構成するガー
    ドインターバル設定回路と、前記ガードインターバル設
    定回路の出力が供給されるD/A変換器と、前記ディジ
    タル情報信号が供給され前記IFFT回路に設定信号を
    供給するシンボル期間設定回路と、前記各回路を駆動す
    るクロック信号発生回路と、前記D/A変換器の出力が
    供給される直交変調器とを有し、前記ガードインターバ
    ル設定回路により設定されるガードインターバルに略波
    長の整数倍の期間存在する次数のキャリアをリファレン
    スキャリアとし、前記リファレンスキャリアは、前記シ
    ンボル期間設定回路により、シンボル期間毎に略1/4
    波長の奇数倍ずつ位相を変えられて前記直交変調器より
    直交周波数分割多重信号として送出されるよう構成した
    ことを特徴とする直交周波数分割多重信号送信装置。
  2. 【請求項2】前記リファレンスキャリアを発生させるI
    FFT回路は、前記シンボル期間毎に実数部と虚数部の
    信号が切り換えられて出力されるよう構成された請求項
    1記載の直交周波数分割多重信号送信装置。
  3. 【請求項3】前記リファレンスキャリアにより、復号用
    の基準信号レベルとして使用される基準振幅レベル、及
    び、基準角度レベルを伝送するように構成した請求項1
    又は請求項2記載の直交周波数分割多重信号送信装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の直交周波数分割多重信号送
    信装置からの信号を受信する直交周波数分割多重信号受
    信装置において、受信された周波数分割多重信号の復調
    を行う直交復調器と、前記直交復調器の出力が供給され
    るA/D変換器と、前記A/D変換器の出力が供給され
    るガードインターバル処理回路と、前記A/D変換器と
    ガードインターバル処理回路を駆動するクロック信号を
    出力する同期信号発生回路と、シンボル区間毎にリファ
    レンスキャリアの位相が変えられて伝送される位相変化
    点を検出して有効シンボル区間信号を発生させるシンボ
    ル同期信号発生回路と、前記有効シンボル区間信号を用
    いてFFT演算を行い復号を行うFFT,QAM復号回
    路とを有して構成したことを特徴とする直交周波数分割
    多重信号受信装置。
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