JP2788568B2 - 本体と蓋体とのロック機構 - Google Patents

本体と蓋体とのロック機構

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JP2788568B2
JP2788568B2 JP4085682A JP8568292A JP2788568B2 JP 2788568 B2 JP2788568 B2 JP 2788568B2 JP 4085682 A JP4085682 A JP 4085682A JP 8568292 A JP8568292 A JP 8568292A JP 2788568 B2 JP2788568 B2 JP 2788568B2
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潤 小野
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Yazaki Sogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロテクタ等における
本体と蓋体とのロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、実開平1−96716号公報に
記載されたプロテクタ1を示す。同図においてプロテク
タ1は、底部2の両側から一対の側壁3a、3bが立設
された樋状のプロテクタ本体4と、このプロテクタ本体
4の上部開口部5を閉止する蓋体6とからなり、中間部
が略直角に屈曲されてL字状に形成されている。
【0003】そして、プロテクタ本体4の一方の側壁3
aには、開口縁部外側に係止突起7a、7a´がそれぞ
れ突設・形成され、他方の側壁3bにも開口縁部外側に
係止突起7b、7b´が突設・形成されている。また、
係止突起7a、7b、7a´、7b´上の側壁3a、3
bの縁には凸状リブ9がそれぞれ形成されている。
【0004】一方、蓋体6の両側は同方向に屈曲された
一対の側端部6a、6bが形成されている。そして、一
方の側端部6aには、上述した係止突起7a、7a´が
挿入・係止される係止孔8a、8a´が形成され、他方
の側端部6bにも上述した係止突起7b、7b´がそれ
ぞれ挿入・係止される係止孔8b、8b´が形成されて
いる。さらに、一対の側端部6a、6bの内側には、係
止孔8a、8b、8a´、8b´に対応して一対の立ち
上がり後壁10a、10b、10a´、10b´がそれ
ぞれ形成されている。
【0005】そして、L字状のプロテクタ1の一辺側に
設けられた上記係止突起7a、7bと係止孔8a、8b
とから第1ロック機構28が構成され、他辺側に設けら
れた係止突起7a´、7b´と係止孔8a´、8b´と
から第2ロック機構30が構成されている。
【0006】上記、プロテクタ本体4の開口部5を蓋体
6によって閉止する場合には、先ず第1ロック機構28
により蓋体6の一部をプロテクタ本体4に固定した後に
第2ロック機構30で蓋体6の残り部分をプロテクタ本
体4に固定する。以下、プロテクタ1への蓋体6の固定
手順を説明する。
【0007】先ず、図6(a)に示すように、蓋体6の
側端部6aと立ち上がり後壁10aとの間に一方の側壁
3aを挿入し、係止突起7aを係止孔8a内に挿入・係
止する。そして、蓋体6の他方の側端部6bと立ち上が
り後壁10bとの間に他方の側壁3bを挿入し、係止突
起7bを係止孔8b内に挿入・係止する。この場合、蓋
体6の一方の側端部6a側の上面を押圧した後に、側端
部6b側の上面を押圧する。これにより、第1ロック機
構28で、蓋体6の一部をプロテクタ本体4に固定する
ことが出来る。
【0008】次に、蓋体6の側端部6aと立ち上がり後
壁10a´との間にプロテクタ本体4の一方の側壁3b
を挿入し、係止突起7a´を係止孔8a´内に挿入係止
する。そして、蓋体6の他方の側端部6bと立ち上がり
後壁10b´との間にプロテクタ本体4の他方の側壁3
bを挿入し、係止突起7b´を係止孔8b´内に挿入・
係止する。これにより、第2ロック機構30で蓋体6の
残りの部分をプロテクタ本体4に固定することが出来
る。
【0009】このプロテクタ1では、プロテクタ本体4
の上部開口部5を蓋体6で閉鎖する場合、第1ロック機
構28、第2ロック機構30により蓋体6をプロテクタ
本体4に容易にロックすることができる。すなわち、蓋
体6をプロテクタ本体4にロックする作業として係止突
起7a、7a´、7b、7b´を係止孔8a、8a´8
b、8b´に挿入する際の挿入ストロークが短いので蓋
体6をプロテクタ本体4に向けて押圧すれば容易にロッ
ク状態とすることができるという利点がある。
【0010】ところが、このプロテクタ1では、プロテ
クタ本体4に横方向のねじれが加わった場合、例えば第
1ロック機構28側と第2ロック機構30側とが逆方向
に変形しねじれた場合、図6(b)に示すように、蓋体
6がねじれて、他方の側端部6bの自由端がプロテクタ
本体2から浮き上がり、蓋体6がプロテクタ本体4から
はずれ易いという欠点がある。
【0011】一方、図7及び図8は、実開平2−142
19号公報で提案されたプロテクタ11を示す。このプ
ロテクタ11も上記プロテクタ1と同様に、一対の側壁
13a、13bを有するプロテクタ本体12と、このプ
ロテクタ本体12の開口5を閉止する蓋体16とからな
る。
【0012】一方の側壁13aには、係止孔14a、1
4a´(図8参照)を形成する係止枠15a、15a´
(図7には係止枠15aは図示せず)が形成され、他方
の側壁13bにも、係止孔14b、14b´(図8参
照)を形成する係止枠15b、15b´(図7には係止
枠b´は図示せず)がそれぞれ形成されている。
【0013】蓋体16の一方の側端部16aには、プロ
テクタ本体12の一方の側壁13aの係止孔14a、1
4a´内に挿入・係止される係止アーム17a、17a
´(図8参照)が突設形成され、他方の側端部16bに
も、他方の側壁13bの係止孔14b、14b´に挿入
係止される係止アーム17b、17b´(図8参照)が
形成されている。これらの係止アーム17a、17b、
17a´、17b´の先端部には係止突起18a、18
a´、18b、18b´がそれぞれ突設・形成されてい
る。
【0014】また、図9(a)、(b)、(c)に示す
ように、係止枠15a、15a´15b、15b´の各
内周側には、テーパ面19a、19a´、19b、19
b´が形成され、係止アーム17a、17a´、17
b、17b´の係止突起18a、18a´、18b、1
8b´の外周側にはテーパ面20a、20a´、20
b、20b´が形成されている。
【0015】そして、上記係止孔14a、14bと係止
アーム17a、17bとで第1ロック機構34(図8
(a)参照)が構成され、係止孔14a´、14b´と
係止アーム17a´、17b´とで第2ロック機構36
が構成されている。
【0016】上記、プロテクタ本体12の開口部5を蓋
体16によって閉止する場合には、先ず第1ロック機構
34で蓋体16の一部をプロテクタ本体12に固定した
後に、第2ロック機構36で蓋体の残り部分をプロテク
タ本体12に固定する。以下、プロテクタ本体12への
蓋体16の固定手順について説明する。
【0017】先ずプロテクタ本体12の一方の側壁13
aの係止孔14a内に、蓋体16の一方の側端部16a
の係止アーム17aを挿入し、図9(c)に示すよう
に、係止突起18a係止枠15aに係止する。次に、蓋
体9の他方の側端部16aの係止アーム17bを、プロ
テクタ本体12の他方の側壁13aの係止孔14b内に
向けて挿入し、係止突起18bを係止枠15bに係止す
る。これにより、図8(a)に示すように第1ロック機
構34により蓋体16がプロテクタ本体12に固定され
る。
【0018】そして、図9(a)、(b)、(c)の手
順により、一方の側壁13aの係止孔14a´内に、一
方の側端部16bの係止アーム17a´を挿入・係止す
る。そして、プロテクタ本体12の他方の側壁13bの
係止孔14a´内に、蓋体16の他方の側端部16bの
係止アーム17b´を挿入・係止する。これにより、第
2ロック機構36で蓋体16の残り部分をプロテクタ本
体12に固定することが出来る。
【0019】このプロテクタ11では、係止アーム17
a、17a´、17b、17b´を係止孔14a、14
a´、14b、14b´内に挿入する挿入ストロークが
長いので、プロテクタ本体12にねじれが加わっても、
係止孔14a、14a´、14b、14b´内から係止
アーム17a、17a´、17b、17b´が抜け出す
ことがなく蓋体16をプロテクタ本体12に保持するこ
とができる。
【0020】ところが、図8(b)に示すように、第2
ロック機構36の一方の側端部16aの係止アーム17
a´を一方の側壁13aの係止孔14a´内に挿入する
と、他方の側端部16bの係止アーム17b´の先端部
が他方の側壁13bの係止孔14b´からずれることが
ある。すなわち、第1ロック機構34の係止アーム17
a、17bが係止孔14a、14b内にすでに挿入・係
止されて蓋体16の一部がプロテクタ本体12に固定さ
れ、さらに、第2ロック機構36の一方の側端部16a
の係止アーム17a´が一方の側壁13aの係止孔14
a´内に挿入されると蓋体16が若干ねじれて、他方の
側端部16bの自由端がプロテクタ本体12から浮き上
がり、位置がずれる。
【0021】この場合には、他方の側端部16bの係止
アーム17b´を内側に無理やり屈曲して係止孔14b
´内に強制的に挿入している。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のプ
ロテクタ1では、係止突起7a、7a´、7b、7b´
の係止孔8a、8a´、8b、8b´への挿入ストロー
クが短いので挿入し易い反面、横方向のねじれなどに対
して弱く外れやすいという欠点を有している。
【0023】一方、上記プロテクタ11では、係止アー
ム17a、17a´、17b、17b´の係止孔14
a、14a´、14b、14b´への挿入ストロークが
長いので、ねじれなどに対して強く外れにくいが、その
反面、片側の係止アーム17a、17a´を片側の係止
孔14a、14 a´内に挿入すると他側の係止アーム
17b、17b´が浮き上がって片側の係止孔14b、
14b´の位置からずれやすく、他側の係止アーム17
a、17a´を他側の係止孔14a、14a´内に挿入
しにくいという欠点を有している。
【0024】そこで、本発明は、本体の開口部を蓋体で
閉鎖する際に、蓋体を本体に対して容易にロック状態と
することができると共に、蓋体と本体とを強固なおロッ
ク状態とすることができる本体と蓋体とのロック機構を
提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、底部の両側から同じ高さの一対の側壁が立
設されて樋状に形成された本体の開口部を、一対の側端
部を有する蓋体で閉鎖する際に、前記蓋体を前記本体に
固定する本体と蓋体とのロック機構において、前記本体
の一方の側壁の外側に一体に設けた係止枠と一方の側壁
との間に形成された複数の本体係止孔部と、前記蓋体の
一方の側端部の内側から該側端部と同 方向にかつ側端部
より長く突設され前記本体係止孔部内に挿入・係止され
る蓋体係止突起部を有する係止アームと、前記本体の他
方の側壁に該側壁の上端から突設され側壁の外方へ向け
て下り傾斜の傾斜面を有する本体係止突起と、前記蓋体
の他方の側端部側に設けられて前記本体係止突起部が挿
入・係止される蓋体係止孔部と、前記蓋体の他方の側端
部の先端に設けられて前記本体係止孔部内に前記係止ア
ームを挿入・係止した状態で前記本体係止突起部の傾斜
面上に当接する斜面と、前記蓋体の他方の側端部の内側
から該側端部と同方向に突設されて前記本体係止孔部内
に前記係止アームを挿入・係止した状態で前記本体係止
突起部の内側に当接し前記斜面とで前記本体係止突起部
上に前記蓋体係止孔部を仮置状態とさせる後壁とからな
ることを特徴としている。
【0026】
【作用】本発明のロック機構によって本体の開口部を蓋
体で閉鎖するには、一方の側壁の本体係止孔部内に蓋体
の一方の側端部側に設けた係止アームを挿入し、蓋体係
止突起部を本体係止孔部に挿入・係止する。次に他方の
側壁本体係止突起部を蓋体係止孔部内に挿入・係止す
る。この場合、一方の側壁の本体係止孔部内に蓋体の一
方の側端部側の係止アームを挿入した状態では、本体係
止突起部の傾斜面上に斜面が当接し、本体係止突起部の
内側に後壁が当接することにより、他方の側壁の本体係
止突起上に蓋体の他方の側端部の蓋体係止孔部が仮置状
態となっているので、本体係止突起部を蓋体係止孔部内
に容易に挿入することができる。また、ロック機構によ
って、本体の開口部を閉鎖した状態で、本体にねじれが
加わっても、一方の側壁の本体係止孔部内に挿入ストロ
ークの長い係止アームが挿入されているので、このねじ
れに対して係止アームが本体係止孔部内からはずれるこ
とがない。この結果、他方の側壁の本体係止突起部が蓋
体の他方の側端部の蓋体係止孔部からはずれることがな
い。
【0027】
【実施例】以下、本発明に係る本体と蓋体とのロック機
構の一実施例について説明する。図1は、本発明が適用
されたプロテクタ21を示す。同図において、プロテク
タ21は、底部22の両側から一対の側壁23a、23
bが立設された樋状のプロテクタ本体24と、両側端部
26a、26bが同方向に屈曲形成されると共に、プロ
テクタ本体24の開口部25を閉止する蓋体26とから
なり、中間部が略直角に屈曲形成されて略L字状に形成
されている。そして、このプロテクタ21には、蓋体2
6をプロテクタ本体24に固定するための第1ロック機
構45と、第2ロック機構47とが所定の間隔を開けて
設けられている。
【0028】上記プロテクタ本体24の一方の側壁23
aには、開口部25の縁部外側に、係止孔(本体係止孔
部)27、27´を形成する係止枠29、29´が形成
されている。これらの係止枠29、29´の開口縁部外
側には、傾斜面43、43´が形成されている。また、
一方の側壁23aに対向する他方の側壁23bには、内
側に向けて上り傾斜面33a、33a´を有する係止突
起(本体係止突起部)33、33´が側壁23bの外側
に上端部から突出して形成され、内側は他方の側壁23
bの内壁面と面一になっている。
【0029】一方、蓋体26の一方の側端部26a(プ
ロテクタ本体24の一方の側壁23aに対応する)の内
側には係止アーム32、32´が突設されている。この
係止アーム32、32´の一方の側端部26a側すなわ
ち外側には、先端部に対して下り傾斜の傾斜面31a、
31a´を有する係止突起(蓋体係止突起部)31、3
1´が形成されている。これらの係止突起31、31´
の傾斜面31a、31a´は、プロテクタ本体24の係
止枠29、29´に形成された傾斜面43、43´と同
角度に形成されている。
【0030】また、他方の側端部26bには、上述した
プロテクタ本体24の係止突起33、33´に対応する
矩形状でかつ円弧状の係止孔(蓋体係止孔部)35、3
5´が設けられている。この係止孔35、35´の外側
には、他方の側端部26bから延長され上述した係止突
起33、33´の傾斜面33a、33a´と同角度に傾
斜した傾斜面41a、41a´を先端部に有する支持壁
37、37´が形成されている。また、係止孔35、3
5´の内側には、支持壁37、37´とプロテクタ本体
24の厚み分だけ内側に位置する後壁39、39´がそ
れぞれ突設されている。
【0031】第1ロック機構45は、上述した係止孔2
7と、この係止孔27に挿入係止される係止アーム32
と、係止突起33と、この係止突起33が挿入係止され
る係止孔35とで構成され、第2ロック機構45は、プ
ロテクタ本体24の一方の側壁23aの係止枠29´が
形成する係止孔27´と、この係止孔27´に挿入係止
されると共に蓋体26の一方の側端部26aに形成され
た係止アーム32´と、プロテクタ本体12の他方の側
壁23bに形成された係止突起33´と、この係止突起
33´が挿入係止されると共に、蓋体26の他方の側端
部26bに形成された係止孔35´とで構成されてい
る。
【0032】上記プロテクタ本体24の開口部25を蓋
体26で閉止する場合には、第1ロック機構45で蓋体
26の略半分をプロテクタ本体24に固定した後に、第
2ロック機構47で蓋体26の残り部分をプロテクタ本
体24に固定する。以下、プロテクタ本体24への蓋体
26の固定手順について説明する。
【0033】第1ロック機構45で蓋体26をプロテク
タ本体24に固定するには、図3(a)に示すように、
プロテクタ本体24の開口部25上に蓋体26を位置さ
せた後に、図3(b)に示すように、係止枠29の傾斜
面43に係止突起31の傾斜面31aを当接させると共
に、支持壁37の傾斜面41aを係止突起33の傾斜面
33aに当接させて、仮置状態とする。
【0034】次に、蓋体26の一方の側端部26aの上
部を押圧して、係止アーム32の係止突起31を係止枠
29の係止孔27内に挿入・係止する。このとき、傾斜
面31aが傾斜面43上を摺動して、係止アーム32を
係止孔27へと導く。そして、蓋体26の他方の側端部
26bの上部を押圧して、係止突起33を係止孔35内
に挿入係止する。このとき、傾斜面41aは傾斜面33
a上を摺動して、係止突起33を支持壁37と後壁39
との間に導くと共に、係止孔35内へ案内する。これに
より、蓋体26の一部がプロテクタ本体24に固定され
る。
【0035】蓋体26の略半分をプロテクタ24に固定
した後に第2ロック機構47で蓋体26をプロテクタ本
体12に固定する場合には、すでに第1ロック機構45
により蓋体26の一部がプロテクタ本体24に固定され
ているので、第2ロック機構47では、図4(a)に示
すように、蓋体26の一方の側端部26aの係止アーム
32´の傾斜面31a´が一方の側壁23aの係止孔2
7´の傾斜面43´に当接し、他方の側端部26bの傾
斜面41a´が他方の側壁23bの係止突起33´の傾
斜面33a´に当接している。
【0036】この状態から、図4(b)に示すように、
蓋体26の一方の側端部26aの上面を押圧して、係止
アーム32´を係止孔27´に挿入・係止した後に、他
方の側端部26bの上面を押圧して、係止突起33´を
係止孔35´に挿入・係止する。これにより、図4
(c)に示すように蓋体26がプロテクタ本体24に固
定される。
【0037】なお、図4(b)の状態から、両側端部2
6a、26bの上面を同時に押圧して、係止アーム32
´を係止孔27´に、係止突起33´を係止孔35´に
同時に挿入・係止しも良い。
【0038】本発明では、上述したように、第1ロック
機構45で蓋体26の一部をプロテクタ本体24に固定
した後には、蓋体26の残り部分がプロテクタ本体12
に仮置状態となり、プロテクタ本体24と蓋体26との
位置がずれないので、幅の広いすなわち、底部の面積が
幅方向に広いプロテクタに適用することが出来る。
【0039】さらに、プロテクタ本体24に係止孔27
と係止突起33を形成し、蓋体26に係止孔35と係止
突起31を形成した構成なので、従来の剛性を保つこと
が出来る。
【0040】なお、上記実施例では、第1ロック機構4
5、第2ロック機構47の2か所のロック機構を有する
プロテクタ21に本発明を適用した例を示したが、ロッ
ク機構が2か所以上設けられたプロテクタにも本発明を
適用することが出来る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る本体と
蓋体とのロック機構によれば、蓋体の一部が本体に固定
された状態から蓋体の残り部分を本体に固定する際に、
本体係止突起部を蓋体係止孔部に係止しても、本体係止
孔部から蓋体係止突起部がずれることがなく、蓋体係止
突起部を本体係止孔部に容易に係止することが出来、本
体の開口部を蓋体で容易に閉鎖することができる。ま
た、一方の側壁の本体係止孔部内に蓋体の一方の側端部
の係止アームを挿入させているので、本体にねじれが加
わっても本体係止孔部内から係止アームがはずれること
がなく、この結果他方の側壁の本体係止突起部が蓋体の
他方の側端部の蓋体係止孔部内からはずれることがな
い。従って、本体と蓋体とを強固にロックすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る本体と蓋体とのロック機構が適用
されたプロテクタ一部の分解斜視図である。
【図2】プロテクタ本体の開口部を蓋体で閉止した状態
を示す斜視図である。
【図3】図2のIII-III 線に沿って第1ロック機構を切
断してプロテクタ本体の開口部を蓋体で閉止する状態を
示し、(a)は蓋体で開口部を閉止していない状態を示
し、(b)は蓋体をプロテクタ本体上に仮置きした状態
を示し、(c)は開口部を蓋体で閉止した状態を示す断
面図である。
【図4】図2のIV-IV 線に沿って第2ロック機構を切断
してプロテクタ本体の開口部を蓋体で閉止する状態を示
し、(a)は蓋体で開口部を閉止していない状態を示
し、(b)は蓋体をプロテクタ本体上に仮置きした状態
を示し、(c)は開口部を蓋体で閉止した状態を示す断
面図である。
【図5】従来のプロテクタを示す斜視図である。
【図6】従来のプロテクタのプロテクタ本体開口部を蓋
体で閉止しようとする状態を示し、(a)は図5のa−
a線に沿って切断した断面図であり、(b)は図5のb
−b線に沿って切断した断面図である。
【図7】従来の他のプロテクタを示す斜視図である。
【図8】従来の他のプロテクタのプロテクタ本体開口部
を蓋体で閉止しようとする状態を示し、(a)は第1ロ
ック機構を示す断面図であり、(b)は図7のb−b線
に沿って切断した断面図である。
【図9】係止孔に係止突起を挿入しようとする状態を示
し、(a)は係止孔への係止突起の挿入前状態を示す断
面図であり、(b)は仮置状態を示す断面図であり、
(c)は係止突起を係止孔に係止した状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
21 プロテクタ 22 底部 23a 一方の側壁 23b 他方の側壁 24 プロテクタ本体 25 開口部 26 蓋体 26a 一方の側端部 26b 他方の側端部 27、27´ 係止孔(本体係止孔部) 31、31´ 係止突起(蓋体係止突起部) 32、32´ 係止アーム 33、33´ 係止突起(本体係止突起部) 35、35´ 係止孔(蓋体係止孔部)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部の両側から同じ高さの一対の側壁が
    立設されて樋状に形成された本体の開口部を、一対の側
    端部を有する蓋体で閉鎖する際に、前記蓋体を前記本体
    に固定する本体と蓋体とのロック機構において、 前記本体の一方の側壁の外側に一体に設けた係止枠と一
    方の側壁との間に形成された複数の本体係止孔部と、 前記蓋体の一方の側端部の内側から該側端部と同方向に
    かつ側端部より長く突設され前記本体係止孔部内に挿入
    ・係止される蓋体係止突起部を有する係止アームと、 前記本体の他方の側壁に該側壁の上端から突設され側壁
    の外方へ向けて下り傾斜の傾斜面を有する本体係止突起
    と、 前記蓋体の他方の側端部側に設けられて前記本体係止突
    起部が挿入・係止される蓋体係止孔部と、前記蓋体の他方の側端部の先端に設けられて前記本体係
    止孔部内に前記係止アームを挿入・係止した状態で前記
    本体係止突起部の傾斜面上に当接する斜面と、 前記蓋体の他方の側端部の内側から該側端部と同方向に
    突設されて前記本体係止孔部内に前記係止アームを挿入
    ・係止した状態で前記本体係止突起部の内側に当接し前
    記斜面とで前記本体係止突起部上に前記蓋体係止孔部を
    仮置状態とさせる後壁と からなることを特徴とする本体
    と蓋体とのロック機構。
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