JP2788565B2 - シートクッション用の面ファスナー止具 - Google Patents

シートクッション用の面ファスナー止具

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44DINDEXING SCHEME RELATING TO BUTTONS, PINS, BUCKLES OR SLIDE FASTENERS, AND TO JEWELLERY, BRACELETS OR OTHER PERSONAL ADORNMENTS
    • A44D2203/00Fastening by use of magnets

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  • Slide Fasteners, Snap Fasteners, And Hook Fasteners (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車などの車両の
シートにおける、クッション材の表面へシートカバー、
すなわち表皮材を被着するために用いる止具であって、
止具はクッション材を発泡成形する際、クッション材に
埋装固定される面ファスナー止具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシートクッション用の止
具は、面ファスナータイプであって、基布表面に両側縁
を除いてフック状のファスナー面を形成し、そしてファ
スナー面を被覆する保護膜をファスナー面の周縁部にお
ける基布表面に接着して、ファスナー面を包囲し、また
基布裏面に拡張ヘッドをもった固定部材を設け、シート
クッション材の発泡成形時の発泡材がファスナー面に浸
透しないように形成し、かつ固定部材をクッション材に
埋装固定する止具が知られている。(特公平3−602
91号公報参照)また帯長の面ファスナーの端縁部分に
面ファスナーの長手方向に沿って不織布からなる部材を
接着または溶着させ、成形体に埋設する際、発泡成形材
料が浸入するのを防いだ留め部材が知られている。(実
願昭62−138531号(実開昭64−43705
号)のマイクロフィルム参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前項で述べた公知の第
例は、シートクッション材の発泡成形時に止具の固定
部材を埋装固定すること、およびファスナー面に発泡材
が浸透しないように保護膜でファスナー面を被覆し保護
することは良策である。しかしながらこの止具をシート
クッション材に埋装固定するためには、発泡成形型の内
壁に止具の一部を収容できる凹所を作製するため、特別
の加工を加えなければならないこと、また止具自体にも
発泡成形時に発泡材がファスナー面へ浸透するのを防ぐ
ため、保護膜をテープに接着しなければならず、そのた
め止具の作製上において保護膜の接着工程が必要で複雑
である。さらにシートクッションの発泡成形後において
も、ときには成形条件によってファスナー面に保護膜の
残滓が残留することである。
【0004】公知の第2例は、帯長の面ファスナーの端
縁部の長手方向に不織布を接着剤で接着するか、超音
波、高周波加工によって溶着させた留め部材を成形型の
表面に設けた溝に嵌入させ、溝の縁部を封止して原材料
の浸入を防止するものであるから、留め部材を作製する
のに接着または溶着手段が必要であり、作製が煩わしく
面倒であり、また留め部材は成形型に設けた溝部分のみ
に設置可能で制約があり、成形型の任意の個所に自由に
設置することができないなど問題点がある。
【0005】この発明のシートクッション用の面ファス
ナー止具は、上述の問題点を解消すべく、面ファスナー
止具を簡易な手段、たとえば発泡成形型に特別の加工を
施すことなく、内壁が平坦な型面であっても任意の位置
に自由に吸着セットでき埋装が確実、容易に実施でき
る。さらに大きな利点は止具自体を簡便な方法で作製す
ることができ、止具の構造上から保護膜が必要でなく、
従って発泡成形後に残滓が残留するという弊害もなく、
体裁のよい面ファスナー止具を提供することが、この発
明の目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、この発明のシートクッション用の面ファスナー止具
は、合成樹脂製の小片状の基板の表面に多数の係止部を
配設し、基板の周側縁に外斜向のヒレ状の封止部を係止
部と同高、またはそれよりもやや高く一体成形によって
周設し、基板の裏面に埋装固定用の固定脚部を立設した
シートクッション用の面ファスナー止具を主な構成とし
ている。
【0007】そして、基板の周側縁に外斜向のヒレ状の
封止部を周設し、かつ基板の裏面に埋装固定用の固定脚
部を備えたカバー体を合成樹脂の一体成形によって形成
し、カバー体の基板の上面に係止部のある面ファスナー
片を接着したシートクッション用の面ファスナー止具で
ある。
【0008】また、基板の裏面に発泡材から脱抜不能な
抵抗部を備えた固定脚部を立設したシートクッション用
の面ファスナー止具であり、さらに合成樹脂に磁性金属
粉末を混入して止具を成形し、磁性を備えさせたシート
クッション用の面ファスナー止具でもある。
【0009】
【作用】この発明のシートクッション用の面ファスナー
止具が上述のとおりであり、面ファスナー止具の表面の
周側縁に、発泡成形時に発泡材が係止部内に浸透しない
よう封止部を係止部と略同高で周設し、裏面には埋装固
定用の固定脚部を立設しているので、面ファスナー止具
を発泡材に埋装する際、磁力でも機械的でもよいが、発
泡成形型の平坦な内壁へ固定脚部が外側を向くようにし
て止具を圧接吸着させてセットし、封止部を成形型の内
壁へ密着させた後、発泡材を成形型内へ注入し、固定脚
部を埋装し、面ファスナー止具をシートクッションに固
定した後、シートカバーすなわち表皮材に取着されてい
る面ファスナーと面ファスナー止具とを係合させ、表皮
材をシートクッションに装着する。
【0010】
【実施例】以下、この発明のシートクッション用の面フ
ァスナー止具の実施例について、図面を参照しながら具
体的に説明する。
【0011】図面は、この発明の面ファスナー止具の実
施例を示したもので、図1、2、3に示した第一の実施
例は、小片状の基板1の表面に多数のフック状の係止部
2を配設し、その係止部2の外側、すなわち基板1の周
側縁に外斜向のヒレ状の封止部3を係止部2とほぼ同じ
高さ、できればやや封止部3の方が係止部2よりも突出
する状態で一体的に周設し、基板1の裏面にはシートク
ッションの発泡材に埋装固定するための固定脚部4が突
設され、この固定脚部4の先端には膨大状の頭部5が設
けられ、止具自体はポリアミド、ポリエステルなどの合
成樹脂の射出成形手段によって一体成形されている。
【0012】次に図4、5に示す第二の実施例は、小片
状の基板6の周側縁に外斜向のヒレ状の封止部7を一体
的に周設し、基板6の裏面にシートクッションの発泡材
に埋装固定するための固定脚部8が突設され、固定脚部
8の先端に膨大状の頭部9を形成したカバー体10をポ
リアミド、ポリエステルなどの合成樹脂の射出成形手段
によって一体成形し、他方ポリアミド、ポリエステルな
どの合成繊維の織布からなる基布11の表面にフック状
の係止部12が織込まれた、いわゆる面ファスナー片
(雄体)13を前記カバー体10の基板6の上面に、封
止部7とほぼ同じ高さ、できればやや低い状態で重合し
接着して面ファスナー止具を形成する。
【0013】これら面ファスナー止具における封止部の
形態は、図6、7に示すように、二叉形状の封止部1
4、または長片の蛇行形の封止部15に形成し、発泡成
形型によく密着するように形成することもでき、また図
8に示すように小片状の基板16として長尺状形態に形
成することもできる。
【0014】また、面ファスナー止具の基板の裏面に一
体成形され、発泡材に埋装固定するための固定脚部につ
いては、図9に示すように多数のループ状の固定脚部1
7を立設し、発泡材から容易に脱抜できないよう抵抗部
を備えた形態に形成することもでき、さらに図10に示
すように固定脚部18を数個のアーチ状の抵抗部を備え
た形態に形成し、発泡材からの脱抜を防止することもで
き、そして図11に示すように固定脚部19を下駄状の
抵抗部を備えた形態に形成して発泡材からの脱抜を防ぐ
こともできる。なお、合成樹脂の一体成形による止具自
体、またはカバー体の素材に磁性金属粉末を混入して成
形し、面ファスナー止具に磁性を具備させることもでき
る。
【0015】この発明の面ファスナー止具は、以上説明
したとおりの構成であり、その使用態様は作用の項で説
明したとおり、面ファスナー止具を磁力でも機械的でも
よいが、発泡成形型に対し固定脚部が外側を向くように
して圧接固定し、封止部を成形型の平坦面に吸盤タイプ
密着させた後に、ポリウレタンフォームなどの発泡合
成樹脂を型内へ注入し発泡させ、面ファスナー止具を発
泡材に装着する。なおこの面ファスナー止具は単体で使
用することもでき、また連結糸によって連結した連結体
としても使用することができる。
【0016】
【発明の効果】この発明のシートクッション用の面ファ
スナー止具は、以上説明したとおりの構成であり、この
構成によって下記の効果を奏する。
【0017】小片状の基板の周側縁に係止部と同じ高
さ、またはやや突出した形態で外斜向のヒレ状の封止部
を周設してあるから、止具が発泡成形型に圧接されたと
き、ヒレ状の封止部が成形型の平坦な内壁に吸盤タイプ
密着し、発泡合成樹脂が浸透することがなく、確実に
発泡材の浸入を防ぐことができる。しかも、従来のよう
に保護膜を被覆する必要もないので、止具を簡易に作製
することができ、また成形型の内壁に凹所などの特殊な
加工を施す必要もないから、止具の埋装が容易であり、
止具も安価に作製することができる。
【0018】また封止部を具備したカバー体に係止部を
具有する面ファスナー片(雄体)を単に接着すればよい
から、既存の面ファスナーを容易に利用でき、その結果
安価に体裁のよい面ファスナー止具を提供することがで
きる。さらに固定脚部に抵抗部を設けたので、シートク
ッション材からの脱抜を未然に防ぐことができるなど種
々の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一体成形された面ファスナー止具の斜視図であ
る。
【図2】同上の背面斜視図である。
【図3】同上の縦断面図である。
【図4】面ファスナー片とカバー体との接着による面フ
ァスナー止具の接着前の態様を示した斜視図である。
【図5】同上の接着後の態様を示した縦断面図である。
【図6】封止部の変形を示した面ファスナー止具の縦断
面図である。
【図7】封止部をさらに変形した面ファスナー止具の縦
断面図である。
【図8】長尺状の面ファスナー止具の背面斜視図であ
る。
【図9】ループ状固定脚部を備えた面ファスナー止具の
背面斜視図である。
【図10】アーチ状固定脚部を備えた面ファスナー止具
の背面斜視図である。
【図11】下駄状固定脚部を備えた面ファスナー止具の
背面斜視図である。
【符号の説明】
1、6、16 基板 2、12 係止部 3、7、14、15 封止部 4、8、17、18、19 固定脚部 10 カバー体 11 基布 13 面ファスナー片

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の小片状の基板1、6、16
    の表面に多数の係止部2、12を配設し、基板1、6、
    16の周側縁に外斜向のヒレ状の封止部3、7、14、
    15を係止部2、12と略同高に一体成形によって周設
    し、基板1、6、16の裏面に埋装固定用の固定脚部
    4、8、17、18、19を立設したことを特徴とする
    シートクッション用の面ファスナー止具。
  2. 【請求項2】 基板6の周側縁に外斜向のヒレ状の封止
    部7を周設し、かつ基板6の裏面に埋装固定用の固定脚
    部8を具備したカバー体10を合成樹脂の一体成形によ
    って形成し、カバー体10の基板6の上面に係止部12
    を具有する面ファスナー片13を接着した請求項1記載
    のシートクッション用の面ファスナー止具。
  3. 【請求項3】 基板1、6、16の裏面に発泡材から脱
    抜不能な抵抗部を具備した固定脚部4、8、17、1
    8、19を立設した請求項1または2記載のシートクッ
    ション用の面ファスナー止具。
  4. 【請求項4】 合成樹脂に磁性金属粉末を混入して止具
    を成形し、磁性を具備させた請求項1、2または3記載
    のシートクッション用の面ファスナー止具。
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