JP2788356B2 - 調理器 - Google Patents

調理器

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JP2788356B2 JP11947791A JP11947791A JP2788356B2 JP 2788356 B2 JP2788356 B2 JP 2788356B2 JP 11947791 A JP11947791 A JP 11947791A JP 11947791 A JP11947791 A JP 11947791A JP 2788356 B2 JP2788356 B2 JP 2788356B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、調理室内に調理物が載
置されるターンテーブルを備えると共に、調理室の前面
開口部を開閉する扉を設けた調理器に関する。
【0003】
【従来の技術】例えば電子レンジなどの調理器は、矩形
箱状の本体内に調理室を形成すると共に、その調理室の
底部に調理物が載置されるターンテーブルを設け、また
調理室の前面開口部を開閉する扉を設けて構成されてい
る。そして、調理物をターンテーブルにより回転させつ
つ、機械室内に配設されたマグネトロンからのマイクロ
波を導波管を通して調理室内に供給することにより、調
理物を均一に加熱調理するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる従来
の電子レンジにあっては、使用者が調理物を調理室内に
収容するには、該調理物を調理室の前面から奥方へ差し
入れるようにして収容させなければならず、また、調理
終了後の調理物を取出すには、調理室内に手を差し入れ
て調理物を引き出すようにして取出さなければならなか
った。
【0005】このため、従来の電子レンジにあっては、
調理物の出し入れの作業性に劣る問題点があった。そこ
で、従来では、例えば実開昭58−120411号公報
に示されるように、ドアの開放動作に連動する連結アー
ムにより、ターンテーブルを前方に移動させるようにし
た電子レンジが考えられていた。ところが、この構成で
は、ターンテーブルは、一旦上方に持上げられた後、前
方に移動される構成であるため、ターンテーブル上に載
置された調理物が不安定になると共に、比較的背の高い
調理物の場合には、庫内にぶつかってしまうという問題
点があった。
【0006】従って、本発明の目的は、ターンテーブル
の移動により調理物の出し入れの作業を容易に行うこと
ができると共に、そのターンテーブルの移動の際の調理
物の不安定さを解消することができる調理器を提供する
にある。
【0007】[発明の構成]
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の調理器は、調理
室内に調理物が載置されるターンテーブルを備えると共
に、前記調理室の前面開口部を開閉する扉を設けたもの
であって、前記調理室内の下部に前記ターンテーブルを
支持した状態で前後方向に出入可能に設けられる支持部
と、前記調理室側に設けられ前記支持部を前後方向に案
内するためのガイドと、前記調理室の底部に設けられ前
記支持部の該調理室内への収納状態で前記ターンテーブ
ルに回転力を伝達する回転駆動機構と、前記扉がほぼ完
全に開放したことを検知する検知手段と、この検知手段
の検知に基づいて前記支持部を前方にスライド移動させ
る移動手段とを具備するところに特徴を有するものであ
る。
【0009】また、ターンテーブルが調理室から引出さ
れた位置から少量押込まれたことを検出する検出手段を
設けると共に、この検出手段の検出に基づいてターンテ
ーブルを調理室内に収納状態にスライド移動させる収納
手段を設けるようにすれば、より効果的である。
【0010】
【作用】上記手段によれば、扉がほぼ完全に開放される
と、検知手段の検知に基づいて、移動手段により、ター
ンテーブルを支持した支持部がガイドに案内されて、調
理室の前面に引出された状態とされる。これにより、調
理物を調理室内に収容するにあたって、調理物を調理室
の奥方へ差し入れる必要はなくなり、引出されたターン
テーブル上に調理物を載置してそのターンテーブルを調
理室内に収納させる作業を行うだけで良い。そして、調
理終了後にあっても、扉の開放に伴い、調理物が調理室
内から該調理室の前面部分まで搬出された状態となるか
ら、調理室内に手を差し入れて調理物を引き出す必要が
なくなり、調理物をターンテーブルから取上げるだけで
済む。
【0011】この場合、使用者が特別な操作を行わなく
とも、扉を開くだけで自動的にターンテーブルは調理室
の前面部分まで移動される。この結果、使い勝手が良
く、調理物の調理室への出し入れの作業を容易に行うこ
とができる。そして、扉がほぼ完全に開いたときに支持
部が移動されるので、支持部やターンテーブルが扉にぶ
つかることはなく確実に引出されるようになり、また、
支持部ひいてはターンテーブルはガイドに沿って前後方
向に移動されるだけなので、ターンテーブルに載置され
た調理物を安定して移動させることができる。支持部の
調理室内への収納状態では、ターンテーブルが回転駆動
機構により回転されるので、ターンテーブル本来の機能
が損なわれることがないことは勿論である。
【0012】また、ターンテーブルが調理室から引出さ
れた位置から少量押込まれたことの検出に基づいて該タ
ーンテーブルを調理室内に収納状態にスライド移動させ
るようにすれば、調理物が載置されたあるいは調理物が
取出されたターンテーブルを調理室内に収納するにあた
り、ターンテーブルのちょっとした押込み操作をするだ
けで、該ターンテーブルが自動的に収納されるようにな
る。従って、調理物やターンテーブルを調理室内に収納
する作業がより容易となる。
【0013】
【実施例】以下本発明を電子レンジに適用した一実施例
について、図面を参照して説明する。尚、本実施例は請
求項2に対応するものである。
【0014】まず、本実施例に係る調理器たる電子レン
ジの外観を示す図1において、矩形箱状をなす電子レン
ジの本体1内には、前面が開口する調理室2が設けられ
ている。この調理室2内の底部には、詳しくは後述する
ように、図示しない調理物が載置される円形のターンテ
ーブル3が設けられる。そして、図5にも示すように、
本体1の前面には、前記調理室2を開閉する矩形状の扉
4が、ヒンジ5により回動可能に設けられている。
【0015】また、詳しく図示はしないが、本体1内の
調理室2の右側部位には機械室が形成されており、内部
にマグネトロンやその駆動回路並びに制御装置等が配設
され、その前面にスイッチやタイマー等を有する操作パ
ネル6が設けられている。前記マグネトロンが駆動され
ると、図示しない導波管を通してマイクロ波が前記調理
室2内に供給されるようになっている。
【0016】さて、前記ターンテーブル3部分の構成に
ついて、図2乃至図4も参照して詳述する。ターンテー
ブル3は、外周縁部がやや上方に立ち上がった皿状をな
し、支持部たる支持枠7の内部に配置されるようになっ
ている。この支持枠7は、図1乃至図3に示すように、
外形が調理室2の底部の大きさに対応した矩形状をな
し、その中央部に前記ターンテーブル3が嵌まり込む大
きさの凹陥部8が形成され、さらに、その凹陥部8には
該ターンテーブル3よりも一回り小さい円形穴8aが形
成されている。
【0017】この支持枠7にはその両側縁部にガイド片
7a,7aが設けられている一方、前記調理室2を構成
する両側板部9,9の下部には、夫々調理室2への出し
入れ方向に延びるガイド溝10,10が形成されてい
る。支持枠7は、前記ガイド片7a,7aが前記ガイド
溝10,10に摺動自在に係合することにより、調理室
2内の底部に出し入れ方向にスライド移動可能に設けら
れている。また、支持枠7に設けられたストッパ片7
b,7bが前記両側板部9,9に設けられたストッパ9
a,9aに当接することにより、支持枠7の最大引出し
量が規制されるようになっている。
【0018】これにより、支持枠7は、全体が調理室2
内に収納された収納位置と、図1及び図4に示すような
大半部分が調理室2の前面側に引出された排出位置との
間をスライド移動可能とされている。また、この支持枠
7の移動に伴い、前記ターンテーブル3は、凹陥部8内
に嵌まり込んだ状態で、該支持枠7と一体的に移動され
るようになっている。
【0019】一方、前記調理室3の底部部分には、前記
ターンテーブル3を回転させるための回転駆動機構11
が次のようにして設けられている。即ち、図3に示すよ
うに、調理室3の底部を構成する底板部12の裏面側に
は、ターンテーブル回転用モータ13が配設され、その
回転軸13aが該底板部12を貫通して上方に突出され
ている。そして、その回転軸13aの先端部には、底板
部12の上面に位置してターンテーブル回転部材14が
取付けられている。
【0020】このターンテーブル回転部材14は、図2
にも示すように、三又状に延びる3個のフレーム部14
aを一体に有して構成され、その各先端部にローラ15
が回転自在に取付けらている。前記ターンテーブル回転
用モータ13が回転駆動されると、前記ローラ15が底
板部12上を転動しつつターンテーブル回転部材14が
回転するようになっている。そして、このターンテーブ
ル回転部材14の各フレーム部14aにはボール支持部
14bが設けられ、このボール支持部14bに夫々ボー
ル16が転動自在に設けられている。
【0021】前記支持枠7が収納位置にある状態では、
図3に示すように、凹陥部8内に配置されたターンテー
ブル3は、前記ターンテーブル回転部材14のボール1
6上に乗上げるようになって該凹陥部8から若干浮上が
った状態とされる。これにて、ターンテーブル3は、タ
ーンテーブル回転用モータ13の駆動に伴うターンテー
ブル回転部材14の回転により、ボール16上に載置さ
れた状態で該ターンテーブル回転部材14と一体的に回
転されるようになっている。
【0022】また、調理室3の底部部分には、前記回転
駆動機構11よりも前面側に位置して、前記支持枠7を
収納位置と排出位置との間でスライド移動させるための
移動手段たる移動機構17が設けられている。即ち、図
2及び図3に示すように、調理室3の前面側の底部部分
には、前記両側板部9,9間に掛け渡されるようにして
2個の移動用ローラ18,18を備える軸19が枢支さ
れており、一方の側板部9の外側に、前記軸19を回転
させるための移動用モータ20及びギア機構21が配設
されている。
【0023】前記支持枠7は両側縁部分にて前記移動用
ローラ18,18上に載置されており、該移動用ローラ
18,18が回転することにより、調理室2の出し入れ
方向にスライド移動されるのである。これにより、移動
用モータ20の正転駆動により、支持枠7はターンテー
ブル3と共に排出位置に向けて移動され、移動用モータ
20の逆転駆動により、支持枠7はターンテーブル3と
共に収納位置に向けて移動されるようになっている。
【0024】さらに、図4に示すように、調理室2の底
部部分には、前記支持枠7の位置を検出するための第1
及び第2の位置検出スイッチ22及び23が配設されて
いる。このうち、奥方に位置する第2の位置検出スイッ
チ23は、図に二点鎖線で示すように支持枠7が収容位
置にあるときにのみオンされるようになっている。
【0025】また、第1の位置検出スイッチ22は、支
持枠7の底面にばね力により圧接するローラ24aを有
するL字形のアクチュエータ24によりオン・オフされ
るようになっており、支持枠7が排出位置にあるときに
のみオフされ、支持枠7が排出位置から少量調理室2内
に移動された位置からオンするようになっている。従っ
て、この第1の位置検出スイッチ22が、ターンテーブ
ル3が調理室2から引出された位置から少量押込まれた
ことを検出する検出手段として機能するようになってい
る。これら第1及び第2の位置検出スイッチ22及び2
3の検知信号は、後述する図示しない制御装置に入力さ
れるようになっている。
【0026】そして、図5に示すように、本体1には前
記扉4がほぼ完全に開放したことを検知するための検知
手段たる扉開放検知スイッチ25が設けられている。こ
の場合、図示のように、扉4は、閉塞状態から角度90
度以上回動し、これにて、調理室2の前面を完全に開放
させるようになっている。扉開放検知スイッチ25は、
扉4の回動角度により変位する開放検知用バー26によ
りオン・オフされ、図示のように、扉4が完全に開放し
ているときにのみオンするようになっている。尚、その
他に、本体1には、扉4が閉塞しているかどうかを検出
するためのドアスイッチ27が設けられている。これら
扉開放検知スイッチ25及びドアスイッチ27の検知信
号も、制御装置に入力されるようになっている。
【0027】制御装置は、マイクロコンピュータを主体
として構成され、使用者の操作パネル6におけるスイッ
チ操作に基づき、前記マグネトロンやターンテーブル回
転用モータ13等を制御して調理物の調理を自動的に実
行するようになっている。そして、詳しくは後述する
が、上述の第1及び第2の位置検出スイッチ22及び2
3並びに扉開放検知スイッチ25の検知信号に基づい
て、前記移動用モータ20を制御してターンテーブル3
(支持枠7)を移動させるようになっている。これによ
り、制御装置,扉開放検知スイッチ25及び移動機構1
7等から、本発明にいう連動手段が構成されており、ま
た、制御装置及び移動機構17等から、本発明にいう収
納手段が構成されている。
【0028】次に、上記構成の作用について、図6も参
照して述べる。上記構成の電子レンジにて調理物の調理
を行うにあたっては、使用者は、まず調理室2内のター
ンテーブル3上に調理物を収容させる作業を行わなけれ
ばならないが、このとき、使用者が扉4を開放させる
と、制御装置は、図6のフローチャートに示す手順で移
動機構17(移動用モータ20)を制御し、ターンテー
ブル3(支持枠7)をスライド移動させるようになって
いる。
【0029】即ち、まず、使用者が扉4を完全に開放さ
せると、扉開放検知スイッチ25がオンするようにな
る。すると、1秒前後のタイムラグ(ステップS1)の
後、移動用モータ20が正転駆動される(ステップS
2)。これにより、調理室2内の収納位置にあった支持
枠7が、ターンテーブル3を保持した状態で前方に引出
されるようにスライド移動される。
【0030】この移動は、第1の位置検出スイッチ22
がオフする(ステップS3にてYes)まで行われ、第
1の位置検出スイッチ22がオフしたところで移動用モ
ータ20が停止される(ステップS4)。これにて、図
1に示すように、支持枠7はターンテーブル3と共に調
理室2の前面に引出された排出位置にて停止される。こ
のように、扉4を開放することに連動して、自動的にタ
ーンテーブル3が前面に引出され、使用者は、調理物を
調理室2の奥方へ差し入れる必要はなく、引出された状
態のターンテーブル3上に容易に調理物を載置すること
ができる。
【0031】そして、このターンテーブル3上への調理
物の載置が終わると、使用者は、排出位置にある支持枠
7を調理室2内部に向けて少量だけ押込むようにする。
すると、第1の位置検出スイッチ22が支持枠7の移動
に伴ってオフ状態からオンに切替わる(ステップS5で
Yes)。これにて、今度は、移動用モータ20が逆転
駆動され(ステップS6)、これにより、排出位置にあ
った支持枠7が、調理室2内に収納される方向にスライ
ド移動される。
【0032】この移動は、第2の位置検出スイッチ23
がオンする(ステップS7にてYes)まで行われ、第
2の位置検出スイッチ23がオンしたところで移動用モ
ータ20が停止される(ステップS8)。これにて、支
持枠7が収納位置にて停止され、調理物が載置されたタ
ーンテーブル3が調理室2内において、ターンテーブル
回転部材14上に載置された状態とされるのである。
【0033】こののち、使用者が扉4を閉じると、ドア
スイッチ27により扉4が閉塞されたことが検知され
(ステップS9でYes)、調理の実行が可能な状態と
される。しかる後、使用者が操作パネル6にて必要なス
イッチ操作を行いスタートスイッチをオン操作すると、
調理が開始される。
【0034】この調理は、マグネトロンを駆動すると共
に、ターンテーブル3を回転駆動機構11により回転さ
せることにより行われる。これにて、マグネトロンから
出力されたマイクロ波が調理室2内に供給されて調理物
が加熱されると共に、調理物はターンテーブル3により
回転されるようになり、調理物の均一な加熱調理が行わ
れるのである。
【0035】調理が終了すると、例えばベル音などで調
理終了が使用者に報知される。使用者が、調理が終わっ
た調理物を調理室2内から取出す場合も、まず扉4を開
放させる。すると、上記と同様に、扉4の開放に連動し
て、移動機構17により調理物を乗せたターンテーブル
3が支持枠7と共に前方に自動的に引出されるようにな
るから、使用者は、調理室2内に手を差し入れなくと
も、調理室2の前面部分まで搬出された調理物を取上げ
るようにすれば良い。また、この後、ターンテーブル3
(支持枠7)を調理室2内に戻す作業も、支持枠7を少
量だけ押込むだけで、自動的に支持枠7は収納位置に収
納されるようになる。
【0036】このように本実施例によれば、使用者が扉
4を開放すると、調理物が載置されるターンテーブル3
が、自動的に調理室2の前面に引出された状態とされる
ので、調理物を調理室2内に収容するにあたって、従来
のように調理物を調理室2の奥方へ差し入れる必要がな
くなり、引出されたターンテーブル3上に調理物を載置
してそのターンテーブル3を調理室2内に収納させる作
業を行うだけで良い。そして、調理終了後にあっても、
扉4の開放により、調理物が調理室2内から該調理室2
の前面部分まで搬出された状態となるから、従来のよう
に調理室2内に手を差し入れて調理物を引き出す必要が
なくなり、調理物をターンテーブル3から取上げるだけ
で済む。
【0037】この結果、従来のものに比べて、調理物の
出し入れの作業性が極めて良好となる。しかも、使用者
が特別な操作を行わなくとも、扉4を開くだけで自動的
にターンテーブル3が調理室2の前面部分まで移動され
るから、使い勝手も良好なものとなる。そして、このと
き、扉4が完全に開いたときに支持枠7が移動されるの
で、支持枠7やターンテーブル3が扉4等にぶつかるこ
とはなく確実に引出されるようになり、また、支持枠7
はガイド溝10に沿って前後方向に移動されるだけなの
で、従来のものと異なり、高さ寸法の比較的大きい調理
物であっても、調理物が不安定になったりぶつかったり
する虞はなくなり、ターンテーブル3に載置された調理
物を安定して移動させることができる。
【0038】また、特に本実施例では、ターンテーブル
3が調理室2から引出された位置から支持枠7を少量押
込むだけで、自動的にターンテーブル3を調理室2内に
収納状態にスライド移動させるように構成したので、調
理物が載置されたあるいは調理物が取出されたターンテ
ーブル3を調理室内に戻すにあたり、使用者が支持枠7
のちょっとした押込み操作をするだけで、該ターンテー
ブル3を自動的に調理室2内に収納させることができ
る。
【0039】従って、例えば手動でターンテーブル3を
調理室2内に戻すような場合と比較して、さらに使い勝
手が良くなり、調理物を調理室2内に収納する作業をよ
り容易に行うことができるものである。
【0040】尚、上記実施例では、排出位置にある支持
枠7を押込み操作するとターンテーブル3を自動的に調
理室2内に収納させるように構成したが、必ずしもこの
ような構成とする必要はなく、少なくとも扉4の開放に
連動してターンテーブル3を調理室2の前面に引出すよ
うに構成すれば、調理物の出し入れの作業を容易に行う
という所期の目的を達成することができる。
【0041】また、この場合、上記実施例では、ターン
テーブル3(支持枠7)を移動させるための手段として
モータ20等を用いたが、ターンテーブルを移動させる
ための駆動源として、エアーシリンダやばね等を利用す
ることも可能である。
【0042】その他、電子レンジに限らず調理室内で調
理物の加熱調理を行う調理器全般に適用できるなど、本
発明は要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施する
ことができる。
【0043】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の調理器によれば、扉がほぼ完全に開放されることに基
づいて、ターンテーブルを支持した支持部を調理室の前
面に引出し状態にスライド移動させる構成としたので、
調理物を調理室の奥方へ差し入れたり奥方から引き出す
必要がなくなり、調理物の出し入れの作業を容易に行う
ことができ、しかもそのターンテーブルの移動の際の調
理物の不安定さを解消することができるという優れた効
果を奏する。
【0044】また、ターンテーブルが調理室から引出さ
れた位置から少量押込まれたことの検出に基づいてター
ンテーブルを調理室内に収納状態にスライド移動させる
ようにすれば、調理物やターンテーブルを調理室内に収
納する作業がより容易となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電子レンジの扉を開放
させた状態の斜視図
【図2】ターンテーブル部分の分解斜視図
【図3】ターンテーブル部分の縦断正面図
【図4】第1及び第2の位置検出スイッチの配置状態を
示す概略的縦断側面図
【図5】扉開放検知スイッチの配置状態を示す概略的横
断上面図
【図6】移動機構の制御手順を示すフローチャート
【符号の説明】
図面中、1は電子レンジ本体、2は調理室、3はターン
テーブル、4は扉、7は支持枠(支持部)10はガイ
ド溝(ガイド)、11は回転駆動機構、14はターンテ
ーブル回転部材、17は移動機構(移動手段)、18は
移動用ローラ、20は移動用モータ、22は第1の位置
検出スイッチ(検出手段)、23は第2の位置検出スイ
ッチ、25は扉開放検知スイッチ(検知手段)を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理室と、この調理室の前面開口部を開
    閉する扉と、調理物が載置されるターンテーブルと、前
    記調理室内の下部に前記ターンテーブルを支持した状態
    で前後方向に出入可能に設けられる支持部と、前記調理
    室側に設けられ前記支持部を前後方向に案内するための
    ガイドと、前記調理室の底部に設けられ前記支持部の該
    調理室内への収納状態で前記ターンテーブルに回転力を
    伝達する回転駆動機構と、前記扉がほぼ完全に開放した
    ことを検知する検知手段と、この検知手段の検知に基づ
    いて前記支持部を前方にスライド移動させる移動手段と
    を具備してなる調理器。
  2. 【請求項2】 ターンテーブルが調理室から引出された
    位置から少量押込まれたことを検出する検出手段と、こ
    の検出手段の検出に基づいて前記ターンテーブルを前記
    調理室内に収納状態にスライド移動させる収納手段とを
    具備することを特徴とする請求項1記載の調理器。
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