JP2787830B2 - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JP2787830B2 JP63141825A JP14182588A JP2787830B2 JP 2787830 B2 JP2787830 B2 JP 2787830B2 JP 63141825 A JP63141825 A JP 63141825A JP 14182588 A JP14182588 A JP 14182588A JP 2787830 B2 JP2787830 B2 JP 2787830B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、互いに重なり合う位置を描画する可能性を
有する複数のベクトル画像データを、できるだけ小容量
のメモリを用いて展開し、できるだけ小容量のメモリを
用いて保持する画像処理装置及び方法に関するものであ
る。
[従来の技術] 近年では、画像処理技術の発展に伴ない、画像の表示
或いはプリント出力時における画像の高細精化が求めら
れており、このために表示画面への表示或いは印刷出力
時にかかる画像メモリの容量は膨大になることが考えら
れる。
例えばA4サイズに400dpiの画像を出力しようとすれば
画素数で約16,000,000画素にもなり、画像データとして
8bit/画像で持つとするとA4ページ分で約16メガ・バイ
ト、カラーの時R,G,B各8bitずつ持たせるとすれば約48
メガ・バイトの画像メモリを必要とし、装置の大型化、
コスト・アツプは避けられないし、通信にも時間がかか
る。
[発明が解決しようとする課題] そこで、原画像に対して、例えば3×3画素を1表示
画素まで圧縮して格納することが考えられるが、この様
な形態で保持されているメモリ上でベクトル画像を展開
しようとすると、以下に示す問題が発生する。
すなわち、圧縮データを複号し、そして所定のドツト
を書込み、再び符号化(圧縮)するという処理を、その
1つベクトル画像の全てのドツトに対して行わねばなら
ず、装置の処理速度は著しく低下する。
また、個々のベクトル画像を展開するときに上述した
処理を繰り返していくことになるので、次第に画像自体
が劣化する。
本発明は上記従来例に鑑みて成されたものであり、互
いに重なり合う位置に描画される可能性を有する複数の
ベクトル画像データを、できるだけ小容量のメモリを用
いて展開し、できるだけ小容量のメモリを用いて保持す
ることにより、必要に応じて速やかに画像を印刷、表示
することが出来る、メモリ容量を抑えた低コストの画像
処理装置及び方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために本発明の画像処理装置によ
れば、互いに重なり合う位置に描画される可能性を有す
る複数のベクトル画像データを1画面分入力する入力手
段と、前記複数のベクトル画像データの内、前記1画面
を構成する複数の部分画像の1つに相当するベクトル画
像データを展開し、前記1画面分の非圧縮画像のデータ
量より容量の小さい第1のメモリに書き込む展開手段と
(第14図における画像メモリ44に相当)、前記展開手段
により展開された部分画像を圧縮し(同じく圧縮器115
に相当)、第2のメモリに書き込む圧縮手段と(同じく
画像メモリ40に相当)、前記複数の部分画像の各々に対
して、前記展開手段による展開及び前記圧縮手段による
圧縮を順次行うことにより、前記第2のメモリに前記1
画面分の圧縮画像を保持させることを特徴とする。
[作用] かかる本発明の構成において、互いに重なり合う位置
に描画される可能性を有する1画面分のベクトル画像デ
ータの内、1画面を構成する複数の部分画像の1つに相
当するベクトル画像データを展開して、展開された部分
画像を圧縮し、第2のメモリに書き込む。これを前記複
数の部分画像の各々に対して順次行い、第2のメモリに
1画面分の圧縮画像を保持させる。
[実施例] 以下本発明の実施例に沿つて説明する。
〈基本構成の説明(第1図)〉 まず、本実施例における画像編集装置の構成を第1図
に示し、その動作概略を以下に説明する。
リーダ10から読み取られた画像データは、圧縮器115
により圧縮され、画像メモリ40或いは41へ汎用のSCSIイ
ンタフエース20を通して取り込まれる。画像メモリ40,4
1の内容はルツクアツプテーブル(以下、単にLUTとい
う)32,33により色変換処理された後D/Aコンバータ36a,
b,cによりアナログのR,G,B信号に戻され、モニタ装置37
に表示される。
この時、編集の機能を高めるために実施例における画
像メモリはソース用画像メモリ44、中間バツフア用画像
メモリ41、及びデイステイネーシヨン用画像メモリ40の
3つを有し、各々1頁分の容量を持つ。各メモリは2つ
のバス(CPUバス30と、サブCPUバス31)とに選択的に接
続されている。かかる選択は、メインCPU50からの指令
でCPUバス30内に存在するコントロールBUSを介して行わ
れる。即ち、各画像メモリ40,41,44はメインCPU50の指
令によりCPUバス30、及びサブCPUバス31へ常時1つずつ
接続されている。モニタ装置37へは2つの画像メモリ4
0、及び41がマスクメモリ42の情報によつて合成されて
表示される。ここで、マスクメモリ42の情報が、画像メ
モリ40,41と同期してビデオレートで読み出されてお
り、マスクメモリ42の内容により画像メモリ40を表示す
るか、画像メモリ41を表示するかを決定する。従つて、
マスクメモリ42の出力で合成器34にて2つの画像メモリ
の読取りデータを選択する事により、2つの画像の合成
がモニタ37上で成されることになる。
〈画像データの圧縮の説明(第2図〜第10図)〉 次に画像データの圧縮について述べる。
第2図は原画を画素単位の構成で示した図であり、第
3図は原画の4×4画素領域を単位(以下、この画素領
域をスーパー画素と称する)として圧縮し、圧縮後のデ
ータをスーパー画素データとして、スーパー画素単位で
構成した状態を示す図である。また、第4図は原画の4
×4画素領域からスーパー画素の対応を示す図である。
本実施例では高精細な画像を圧縮された形で各メモリ
に保持し、その圧縮されたデータをデイスプレイ上で表
示しながら編集作業を行い得るようにし、これにより、
メモリコスト及びデイスプレイ装置コストを迎えようと
するものである。
また、第5図は圧縮されたデータの一例を示したもの
である。データ長(各スーパー画素)は32ビツトで構成
されており、原画の4×4画素よりなる領域の明度平均
値として6ビツト、色度平均値として8ビツト、またブ
ロツクパターン情報として4ビツト、明度差1,2として
それぞれ3ビツト、色度差1,2としてそれぞれ4ビツト
より成るものである。尚、原画の各画素は各色情報であ
るR,G,Bが6ビツト、合計18ビツトのカラー情報をもつ
データである。従つて4×4画素では合計288ビツト
(=18×16)となり、1/9に圧縮することになる。
第6図は原画の各R,G,Bデータ6ビツトから圧縮デー
タを作成し、メモリに格納する圧縮器115のブロツク構
成図である。
図中、61は18ビツト入力18ビツト出力のルツクアツプ
テーブルであり、62〜64はそれぞれ4本のラインバツフ
アが2組ずつよりなるトグルバツフアである。また、65
は明度データより明度平均及び4×4画素を明度平均よ
りも値の大きな画素領域と小さな画素領域に分け(2値
化)、その領域の境界情報をブロツクパターン情報とし
て出力する検出部である。また検出部65では境界分けさ
れた各画素領域での明度平均と前述した4×4画素領域
明度平均との差情報を明度差1及び明度差2として出力
するものである。ここで、明度差1は、平均よりも大き
な値をもつ領域の差情報であり、明度差2は平均よりも
小さな値をもつ領域の差情報を意味する。また、明度デ
ータとは均等色空間Lで表現されるLを用
いて算出され、以降説明する色度情報に関してはa
を用いて算出される。原画のR,G,B,データからL
にはLUT61を用いて変換されるものである。
以降圧縮データの作成法に関し、更に詳細に説明す
る。
第7図はトグルバツフア62〜64の構成を詳細に説明す
るための図である。
図中、74−1〜74−4及び74−5〜74−8はバツフア
メモリであり、バツフアメモリペアをなしている(尚、
以下の説明でバツフアメモリ74−1〜74−8をバツフア
群77という。)。
また、各々のバツフアメモリへのデータ入力はマルチ
プレクサ73−1、及び73−2により切り換えて用いられ
る。更にマルチプレクサ72は、入力した画像データの送
り先をバツフア群76にするか或いはバツフア群77の出力
をセレクトしてデータを送出するものであり、4本のバ
ツフアメモリからの出力をパラレルに出力するものであ
る。カウンタ71は、マルチプレクサ72,73−1,73−2及
びセレクタ75を制御するためのもので、ラスタ同期信号
をカウントすることにより、4ラスタ毎にマルチプレク
サ72及びセレクタ75をそれぞれ切り換え、更に1ラスタ
毎にマルチプレクサ73−2(及びマルチプレクサ73−
2)の出力先(バツフアメモリ)を切り換えるものであ
る。
第8図はLの4ラインのデータから明度情報を出力
する第6図の検出部65を説明する図である。図中、81は
ブロツク内Lの平均を算出するブロツク平均算出回路
であり、82はブロツク平均算出回路81がブロツク内平均
を算出するのに要する時間だけ遅延させるための遅
延回路である。また84はブロツク内の各画素のLデー
タとブロツク平均算出回路81からの出力とから、ブロツ
ク内の領域分けと該各領域の領域平均とブロツク平均と
の差分値を算出する回路である。これらにより、第5図
でいう明度差1及び2を得るものである。
第9図はブロツク平均算出回路81の一例であるブロツ
ク図である。
ここで4ラスタのデータがそれぞれ並列に入力される
ことにより16画素(4×4画素)分のデータを入力す
る。
先ず加算器91−及び91−2は各々4画素分並列に入力
されるデータを2画素ずつ加算する。バツフア92−1及
び92−2はそれぞれ加算器91−1及び91−2の出力を一
時保存する。次に加算器93−2では各々加算器91−1及
び91−2の相連続する2出力の加算を行う。またバツフ
ア94−1及び94−2では加算器93−1及び93−2の出力
を一時保持する。更に加算器95−1及び05−2は、加算
器93−1及び93−2の相連続する2出力の加算を行い、
最後に平均算出器96で加算器95−1及び95−2の出力の
加算を行して、平均を計算するわけである。ここで、加
算器93−1及び93−2は加算器91−1及び91−2の加算
の周期の倍の周期で動作し、加算器95−1,95−2及び平
均算出器96は更にその倍の周期で動作する。従つて、加
算器91−1及び91−2が4回加算動作する時に、加算器
93−1及び93−2は2回動作し、加算器95−1,95−2及
び平均算出器及びバツフアを持続するバス上の数値は、
そのバスのピツト数を表わしている。
第10図は第8図に示した領域分け、領域平均、領域差
分を算出する領域分け・領域平均・領域差分算出回路84
の詳細である。
図中、100は第8図に示した遅延回路82より当該ブロ
ツク内の各画素のデータを入力し、ブロツク平均算出回
路81よりブロツク平均を入力し各画素がブロツク平均よ
りも大きな値をもつ領域にあるか、それともブロツク平
均以下の値をもつ領域にあるかを判定する比較器であ
る。1ブロツクは4ラスタで、かつ各ラスタは4画素で
構成されるため、各ラスタに1個ずつ比較器100を持つ
ものとして説明する。換言すれば、第10図の比較器100
及びその周辺のカウンタ等は1ラスタに対して処理する
ものである。
さて、各比較器100の出力は、それぞれ2つのゲート1
01−1及び101−2の切換え信号として出力されてお
り、ゲート101−1,101−2は共に同一の画素データを入
力している。すなわち、比較器100の出力によりゲート1
01−1及び101−2のうちのいずれか一方は入力データ
をそのまま出力し、残りの一方は“0"を出力するわけで
ある。カウンタ102は比較器100の結果をカウントし、4
画素中何画素が領域1(ブロツク平均よるも大きな値を
もつ領域)に入るかをカウントする。また、シフトレジ
スタ106は比較器の出力(2値)をシフトし、シフト状
態をパラレルに出力するものである。これにより、ブロ
ツク内の領域1及び領域2(ブロツク平均値以下の値を
持つ領域)のブロツクのパターンを表現するものであ
る。以上の破線で囲まれた領域109は、各ラスタにそれ
ぞれ存在する。
さて、加算器108では各ラスタの領域1内の画素数を
全て加算し、平均器104−1及び104−2に対し、当該ブ
ロツク内の画素数を出力する。また、加算器103−1及
び103−2は、各々ブロツク内の領域1内の各画素、領
域2(ブロツク平均に等しいか、もしくはそれより小さ
い値)内の各画素の値の総和をとり、平均器104−2
は、それぞれ領域1及び領域2の属する画素数及びその
総和を入力し、平均値を出力するものである。また、。
加算器103−1及び103−2は、第9図で示す回路と同様
な回路で構成できる。96の加算器の出力を、以下ビツト
を省略せずに出力するようにとる。差分器105−1及び1
05−2は、それぞれ領域1及び領域2の平均とブロツク
平均との差を出力するものである。またブロツクパター
ンテーブル107は、各ラスタ4ビツトずつのパターンを
入力し、合計16ビツトのパターンをパターンコードとし
て出力するものである。尚、平均器104−1,104−2及び
差分着105−1,105−2,ブロツクパターンテーブル107はR
OMのLUT(ルツクアツプテーブル)で容易に実現でき
る。
色度に関しても全く同様に構成できるが、領域1、領
域2の切り分けの信号に関しては、明度の場合のデータ
を用いて行い、データは色度データa及びbで行う
ものである。a,b独立にデータは扱われるが、
,bを合わせて色度データとする。
かくして得られた圧縮データを前述の如く圧縮して表
示データとして用いることにより、例えば、A4サイズの
原稿を16画素/mmの画素密度で読み取つたとすると、475
2×3360画素のデータ量となるところを、1188×840スー
パー画素とする事ができる。これにより1/9の圧縮率を
得る。
前述の圧縮法により、第2図の画像データの画素配列
は、第3図のスーパー画素配列は変換され小容量化され
る。例えば、A4判1ページ分で約4M(メガ)バイト(≒
1188×840×32ビツト)相当となる。これはICメモリで
容易に実用化でき、第1図における各画像メモリ40,41,
43は各々この容量から成るものである。
以上の処理で画像メモリ40に格納された圧縮画像(仮
に画像Aとする)と、画像メモリ41に格納された圧縮画
像(仮にBとする)とを合成表示するときには、マスク
メモリ42内のデータに従つて、画像Aと画像Bとを合成
器34で切換えてモニタ装置37に表示することになる。こ
のとき、画像A及び画像Bは先(第5図)に説明した様
にデータ長が32ビツトとなつているが、表示する場合に
は明度平均と色度平均とを出力するだけで、他のブロツ
クパターン等は印刷時等に復号するものである。
ここで、印刷時にはデータ長32ビツト内のブロツクパ
ターン(ここにはコードが格納されている)から一旦、
4×4の2値化ブロツクに復号し、“1"となつている画
素に対する明度値を明度平均に明度差1を加えた値に
し、色度値を色度平均に色度差1を加えた値にして復号
する。
一方、“0"となつている画素に対してであるが、明度
値を明度平均から明度差2を引いた値にし、色度差を色
度平均から色度差2を引いた値にして復号することにな
る。
尚、これらの処理はルツクアツプテーブルを用いれば
容易に達成される。
〈ベクトル画像の説明(第11図〜第15図)〉 以上の様に本実施例においては、その対象とする画像
は自然画像(リーダ10等からの画像)に対するものであ
つた。そして、2次元画像データをラスター走査により
圧縮コード化し大容量化する画像データを小容量化し
た。
ところで、画像データがグラフイツクスデータで構成
されたCADやGraphics及びoutlineフオントとよばれるベ
クトルフオント等(例えば線画等)のものであると圧縮
符号化の変換が複雑化するという欠点がある。
第11図(a)〜(b)を用いて、この欠点を簡単に説
明する。
今、同図(a)の如く、画像メモリ上へ2点A(x1
y1),B(x2,y2)を結ぶ線分ベクトルABを描くとする。
画像メモリが非圧縮で通常のメモリであれば2点A,B
を結ぶ直線の方程式は で求まり、整数化した(x,y)アドレスへラインの輝度
(又は濃度)情報や色情報を書き込めばよい。
一方、画像メモリが前述の圧縮法による、いわゆるス
ーパー画素単位のメモリであれば同図(b)に示す様に
4×4の画素から成るスーパー画素内での描画情報を圧
縮器115へ送り符号化して画像メモリーへ送る必要があ
る。この時、同図(c)の様に既に描かれた線分ベクト
ルABの上に重ねて線分ベクトルCDを描く時その交点E
(110)に於て下地の符号データから重なった線分を表
わす符号データは変換する必要がある(同図(d))。
即ち、交点E(110)に於てはベクトルABを描画した時
点で既に符号化されており、その上へ別のベクトルCDを
重ね書きする時には以下の処理を踏むことになる。
交点Eを含むスーパー画素データを復号化し元の4×
4のデータに戻す。
重ね書きするデータをこの4×4のデータに重ねる。
再度4×4のデータを復号化しスーパー画素データと
する。
かかる処理は何万、何十万というベクトル数を取り扱
う場合には極めて時間のかかる処理であり装置全体の処
理スピードを著しく低下させる。また、前述の圧縮法は
端的に言うと非可逆的なものであり、何度も圧縮そして
復号化を繰り返した場合、当然、画質に劣化が生じる。
一般にグラフイツクス・データは線、楕円、短形等の
各種プリミテイブパラメータで入力する。例えば円を描
く場合、中心座標(x,y),半径r,線の種別(実線,点
線,一点鎖線etc),線の太さ,色等の各パラメータを
指定して画像メモリ上へ描く位置を計算により求める。
この様に各種プリミテイブデータに対しては、何を描く
かというコマンドとそれを定義するパラメータが付加さ
れる。
描画における基本的機能は前述の如く、2点A,Bを結
ぶ直線を描くことが基本であり、各種コマンドはこの基
本機能を繰り返す事で実現されている。従って前述の2
点A,Bを結ぶ線分の描画を高速に出来るか否かがこのシ
ステムのパフオーマンスを決定する重要な要因となる。
その意味でこの機能を圧縮メモリ上で行う事は有効では
ないと言える。
そこで、本実施例では以下の処理を施して解決する。
本実施例に於て取り扱う画像サイズはA4を400dpi(≒
16pel/mm)で読み取る画素数であるが(3360×4752画
素)、簡単のため4k(=4096)×4kであるとする。従っ
てスーパー画素単位では1k×1kの画素数となる。
本実施例における画像データのとりうる圧縮前のアド
レス空間は4k×4kである。従ってグラフイツクデータも
4k×4kの空間を自由に描きうるようにするため、とりう
る位置A(x,y)のアドレスは A(x,y);0≦x≦4k,0≦y≦4k … である。従ってx,y共12ビツトのアドレス空間を必要と
する。
一方、後述の様に、スーパー画素としてのアドレス空
間は1k×1kであるためとりうる位置A′(x′,y′)の
アドレスは A(x,y);0≦x′≦1k,0≦y′≦1k … となる。これはx,y共に10ビツトでよい。本実施例に於
ては、この実画素でのアドレス空間(x,y)と、スーパ
ー画素でのアドレス空間(x′,y′)とが x′=x/4 Y′=Y/4 … なる関係を満たしておりx→x′及びy→y′の変換は
単に2ビツトのシフト演算のみで容易に変換できる。前
述した如く、実施例における画像メモリ40,41,44は1k×
1k×32ビツトである。従って画像データの4k×4kのカラ
ー画像が圧縮されて、この画像メモリ内に格納される。
一方、カラー・モニタ37は圧縮データには前述の様に
明度平均及び色度平均をLUT32,33を介してモニター37へ
出力するため、モニターの解像度は1k×1kでよい。従っ
て4k×4kのアドレス空間のデータを式の変換を行い1k
×1kのアドレス空間に変換し、圧縮操作を行わずそのま
ま画像メモリ40へ書き込む。
従って第12図のデータフオーマツトでそのまま書き込
まれる。この時、モニタ37上へ正しく表示させるためLU
T32は元のR,G,B信号へ戻す働きをする如くRAMにて構成
されている必要がある。
以上の非圧縮での操作は画像メモリ40を単に1k×1kの
解像度を持つ画像メモリとして用いただけで、このまま
プリンター11より出力すれば1k×1kの解像度の画像出力
しか得られない。
本来の4k×4kの解像度を持った画像出力を行うことを
ここで再び考える。尚、以下の説明を容易にするため、
第14図に第1図の主要部を示す。また、以下の説明では
グラフイツク・データ(線画)の作成は全て完了したも
のとして説明する。
また、この作成済みグラフイツクデータにかかる画像
は前述した如くモニタ37に表示させてオペレータに確認
させるが、そのグラフイツクデータそのもの(直線な
ら、その始点と終点座標等)は例えばCPU1のワークエリ
ア等内に格納させておく。
さて、実際にプリンタ11に出力するときには、第13図
(a)に示す様な4k×4kの実アドレス空間のサイズを作
成しなくてはならない。
そこで、この実アドレス空間を1k×1kの合計16個のブ
ロツク単位に切り出し、画像メモリ44にそのうちの1
つ、例えば図示のA00のブロツクを取り出す。すなわ
ち、画像メモリ44上に先に作成完了したグラフイツクデ
ータに基づく線画を描画する(A00ブロックに対しては
図示の如く、円の一部である円弧を描画する)。そし
て、対応する線画の描画の作成が終了したときには、こ
の画像メモリ44内の画像を圧縮し、対応する画像メモリ
40上のブロツクB00に格納し、以下、順次、実アドレス
空間に対する1k×1kのブロツクに対して同様の処理を施
す。
尚、圧縮を行うために画像メモリ44のサイズはスーパ
ー画素を構成する画素巾の整数倍でなければならない。
例えばスーパー画素が4×4であれば画像メモリ44の大
きさとしては(4×N)×(4×M)となる(但しN,M
は自然数)。このため、実施例のおける1k(=1024)×
1kは問題とならないが、もしスーパー画素が5×5であ
れば1020×1020の画像メモリとして用いる様にしないと
分割した境界の領域で画像が連続しない。
以上の原理をここでまとめてみると以下の如くなる。
即ち、第13図(a)に示す如く、4k×4kの得るべき画
像の領域をA00,A01,A02,……A33のブロツク領域に分
けAij領域に対応するグラフイツク・イメージ(1k×1k
相当分)をソース側の画像メモリ44で作成する。この
後、この画像をラスタ走査で読み出して、順次圧縮器11
5へ出力する。圧縮器115から出力された圧縮データはデ
ステイネーシヨン側の画像メモリ40の対応する部分に格
納される。この格納される領域は第13図(b)に示され
る1k×1kのアドレスを有す圧縮メモリを16分割した
B00,B01,…,B33のうちの1つの領域Bijへ圧縮コード
として記憶する。
元々のグラフイツクス・データは前述の線分ベクトル
の集合体からなる。このベクトル・データを4k×4kの画
素数をもつ画像に展開して実画像ができ、更に圧縮器を
通して最終的に1k×1kのスーパー画素数の圧縮画像が得
られるわけであるが、実施例の様に、小容量の画像メモ
リで実現させるために、4k×4kの画像を一旦格納する中
間記憶手段が無いため上述の方法をとるわけである。
第15図に上述した変換のフローチヤートを示す。尚、
このフローチヤートに基づくプログラムはプログラムメ
モリ52内に格納されているものである。(第1図参
照)。
先ず、ステツプS1でブロツク画像の列方向を特定する
ための変数iを“0"に初期化し、続いて、ステツプS2
で、その行方向を特定するための変数jを“0"に初期化
する。そして、ステツプS3に進んAijの画像を画像メモ
リ44で作成し、次いでステツプS4で圧縮する。そしてス
テツプS5で圧縮された符号化画像データ(スーパー画素
から構成される画像情報)を画像メモリ40内のBijの位
置に格納する。以下、ステツプS6で変数jが“3"である
か否か、そしてステツプS8で変数iが“3"であるか否か
を判断し、これらが満足しないうちは、変数j或いはi
を1インクリメント(ステツプS7,S9)して、上述した
処理を繰り返す。
こうして、画像メモリ40内に圧縮した高精細の画像が
格納されることになる。以下、この画像を保存するとき
には、SCSIインタフエース21を介してデイスク22に書込
み、印刷出力するときには、複号化してプリンタ11に出
力することで本来の4k×4kの画像を得ることが可能とな
る。
なお、上述した実施例では線画画像のみをその対象と
したが、例えばリーダ10より読み込んだ画像(当然圧縮
されている)を線画画像とを合成させる様にしても良
い。この場合、読み込んだ画像を画像メモリ41に展開
し、線画画像を画像メモリ40上で作成し、オペレータに
合成表示させて確認させる。そうして、最終的に、線画
画像の作成が完了したときには、画像メモリ40上の部分
画像を複号して、画像メモリ44に展開し、以下、線画画
像を画像メモリ44上で作成して先と同様の処理を施す様
にすれば良い。これを実現するためには、第15図のフロ
ーチヤート中において、ステツプS3の直前に、『Aij
画像を複号し、画像メモリ44に展開する』という処理を
挿入させれば良い。
以上、説明した様に本実施例によれば、大量の画像
を、それがラスタ構成の自然画像であろうと、ベクトル
データに基づく画像であろうと、小容量の画像メモリを
用いて変換及び格納できる様になる。
[発明の効果] 以上説明した様に本発明によれば、互いに重なり合う
位置に描画される可能性を有する複数のベクトル画像デ
ータを示す画像を、できるだけ小容量のメモリを用いて
展開し、展開した画像データをできるだけ小容量のメモ
リを用いて保持することにより、必要に応じて速やかに
画像を印刷あるいは表示することが出来る、メモリ容量
を抑えた低コストの画像処理装置及び方法を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例における画像処理装置の全体構成図、 第2図は原画を画素単位の構成で示した図、 第3図は実施例における4×4画素領域を単位として圧
縮した状態を示す図、 第4図は原画の4×4画素領域とスーパー画素との関係
を示した図、 第5図は圧縮後の画像データのフオーマツトを示す図、 第6図は実施例における圧縮器の構成を示す図、 第7図はトグルバツフアの構成を示す図、 第8図は第6図の検出部の構成を示す図、 第9図はブロツク平均算出回路の一例を示す図、 第10図は第8図に示した回路84の詳細を示す図、 第11図(a)〜(d)はベクトル画像の画像メモリへの
展開処理を示す図、 第12図は表示時にベクトル画素のフオーマツトを示す
図、 第13図(a)は原画像に対するベクトル部分画像の作成
単位を示す図、 第13図(b)はベクトル画像の圧縮後の状態を示した
図、 第14図は実施例のおけるベクトル画像の処理を行う主要
構成図、 第15図は圧縮ベクトル画像の生成に係るフローチヤート
である。 図中、10……リーダ、11……プリンタ、20及び21……SC
SIインタフエース、22……デイスク、30……CPUバス、3
1……サブCPUバス、32及び33……ルツクアツプテーブ
ル、34……合成器、40,41,44……画像メモリ、42……マ
スクメモリ、50……CPU、51……サブCPU、52……プログ
ラムメモリ、115圧縮器である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに重なり合う位置に描画される可能性
    を有する複数のベクトル画像データを1画面分入力する
    入力手段と、 前記複数のベクトル画像データの内、前記1画面を構成
    する複数の部分画像の1つに相当するベクトル画像デー
    タを展開し、前記1画面分の非圧縮画像のデータ量より
    容量の小さい第1のメモリに書き込む展開手段と、 前記展開手投により展開された部分画像を圧縮し、第2
    のメモリに書き込む圧縮手段とを有し、 前記複数の部分画像の各々に対して、前記展開手段によ
    る展開及び前記圧縮手段による圧縮を順次行うことによ
    り、前記第2のメモリに前記1画面分の圧縮画像を保持
    させることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】互いに重なり合う位置に描画される可能性
    を有する複数のベクトル画像データを1画面分入力する
    入力ステップと、 前記複数のベクトル画像データの内、前記1画面を構成
    する複数の部分画像の1つに相当するベクトル画像デー
    タを展開し、前記1画面分の非圧縮画像のデータ量より
    容量の小さい第1のメモリに書き込む展開ステップと、 前記展開ステップで展開された部分画像を圧縮し、第2
    のメモリに書き込む圧縮ステップと、 前記複数の部分画像の各々に対して、前記展開ステップ
    及び前記圧縮ステップを順次行うことにより、前記第2
    のメモリに前記1画面分の圧縮画像を保持させる反復ス
    テップとを有することを特徴とする画像処理方法。
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