JP2787789B2 - 射出成形機におけるスクリュー連結構造 - Google Patents
射出成形機におけるスクリュー連結構造Info
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- JP2787789B2 JP2787789B2 JP3299509A JP29950991A JP2787789B2 JP 2787789 B2 JP2787789 B2 JP 2787789B2 JP 3299509 A JP3299509 A JP 3299509A JP 29950991 A JP29950991 A JP 29950991A JP 2787789 B2 JP2787789 B2 JP 2787789B2
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- retainer
- sleeve
- spline
- annular groove
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/58—Details
- B29C45/60—Screws
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/1775—Connecting parts, e.g. injection screws, ejectors, to drive means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、射出成形機のスクリ
ューとこれを軸方向および回転方向に駆動するスリーブ
との連結構造に関する。
ューとこれを軸方向および回転方向に駆動するスリーブ
との連結構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】図５は、インライン射出成形機における
射出部のプッシャープレート１の部分を示し、従来のス
クリュー連結構造を備えている。プッシャープレート１
は射出部のタイバー２に嵌挿され前後方向へ摺動可能と
され、中央部にハウジング３が固定されている。ハウジ
ング３の前面にはスクリュースリーブ４（以下、単にス
リーブ４という）がベアリング５などで回動自在に軸支
され、また、後面側に射出機構６の前端が軸支されてい
る。
射出部のプッシャープレート１の部分を示し、従来のス
クリュー連結構造を備えている。プッシャープレート１
は射出部のタイバー２に嵌挿され前後方向へ摺動可能と
され、中央部にハウジング３が固定されている。ハウジ
ング３の前面にはスクリュースリーブ４（以下、単にス
リーブ４という）がベアリング５などで回動自在に軸支
され、また、後面側に射出機構６の前端が軸支されてい
る。
【０００３】スリーブ４はプーリ７を備え、プッシャー
プレート１に取付けられた計量用サーボモーター（図示
していない）で駆動回転される。スリーブ４の前面には
スクリュー８がスプラインブッシュ９とリテーナー１０
などで構成される連結構造によって取付けられ、射出機
構６による軸方向移動（前後方向）と計量用サーボモー
ターによる回動とがスクリュー８に伝達される構造とな
っている。
プレート１に取付けられた計量用サーボモーター（図示
していない）で駆動回転される。スリーブ４の前面には
スクリュー８がスプラインブッシュ９とリテーナー１０
などで構成される連結構造によって取付けられ、射出機
構６による軸方向移動（前後方向）と計量用サーボモー
ターによる回動とがスクリュー８に伝達される構造とな
っている。
【０００４】図３は従来の連結構造の一つで（特開平１
−１１５６１５号公報）、スクリュー８の後端部に形成
されたスプライン部１１にスプラインブッシュ９が嵌挿
され、そのスプラインブッシュ９がスリーブ４の前面に
設けた嵌挿孔１２に装着され、さらに、その外側にリテ
ーナー１０が装着されている。スクリュー８のスプライ
ン部１１は、この部分より前方部分が小径部１３とされ
ることにより、前端に段差があり、この部分でリテーナ
ー１０の後面と接触する。そして、スプラインブッシュ
９とリテーナー１０はスリーブ４に対して外側からの共
通なボルト１４で固着され、スクリュー８の基部がスリ
ーブ４によって軸方向および回動方向に駆動されるよう
になっている。
−１１５６１５号公報）、スクリュー８の後端部に形成
されたスプライン部１１にスプラインブッシュ９が嵌挿
され、そのスプラインブッシュ９がスリーブ４の前面に
設けた嵌挿孔１２に装着され、さらに、その外側にリテ
ーナー１０が装着されている。スクリュー８のスプライ
ン部１１は、この部分より前方部分が小径部１３とされ
ることにより、前端に段差があり、この部分でリテーナ
ー１０の後面と接触する。そして、スプラインブッシュ
９とリテーナー１０はスリーブ４に対して外側からの共
通なボルト１４で固着され、スクリュー８の基部がスリ
ーブ４によって軸方向および回動方向に駆動されるよう
になっている。
【０００５】しかし、この構造であるとスクリュー８に
リテーナー１０を取り付けるための小径部１３をスプラ
イン部１１の前方に配置する必要があり、スクリュー８
がスリーブ４によって回動される時、この部分に作用す
る捩じりや曲げに対して強度が低くなる難点がある。ま
た、スプライン部１１の前端段差部は実質的にはスプラ
イン歯の前端面となり、この部分でリテーナ１０の後面
に当ることになるが、接触面積が小さいために、スプラ
イン歯やリテーナ１０に塑性変形の生じることがあっ
た。さらに、リテーナー１０はスプラインブッシュ９を
覆ってスリーブ４に固定するため径の大きなものを必要
とする。
リテーナー１０を取り付けるための小径部１３をスプラ
イン部１１の前方に配置する必要があり、スクリュー８
がスリーブ４によって回動される時、この部分に作用す
る捩じりや曲げに対して強度が低くなる難点がある。ま
た、スプライン部１１の前端段差部は実質的にはスプラ
イン歯の前端面となり、この部分でリテーナ１０の後面
に当ることになるが、接触面積が小さいために、スプラ
イン歯やリテーナ１０に塑性変形の生じることがあっ
た。さらに、リテーナー１０はスプラインブッシュ９を
覆ってスリーブ４に固定するため径の大きなものを必要
とする。
【０００６】図４は従来例の今一つの例で、スクリュー
８の基部（後端部）に形成されたスプライン部１１に環
状溝１５が設けられ、この部分にまず半割りのリテーナ
ー１０が軸方向に対し両側から装着された後スプライン
ブッシュ９が嵌挿され、このスプラインブッシュ９がボ
ルト１４でスリーブ４に固定されることでスクリュー８
とスリーブ４が連結されている。この構造によれば、環
状溝１５による小径部に捩じりや曲げが作用せず、スク
リュー８の強度が低下したりすることもなく、上記の難
点を払拭でき、しかもリテーナー１０が小さく、また、
半割りのものであってもリテーナー１０をまずスプライ
ンブッシュ９に装着することで、スリーブ４への装着時
に脱落することが無いなどの優れた点を備えるが、この
構造には、スプラインブッシュ９がリテーナー１０を押
さえているために、スクリュー８を抜き取る時に、ボル
ト１４を外して、スプラインブッシュ９を抜き取る必要
がある。また、このためにフロントプレート後面の種々
の機構が複雑に入り組んだ場所で工具を使用しなければ
ならない難点がある。
８の基部（後端部）に形成されたスプライン部１１に環
状溝１５が設けられ、この部分にまず半割りのリテーナ
ー１０が軸方向に対し両側から装着された後スプライン
ブッシュ９が嵌挿され、このスプラインブッシュ９がボ
ルト１４でスリーブ４に固定されることでスクリュー８
とスリーブ４が連結されている。この構造によれば、環
状溝１５による小径部に捩じりや曲げが作用せず、スク
リュー８の強度が低下したりすることもなく、上記の難
点を払拭でき、しかもリテーナー１０が小さく、また、
半割りのものであってもリテーナー１０をまずスプライ
ンブッシュ９に装着することで、スリーブ４への装着時
に脱落することが無いなどの優れた点を備えるが、この
構造には、スプラインブッシュ９がリテーナー１０を押
さえているために、スクリュー８を抜き取る時に、ボル
ト１４を外して、スプラインブッシュ９を抜き取る必要
がある。また、このためにフロントプレート後面の種々
の機構が複雑に入り組んだ場所で工具を使用しなければ
ならない難点がある。
【０００７】なお、スクリュー８は樹脂換えや内部の清
掃時に取り外したり交換したりする必要があり、さらに
スクリュー８は射出成形機において、一種の消耗品であ
って、特にガラスファイバーなどの固い混入物を有する
樹脂の成形に用いるものでは損耗が激しいので短期間に
交換する必要が生じる。
掃時に取り外したり交換したりする必要があり、さらに
スクリュー８は射出成形機において、一種の消耗品であ
って、特にガラスファイバーなどの固い混入物を有する
樹脂の成形に用いるものでは損耗が激しいので短期間に
交換する必要が生じる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、工具不用
で簡便にスクリューを脱着でき、かつ、スクリュー基部
の強度を損なうことがない、射出成形機におけるスクリ
ュー連結構造の提供を課題とする。
で簡便にスクリューを脱着でき、かつ、スクリュー基部
の強度を損なうことがない、射出成形機におけるスクリ
ュー連結構造の提供を課題とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】スクリューをスリーブに
半径方向で対向する２個の板状リテーナーを用いて連結
する構造とする。スクリューの連結側（基部）に環状溝
を設ける。スリーブは、スプラインブッシュを有する連
結部分を備えたものとする。連結部分は、スクリューに
向けて板状のリテーナーが通る貫通孔を有し、リテーナ
ーを連結部の外側から貫通孔に嵌挿して先端部をスクリ
ューの環状溝に係合する。板状リテーナーの前記連結部
よりも外部に突出させた部分とスリーブまたはこれに係
合する部品の間にリテーナーの半径方向移動を阻止する
着脱自在な抜け止め機構を設ける。抜け止め機構は、板
状リテーナーに装着したプランジャのピンをスリーブに
係合させる構造とする。
半径方向で対向する２個の板状リテーナーを用いて連結
する構造とする。スクリューの連結側（基部）に環状溝
を設ける。スリーブは、スプラインブッシュを有する連
結部分を備えたものとする。連結部分は、スクリューに
向けて板状のリテーナーが通る貫通孔を有し、リテーナ
ーを連結部の外側から貫通孔に嵌挿して先端部をスクリ
ューの環状溝に係合する。板状リテーナーの前記連結部
よりも外部に突出させた部分とスリーブまたはこれに係
合する部品の間にリテーナーの半径方向移動を阻止する
着脱自在な抜け止め機構を設ける。抜け止め機構は、板
状リテーナーに装着したプランジャのピンをスリーブに
係合させる構造とする。
【００１０】
【作用】スリーブのスプラインブッシュを有する連結部
分に外側からリテーナーを嵌挿してスクリューをスリー
ブに結合する構造は、スプラインブッシュを取り外すこ
となくスクリュー基部に対し、リテーナーを脱着可能と
する。板状リテーナーを半径方向で対向する２個とし、
抜け止め機構にプランジャーを用いた構造は、スクリュ
ー脱着の手間を簡素にする。
分に外側からリテーナーを嵌挿してスクリューをスリー
ブに結合する構造は、スプラインブッシュを取り外すこ
となくスクリュー基部に対し、リテーナーを脱着可能と
する。板状リテーナーを半径方向で対向する２個とし、
抜け止め機構にプランジャーを用いた構造は、スクリュ
ー脱着の手間を簡素にする。
【００１１】
【実施例】図１は、本発明による連結構造を示し、スク
リュー８とこれを軸方向および回転方向に駆動するスリ
ーブ４とを連結した構造であり、スプラインブッシュ９
と板状の平板なリテーナー１０を備える。スクリュー８
は、連結側となる基部をスプライン部１１に形成し、さ
らに、該スプライン部１１に環状溝１５を設けてある。
スリーブ４は前面にスプラインブッシュ９が嵌挿される
嵌挿穴１２を備える。スプラインブッシュ９と嵌挿孔１
２はスリーブ４とスクリュー８との連結部分を構成す
る。
リュー８とこれを軸方向および回転方向に駆動するスリ
ーブ４とを連結した構造であり、スプラインブッシュ９
と板状の平板なリテーナー１０を備える。スクリュー８
は、連結側となる基部をスプライン部１１に形成し、さ
らに、該スプライン部１１に環状溝１５を設けてある。
スリーブ４は前面にスプラインブッシュ９が嵌挿される
嵌挿穴１２を備える。スプラインブッシュ９と嵌挿孔１
２はスリーブ４とスクリュー８との連結部分を構成す
る。
【００１２】また、スプラインブッシュ９とスリーブ４
にはそれぞれ左右の両側から半径方向に貫通孔１６，１
７が形成されている。これら貫通孔１６，１７はスリー
ブ４の嵌挿穴１２にスプラインブッシュ９を装着した図
１の状態の時に整列して、スリーブ４の外表面からスプ
ラインブッシュ９のスプライン孔１９に貫通する半径方
向のリテーナー装着孔１８が形成される。リテーナー１
０のスリーブ４から露出した部分にはプランジャ２０が
そのピン２１の突出方向を後方として装着され、また、
スリーブ４のこれに対応する前面には上記のピン２１が
嵌入する係合孔２２ａ，２２ｂが設けられている。係合
孔２２ａはリテーナー１０の内端がスクリュー８の環状
溝１５に嵌まり込んだ個所に固定する位置にあり、同２
２ｂはリテーナー１０の内端を環状溝１５からはずれた
位置に保持するための位置にある。プランジャ２０は係
合孔２２（ａ，ｂ）と共にリテーナー１０の半径方向の
移動を阻止する抜け止め機構である。なお、リテーナー
１０の内端はスクリュー８の環状溝１５の外周に適合す
るように凹んだ円弧に形成されている。
にはそれぞれ左右の両側から半径方向に貫通孔１６，１
７が形成されている。これら貫通孔１６，１７はスリー
ブ４の嵌挿穴１２にスプラインブッシュ９を装着した図
１の状態の時に整列して、スリーブ４の外表面からスプ
ラインブッシュ９のスプライン孔１９に貫通する半径方
向のリテーナー装着孔１８が形成される。リテーナー１
０のスリーブ４から露出した部分にはプランジャ２０が
そのピン２１の突出方向を後方として装着され、また、
スリーブ４のこれに対応する前面には上記のピン２１が
嵌入する係合孔２２ａ，２２ｂが設けられている。係合
孔２２ａはリテーナー１０の内端がスクリュー８の環状
溝１５に嵌まり込んだ個所に固定する位置にあり、同２
２ｂはリテーナー１０の内端を環状溝１５からはずれた
位置に保持するための位置にある。プランジャ２０は係
合孔２２（ａ，ｂ）と共にリテーナー１０の半径方向の
移動を阻止する抜け止め機構である。なお、リテーナー
１０の内端はスクリュー８の環状溝１５の外周に適合す
るように凹んだ円弧に形成されている。
【００１３】プランジャ２０は図２のように、外周にね
じ部分２２を備えた筒状の本体２３に、つまみ２４を備
えたピン２１を嵌挿し、本体２３内部のバネ２５で先端
を常時突出方向に付勢した構造を備え、上記のねじ部分
２２でリテーナー１０の露出部分に取付けてある。つま
み２４を引くことでピン２１を本体２３の内部に引き込
むことができる。
じ部分２２を備えた筒状の本体２３に、つまみ２４を備
えたピン２１を嵌挿し、本体２３内部のバネ２５で先端
を常時突出方向に付勢した構造を備え、上記のねじ部分
２２でリテーナー１０の露出部分に取付けてある。つま
み２４を引くことでピン２１を本体２３の内部に引き込
むことができる。
【００１４】そして、スクリュー８の基部にスプライン
ブッシュ９をスプライン嵌合し、該スプラインブッシュ
９をスリーブ４の嵌挿穴１２に嵌合してスリーブ４にボ
ルト１４，１４で固定する。ついで、これにより整列し
た貫通孔１６，１７からなるリテーナー装着孔１８に２
個の板状リテーナー１０を半径方向外側から嵌挿して内
端をスクリュー８の環状溝１５に係合させる。プランジ
ャ２０のつまみ２４を操作してピン２１の先端部を係合
孔２２ａに嵌入させ、リテーナー１０の半径方向移動を
阻止する。これにより、スクリュー８とスリーブ４は連
結され、スリーブ４による軸方向および回動方向の駆動
力が伝達される。
ブッシュ９をスプライン嵌合し、該スプラインブッシュ
９をスリーブ４の嵌挿穴１２に嵌合してスリーブ４にボ
ルト１４，１４で固定する。ついで、これにより整列し
た貫通孔１６，１７からなるリテーナー装着孔１８に２
個の板状リテーナー１０を半径方向外側から嵌挿して内
端をスクリュー８の環状溝１５に係合させる。プランジ
ャ２０のつまみ２４を操作してピン２１の先端部を係合
孔２２ａに嵌入させ、リテーナー１０の半径方向移動を
阻止する。これにより、スクリュー８とスリーブ４は連
結され、スリーブ４による軸方向および回動方向の駆動
力が伝達される。
【００１５】スクリュー８とスリーブ４の連結を解除す
るには、まず、抜け止め機構を解除する。プランジャ２
０のつまみ２４をひいて、係合孔２２ａからピン２１を
抜き、そのままでリテーナー１０を外側に少し引きだ
し、係合孔２２ｂの位置で手を離すと、ピン２１は係合
孔２２ｂに嵌まり、リテーナー１０は、その内端がスク
リュー８の環状溝１５から外れた位置に保持される。こ
れにより、リテーナー１０とスリーブ４との係合は解除
されるので、スクリュー８を前方に引けば、スクリュー
８のスプライン部１１はスプラインブッシュ９のスプラ
イン孔１９から抜け出る。このようにして、射出部から
スクリュー８を簡単に取り外すことができる。
るには、まず、抜け止め機構を解除する。プランジャ２
０のつまみ２４をひいて、係合孔２２ａからピン２１を
抜き、そのままでリテーナー１０を外側に少し引きだ
し、係合孔２２ｂの位置で手を離すと、ピン２１は係合
孔２２ｂに嵌まり、リテーナー１０は、その内端がスク
リュー８の環状溝１５から外れた位置に保持される。こ
れにより、リテーナー１０とスリーブ４との係合は解除
されるので、スクリュー８を前方に引けば、スクリュー
８のスプライン部１１はスプラインブッシュ９のスプラ
イン孔１９から抜け出る。このようにして、射出部から
スクリュー８を簡単に取り外すことができる。
【００１６】スクリュー８を装着するときは、上記の逆
を行えば良く、この場合もプランジャ２０を操作してリ
テーナー１０を少し移動させ、抜け止め機構を機能させ
る。すなわち、プランジャ２０の係合位置を係合孔２２
ｂから２２ａに移動させるだけである。したがって、ス
クリュー８の脱着を行ういずれの場合にも、リテーナー
１０を保持しているスプラインブッシュ９を取り外す必
要はなく、機構の入り組んだ個所で工具を使用するなど
困難な作業なしに、スクリュー８の脱着を簡単に行うこ
とができる。また、リテーナー１０は板状で半径方向に
対向して２個であり、しかも連結部よりも外部に突出さ
せた部分で操作の簡単なプランジャによって固定および
解除ができるので、スクリュー脱着の作業がきわめて簡
単である。
を行えば良く、この場合もプランジャ２０を操作してリ
テーナー１０を少し移動させ、抜け止め機構を機能させ
る。すなわち、プランジャ２０の係合位置を係合孔２２
ｂから２２ａに移動させるだけである。したがって、ス
クリュー８の脱着を行ういずれの場合にも、リテーナー
１０を保持しているスプラインブッシュ９を取り外す必
要はなく、機構の入り組んだ個所で工具を使用するなど
困難な作業なしに、スクリュー８の脱着を簡単に行うこ
とができる。また、リテーナー１０は板状で半径方向に
対向して２個であり、しかも連結部よりも外部に突出さ
せた部分で操作の簡単なプランジャによって固定および
解除ができるので、スクリュー脱着の作業がきわめて簡
単である。
【００１７】以上は実施例であり、上記において、抜け
止め機構のプランジャ２０はフックなど、他の着脱が容
易な抜け止め機構に置き換えることができる。また、上
記においてリテーナー１０はリテーナー装着孔１８に左
右から挿入する構成としているが、上下など他の方向か
らでも良く、リテーナー１０は一方向からのもの一本と
することもできる。
止め機構のプランジャ２０はフックなど、他の着脱が容
易な抜け止め機構に置き換えることができる。また、上
記においてリテーナー１０はリテーナー装着孔１８に左
右から挿入する構成としているが、上下など他の方向か
らでも良く、リテーナー１０は一方向からのもの一本と
することもできる。
【００１８】また、スリーブ４の貫通孔１６を省略し、
リテーナー１０を避けてボルト１４でスプラインブッシ
ュ９を固定することもできる。この構成は、図６、図７
に示されている。すなわち、この実施例では、リテーナ
ー装着孔１８はスクリューブッシュ４の嵌挿穴１２に嵌
入する部分に設けた貫通孔１７だけで構成され、前記実
施例におけるスリーブ４に設けた前記の貫通孔１６はス
プラインブッシュ９の後面に形成した凹溝１６′となっ
ている（図７）。
リテーナー１０を避けてボルト１４でスプラインブッシ
ュ９を固定することもできる。この構成は、図６、図７
に示されている。すなわち、この実施例では、リテーナ
ー装着孔１８はスクリューブッシュ４の嵌挿穴１２に嵌
入する部分に設けた貫通孔１７だけで構成され、前記実
施例におけるスリーブ４に設けた前記の貫通孔１６はス
プラインブッシュ９の後面に形成した凹溝１６′となっ
ている（図７）。
【００１９】この構造は構成が簡素で、各部品に施す加
工工程数も少なく、かつ、板状リテーナー１０の脱着も
より簡単である。また、前述の実施例における係合孔２
２ｂは備えていない。これは、スクリュー８が正しく装
着された時のみプランジャ２０のピン２１が係合孔２２
ａに装着可能なようにして、リテーナー１０の誤装着を
避けるためである。他の構成、機能は前述の実施例の場
合とほぼ同様である。
工工程数も少なく、かつ、板状リテーナー１０の脱着も
より簡単である。また、前述の実施例における係合孔２
２ｂは備えていない。これは、スクリュー８が正しく装
着された時のみプランジャ２０のピン２１が係合孔２２
ａに装着可能なようにして、リテーナー１０の誤装着を
避けるためである。他の構成、機能は前述の実施例の場
合とほぼ同様である。
【００２０】
【発明の効果】工具不用で簡便にスクリューを脱着でき
る。環状溝の部分に捩じりや曲げの力は作用せずスクリ
ューの強度が損なわれることはない。半径方向に対向し
た２個の板状リテーナーをプランジャで抜き止めする機
構なので、スクリュー脱着の作業が簡単である。また、
板状のリテーナーを含め低いコストに構成することがで
きる。
る。環状溝の部分に捩じりや曲げの力は作用せずスクリ
ューの強度が損なわれることはない。半径方向に対向し
た２個の板状リテーナーをプランジャで抜き止めする機
構なので、スクリュー脱着の作業が簡単である。また、
板状のリテーナーを含め低いコストに構成することがで
きる。
【図１】断面で示す平面図（実施例）。
【図２】断面で示す平面図。
【図３】断面で示す平面図（従来例）。
【図４】断面で示す平面図（従来例）。
【図５】断面で示す概略的な平面図（従来例）。
【図６】断面で示す平面図（他の実施例）。
【図７】分解して示す要部の斜視図（他の実施例）。
４ スリーブ ８ スクリュ
ー ９ スプラインブッシュ １０ リテーナ
ー １１ スプライン部 １５ 環状溝 １６，１７ 貫通孔 １８ リテー
ナー装着孔 １９ スプライン孔 ２０ プラン
ジャ
ー ９ スプラインブッシュ １０ リテーナ
ー １１ スプライン部 １５ 環状溝 １６，１７ 貫通孔 １８ リテー
ナー装着孔 １９ スプライン孔 ２０ プラン
ジャ
Claims (1)
- 【請求項１】 スクリューとこれを軸方向および回転方
向に駆動するスリーブとの連結構造であって、スクリュ
ーは連結側に環状溝を有し、スリーブはスプラインブッ
シュを有する連結部を備え、スクリューの前記環状溝に
向かって半径方向で対向する２個の板状のリテーナを前
記連結部分の外側から嵌挿してスクリューとスリーブを
結合すると共に、連結部よりも外部に突出させたリテー
ナの部分とスリーブまたはこれに係合する部品の間にリ
テーナに装着したプランジャのピンをスリーブに係合さ
せる抜け止め機構を設けて、リテーナの半径方向移動を
阻止してあることを特徴とした射出成形機におけるスク
リュー連結構造。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3299509A JP2787789B2 (ja) | 1991-10-21 | 1991-10-21 | 射出成形機におけるスクリュー連結構造 |
| KR1019930701146A KR970008241B1 (ko) | 1991-10-21 | 1992-10-20 | 사출 성형기에 있어서의 스크루 연결 구조 |
| US08/075,474 US5344303A (en) | 1991-10-21 | 1992-10-20 | Screw linkage structure for use in an injection molding machine |
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