JP2787165B2 - 有孔蓋材およびその製造方法 - Google Patents

有孔蓋材およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はジュースなどの飲料を充填する容器の有孔蓋
材よびその製造方法に関する。
(従来の技術) 従来、紙製あるいはプラスチック製の円筒状容器にジ
ュース等の飲料を充填し、その開口部をシート状の蓋材
により密封するようにしたものが知られている。このよ
うな容器としては、飲用時にその蓋材を剥がすことによ
って上記開口部を全面開口するようにし、その開口部か
ら飲用するようにしたものが一般的である。ところが、
このように容器の開口部を全面開口するようにした場
合、開口部の面積が大きいと飲用するのが困難となり、
特に、幼児や、大人であっても振動する乗物内で飲用す
るときには内容物をこぼしてしまうという不都合があっ
た。
そこで、このような不都合を解消するために、容器の
蓋材の基材層に予め流体流出口を設けておき、この基材
層の表面に剥離し易い接着剤を用いて被覆層を重ね合わ
せ、該被覆層を剥離することによって流体流出口が表面
に現れるようにした容器の蓋材が提案されている(実開
昭61−12726号公報)。また、このほか、容器の蓋材の
中間ストリップに予め孔をあけておき、その孔の上下面
にそれぞれ被覆を貼着し、上面の被覆は中間ストリップ
に対して剥離し易くされていて、上面の被覆を剥離する
ことによって上面の被覆と中間ストリップとが剥離する
とともに、孔の部分の下面の被覆が持ち上がって引き裂
かれ、孔が開口するようにしたものも提案されている
(特公昭62−12099号公報)。
(発明が解決しようとする課題) 上記実開昭61−12726号公報に記載のものにおいて
は、流体流出口の設けられた基材層が容器内側の内容物
と接触する位置にあるため、この流体流出口から容器内
の液体が浸透してくるという問題がある。一方、上記特
公昭62−12099号公報に記載のものでは、被覆が中間ス
トリップのに下面に施してあるので孔への液体の浸透を
防ぐことはできるが、この孔を塞ぐためのラミネート工
程が増えるため、それだけ工程が複雑化するという問題
がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであっ
て、蓋材の一部に孔を設けるようにして飲み易くした容
器において、この孔を塞ぐためのラミネート工程を必要
とせず、しかも、上記孔に内容物が浸透することのない
有効蓋材およびその製造方法を得ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明に係る有孔蓋材
は、基材層の裏面にシーラント層を設けるとともに表面
に穴部を残した部分仮着層を設け、前記穴部に沿って前
記部分仮着層から前記基材層の裏面に達し前記シーラン
ト層を残す切り込みを設けて、表面を全面オーバーレイ
層により覆うよう構成した。
一方、本発明に係る有孔蓋材の製造方法は、基材層の
裏面にシーラント層を設けた後、表面に穴部を残した部
分仮着層を設け、次いで、前記穴部に沿って前記部分仮
着層から前記基材層の裏面に達し前記シーラント層を残
す切り込みを設け、その後、表面を全面オーバーレイ層
により覆うようにした。
前記切り込みはレーザーにより設けることができる。
また、前記切り込みは機械的半抜きにより設けること
もできる。
(作用) 蓋材の引張りタブの部分を指でつまんで蓋材の中心方
向へ向けて引っ張ると、仮着層と接しているオーバーレ
イ層の部分、すなわち切り込みより外側の部分において
は、これら両者の接触面において剥離がなされるが、切
り込みの内側の部分においては、基材層およびシーラン
ト層がオーバーレイ層と接着して持ち上げられるため、
シーラント層が切り込みを鏡として切断される。したが
って、その切断した部分が孔となり、この孔を飲み口と
することができる。
(実施例) 以下、実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例に係る有孔蓋材の積層シー
トの製造工程を示す説明図、第2図は同有孔蓋材を施し
た容器を蓋材の開封途中の状態で示す斜視図である。
この実施例において、蓋材の積層シート1は、基材層
であるポリエステル(PET)層2の裏面に接着剤3aを介
してシーラント層としてのポリエチレン(PE)層4を設
ける一方、上記ポリエステル層2の表面に絵柄インキ層
5および部分的に仮着インキ層6を設け、上記仮着イン
キ層6,絵柄インキ層5およびポリエステル層2に切り込
み7を設けて表面を接着剤3bを介しオーバーレイ層であ
るポリエステル層8にて覆うことにより形成したもので
ある。
上記のような積層シート1の製造工程は以下のとおり
である。
まず、ポリエステル層2の裏面にドライラミ接着によ
りポリエチレン層4を貼り合わせ(第1図(a))、次
いで、印刷工程において、上記ポリエステル層2の表面
の全面に絵柄インキを印刷して絵柄インキ層5を形成
し、さらにその表面に、穴部9を残した形で仮着インキ
を印刷して仮着インキ層6を形成する。なお、この穴部
9は、後述の蓋材11の開封時に形成される孔13よりやや
小さ目に設定される(第1図(b))。その後、上記穴
部9のやや外側位置において、仮着インキ層6,絵柄イン
キ層5およびポリエステル層2に亙ってレーザーにより
切り込み7を入れる(第1図(c))。そして、最後
に、表面の全面にドライラミ接着によりポリエステル層
8を貼り合わせて積層シート1が形成される(第1図
(d))。
このような積層シート1は、円形の一部に引張りタブ
10が突出した形状に切り抜かれて蓋材11とされ、第2図
に示すような内容物を収納した逆円錐台状の容器本体12
の上部開口部に接合されて使用される。
使用時においては、引張りタブ10の部分を指でつまん
で蓋材11の中心方向へ向けて引っ張ると、仮着インキ層
6の表面と接している接着剤3bの部分、すなわち切り込
み7の外側の部分においては、これら両者の接触面にお
いて剥離がなされるが、切り込み7の内側の部分におい
ては、各層が表面のポリエステル層8と一体となって持
ち上げられるため、ポリエチレン層4が切り込み7の部
分を境界として切断される。したがって、その切断した
部分が孔13となり、この孔13を飲み口とすることができ
る。
上記実施例においては、切り込み7をレーザーにより
設けるよう構成したが、機械的半抜きにより設けるよう
にしてもよい。そして、この切り込み7は積層シート1
の表面側からポリエステル層2の裏面に達するよう設け
たが、ポリエチレン層4の一部に食い込む位置まで設け
てもよい。また、接着剤3a,3bは、上記のドライラミの
代わりにポリエチレンサンドラミを用いてもよい。
本発明は、その他、いろいろな形の実施態様が可能で
ある。
(発明の効果) 本発明は以上のように構成されているので、蓋材の一
部に孔を設けるようにして飲み易くした容器において、
この孔の内側を塞ぐためのラミネート工程を必要とせ
ず、しかも、上記孔に内容物が浸透することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る有孔蓋材の積層シート
の製造工程を示す説明図、第2図は同有孔蓋材を施した
容器を蓋材の開封途中の状態で示す斜視図である。 1:積層シート、2,8:ポリエステル層、4:ポリエチレン
層、6:仮着インキ層、7:切り込み、9:穴部、11:蓋材、1
3:孔。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材層の裏面にシーラント層を設けるとと
    もに表面に穴部を残した部分仮着層を設け、前記穴部に
    沿って前記部分仮着層から前記基材層の裏面に達し前記
    シーラント層を残す切り込みを設けて、表面を全面オー
    バーレイ層により覆うようにしたことを特徴とする有孔
    蓋材。
  2. 【請求項2】基材層の裏面にシーラント層を設けた後、
    表面に穴部を残した部分仮着層を設け、次いで、前記穴
    部に沿って前記部分仮着層から前記基材層の裏面に達し
    前記シーラント層を残す切り込みを設け、その後、表面
    を全面オーバーレイ層により覆うようにしたことを特徴
    とする有孔蓋材の製造方法。
  3. 【請求項3】前記切り込みをレーザーにより設けた請求
    項2記載の有孔蓋材の製造方法。
  4. 【請求項4】前記切り込みを機械的半抜きにより設けた
    請求項2記載の有孔蓋材の製造方法。
JP1324229A 1989-12-14 1989-12-14 有孔蓋材およびその製造方法 Expired - Fee Related JP2787165B2 (ja)

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JPS6112726U (ja) * 1984-06-29 1986-01-25 三菱アルミニウム株式会社 蓋材

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