JP2786975B2 - 作業車の走行装置構造 - Google Patents

作業車の走行装置構造

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修 木目
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、コンバインや運搬車といったク
ローラ式の走行装置を有した作業車に係り、詳しくは、
クローラ走行装置を昇降できる車高調節状態と、昇降で
きない車高固定状態とを簡便に仕様変更できるようにす
る技術に関する。
【0002】車高固定仕様では、クローラ走行装置を支
持するトラックフレームと機体側フレームとを角パイプ
等で成る強度部材で固定連結させる構造(例えば特開平
3−121981号公報)を採り、車高調節仕様では、
複数の遊転輪と従動輪を支承する転輪フレームとトラッ
クフレームとを駆動操作自在なリンク機構を介して連結
する構造(例えば特開平3‐224876号公報)を採
るという具合に異なるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、作業車におい
て上記2仕様のクローラ走行装置を設定する場合では、
そのための部品や組付け工程等が大幅に変わるようにな
って、同一機種であるにも拘らず部品発注や工程変更段
取りといった生産管理上における煩わしい面が多くなっ
ており、改善の余地があるように思える。本発明の目的
は、クローラ走行装置の支持構造工夫により、車高調節
仕様と車高固定仕様とを変更部品や組立工程変更が少な
い状態で実現できるものを提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、クローラ走行装置支持用のトラックフレーム
に前後一対のリンク枢着部を、かつ、複数の遊転輪支承
用の転輪フレームに前後一対のリンク枢着部を夫々形成
し、トラックフレームと転輪フレームとが相対上下移動
可能となるべくトラックフレーム前側のリンク枢着部と
転輪フレーム前側のリンク枢着部とを前リンク部材で、
かつ、トラックフレームの後側のリンク枢着部と転輪フ
レーム後側のリンク枢着部とを後リンク部材で夫々連結
した車高調節状態と、トラックフレームと転輪フレーム
とが相対固定されるべくトラックフレームの一対のリン
ク枢着部を連結する連結部材と転輪フレームとが連結固
定された車高固定状態とを選択設定可能に構成してある
ことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】上記特徴構成は、車高調節仕様の構造を基本と
して構造の共通化を図る考えである。すなわち、図1に
示す車高調節仕様における前後の揺動リンク1a,1b
の代わりに、単一の連結部材2でもってトラックフレー
ム3前後の枢着部4,5を連結し、この連結部材2の後
部と転輪フレーム6の後側枢着部8を、かつ、連結部材
2前部の取付部2aと転輪フレーム6とをボルト連結す
ることで、トラックフレーム3と転輪フレームとを連結
一体化させ、図2に示す車高固定仕様を構成するのであ
る。これによれば、車高調節仕様から車高固定仕様に変
更設定する際に交換する部品としては、一対の揺動リン
ク1a,1bを連結部材2に換えるだけで良く、変更部
品や組立工程変更が少なくなり、部品発注や工程変更段
取りといった生産管理上における煩わしさが軽減される
ようになる。つまり、トラックフレーム3の前後の枢着
部4,5には、車高調節仕様とするための転輪フレーム
支持強度が元々備わっていることに着目し、その枢着部
4,5を利用した連結部材2による一体化構造を採るこ
とにより、上記両仕様での構造違いを極力少なくするこ
とが可能になった。
【0006】
【発明の効果】従って、枢着部の有効利用による揺動リ
ンクと連結部材との付け替えという少ない部品交換によ
り、車高調節仕様と車高固定仕様とを生産上の煩わしさ
少なく設定でき、その管理項目の削減によるコストダウ
ンも可能になった。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を、コンバインのク
ローラ走行装置の場合について図面に基づいて説明す
る。図1には車高調節仕様が、図2には車高固定仕様の
クローラ走行装置が夫々示され、9は駆動スプロケッ
ト、10は従動転輪、11は遊転輪、12はクローラ、
Aは機体フレーム、3はトラックフレーム、6は転輪フ
レームである。車高調節仕様において、前アーム13と
前揺動リンク1aとをトラックフレーム3側の前枢着部
4を介して、かつ、後アーム14と後揺動リンク1bと
を後枢着部5を介して夫々連結一体化してあり前後のア
ーム13,14を連動ロッド15で連結するとともに、
後アーム14を昇降用の油圧シリンダ16で駆動揺動さ
せる構造である。寸法誤差吸収のため、前リンク1aと
転輪フレーム6との間には補助リンク17を介装してあ
る。従って、油圧シリンダ16の伸縮駆動によって前後
の揺動リンク1a,1bが揺動し、転輪フレーム6とト
ラックフレーム3とが相対上下変位し、機体の対地面高
さを調節できるのである。
【0008】車高固定仕様は、トラックフレーム3の前
後の枢着部4,5と転輪フレーム6の後枢着部8とを軸
連結構造でもって単一の連結部材2で連結するととも
に、連結部材2前部の横向き取付部2aと複数の部材で
構成された転輪フレーム6の上面部とをボルト連結して
一体化することにより構成されている。つまり、連結部
材2には、トラックフレーム3側の前後の枢着部4,5
に対する軸連結部18,19、転輪フレーム6前部に対
するボルト取付部2a、及び転輪フレーム6後部とを軸
連結するための支承部20とが形成してあり、転輪フレ
ーム6とトラックフレーム3との相対高さ、すなわち機
体の対地面高さが所定の値に設定された状態になってい
る。
【0009】車高調節仕様から車高固定仕様に変更する
には、前後の揺動リンク1a,1b及び補助リンク17
に代えて連結部材2を装着するとともに、油圧シリンダ
16、連動ロッド15、及び前後のアーム13,14を
取外すようになる。車高固定仕様から車高調節仕様にす
るには、連結部材2に代えて前後の揺動リンク1a,1
b及び補助リンク17を装着するとともに、油圧シリン
ダ16、連動ロッド15、及び前後のアーム13,14
を取付けるのである。
【0010】図3、図4に示すように、連結部材2に横
向きコ字形状の内(外)側の屈曲部材21と平板状の外
(内)側の当て板22とを溶着した前後の補強部材C,
Cを設けて強度アップされた連結部材2を構成しても良
い。図2に示すように、連結部材2の支承部20の上側
に、車高を2段調節可能ちするための予備支承部23を
予め設けておく構造でも良い。図5に示すように、転輪
フレーム6から上方に突出する後連結部19と下方に突
出する支承部20とを形成し、上下の丸棒24,25を
これらの前後がラップする状態で連結部材2上下の面に
振り分けて固着するものでも良い。また、図3に示すよ
うに、転輪フレーム6内部に、回行に伴うスラスト応力
に対抗可能な板バネ26を装備しておいても良い。
【0011】〔別実施例〕補助リンクの無い形式のクロ
ーラ走行装置において、トラックフレーム3前後の枢着
部4,5、及び転輪フレーム6前後の枢着部7,8の4
箇所全てを軸連結構造で単一の連結部材2によって連結
一体化するものや、あるいはトラックフレーム3前後の
枢着部4,5に連結された連結部材2と転輪フレーム6
とを前後に設けたボルト連結部によって一体化するもの
でも良く、要するにトラックフレーム3前後の枢着部
4,5を連結する部材を用いる構造であれば良い。
【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】車高調節仕様のクローラ走行装置の側面図
【図2】車高固定仕様のクローラ走行装置の側面図
【図3】連結部材の別構造を示す平面図
【図4】図3に示す連結部材の断面図
【図5】さらに別構造の連結部材を示す側面図
【符号の説明】
1a 前リンク部材 1b 後リンク部材 2 連結部材 3 トラックフレーム 4 前側のリンク枢着部 5 後側のリンク枢着部 6 転輪フレーム 7 前側のリンク枢着部 8 後側のリンク枢着部 11 遊転輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−224876(JP,A) 特開 平3−121981(JP,A) 実開 平2−148893(JP,U) 実開 平4−124040(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 55/10 A01D 67/00 B62D 55/116

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クローラ走行装置支持用のトラックフレ
    ーム(3)に前後一対のリンク枢着部(4),(5)
    を、かつ、複数の遊転輪(11)支承用の転輪フレーム
    (6)に前後一対のリンク枢着部(7),(8)を夫々
    形成し、前記トラックフレーム(3)と前記転輪フレー
    ム(6)とが相対上下移動可能となるべく前記トラック
    フレーム(3)前側のリンク枢着部(4)と前記転輪フ
    レーム(6)前側のリンク枢着部(7)とを前リンク部
    材(1a)で、かつ、前記トラックフレーム(3)の後
    側のリンク枢着部(5)と前記転輪フレーム(6)後側
    のリンク枢着部(8)とを後リンク部材(1b)で夫々
    連結した車高調節状態と、前記トラックフレーム(3)
    と前記転輪フレーム(6)とが相対固定されるべく前記
    トラックフレーム(3)の一対のリンク枢着部(4),
    (5)を連結する連結部材(2)と前記転輪フレーム
    (6)とが連結固定された車高固定状態とを選択設定可
    能に構成してある作業車の走行装置構造。
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