JP2785590B2 - 内燃機関の空気量制御装置 - Google Patents
内燃機関の空気量制御装置Info
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- JP2785590B2 JP2785590B2 JP4167597A JP16759792A JP2785590B2 JP 2785590 B2 JP2785590 B2 JP 2785590B2 JP 4167597 A JP4167597 A JP 4167597A JP 16759792 A JP16759792 A JP 16759792A JP 2785590 B2 JP2785590 B2 JP 2785590B2
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- Japan
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- valve
- control device
- electromagnetic
- control
- bypass passage
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- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の吸入空気量
を制御する装置に関する。
を制御する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に内燃機関の排気エミッションを改
善するために、排気系に三元触媒を設置し、排気中のＨ
Ｃ、ＣＯの酸化と、ＮＯの還元とを同時に行うことなど
が知られているが、このような触媒は所定温度以上の活
性状態で初めて初期の排気浄化効率を維持することがで
きる。このため、機関の冷間始動時など触媒温度が上昇
するまでの間は排気エミッションが増加し、そこで機関
冷却水温が低いときは、点火時期を遅角させることによ
り排気温度を高め、始動後できるだけ早期に触媒の働き
を回復させるようにしている。
善するために、排気系に三元触媒を設置し、排気中のＨ
Ｃ、ＣＯの酸化と、ＮＯの還元とを同時に行うことなど
が知られているが、このような触媒は所定温度以上の活
性状態で初めて初期の排気浄化効率を維持することがで
きる。このため、機関の冷間始動時など触媒温度が上昇
するまでの間は排気エミッションが増加し、そこで機関
冷却水温が低いときは、点火時期を遅角させることによ
り排気温度を高め、始動後できるだけ早期に触媒の働き
を回復させるようにしている。
【０００３】触媒の暖機のために点火時期を遅角補正す
ると燃焼効率が悪化し、アイドル運転では回転数が不安
定に変動しやすいことから、点火時期の遅角制御時に吸
入空気量を増量補正することが行われている(例えば、
特公昭６１−３３９８３号公報、参照)。
ると燃焼効率が悪化し、アイドル運転では回転数が不安
定に変動しやすいことから、点火時期の遅角制御時に吸
入空気量を増量補正することが行われている(例えば、
特公昭６１−３３９８３号公報、参照)。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置にあっては、絞弁を迂回して導かれる補助
空気量を調整するアイドル制御弁（補助空気バルブ）を
備えて、アイドル回転数をフィードバック制御する構成
となっていたため、アイドル制御弁またはその制御系が
故障した場合、上記暖機中の点火時期の遅角制御時に吸
入空気量が不足したり、あるいは暖機終了後に吸入空気
量が必要以上に増大する可能性があった。
うな従来装置にあっては、絞弁を迂回して導かれる補助
空気量を調整するアイドル制御弁（補助空気バルブ）を
備えて、アイドル回転数をフィードバック制御する構成
となっていたため、アイドル制御弁またはその制御系が
故障した場合、上記暖機中の点火時期の遅角制御時に吸
入空気量が不足したり、あるいは暖機終了後に吸入空気
量が必要以上に増大する可能性があった。
【０００５】本発明は上記の問題点に着目し、これを解
決することを目的とする。
決することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、冷間時に触媒
の活性に必要な点火時期の遅角制御を行う内燃機関にお
いて、吸気絞弁を迂回して吸気を導く第一バイパス通路
と第二バイパス通路を並列に配設し、第一バイパス通路
にアイドル回転数をフィードバック制御するように吸入
空気量を調節するアイドル制御弁を介装する一方、第二
バイパス通路に電磁開閉弁を介装し、前記点火時期の遅
角制御に連動して電磁開閉弁を開弁作動させる制御装置
を設けるとともに、機関回転数が所定値以上に上昇する
のに応じて電磁開閉弁を閉弁作動させる回転スイッチを
設ける。
の活性に必要な点火時期の遅角制御を行う内燃機関にお
いて、吸気絞弁を迂回して吸気を導く第一バイパス通路
と第二バイパス通路を並列に配設し、第一バイパス通路
にアイドル回転数をフィードバック制御するように吸入
空気量を調節するアイドル制御弁を介装する一方、第二
バイパス通路に電磁開閉弁を介装し、前記点火時期の遅
角制御に連動して電磁開閉弁を開弁作動させる制御装置
を設けるとともに、機関回転数が所定値以上に上昇する
のに応じて電磁開閉弁を閉弁作動させる回転スイッチを
設ける。
【０００７】
【作用】制御装置は点火時期の遅角制御が行われる暖機
時に電磁開閉弁を開弁させ、機関トルクの低下を防ぐ。
時に電磁開閉弁を開弁させ、機関トルクの低下を防ぐ。
【０００８】機関回転数が所定値以上に上昇するのに応
じて回転スイッチは制御装置から電磁開閉弁に送られる
駆動電流を遮断して、電磁開閉弁を強制的に閉弁させる
ことにより、たとえ電磁開閉弁の制御装置が故障しても
電磁開閉弁が開いたままになることがなく、吸入空気量
か増大するのを抑えられる。
じて回転スイッチは制御装置から電磁開閉弁に送られる
駆動電流を遮断して、電磁開閉弁を強制的に閉弁させる
ことにより、たとえ電磁開閉弁の制御装置が故障しても
電磁開閉弁が開いたままになることがなく、吸入空気量
か増大するのを抑えられる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【００１０】図１において、１は機関本体、２は吸気通
路、３は排気通路、４は吸気弁、５は排気弁である。排
気通路３には三元触媒６が設置され、排気中のＨＣ、Ｃ
Ｏを酸化するとともに、ＮＯを還元する。
路、３は排気通路、４は吸気弁、５は排気弁である。排
気通路３には三元触媒６が設置され、排気中のＨＣ、Ｃ
Ｏを酸化するとともに、ＮＯを還元する。
【００１１】７は吸気通路２に燃料を噴射する燃料噴射
弁、８は燃焼室９の混合気に点火する点火栓である。
弁、８は燃焼室９の混合気に点火する点火栓である。
【００１２】燃料噴射弁７からの噴射量を制御するとと
もに、点火栓８に点火する点火装置１０の点火時期を制
御するために、制御装置１１が設けられる。
もに、点火栓８に点火する点火装置１０の点火時期を制
御するために、制御装置１１が設けられる。
【００１３】制御装置１１は三元触媒６での転化効率を
最大限に維持するために、燃料噴射弁７からの噴射燃料
が理論空燃比となるように、エアフローセンサ１２の検
出する吸入空気量と、回転数センサ１３の検出する機関
回転数に応じて燃料噴射量を演算する。
最大限に維持するために、燃料噴射弁７からの噴射燃料
が理論空燃比となるように、エアフローセンサ１２の検
出する吸入空気量と、回転数センサ１３の検出する機関
回転数に応じて燃料噴射量を演算する。
【００１４】またアイドル回転数を目標値にフィードバ
ック制御するため、絞弁２０を迂回する第一バイパス通
路１８にはアイドル制御弁１９が設けられる。車内の空
調を行うエアコンの作動時や、車両のオートマチックト
ンスミッションのニュートラルレンジからドライブレン
ジへ移行する時に、制御装置１１はアイドル制御弁１９
の開度をデューティ制御して吸入空気量を増大し、機関
の発生トルクを高めるようになっている。
ック制御するため、絞弁２０を迂回する第一バイパス通
路１８にはアイドル制御弁１９が設けられる。車内の空
調を行うエアコンの作動時や、車両のオートマチックト
ンスミッションのニュートラルレンジからドライブレン
ジへ移行する時に、制御装置１１はアイドル制御弁１９
の開度をデューティ制御して吸入空気量を増大し、機関
の発生トルクを高めるようになっている。
【００１５】また制御装置１１は点火栓８の点火時期
を、運転条件に応じて最適点火時期となるように、機関
負荷に対応する燃料噴射パルス幅と、機関回転数に応じ
て算出するとともに、この基本点火時期を機関暖機時な
どに三元触媒６の活性化状態に応じて遅角補正するよう
に、機関冷却水温センサ１４、アクセル開度センサ１６
または絞弁開度センサ１７、クランク角センサ１３、エ
アフローセンサ１２、アイドルスイッチ２１等からの検
出信号に応じて制御する。
を、運転条件に応じて最適点火時期となるように、機関
負荷に対応する燃料噴射パルス幅と、機関回転数に応じ
て算出するとともに、この基本点火時期を機関暖機時な
どに三元触媒６の活性化状態に応じて遅角補正するよう
に、機関冷却水温センサ１４、アクセル開度センサ１６
または絞弁開度センサ１７、クランク角センサ１３、エ
アフローセンサ１２、アイドルスイッチ２１等からの検
出信号に応じて制御する。
【００１６】機関の冷間始動時など暖機が進むまでの間
は、三元触媒６の温度が低く活性化しないため、十分に
機能することはできず、そこでアイドル時の点火時期を
冷却水温に応じて遅らせることにより排気温度を上昇さ
せ、三元触媒６を早期に活性化させるのであり、かつこ
の暖機中の機関運転を悪化させないようにアクセル開度
等に基づいて点火時期の遅角量を補正制御する。
は、三元触媒６の温度が低く活性化しないため、十分に
機能することはできず、そこでアイドル時の点火時期を
冷却水温に応じて遅らせることにより排気温度を上昇さ
せ、三元触媒６を早期に活性化させるのであり、かつこ
の暖機中の機関運転を悪化させないようにアクセル開度
等に基づいて点火時期の遅角量を補正制御する。
【００１７】点火時期の遅角補正に伴う機関トルクの低
下を防ぐために、吸気通路２の絞弁２０を迂回する第二
バイパス通路２２に電磁開閉弁２３が介装され、制御装
置１１は点火時期の遅角制御が行われる暖機時に電磁開
閉弁２３を通電して開弁させ、燃焼悪化分を補って機関
トルクの低下を防ぐ。
下を防ぐために、吸気通路２の絞弁２０を迂回する第二
バイパス通路２２に電磁開閉弁２３が介装され、制御装
置１１は点火時期の遅角制御が行われる暖機時に電磁開
閉弁２３を通電して開弁させ、燃焼悪化分を補って機関
トルクの低下を防ぐ。
【００１８】制御装置１１と電磁開閉弁２３を結ぶ回路
には回転スイッチ２４が介装される。回転スイッチ２４
はクランク角センサ１３から送られるパルスを積算し、
この積算値を所定値と比較してリレー２５を断続するト
ランジスタにより構成し、リレー２５を介して駆動電流
の供給を制御する。また回転スイッチ２４は機関回転数
計に連動して機関回転数が所定値以上に上昇するのに応
じて制御装置１１から電磁開閉弁２３に送られる駆動電
流を遮断するように構成しても良い。
には回転スイッチ２４が介装される。回転スイッチ２４
はクランク角センサ１３から送られるパルスを積算し、
この積算値を所定値と比較してリレー２５を断続するト
ランジスタにより構成し、リレー２５を介して駆動電流
の供給を制御する。また回転スイッチ２４は機関回転数
計に連動して機関回転数が所定値以上に上昇するのに応
じて制御装置１１から電磁開閉弁２３に送られる駆動電
流を遮断するように構成しても良い。
【００１９】機関回転数が所定値以上に上昇するのに応
じて回転スイッチ２４は制御装置１１から電磁開閉弁２
３に送られる駆動電流を遮断し、電磁開閉弁２３を強制
的に閉弁させることにより、たとえ制御装置１１が故障
しても、吸入空気量が増大するのを抑えられる。
じて回転スイッチ２４は制御装置１１から電磁開閉弁２
３に送られる駆動電流を遮断し、電磁開閉弁２３を強制
的に閉弁させることにより、たとえ制御装置１１が故障
しても、吸入空気量が増大するのを抑えられる。
【００２０】図２に示すように、制御装置１１は電磁開
閉弁２３を開弁させるのと同時にアイドル制御弁１７の
開度をステップ状に減少させた後に元の開度まで漸次増
大させるとともに、電磁開閉弁２３を開弁させるのと同
時にアイドル制御弁１７の開度をステップ状に増大させ
た後に元の開度まで漸次減少させる制御を行い、電磁開
閉弁２３の開閉作動に伴うトータル吸入空気量の変動に
ある程度の時間を費やすようにして、機関回転数の変動
を緩やかにしても良い。
閉弁２３を開弁させるのと同時にアイドル制御弁１７の
開度をステップ状に減少させた後に元の開度まで漸次増
大させるとともに、電磁開閉弁２３を開弁させるのと同
時にアイドル制御弁１７の開度をステップ状に増大させ
た後に元の開度まで漸次減少させる制御を行い、電磁開
閉弁２３の開閉作動に伴うトータル吸入空気量の変動に
ある程度の時間を費やすようにして、機関回転数の変動
を緩やかにしても良い。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、冷間時に
触媒の活性に必要な点火時期の遅角制御を行う内燃機関
において、吸気絞弁を迂回して吸気を導く第一バイパス
通路と第二バイパス通路を並列に配設し、第一バイパス
通路にアイドル回転数をフィードバック制御するように
吸入空気量を調節するアイドル制御弁を介装する一方、
第二バイパス通路に電磁開閉弁を介装し、前記点火時期
の遅角制御に連動して電磁開閉弁を開弁作動させる制御
装置を設けるとともに、機関回転数が所定値以上に上昇
するのに応じて電磁開閉弁を閉弁作動させる回転スイッ
チを設けたため、かりにアイドル制御弁または制御装置
が故障しても、暖機後に吸入空気量が増大するのを抑え
られる。
触媒の活性に必要な点火時期の遅角制御を行う内燃機関
において、吸気絞弁を迂回して吸気を導く第一バイパス
通路と第二バイパス通路を並列に配設し、第一バイパス
通路にアイドル回転数をフィードバック制御するように
吸入空気量を調節するアイドル制御弁を介装する一方、
第二バイパス通路に電磁開閉弁を介装し、前記点火時期
の遅角制御に連動して電磁開閉弁を開弁作動させる制御
装置を設けるとともに、機関回転数が所定値以上に上昇
するのに応じて電磁開閉弁を閉弁作動させる回転スイッ
チを設けたため、かりにアイドル制御弁または制御装置
が故障しても、暖機後に吸入空気量が増大するのを抑え
られる。
【図１】本発明の実施例を示す全体構成図である。
【図２】同じく吸入空気量の制御特性図である。
１ 機関本体 ２ 吸気通路 ３ 排気通路 ６ 触媒 ８ 点火栓 １１ 制御装置 １８ 第一バイパス通路 １９ アイドル制御弁 ２０ 絞弁 ２２ 第二バイパス通路 ２３ 電磁開閉弁 ２４ 回転スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｆ０２Ｄ 43/00 ３０１ Ｆ０２Ｄ 43/00 ３０１Ｂ ３０１Ｌ Ｆ０２Ｐ 5/15 Ｆ０２Ｐ 5/15 Ｅ (56)参考文献 特開 平２−5740（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−353267（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−137246（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−26432（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−26431（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−10732（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−44555（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−189351（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−332178（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−23444（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭62−6096（ＪＰ，Ｂ２) 特許2504020（ＪＰ，Ｂ２) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F02D 41/06 315 F02D 33/00 F02D 41/16 F02D 43/00 301 F02P 5/15
Claims (1)
- 【請求項１】 冷間時に触媒の活性に必要な点火時期の
遅角制御を行う内燃機関において、吸気絞弁を迂回して
吸気を導く第一バイパス通路と第二バイパス通路を並列
に配設し、第一バイパス通路にアイドル回転数をフィー
ドバック制御するように吸入空気量を調節するアイドル
制御弁を介装する一方、第二バイパス通路に電磁開閉弁
を介装し、前記点火時期の遅角制御に連動して電磁開閉
弁を開弁作動させる制御装置を設けるとともに、制御装
置と電磁開閉弁を結ぶ回路に機関回転数が所定値以上に
上昇するのに応じて電磁開閉弁を閉弁作動させる回転ス
イッチを設けたことを特徴とする内燃機関の空気量制御
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4167597A JP2785590B2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 内燃機関の空気量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4167597A JP2785590B2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 内燃機関の空気量制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0610743A JPH0610743A (ja) | 1994-01-18 |
| JP2785590B2 true JP2785590B2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=15852722
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4167597A Expired - Fee Related JP2785590B2 (ja) | 1992-06-25 | 1992-06-25 | 内燃機関の空気量制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2785590B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2588749B2 (ja) * | 1987-04-24 | 1997-03-12 | 富士写真フイルム株式会社 | ハロゲン化銀写真感光材料 |
-
1992
- 1992-06-25 JP JP4167597A patent/JP2785590B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0610743A (ja) | 1994-01-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |