JP2785214B2 - 固体撮像装置の信号処理回路 - Google Patents

固体撮像装置の信号処理回路

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JP2785214B2
JP2785214B2 JP1311052A JP31105289A JP2785214B2 JP 2785214 B2 JP2785214 B2 JP 2785214B2 JP 1311052 A JP1311052 A JP 1311052A JP 31105289 A JP31105289 A JP 31105289A JP 2785214 B2 JP2785214 B2 JP 2785214B2
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Description

【発明の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本発明は、映像信号発生用の固体イメージセンサから
の撮像出力信号をディジタル化して、イメージエンハン
ス処理を行うためディテール信号をディジタル信号処理
によって形成するようにした固体撮像装置の信号処理回
路に関し、特に緑色画像撮像用の固体イメージセンサと
赤色画像撮像及び青色画像撮像用の固体イメージセンサ
とを各画素の繰り返しピッチの1/2だげ空間的にずらし
て配置する所謂空間絵素ずらし法を撮像部に採用した固
体撮像装置の信号処理回路に関する。
B 発明の概要 本発明は、緑色画像撮像用の固体イメージセンサと赤
色画像撮像及び青色画像撮像用の固体イメージセンサと
を各画素の繰り返しピッチの1/2だけ空間的にずらして
配置する所謂空間絵素ずらし法を採用して撮像部の各固
体イメージセンサからの撮像出力信号をディジタル化し
て、イメージエンハンス処理を行うためのディテール信
号をディジタル信号処理によって形成するようにした固
体撮像装置の信号処理回路において、上記各固体イメー
ジセンサからfsのサンプリングレートで読み出される各
撮像出力信号をアナログ・ディジタル変換手段により上
記サンプリングレートfsに等しいクロックレートでディ
ジタル化したディジタル出力信号について、緑色画像撮
像信号と赤色画像撮像信号、青色画像撮像信号又は両信
号の合成信号とを等量加算した信号からディジタルフィ
ルタにより上記サンプリングレートfsの2倍のクロック
レート2fsのディテール信号を形成し、このディテール
信号に上記ディジタル出力信号をディジタルフィルタに
より2fsのクロックレートに補間して加算手段により加
算することによって、2fsのクロックレートでイメージ
エンハンス処理を行うことができるようにしたものであ
る。
また、本発明は、2fsのクロックレートで動作するガ
ンマ補正手段により、上記加算手段の出力信号にガマン
補正処理を施すことによって、上記2fsのクロックレー
トでイメージエンハンス処理が施されるディジタル出力
信号に対して、ガンマ補正処理を適正に施すことができ
るようにしたものである。
さらに、本発明は、fsのクロックレート動作する第1
のガンマ補正手段により上記アナログ・ディジタル変換
手段の出力信号にガンマ補正処理を施すとともに、2fs
のクロックレートで動作する第2のガンマ補正手段によ
り上記ディテール信号にガンマ補正処理を施すことによ
って、上記2fsのクロックレートでイメージエンハンス
処理が施されるディジタル出力信号に対して、ガンマ補
正処理を適正に施すことができるようにしたものであ
る。
C 従来の技術 電荷結合素子(CCD:charge coupled device)等で形
成した離散的な絵素構造を有する固体イメージセンサを
撮像部に用いた固体撮像装置では、上記固体イメジーセ
ンサ自体がサンプリング系であるために、第18図に斜線
を施して示すように、上記固体イメジーセンサによる撮
像出力信号に空間サンプリング周波数fsから折り返し成
分が混入している。
従来、撮像光学系に複屈折型の光学的ローパスフィル
タを設けて、撮像信号のベースバンド成分の高域側を抑
制することにより、上記固体イメジーセンサによるサン
プリング系のナイキスト条件を満たすようにして、撮像
出力信号のベースバンドへの折り返し成分の発生を防止
するようにしている。
また、カラーテレビジョンカメラ装置では、緑色画像
撮像用の固体イメージセンサと赤色絵素および青色絵素
用の色コーディングフィルタを設けた固体イメージセン
サにより三原色画像を撮像する二板式固体撮像装置や、
三原色画像を個別の固体イメージセンサにより撮像する
三板式等の多板式固体撮像装置が実用化されている。
さらに、上記多板式固体授像装置における解像度の向
上を図るための手法として、緑色画像撮像用の固体イメ
ージセンサに対して、絵素の空間サンプリング周期の1/
2だけ、赤色画像撮像用及び青色画像撮像用の固体イメ
ージセンサをずらして配置するようにした、所謂空間絵
素ずらし法が知られている。この空間絵素ずらし法を採
用することによって、アナログ出力の多板式固体撮像装
置では、固体イメージセンサの画像数の限界を越える高
い解像度を実現することができる。
また、放送局等で使用する業務用のディジタルビデオ
テープレコーダでは、所謂D1/D2フォーマット等の規格
化が進められており、これらの規格に適合したディジタ
ルビデオ関連機器の対するディジタルインターフェース
がカラーテレビジョンカメラ装置にも必要とされてい
る。上記ディジタルビデオ関連機器に対するディジタル
インターフェースの規格では、そのサンプリングレート
は現状の固体イメージセンサのサンプリングレートfs程
度に設定されている。
さらに、一般に、テレビジョンカメラ装置等では、画
質の向上を図るために、撮像部で得られる撮像出力信号
について、ガンマ補正処理を施したり、上記撮像出力信
号からディテール信号を形成して原信号に加算合成する
イメージエンハンス処理を施するようにしている。
D 発明が解決しようとする課題 ところで、上述のように緑色画像撮像用の固体イメー
ジセンサと赤色画像撮像及び青色画像撮像用の固体イメ
ージセンサとを各画素の繰り返しピッチの1/2だけ空間
的にずらして配置するようにした所謂空間絵素ずらし法
を採用した撮像部を備える固体撮像装置では、撮像出力
信号についてディジタル信号処理によりガンマ補正処理
やイメージエンハンス処理を施す場合に、上記折り返し
成分によって画質劣化を生じるという問題点があり、ま
た、色副搬送周波数領域に水平ディテール信号成分が混
入すると、クロスカラー妨害による画質劣化を生じると
いう問題点がある。
そこで、本発明は、所謂空間絵素ずらし法を採用した
撮像部を備える固体撮像装置において、撮像出力信号に
ついてディジタル信号処理により、折り返し成分やクロ
スカラー妨害による画質劣化を伴うことなく、ガンマ補
正処理やイメージエンハンス処理を良好に施すことがで
きるようにすることを目的とする。
E 課題を解決するための手段 本発明に係る固体撮像装置の信号処理回路は、上述の
目的を達成するために、緑色画像撮像用の固体イメージ
センサと赤色画像撮像及び青色画像撮像用の固体イメー
ジセンサとを各画素の繰り返しピッチの1/2だけ空間に
ずらして配置した撮像部の上記各固体イメージセンサか
らfsのサンプリングレートで読み出される各撮像出力信
号を上記サンプリングレートfsに等しいクロックレート
でディジタル化するアナログ・ディジタル変換手段と、
該アナロク・ディジタル変換手段の各ディジタル出力信
号のうち緑色画像撮像信号と赤色画像撮像信号、青色画
像撮像信号又は両信号の合成信号とを等量加算した信号
から上記サンプリングレートfsの2倍のクロックレート
2fsの水平ディテール信号を少なくとも発生するディテ
ール信号発生手段と、上記アナログ・ディジタル変換手
段のディジタル出力信号を2fsのクロックレートに補間
する補間手段と、上記ディテール信号発生手段の出力信
号を上記補間手段の出力信号に加算する加算手段とを有
してなるものである。
また、本発明に係る固体撮像装置の信号処理回路は、
上記加算手段の出力信号にガンマ補正処理を施すガンマ
補正手段を設けたことを特徴とするものである。
さらに、本発明に係る固体撮像装置の信号処理回路
は、fsのクロックレートで動作して上記アナログ・ディ
ジタル変換手段の出力信号にガンマ補正処理を施す第1
のガンマ補正手段を上記補間手段の前段に設けるととも
に、2fsのクロックレートで動作して上記ディテール信
号発生手段の出力信号にガンマ補正処理を施す第2のガ
ンマ補正手段を設けるたことを特徴とするものである。
F 作用 本発明に係る固体撮像装置の信号処理回路では、空間
絵素ずらし法を採用した撮像部の各固体イメージセンサ
からfsのサンプリングレートで読み出される各撮像出力
信号をアナログ・ディジタル変換手段により上記サンプ
リングレートfsに等しいクロックレートでディジタル化
したディジタル出力信号について、補間手段により2fs
レートの信号を形成するとともに、ディテール信号発生
手段により2fsレートの水平ディテール信号を形成し
て、これの信号を加算手段で加算合成することによりイ
メージエンハンス処理を行い、イメージエンハス処理済
のディジタル出力信号を2fsレートで出力する。
また、本発明に係る固体撮像装置の信号処理回路で
は、上記加算手段の出力側に設けたガンマ補正手段によ
って、イメージエンハンス処理済のディジタル出力信号
に対して2fsレートでガンマ補正処理を施す。
さらに、本発明に係る固体撮像装置の信号処理回路で
は、fsのクロックレートで動作する第1のガンマ補正手
段により上記アナログ・ディジタル変換手段のディジタ
ル出力信号にガンマ補正処理を施すとともに、2fsのク
ロックレートで動作する第2のガンマ補正手段により上
記ディテール信号発生手段から水平ディテール信号にガ
ンマ補正処理を施し、上記第1のガンマ補正手段による
ガンマ補正処理剤のディジタル出力信号を補間手段によ
り2fsレート信号に変換し、この2fsレートのディジタル
出力信号に上記第2のガンマ補正手段によるガンマ補正
処理済の水平ディテール信号を加算手段により、加算す
ることによって、ガンマ補正処理及びイメージエンハン
ス処理を施した2fsレートのディジタル出力信号を形成
する。
G 実施例 以下、本発明に係る固体撮像装置の信号処理回路の一
実施例について、図面に従い詳細に説明する。
第1図は、撮像レンズ(1)から光学的ローパスフィ
ルタ(2)を介して入射される撮像光Liを色分解プリズ
ム(3)によりR,G,Bの三原色光成分に分解して、被写
体像の三原色画像を三枚のCCDイメージセンサ(4R),
(4G),(4B)により撮像する三板式固体撮像装置に本
発明を適用して構成したカラーテレビジョンカメラ装置
を示している。
この実施例において、カラーテレビジョンカメラ装置
の撮像部を構成している上記三枚のCCDイメージセンサ
(4R),(4G),(4B)は、空間絵素ずらし法を採用し
て、第2図に示すように、緑色画像撮像用のCCDイメー
ジセンサ(4G)に対し、赤色画像撮像用のCCDイメージ
センサ(4R)及び青色画像撮像用のCCDイメージセンサ
(4B)を絵素の空間サンプリング周期τの1/2だけず
らして配置されている。そして、上記三枚のCCDイメー
ジセンサ(4R),(4G),(4B)は図示しないCCD駆動
回路によって駆動され、各絵素の撮像電荷が色副搬送周
波数fSCの4倍すなわち4fSCのサンプリング周波数fsの
読み出しクロックにより読み出される。
上記空間絵素ずらし法を採用した三枚のCCDイメージ
センサ(4R),(4G),(4B)は、被写体像の三原色画
像について、上記緑色画像撮像用のCCDイメージセンサ
(4G)と上記赤色画像撮像用及び青色画像撮像用の各CC
Dイメージセンサ(4R),(4B)とがτS/2だけずれた位
置を空間サンプリングする。これにより、上記CCDイメ
ージセンサ(4R),(4G),(4B)から読み出される各
撮像出力信号SR*,SG*,SB*は、そのスペクトル成
分を第3図に示してあるように、上記CCDイメージセン
サ(4G)による緑色撮像出力信号SG*の上記サンプリ
ング周波数fs成分と上記各CCDイメージセンサ(4R),
(4B)による赤撮像出力信号SR*及び青色撮像出力信
号SB*の上記各サンプリング周波数fs成分とが互いに
逆位相となっている。
そして、上記4fSFのサンプリング周波数fs読み出しク
ロックにより上記各CCDイメージセンサ(4R),(4
G),(4B)から読み出される各撮像出力信号SR*,S
G*,SB*は、それぞれバッファアンプ(5R),(5
G),(5B),を介してアナログ・ディジタル(A/D)変
換器(6R),(6G),(6B)に供給される。
これら各A/D変換器(6R),(6G),(6B)には、上
記各撮像出力信号SR*,SG*,SB*のサンプリングレ
ートに等しいクロックレートすなわち上記各CCDイメー
ジセンサ(4R),(4G),(4B)の読み出しクロックと
同じ4fSCのクロック周波数fsのクロックが図示しないタ
イミングジェネレータにより与えられる。そして、上記
各A/D変換器(6R),(6G),(6B)は、上記各撮像出
力信号SR*,RG*,SB*を上記4fSCのクロックレート
fsでそのままディジタル化して、上記各撮像出力信号S
R*,SG*,SB*の上記第3図に示したスペクトルと同
じ出力スペクトルの各色データDR*,DG*,DB*を形
成する。
上記A/D変換器(6R),(6G),(6B)により得られ
る各色データDR*,DG*,DB*は、信号処理部(7)
に供給される。
上記信号処理部(7)は、その具体的な構成を第4図
に示してあるように、上記A/D変換器(6R)により得ら
れる赤色データDR*及び上記のA/D変換器(6G)によ
り得られる緑色データDG*が供給されるディテール信
号発生部(11)と、上記A/D変換器(6R),(6G),(6
B)により得られる3原色データDR*,DG*,DB**
が遅延回路(12R),(12G),(12B)を介して供給さ
れる補間処理部(13R),(13G),(13B)と、これら
補間処理部(13R),(13G),(13B)から補間処理済
の3原色データDR**,DG**,DB**と上記ディテ
ール信号発生部(11)からディテール信号DIE**が供
給される加算器(14R),(14G),(14B)と、これら
加算器(14R),(14G),(14B)の加算出力が供給さ
れるガンマ補正処理回路(15R),(15G),(15B)を
備えてなる。
この信号処理部(7)において、上記補間処理部(13
R),(13G),(13B)は、上記A/D変換器(6R),(6
G),(6B)から供給される上記4fSCのクロックレートf
sの3原色データDR*,DG*,DB*に補間処理を施す
ことによって、上記クロックレートfsの2倍すなわち8f
sのクロックレート2fsの3原色データDR**,
DG**,DB**を形成する。
そして、上記補間処理部(13R),(13G),(13B)
は、上記2fsのクロックレートの3原色データDR**,
DG**,DB**を上記加算器(14R),(14G),(14
B)に供給する。
また、上記ディテール信号発生部(11)は、上記A/D
変換器(6G)により得られるfsレートの緑色データD
G*と上記A/D変換器(6R)により得られるfsレートの
赤色データDR*とを2fsのクロックレートでマルチプ
レックスして等量加算する加算手段と、この加算手段に
よる加算出力に微分処理を施すディジタルフィルタとを
含んで構成される。そして、上記ディテール信号発生部
(11)は、上記ディジタルフィルタによる微分出力を水
平ディテール信号IEHとして含むディテール信号D
IE**を上記加算器(14R),(14G),(73B)に供給
する。
これらの加算器(14R),(14G),(73B)は、上記
補間処理部(13R),(13G),(13B)からの3原色デ
ータDR**,DG**,DB**に上記ディテール信号発
生部(11)からのディテール信号DIE**を加算するこ
とにより、上記3原色データDR**,DG**,DB**
にイメージエンハンス処理を施す。このイメージエンハ
ンス処理済の3原色データDR**,DG**,DB**
上記ガンマ補正処理回路(15R),(15G),(15B)に
供給する。
そして、上記ガンマ補正処理回路(15R),(15G),
(15B)は、2fsのクロックレートで動作して、上記加算
器(14R),(14G),(14B)によるイメージエンハン
ス処理済の3原色データDR**,DG**,DB**にそ
れぞれガンマ補正処理を施し、ガンマ補正処理済の各色
データDR**,DG**,DB**を2fsレートで出力す
る。
上述の如く撮像部に空間絵素ずらし法を採用したカラ
ーテレビジョンカメラ装置では、撮像出力に含まれる折
り返し成分や色副搬送周波数領域へのディテール信号の
混入によるクロスカラー妨害が問題になるが、上記ディ
テール信号発生部(11)において、上記A/D変換器(6
G)により得られるfsレートの緑色データDG*と上記A
/D変換器(6R)により得られるfsレートの赤色データD
R*とを2fsのクロックレートでマルチプレックスして
等量加算し、その加算出力に微分処理を施すことにより
形成した2fsレートの水平ディテール信号IEHは、上記等
量加算処理によって、1次のキャリア成分が全てキャン
セルされる。従って、上記ディテール信号発生部(11)
は、折り返し歪みを伴うことなく広帯域の水平ディテー
ル信号IEHを形成することができる。従って、上記加算
器(14R),(14G),(73B)では、上記補間処理部(1
3R),(13G),(13B)からの2fsレートの3原色デー
タDR**,DG**,DB**に上記ディテール信号発生
部(11)からの2fsレートの水平ディテール信号IEHを含
むディテール信号DIE**を加算することにより、上記
3原色データDR**,DG**,DB**に高分解能のイ
メージエンハンス処理を施すことができる。さらに、上
記加算器(14R),(14G),(14B)によるイメージエ
ンハンス処理済の3原色データDR**,DR**,D
B**が供給される上記ガンマ補正処理回路(15R),
(15G),(15B)は、それぞれ上記2fsのクロックレー
トで動作することにより、上記3原色データDR**,D
G**,DB**に高分解能のガンマ補正処理を施するこ
とができる。
ここで、上記ディテール信号発生部(11)では、空間
絵素ずらし法を採用した撮像部からの撮像出力信号に対
して、緑色画像撮像信号と赤色画像撮像信号とを等量加
算する以外に、緑色画像撮像信号と青色画像撮像信号と
を等量加算したり、赤色画像撮像信号と青色画像撮像信
号との合成信号を緑色画像信号と等量加算しても、1次
キャリヤ成分が全てキャンセルされて、折り返し歪みを
伴うことなく広帯域の水平ディテール信号を形成するこ
とができる。
また、上記信号処理部(7)は、第5図に示すよう
に、それぞれfsのクロックレートで動作する第1のガン
マ補正回路(17R),(17G),(17B)を上記補間処理
部(13R),(13G),(13B)の前段に設けるととも
に、2fsのクロックレートで動作する第2のガンマ補正
回路(18)を上記ディテール信号発生部(11)の後段に
設けた構成としても良い。
上記第1のガンマ補正回路(17R),(17G),(17
B)は、それぞれのfsのクロックレートで動作して、fs
レートの3原色データDR*,DG*,DB*にガンマ補正
処理を施し、ガンマ補正処理済の3原色データDR*,D
G*,DB*を上記補間処理部(13R),(13G),(13
B)に供給す。上記補間処理部(13R),(13G),(13
B)は、上記第1のガンマ補正回路(17R),(17G),
(17B)によるガンマ補正処理の施されたfsレートの3
原色データDR*,DG*,DB*に補間処理を施すことに
よって、2fsレートの3原色データDR**,DG**,D
B**を形成して加算器(14R),(14G),(14B)に
供給する。また、上記第2のガンマ補正回路(18)は、
2fsのクロックレートで動作して、上記ディテール信号
発生部(11)から出力される2fsレートのディテール信
号DIE**にガンマ補正処理を施し、ガンマ補正処理済
のディテール信号DIE**を上記加算器(14R),(14
G),(14B)に供給する。そして、上記加算器(14
R),(14G),(14B)は、上記第1のガンマ補正回路
(17R),(17G),(17B)から上記補間処理部(13
R),(13G),(13B)を介して供給されるガンマ補正
処理済の2fsレートの3原色データDR**,DG**,D
B**に、上記ディテール信号発生部(11)から上記第
2のガンマ補正回路(18)を介して供給されるガンマ補
正処理済の2fsレートのディテール信号DIE**を加算
することによってイメージエンハンス処理を行う。
このような構成の信号処理部(7)によっても、ガン
マ補正処理及びイメージエンハンス処理を高い分解能で
施した2fsレートの3原色データDR**,DG**,D
B**を得ることができる。
なお、この実施例において、上述の補間処理部(13
R),(13G),(13B)は、上記補間処理部(13R),
(13G),(13B)は、上記補間処理部(13R),(13
G),(13B)は、上記fsレートの3原色データDR*,D
G*,DB*に対して、上記クロックレートfsの2倍すな
わち8fscのクロックレート2fsで動作し、2fsレートの単
位遅延量をzとして、 H(z)IPm=(Z-1+1) ‥‥ で示されるfsに少なくとも1個の零点を有する第6図の
ようなフィルタ特性H(z)IPmを与えるディジタルフ
ィルタを含んで構成される。また、上記ディテール信号
発生部(11)において、加算手段による加算出力に微分
処理を施すディジタルフィルタは、上記加算手段による
加算出力に対し、2fsレートの単位遅延量をzとして、 H(z)IEHn=(z-1+1) ‥‥ で示され、上述の補間処理部(13R),(13G),(13
B)のディジタルフィルタの次数mと偶奇が同じ次数n
を有し、fsに少なくとも一個の零点を有する第7図のよ
うなフィルタ特性H(z)IEHnを与えることにより微分
処理を行なう。
ここで、上述の補間処理部(13R),(13G),(13
B)及びディテール信号発生部(11)の各ディジタルフ
ィルタの次数m,nの偶奇が一致していない場合には、上
記補間処理部(13R),(13G),(13B)における補間
処理のためのディジタルフィルタによ群遅延と、上述デ
ィテール信号発生部(11)におけるディテール信号発生
用の微分処理のためのディジタルフィルタによる群遅延
とがずれてしまい、補間処理剤の信号にディテール信号
を加算しても良好にイメージエンハンス処理を行うこと
ができない。例えば上記補間処理部(13R),(13G),
(13B)で偶数次(2次)補間を行い、上記ディテール
信号発生部(11)で奇数次(1次)微分を行うようにす
ると、第8図に示すように、1/(2fs)の位相差を有す
るfsレートの緑色データDG*と赤色データDR*にそ
れぞれ2次補間処理を施すことにより得られる2fsレー
トの緑色データDR**と赤色データDR**を加算す
ることにより得られる輝度データY**の群遅延の中心
は、同図中にPGPYで示す位置に有るが、上記fsレート
の緑色データDG*と赤色データDR*とを2fsのクロ
ックレートでマルチプレックスして等量加算した2fsの
クロックレートの信号D(G+R)**を1次微分する
ことにより得られる水平ディテール信号IEH**の群遅
延の中心は、同図中にPGPIEHで示すように、上記輝度Y
**の群遅延の中心PGPYに対して1/(4fs)だけずれて
おり、上記輝度データY**に水平ディテール信号IEH
**を加算合成することにより得られる水平輪郭補償処
理済の輝度データYIEH**の波形は点対象とならな
い。
これ対して、この実施例の信号処理回路では、上述の
補間処理部(13R),(13G),(13B)及びディテール
信号発生部(11)の各ディジタルフィルタの次数m,nの
偶奇を一致させたことにより、補間処理のためのディジ
タルフィルタによ群遅延とディテール信号発生ように微
分処理のためのディジタルフィルタによる群遅延と一致
し、補間処理剤の信号にディテール信号を加算しても良
好にイメージエンハンス処理を行うことができる。
例えば上記補間処理部(13R),(13G),(13B)で
偶数次(2次)補間を行い、上記ディテール信号発生部
(11)で偶数次(0次)微分を行うようにすると、第9
図に示すように、1/(2fs)の位相差を有するfsレート
の緑色データDG*と赤色データDR*にそれぞれ2次
補間処理を施すことにより得られる2fsレートの緑色デ
ータDG**と赤色データDR**を加算することによ
り得られる輝度データY**の群遅延の中心は、同図中
のPGPYで示す位置に有り、上記fsレートの緑色データD
G*と赤色データDR*とを2fsのクロックレートでマ
ルチプレックスして等量加算した2fsのクロックレート
の信号のD(G+R)**を0次微分することにより得
られる水平ディテール信号IEH**の群遅延の中心は、
同図中にPGPIEHで示すように、上記輝度データY**
群遅延の中心PGPYに一致しており、上記輝度データY
**に水平ディテール信号IEH**を加算合成すること
により得られる水平輪郭補償処理剤の輝度データY
IEH**の波形は、上記群遅延の中心の位相に関して点
対称となる。
また、上記補間処理部(13R),(13G),(13B)で
奇数次(1次)補間を行い、上記ディテール信号発生部
(11)で奇数次(1次)微分を行うようにすると、第10
図に示すように、1/(2fs)の位相差を有するfsレート
の緑色データDG*と赤色データDR*にそれぞれ1次
補間処理を施すことにより得られる2fsレートの緑色デ
ータDG**と赤色データDR**を加算することによ
り得られる輝度データY**の群遅延の中心は、同図中
にPGPYで示す位置に有り、上記fsレートの緑色データD
G*と赤色データDR*とを2fsのクロックレートでマ
ルチプレックスして等量加算した2fsのクロックレート
の信号D(G+R)**を1次微分することにより得ら
れる水平ディテール信号IEH**の群遅延の中心は、同
図中にPGPIEHで示すように、上述輝度データY**の群
遅延の中心PGPYに一致しており、上記輝度データY**
に水平ディテール信号IEH**を加算合成することによ
り得られる水平輪郭補償処理済の輝度データYIEH**
の波形は、上記群遅延の中心の位相に関して点対称とな
る。
この実施例において、上記ディテール信号発生部(1
1)は、その具体的な構成例を第11図に示してあるよう
に、上記A/D変換器(6G)により得られる緑色データD
G*を入力データGINとする第1の遅延回路(21)と、
上記A/D変換器(6R)により得られる赤色データDR*
を入力データRINとする第2の遅延回路(22)を備えて
いる。
上記第1の遅延回路(21)は、D型フリップフロップ
等のディジタル遅延を手段用いて1水平走査期間1Hに等
しい遅延時間を入力信号に与える2個の1H遅延回路(21
a),(21b)を直列接続してなる。この第1の遅延回路
(21)は、上記A/D変換器(6G)から供給される緑色入
力データGINについて、0H遅延出力GIN、1H遅延出力G
1HDL及び2H遅延出力G2HEDLを第1のコムフィルタ(23)
に与えるとともに、上記1H遅延出力を上記遅延回路(13
G)介して上記補間処理部(14G)に供給する。
同様に、上記第2の遅延回路(22)は、D型フリップ
フロップ等のディジタル遅延手段を用いて1水平走査期
間1Hに等しい遅延時間を入力信号に与える2個の1H遅延
回路(22a),(22b)を直列接続してなる。この第2の
遅延回路(22)は、上記A/D変換器(6G)から供給され
る赤色入力データRINについて、0H遅延出力RIN,1H遅延
出力R1HDL及び2H遅延出力R2HDLを第2のコムフィルタ
(24)に与えるとともに、上記1H遅延出力を上記遅延回
路(13R)介して上記補間処理部(14R)に供給する。
上記第1のコムフィルタ(23)は、上記A/D変換器(6
G)から上記第1の遅延回路(21)に供給される緑色入
力データGINについて、該第1の遅延回路(21)からの
上記3種類の遅延出力GIN,G1HDL,G2HDLに基づいて、 で示されるフィルタ出力GH,GV,DGをミキサ回路(25)に
与える。
また、上記第2のコムフィルタ(24)は、上記A/D変
換器(6R)から上記第2の遅延回路(22)に供給される
赤色入力データRINについて、該第2の遅延回路(22)
からの上記3種類の遅延出力RIN,R1HDL,R2HDLに基づい
て、 のフィルタ出力RH,RV,DRを上記ミキサ回路(25)に与え
る。
そして、上記ミキサ回路(25)は、上記第1のコムフ
ィルタ(23)からのフィルタ出力GH,GV,DGと、上記第2
のコムフィルタ(24)からのフィルタ出力RH,RV,DRとに
基づいて、 IEH′=GH+RH … IEV′=GV+α・RV (α=0,1/4,1/2,1) … LEV=GH+β・RH … 又は、 LEV=DG+β・DR (β=0,1) … の合成出力IEH′,IEV′,LEVを出力する。
上記ミキサ回路(25)による上記合成出力IEH′は、
上記第1のコムフィルタ(23)からのフィルタ出力GHと
上記第2のコムフィルタ(24)からのフィルタ出力RHと
を2fsのクロックレートでマルチプレックスして等量加
算した2fsのクロックレートの水平ディテール信号とし
て第1のディジタルフィルタ回路(26)に供給される。
上述のように、上記撮像部に空間絵素ずらし法を採用
したこのカラーテレビジョンカメラ装置においても、上
記A/D変換器(6R),(6G)により得られる上記赤色デ
ータDR*と緑色データDG*が供給されるディテール
信号発生部(11)において、上記のコムフィルタ(22)
からのフィルタ出力GHと上記第2のコムフィルタ(24)
からのフィルタ出力RHとを上記ミキサ回路(25)で等量
加算することにより、1次のキャリア成分が全てキャン
セルされて、折り返し歪みを伴うことなく広帯域の水平
ディテール信号IEH′を形成することができる。
また、上記第1のコムフィルタ(23)からのフィルタ
出力GVと上記第2のコムフィルタ(24)からのフィルタ
出力RVとを上記ミキサ回路(25)により1:αの比率で加
算した上記合成出力IEV′は、垂直ディテール信号とし
て同2のディジタルフィルタ回路(27)に供給される。
さらに、上記第1のコムフェルタ(23)からのフィル
タ出力GH又はDGと上記第2のコムフィルタ(24)からの
フィルタ出力RH又はDHとを上記ミキサ回路(25)により
1:βの比率で加算した上記合成出力LEVは、レベル信号
としてレベルディペンデント信号発生回路(28)に供給
される。
そして、上記ミキサ回路(25)から上記合成出力IE
H′が2fsのクロックレートの水平ディテール信号として
供給される上記第1のディジタルフィルタ回路(26)
は、fsに少なくとも2個以上の偶数個の零点を有するハ
イパスフィルタ特性を有するものが用いられ、2fsレー
トの水平ディテール信号を形成する。
この第1のディジタルフィルタ回路(26)は、例えば
第13図に等化的なブロック構成を示すように、 の伝達関数H1(z)で示される第1のフィルタブロック
(41)と、 の伝達関数H2(z)で示される第2のフィルタブロック
(42)と、 の伝達関数H3(z)で示される第3のフィルタブロック
(43)と、 の伝達関数H4(z)で示される第4のフィルタブロック
と、重み係数ap,β12を与える各係数回路(4
5),(46),(47),(48)と、上記各係数回路(4
6),(47),(48)による出力を加算する加算回路(4
9)により構成される。
上記第1のディジタルフィルタ回路(26)は、2fsの
処理レートで動作し、上記ミキサ回路(25)からの上記
合成出力IEH′に対して、第13図に示すようなハイパス
フィルタ特性を与えることにって、 の各フィルタ出力IEH,APを形成する。
ここで、上記ミキサ回路(25)から上記合成出力IE
H′は、上記第1のコムフィルタ(23)からのフィルタ
出力GHと、上記第2のコムフィルタ(24)からのフィル
タ出力RHとを加算合成したもので、上記各コムフィルタ
(23),(24)によって、第14図に示す2次元周波数空
間上で垂直方向に帯域制限されている。複合カラー映像
信号の色副搬送周波数fSCの近傍のfsに少なくとも2個
以上の零点を有するハイパスフィルタ特性を有する上記
第1のディジタルフィルタ回路(26)で水平方向に帯域
制限して得られる水平ディテール信号IEHは、第14図に
示す2次元周波数空間上で色副搬送波周波数SC(fsc,1/
4)領域への不要な漏洩成分が少なく、クロスカラー妨
害を伴うことなく高品位の水平輪郭強調処理を行うこと
ができる。
上記第1のディジタルフィルタ回路(26)によるフィ
ルタ出力IEHは、水平ディテール信号として上記加算器
(29)に供給され、また、フィルタ出力APは、非線形処
理を行う第1のコア回路(30)を介して加算器(34)に
供給される。
また、上記第2のディジタルフィルタ回路(27)は、
例えば第15図に等化的なブロック構成を示すように、上
記ミキサ回路(25)による上記垂直ディテール信号IE
V′に の伝達関数H1(z)を与える第1のフィルタブロック
(51)と、この第1のフィルタブロック(51)によるフ
ィルタ出力信号と上記垂直ディテール信号IEV′とを選
択してフィルタ特性を切り換える第1の切り換え回路ブ
ロック(52)と、この第1の切り換え回路ブロック(5
2)による第1の選択出力信号に の伝達関数H2(z)を与える第2のフィルタブロック
(53)と、この第2のフィルタブロック(53)によるフ
ィルタ出力信号と上記第1の選択出力信号とを選択して
フィルタ特性を切り換える第2の切り換え回路ブロック
(54)と、この第2の切り換え回路ブロック(54)によ
る第2の選択出力信号に重み係数αを掛ける係数回路
(55)と、この係数回路(55)からの出力信号に、 の伝達関数H3(z)を与える第3のフィルタブロック
(56)とにより構成される。
この第2のディジタルフィルタ回路(27)は、上術の
コムフィルタ(23),(24)により、 なるフィルタ特性H(z)が与えられたfsのクロックレ
ートの上記垂直ディテール信号IEV′に対して、fsの処
理レートで動作して、第16図に一点鎖線で示すようにf
SCに零点を有するフィルタ特性H1(z)と、2fSCに零点
を有するフィルタ特性H2(z)を与えて、同図中に実線
で示すような伝達関数H0(z) の垂直ディテール信号IEVを形成し、この垂直ディテー
ル信号IEVを上記加算回路(29)に供給する。
ここで、上記垂直ディテール信号IEV′は、上記第1
とコムフィルタ(23)からのフィルタ出力GVと、上記第
2のコムフィルタ(24)からのフィルタ出力RVとを加算
合成したもので、上記各コムフィルタ(23),(24)に
よって、上記第14図の2次元周波数空間上で垂直方向に
帯域制限されている。複合カラー映像信号の色副搬送周
波数fSCの近傍に2個以上の零点を有する上記第2のデ
ィジタルフィルタ回路(27)で水平方向に帯域制限して
得られる垂直ディテール信号IEVは、上記第14図の2次
元周波数空間上で色副搬送周波数SC(fSC,1/4)領域へ
の不要な漏洩成分が少なく、クロスカラー妨害を伴うこ
となく高品位の垂直輪郭強調処理を行うことができる。
上記加算回路(29)は、2fsの処理レートで動作し
て、上記第1のディジタルフィルタ回路(26)から供給
される2fsのクロックレートの水平ディテール信号IEHと
上記第2のディジタルフィルタ回路(27)から供給され
るfsのクロックレートの垂直ディテール信号IEVとを加
算する。この加算回路(29)による2fsのクロックレー
トの加算出力信号は、非線形処理を行う第2のコア回路
(31)を介して乗算回路(32)に供給される。
また、上記ミキサ回路(25)による合成出力LEVがレ
ベル信号として供給される上記レベルディペンデンド信
号発生回路(28)は、上記レベル信号LEVに応じたレベ
ルディペント信号LDを発生し、このレベルディペンデン
ト信号にLD重み係数を掛ける乗算回路(33)を介して上
記乗算回路(32)に供給する。
上記乗算回路(32)は、上記乗算回路(33)による重
み係数を設けたベルティペンデント信号LDを上記第2の
コア回路(31)による非線形処理が施された上記加算回
路(29)による加算出力信号に掛けて、その乗算出力信
号を上記加算回路(34)に供給する。
この加算回路(34)は、上記第1のコア回路(30)に
よる非線形処理が施された上記第1のディジタルフィル
タ回路(25)によるフィルタ出力APを上記乗算回路によ
る乗算出力信号に加算し、その加算出力を2fsのクロッ
クレートのディテール信号DIE**として出力する。
このような構成のディテール信号発生部(11)から上
記2fsのクロックレートのディテール信号IEIE**が供
給される上記加算器(14R),(14G),(14B)は、上
記2fsのクロックレートのディテール信号DIE**を上
記補間処理部(13R),(13G),(13B)から供給され
る2fsレートの3原色データDR**,DG**,DB**
に加算することによりイメージエンハンス処理を施す。
そして、上記加算器(14R),(14G),(14B)は、イ
メージエンハンス処理済の3原色データDR**,D
G**,DB**を上記ガンマ補正処理回路(15R),(1
5G),(15B)に供給する。
上記ガンマ補正処理回路(15R),(15G),(15B)
は、上記加算器(14R),(14G),(14B)によるイメ
ージエンハンス処理済の2原色データDR**,
DG**,DB**にガンマ補正処理を施し、ガンマ補正
処理済の3原色データDR**,DG**,DB**を出力
する。
このようにして、上記信号処理部(7)は、イメージ
エンハンス処理及びガンマ補正処理を施した2fsのクロ
ックレートの3原色データDR**,DG**,DB**
出力する。この信号処理部(7)から出力される上記2f
sのクロックレートの3原色データDR**,DG**,D
B**は、カラーエンコーダ(8)に供給されるととも
に、ディジタル・アナログ(D/A)変換器(9R),(9
G),(9B)に供給される。
そして、上記D/A変換器(9R),(9G),(9B)は、
上記信号処理部(7)から供給される2fsのクロックレ
ートの高解像度を確保した3原色データDR**,D
G**,DB**をアナログ化して、アナログの3原色撮
像出力信号ROUT,GOUT,BOUTを信号出力端子(10R),(1
0G),(10B)から出力する。
また、上記カラーエンコーダ(8)は、その具体的な
構成を第17図に示してあるように、上記信号処理部
(7)から上記2fsのクロックレートの3原色データD
R**,DG**,DB**が供給されるマトリクス回路
(81)と、そのマトリクス回路(81)により形成される
輝度信号データDY**が供給される遅延回路(82)
と、上記このマトリクス回路(81)により形成される各
色差信号データDR−Y*,DB−Y*,DI*,DQ*が供
給される各ローパスフィルタ(83),(84),(85),
(86)と、上記マトリクス回路(81)により形成される
I*,DQ*が上記各ローパスフィルタ(85),(86)
を介して供給される変調回路(87)と、この変調回路
(87)による変調出力データが供給される補間処理回路
(88)と、この補間処理回路(88)による補間処理出力
データが供給されるとともに上記マトリクス回路(81)
により形成される輝度信号データDY**が上記遅延回
路(82)を介して供給される加算回路(89)とを備えて
なる。
上記マトリクス回路(81)は、上記2fsのクロックレ
ートの3原色データDR**,DG**,DB**について
マトリクス演算処理を行うことによって、2fsのクロッ
クレートの輝度信号データDY**と、fsのクロックレ
ートの色素信号データDR−Y*,DB−Y*,DI*,D
Q*を形成する。
そして、このカラーエンンコーダ(8)は、上記3原
色データDR**,DR**,DB**についてのコンポー
ネントカラー画像データとして、上記マトリクス回路
(81)から上記遅延回路(82)を介して上記輝度信号デ
ータDY**を出力するとともに、上記マトリクス回路
(81)から上記各ローパスフィルタ(83),(84)を介
して上記各色差信号データDR−*,DB−Y*を出力す
る。なお、上記遅延回路(82)は、上記各ローパスフィ
ルタ(83),(84)に対応する遅延特性を上記輝度信号
データDY**に与える。
また、このカラーエンコーダ(8)において、上記変
調回路(87)は、上記マトリクス回路(81)から上記各
ロパースフィルタ(85),(86)を介して供給されるD
I*,DQ*を直2相変調する変調処理を行う。この変調
回路(87)による変調出力データは、色副搬送波周波数
fSCの奇数次高調波を含む変調色差信号に対応するもの
となる。
さらに、上述補間処理回路(88)は、上記変調回路
(87)による変調出力データについて、fSC成分と7fSC
成分を抽出するディジタルフィルタリング処理を行い、
8fSCに対応するクロックレート24fsの変調色差信号デー
タを形成する。
そして、このカラーエンコーダ(8)は、上記マトリ
クス回路(81)から上記遅延回路(82)を介して出力す
る上記輝度信号データDY**と上記補間処理回路(8
8)により形成した2fsのクロックレートの変調色差信号
データを上記加算回路(89)により加算することによっ
て、ディジタルコンポジットビデオ信号DCS**を形成
する。
すなわち、上記カラーエンコーダ(8)は、上記上記
信号処理部(7)により画像強調処理及びガンマ補償処
理を施した2fsのクロックレートの3原色データD
R**,DG**,DB**について、上記2fsのクロック
レートの高い解像度を確保した上記輝度信号データD
Y**と、fsのクロックレートの上記各色差信号データ
R−Y*,DB−Y*とで構成されるコンポーネントカ
ラー画像データを出力するとともに、上記2fsのクロッ
クレートの高い解像度を確保したディジタルコンポジッ
トビデオ信号DCS**出力する。
このカラーエンコンダ(8)から出力される上記コン
ポーネントカラー画像データすなわち上記輝度信号デー
タDY**及び上記各色素信号データDR−Y*,D
B−Y*は、ディジタル・アナログ(D/A)変換器(9
Y),(9R−Y),(9B−Y)に供給される。
上記D/A変換器(9Y),(9R−Y),(9B−Y)は、
上記輝度信号データDY**及び上記各色差信号データ
R−Y*,DB−Y*をアナログ化することによりアナ
ログコンポーネントカラービデオ信号YOUT,R−YOUT,B−
YOUTとして信号出力端子(10Y),(10R−Y),(10B
−Y)から出力する。
さらに、上記カラーエンコーダ(8)から出力される
上記ディジタルコンポジットビデオ信号DCS**は、デ
ィジタル・アナログ(D/A)変換器(9CS)に供給され
る。上記D/A変換器(9CS)は、上記2fsのクロックレー
トの高い解像度を確保した上記ディジタルコンポジット
ビデオ信号DCS**をアナログ化することによりアナロ
グコンポジットビデオ信号OSOUTとして信号出力端子(1
0CS)から出力する。
H 発明の効果 上述のように、本発明に係る固体撮像装置の信号処理
回路では、空間絵素ずらし法を採用した撮像部の各固体
イメージセンサからfsのサンプリングレートで読み出さ
れる各撮像出力信号をアナログ・ディジタル変換手段に
より上記サンプリングレートfsの等しいクロックレート
でディジタル化したディジタル出力信号について、補間
手段により2fsレートの信号を形成するとともに、ディ
テール信号発生手段により2fsレートの広帯域の水平デ
ィテール信号を形成して、これの信号を加算手段で加算
合成することにより、2fsレートで高分解能のイメージ
エンハンス処理を行うことができる。
また、本発明に係る固体撮像装置の信号処理回路で
は、2fsのクロックレートで動作するガンマ補正手段に
より、上記加算手段の出力信号にガンマ補正処理を施す
ことによって、上記2fsのクロックレートでイメージエ
ンハンス処理が施されるディジタル出力信号に対して、
ガンマ補正処理を適正に施すことができる。
さらに、本発明は、fsのクロックレートで動作する第
1のガンマ補正手段により上記アナログ・ディジタル変
換手段に出力信号にガンマ補正処理を施すとともに、2f
sのクロックレートで動作する第2のガンマ補正手段に
より上記ディテール信号にガンマ補正処理を施ことによ
って、上記2fsのクロックレートでイメージエンハンス
処理が施されるディジタル出力信号に対して、ガンマ補
正処理を適正に施すことができる。
従って、本発明によれば、所謂空間絵素ずらし法を採
用した撮像部の各固体イメージセンサからの撮像出力信
号をディジタル化して、イメージエンハンス処理を行う
ためのディテール信号をディジタル信号処理によって形
成するようにした固体撮像装置の信号処理回路におい
て、各固体イメージセンサからfsのサンプリングレート
で読み出される各撮像出力信号に対して、2fsレートで
高分解能のイメージエンハンス処理及びガンマ補正処理
を適正に施すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した三板式カラーテレビジョンカ
メラ装置を示すブロック図、第2図は上記三板式カラー
テレビジョンカメラ装置における各CCDイメージセンサ
の配設状態を示す模式図、第3図は上記カラーテレビジ
ョンカメラ装置におけるCCDイメージセンサによる各撮
像出力信号の信号スペクトラムを示す図、第4図は上記
三板式カラーテレビジョンカメラ装置を構成している信
号処理部の構成を示すブロック図、第5図は上記信号処
理部の他の構成例を示すブロック図、第6図は上記信号
処理部を構成する補間処理部に備えられるディジタルフ
ィルタの特性を示す特性線図、第7図は上記信号処理部
を構成するディテール信号発生部に備えられるディジタ
ルフィルタの特性を示す特性線図、第8図は上記補間処
理部で偶数次補間処理を行い上記ディテール信号発生部
で奇数次微分処理を行う場合の水平輪郭強調処理動作の
説明図、第9図は上記補間処理部で偶数次補間処理を行
い上記ディテール信号発生部で偶数次微分処理を行う場
合の水平輪郭強調処理動作の説明図、第10図は上記補間
処理部で奇数次補間処理を行い上記ディテール信号発生
部で奇数次微分処理を行う場合の水平輪郭強調処理動作
の説明図、第11図は上記信号処理部のディテール信号発
生部の具体的な構成例を示すブロック図、第12図は上記
ディテール信号発生部の第1のディジタルフィルタ回路
の等化的なブロック構造を示すブロック図、第13図は上
記第1のディジタルフィルタ回路のフィルタ特性を示す
特性線図、第14図は上記ディテール信号発生部で形成す
るディテール信号の周波数特性を2次元周波数空間上に
示した模式図、第15図は上記ディテール信号発生部の第
2のディジタルフィルタ回路の等化的なブロック構成を
示すブロック図、第16図は上記第2のディジタルフィル
タ回路のフィルタ特性を示す特性線図、第17図は上記三
板式カラーテレビジョンカメラ装置を構成しているカラ
ーエンコーダの構成を示すブロック図である。 第18図は離散的な絵素構造を有する一般的な固体イメー
ジセンサによる撮像出力信号の信号スペクトラムを示す
模式図である。 (4R),(4G),(4B)……CCDイメージセンサ (6R),(6G),(6B)……A/D変換器 (7)……信号処理部 (8)……カラーエンコーダ (11)……ディテール信号発生部 (13R),(13G),(13B)……補間処理部 (14R),(14G),(14B)……加算器 (15R),(15G),(15B)……ガンマ補正回路 (17R),(17G),(17B)……第1のガンマ補正回路 (18)……第2のガンマ補正回路 (26)……ディジタルフィルタ回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】緑色画像撮像用の固体イメージセンサと赤
    色画像撮像及び青色画像撮像用の固体イメージセンサと
    を各画素の繰り返しピッチの1/2だけ空間的にずらして
    配置した撮像部の上記各固体イメージセンサからfsのサ
    ンプリングレートで読み出される各撮像出力信号を上記
    サンプリングレートfsに等しいクロックレートでディジ
    タル化するアナログ・ディジタル変換手段と、 該アナログ・ディジタル変換手段の各ディジタル出力信
    号のうち緑色画像撮像信号と赤色画像撮像信号、青色画
    像撮像信号又は両信号の合成信号とを等量加算した信号
    から上記サンプリングレートfsの2倍のクロックレート
    2fsの水平ディテール信号を少なくとも発生するディテ
    ール信号発生手段と、 上記アナログ・ディジタル変化手段のディジタル出力信
    号を2fsのクロックレートに補間する補間手段と、 上記ディテール信号発生手段の出力信号を上記補間手段
    の出力信号に加算する加算手段とを有してなる固体撮像
    装置の信号処理回路。
  2. 【請求項2】前記加算手段の出力信号にガンマ補正処理
    を施すガンマ補正手段を設けたことを特徴とする請求項
    1項に記載の固体撮像装置の信号処理回路。
  3. 【請求項3】fsのクロックレートで動作して前記アナロ
    グ・ディジタル変換手段の出力信号にガンマ補正処理を
    施す第1のガンマ補正手段を前記補間手段の前段に設け
    るとともに、2fsのクロックレートで動作して前記ディ
    テール信号発生手段の出力信号にガンマ補正処理を施す
    第2のガンマ補正手段を設けるたことを特徴とする請求
    項1項に記載の固体撮像装置の信号処理回路。
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