JP2784144B2 - カードリーダのパッドローラ支持機構 - Google Patents

カードリーダのパッドローラ支持機構

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JP2784144B2
JP2784144B2 JP13046294A JP13046294A JP2784144B2 JP 2784144 B2 JP2784144 B2 JP 2784144B2 JP 13046294 A JP13046294 A JP 13046294A JP 13046294 A JP13046294 A JP 13046294A JP 2784144 B2 JP2784144 B2 JP 2784144B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気カードの磁気情報
を処理するカードリーダにおけるカード搬送ローラの一
方をなすパッドローラの支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁気カードに対する磁気情報の記録再生
を磁気ヘッドで行なうカード処理装置としてのカードリ
ーダでは、カード走行路に挿入されるカードを駆動ロー
ラと従動ローラからなる搬送ローラ対で挟持して搬送し
ている。駆動ローラと従動ローラとは、カードを一定の
圧力で挟持するのに少なくても何れか一方のローラが他
方のローラに対して付勢されている。例えば、駆動ロー
ラがカード走行路の下方に位置する場合では、従動ロー
ラをカード走行路の上方で同通路に対して開閉自在とさ
れた支持体に支持し、この支持体の回動軸にねじりコイ
ルバネを巻装して支持体を閉方向に付勢して従動ローラ
を駆動ローラに対して押圧付勢している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、支持体
の回動軸にねじりコイルバネを巻装して従動ローラを駆
動ローラに押圧付勢させた場合、回動軸からねじりコイ
ルバネを外してバネ力の作用を断たないと支持体を開方
向に回動させることができないので、組付けやメインテ
ナンス時の作業性が良くないという問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1記載の
発明では、本体ブロックに支持された複数の駆動ローラ
と協動してカード走行路に挿入されるカードを搬送する
複数のパッドローラを支持すると共に、上記カード走行
路と平行に設けた枢軸を中心に上記本体ブロックに開閉
自在に枢支され、上記駆動ローラに対してパッドローラ
を接近反離可能としたパッドローラブロックと、上記本
体ブロックに配設したバネ部材と、上記バネ部材の作
領域と非作動領域との間を変位可能、かつ、上記パッド
ローラブロックと上記バネ部材とに係脱可能に支持さ
れ、上記バネ部材の作用領域における上記パッドローラ
ブロックとの係合により、上記パッドローラブロックに
上記パッドローラを上記駆動ローラに接近させる方向へ
の回動付勢力を与える押圧板とを備えた。請求項2記載
の発明では、パッドローラブロックに上記バネ部材の作
動領域と非作動領域とにかかるL字型ガイド溝を設け、
押圧板に上記L字型ガイド溝と係合案内する突起を形成
し、上記押圧板を上記バネ部材の作動領域と非作動領域
との間で変位可能とした。請求項3記載の発明では、本
体ブロックに支持された複数の駆動ローラと協動してカ
ード走行路に挿入されるカードを搬送する複数のパッド
ローラを支持すると共に、上記カード走行路と平行に設
けた枢軸を中心に上記本体ブロックに開閉自在に枢支さ
れ、上記駆動ローラに対してパッドローラを接近反離可
能としたパッドローラブロックと、上記カード走行路の
一側に形成され、上記カードが押圧部材によって押圧付
勢されて摺接走行するカード走行基準面とを有し、同カ
ード走行基準面より外側に上記パッドローラブロックの
枢軸を設けた。
【0005】
【作用】請求項1記載の発明によると、本体ブロックに
支持された複数の駆動ローラと協動してカード走行路に
挿入されるカードを搬送する複数のパッドローラを、カ
ード走行路と平行に設けた枢軸を中心に本体ブロックに
開閉自在に枢支され、駆動ローラに対してパッドローラ
を接近反離可能としたパッドローラブロックで支持し、
バネ部材の作領域と非作動領域との間でパッドローラ
ブロックと上記バネ部材とに係脱可能に支持された押圧
板を上記バネ部材の作領域においてパッドローラブロ
ックと係合させることで同パッドローラブロックにパッ
ドローラを駆動ローラに接近させる方向への回動付勢力
を与えるので、押圧とパッドローラブロックとの係合
を解くことで、パッドローラブロックへの回動付勢力が
解除される。請求項2記載の発明によると、パッドロー
ラブロックにバネ部材の作動領域と非作動領域とにかか
るL字型ガイド溝を設け、押圧板に上記L字型ガイド溝
と係合案内する突起を形成し、押圧板をバネ部材の作動
領域と非作動領域との間で変位可能としたので、押圧板
とパッドローラブロックとの係合を解除しても、同押圧
板はその突起とL字型ガイド溝との係合により、同L字
型ガイド溝に保持される。請求項3記載の発明による
と、本体ブロックに支持された複数の駆動ローラと協動
してカード走行路に挿入されるカードを搬送する複数の
パッドローラを支持し、本体ブロックに開閉自在に枢支
されたパッドローラブロックの枢軸を、カード走行路の
一側に形成されたカードが押圧部材によって押圧付勢さ
れて摺接走行するカード基準面より外側に設けたので、
パッドローラブロックを開方向に回動させると、カード
走行路の外側に置かれる。
【0006】
【実施例】先ず、本発明の一実施例としてのパッドロー
ラ支持機構30が装着されるカードリーダの構成につい
て説明する。図1に符号1で示すカードリーダは、キャ
ッシュカードに代表される磁気カードCの磁気情報を処
理するものである。カードCは、図6に示すように、塩
化ビニール製のカード本体の一側長手方向に磁気ストラ
イプCaが設けられている。この磁気ストライプCaに
は、磁気情報が記録されていて、磁気ヘッド7で情報が
読み取られたり、あるいは、必要に応じて磁気情報が記
録、更新される。
【0007】カードリーダ1は、図1に示すように、カ
ード挿入口2から矢印aで示すカード進入方向に向かっ
て延出形成されたカード走行路3、カード走行路3に挿
入されるカードCを搬送する複数の搬送ローラ対4,
5,6、カードCに磁気処理を行なう磁気ヘッド7、カ
ード走行路3に進退自在なシャッター9,10から主に
構成されている。カード走行路3は、本体ブロックを構
成する側板11,12の間に形成されていて、側板11
の内面をカード搬送時の走行基準面11aとしている。
側板12側には、挿入されるカードCの一側を走行基準
面11aに沿って搬送すべく板バネ8Aでカード走行路
3内に向かって付勢された押圧部材8が設けられてい
て、カード走行路3の幅3Lを図6に示すカードの幅C
Lと略同じかやや小さくなるように設定している(図3
参照)。
【0008】搬送ローラ対4,5,6は、カード挿入口
2からカード走行路3の奥端3aに向かって配設されて
いる。各搬送ローラ対は、それぞれ駆動ローラ4a,5
a,6aと従動ローラとしてのパッドローラ4b,5
b,6bとから構成されており、互いに対向配置されて
いる。駆動ローラ4a,5a,6aは、カード走行路3
の下方に設けられていて、側板12に枢支された回転軸
13,14,15にそれぞれ固定されている。パッドロ
ーラ4b,5b,6bは、カード走行路3の上方に配置
されたパッドローラブロック16に支持されている。こ
のパッドローラブロック16は、後述するパッドローラ
支持機構の一部を構成している。
【0009】回転軸13,14,15には、ベルト20
が巻きかけられるプーリ17,18,19が側板12の
外側でそれぞれ固定されている。プーリ18の両側に
は、回転自在なローラ21,22が配設されており、プ
ーリ18の両側でベルト20にテンションを与えてい
る。回転軸14には、プーリ18よりも大径の駆動プー
リ23が固定されている。この駆動プーリ23と駆動源
としての正逆回転可能なモータ24の駆動軸24aに固
定された小径の駆動プーリ25との間には、駆動ベルト
26が巻き掛けられている。
【0010】磁気ヘッド7は、磁気カードの磁気ストラ
イプCaと接触して、同ストライプに記録される磁気情
報を読み取ったり、あるいは、同ストライプに磁気情報
を記録するものであり、カード走行路3を介して磁気ス
トライプCaと対向する部位に配置されている。磁気ヘ
ッド7は、駆動ローラ5aの軸線上のカード走行基準面
11寄りに配置されており、カード走行路3内にその
ヘッド面を臨ませている。磁気ヘッド7には、パッドロ
ーラブロック16に支持されたパッドローラ27が対向
配置されている。このパッドローラ27か磁気ヘッド7
の何れか一方は、搬送されるカードCを所定の押圧力で
挟持するように対向側に付勢される。本実施例では、磁
気ヘッド7をパッドローラ27に対して板バネ7bで付
勢している。
【0011】挿入口2の近傍には、カードの磁気ストラ
イプCaと接触するプリヘッド28がカード走行路3内
に下から臨んでいる。このプリヘッド28は、磁気ヘッ
ドから構成されていて、カードCの磁気信号の有無によ
りカードの種別を検知するもので、ここではモータ20
の起動やシャッター9,10の開閉動作の制御をするた
めのトリガーの一部となっている。また、プリヘッド2
8の対向側に位置するカード走行路3の上方には、従動
ローラ29が配置されている。
【0012】シャッター9は、搬送ローラ対4とカード
挿入口2との間に、シャッター10は、搬送ローラ対4
と搬送ローラ対5との間に、それぞれカード走行路3内
に進退自在に配置されている。このシャッター9,10
は、図示しない電磁ソレノイドと連結していて、例え
ば、通常、シャッター10がカード走行路3に進入して
いるときには、シャッター9を走行路内から退避状態に
おき、挿入口2に挿入されるものが磁気カードCである
と、シャッター10が開かれてカードCを取り込み可能
とすると共に、このカードCがカード走行路3に取り込
まれると、異物や連続してカードを取り込まないように
シャッター9を閉じるようになっている。
【0013】次に、符号30で示すパッドローラ支持機
構について説明する。パッドローラ支持機構30は、駆
動ローラ4a,5a,6aと協動してカード走行路3に
挿入されるカードCを搬送するパッドローラ4b,5
b,6bを支持するパッドローラブロック16と、側板
11に設けられたバネ部材としてのコイルスプリング3
1と、パッドローラブロック16とコイルスプリング3
1とに係脱自在な押圧板32とから主に構成されてい
る。
【0014】パッドローラブロック16は、カード走行
路3の幅の略1/3程度の幅に形成されており、パッド
ローラ4b,5b,6bを回転自在に支持してカード走
行路3の略中央に配置している。パッドローラブロック
16は、カード基準面11aの裏側に当たる側板11の
外面11bに一体装着される支持板33の両端33a,
33bに、カード走行路3と平行になるように設けた枢
軸ピン34,35で開閉自在に支持されており、駆動ロ
ーラ4a,5a,6aに対してパッドローラ4b,5
b,6bを接近反離可能としている。このパッドローラ
ブロック16には、磁気ヘッド7と対向する位置にパッ
ドローラ27がカード走行路3にその周面を臨むように
回転自在に支持されると共に、カード走行路3上におけ
るカードCの位置を検知する光学的なカードセンサーS
1,S2,S3,S4がそれぞそれ設けられている。ま
た、従動ローラ4b,5bの間に位置する部位には、I
C接点取付け部Sが形成されている。
【0015】コイルスプリング31は、押圧板32を介
してパッドローラブロック16に、従動ローラを駆動ロ
ーラに接触させる図3において矢印Eで示す閉方向への
回動習性を与えるもので、側板11に対して摺動自在に
支持されるソケット39に巻装されて側板の外面11b
に設けられている。コイルスプリング31はその一端3
1aを外面11bに当接させ、他端31bをソケット3
9の外端39cに当接させている。
【0016】ソケット39には、図3に示すように、側
板11に対する摺動範囲を規制する凹部39aが形成さ
れている。ソケット39は可塑性の樹脂で、その中央を
中空状に形成されていおり、径方向に変形可能とされて
いる。ソケット39の先端39bは、側板11に形成さ
れたソケット39を差込むための孔11cよりも大径の
載頭円錐状に形成されている。
【0017】押圧板32は、その上部両側32a,32
bに突起としてのピン36,37が形成されていて、パ
ッドローラブロック16の背板16Aにカードリーダの
外側に向かって延出形成された一対のヒンジ部16B,
16にそれぞれ形成されたL字型のガイド溝38に、
ピン36,37を係合させている。このピン36,37
はガイド溝38に係合案内されて揺動自在に支持されて
いる。ガイド溝38は、短辺38aを上方に、長辺38
bをカードリーダ1の外側にそれぞれ向かわせ、かつ、
コイルスプリング31の作用領域と非作動領域とにまた
がるようにヒンジ部16B,16に形成されている。
【0018】コイルスプリング31の作領域とは、図
4に二点鎖線で示すように、ソケット39がコイルスプ
リング31によって外側に最大に摺動した状態の時に位
置するソケットの外端39cの位置を示す線Oよりも左
側に位置する範囲Aを示し、非作動領域とは、線Oより
も右側に位置する範囲Bを示す。言い替えると、コイル
スプリング31のバネ力が押圧板32に作用する範囲と
及ばない範囲ということであり、ガイド溝の短辺38a
は少なくともこの範囲A内に配置されている。
【0019】押圧板32の上部32cには、図2に示す
ように、パッドローラブロックの背板16Aに形成され
たねじ孔16Cに螺合する固定ねじ40に締め付けられ
る湾曲凹部16Dが間隔を置いて2つ設けられている。
ねじ孔16Cは、押圧板32が2点鎖線で示す固定位置
に置かれたときに固定ねじ40で締め付けられるよう
に、湾曲凹部16Dよりも上方に設けられている。
【0020】支持板33には、カードリーダ1をコント
ロールする制御基板44がアーム部材45を介して取り
付けられており、押圧板32を固定する固定ねじ40
は、制御基板40よりも上方に配置されている。
【0021】枢軸ピン34,35により形成されるしパ
ッドローラブロック16の回転中心軸よりも上方には、
回動範囲調整機構41が設けられている。回動範囲調整
機構41は、図3に示すように、背板16Aに設けられ
た調整ねじ42と支持板33に固定されたストッパー板
43とから構成されている。調整ねじ42は、背板16
Aを貫通してストッパー板43と当接しており、ねじ4
2の突出量を調整することで、駆動ローラ4a,5a,
6aと従動ローラ4b,5b,6bの間隔Lを調整して
いる。すなわち、駆動ローラ4a,5a,6aに対する
パッドローラ4b,5b,6bのパット圧を調整してい
る。なお、図3においては、1組の駆動ローラ4aと従
動ローラ4bのみを示す。
【0022】このように構成したカードリーダ1とパッ
ドローラ支持機構30の動作を説明する。 (カードリーダの動作)カードCをカード挿入口2に差
し込んで磁気ストライプCaの磁気信号をプリヘッド2
8が検知すると、図示しない電磁ソレノイドによりシャ
ッター10がカード走行路3から退避してカード走行路
3を開くと共に、駆動モータ24が起動して駆動軸24
aが駆動する。すると、ベルト26、プーリ23を介し
て回転軸14が回転し、ベルト20を介してプーリ1
7,19がそれぞれ固定された軸13,15が一斉に回
転して搬送ローラ対4,5,6が駆動され、カードがカ
ード走行路3内に取り込まれる。カードCが取り込まれ
ると、シャッター9が閉じられ、カードの連続挿入や異
物のカード走行路3内への挿入が規制される。挿入され
たカードCは、磁気ヘッド7によって磁気情報の読込
み、書込み及び確認(ベリファイ)等を行なう所定の処
理が行なわれ、この処理動作が終了すると駆動モータ2
4が逆回転されて挿入口2に向かって搬送されて排出さ
れる。
【0023】 (パッドローラ支持機構の組付け解除動作) 先ず、押圧板32のピン36,37をガイド溝38に係
合させる。この時、押圧板32は、ソケット39と係合
していないのでバネ力が掛からず、図4に矢印DEで示
すパッドローラブロック16の開閉方向への回動は自由
に行なえる。次に、矢印Eで示す閉方向に向かってパッ
ドローラブロック16を回動して従動ローラ4bを駆動
ローラ4aと対向配置させてカード走行路3内に配置
し、ガイド溝38に支持された押圧板32を押して長辺
38b内を摺動させる。そして、コイルスプリング31
のバネ力によって図4に2点鎖線で示す最大突出位置に
あるソケットの外端39dを押圧板32の下部32dで
押して、ソケット39を実線位置まで変位させ突起3
6,37を溝の短辺38aに案内する。ピン36,37
が短辺38aに案内されるまで押圧板32を摺動させた
ら、今度は押圧板32を上方に向かって移動して図2に
実線で示す固定位置に置き、固定ねじ40で背面16A
に固定する。
【0024】この時、押圧板の下部32dには、ソケッ
ト39を介してコイルスプリング31のバネ力が作用す
るので、このバネ力が押圧板32が固定された背板16
Aに作用してパッドローラブロック16を閉方向への付
勢力となる。
【0025】パッドローラブロック16の回動範囲は、
調整ねじ42を締め込んで背板16Aからストッパー板
43に対してねじ42を多く突出させると狭くなり、調
整ねじ42を緩めてストッパー板43に対して調整ねじ
42の突出量を少なくすると広くなる。すなわち、この
調整ねじ42により駆動ローラ4aと従動ローラ4bの
間隔Lをある程度調整でき、駆動ローラに対するパッド
ローラの押圧力を微調整できる。
【0026】一方、パッドローラブロック16に対する
閉方向への付勢力を解除するには、固定ねじ40を緩
め、押圧板32をコイルスプリング31の非作領域B
までガイド溝38内に沿って摺動させることで行なえ
る。
【0027】このように、コイルスプリング31のバネ
力が作用する作範囲Aでソケット39に下部32dを
当接させ、上部32cを固定ねじ40で背板16Aに固
定される押圧板32を介してパッドローラブロック16
を閉方向に付勢しているので、押圧板32の固定を解除
することで、容易にパッドローラブロック16の開閉動
作を行なうことができる。押圧板32は、軸36,37
をガイド溝38に係合させているので、背板16Aに固
定されていない状態であっても同溝38に支持されるの
で、ガイド溝38から落下して紛失する等の不具合の発
生を防止できると共に、背板16Aに再び固定するとき
の作業性が良くなる。
【0028】また、パッドローラブロック16の回動軸
を構成する枢軸ピン34,35は、走行基準面11aよ
りも外側に位置する支持板33に枢支されているので、
パッドローラブロック16を開状態としたときに、カー
ド走行路3上から同ブロックを完全に外すことができ、
カード走行路3の下方に配置された磁気ヘッド7や、同
ブロックに支持されたパッドローラやカードセンサー等
のクリーニングやメインテナンスあるいは、IC接点取
付部SへのIC接点の取付けや交換作業を容易に行なう
ことができる。
【0029】さらに、押圧板32を背板16Aに固定す
るための固定ねじ40は、図5に示すように制御基板4
4より上方に位置しているので、制御基板44を取外す
ことなくドライバー46でねじ40を操作でき、押圧板
32の背板16Aに対する着脱を容易に行なうことがで
きる。
【0030】なお、本実施例ではパッドローラ支持機構
30を、処理を終えたカードCをカード挿入口2に戻す
往復走行方式のカードリーダ1に適用しているが、処理
を終えたカードをカード走行路3の奥端3a側から排出
する往動走行式のカードリーダに適用することでも無論
構わない。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、押圧板を
バネ部材の作領域と非作領域との間で変位させるこ
とで、パッドローラブロックに掛かる閉方向の付勢力を
解除できるので、容易にパッドローラブロックの開閉動
作を行なうことができ、組付け作業やメインテナンス作
業を効率的に行なうことができる。このことは、カード
リーダの生産コストの低減につながる。請求項2記載の
発明によれば、押圧板とパッドローラブロックとの係合
を解除しても、同押圧板はその突起とL字型ガイド溝と
の係合により、同L字型ガイド溝に保持されるので、押
圧板の紛失を低減できると共に、パッドローラブロック
との再係合時の作業性を高めることができる。請求項3
記載の発明によれば、パッドローラブロックの枢軸をカ
ード走行基準面よりも外側に設けることで、同ブロック
の開放時にカード走行路上から完全に外すことができ、
メインテナンス等の作業を効率的にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すパッドローラ支持機構
と同支持機構が設けられたカードリーダの概略構成を示
す平面図である。
【図2】図1に示すパッドローラ支持機構の側面図であ
る。
【図3】パッドローラ支持機構の構成を示す正面図であ
る。
【図4】押圧板とパッドローラブロック及びバネ部材の
関係と動作を示す拡大図である。
【図5】パッドローラブロックに対する押圧板の取付状
態を示す拡大図である。
【図6】カードリーダに使用される磁気カードの平面図
である。
【符号の説明】
1 カードリーダ 3 カード走行路 4a,5a,6a 駆動ローラ 4b,5b,6b パッドローラ 8 押圧部材 11,12 本体ブロック(側板) 11a カード基準面 16 パッドローラブロック 30 パッドローラ支持機構 31 バネ部材(コイルスプリング) 32 押圧板 34,35 枢軸(枢軸ピン) 36,37 突起(軸) 38 L字型ガイド溝 A 作用領域 B 非作動領域 C カード

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ブロックに支持された複数の駆動ロー
    ラと協動してカード走行路に挿入されるカードを搬送す
    る複数のパッドローラを支持すると共に、上記カード走
    行路と平行に設けた枢軸を中心に上記本体ブロックに開
    閉自在に枢支され、上記駆動ローラに対してパッドロー
    ラを接近反離可能としたパッドローラブロックと、 上記本体ブロックに配設されたバネ部材と、 上記バネ部材の作領域と非作動領域との間で上記パッ
    ドローラブロックと上記バネ部材とに係脱可能に支持さ
    れ、上記バネ部材の作用領域において上記パッドローラ
    ブロックと係合することで上記パッドローラブロックに
    上記パッドローラを上記駆動ローラに接近させる方向へ
    の回動付勢力を与える押圧板とを備えたカードリーダの
    パッドローラ支持機構。
  2. 【請求項2】パッドローラブロックにバネ部材の作動領
    域と非作動領域とにかかるL字型ガイド溝を設け、押圧
    板に上記L字型ガイド溝と係合案内する突起を形成し、
    上記押圧板を上記バネ部材の作動領域と非作動領域との
    間で変位可能とした請求項1記載のカードリーダのパッ
    ドローラ支持機構。
  3. 【請求項3】本体ブロックに支持された複数の駆動ロー
    ラと協動してカード走行路に挿入されるカードを搬送す
    る複数のパッドローラを支持すると共に、上記カード走
    行路と平行に設けた枢軸を中心に上記本体ブロックに開
    閉自在に枢支され、上記駆動ローラに対してパッドロー
    ラを接近反離可能としたパッドローラブロックと、 上記カード走行路の一側に設けられ、上記カードが押圧
    部材によって押圧付勢されて摺接走行するカード走行基
    準面とを有し、 上記カード走行基準面より外側に上記パッドローラブロ
    ックの枢軸を設けたことを特徴とするカードリーダのパ
    ッドローラ支持機構。
JP13046294A 1994-06-13 1994-06-13 カードリーダのパッドローラ支持機構 Expired - Fee Related JP2784144B2 (ja)

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