JP2783384B2 - H形支柱用カバー - Google Patents

H形支柱用カバー

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JP2783384B2 JP30701995A JP30701995A JP2783384B2 JP 2783384 B2 JP2783384 B2 JP 2783384B2 JP 30701995 A JP30701995 A JP 30701995A JP 30701995 A JP30701995 A JP 30701995A JP 2783384 B2 JP2783384 B2 JP 2783384B2
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卓三 岡田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば落石防止柵
などに用いられているH形支柱用のカバーに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図4は、H形支柱が用いられた一例とし
て、山沿いの道路などに設置される落石防止柵を示して
いる。このように落石防止柵は、コンクリート製の基礎
11に下端部を支持固定された左右一対の端末支柱12
及び複数の中間支柱13と、両端末支柱12間に張設さ
れるとともに各中間支柱13の山側の面にUボルト(不
図示)により取り付けられた数条のワイヤロープ14
と、このワイヤロープ14よりも山側に張設された金網
15とから構成されている。
【0003】図5は、前記落石防止柵の中間支柱13を
中心とした要部を示している(金網15は省略してあ
る)。図から明らかなように中間支柱13は、ウェブ1
3aの両側にフランジ13bを有するH形鋼で形成され
た所謂「H形支柱」であり、基礎11の上面から上が例
えば1.2m又は1.5mといった所定の高さとなって
いる。そして、このような中間支柱13が、例えば3m
といった所定のピッチで両端末支柱12間に配設されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】落石防止柵は以上のよ
うに構成されているため、一方の端末支柱12から他方
の端末支柱12までの距離が30〜100mにもなる一
般的な設置状況においては多数の中間支柱13が道路沿
いにずらりと並ぶことになり、且つ、各中間支柱13は
人工的な印象を与えるH形支柱であるので、これが周囲
の自然景観と調和せず、景観が損なわれるという問題が
あった。特に、落石防止柵が観光地や景勝地に設置され
ている場合には、この問題がより一層顕著になってい
た。
【0005】本発明は以上のような事情に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、H形支柱が
周囲の景観を損なわないようにすることのできるH形支
柱用カバーの提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るH形支柱用カバーは、H形支柱のウェ
ブと一方のフランジとの略全部を収容しうる大きさの筒
状に形成されるとともに、周壁にH形支柱のウェブを下
方から挿入可能な筒心方向に沿う切欠部が形成されたカ
バー本体と、このカバー本体に収容されたH形支柱のフ
ランジに当接してカバー本体のウェブに沿う方向の移動
を規制する移動規制手段とを備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るH形支柱用カ
バーを図面に基づいて説明する。図1〜図3において全
体を符号1で示されるH形支柱用カバーは、図5に示し
た落石防止柵の中間支柱(H形支柱の一例)13に取り
付けるようにしたものであって、両端が開口した円筒状
のカバー本体2を有している。
【0008】カバー本体2は、内部に中間支柱13のウ
ェブ13aと一方のフランジ13bとを収容しうる直径
になっており、また、カバー本体2の筒心方向の長さ
は、基礎11の上面から上の中間支柱13の高さと等し
くなっている。
【0009】また、カバー本体2には筒心方向に沿う切
欠部3が形成されている。切欠部3は、カバー本体2の
周壁を、中間支柱13のウェブ13aを挿通しうる幅
で、筒心方向の全長にわたって切り欠いた状態に形成さ
れている。
【0010】なお、このカバー本体2は、ガラス繊維な
どで強化したFRPにより成形されたものであって、且
つ、その外周面にはラッカー吹き付け塗装が施されて、
図3に示すような天然の木材に似せた木目模様が形成さ
れている。
【0011】また、図1に示すようにH形支柱用カバー
1は、カバー本体2内部の両端近傍の2箇所に、それぞ
れ左右一対のL形金具4を備えている。図2に示すよう
にL形金具4は、カバー本体2の内周面に盛り上がった
状態に塗布されたガラスチョップ入り樹脂5によりカバ
ー本体2に接着されている。さらに、L形金具4の脱落
を防ぐ目的で、ガラスマット6がL形金具4及びその周
辺部分を覆う状態に貼り着けられている。なお、この実
施形態におけるL形金具4が、本発明にいう移動規制手
段の一例である。
【0012】以上のように構成されたH形支柱用カバー
1を設置済みの中間支柱13に取り付ける場合には、先
ず、H形支柱用カバー1を立てた状態で持ち上げ、この
状態で下になったほうのカバー本体2の開口を中間支柱
13の上端に臨ませる。そして、ウェブ13aが切欠部
3に下方から挿入されるとともに、この挿入されたウェ
ブ13aと道路側のフランジ13bとがカバー本体2に
収容され、且つ、収容されたフランジ13bの両端部が
それぞれL形金具4とカバー本体2周壁との間に入るよ
うに、H形支柱用カバー1を降下させてゆく。
【0013】図3は、H形支柱用カバー1が中間支柱1
3に取り付けられた状態を示している。このように、中
間支柱13はウェブ13aと道路側のフランジ13bと
がカバー本体2に覆われているのに加えて、山側のフラ
ンジ13bもカバー本体2の背後に隠れるので道路を通
行する人からは見えにくい。また、一般的に中間支柱1
3の上端は道路を通行する人の目の高さよりも高所に位
置しているので、カバー本体2の上端開口から内部の中
間支柱13が見えることもない。
【0014】したがって、道路を通行する人には中間支
柱13が恰も天然の木材で形成されているように見える
ために、周囲の景観と調和した印象を与えることになっ
て、多数の中間支柱13が道路沿いにずらりと並んでい
る場合であっても、それにより景観が損なわれることが
なくなる。
【0015】また、取り付けられた状態においては、図
2に示すように、左右のL形金具がフランジ13bの裏
側の面13cに当接して、カバー本体2のウェブ13a
に沿う方向(図2に矢印Bで示した方向)の移動を規制
するので、例えば道路を走行する車両から受ける風圧に
よってもH形支柱用カバー1ががたつくことがなく、取
り付け状態が安定している。
【0016】さらに、カバー本体2はウェブ13aと一
方のフランジ13bとを収容できる直径であればよく、
例えばウェブ13aと両方のフランジ13bとを収容す
るようにした場合に比べて、カバー本体2の直径を細く
することができて、外観をスマートにできるとともに、
製造コストを抑えることもできる。
【0017】なお、以上ではH形支柱が落石防止柵の中
間支柱である場合について説明したが、一般的なフェン
スや塀、又はその他の構造物の支柱として用いられてい
るH形支柱にも、本発明のH形支柱用カバーが適用でき
ることは言うまでもない。
【0018】また、H形支柱用カバーの形態が前記した
ものに限定されないのは勿論のことであり、例えば移動
規制手段の形状はL形に限らず任意であり、且つ、前記
ではカバー本体に金具を取り付けて移動規制手段とした
が、移動規制手段はカバー本体と同じ材料で一体成形さ
れたものであってもよい。
【0019】また、前記ではカバー本体をFRPにより
成形したが、例えば廃棄プラスチックなどFRP以外の
材料で成形してもよく、適宜な直径の塩化ビニル製パイ
プを加工してカバー本体を形成してもよい。
【0020】また、H形支柱に取付けた後のカバー本体
の上端開口を蓋で塞ぐことにより、H形支柱用カバーの
外観をより一層整えるようにしてもよい。
【0021】さらに、前記ではカバー本体の筒心方向の
長さをH形支柱の高さと等しくするとともに、切欠部を
カバー本体の筒心方向の全長にわたって形成したが、カ
バー本体をH形支柱の高さ以上に長くしてもよく、且
つ、この場合、切欠部は、取り付けた状態でH形支柱の
上端よりも上に突出する部分の周壁には形成しなくても
よい。
【0022】さらにまた、前記では外周面に木目模様を
形成してカバー本体を木材に似せたが、カバー本体を例
えば石材に似せた外観にしてもよく、且つ、模様の形成
方法も塗装に限られず、例えば表面に模様が印刷された
合成樹脂などのシートをカバー本体の外周面に貼着する
ようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るH形支柱用カバーにあっては、H形支柱のウェブ
と一方のフランジとの略全部をカバー本体に収容できる
とともに、他方のフランジもカバー本体の背後に隠すこ
とができて、人工的な印象を与えるH形支柱が周囲の景
観を損なわないようにすることが可能となる。また、H
形支柱へのH形支柱用カバーの取り付けは、H形支柱の
上方からH形支柱用カバーを降下させることにより行な
えるので、例えばボルトやナットなどで取り付ける場合
に比べて、作業が極めて容易である。さらに、移動規制
手段がH形支柱のフランジに当接してカバー本体のウェ
ブに沿う方向の移動を規制するので、H形支柱用カバー
ががたつくことがなく、安定した状態に取り付けること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るH形支柱用カバーの概略正面図で
ある。
【図2】図1のA−A線における拡大断面図である。
【図3】落石防止柵の中間支柱に被せた状態における図
1のH形支柱用カバーの斜視図である。
【図4】落石防止柵の正面図である。
【図5】落石防止柵の要部拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 H形支柱用カバー 2 カバー本体 3 切欠部 4 L形金具(移動規制手段) 13 中間支柱(H形支柱) 13a ウェブ 13b フランジ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 H形支柱のウェブと一方のフランジとの
    略全部を収容しうる大きさの筒状に形成されるととも
    に、周壁にH形支柱のウェブを下方から挿入可能な筒心
    方向に沿う切欠部が形成されたカバー本体と、このカバ
    ー本体に収容されたH形支柱のフランジに当接してカバ
    ー本体のウェブに沿う方向の移動を規制する移動規制手
    段とを備えたことを特徴とするH形支柱用カバー。
JP30701995A 1995-11-27 1995-11-27 H形支柱用カバー Expired - Fee Related JP2783384B2 (ja)

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JP3432202B2 (ja) * 2000-08-04 2003-08-04 開発コンクリート株式会社 落石防護柵の補強部材、落石防護柵および落石防護柵の補強方法
JP4599459B1 (ja) * 2009-11-26 2010-12-15 株式会社プロテックエンジニアリング 防護体と既設防護体の改造方法
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