JP2782701B2 - 分岐接続シートの収納装置 - Google Patents

分岐接続シートの収納装置

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JP2782701B2 JP5228422A JP22842293A JP2782701B2 JP 2782701 B2 JP2782701 B2 JP 2782701B2 JP 5228422 A JP5228422 A JP 5228422A JP 22842293 A JP22842293 A JP 22842293A JP 2782701 B2 JP2782701 B2 JP 2782701B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤハーネスを構成
する分岐接続シートの収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のワイヤハーネスは、先ず基幹とな
るワイヤに対して枝となるサブワイヤを分岐接続(ジョ
イント)する方法が採られていた。近年、自動車の居住
性、安全性などの性能を高度に追求するため各種部品が
増加し、それに伴ってリレー,ヒューズ等を含む電気回
路数が著しく増大し、必然的に上記ジョイント数も益々
増加する。
【0003】しかし、基幹となるワイヤに対して枝とな
るサブワイヤをジョイントする方法では、ワイヤ中間部
の皮剥き、サブワイヤとの圧着、圧着部分の絶縁シール
等の多数の工程を要するから、その製作に多大の時間と
労力がかかるうえにワイヤハーネスの肥大化、複雑化が
避けられず、一旦断線等のトラブルが発生したときの検
索、修理などの保守管理が極めて困難となる、等の欠点
があった。
【0004】一方、上記の欠点を解消するため、図5お
よび図6に示すような分岐接続箱が開示されている(実
開平3−113921号公報)。aは上部ケース、bは
コネクタ挿着部、cは下部ケース、dはブスバー収容
溝、eは一側縁に複数の分岐タブfを突設したブスバー
であって、該ブスバーeを上記ブスバー収容溝dに嵌着
し、分岐タブf群を上部ケースaのタブ挿通孔a1から
コネクタ挿着部b内に突出させて、分岐接続箱Aを形成
するものである。
【0005】このような分岐接続箱Aは、ワイヤハーネ
スにおける多数のジョイント部分を集約的に設けたもの
であるが、前記基幹となるワイヤに対するサブワイヤは
コネクタ挿着部bに嵌合されるコネクタ(図示せず)を
介して接続されるから、該分岐接続箱Aが大型化し、部
品重量も増大しやすい。これに加えて、分岐タブf群を
連鎖状に設けたブスバーeの打抜、折曲加工のための金
型やプレス等多大の設備費を要し、コストがかかる、と
いった問題がある。
【0006】そこで、出願人は先に図7ないし図10に
示すような分岐接続シートを使用した電気接続箱を提案
した(特願平5−135658号)。電気接続箱A′は
上ケース1と下ケース2に分岐接続シートBを折り畳ん
で収容して成る。上ケース1にはコネクタ3、ヒューズ
キャビテイ4等が配備され、回路導体としてのブスバー
6を配設した配線板7が収容されている。ブスバー6は
図9のようにブスバー面に対して略直角に連成した分岐
タブ6aを有し、中間にスロット6cを切設した圧接端
子部6bを備え、この圧接端子部6bのスロット6cに
分岐接続シートBを構成する基幹電線8の一端が圧接さ
れ、他端側が上ケース1の外に並行して引き出されてい
る。
【0007】分岐接続シートBは、図10に最も良く表
されているように、平行な複数の基幹電線8に対し、前
記サブワイヤを構成する分岐回路としてコネクタ接続単
位毎に集約した分岐電線9,9′および9″を所定間隔
で接続すると共に、該基幹電線8と分岐電線9との接続
部には分岐電線9,9′および9″毎に絶縁用シート1
0,10′,10″を介在させた構成を有する。絶縁用
シート10は柔軟性を有する電気絶縁性の合成樹脂フィ
ルムまたは合成樹脂製薄板であり、各絶縁用シート1
0,10′,10″間は若干隔離して基幹電線8に屈曲
部8aを残してある。また、基幹電線8と分岐電線9と
の接続は2個のスロット11aを備えた圧接端子11あ
るいは既知の構成の圧着端子(図示せず)により機械的
に接続するか、超音波溶着等により永久接続を行う。
【0008】分岐接続シートBは、屈曲部8aの部分で
図7のように交互に折り返して重ね合わせ、その折り畳
み部分を上ケース1と下ケース2の間にコンパクトに収
納することができる。しかし、折り畳み部分では、上下
層の絶縁用シート同士が接触するから、基幹電線8と分
岐電線9との接続部分が短絡したり、前記圧接端子11
が対向する層の絶縁用シートに突き刺さり、他の基幹電
線や分岐電線と短絡するおそれがあり、これらを防止す
るために接続部分の絶縁シールを強化すると、それだけ
加工工数およびコストが増加する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
に鑑みてなされたもので、分岐接続シートにおける折り
畳み部分の短絡を簡単にかつ長期間安定して防止するこ
とができる収納装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の課題を達成するた
め、本発明の分岐接続シートの収納装置は、請求項1に
記載のように、複数本の平行な基幹電線と分岐回路毎に
集約された複数の分岐電線とを、該分岐回路毎に配備し
た絶縁用シートまたは薄板(以下、絶縁用シートで代表
させる)を介在させて接続すると共に、該基幹電線を前
記絶縁用シート毎に交互に折り畳んでなる分岐接続シー
トと、該分岐接続シートを収容する収納ケースとからな
り、該収納ケースは一側および前後両側の少なくとも二
方が開口したケース本体とケースカバーとを備え、ケー
ス本体の他側壁には前記分岐接続シートの折り畳まれた
絶縁用シート間に挿入される絶縁仕切り壁が突設され、
分岐接続シートの収容状態において折り畳まれた絶縁用
シートが前記絶縁仕切り壁により絶縁隔絶されているこ
とを特徴とする。上記ケースカバーには、請求項2に記
載のように、前記絶縁仕切り壁と反対向きに絶縁仕切り
板を設けて、折り畳まれた絶縁用シートが前記絶縁仕切
り壁と絶縁仕切り板とで交互に絶縁隔絶されるようにす
るのが好ましい。
【0011】
【作用】分岐接続シートの折り畳まれた絶縁用シート
は、ケース本体の絶縁仕切り壁または該絶縁仕切り壁と
ケースカバーの絶縁仕切り板とで相互に絶縁隔離される
から、対向する絶縁用シート間での基幹電線または分岐
電線の短絡を確実に防止することができる。したがっ
て、絶縁用シートにおいて、幹線電線と分岐電線との接
続部分を特別に絶縁シールする必要もなくなり、製造コ
ストの増大を抑えることができる。
【0012】
【実施例】図1に分岐接続シートの収納装置の斜視図、
図2にその分離状態の斜視図、図3に図2の側面図、図
4に組立状態の側面図を示した。これらの図において、
分岐接続シートBは図7〜図10で説明したように、複
数本の平行な基幹電線8と分岐回路毎に集約された複数
の分岐電線9,9′,9″…とを、該分岐回路毎に配備
した絶縁用シート10,10′,10″…または薄板
(以下、絶縁用シートで代表させる)を介在させて接続
することにより構成され、各分岐電線9,9′,9″…
の端末にはコネクタ12,121 ,122 …が設けられ
ている。そして、基幹電線8群を前記絶縁用シート1
0,10′,10″…毎に屈曲部8aの部分で交互に折
り返してある。
【0013】一方、収納ケースCは合成樹脂絶縁体製の
ケース本体13とケースカバー16とから成る。ケース
本体13は、上下に対向する底壁13aと天井壁13b
および奥壁13cとにより、一側および前後両側の三方
が開口した断面コ字状に形成され、その奥壁13cの内
面には上下に二枚の絶縁仕切り壁14,14が突設さ
れ、外面にはクリップ15が突設されて、該クリップ1
5を自動車の図示しない車体や機器壁の孔に差込んで係
止できるようになっている。一方、ケースカバー16に
は上記絶縁仕切り壁14,14間に挿入される絶縁仕切
り板17が突設されている。また、ケースカバー16の
上下両縁には複数の係止爪18aを設け、ケース本体1
3の底壁13aと天井壁13bの対応部分には係止孔1
8bが設けられて、ロック手段を構成している。
【0014】ケース本体13における底壁13aまたは
天井壁13bと絶縁仕切り壁14との間隔d0 は前記幹
線電線8と分岐電線9を支持する一枚の絶縁用シート1
0をほぼぴったり挿入できる寸法であり、絶縁仕切り壁
14,14間の間隔d1 は折り畳まれた二枚の絶縁用シ
ート10′,10″と一枚の絶縁仕切り板17を挿入で
きる寸法をとる。また、絶縁仕切り壁14の先端14a
は分岐接続シートBの前記折り返し用の屈曲部8aを収
容する分だけ底壁13a(天井壁13b)の端縁よりも
内側に位置させておく。
【0015】上記構成において、分岐接続シートBをケ
ースに収納するには、図3のようにその屈曲部8aの部
分で交互に折り返して、絶縁用シート10,10′,1
0″…を順次対向させる。この折り畳んだ分岐接続シー
トBの分岐電線9,9′,9″…と反対側の谷V,Vに
絶縁仕切り壁14,14を差し込むように該分岐接続シ
ートBをケース本体13内に収容する。次に、分岐電線
9′,9″側の谷V′に絶縁仕切り板17を差し込むよ
うにケースカバー16をセットして、両者を前記係止爪
18aと係止孔18bの係合によりロックする。これに
より、折り畳んだ分岐接続シートBの絶縁用シート1
0,10′,10″…は絶縁仕切り壁14と絶縁仕切板
17で絶縁隔離と同時にサンドウイッチ状に挟み固定さ
れた状態となる。従って、対向する絶縁用シート10,
10′間、10′,10″間…で幹線電線8や分岐電線
9,9′,9″…が互いに短絡する心配がなくなる。
【0016】以上はケース本体13が二枚の絶縁仕切り
壁14を有し、ケースカバー16が一枚の絶縁仕切板1
7を有する例について説明したが、その数は限定的なも
のでなく、分岐絶縁シートBの絶縁用シート10,1
0′,10″…の枚数、即ち折り畳み層数に合わせて増
やすことができる。また、収納ケースCを図7〜10に
おける前記電気接続箱Aの下ケース2と一体に形成する
こともできる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の分岐接続
シートの収納装置は、分岐接続シートの折り畳まれた絶
縁用シートがケース本体の絶縁仕切り壁または該絶縁仕
切り壁とケースカバーの絶縁仕切り板とで絶縁隔絶され
ているので、対向する絶縁用シート間での基幹電線また
は分岐電線の短絡を確実に防止することができる。した
がって、各絶縁用シートにおいて、幹線電線と分岐電線
との接続部分を特別に絶縁シールする必要もなくなり、
製造コストの増大を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の一実施例を示す全体斜視図であ
る。
【図2】図1の分離状態の斜視図である。
【図3】図1の分離状態の側面図である。
【図4】収納状態の側面図である。
【図5】従来の分岐接続箱の説明図である。
【図6】図5の分岐タブを有するブスバー群の拡大斜視
図である。
【図7】本出願人の先願発明に係る電気接続箱の分解斜
視図である。
【図8】図7の上ケースの内部を裏側から見た斜視図で
ある。
【図9】図8の回路導体を示す斜視図である。
【図10】図8の基幹電線に分岐電線を接続した状態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
B 分岐接続シート C 収納ケース 8 基幹電線 9〜9″ 分岐電線 10〜10″ 絶縁用シート 13 ケース本体 14 絶縁仕切り壁 16 ケースカバー 17 絶縁仕切り板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の平行な基幹電線と分岐回路毎に
    集約された複数の分岐電線とを、該分岐回路毎に配備し
    た絶縁用シートまたは薄板(以下、絶縁用シートで代表
    させる)を介在させて接続すると共に、該基幹電線を前
    記絶縁用シート毎に交互に折り畳んでなる分岐接続シー
    トと、該分岐接続シートを収容する収納ケースとからな
    り、 該収納ケースは一側および前後両側の少なくとも二方が
    開口したケース本体とケースカバーとを備え、ケース本
    体の他側壁には前記分岐接続シートの折り畳まれた絶縁
    用シート間に挿入される絶縁仕切り壁が突設され、分岐
    接続シートの収容状態において折り畳まれた絶縁用シー
    トが前記絶縁仕切り壁により絶縁隔絶されていることを
    特徴とする分岐接続シートの収納装置。
  2. 【請求項2】 前記ケースカバーには前記ケース本体の
    絶縁仕切り壁とは反対向きに絶縁仕切り板が突設され、
    折り畳まれた絶縁用シートが前記絶縁仕切り壁と絶縁仕
    切り板とで交互に絶縁隔絶されていることを特徴とする
    請求項1の分岐接続シートの収納装置。
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