JP2782563B2 - 新規糖質加水分解酵素 - Google Patents
新規糖質加水分解酵素Info
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- JP2782563B2 JP2782563B2 JP3138563A JP13856391A JP2782563B2 JP 2782563 B2 JP2782563 B2 JP 2782563B2 JP 3138563 A JP3138563 A JP 3138563A JP 13856391 A JP13856391 A JP 13856391A JP 2782563 B2 JP2782563 B2 JP 2782563B2
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- JP
- Japan
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- lacto
- galβ1
- enzyme
- biohydrolase
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
- C12P19/00—Preparation of compounds containing saccharide radicals
- C12P19/26—Preparation of nitrogen-containing carbohydrates
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N9/00—Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
- C12N9/14—Hydrolases (3)
- C12N9/24—Hydrolases (3) acting on glycosyl compounds (3.2)
- C12N9/2402—Hydrolases (3) acting on glycosyl compounds (3.2) hydrolysing O- and S- glycosyl compounds (3.2.1)
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Y—ENZYMES
- C12Y302/00—Hydrolases acting on glycosyl compounds, i.e. glycosylases (3.2)
- C12Y302/01—Glycosidases, i.e. enzymes hydrolysing O- and S-glycosyl compounds (3.2.1)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は糖鎖の構造解析に有用な
新規エキソ型糖質加水分解酵素に関する。
新規エキソ型糖質加水分解酵素に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高等動物由来の糖タンパク質、糖
脂質等の複合糖質中の糖鎖部分の構造と機能が研究され
ているが、このためには、特異性の高い糖加水分解酵素
が重要な役割を果たす。従来、糖鎖の非還元末端から単
糖を遊離する酵素は種々の起源から単離され、糖鎖の構
造と機能の研究に利用されているが、糖鎖の非還元末端
から二糖を遊離する酵素は、デンプンからマルトースを
遊離するβ−アミラーゼやセルロースからセロビオース
を遊離するセロビアーゼ等が知られているものの、ヘテ
ロオリゴ糖に優先的に作用する酵素は知られていない。
脂質等の複合糖質中の糖鎖部分の構造と機能が研究され
ているが、このためには、特異性の高い糖加水分解酵素
が重要な役割を果たす。従来、糖鎖の非還元末端から単
糖を遊離する酵素は種々の起源から単離され、糖鎖の構
造と機能の研究に利用されているが、糖鎖の非還元末端
から二糖を遊離する酵素は、デンプンからマルトースを
遊離するβ−アミラーゼやセルロースからセロビオース
を遊離するセロビアーゼ等が知られているものの、ヘテ
ロオリゴ糖に優先的に作用する酵素は知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】糖鎖の非還元末端に
は、しばしば、タイプ1の Galβ1−3GlcNAcβ−構造
とタイプ2の Galβ1−4GlcNAcβ−構造の2種類が見
出される。従来この糖鎖構造の解析には、メチル化分析
や核磁気共鳴スペクトル法などの分析法が用いられてき
たが、試料を大量に用いなければならないという欠点を
有していた。また微量の糖鎖試料で構造の推定を行う方
法として、タイプ1及び2の糖鎖を切断するストレプト
コッカス( Streptococcus )6646K、又はナタマメ
のβ−ガラクトシダーゼと、タイプ2糖鎖のみを切断す
るディプロコッカス ニューモニエ(Diplococcus pneu
moniae )のβ−ガラクトシダーゼを併用する方法が知ら
れているが、ストレプトコッカス6646K及びナタマ
メのβ−ガラクトシダーゼはいずれもタイプ2糖鎖の方
を速やかに加水分解するので、タイプ1の糖鎖を完全に
加水分解するには大量の酵素を用いて長時間反応させな
ければならないなど反応条件の設定がむずかしい等、実
際にはタイプ1とタイプ2の糖鎖構造の識別は困難であ
る。したがって本発明の目的は、ヘテロオリゴ糖に作用
し、非還元末端から二糖を遊離するタイプ1及びタイプ
2糖鎖構造解析に有用なエキソ型糖質加水分解酵素を提
供することにある。
は、しばしば、タイプ1の Galβ1−3GlcNAcβ−構造
とタイプ2の Galβ1−4GlcNAcβ−構造の2種類が見
出される。従来この糖鎖構造の解析には、メチル化分析
や核磁気共鳴スペクトル法などの分析法が用いられてき
たが、試料を大量に用いなければならないという欠点を
有していた。また微量の糖鎖試料で構造の推定を行う方
法として、タイプ1及び2の糖鎖を切断するストレプト
コッカス( Streptococcus )6646K、又はナタマメ
のβ−ガラクトシダーゼと、タイプ2糖鎖のみを切断す
るディプロコッカス ニューモニエ(Diplococcus pneu
moniae )のβ−ガラクトシダーゼを併用する方法が知ら
れているが、ストレプトコッカス6646K及びナタマ
メのβ−ガラクトシダーゼはいずれもタイプ2糖鎖の方
を速やかに加水分解するので、タイプ1の糖鎖を完全に
加水分解するには大量の酵素を用いて長時間反応させな
ければならないなど反応条件の設定がむずかしい等、実
際にはタイプ1とタイプ2の糖鎖構造の識別は困難であ
る。したがって本発明の目的は、ヘテロオリゴ糖に作用
し、非還元末端から二糖を遊離するタイプ1及びタイプ
2糖鎖構造解析に有用なエキソ型糖質加水分解酵素を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明を概説すれば、本
発明は下記の理化学的性質を有することを特徴とするエ
キソ型糖質加水分解酵素に関する。 (1)作用 ラクト−N−ビオシド結合(Galβ1−3GlcNA
cβ1−R)に作用して、ラクト−N−ビオース(Ga
lβ1−3GlcNAc)を遊離する。 (2)基質特異性 ラクト−N−ビオシド結合に作用して、Galβ1−3
GlcNAcを遊離するが、N−アセチルラクトサミニ
ド結合(Galβ1−4GlcNAcβ1−R)には作
用しない。また、p−ニトロフェニル−β−ラクト−N
−ビオシドに作用してGalβ1−3GlcNAcを遊
離する。 (3)至適pH:pH5.5〜6.0 (4)至適温度:40〜55℃ (5)pH安定性:pH4.0〜7.0(4℃、16時
間処理において) (6) 分子量:約29000(ゲルろ過法による)
発明は下記の理化学的性質を有することを特徴とするエ
キソ型糖質加水分解酵素に関する。 (1)作用 ラクト−N−ビオシド結合(Galβ1−3GlcNA
cβ1−R)に作用して、ラクト−N−ビオース(Ga
lβ1−3GlcNAc)を遊離する。 (2)基質特異性 ラクト−N−ビオシド結合に作用して、Galβ1−3
GlcNAcを遊離するが、N−アセチルラクトサミニ
ド結合(Galβ1−4GlcNAcβ1−R)には作
用しない。また、p−ニトロフェニル−β−ラクト−N
−ビオシドに作用してGalβ1−3GlcNAcを遊
離する。 (3)至適pH:pH5.5〜6.0 (4)至適温度:40〜55℃ (5)pH安定性:pH4.0〜7.0(4℃、16時
間処理において) (6) 分子量:約29000(ゲルろ過法による)
【0005】本発明者らは、上記現状にかんがみ、ラク
ト−N−ビオシド結合分解酵素を探索中の所、ある種の
放線菌がラクト−N−ビオシド結合に特異的なエキソ型
糖質加水分解酵素すなわちエキソラクト−N−ビオヒド
ロラーゼを産生することを見出し、本発明に到達した。
ト−N−ビオシド結合分解酵素を探索中の所、ある種の
放線菌がラクト−N−ビオシド結合に特異的なエキソ型
糖質加水分解酵素すなわちエキソラクト−N−ビオヒド
ロラーゼを産生することを見出し、本発明に到達した。
【0006】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明に使用される菌株は、エキソラクト−N−ビオヒド
ロラーゼ生産能を有する菌株であればいかなる菌株でも
よく、またこれらの菌株の変異株でもよい。エキソラク
ト−N−ビオヒドロラーゼ生産能を有する菌株の具体例
としては、例えば、ストレプトマイセス SP142が
挙げられる。本菌株はStreptomyces sp
142と表示し、通商産業省工業技術院生命工学工業
技術研究所に、FERM BP−4569として寄託さ
れており、その菌学的性質は特開平3−98583号公
報に記載されている。本発明のエキソラクト−N−ビオ
ヒドロラーゼは、例えば上述した菌を栄養培地中で培養
し、該培養物から酵素を分離することによって得られ
る。培養に当っては、通常の微生物の培養方法が用いら
れる。培地に加える栄養源は、本菌株が利用し、エキソ
ラクト−N−ビオヒドロラーゼを生産するものであれば
よく、炭素源としては、例えばグリセロール、グルコー
ス、ガラクトース、マルトース、ラクトース、フコース
などが利用でき、窒素源としては、酵母エキス、ペプト
ン、コーンスティープリカー、肉エキス、脱脂大豆、硫
安、塩化アンモニウムなどが適当である。その他にリン
酸塩、カリウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩などの無機
質及び金属塩類を加えてもよい。エキソラクト−N−ビ
オヒドロラーゼ生産菌を培養するに当り、生産量は培養
条件により大きく変動するが、一般に培養温度は20〜
35℃、培地のpHはpH5〜8が良く、1日〜7日の
通気かくはん培養で、本発明によるエキソラクト−N−
ビオヒドロラーゼが生産される。培養条件は使用する菌
株、培地組成などに応じ、エキソラクト−N−ビオヒド
ロラーゼの生産量が最大になるように設定するのは当然
のことである。上述の放線菌によって生産されたエキソ
ラクト−N−ビオヒドロラーゼは主に菌体内に存在する
ので、培養物を固液分離し、得られた湿菌体から通常用
いられる超音波処理、フレンチプレス、ダイノミルなど
の種々の細胞破砕手段を用いて菌体を破壊すると、ある
いはリゾチームのごとき細胞壁溶解酵素を用いて菌体細
胞壁を溶解すると無細胞抽出液が得られる。次いで、こ
の抽出液から通常用いられる精製手段により精製酵素標
品を得ることができる。例えば、塩析、有機溶媒沈殿、
イオン交換カラムクロマト、疎水結合カラムクロマト、
ゲルろ過、凍結乾燥などにより、精製を行い、ポリアク
リルアミドゲルディスク電気泳動的に単一な精製酵素標
品を得ることができる。
発明に使用される菌株は、エキソラクト−N−ビオヒド
ロラーゼ生産能を有する菌株であればいかなる菌株でも
よく、またこれらの菌株の変異株でもよい。エキソラク
ト−N−ビオヒドロラーゼ生産能を有する菌株の具体例
としては、例えば、ストレプトマイセス SP142が
挙げられる。本菌株はStreptomyces sp
142と表示し、通商産業省工業技術院生命工学工業
技術研究所に、FERM BP−4569として寄託さ
れており、その菌学的性質は特開平3−98583号公
報に記載されている。本発明のエキソラクト−N−ビオ
ヒドロラーゼは、例えば上述した菌を栄養培地中で培養
し、該培養物から酵素を分離することによって得られ
る。培養に当っては、通常の微生物の培養方法が用いら
れる。培地に加える栄養源は、本菌株が利用し、エキソ
ラクト−N−ビオヒドロラーゼを生産するものであれば
よく、炭素源としては、例えばグリセロール、グルコー
ス、ガラクトース、マルトース、ラクトース、フコース
などが利用でき、窒素源としては、酵母エキス、ペプト
ン、コーンスティープリカー、肉エキス、脱脂大豆、硫
安、塩化アンモニウムなどが適当である。その他にリン
酸塩、カリウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩などの無機
質及び金属塩類を加えてもよい。エキソラクト−N−ビ
オヒドロラーゼ生産菌を培養するに当り、生産量は培養
条件により大きく変動するが、一般に培養温度は20〜
35℃、培地のpHはpH5〜8が良く、1日〜7日の
通気かくはん培養で、本発明によるエキソラクト−N−
ビオヒドロラーゼが生産される。培養条件は使用する菌
株、培地組成などに応じ、エキソラクト−N−ビオヒド
ロラーゼの生産量が最大になるように設定するのは当然
のことである。上述の放線菌によって生産されたエキソ
ラクト−N−ビオヒドロラーゼは主に菌体内に存在する
ので、培養物を固液分離し、得られた湿菌体から通常用
いられる超音波処理、フレンチプレス、ダイノミルなど
の種々の細胞破砕手段を用いて菌体を破壊すると、ある
いはリゾチームのごとき細胞壁溶解酵素を用いて菌体細
胞壁を溶解すると無細胞抽出液が得られる。次いで、こ
の抽出液から通常用いられる精製手段により精製酵素標
品を得ることができる。例えば、塩析、有機溶媒沈殿、
イオン交換カラムクロマト、疎水結合カラムクロマト、
ゲルろ過、凍結乾燥などにより、精製を行い、ポリアク
リルアミドゲルディスク電気泳動的に単一な精製酵素標
品を得ることができる。
【0007】本発明のエキソラクト−N−ビオヒドロラ
ーゼの酵素化学的及び理化学的性質は次のとおりであ
る。 (1)作 用:ラクト−N−ビオシド結合に作用して、
ラクト−N−ビオースを遊離する。 (2)基質特異性:本酵素は、人乳由来のラクト−N−
テトラオース( Galβ1−3GlcNAcβ1−3Galβ1−4
Glc )に作用してその非還元末端からラクト−N−ビオ
ースを遊離させるが、人乳由来のラクト−N−ネオテト
ラオース( Galβ1−4GlcNAcβ1−3Galβ1−4Glc
)には作用しない。また牛胎児血清タンパク質である
フェチュイン由来のラクト−N−ビオシド結合を有する
下記式(化1):
ーゼの酵素化学的及び理化学的性質は次のとおりであ
る。 (1)作 用:ラクト−N−ビオシド結合に作用して、
ラクト−N−ビオースを遊離する。 (2)基質特異性:本酵素は、人乳由来のラクト−N−
テトラオース( Galβ1−3GlcNAcβ1−3Galβ1−4
Glc )に作用してその非還元末端からラクト−N−ビオ
ースを遊離させるが、人乳由来のラクト−N−ネオテト
ラオース( Galβ1−4GlcNAcβ1−3Galβ1−4Glc
)には作用しない。また牛胎児血清タンパク質である
フェチュイン由来のラクト−N−ビオシド結合を有する
下記式(化1):
【0008】
【化1】
【0009】〔以下、式中Gは Gal、GNは GlcNAc 、
Mは Manを示す〕で表される複合型糖鎖に作用して、ラ
クト−N−ビオースを遊離するが、ラクト−N−ビオシ
ド結合を有しない複合型糖鎖には作用しない。すなわ
ち、本酵素はラクト−N−ビオシド結合に特異的で、糖
鎖の非還元末端からラクト−N−ビオースを遊離する。 (3)至適pH及びpH安定性:本酵素の至適pHは図
1の曲線で表されるごとくpH5.5〜6.0付近に高
い活性を有している。本酵素を4℃において、それぞれ
のpHで16時間処理したときのpH安定性を図2に表
した。図2より明らかなように本酵素はpH4.0〜
7.0の間で安定である。なお、図1は本発明のエキソ
ラクト−N−ビオヒドロラーゼのpH(横軸)と相対活
性(%、縦軸)との関係を表すグラフ、図2はエキソラ
クト−N−ビオヒドロラーゼを4℃において、それぞれ
のpHで16時間処理した後のpH(横軸)と残存活性
(%、縦軸)との関係を表すグラフである。 (4)至適温度:本酵素の作用最適温度は図3の曲線で
表されるごとく40〜55℃である。なお、図3は本発
明のエキソラクト−N−ビオヒドロラーゼの温度(℃、
縦軸)と相対活性(%、縦軸)との関係を表すグラフで
ある。 (5)分子量:分子量は約29000である(トヨパー
ルHW−55Sを用いたゲルろ過法による) (6)酵素活性の測定:エキソラクト−N−ビオヒドロ
ラーゼ活性の測定は次のようにして求めた。基質として
下記式(化2)
Mは Manを示す〕で表される複合型糖鎖に作用して、ラ
クト−N−ビオースを遊離するが、ラクト−N−ビオシ
ド結合を有しない複合型糖鎖には作用しない。すなわ
ち、本酵素はラクト−N−ビオシド結合に特異的で、糖
鎖の非還元末端からラクト−N−ビオースを遊離する。 (3)至適pH及びpH安定性:本酵素の至適pHは図
1の曲線で表されるごとくpH5.5〜6.0付近に高
い活性を有している。本酵素を4℃において、それぞれ
のpHで16時間処理したときのpH安定性を図2に表
した。図2より明らかなように本酵素はpH4.0〜
7.0の間で安定である。なお、図1は本発明のエキソ
ラクト−N−ビオヒドロラーゼのpH(横軸)と相対活
性(%、縦軸)との関係を表すグラフ、図2はエキソラ
クト−N−ビオヒドロラーゼを4℃において、それぞれ
のpHで16時間処理した後のpH(横軸)と残存活性
(%、縦軸)との関係を表すグラフである。 (4)至適温度:本酵素の作用最適温度は図3の曲線で
表されるごとく40〜55℃である。なお、図3は本発
明のエキソラクト−N−ビオヒドロラーゼの温度(℃、
縦軸)と相対活性(%、縦軸)との関係を表すグラフで
ある。 (5)分子量:分子量は約29000である(トヨパー
ルHW−55Sを用いたゲルろ過法による) (6)酵素活性の測定:エキソラクト−N−ビオヒドロ
ラーゼ活性の測定は次のようにして求めた。基質として
下記式(化2)
【0010】
【化2】 Galβ1−3GlcNAcβ1−3 Galβ1−4Glc −PA
【0011】〔以下、式中PAは2−ピリジルアミノ基
を意味する〕で表される構造のピリジルアミノ化糖鎖
(宝酒造社製)を用いた。本基質及びこれからラクト−
N−ビオースが遊離した酵素反応生成物は還元末端をピ
リジルアミノ基で標識してあるために、蛍光検出器を備
えた逆相系あるいはアミン系高速液体クロマトグラフィ
ーで直接定性定量分析が可能である。上記の基質20pm
olを含む250mMリン酸カリウム緩衝液4μlに酵素液
6μlを加えて混合し、37℃で20分間反応させた
後、1%のトリフルオロ酢酸溶液40μlを加えて反応
を停止させた後、高速液体クロマトグラフィーに供し
た。この条件下で、1分間に1μmol のピリジルアミノ
化ラクトースを生じる酵素量を1単位とする。
を意味する〕で表される構造のピリジルアミノ化糖鎖
(宝酒造社製)を用いた。本基質及びこれからラクト−
N−ビオースが遊離した酵素反応生成物は還元末端をピ
リジルアミノ基で標識してあるために、蛍光検出器を備
えた逆相系あるいはアミン系高速液体クロマトグラフィ
ーで直接定性定量分析が可能である。上記の基質20pm
olを含む250mMリン酸カリウム緩衝液4μlに酵素液
6μlを加えて混合し、37℃で20分間反応させた
後、1%のトリフルオロ酢酸溶液40μlを加えて反応
を停止させた後、高速液体クロマトグラフィーに供し
た。この条件下で、1分間に1μmol のピリジルアミノ
化ラクトースを生じる酵素量を1単位とする。
【0012】本発明のエキソラクト−N−ビオヒドロラ
ーゼを利用して以下の事項を解明することができる。 (1)複合糖質中のラクト−N−ビオシル残基の役割を
知ることができる。 (2)本酵素を用いれば、複合糖質中のラクト−N−ビ
オシル基の有無を直接推定することができ、タイプ1糖
鎖とタイプ2糖鎖の識別が直接できる。 (3)糖鎖還元末端をあらかじめ還元ピリジルアミノ化
法〔ジャーナル・オブ・バイオケミストリー(J.Bioc
hem.)、第95巻、第197〜203頁(1984)〕
にて蛍光標識した糖鎖を用いて、上記の酵素消化法と2
次元糖鎖マップ法〔アナリティカル・バイオケミストリ
ー( Anal. Biochem. )第171巻、第73頁(198
8)〕を組合せることによって、ラクト−N−ビオシル
基も含めた糖鎖構造全体を、従来の数百倍の感度で推定
することができる。 (4)還元末端を〔 3H〕標識した糖鎖、あるいは、未
標識糖鎖を用いて、本酵素で酵素消化を行い、酵素消化
物をゲルろ過クロマトグラフィーやイオン交換クロマト
グラフィーなどで分析することによって、糖鎖構造を推
定することができる。
ーゼを利用して以下の事項を解明することができる。 (1)複合糖質中のラクト−N−ビオシル残基の役割を
知ることができる。 (2)本酵素を用いれば、複合糖質中のラクト−N−ビ
オシル基の有無を直接推定することができ、タイプ1糖
鎖とタイプ2糖鎖の識別が直接できる。 (3)糖鎖還元末端をあらかじめ還元ピリジルアミノ化
法〔ジャーナル・オブ・バイオケミストリー(J.Bioc
hem.)、第95巻、第197〜203頁(1984)〕
にて蛍光標識した糖鎖を用いて、上記の酵素消化法と2
次元糖鎖マップ法〔アナリティカル・バイオケミストリ
ー( Anal. Biochem. )第171巻、第73頁(198
8)〕を組合せることによって、ラクト−N−ビオシル
基も含めた糖鎖構造全体を、従来の数百倍の感度で推定
することができる。 (4)還元末端を〔 3H〕標識した糖鎖、あるいは、未
標識糖鎖を用いて、本酵素で酵素消化を行い、酵素消化
物をゲルろ過クロマトグラフィーやイオン交換クロマト
グラフィーなどで分析することによって、糖鎖構造を推
定することができる。
【0013】
【実施例】次に、実施を挙げて本発明を説明するが、本
発明は以下の実施例の範囲のみに限定されるものではな
い。
発明は以下の実施例の範囲のみに限定されるものではな
い。
【0014】実施例1 (1)菌の培養と無細胞抽出液の調製 Streptomyces sp 142(FERM
BP−4569)をペプトン0.3%、イーストエキス
0.05%、リン酸一カリウム0.1%、硫酸マグネシ
ウム7水和物0.05%及びL−フコース1%を含む5
00mlの液体培地(pH7.0)を用いて25〜27
℃で2日間培養した後、培養液を遠心分離して菌株を得
た。菌体を1mMのエチレンジアミン四酢酸を含む10
mMリン酸ナトリウム緩衝液pH7.0で洗浄後、同緩
衝液に懸濁して超音波処理し、遠心分離によって菌体残
渣を除いて、無細胞抽出液を得た。 (2)酵素の調製 上記に得た無細胞抽出液100mlを、10mMエチレ
ンジアミン四酢酸、1mMオルト−フェナントロリン、
及び1mMフェニルメタンスルホニルフルオリドを含む
50mMリン酸カリウム緩衝液pH6.0に対して透析
後、同緩衝液で平衡化したDEAE−セファロース C
L−6Bのカラム(4.0×23cm)に供した。カラ
ムをその3倍容量の同一の緩衝液で洗浄し、溶出してき
た素通り画分を集めた。活性画分は限外ろ過(分画分子
量1万)にて濃縮後終濃度1.5Mになるように硫酸ア
ンモニウムを加え、1.5M硫酸アンモニウム、10m
Mエチレンジアミン四酢酸、1mMオルト−フェナント
ロリン、及び1mMフェニルメタンスルホニルフルオリ
ドを含む50mMリン酸カリウム緩衝液pH6.0を用
いて平衡化したフェニル−セファロース CL−4Bの
カラム(1.0×6.0cm)に供した。カラムをその
3倍容量の同一の緩衝液で洗浄し、次いで10mMエチ
レンジアミン四酢酸、1mMオルト−フェナントロリ
ン、及び1mMフェニルメタンスルホニルフルオリドを
含む50mMリン酸カリウム緩衝液pH6.0で溶出
し、活性画分を集めた。活性画分は限外ろ過(分画分子
量1万)にて濃縮後100mM塩化ナトリウム、0.0
1%アジ化ナトリウム、及び0.1%ブリジ(Bri
j)−58を含む50mMリン酸カリウム緩衝液pH
6.0で平衡化したトヨパールHW−55Sのカラム
(1.5×90cm)に供した。同緩衝液で溶出し、2
3−28の画分から本発明のエキソラクト−N−ビオヒ
ドロラーゼを得た。この様にして得られたエキソラクト
−N−ビオヒドロラーゼの比活性は3.5m単位/mg
であり、糖鎖構造解析用試薬として十分使用可能であっ
た。なお、上記酵素の比活性は前記の測定法によって測
定した。
BP−4569)をペプトン0.3%、イーストエキス
0.05%、リン酸一カリウム0.1%、硫酸マグネシ
ウム7水和物0.05%及びL−フコース1%を含む5
00mlの液体培地(pH7.0)を用いて25〜27
℃で2日間培養した後、培養液を遠心分離して菌株を得
た。菌体を1mMのエチレンジアミン四酢酸を含む10
mMリン酸ナトリウム緩衝液pH7.0で洗浄後、同緩
衝液に懸濁して超音波処理し、遠心分離によって菌体残
渣を除いて、無細胞抽出液を得た。 (2)酵素の調製 上記に得た無細胞抽出液100mlを、10mMエチレ
ンジアミン四酢酸、1mMオルト−フェナントロリン、
及び1mMフェニルメタンスルホニルフルオリドを含む
50mMリン酸カリウム緩衝液pH6.0に対して透析
後、同緩衝液で平衡化したDEAE−セファロース C
L−6Bのカラム(4.0×23cm)に供した。カラ
ムをその3倍容量の同一の緩衝液で洗浄し、溶出してき
た素通り画分を集めた。活性画分は限外ろ過(分画分子
量1万)にて濃縮後終濃度1.5Mになるように硫酸ア
ンモニウムを加え、1.5M硫酸アンモニウム、10m
Mエチレンジアミン四酢酸、1mMオルト−フェナント
ロリン、及び1mMフェニルメタンスルホニルフルオリ
ドを含む50mMリン酸カリウム緩衝液pH6.0を用
いて平衡化したフェニル−セファロース CL−4Bの
カラム(1.0×6.0cm)に供した。カラムをその
3倍容量の同一の緩衝液で洗浄し、次いで10mMエチ
レンジアミン四酢酸、1mMオルト−フェナントロリ
ン、及び1mMフェニルメタンスルホニルフルオリドを
含む50mMリン酸カリウム緩衝液pH6.0で溶出
し、活性画分を集めた。活性画分は限外ろ過(分画分子
量1万)にて濃縮後100mM塩化ナトリウム、0.0
1%アジ化ナトリウム、及び0.1%ブリジ(Bri
j)−58を含む50mMリン酸カリウム緩衝液pH
6.0で平衡化したトヨパールHW−55Sのカラム
(1.5×90cm)に供した。同緩衝液で溶出し、2
3−28の画分から本発明のエキソラクト−N−ビオヒ
ドロラーゼを得た。この様にして得られたエキソラクト
−N−ビオヒドロラーゼの比活性は3.5m単位/mg
であり、糖鎖構造解析用試薬として十分使用可能であっ
た。なお、上記酵素の比活性は前記の測定法によって測
定した。
【0015】 実施例2 ピリジルアミノ化糖鎖に対する作用 基質として下記式(化3):
【0016】
【化3】
【0017】で表される構造のピリジルアミノ化糖鎖
(宝酒造社製)を用いて実施例1で得た本酵素を作用さ
せた。3.3μMの基質を含む80mMリン酸緩衝液pH
6.0に本酵素50μ単位を加えて37℃、16時間反
応を行った。反応終了後反応液をHPLCで分析し、下
記式(化4):
(宝酒造社製)を用いて実施例1で得た本酵素を作用さ
せた。3.3μMの基質を含む80mMリン酸緩衝液pH
6.0に本酵素50μ単位を加えて37℃、16時間反
応を行った。反応終了後反応液をHPLCで分析し、下
記式(化4):
【0018】
【化4】
【0019】で表される構造のピリジルアミノ化糖鎖が
生成していることを確認した。更に反応液を濃縮乾固
し、糖質ピリジルアミノ化装置・パルステーション( PA
LSTATION:宝酒造社製)にて還元ピリジルアミノ化した
後、HPLC分析を行い、下記式(化5):
生成していることを確認した。更に反応液を濃縮乾固
し、糖質ピリジルアミノ化装置・パルステーション( PA
LSTATION:宝酒造社製)にて還元ピリジルアミノ化した
後、HPLC分析を行い、下記式(化5):
【0020】
【化5】G(β1→3)GN−PA
【0021】で表される構造のピリジルアミノ化糖鎖の
生成を確認した。
生成を確認した。
【0022】
【発明の効果】本発明により、複合糖質の構造の機能の
解明に有用な新規エキソラクト−N−ビオヒドロラーゼ
が提供された。
解明に有用な新規エキソラクト−N−ビオヒドロラーゼ
が提供された。
【図1】本発明のエキソラクト−N−ビオヒドロラーゼ
のpHと相対活性との関係を表すグラフである。
のpHと相対活性との関係を表すグラフである。
【図2】エキソラクト−N−ビオヒドロラーゼを4℃に
おいて、それぞれのpHで16時間処理した後のpHと
残存活性との関係を表すグラフである。
おいて、それぞれのpHで16時間処理した後のpHと
残存活性との関係を表すグラフである。
【図3】エキソラクト−N−ビオヒドロラーゼの温度と
相対活性との関係を表すグラフである。
相対活性との関係を表すグラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】 下記の理化学的性質を有することを特徴
とするエキソ型糖質加水分解酵素: (1)作用 ラクト−N−ビオシド結合(Galβ1−3GlcNA
cβ1−R)に作用して、ラクト−N−ビオース(Ga
lβ1−3GlcNAc)を遊離する。 (2)基質特異性 ラクト−N−ビオシド結合に作用して、Galβ1−3
GlcNAcを遊離するが、N−アセチルラクトサミニ
ド結合(Galβ1−4GlcNAcβ1−R)には作
用しない。また、p−ニトロフェニル−β−ラクト−N
−ビオシドに作用してGalβ1−3GlcNAcを遊
離する。 (3)至適pH:pH5.5〜6.0 (4)至適温度:40〜55℃ (5)pH安定性:pH4.0〜7.0(4℃、16時
間処理において) (6) 分子量:約29000(ゲルろ過法による)
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3138563A JP2782563B2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 新規糖質加水分解酵素 |
US07/879,263 US5395757A (en) | 1991-05-15 | 1992-05-07 | Method for the hydrolysis of sugar compounds and reagent therefor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3138563A JP2782563B2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 新規糖質加水分解酵素 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21942595A Division JP2854541B2 (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 糖化合物の水解方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05252946A JPH05252946A (ja) | 1993-10-05 |
JP2782563B2 true JP2782563B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=15225071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3138563A Expired - Fee Related JP2782563B2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 新規糖質加水分解酵素 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5395757A (ja) |
JP (1) | JP2782563B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69638104D1 (de) * | 1995-04-27 | 2010-02-11 | Takara Bio Inc | Für Lacto-N-biosidase kodierendes Gen |
US20040147843A1 (en) * | 1999-11-05 | 2004-07-29 | Shabbir Bambot | System and method for determining tissue characteristics |
WO2002088364A1 (fr) * | 2001-04-23 | 2002-11-07 | Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. | Beta 1,3-galactose transferase et adn codant pour cette enzyme |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE451849B (sv) * | 1985-12-11 | 1987-11-02 | Svenska Sockerfabriks Ab | Sett att syntetisera glykosidiska bindningar samt anvendning av pa detta sett erhallna produkter |
JPH0789915B2 (ja) * | 1987-05-07 | 1995-10-04 | 生化学工業株式会社 | 微生物によるエンド−α−N−アセチルガラクトサミニダ−ゼの製造法 |
US5100778A (en) * | 1989-10-03 | 1992-03-31 | Monsanto Company | Oligosaccharide sequencing |
US5041236A (en) * | 1989-10-27 | 1991-08-20 | The Procter & Gamble Company | Antimicrobial methods and compositions employing certain lysozymes and endoglycosidases |
-
1991
- 1991-05-15 JP JP3138563A patent/JP2782563B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1992
- 1992-05-07 US US07/879,263 patent/US5395757A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5395757A (en) | 1995-03-07 |
JPH05252946A (ja) | 1993-10-05 |
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