JP2782396B2 - 自動車用障害物センサ - Google Patents

自動車用障害物センサ

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JP2782396B2
JP2782396B2 JP4038363A JP3836392A JP2782396B2 JP 2782396 B2 JP2782396 B2 JP 2782396B2 JP 4038363 A JP4038363 A JP 4038363A JP 3836392 A JP3836392 A JP 3836392A JP 2782396 B2 JP2782396 B2 JP 2782396B2
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obstacle
reflected
signal
sensor
ultrasonic
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清光 石川
誠也 御代川
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Stanley Electric Co Ltd
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Stanley Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は至近距離の障害物でも
正確に距離が測定できるようにした自動車用障害物セン
サに関する。
【0002】
【従来の技術】従来自動車に設置されて前方や後方の障
害物を検出する障害物センサには、送信部と受信部が一
体となった一体型の超音波センサがよく使用されてい
る。上記障害物センサは、送信部により送信された超音
波が、障害物により反射されてきたのを受信部により受
信して障害物までの距離を測定するようになっており、
至近距離に障害物があった場合、受信部には図1に示す
ような信号S1,S2が入力される。
【0003】すなわち送信部より送信され、障害物によ
り反射された超音波は信号S1として受信部へ入力され
ると共に、このとき反射波の一部がセンサ表面より反射
されて再び障害物に達し、障害物により再反射された超
音波が信号S2として受信部に入力される。
【0004】その後さらに車両が障害物に近づくと、は
じめに入力した信号S1は図2に示すようにセンサの残
響波Sに隠ぺいされて二重反射信号S2のみが検出され
ることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の障害物セン
サでは、至近距離の障害物を検出すると、実際に障害物
を検出した信号S1は残響波Sに隠ぺいされてしまい、
二重反射信号S2を障害物検出信号として障害物までの
距離を算出することがある。その結果障害物までの距離
を正確に測定できないことがあった。この発明は上記不
具合を改善する目的でなされたもので、至近距離の障害
物でも正確に距離が検出できるようにした自動車用障害
物センサを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、自動車に設置され障害物に向けて超音波
を送信すると共に障害物からの反射波を受信することに
より障害物を検出する超音波センサと、該超音波センサ
で検出された信号により障害物までの距離を算出する演
算処理装置と、障害物までの距離を警報する警報器を備
えた自動車用障害物センサにおいて、超音波センサから
送信されかつ障害物により反射されてきた最初の超音波
信号を受信するまでの時間がある設定値以下でなおかつ
超音波センサの前面または自動車で反射された超音波信
号が再び障害物で反射されて超音波センサに受信される
二重反射信号が到達するまでの時間が前記最初の超音波
信号の二倍であるとき、前記演算処理装置がそのことを
認識し、二重反射信号到達時間がそれ以下になるとき、
この二重反射信号到達時間によって障害物までの距離を
演算することを特徴とする自動車用障害物センサを提供
して、上記課題を解消するものである。
【0007】
【作用】上記構成により障害物が至近距離にあって実際
の障害物検出信号が超音波残響波に隠ぺいされても、障
害物までの距離を正確に測定することができる。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例を図3及び図4を参照し
て詳述する。図3は自動車用障害物センサのブロック
図、図4は同作用説明図を示す。図3において1は自動
車10の前部に取付けられた送受信部一体型の超音波セ
ンサ、2は演算処理装置(CPU)、3は警報器、4は
発信信号発生器を示す。
【0009】上記演算処理装置2の指令により発信信号
発生器4より発せられた発信信号は、増幅器5により増
幅されて超音波センサ1の送信部より超音波として自動
車の前方へ送信される。また障害物などに反射された反
射波は超音波センサ1の受信部で受信された後増幅器6
及び検波器7を介して比較器8へ送られ、比較器8でマ
スク信号発生器9より発生されるマスク信号と比較され
るようになっている。
【0010】いま図4の(イ)に示すように自動車10
が壁などの障害物11より距離d1に達したとする。自
動車10の前部に取付けられた超音波センサ1より送出
された超音波は障害物11に反射されてt1 時間後に超
音波センサ1に達し、信号S1が受信される。さらにt
1 ’後には超音波センサの前面または自動車10の前面
で反射された超音波が再び障害物11に反射されて超音
波センサ1に達し、信号S1 ’が受信される。これらの
信号S1 、S1 ’は検波器7で検波されて、図4の
(イ)に示す波形信号となって比較器8へ入力される。
【0011】その後図4の(ロ)に示すようにさらに自
動車10が障害物11へ接近すると、検波器7の出力は
図4(ロ)に示す波形信号S、S’となり、残響波
Sに接近する。そして図4の(ハ)に示す位置まで自動
車10が障害物11に接近すると検波器7の出力は、残
響波Sに反射波の信号Sが一部重なりかけた波形とな
り、残響波Sと反射波の信号Sの判別が困難となる。
この時信号Sは予め設定された時間T(残響波の時
間)内にあり、この時の距離dは、 d≦Ct/2 となるが時間tが測定できないため、障害物までの距
離を正確に測定できない。なお、ここでCは音速を表
す。
【0012】そこでこのように反射波信号Sの時間t
が予め設定された時間Tにかかり、しかも次の信号S
’までの時間t’がt=t’/2であることを
確認した場合その事を演算処理装置2のメモリへ記憶す
る。そして次に信号t’がt’≦2×Tとなるがt
’≧Tのうちに障害物までの距離dを二重反射信号
’より演算処理装置2が次式により演算する。 d=ct’/4
【0013】その後図4の(ニ)に示すように自動車1
0がさらに障害物11に距離dまで接近すると、反射
信号Sは残響波Sに完全に隠れてしまい、検出器7の
出力は図4の(ニ)に示すように信号S’のみとな
る。この場合図4の(ハ)の状態によりさらに時間t
が小さくなり続けるので、図4の(ハ)と同様に d=ct’/4 から障害物11までの距離dを正確に算出できるように
なる。そして障害物11までの距離が予め設定された距
離となったときに警報器3により運転者に知らせること
により、障害物11に衝突することなく自動車を停止さ
せることができる。
【0014】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように至近距離
の障害物に対しては、二重反射波を利用して障害物まで
の距離を算出するようにしたことから、実際の障害物検
出信号が超音波センサの残響波に隠ぺいされても、障害
物までの距離を正確に測定することができる。これによ
って至近距離の障害物であっても障害物までの距離を運
転者に誤報することがないため、自動車を安全に停車さ
せることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の自動車用障害物センサの作用説明図であ
る。
【図2】従来の自動車用障害物センサの作用説明図であ
る。
【図3】この発明の一実施例になる自動車用障害物セン
サのブロック図である。
【図4】(イ)ないし(ニ)はこの発明の一実施例にな
る自動車用障害物センサの作用説明図である。
【符号の説明】
1 超音波センサ 2 演算処理装置 3 警報器 11 障害物

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車に設置され障害物に向けて超音波を
    送信すると共に障害物からの反射波を受信することによ
    り障害物を検出する超音波センサと、該超音波センサで
    検出された信号により障害物までの距離を算出する演算
    処理装置と、障害物までの距離を警報する警報器を備え
    た自動車用障害物センサにおいて、超音波センサから送
    されかつ障害物により反射されてきた最初の超音波信
    号を受信するまでの時間がある設定値以下でなおかつ超
    音波センサの前面または自動車で反射された超音波信号
    が再び障害物で反射されて超音波センサに受信される二
    重反射信号が到達するまでの時間が前記最初の超音波信
    号の二倍であるとき、前記演算処理装置がそのことを認
    識し、二重反射信号到達時間がそれ以下になるとき、こ
    の二重反射信号到達時間によって障害物までの距離を演
    算することを特徴とする自動車用障害物センサ。
  2. 【請求項2】 障害物からの最初の反射波と次の反射波
    との受信までの時間が2倍である事を確認した後、最初
    の反射波の受信までの時間がある設定値以下となった場
    合、次の反射信号を特定し、その受信までの時間を2分
    した値を障害物との往復に要した時間として障害物まで
    の距離を算出してなる請求項1記載の障害物センサ。
JP4038363A 1992-01-30 1992-01-30 自動車用障害物センサ Expired - Lifetime JP2782396B2 (ja)

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JPH05210800A JPH05210800A (ja) 1993-08-20
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JPS5464999A (en) * 1977-11-02 1979-05-25 Omron Tateisi Electronics Co Ultarsonic vehicle detector
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JP2662560B2 (ja) * 1989-06-14 1997-10-15 日本特殊塗料株式会社 軽量耐チッピング塗料を含む自動車の塗膜形成方法

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