JP2782211B2 - インキ供給量のプリセット方法 - Google Patents
インキ供給量のプリセット方法Info
- Publication number
- JP2782211B2 JP2782211B2 JP63310804A JP31080488A JP2782211B2 JP 2782211 B2 JP2782211 B2 JP 2782211B2 JP 63310804 A JP63310804 A JP 63310804A JP 31080488 A JP31080488 A JP 31080488A JP 2782211 B2 JP2782211 B2 JP 2782211B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- film thickness
- key
- roll
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、オフセット印刷機におけるインキ供給方法
に関する。
に関する。
［従来の技術］ 従来、印刷機械におけるインキ・キーによるインキ供
給方法は紙上のインキ膜厚とインキ出しロールの外周面
を基準としたインキ・キーの位置は（以下、インキ・キ
ー開度という）比例関係にあるという前提のもとにイン
キ・キーの位置を制御し、最適量のインキを供給する方
法がとられていた。しかしながら、インキ出しロール上
のインキ膜厚とキー開度は現実には直線的な比例関係に
なく、インキ・キーを移動せしめるネジ軸と固定ナット
との間の誤差およびインキの粘性等によって、それぞれ
のキー固有の誤差を有している。そのために、インキ・
キーと一体化したネジ軸をサーボモータによって駆動
し、インキ・キーを位置決めしても、希望する紙上イン
キ膜厚を得ることが困難であった。
給方法は紙上のインキ膜厚とインキ出しロールの外周面
を基準としたインキ・キーの位置は（以下、インキ・キ
ー開度という）比例関係にあるという前提のもとにイン
キ・キーの位置を制御し、最適量のインキを供給する方
法がとられていた。しかしながら、インキ出しロール上
のインキ膜厚とキー開度は現実には直線的な比例関係に
なく、インキ・キーを移動せしめるネジ軸と固定ナット
との間の誤差およびインキの粘性等によって、それぞれ
のキー固有の誤差を有している。そのために、インキ・
キーと一体化したネジ軸をサーボモータによって駆動
し、インキ・キーを位置決めしても、希望する紙上イン
キ膜厚を得ることが困難であった。
すなわち、従来においては、紙上のインキ膜厚データ
からインキ出しロールのインキ膜厚をセットする際に、
インキ出しロール上のインキ膜厚そのものを直接セット
出来なかったため、インキ・キー開度をインキ出しロー
ル上のインキ膜厚と直線的に比例するものとしてセット
し印刷していました。しかし、インキ・キー開度が各イ
ンキ・キー間で同一値となっても、各々のインキ・キー
におけるインキ出しロール上のインキ膜厚が一致しな
い。即ち、各インキ・キーとインキ出しロール外周面間
のインキ・キー開度を同一となる操作を行っても、イン
キ出しロール上の各インキ・キーにおけるインキ膜厚は
一致しません。即ち、機械的な製造の精度上の問題等か
ら、インキ出しロール上のインキ膜厚は各インキ・キー
毎に異なりばらつきがあります。
からインキ出しロールのインキ膜厚をセットする際に、
インキ出しロール上のインキ膜厚そのものを直接セット
出来なかったため、インキ・キー開度をインキ出しロー
ル上のインキ膜厚と直線的に比例するものとしてセット
し印刷していました。しかし、インキ・キー開度が各イ
ンキ・キー間で同一値となっても、各々のインキ・キー
におけるインキ出しロール上のインキ膜厚が一致しな
い。即ち、各インキ・キーとインキ出しロール外周面間
のインキ・キー開度を同一となる操作を行っても、イン
キ出しロール上の各インキ・キーにおけるインキ膜厚は
一致しません。即ち、機械的な製造の精度上の問題等か
ら、インキ出しロール上のインキ膜厚は各インキ・キー
毎に異なりばらつきがあります。
又、これを補正する為プリセットデータ（例えば絵柄
面積率データ）からインキ・キー開度データへ変換する
テーブルを設けインキ・キーの位置決めをしていた。し
かし、この方法ではインキ・キー個々の特性を包合する
ことはできず、希望する紙上インキ膜厚を得ることが困
難であった。
面積率データ）からインキ・キー開度データへ変換する
テーブルを設けインキ・キーの位置決めをしていた。し
かし、この方法ではインキ・キー個々の特性を包合する
ことはできず、希望する紙上インキ膜厚を得ることが困
難であった。
［発明が解決しようとする課題］ 本発明は、従来の技術の問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは最適な紙上インキ膜厚を得
るためのインキ供給量のプリセット方法を提供すること
にある。
で、その目的とするところは最適な紙上インキ膜厚を得
るためのインキ供給量のプリセット方法を提供すること
にある。
［問題点を解決するための手段および作用］ 本発明は上記課題を解決するため下記の手段および作
用を有する。
用を有する。
刷版面を複数に分割した各ゾーンに対応した各絵柄に
合せてインキ・キーを制御し、最適なインキ供給量のプ
リセット方法において、紙上のインキ膜厚とインキ出し
ロールの外周面を基準としたインキ・キーの位置（イン
キ・キー開度）の実測値を予めサーボコントローラと関
係するメモリーテーブルに記憶しておき、前記メモリー
テーブルを参照しながら必要とするインキ出しロール上
のインキ膜厚を得て希望する紙上のインキ膜厚になるよ
うに前記インキ・キーを位置制御することを特徴とす
る。
合せてインキ・キーを制御し、最適なインキ供給量のプ
リセット方法において、紙上のインキ膜厚とインキ出し
ロールの外周面を基準としたインキ・キーの位置（イン
キ・キー開度）の実測値を予めサーボコントローラと関
係するメモリーテーブルに記憶しておき、前記メモリー
テーブルを参照しながら必要とするインキ出しロール上
のインキ膜厚を得て希望する紙上のインキ膜厚になるよ
うに前記インキ・キーを位置制御することを特徴とす
る。
すなわち、各インキ・キー毎にインキ・キー開度（PT
値）に対するインキ出しロール上のインキ膜厚値を求め
ておき、これにより、紙上のインキ膜厚データから各イ
ンキ・キー毎にインキ・キー開度をプリセットする際の
補正を行い、各インキ・キーに対応したインキ出しロー
ル上のインキ膜厚が適正な値になるようにより正確なイ
ンキ・キー開度をプリセットすることができます。
値）に対するインキ出しロール上のインキ膜厚値を求め
ておき、これにより、紙上のインキ膜厚データから各イ
ンキ・キー毎にインキ・キー開度をプリセットする際の
補正を行い、各インキ・キーに対応したインキ出しロー
ル上のインキ膜厚が適正な値になるようにより正確なイ
ンキ・キー開度をプリセットすることができます。
［実施例］ 以下、本発明の実施例について説明する。
まず、第１図に示すようにインキ・キー開度とインキ
膜厚の関係を求める。なお、このインキ膜厚はある基準
のインキ膜厚に対する所定の比率０％,10％,30％,100％
で表示し、インキ開度はインキ出しロール１の外周面と
インキ・キー２の位置で表示する。インキ・キー２はイ
ンキ出しロール１の円筒面に沿って平行に複数配列して
設けられている。このインキ・キー２の移動はインキ・
キー２の後部に設けたナット部2aにネジ軸３を螺合し、
ネジ軸３を回転駆動するサーボモータ４を固設してい
る。
膜厚の関係を求める。なお、このインキ膜厚はある基準
のインキ膜厚に対する所定の比率０％,10％,30％,100％
で表示し、インキ開度はインキ出しロール１の外周面と
インキ・キー２の位置で表示する。インキ・キー２はイ
ンキ出しロール１の円筒面に沿って平行に複数配列して
設けられている。このインキ・キー２の移動はインキ・
キー２の後部に設けたナット部2aにネジ軸３を螺合し、
ネジ軸３を回転駆動するサーボモータ４を固設してい
る。
５はガイドレールで、膜厚測定子６はガイドレール５
上を移動自在とし、インキ出しロール１上のインキ膜厚
を計測する。
上を移動自在とし、インキ出しロール１上のインキ膜厚
を計測する。
この膜厚測定子６は光ファイバー７を介して発光・受
光部８に接続され、インキ出しロール１上のインキの膜
厚が０％,10％,30％……となるようにインキ・キー２を
調整し、第２図に示すようにメモリーテーブル11にイン
キ出しロール１上のインキの膜厚に対応したネジ軸３に
接続したポテンショメータ９のデータPT値（インキ・キ
ー開度）を記憶させる。膜厚測定子６は駆動装置12によ
って所定の測定位置に位置決めされ、（インキ出しロー
ル１上のインキの）膜厚の測定が行なわれる。
光部８に接続され、インキ出しロール１上のインキの膜
厚が０％,10％,30％……となるようにインキ・キー２を
調整し、第２図に示すようにメモリーテーブル11にイン
キ出しロール１上のインキの膜厚に対応したネジ軸３に
接続したポテンショメータ９のデータPT値（インキ・キ
ー開度）を記憶させる。膜厚測定子６は駆動装置12によ
って所定の測定位置に位置決めされ、（インキ出しロー
ル１上のインキの）膜厚の測定が行なわれる。
次に、刷版面に対応した各絵柄に合わせて、インキ・
キーを制御し、最適なインキの供給を行なう方法につい
て説明する。
キーを制御し、最適なインキの供給を行なう方法につい
て説明する。
まず、紙上のインキ膜厚とインキ出しロールの外周面
を基準としたインキ・キー２の位置すなわちインキ・キ
ー開度（PT値）をインキ出しロール上のインキ膜厚に対
応してメモリ11に記憶する。
を基準としたインキ・キー２の位置すなわちインキ・キ
ー開度（PT値）をインキ出しロール上のインキ膜厚に対
応してメモリ11に記憶する。
このメモリーテーブル11の前記の紙上のインキ膜厚と
それに対するインキ出しロール上のインキ膜厚に対応し
たインキ・キー開度（PT値）のデータを基にサーボコン
トローラ10によりサーボモータ４を駆動し、インキ・キ
ー２ごとに絵柄の紙上のインキ膜厚にあわせてインキ・
キーの位置決め（インキ・キー開度であるPT値のセッ
ト）を行って、必要なインキ出しロール上のインキ膜厚
を得て、希望する紙上のインキ膜厚を得る。すなわち、
印刷を行なったとき希望の紙上のインキ膜厚にそった印
刷物を得ることができる。
それに対するインキ出しロール上のインキ膜厚に対応し
たインキ・キー開度（PT値）のデータを基にサーボコン
トローラ10によりサーボモータ４を駆動し、インキ・キ
ー２ごとに絵柄の紙上のインキ膜厚にあわせてインキ・
キーの位置決め（インキ・キー開度であるPT値のセッ
ト）を行って、必要なインキ出しロール上のインキ膜厚
を得て、希望する紙上のインキ膜厚を得る。すなわち、
印刷を行なったとき希望の紙上のインキ膜厚にそった印
刷物を得ることができる。
［発明の効果］ 以上述べたように、本発明によれば、刷版面を複数に
分割した各ゾーンに対応した各絵柄に合わせてインキ・
キーを制御し、かつ紙上のインキ膜厚とインキ・キー開
度の実測値を予めサーボコントローラを関係するメモリ
ーテーブルに記憶してあるので、希望する紙上のインキ
膜厚を得ることができる。
分割した各ゾーンに対応した各絵柄に合わせてインキ・
キーを制御し、かつ紙上のインキ膜厚とインキ・キー開
度の実測値を予めサーボコントローラを関係するメモリ
ーテーブルに記憶してあるので、希望する紙上のインキ
膜厚を得ることができる。
第１図ないし第２図は本発明の実施例を示す図面で、第
１図はインキ出しロール１上のインキ膜厚に対するイン
キ・キーの開度の関係を示す図、第２図はインキ出しロ
ール１上のインキ膜厚を制御する制御システムのブロッ
ク図をそれぞれ示す。 1:インキ出しロール,2:インキ・キー,2:ネジ,4:サーボ
モータ
１図はインキ出しロール１上のインキ膜厚に対するイン
キ・キーの開度の関係を示す図、第２図はインキ出しロ
ール１上のインキ膜厚を制御する制御システムのブロッ
ク図をそれぞれ示す。 1:インキ出しロール,2:インキ・キー,2:ネジ,4:サーボ
モータ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B41F 31/02,31/04
Claims (1)
- 【請求項１】刷版面を複数に分割した各ゾーンに対応し
た各絵柄に合わせてインキ・キーを制御し、最適なイン
キの供給を行なうインキ供給量のプリセット方法におい
て、 インキ出しロール上のインキ膜厚とインキ出しロールの
外周面を基準としたインキ・キーの位置（インキ・キー
開度）の実測値を予じめサーボコントローラと関係する
メモリーテーブルに記憶しておき、前記メモリーテーブ
ルを参照しながらインキ出しロール上のインキ膜厚を適
切な膜厚にすることにより、希望する紙上のインキ膜厚
になるように前記インキ・キーを位置制御することを特
徴とするインキ供給量のプリセット方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63310804A JP2782211B2 (ja) | 1988-12-08 | 1988-12-08 | インキ供給量のプリセット方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63310804A JP2782211B2 (ja) | 1988-12-08 | 1988-12-08 | インキ供給量のプリセット方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02155648A JPH02155648A (ja) | 1990-06-14 |
| JP2782211B2 true JP2782211B2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=18009636
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63310804A Expired - Lifetime JP2782211B2 (ja) | 1988-12-08 | 1988-12-08 | インキ供給量のプリセット方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2782211B2 (ja) |
-
1988
- 1988-12-08 JP JP63310804A patent/JP2782211B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02155648A (ja) | 1990-06-14 |
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