JP2782209B2 - 遊戯車両 - Google Patents

遊戯車両

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JP2782209B2
JP2782209B2 JP63299402A JP29940288A JP2782209B2 JP 2782209 B2 JP2782209 B2 JP 2782209B2 JP 63299402 A JP63299402 A JP 63299402A JP 29940288 A JP29940288 A JP 29940288A JP 2782209 B2 JP2782209 B2 JP 2782209B2
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国明 古沢
正人 服部
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株式会社鈴鹿サーキットランド
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ゴーカート等の遊戯車両に係り、特に、
前輪と後輪とを2以上のステアリングで各々独立して操
舵して、今までにないステアリング操作感覚を楽しむこ
とができる遊戯車両に関する。
〔従来技術とその課題〕
従来のゴーカート等の遊戯車両は、前席に配設された
1つのステアリングを回動操作することによって、直
進,左右方向転換走行等を楽しむことができるように構
成されているのが一般的であり、この種のゴーカート等
の遊戯車両によって得られる走行フィーリングが定型化
されている、というのが現状である。
この発明は、かかる現状に鑑み創案されたものであっ
て、その目的とするところは、前輪と後輪とを2人が別
個独立に操作することによって、従来の一人操作用遊戯
車両と同様の走行フィーリングは勿論のこと、その他に
も、全く新しい走行フィーリングを楽しむことができる
遊戯車両を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この発明にあっては、第2
図に示すように、車体フレーム1のフロント側車軸端部
に取り付けられた前輪2a,2bを操舵する前輪操舵機構3
と、車体フレーム1のリヤ側の各車軸端部に取り付けら
れた後輪2c,2dを、上記前輪2a,2bの操舵方向とは独立に
操舵する後輪操舵機構4と、を有して構成されてなる遊
戯車両において、上記後輪操舵機構4は、後輪2c,2dを
操舵するステアリングホイール33の軸端部が連結された
アーム40と、このアーム40の他端部が軸支された連結ロ
ッド44と、この連結ロッド44の他端部に連結されたブラ
ケット41と、該ブラケット41を構成するベース部材43b
の両傾斜辺部に開設されてなる複数の孔41cに操舵角度
に対応させて選択的に連結される一対の連結ロッド42,4
3と、から構成し、上記ブラケット41を、上記連結ロッ
ド44が連結されるアーム部41aと上記ベース部材43bとで
構成すると共に、上記アーム部41aの中央部を車体フレ
ーム1のリヤ側に固着されたブラケット45に回動可能に
軸支し、かつ、上記ベース部材43bの頂部に中央部が固
着される上記アーム部41aを、ベース部材43bの左側か右
側に固着することで、上記後輪操舵機構4による操舵方
向を同位相か逆位相に変更できるように構成したことを
特徴とする 〔作用〕 それ故、この発明に係る遊戯車両にあっては、前輪と
後輪とを夫々独立して操舵することができるため、直進
走行や左右方向転換走行は勿論のこと、所謂フォークリ
フトフィーリング走行や超小回り走行及びスライド走行
等の走行フィーリングが任意に得られる。
〔実施例〕
以下、添付図面に示す一実施例に基づき、この発明を
詳細に説明する。
第1図および第2図に示すように、この実施例に係る
遊戯車両は、車体フレーム1と、四輪各部の車輪2と、
前輪操舵機構3と、後輪操舵機構4と、を有して構成さ
れている。
車体フレーム1は、パワーユニット10と、2人掛け用
のシート11と、カバー12とを有して構成されており、パ
ワーユニット10からの駆動力は、公知の伝達機構を介し
てリヤ側の車軸14に伝達され、これにより後輪2c,2dが
駆動されるように構成されている。
尚、図中符号13は、ディスクブレーキのディスク板を
示しており、各運転席近傍に配設された図示しない制動
装置で所定のブレーキ操作が各々独立して行なうことが
できるように構成されている。
上記車体フレーム1のフロント側には、車軸15を介し
て前輪2a,2bが支承されている。
また、リヤ側の左右の各車輪2c,2dは、アーム20の先
端に連結された連結部材21に支承されていると共に、上
記アーム20は前記車体フレーム1に固着されている。
一方、上記連結部材21には、ナックル部材22が連設さ
れており、このナックル部材22を連結ロッド部材42,43
を介して回動させることで、後輪2c,2dを方向転換させ
ることができる。
前輪操舵機構3は、前記シート11の右側に配設された
公知のリンク式ステアリング機構によって前輪2a,2bを
操舵するもので、第2図に示すように、タイロッド30の
両端に連結されたナックル部材31を介してフロント側の
左右の前輪2a,2bに連結されており、前記シート11の右
席側に配設されたステアリングホイール32のステアリン
グ回動操作によってタイロッド30が図中左右方向に進退
動したときに、上記前輪2a,2bが任意の方向に転換させ
るように構成されている。
一方、上記前輪操舵機構3とは別個に後輪2c,2dを操
舵する後輪操舵機構4は、前記シート11の左側に配設さ
れた公知のリンク式ステアリング機構及び連結ロッド44
等を介して後輪2c,2dを操舵するもので、第2図に示す
ように、前記シート11の左席側に配設されたステアリン
グホイール33と、一端部40aに該ステアリングホイール3
3の軸端部が連結されたアーム40と、一端部が該アーム4
0の他端部40bに軸支された連結ロッド44と、この連結ロ
ッド44の他端部に連結された略L字状ブラケット41と、
一対の連結ロッド部材42,43と、から構成されている。
前記ステアリングホイール33の軸端部は、第4図にも
示すように、フロント側の車軸15に形成された軸受け片
部15aに回転自在に軸支されていると共に、該ステアリ
ングホイール33の軸端は、上記フロント側の車軸15より
車前方側に配設された前記アーム40の一端部40aに回転
可能に軸支されている。
それ故、上記アーム40の一端40aが、ステアリングホ
イール33の回動操作によって第4図中矢印aで示す方向
に揺動されると、該アーム40の他端40bが、同図中矢印
bで示す前後方向に進退動される。
略L字状ブラケット41は、第3図にも示すように、そ
の中央部がブラケット45に回動可能に軸支されており、
また、ブラケット45はリヤ側の車体フレーム1に固着さ
れている。
このように構成された略L字状ブラケット41は、左方
に延びるアーム部41aと、このアーム部41aの中央部にそ
の頂部が一体に固着された略三角形状のベース部材41b
と、から構成されており、このベース部材41bの両傾斜
辺部には、後述する連結ロッド部材42,43の一端部を選
択的に連結し、後輪2c,2dの操舵角度を可変するための
孔41cが複数個開設されている。このため、このアーム
部41aが、第3図中矢印cで示す方向に回動されると、
ベース部材41bが同図中矢印dで示す方向に回動され
る。
また、アッカーマンの法則に基いて上記ベース部材41
bにその一端が着脱可能に連結される一対の連結ロッド
部材42,43は、その他端部が前記ナックル部材22に連結
されている。
さらに、上記アーム部41aの一端部には、前記連結ロ
ッド44の他端部が連結され、この連結ロッド44の進退動
により後輪2c,2dが操舵される。
即ち、連結ロッド44の他端部が、第2図及び第3図に
示すような態様でアーム部41aに連結した場合には、後
輪2c,2dのステアリングホイール33に対する操舵方向は
『同位相』となり、また、連結ロッド44の他端部を第2
図及び第3図に示す態様とは逆の態様でアーム部41aに
連結した場合には、後輪2c,2dのステアリングホイール3
3に対する操舵方向は『逆位相』となる。
また、前記したように、連結ロッド部材42,43を連結
する孔41cの位置を変更することで、ステアリングホイ
ール33が同一の角度で回動したとしても、各連結ロッド
部材42,43の移動ストロークが異ることとなり、この結
果、当該連結ロッド部材42,43を介して操舵される後輪2
c,2dの操舵角度を容易に変更することができる。
次に、以上のように構成された遊戯車両を運転して得
られる走行フィーリングのパターンを第5図乃至第9図
に基づき説明する。
まず、第1の走行パターンとしては、第5図に示すよ
うに、左右のステアリングホイール32,33を共に回動さ
せることなく通常の直進状態のままとなすことにより、
従来の遊戯車両と同様の『直進走行』が得られる。
第2の走行パターンとしては、第6図に示すように、
右のステアリングホイール32を左右いずれかの方向に回
動し、ステアリングホイール33は回動させることなく通
常の直進状態のままとなすことにより、従来の遊戯車両
と同様の『左右方向への方向転換走行』が得られる。
第3の走行パターンとしては、第7図に示すように、
右のステアリングホイール32を回動させることなく通常
の直進状態のままとなし、ステアリングホイール33を左
右いずれかの方向に回動することにより、遊戯車両がや
や押し出され気味に曲ってゆく、所謂『フォークリフト
的な走行』が得られる。
第4の走行パターンとしては、第8図に示すように、
右のステアリングホイール32を例えば左方向に回動し、
ステアリングホイール33を逆に右方向に回動すること
で、所謂4輪操舵車における『逆位相走行』と同じ走行
が得られ、超小回りを行なうことができる。
第5の走行パターンとしては、第9図に示すように、
左右のステアリングホイール32,33をともに左右いずれ
かの方向に回動することで、所謂4輪操舵車における
『同位相走行』と同じ『スライド走行』が得られる。
また、この発明にあっては、上記左右のステアリング
ホイールの操舵に加え、ステアリングホイールの操舵を
左右対称となし、或は操舵のタイミングをずらしたり、
さらには、速度の増減を加えることにより更に多くの走
行バリエーションを任意に得られる。
尚、上記実施例では、前輪操舵機構3はシート11の右
側に配設し、後輪操舵機構4はシート11の左側に配設し
た場合を例にとり説明したが、この発明にあってはこれ
を逆に配設仕手も同様の効果が得られること勿論であ
る。
また、上記実施例では、この発明を遊園地等で用いら
れるゴーカートに適用した場合を例にとり説明したが、
この発明にあってはこれに限定されるものではなく、例
えば、ミニF1カー等にも適宜変更して適用することがで
きる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明に係る遊戯車両は、前
輪と後輪とをそれぞれ独立して操舵できるように構成し
たので、従来の遊戯車両と同様の走行フィーリングは勿
論、今までにはない走行フィーリングを楽しむことがで
き、しかも、ブラケットのアーム部を、ベース部材の左
側か右側に固着するだけで、後輪操舵機構による操舵方
向を前輪と同位相か逆位相に簡単に変更することができ
ると共に、ブラケットを構成するベース部材の両傾斜辺
部に開設された複数の孔に一対の連結ロッドの各端部を
選択的に連結することで、後輪の操舵角度も極めて容易
に変更することができ、その結果、1台の遊戯車両で多
種多様の走行フィーリングを提供することが容易に実現
できる、という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る遊戯車両を示す全体
図、第2図は同遊戯車両の要部を示す平面図、第3図は
後輪操舵機構の平面図、第4図は前輪操舵機構の平面
図、第5図乃至第9図は上記遊戯車両の5つの走行パタ
ーンを各々示す説明図である。 〔符号の説明〕 1……車体フレーム 2a,2b……前輪、2c,2d……後輪 3……前輪操舵機構 4……後輪操舵機構 32……前輪操舵用ステアリングホイール 33……後輪操舵用ステアリングホイール

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体フレーム1のフロント側車軸端部に取
    り付けられた前輪2a,2bを操舵する前輪操舵機構3と、
    車体フレーム1のリヤ側の各車軸端部に取り付けられた
    後輪2c,2dを、上記前輪2a,2bの操舵方向とは独立に操舵
    する後輪操舵機構4と、を有して構成されてなる遊戯車
    両において、上記後輪操舵機構4は、後輪2c,2dを操舵
    するステアリングホイール33の軸端部が連結されたアー
    ム40と、このアーム40の他端部が軸支された連結ロッド
    44と、この連結ロッド44の他端部に連結されたブラケッ
    ト41と、該ブラケット41を構成するベース部材43bの両
    傾斜辺部に開設されてなる複数の孔41cに操舵角度に対
    応させて選択的に連結される一対の連結ロッド42,43
    と、から構成し、上記ブラケット41を、上記連結ロッド
    44が連結されるアーム部41aと上記ベース部材43bとで構
    成すると共に、上記アーム部41aの中央部を車体フレー
    ム1のリヤ側に固着されたブラケット45に回動可能に軸
    支し、かつ、上記ベース部材43bの頂部に中央部が固着
    される上記アーム部41aを、ベース部材43bの左側か右側
    に固着することで、上記後輪操舵機構4による操舵方向
    を同位相か逆位相に変更できるように構成したことを特
    徴とする遊戯車両。
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