JP2780930B2 - 外気処理設備 - Google Patents

外気処理設備

Info

Publication number
JP2780930B2
JP2780930B2 JP6173698A JP17369894A JP2780930B2 JP 2780930 B2 JP2780930 B2 JP 2780930B2 JP 6173698 A JP6173698 A JP 6173698A JP 17369894 A JP17369894 A JP 17369894A JP 2780930 B2 JP2780930 B2 JP 2780930B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
air
outside air
heating coil
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6173698A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0814598A (ja
Inventor
敏晴 川内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kajima Corp filed Critical Kajima Corp
Priority to JP6173698A priority Critical patent/JP2780930B2/ja
Publication of JPH0814598A publication Critical patent/JPH0814598A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2780930B2 publication Critical patent/JP2780930B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Central Air Conditioning (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、事務所や厨房等へ外気
を取り込んで供給するための外気処理設備に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】事務所内や厨房等へ外気を供給する場
合、取り込んだ外気をダクトの途中において加熱コイル
(または温水コイル)で加熱する設備構成がとられる。
一般に、加熱コイルを加熱するための熱源にはビル全体
の暖房用熱源(例えば、ボイラ等であり、発生した温水
が加熱媒体としてコイルに供給される)が用いられる。
冬期に熱源機器を停止した場合、外気温が外気取入口か
ら侵入して加熱コイルに接触する。この結果、加熱コイ
ルを凍結させ、加熱コイルの破裂を招く恐れがある。そ
こで、従来においては、破裂防止のために加熱コイルの
前段にモータダンパを設置し、加熱コイルの運転時にの
みダンパが開く機構を採用している。
【0003】ところが、このような構成にしても破裂を
回避できない場合がある。そこで、加熱コイルにテープ
状の電気ヒータを装着し、或いは、加熱コイルに24時
間体制で温水を供給する熱源を確保し、凍結防止を図っ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
技術にあっては、冬期以外は1日当たり8〜10時間程
度しか使用しない熱源機器でも、冬期には24時間運転
を強いられ、ランニングコストを増大させると共にエネ
ルギーの無駄使いを招いている。また、熱源を停止した
場合には、加熱コイルを破裂させ、大きな被害を出すこ
とになる。
【0005】そこで、本発明は、冬期における加熱コイ
ルの凍結を防止することができると共に、ランニングコ
ストの低減及び省エネルギー化を図れる外気処理設備を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、ダクト内に配設されて外気をこのダ
クト内に取り込み建屋内の給気対象区域に送風する給気
ファンと、上記ダクトに設けられて取り込んだ外気を必
要に応じて加熱する加熱コイルと、給気対象区域または
他の区域の暖冷房を行うために設置された1対の室内機
及び室外機と、この1対の室内機及び室外機を結ぶ冷媒
配管とを備え、上記加熱コイルがこの冷媒配管に接続さ
れている外気処理設備であって、ダクトには、外気の取
込量を調整するための風量調整用ダンパが、その開度を
手動により調節可能に設けられ、上記1対の室内機及び
室外機は、給気ファンの駆動とは別に単独運転可能に設
置されてなる構成となっている。
【0007】
【作用】上記した発明では、外気を建屋の厨房等の給気
対象区域へ導くダクトの途中に設けられた加熱コイル
が、1対の室内機及び室外機を結ぶ冷媒配管に接続され
ているため、加熱コイルに室外機の冷媒が供給される。
よって、低温雰囲気にあっても加熱コイルは影響を受け
ず、外気温による加熱コイルの凍結が防止される。また
暖冷房を行うための室外機の冷媒が加熱コイルに供給さ
れ、この供給された冷媒の加熱コイルにおける熱交換を
利用して外気の加熱がなされるため、加熱コイル専用の
熱交換源を設ける必要がない。またダクトに、風量調整
用ダンパが、その開度を手動により調整可能に設けられ
ているため、開度を手動調整することによって外気の取
込量を任意に設定可能となる。さらに1対の室内機及び
室外機は、給気ファンの駆動とは別に単独運転可能に設
置されているため、給気ファンの駆動と1対の室内機及
び室外機の運転との組み合わせによる暖冷房が可能にな
ると共に、1対の室内機及び室外機のみの単独運転も可
能になる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明による外気処理設備を示す概略構成
図である。
【0009】建屋1の天井部の外壁には外気取り入れ用
ガラリ2が装着され、このガラリ2に連結させて天井部
内には、給気ダクト用チャンバーボックス3が配置され
ている。更に、チャンバーボックス3には給気ダクト
4、モータを駆動源とするモータダンパ5、加熱コイル
6、風量調整用ダンパ7、給気ファン8の各々が順番に
直列に接続されている。また、給気ファン8の後段に
は、室内(給気対象区域)に給気を導くための吹出口
9,10,11(これは3個に限定されるものではな
く、部屋の大きさ等によって増減する)が連結されてい
る。
【0010】加熱コイル6には、空冷ヒートポンプ式の
ダクト接続型の空調ユニットを用いている。その理由
は、後記するように熱交換の媒体源に暖冷房用室外機を
用いていることにある。また、風量調整用ダンパ7は、
手動によりダンパ開度を調整できる構造が採用されてい
る。更に、吹出口9〜11の各々の吹出口の天井面に
は、格子板、打抜鉄板等を設置し、装飾化に配慮してい
る。
【0011】一方、加熱コイル6には配管12が接続さ
れ、その他端には暖冷房用空調機(室内機)13及び暖
冷房用室外機(室外機)14が配管を通して並列に接続
されている。暖冷房用空調機13は、屋内の天井部近傍
に設けられ、暖冷房用室外機14は屋外の外壁に面した
地上に設置される。この暖冷房用室外機14は厨房等の
暖冷房用空調装置の一部として機能する他、加熱コイル
6の冷媒供給源としても機能する。この暖冷房用室外機
14を用いることによって、加熱コイル6の為の専用の
熱交換源を設ける必要がなく、設備構成の簡略化が図れ
る。
【0012】次に、以上の構成による外気処理設備の運
転方法について説明する。まず、停止時においては、モ
ータダンパ5は閉じられており、従って外気と加熱コイ
ル6以降とは遮断されている。このモータダンパ5を閉
じることにより、ガラリ2を通しての外気の侵入を防止
できると共に虫等の侵入を防止することができる。
【0013】モータダンパ5が閉じられた状態のもと
で、給気ファン8に通電を行うと、連動してモータダン
パ5が作動し、そのダンパ開度が100%になる。この
状態では、給気ファン8が駆動されることにより、ガラ
リ2、チャンバーボックス3、給気ダクト4、モータダ
ンパ5、加熱コイル6及び風量調整用ダンパ7の各々を
介して外気が吸引される。このとき、外気の取込量は、
風量調整用ダンパ7の開度を手動調節することにより任
意に設定できる。
【0014】この駆動中、冬期のように外気温が低温
で、吹出口9〜11から吹き出される風が寒いと感じた
場合、加熱コイル6に関連する空調ユニットのスイッチ
を手動または自動(不図示の温度センサの作動により動
作)により“オン”にする。この操作によって暖冷房用
室外機14が駆動され、配管12内の冷媒が加熱コイル
6内に循環し、加熱コイル6内は加熱される。加熱コイ
ル6内のコイル部を外気が通過する際に熱交換が行わ
れ、コイル部近傍を通過する外気が熱せられる。この熱
せられた空気が吹出口9〜11から室内へ吹き出され
る。
【0015】なお、モータダンパ5及び給気ファン8の
停止の有無にかかわらず、暖冷房用空調機13と暖冷房
用室外機14を駆動することができ、両者の組み合わせ
による冷暖房が可能である。この場合、モータダンパ5
及び給気ファン8が停止していれば外気の取り込みは無
く、室内の空気を循環しながら、その循環空気に対し暖
房、冷房または除湿を行うことになる。
【0016】以上のように本実施例によれば、加熱コイ
ル6に供給する媒体が冷媒であるため低温雰囲気にあっ
ても加熱コイル6は影響を受けず、冷気(外気)による
加熱コイル6の凍結は生じない。従って、加熱コイル6
の破裂を招くこともない。
【0017】また、外気処理するためのモータダンパ5
及び給気ファン8等とは別に、暖冷房用空調機13及び
暖冷房室外機14を単独運転することが可能であるた
め、上記したように、給気ファン8の駆動と暖冷房用空
調機13及び暖冷房室外機14との組み合わせによる室
内の暖冷房ができると共に、暖冷房用空調機13及び暖
冷房室外機14のみの単独運転による室内の暖冷房もで
きる。つまり、外気の取り込みを必要とする暖冷房と、
外気の取り込みを不要とする暖冷房とを選択することが
できるため、省エネルギー化が図れ、ランニングコスト
の低減が可能になる。
【0018】さらに風量調整用ダンパ7が、その開度を
手動により調整可能に設けられているため、例えば事務
所や厨房等、取り込む室内の種類等に応じて外気の取込
量を任意に設定することができる。
【0019】また、暖冷房用空調機13及び暖冷房用室
外機14を結ぶ配管12に加熱コイル6を接続して、冷
媒供給源に暖冷房用室外機14を流用しているため、加
熱コイル6専用の熱交換源を特に設ける必要がなく、暖
冷房用室外機14これ1台で済む。従って、設備構成の
簡略化による設備コストの低減が可能になると共に、加
熱コイル6の小型化を図ることができる。
【0020】なお、上記実施例においては、暖冷房用空
調機13と暖冷房用室外機14は、その設置されている
部屋と同一の部屋向けの外気処理設備に関連させるもの
としたが、他の部屋のために設置されている暖冷房用室
外機を用いてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明に係る外気
処理設備によれば、外気を建屋の給気対象区域へ導くダ
クトの途中に設けられた加熱コイルが、1対の室内機及
び室外機を結ぶ冷媒配管に接続されて、加熱コイルに室
外機の冷媒が供給される構成としたので、外気温による
加熱コイルの凍結事故を防止できる。また冷媒供給源に
室外機を流用していることから、加熱コイル専用の熱交
換源を特に設ける必要がなく、従って加熱コイルの小型
化を図ることができる。またダクトに、風量調整用ダン
パが、その開度を手動により調整可能に設けられている
ため、外気を取り込む給気対象区域に応じて外気の取込
量を任意に設定できる。さらに1対の室内機及び室外機
が、給気ファンの駆動とは別に単独運転可能に設置され
ているので、給気ファンの駆動と1対の室内機及び室外
機の運転との組み合わせによる外気を取り込んだ暖冷房
と、1対の室内機及び室外機のみの外気の取り込みを不
要とする単独運転(中間期運転)とを選択することがで
きる。よって、省エネルギー化及びランニングコストの
低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による外気処理設備を示す概略構成図で
ある。
【符号の説明】
1 建屋 4 給気ダクト 6 加熱コイル 7 風量調整用ダン
パ 8 給気ファン 12 配管 13 暖冷房用空調機 14 暖冷房用室外

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクト内に配設されて外気を前記ダクト
    内に取り込み建屋内の給気対象区域に送風する給気ファ
    ンと、 前記ダクトに設けられて取り込んだ外気を必要に応じて
    加熱する加熱コイルと、 前記給気対象区域または他の区域の暖冷房を行うために
    設置された1対の室内機及び室外機と、 前記1対の室内機及び室外機を結ぶ冷媒配管とを備え、 前記加熱コイルが前記冷媒配管に接続されている外気処
    理設備であって、 前記ダクトには、外気の取込量を調整するための風量調
    整用ダンパが、その開度を手動により調節可能に設けら
    れ、 前記1対の室内機及び室外機は、前記給気ファンの駆動
    とは別に単独運転可能に設置されてなることを特徴とす
    る外気処理設備。
JP6173698A 1994-06-30 1994-06-30 外気処理設備 Expired - Lifetime JP2780930B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6173698A JP2780930B2 (ja) 1994-06-30 1994-06-30 外気処理設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6173698A JP2780930B2 (ja) 1994-06-30 1994-06-30 外気処理設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0814598A JPH0814598A (ja) 1996-01-19
JP2780930B2 true JP2780930B2 (ja) 1998-07-30

Family

ID=15965469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6173698A Expired - Lifetime JP2780930B2 (ja) 1994-06-30 1994-06-30 外気処理設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2780930B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100585694B1 (ko) 2004-04-22 2006-06-07 엘지전자 주식회사 혼합형 유니터리 공기조화장치
KR100724376B1 (ko) * 2004-08-16 2007-06-04 엘지전자 주식회사 유니터리 에어콘

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06281238A (ja) * 1993-03-31 1994-10-07 Mitsubishi Electric Corp クリーンルーム用空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0814598A (ja) 1996-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2463597A2 (en) Air conditioning device utilizing temperature differentiation of exhausted air to even temperature of external heat exchanger
JPS63700B2 (ja)
JP3340161B2 (ja) 電気自動車用冷却空調装置
JP4042688B2 (ja) 浴室空調装置
JP2780930B2 (ja) 外気処理設備
JP3306010B2 (ja) 空調システム
JP2007333355A (ja) 空調システム
JP2003314281A (ja) エンジン冷却水循環装置
JP2003161500A (ja) 室内空調システム
JP3243729B2 (ja) 中央熱源式空調装置
JPH0828944A (ja) 外気潜熱回収型空調システム
JPH0658577A (ja) 空気調和機
JPH0799268B2 (ja) ペリメータ・インテリア系統一体型空調機
JPH045970Y2 (ja)
JPH0510169Y2 (ja)
JP3055432B2 (ja) 熱回収方法
JPS60252017A (ja) 自動車用冷暖房装置
JPH0641055Y2 (ja) 空気調和機
JPH05312393A (ja) アンダーフロア空調用ペリメータ負荷処理方法
KR940005028Y1 (ko) 열매체를 이용한 절전형 항온 항습기
JPS6296129A (ja) デイ−ゼル機関車の空調装置
JPH0132900B2 (ja)
JPH08166143A (ja) 空調方法及びそれに用いる空気流通回路を備えた空調設備
JPH0711346B2 (ja) 空気調和装置
JPH07190412A (ja) ダクト空調装置