JP2776799B2 - 基板収納ケースの封緘具 - Google Patents

基板収納ケースの封緘具

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JP2776799B2
JP2776799B2 JP19784696A JP19784696A JP2776799B2 JP 2776799 B2 JP2776799 B2 JP 2776799B2 JP 19784696 A JP19784696 A JP 19784696A JP 19784696 A JP19784696 A JP 19784696A JP 2776799 B2 JP2776799 B2 JP 2776799B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器等の基板
収納ケースの封緘具に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来から、電気機器等の基板収納ケース
のように一度固定したら勝手に取り外しができなくする
ために、図10に示すように、シャーシ101の上にス
ペーサ103を固定し、スペーサ103の上に基板10
2を配置し、基板102の上に、下側が細径となるよう
に途中に段部104を有するシャフト挿入孔105を備
えたケース106を配置し、シャフト挿入孔105に固
定シャフト110を挿通し、固定シャフト110をスペ
ーサ103にネジ込んで固定した上で、固定シャフト1
10が再び抜き取れないようにするために固定シャフト
110の上部に溶融樹脂120を流し込み固定シャフト
110の頭部111を被い盲にさせて、樹脂を破壊しな
ければ固定シャフト110が外せなくなるような基板収
納ケースの封緘具100を用いている。
【0003】このような封緘具では、樹脂をいちいち加
熱溶融してやらなければならなかったり、溶融樹脂の温
度を下げるのに時間が掛かったり、或は、樹脂を溶融し
た際に悪臭が生じて環境を悪くしたり、又、特に基板や
精密機器等は熱が上がることを嫌う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は温度
上昇や悪臭の発生しない基板収納ケースの封緘具を提供
する。
【0005】
【課題を解決するための手段、発明の実施の形態及び発
明の効果】請求項1の発明は、シャーシ上に所定距離離
して配置した基板の上に、下側が細径となるように途中
に段部を有するシャフト挿入孔を備えたケースを配置
し、前記シャフト挿入孔に固定シャフトを挿通し、該固
定シャフトを前記シャーシに対して直接的又は間接的に
固定した上で、該固定シャフトを再び抜き取れないよう
にする基板収納ケースの封緘具であって、内側に雌ネジ
が刻設された軸孔を有するスペーサーと、下端部外周に
刻設された雄ネジと、下端から所定距離離れて設けら
れ、前記シャフト挿入孔の段部に引っ掛かり得る座と、
該座の上に延びる上方軸部と、該上方軸部の外周面に刻
設された環状溝と、該上方軸部の上端部に設けられ、ド
ライバーやレンチ等の締め付け工具を嵌合し得る工具嵌
合部とを有する固定シャフトと、天井付きで前記上方軸
部を挿入することのできる筒孔と、該筒孔内壁面から飛
び出して前記環状溝に嵌合する弾性突出部材とを有する
盲キャップとにより構成されたことを特徴とする。
【0006】請求項1の発明によると、シャーシにスペ
ーサを固定し、その上に基板とケースを載せてケースの
シャフト挿入孔に固定シャフトを挿通し、スペーサに固
定シャフトをネジ込んで固定し、固定シャフトの上方軸
部に盲キャップを上方から押し込み、固定シャフトの環
状溝に盲キャップの弾性突出部材を嵌合させて基板収納
ケースを封緘する。こうすると環状溝に嵌合した弾性突
出部材が引っ掛かりキャップが上方に抜けないし、キャ
ップ上面に引っ掛かりがないから上方にキャップを抜き
出すことができず、封緘を破ることができない。
【0007】請求項2の発明は、シャーシ上に所定距離
離して配置した基板の上に、下側が細径となるように途
中に段部を有するシャフト挿入孔を備えたケースを配置
し、前記シャフト挿入孔に固定シャフトを挿通し、該固
定シャフトを前記シャーシに対して直接的又は間接的に
固定した上で、該固定シャフトを再び抜き取れないよう
にする基板収納ケースの封緘具であって、内面に雌ネジ
が刻設された軸孔を有するスペーサーと、下端部外周に
刻設された雄ネジと、下端から所定距離離れて設けら
れ、前記シャフト挿入孔の段部に引っ掛かり得る座と、
該座の上に設けられ、頭部の外面に構成される鋸歯状の
凹凸を有する固定シャフトと、キャップの内壁面に設け
られ、前記鋸歯状の凹凸に嵌合し得る鋸歯状の凹凸と、
上壁の表面に設けられ、ドライバーやレンチ等の締め付
け工具を嵌合し得る工具嵌合部とを有する1方向締め付
け用のキャツプ部材とにより構成されたことを特徴とす
る。
【0008】請求項2の発明によると、シャーシにスペ
ーサを固定し、その上に基板とケースを載せてケースの
シャフト挿入孔に固定シャフトを挿通し、固定シャフト
の頭部の鋸歯状の凹凸とキャップ内面の鋸歯状の凹凸と
を嵌合させて、キャップを回し、固定シャフトを締め付
けて封緘を行なう。この後、キャップを逆回しさせても
固定シャフトの鋸歯状の凹凸とキャップ裏面の鋸歯状の
凹凸とが噛み合わなくなり空回りするから、固定シャフ
トを逆回しすることができない。よつて封緘を破ること
ができない。
【0009】請求項3の発明は、シャーシ上に所定距離
離して配置した基板の上に、下側が細径となるように途
中に段部を有するシャフト挿入孔を備えたケースを配置
し、前記シャフト挿入孔に固定シャフトを挿通し、該固
定シャフトを前記シャーシに対して直接的又は間接的に
固定した上で、該固定シャフトを再び抜き取れないよう
にする基板収納ケースの封緘具であって、内側に雌ネジ
が刻設された軸孔を有するスペーサーと、下端部外周に
刻設された雄ネジと、下端から所定距離離れて設けら
れ、前記シャフト挿入孔の段部に引っ掛かり得る座と、
該座の上面に設けられ、所定以上の締め付けトルクが加
わると捩じ切れるようにくびれを有する頭部と、該頭部
に設けられ、ドライバーやレンチ等の締め付け工具を嵌
合し得る工具嵌合部とを有する頭部を設けた固定シャフ
トとにより構成されたことを特徴とする。
【0010】請求項3の発明によると、シャーシにスペ
ーサを固定し、その上に基板とケースを載せてケースの
シャフト挿入孔に固定シャフトを挿入し、スペーサと固
定シャフトを固定シャフトの頭部を回して固定した後、
さらに締め付けてトルクを加えて頭部を捩じ切り、工具
の引っ掛かりをなくしてしまう。これにより、逆回しす
ることができず固定シャフトを抜き出すことができな
い。よつて封緘を破ることができない。
【0011】請求項4の発明は、シャーシ上に所定距離
離して配置した基板の上に、下側が細径となるように途
中に段部を有するシャフト挿入孔を備えたケースを配置
し、前記シャフト挿入孔に固定シャフトを挿通し、該固
定シャフトを前記シャーシに対して直接的又は間接的に
固定した上で、該固定シャフトを再び抜き取れないよう
にする基板収納ケースの封緘具であって、内側の所定範
囲にだけ雌ネジが刻設された軸孔を有するスペーサー
と、下端部外周に刻設された雄ネジと、該雄ネジの直上
部分に前記雌ネジの刻設範囲以上の範囲に渡って設けら
れ、外径が前記雌ネジのネジ山径よりも小さい細径部
と、下端から所定距離離れて設けられ、前記シャフト挿
入孔の段部に引っ掛かり得る座と、該座の上面に設けら
れ、ドライバーやレンチ等の締め付け工具を嵌合し得る
工具嵌合部とを有する頭部を設けた固定シャフトとによ
り構成されたことを特徴とする。
【0012】請求項4の発明によると、シャーシにスペ
ーサを固定し、その上に基板とケースを載せてシャフト
挿入孔に固定シャフトを挿通し、固定シャフトのネジ部
分がスペーサのネジ部分を通り過ぎるまでねじ込む。こ
の後、固定シャフトを逆回転させてもネジが噛み合わな
いから固定シャフトを抜き出すことができない。よつて
封緘を破ることができない。
【0013】請求項5の発明は、シャーシ上に所定距離
離して配置した基板の上に、下側が細径となるように途
中に段部を有するシャフト挿入孔を備えたケースを配置
し、前記シャフト挿入孔に固定シャフトを挿通し、該固
定シャフトを前記シャーシに対して直接的又は間接的に
固定した上で、該固定シャフトを再び抜き取れないよう
にする基板収納ケースの封緘具であって、底が閉ざされ
た軸孔と、該軸孔の内壁面から飛び出すように設けられ
る嵌合凸部とを有するスペーサと、下端部外周に刻設さ
れ、前記嵌合凸部と嵌合し得る溝と、該溝よりも所定距
離離れて設けられ、前記シャフト挿入孔の段部に引っ掛
かり得る座とを有する固定シャフトとにより構成された
ことを特徴とする。
【0014】請求項5の発明によると、シャーシにスペ
ーサを固定し、その上に基板とケースを載せてシャフト
挿入孔に固定シャフトを挿通し、さらに固定シャフトを
スペーサの軸孔に押し込み固定シャフトの溝にスペーサ
の嵌合凸部を嵌合させると、上方に固定シャフトが抜け
なくなるからスペーサから固定シャフトを抜き出すこと
ができない。よつて封緘を破ることができない。
【0015】請求項6の発明は、シャーシ上に所定距離
離して配置した基板の上に、下側が細径となるように途
中に段部を有するシャフト挿入孔を備えたケースを配置
し、前記シャフト挿入孔に固定シャフトを挿通し、該固
定シャフトを前記シャーシに対して直接的又は間接的に
固定した上で、該固定シャフトを再び抜き取れないよう
にする基板収納ケースの封緘具であって、下端に設けら
れ、弾性的に拡縮し得る係止片を有する鏃状の係止部材
と、下端から所定距離離れて設けられ、前記シャフト挿
入孔の段部に引っ掛かり得る座とを有する固定シャフト
と、前記係止片を収縮させながら通過させる大きさの開
口と、該開口の背後に設けられ、前記係止片を拡開する
ことのできる拡開室とを有するスペーサとにより構成さ
れたことを特徴とする。
【0016】請求項6の発明によると、シャーシにスペ
ーサを固定し、その上に基板とケースを載せてケースの
シャフト挿入孔に固定シャフトを挿通し、さらに上部か
ら固定シャフトをスペーサの軸孔に押し込み固定シャフ
トの下端に設けられた鏃状の係止部材をケースのシャフ
ト挿入孔を通してスペーサの開孔を通過させるて拡開室
に挿入し、拡開室内で鏃状の係止部材を広げ、係止部材
の係止片をスペーサの上部内面に当接させて、上方に固
定シャフトを抜けなくするからスペーサから固定シャフ
トを抜き出すことができない。よつて封緘を破ることが
できない。
【0017】請求項7の発明は、シャーシ上に所定距離
離して配置した基板の上に、下側が細径となるように途
中に段部を有するシャフト挿入孔を備えたケースを配置
し、前記シャフト挿入孔に固定シャフトを挿通し、該固
定シャフトを前記シャーシに対して直接的又は間接的に
固定した上で、該固定シャフトを再び抜き取れないよう
にする基板収納ケースの封緘具であって、下端部の太径
部と、該太径部の上方に延びる細径部と、該細径部の外
周面に刻設された環状溝とを有する固定シャフトと、前
記細径部を挿通することのできる筒孔と、該筒孔内壁面
から飛び出して前記環状溝に嵌合する弾性突出部材とを
有する盲キャップとにより構成されたことを特徴とす
る。
【0018】請求項7の発明によると、シャーシに固定
した固定シャフトに基板及びケースを上部から挿通し、
請求項1同様に固定シャフトの上方軸部に盲キャップを
上方から押し込み、固定シャフトの環状溝に盲キャップ
の弾性突出部材を嵌合させるから、環状溝に嵌合した弾
性突出部材によってキャップが上方に抜けないし、キャ
ップ上面に引っ掛かりがないから上方にキャップを抜き
出すことができない。よつて封緘を破ることができな
い。
【0019】請求項8の発明は、シャーシ上に所定距離
離して配置した基板の上に、下側が細径となるように途
中に段部を有するシャフト挿入孔を備えたケースを配置
し、前記シャフト挿入孔に固定シャフトを挿通し、該固
定シャフトを前記シャーシに対して直接的又は間接的に
固定した上で、該固定シャフトを再び抜き取れないよう
にする基板収納ケースの封緘具であって、下端部の太径
部と、該太径部の上方に延びる細径部と、該細径部の上
端に設けられ、弾性的に拡縮し得る係止片を有する鏃状
の係止部材とを有する固定シャフトと、前記係止片を収
縮させながら通過させる大きさの開口と、該開口の背後
に設けられ、前記係止片を拡開することのできる拡開室
とを有する盲キャップとにより構成されたことを特徴と
する。
【0020】請求項8の発明によると、固定シャフトに
基板及びケースを上部から挿通し、固定シャフトの上端
に設けられた鏃状の係止部材に盲キャップを押し込み、
係止部材をキャップの開口を通過させて拡開室内に挿入
し、拡開室内で鏃状の係止部材を広げ、係止部材の係止
片を盲キャップの下片部に当接させて、上方にキャップ
を抜けなくするから固定シャフトから盲キャップを抜き
出すことができない。よつて封緘を破ることができな
い。
【0021】
【実施例】本発明の実施例を図に基づいて説明する。第
1実施例の基板収納ケースの封緘具は、図1に示すよう
に、シャーシ10にスペーサ11を固定し、その上方に
基板12とケース14を載せ固定シャフト15を挿入孔
14b,12aに挿通し、ねじ込んで固定し、上方から
盲キャップ17をかぶせて、ケース14を封緘する。
【0022】スペーサ11は、内部にシャフト15のシ
ャフト挿入孔11aを有し、シャフト挿入孔11a内壁
面には固定シャフト15のネジと螺合させるための雌ネ
ジ11bを備えている。又、基板12は、固定シャフト
15が挿通できるだけのシャフト挿入孔12aを備えて
いる。
【0023】さらに、ケース14は、下方に固定シャフ
ト15のシャフトを挿通させるための細径のシャフト挿
入孔と中間部に段部14aを有したシャフト挿入孔14
bを備えている。そして、固定シャフト15は、下部外
周面にスペーサ11の雌ネジ11bと螺合させるための
雄ネジ15aを設け、その上方にケース14の段部14
aに引っ掛かる座15bと、座15bの上に延びる上方
軸部15cと、上方軸部15cの外周面に設けられたリ
ング嵌合用の環状溝15dと、頭部にドライバー用の溝
15eを設けている。
【0024】又、盲キャップ17は、キャプ本体17a
とリング17eとストッパー17bからなっている。キ
ャプ本体17aは上部に天井が付いており内部空間17
cを有した筒状をなしている。尚、筒状の内壁面は下方
をストッパー17と嵌合させ得る太い径とし、その上方
に上方軸部15cが嵌合できるだけの細い径とし、途中
に段差部を設けてある。前記のリング17eはキャップ
本体17aの段差部に内面から突き出すように備えてあ
る。前記のストッパー17eは下部が外側にはみ出しの
あるリング状をしている。このストッパー17eをキャ
ップ本体17aの内部に一度嵌合したら抜けないように
固定してある。
【0025】盲キャップ17の外径は、ケース14の上
方孔径より僅かに細い径をしている。さらに、座15b
の上面と盲キャップ17の間に樹脂材バネ、ゴム、スボ
ンジ等のクッション16を設けている。
【0026】このような構成をしている封緘具は、シャ
ーシ10にスペーサ11を固定し、スペーサ11の上方
に基板12とケース14を配置し、ケース14と基板1
2のシャフト挿入孔14b,12aに固定シャフト15
の雄ネジ15aを挿通し、溝15eにドライバーを当接
して固定シャフト15の雄ネジ15aをスペーサ11の
雌ネジ11bにねじ込んで、座15bが段部14a上に
定まるように固定する。
【0027】その後、ケース14のシャフト挿入孔14
bと上方軸15cとの間に盲キャップ17を上方から嵌
合させて、盲キャップ17のリング17eを上方軸部1
5cの環状溝15dに嵌合させると、環状溝15dに嵌
合したリング17eに引っ掛かり盲キャップ17が上方
に抜けないし、盲キャップ17の上面に引っ掛かりがな
いから上方に盲キャップ17を抜き出すことができな
い。
【0028】第2実施例の基板収納ケースの封緘具は、
図2に示すように、シャーシ20にスペーサ21を固定
し、その上方に基板22とケース25を載せ、固定シャ
フト25を挿入孔24b,22aに挿通し、上方からキ
ャップ28で固定シャフト25を締め付けてケース24
を封緘する。
【0029】スペーサ21は、内部にシャフト25のシ
ャフト挿入孔21aを有し、シャフト挿入孔21a内壁
面には固定シャフト25の雄ネジ25aと螺合させるた
めの雌ネジ21bを備えている。又、基板22は、固定
シャフト25が挿通できるだけのシャフト挿入孔22a
を備えている。
【0030】さらに、ケース24は、下方に固定シャフ
ト25のシャフトを挿入させるための細径のシャフト挿
入孔と中間部に段部24aを有したシャフト挿入孔24
bを備えている。そして、固定シャフト25は、下部外
周面にスペーサ21の雌ネジ21bと螺合させるための
雄ネジ25aを設け、その上方にケース24の段部24
aに引っかかる座25bと、座25bの上に延びる上方
軸部25cと、上方軸部25cの上部に頭部26を有
し、頭部26の上面に軸心27aを中心にしてネジの締
め付け方向に向かって緩やかに下がる傾斜面27b及び
傾斜面27bの後端でほぼ垂直に立ち上がる立ち上がり
面27cから構成される鋸歯状の凹凸27を有してい
る。
【0031】又、キャップ28は、上壁の裏面に鋸歯状
の凹凸27に嵌合し得る鋸歯状の凹凸28aと、上面に
ドライバー用の溝28bとを有している、尚、キャップ
28の側面にピン孔28cが設けてあり、ピン29がピ
ン孔28cを貫通して上方軸部25cを跨ぐようにして
頭部26と座25bの間に挿入させてある。
【0032】このような構成をしている封緘具は、固定
シャフト25にキャップ28をかぶせキャップ28の側
壁のピン孔28cにピン29を挿通し固定シャフト25
の頭部26を被うようにキャップ28を取り付け。その
後、固定シャフト25をケース24及び基板22の夫々
のシャフト挿入孔24b,22aを挿通させてスペーサ
21の雌ネジ21bと固定シャフト25の雄ネジ25a
とを当接させてキャップ28のドライバ用の溝28aに
ドライバを当接させてキャップ28を押し付けながら締
め付け方向に回すと、固定シャフト25がスペーサ21
に螺合され、座25bがケース24の段部24aに引っ
掛かることによってねじ込みが停止されると共に、固定
シャフト25が固定される。
【0033】その後、キャップ28を逆方向に回しても
頭部26の凹凸部27とキャップ28の凹凸部28aと
が噛み合わないで空回りするから固定シャフト25を抜
き出すことができない。第3実施例の基板収納ケースの
封緘具は、図3に示すように、シャーシ30にスペーサ
31を固定し、その上方に基板32とケース34を載
せ、挿入孔34b,35aに固定シャフト35を挿通
し、頭部37で固定シャフト35を締め付けてケース3
4を固定し、その後、頭部を捩じ切りケース34を封緘
する。
【0034】スペーサ31は、内部にシャフト35のシ
ャフト挿入孔31aを有し、シャフト挿入孔31a内壁
面には固定シャフト35の雄ネジ35aと螺合させるた
めの雌ネジ31bを備えている。又、基板32は、固定
シャフト35が挿通できるだけのシャフト挿入孔32a
を備えている。
【0035】さらに、ケース34は、下方に固定シャフ
ト35のシャフトを挿通させるための細径のシャフト挿
入孔と中間部に段部34aを有したシャフト挿入孔34
bを備えている。そして、固定シャフト35は、下部外
周面にスペーサ31の雌ネジ31bと螺合させるための
雄ネジ35aを設け、その上方にケース34の段部34
aに引っかかる座35bと、座35bの上面にくびれ部
36を有した一体の頭部37を設けると共に、頭部37
の上面にドライバー溝37aを備えている。
【0036】このような構成をしている封緘具は、固定
シャフト35をケース34及び基板32の夫々のシャフ
ト挿入孔34b,32aを挿通させてスペーサ31の雌
ネジ31bと固定シャフト35の雄ネジ35aとを当接
させ、ドライバーを溝37aに当接し固定シャフト35
をねじ込みスペーサ31に螺合させる。固定シャフト3
5の座35bがケース34の段部34aに引っかかるこ
とによってねじ込みが停止し、固定シャフト35が固定
される。
【0037】その後、頭部37のくびれ部36にさらに
トルクを加えて締め付けると頭部37がくびれ部36か
ら捩じ切れてしまう。そうすると、座35bにドライバ
ーの引っ掛かりがないから固定シャフト35を抜き出す
ことができない。
【0038】第4実施例の基板収納ケースの封緘具は、
図4に示すように、シャーシ40にスペーサ41を固定
し、その上方に基板42とケース44を載せ、固定シャ
フト45を挿通孔44b,42aに挿通し、ねじ込んで
固定し、ケース44を封緘する。
【0039】スペーサ41は、内部にシャフト45のシ
ャフト挿入孔41aを有し、シャフト挿入孔41aの内
壁面には固定シャフト45のネジと螺合させるための雌
ネジ41bを上部に備えると共に、下部にシャフト45
のネジの径より太い径の内径を有し固定シャフト45の
ネジの範囲以上に渡ってネジのない部分41cを備えて
いる。
【0040】又、基板42は、固定シャフト45が挿通
できるだけのシャフト挿入孔42aを備えている。さら
に、ケース44は、下方に固定シャフト45のシャフト
を挿通させるための細径のシャフト挿入孔と中間部に段
部44aを有したシャフト挿入孔44bを備えている。
【0041】そして、固定シャフト45は、下部外周面
にスペーサ41の雌ネジ41bと螺合させるための雄ネ
ジ45aを設け、その直上部分に雌ネジ41bの範囲以
上に渡って外径が雌ネジ41bのネジ山の径より細いネ
ジのない部分45bを設けると共に、上部に座46を備
え、座46の上面にドライバー用の溝47を設けてい
る。
【0042】このような構成をしている封緘具は、固定
シャフト45をケース44及び基板42の夫々のシャフ
ト挿入孔44b,42aを挿通させてスペーサ41の雌
ネジ41bと固定シャフト45の雄ネジ45aとを当接
させ頭部46の溝47にドライバを当接させて固定シャ
フト45をねじ込みスペーサ41に螺合させる。固定シ
ャフト45の座46がケース44の段部44aに引っ掛
かることによってねじ込みが停止される。この時に固定
シャフト45の雄ネジ45aはスペーサ41の雌ネジ4
1bの範囲を通過しネジのない部分41cに達している
と共に、スペーサ41の雌ネジ41bは固定シャフト4
5の雄ネジ41bの範囲を通過しネジのない部分45b
の位置に有りネジがお互いに噛み合えない状態にしてあ
る。
【0043】このように、ネジがお互いに噛み合えない
から固定シャフト45を抜き出すことができない。第5
実施例の基板収納ケースの封緘具は、図5に示すよう
に、シャーシ50にスペーサ51を固定し、その上方に
基板52とケース54を載せ、固定シャフト55を挿通
孔54b,52aに挿通してリング51で固定し、ケー
ス54を封緘する。
【0044】スペーサ51は底が閉ざされた軸孔51a
と、軸孔51aに内壁面から壁部孔を通して外壁面に渡
るリング溝51bとからなり、リング溝51bには内壁
面から飛び出させてリング57を設けている。又、基板
52は、固定シャフト55が挿通できるだけのシャフト
挿入孔52aを備えている。
【0045】さらに、ケース54は、下方に固定シャフ
ト55のシャフトを挿通させるための細径のシャフト挿
入孔と中間部に段部54aを有したシャフト挿入孔54
bを備えている。そして、固定シャフト55は、下部外
周面にリング57を嵌合させるための環状溝55aが備
えてあると共に、固定シャフト55の上端部に座55b
を設けている。
【0046】又、段差部54aの上面と座55bとの間
に第1実施例と同様のクッション58を設けている。こ
のような構成をしている封緘具は、固定シャフト55を
ケース54及び基板52のシャフト挿入孔54b,52
aを挿通させてスペーサ51の軸孔51aに挿入する。
【0047】軸孔51aに挿入すると座55bが段部5
4aに引っ掛かり停止すると共に内部に飛び出していた
リング57が環状溝55aに嵌合する。このように、リ
ング57が環状溝55aに嵌合するからリング57に引
っ掛かり固定シャフト45を抜き出すことができない。
【0048】第6実施例の基板収納ケースの封緘具は、
図6に示すように、シャーシ60にスペーサ61を固定
し、その上方に基板62とケース64を載せ、固定シャ
フト65を挿入孔64b,62aに挿通し、係止部材6
7でスペーサ61に固定し、ケース64を封緘する。
【0049】固定シャフト65は、上端に座65aを備
え、下端に弾性的に幅方向に拡縮できる係止片67aを
有する係止部材67を下方に先端部を向けて設けてい
る。又、スペーサ61はシャーシ60で底が閉ざされい
ると共に、上部に係止部材67を縮小させて通せるだけ
の径を有する開口61aと、開口61aの下方に係止部
材67の係止片67aを拡開させることのできる広さを
持つ拡開室61bを設けている。
【0050】そして、基板62は、固定シャフト65が
挿通できるだけのシャフト挿入孔62aを備えている。
又、ケース64は、下方に固定シャフト65のシャフト
を挿通させるための細径のシャフト挿入孔と中間部に段
部64aを有したシャフト挿入孔64bを備えている。
【0051】さらに、段部64aと座65aの間に第1
実施例と同様の軟質材68を設けている。このような構
成をしている封緘具は、固定シャフト65の係止部材6
7をケース64及び基板62の夫々のシャフト挿入孔6
4b,62aを挿通させてスペーサ61の開口61aを
係止片67aを縮小させて通過させる。開口61aを係
止片67aが通過すると。座65aが段部64aに当接
して固定シャフト65の挿入を停止させる。
【0052】固定シャフト65の挿入停止と共に係止片
67aが拡開室61b内で幅方向に拡開し、係止片67
aがスペーサ61の上部内面に当接し、開口61aから
抜け出せなくなり上方に固定シャフト65が戻せなくな
る。このように、係止部材67がスペーサ61から抜け
ないから固定シャフト65を抜き出すことができない。
【0053】第7実施例の基板収納ケースの封緘具は、
図7に示すように、シャーシ70に固定シャフト75を
固定し、次に、基板72とケース74を挿通孔72a,
74bを挿通させて配置し、上方から盲キャップ77を
嵌合させてリング77dで固定し、ケース74を封緘す
る。
【0054】固定シャフト75は、下端部の太径部75
aを有し、太径部75aの上方に延びる細径部75bを
有し、細径部75bの上方部の外周面に環状溝75cを
設けている。又、盲キャップ77は、キャプ本体77a
とリング77eとストッパー77bからなっている。キ
ャプ本体77aは上部に天井が付いており内部空間77
cを有した筒状をなしている。尚、筒状の内壁面は下方
をストッパー77と嵌合させ得る太い径とし、その上方
に細径部75bが嵌合できるだけの細い径とし、途中に
段差部を設けてある。前記のリング77eはキャップ本
体77aの段差部に内面から突き出すように備えてあ
る。前記のストッパー77eは下部が外側にはみ出しの
あるリング状をしている。この、ストッパー77eをキ
ャップ本体77aの内部に一度嵌合したら抜けないよう
に固定してある。尚、リング77dの上方に軟質材のク
ツション78を備えてある。
【0055】盲キャップ77の外径は、ケース74の上
方孔径より僅かに細い径をしている。さらに、基板72
は、固定シャフト75が挿通できるだけのシャフト挿入
孔72aを備えている。
【0056】そして、ケース74は、下方に固定シャフ
ト75のシャフトを挿通させるための細径のシャフト挿
入孔と中間部に段部74aを有したシャフト挿入孔74
bを備えている。このような構成をしている封緘具は、
固定シャフト75に基板72のシャフト挿入孔72aを
通し、その上にケース74の挿入孔74bを通し、その
後、ケース74のシャフト挿入孔と固定シャフト74の
間に盲キャップ77を上方から嵌合させて、盲キャップ
77のリング77dを固定シャフト75の環状溝75c
に嵌合させると、環状溝75cに嵌合したリング77d
が引っ掛かり盲キャップ77が上方に抜けなくなる。
又、盲キャップ77の上面に引っ掛かりがないから上方
に盲キャップ77を抜き出すことができない。
【0057】このように、盲キャップ77が抜き出せな
いから固定シャフト75を抜き出すことができない。第
8実施例の基板収納ケースの封緘具は、図8に示すよう
に、シャーシ80に固定シャフト85を固定し、次に、
基板82とケース84を挿入孔の82a,84bを挿通
して配置し、上方から盲キャップ87を嵌合し、係止部
材86でケース84を固定し封緘する。
【0058】固定シャフト85は、下端部の太径部85
aを有し、太径部85aの上方に延びる細径部85b
と、細径部85bの上端に弾性的に幅方向に拡縮できる
係止片86aを有する係止部材86を上方に先端部を向
けて設けている。又、盲キャップ87は、天井付きで細
径部85bを挿入することができる筒孔を有し、下部に
係止部材86を縮小させて通せるだけの径を有する開口
87aと、開口87aの上方に係止部材86の係止片8
6aを拡開させることのできる広さを持つ拡開室87b
を備えている。
【0059】さらに、基板82は、固定シャフト85が
挿通できるだけのシャフト挿入孔82aを備えている。
そして、ケース84は、下方に固定シャフト85のシャ
フトを挿通させるための細径のシャフト挿入孔と中間部
に段部84aを有したシャフト挿入孔84bを備えてい
る。
【0060】又、段差部84aの上面とキャップ87と
の間に第1実施例と同様のクッション88を設けてい
る。このような構成をしている封緘具は、固定シャフト
85の係止部材86を基板82及びケース84のシャフ
ト挿入孔82aと挿入孔84bを挿通させてセツトし、
その後、上方から盲キャップ87をシャフト挿入孔84
b内に嵌合させるように挿入し、盲キャップ87の開口
87aを係止片86aを縮小させて通過させると盲キャ
ップ87の下端面87cが段部64aに当接して挿入を
停止させる。
【0061】盲キャップ87が挿入を停止すると共に係
止片87aが拡開室87b内で拡開され、係止片86a
が下端面87cの内面に当接して引っ掛かり、盲キャッ
プ87が係止部材86から離せなくなる。このように、
係止部材86が盲キャップ87から離せないから固定シ
ャフト85を抜き出すことができない。
【0062】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明の要旨の範囲を越えない限り種々の実施がで
きる。例えば、第1実施例の他の実施例として、図9に
示すように、盲キャツプ97だけが異なるものを用いる
ことができる。この盲キャップ97は下方に開口97a
を設け、内壁面から側壁孔97bを通して外壁面に渡る
リング溝97bとからなり、リング溝97bには内壁面
から飛び出させて(c)に示すようにリング98を設け
ている。
【0063】このような構成をしている封緘具の作用効
果は、実施例1と同じである。又、第2実施例の他に、
固定シャフトの頭部の上面にある鋸歯状の凹凸を側面に
変えてもよい。この場合、頭部の外周面に周方向に向け
て鋸歯状の凹凸を設けると共に、これに対応させるキャ
ップの内壁側面にも鋸歯状の凹凸を設けるとよい。この
場合のキャップは径方向に広がらせることのできる樹脂
材で構成するとよい。
【0064】さらに、実施例1〜4に示すような固定ボ
ルトの締め付け用の工具溝は、固定シャフトをねじ込ま
せ得るものであれば、ドライバーのマイナスネジの他に
プラスネジにしてもよいしレンチで回せるようなボルト
の頭のようなものにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の要部を表し、(a)は組立前の
断面図、(b)は組立後の断面図、(c)はリングの平
面図と(d)はその断面図。
【図2】 第2実施例の要部を表し、(a)は断面図、
(b)固定シャフトの頭部の説明図、(c)はケースの
説明図、(d)は(a)のA−A断面図。
【図3】 第3実施例の要部を表し、(a)は組立前の
断面図、(b)は組立後の断面図、(c)は固定シャフ
トの頭部の平面図。
【図4】 第4実施例の要部を表し、(a)は組立前の
断面図、(b)は組立後の断面図、(c)は固定シャフ
トの頭部の平面図。
【図5】 第5実施例の要部を表し、(a)は組立前の
断面図、(b)は組立後の断面図、(c)は(b)のA
−A断面図。
【図6】 第6実施例の要部を表し、(a)は組立前の
断面図、(b)は組立後の断面図。
【図7】 第7実施例の要部を表し、(a)は組立前の
断面図、(b)は組立後の断面図。
【図8】 第8実施例の要部を表し、(a)は組立前の
断面図、(b)は組立後の断面図。
【図9】 他の実施例の要部を表し、(a)は組立前の
断面図、(b)は組立後の断面図、(c)は(b)のA
−A断面図。
【図10】 従来例の要部を表す説明図、(a)は組立
前の断面図、(b)は組立後の断面図。
【符号の説明】
10,20,30,40,50,60,70,80…シ
ャーシ、11,21,31,41,51,61…スペー
サ、11b,21b,31b,41b…雌ネジ、12,
22,32,42,52,62,72,82…基板、1
4,24,24,34,44,54,64,74,84
…ケース、15,25,35,45,55,65,7
5,85…固定シャフト、15a,25a,35a,4
5a…雄ネジ、15b,25b,35b,46,55
b,65a…座、15d,55a,75c…環状溝、1
5e,28a,37a,47…ドライバー溝、17,2
8,77,87…盲キャップ、17e,57,77d…
リング、27,28a…鋸歯状の凹凸、37…頭部、3
6…くびれ、41c,45b…ネジのない部分、67,
86…係止部材、67a,86a…係止片、61a,8
7a…開口、61b,87b…拡開室。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシ上に所定距離離して配置した基
    板の上に、下側が細径となるように途中に段部を有する
    シャフト挿入孔を備えたケースを配置し、前記シャフト
    挿入孔に固定シャフトを挿通し、該固定シャフトを前記
    シャーシに対して直接的又は間接的に固定した上で、該
    固定シャフトを再び抜き取れないようにする基板収納ケ
    ースの封緘具であって、 内側に雌ネジが刻設された軸孔を有するスペーサーと、 下端部外周に刻設された雄ネジと、下端から所定距離離
    れて設けられ、前記シャフト挿入孔の段部に引っ掛かり
    得る座と、該座の上に延びる上方軸部と、該上方軸部の
    外周面に刻設された環状溝と、該上方軸部の上端部に設
    けられ、ドライバーやレンチ等の締め付け工具を嵌合し
    得る工具嵌合部とを有する固定シャフトと、 天井付きで前記上方軸部を挿入することのできる筒孔
    と、該筒孔内壁面から飛び出して前記環状溝に嵌合する
    弾性突出部材とを有する盲キャップとにより構成された
    ことを特徴とする基板収納ケースの封緘具。
  2. 【請求項2】 シャーシ上に所定距離離して配置した基
    板の上に、下側が細径となるように途中に段部を有する
    シャフト挿入孔を備えたケースを配置し、前記シャフト
    挿入孔に固定シャフトを挿通し、該固定シャフトを前記
    シャーシに対して直接的又は間接的に固定した上で、該
    固定シャフトを再び抜き取れないようにする基板収納ケ
    ースの封緘具であって、 内面に雌ネジが刻設された軸孔を有するスペーサーと、 下端部外周に刻設された雄ネジと、下端から所定距離離
    れて設けられ、前記シャフト挿入孔の段部に引っ掛かり
    得る座と、該座の上に設けられ、頭部の外面に構成され
    る鋸歯状の凹凸を有する固定シャフトと、 内壁に設けられ、前記鋸歯状の凹凸に嵌合し得る鋸歯状
    の凹凸と、上壁の表面に設けられ、ドライバーやレンチ
    等の締め付け工具を嵌合し得る工具嵌合部とを有する1
    方向締め付け用のキャツプ部材とにより構成されたこと
    を特徴とする基板収納ケースの封緘具。
  3. 【請求項3】 シャーシ上に所定距離離して配置した基
    板の上に、下側が細径となるように途中に段部を有する
    シャフト挿入孔を備えたケースを配置し、前記シャフト
    挿入孔に固定シャフトを挿通し、該固定シャフトを前記
    シャーシに対して直接的又は間接的に固定した上で、該
    固定シャフトを再び抜き取れないようにする基板収納ケ
    ースの封緘具であって、 内側に雌ネジが刻設された軸孔を有するスペーサーと、 下端部外周に刻設された雄ネジと、下端から所定距離離
    れて設けられ、前記シャフト挿入孔の段部に引っ掛かり
    得る座と、該座の上面に設けられ、所定以上の締め付け
    トルクが加わると捩じ切れるようにくびれを有する頭部
    と、該頭部に設けられ、ドライバーやレンチ等の締め付
    け工具を嵌合し得る工具嵌合部とを有する頭部を設けた
    固定シャフトとにより構成されたことを特徴とする基板
    収納ケースの封緘具。
  4. 【請求項4】 シャーシ上に所定距離離して配置した基
    板の上に、下側が細径となるように途中に段部を有する
    シャフト挿入孔を備えたケースを配置し、前記シャフト
    挿入孔に固定シャフトを挿通し、該固定シャフトを前記
    シャーシに対して直接的又は間接的に固定した上で、該
    固定シャフトを再び抜き取れないようにする基板収納ケ
    ースの封緘具であって、 内側の所定範囲にだけ雌ネジが刻設された軸孔を有する
    スペーサーと、 下端部外周に刻設された雄ネジと、該雄ネジの直上部分
    に前記雌ネジの刻設範囲以上の範囲に渡って設けられ、
    外径が前記雌ネジのネジ山径よりも小さい細径部と、下
    端から所定距離離れて設けられ、前記シャフト挿入孔の
    段部に引っ掛かり得る座と、該座の上面に設けられ、ド
    ライバーやレンチ等の締め付け工具を嵌合し得る工具嵌
    合部とを有する頭部を設けた固定シャフトとにより構成
    されたことを特徴とする基板収納ケースの封緘具。
  5. 【請求項5】 シャーシ上に所定距離離して配置した基
    板の上に、下側が細径となるように途中に段部を有する
    シャフト挿入孔を備えたケースを配置し、前記シャフト
    挿入孔に固定シャフトを挿通し、該固定シャフトを前記
    シャーシに対して直接的又は間接的に固定した上で、該
    固定シャフトを再び抜き取れないようにする基板収納ケ
    ースの封緘具であって、 底が閉ざされた軸孔と、該軸孔の内壁面から飛び出すよ
    うに設けられる嵌合凸部とを有するスペーサと、 下端部外周に刻設され、前記嵌合凸部と嵌合し得る溝
    と、該溝よりも所定距離離れて設けられ、前記シャフト
    挿入孔の段部に引っ掛かり得る座とを有する固定シャフ
    トとにより構成されたことを特徴とする基板収納ケース
    の封緘具。
  6. 【請求項6】 シャーシ上に所定距離離して配置した基
    板の上に、下側が細径となるように途中に段部を有する
    シャフト挿入孔を備えたケースを配置し、前記シャフト
    挿入孔に固定シャフトを挿通し、該固定シャフトを前記
    シャーシに対して直接的又は間接的に固定した上で、該
    固定シャフトを再び抜き取れないようにする基板収納ケ
    ースの封緘具であって、 下端に設けられ、弾性的に拡縮し得る係止片を有する鏃
    状の係止部材と、下端から所定距離離れて設けられ、前
    記シャフト挿入孔の段部に引っ掛かり得る座とを有する
    固定シャフトと、 前記係止片を収縮させながら通過させる大きさの開口
    と、該開口の背後に設けられ、前記係止片を拡開するこ
    とのできる拡開室とを有するスペーサとにより構成され
    たことを特徴とする基板収納ケースの封緘具。
  7. 【請求項7】 シャーシ上に所定距離離して配置した基
    板の上に、下側が細径となるように途中に段部を有する
    シャフト挿入孔を備えたケースを配置し、前記シャフト
    挿入孔に固定シャフトを挿通し、該固定シャフトを前記
    シャーシに対して直接的又は間接的に固定した上で、該
    固定シャフトを再び抜き取れないようにする基板収納ケ
    ースの封緘具であって、 下端部の太径部と、該太径部の上方に延びる細径部と、
    該細径部の外周面に刻設された環状溝とを有する固定シ
    ャフトと、 前記細径部を挿通することのできる筒孔と、該筒孔内壁
    面から飛び出して前記環状溝に嵌合する弾性突出部材と
    を有する盲キャップとにより構成されたことを特徴とす
    る基板収納ケースの封緘具。
  8. 【請求項8】 シャーシ上に所定距離離して配置した基
    板の上に、下側が細径となるように途中に段部を有する
    シャフト挿入孔を備えたケースを配置し、前記シャフト
    挿入孔に固定シャフトを挿通し、該固定シャフトを前記
    シャーシに対して直接的又は間接的に固定した上で、該
    固定シャフトを再び抜き取れないようにする基板収納ケ
    ースの封緘具であって、 下端部の太径部と、該太径部の上方に延びる細径部と、
    該細径部の上端に設けられ、弾性的に拡縮し得る係止片
    を有する鏃状の係止部材とを有する固定シャフトと、 前記係止片を収縮させながら通過させる大きさの開口
    と、該開口の背後に設けられ、前記係止片を拡開するこ
    とのできる拡開室とを有する盲キャップとにより構成さ
    れたことを特徴とする基板収納ケースの封緘具。
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