JP2776273B2 - ビニル基を有する単量体 - Google Patents

ビニル基を有する単量体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、波長が220nm以下
の遠紫外線を露光光とする感光性樹脂組成物に好適に用
いられる樹脂を提供するための新規なビニル基含有単量
体にかかわる。
【0002】
【従来の技術】VLSIに代表されるサブミクロンオー
ダーの微細加工を必要とする各種電子デバイス製造の分
野では、デバイスのより一層の高密度、高集積化への要
求が高まっており、微細パターン形成のためのフォトリ
ソグラフィー技術に対する要求がますます厳しくなって
いる。
【0003】パターンの微細化を図る手段の一つとし
て、レジストのパターン形成の際に使用される露光光の
短波長化が知られている。例えば64Mビットまでの集
積度のDRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・
メモリー)の製造には、高圧水銀灯のi線(波長=36
5nm)が光源として使用されてきた。256Mビット
(加工寸法が0.25μm 以下)DRAMの量産プロセ
スには、i線に変わりより短波長のKrFエキシマレー
ザ(波長=248nm)の露光光源としての利用が現在積
極的に検討されている。さらに、1Gビット(加工寸法
が0.2μm 以下)以上の集積度を持つDRAMの製造
を目的として、より短波長の光源が必要とされており、
エキシマレーザ(KrCl:222nm、ArF:193
nm、F2 :157nm)の利用が考えられている(上野
巧、岩柳隆夫、野々垣三郎、伊藤洋、C.Grant Wilson共
著、「短波長フォトレジスト材料−ULSIに向けた微
細加工−」、ぶんしん出版、1988年)。
【0004】しかし、量産プロセスの目標とする歩留ま
り、すなわち露光工程にかける時間、および新規光源を
生産現場に採用した場合の経済効率、といった両面を鑑
みると、一括露光可能で、かつ従来技術の蓄積が豊富な
フォトリソグラフィーが電子線露光あるいはX線露光に
比べ有望視されている。このため1Gビット以上の集積
度のLSI製造には、更に短波長光、すなわち220nm
以下の短波長光源を用いたフォトリソグラフィー技術の
開発が早急に必要とされている。
【0005】この目的のための感光性樹脂組成物は、レ
ーザ発振の原料であるガスの寿命が短いこと、レーザ装
置自体が高価であるなどなどから、レーザのコストパフ
ォーマンスの向上を満たす必要がある。このため、微細
加工に用いられるレジスト材料には、加工寸法の微細化
に対応する高解像性に加え、高感度化への要求が高い。
レジストの高感度化の方法として、感光剤である光酸発
生剤を利用した化学増幅型レジストが良く知られてお
り、たとえば代表的な例としては、特公平2−2766
0号公報には、トリフェニルスルホニウム・ヘキサフル
オロア−セナートとポリ(p−ターシャル−ブトキシカ
ルボニルオキシ−α−メチルスチレン)の組み合わせか
らなるレジストが記載されている。化学増幅型レジスト
は現在KrFエキシマレーザ用レジストとして詳細に検
討されている[例えば、アメリカン・ケミカル・ソサイ
アテイ・シンポジウム・シリーズ(American
Chemical Society Symposiu
m Series)242巻、11頁〜23頁(198
4年)]。化学増幅型レジストの特徴は、含有成分であ
る、光照射により酸を発生させる物質である光酸発生剤
が生成するプロトン酸を、露光後の加熱処理によりレジ
スト固相内を移動させ、当該酸によりレジスト樹脂など
の化学変化を触媒反応的に数百倍〜数千倍にも増幅させ
ることである。このようにして光反応効率(一光子あた
りの反応)が1未満の従来のレジストに比べて飛躍的な
高感度化を達成している。現在では開発されるレジスト
の大半が化学増幅型であり、露光光源の短波長化に対応
した高感度材料の開発には、化学増幅機構の採用が必須
となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】220nm以下の短波長
のエキシマレーザを露光光とするリソグラフィーの場
合、微細パターンを形成するためのレジスト(感光性樹
脂組成物)には従来の材料では満足できない新たな特性
が要求される。
【0007】即ち、樹脂成分に関しては、 (1)220nm以下の露光光に対する高透明性 (2)エッチング耐性 であり、感光剤(光酸発生剤)に関しては、 (1)220nm以下の露光光に対する高透明性 (2)露光光に対する高光反応性(光酸発生能) である。
【0008】KrFエキシマレーザ(248nm)より長
波長の露光光を用いる従来のリソグラフィーにおいて
は、感光性樹脂組成物の樹脂成分はノボラック樹脂ある
いはポリ(p−ビニルフェノール)などの構造単位中に
芳香環を有する樹脂が利用されており、この芳香環のド
ライエッチング耐性により樹脂のエッチング耐性を維持
できた。しかし、220nm以下の波長については芳香環
による光吸収が極めて強く、このためこれら従来樹脂を
そのまま220nm以下の短波長光には適用できない(即
ち、レジストも表面で大部分の露光光が吸収され、露光
光が基板まで達しないため微細なレジストパターン形成
が出来ない。[笹子ら、“ArFエキシマレーザリソグ
ラフィ(3)−レジスト評価−”、第35回応用物理学
会関係連合講演会講演予稿集、1p−K−4(198
9)])。従って、芳香環を含まず且つエッチング耐性
を有する樹脂材料が切望されている。
【0009】220nm以下の露光光を用いる場合、感光
剤(光酸発生剤)の露光光に対する光透明性も樹脂同様
に重要な課題であり、特公平2−27660号公報に記
載されているトリフェニルスルホニウム・ヘキサフルオ
ロア−セナートに代表される従来の芳香環を有する光酸
発生剤は使用できない。これらの用件を満足する新規な
光酸発生剤を発明者らは既に開発した(特願平5−17
4528号明細書、特願平5−174532号明細
書)。
【0010】193nmに対し透明性を持ち、なおかつド
ライエッチング耐性を持つ高分子化合物として、脂環族
高分子であるアダマンチルメタクリレート単位を持つ共
重合体[武智ら、ジャーナル・オブ・フォトポリマー・
サイエンス・アンド・テクノロジー(Journal
of Photopolymer Sciencean
d Technology)、5巻(3号)、439頁
〜446頁(1992年)、および特開平5−2652
12号公報]、あるいは、ポリ(ノルボニルメタクリレ
ート)[M.エンドーら、プロシーディングス・オブ・
アイ・イー・ディー・エム(Proceedings
of IEDM)、CA14−18、サン・フランシス
コ(1992)]が提案されている。
【0011】しかし、前者の樹脂においては、アダマン
タン含有残基単位中に露光前後での溶解度差を発現しう
る残基を有していないため、例えばテトラヒドロピラニ
ルメタクリレートなどの溶解度差を発揮しうるコモノマ
ーとの共重合化体とすることにより初めてレジストの樹
脂成分として利用できる。しかし、コモノマー含有率は
約50モル%必要であり、コモノマー単位のドライエッ
チング耐性が著しく低いため、アダマンタン骨格による
ドライエッチング耐性効果が著しく低下し、耐ドライエ
ッチング性樹脂としての実用性に乏しい。また、これら
脂環アルキル基を持つ重合体は、高分子化合物中の有橋
環式炭化水素基、及び保護基(極性変換基)が疎水性で
あるため、一般的に疎水性が高い。このため、これらの
高分子化合物により形成した薄膜はシリコン基板との密
着性が悪く、均一な塗布膜を再現性良く形成することは
困難であった。即ち、従来レジストに多用されてきたノ
ボラック樹脂と異なり極性部位を含有しないため、シリ
コン基板に対する密着性が悪い。更に、アルカリ性現像
水溶液に対する溶解性が低いため、低感度であり、更に
現像液に残渣(スカム)が出やすいという欠点を持つ。
【0012】このため、220nm以下の光に対する光透
明性が高く、エッチング耐性が高く、且つ露光前後の溶
解度差を発揮しうる官能基を有し、基板密着性の向上し
た新しいレジスト用樹脂材料が切望されている。本発明
はこれらの課題を解決する新規な化合物を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】発明者は鋭意研究の結
果、上記技術的課題は、以下に開示する新規な化合物お
よびそれを用いた重合体により解決されることを見いだ
し本発明に至った。
【0014】すなわち220nm光に対する透明性とエッ
チング耐性の付与のために脂環式炭化水素残基を導入、
極性基並びに極性変換部位残基として有橋環式炭化水素
基に結合した水酸基を樹脂に導入することにより、先に
述べた欠点を克服することができた。
【0015】即ち、本発明は一般式(1)で表される新
規なビニル基含有単量体、
【0016】
【化3】
【0017】(上式において、R1 は水素原子、ター
シャル−ブトキシカルボニル基、テトラヒドロピラン−
2−イル基、テトラヒドロフラン−2−イル基、4−メ
トキシテトラヒドロピラニル基、1−メトキシエチル
基、1−エトキシエチル基、1−ブトキシエチル基、イ
ソプロポキシエチル基、n−プロポキシメチル基あるい
はターシャル−プロポキシメチル基など、R2 はトリ
シクロデカンジメチレン基、トリシクロデカンジイル
基、R3 は水素原子あるいはメチル基を表す。)これ
らより、以下の一般式(2)で表される共重合体を重合
することが可能である。
【0018】
【化4】
【0019】上式において、R1 およびR6 は水素原
子、ターシャル−ブトキシカルボニル基、テトラヒドロ
ピラン−2−イル基、テトラヒドロフラン−2−イル
基、4−メトキシテトラヒドロピラニル基、1−メトキ
シエチル基、1−エトキシエチル基、1−ブトキシエチ
ル基、イソプロポキシエチル基、n−プロポキシエチル
基、あるいはターシャル−プロポキシエチル基など、R
2 およびR4トリシクロデカンジメチレン基もしく
はトリシクロデカンジイル基、R3 、R5 、R7
よびR8 は水素原子あるいはメチル基、a+b+c+
d=1、aとbは同時に0であることはなく、aは0な
いし0.9、bは0ないし0.9、cは0ないし0.
7、dは0ないし0.5、nは10〜500の整数を表
す)である。
【0020】一般式(2)においてR3 、R5 、R
7 とR8 は同一であっても良いし、異なっていても
構わない。
【0021】
【表1】
【0022】本発明の単量体より合成される高分子化合
物は、220nm以下の遠紫外線領域において高透明性で
あり、かつ酸に対して不安定な基を有する残基を任意の
割合で含有入できる。
【0023】一般式(1)で示されるビニル基を含有す
る単量体は、例えば以下のような方法で製造できる。即
ち、一般式(3)で示されるジオール化合物 HO−R2 −OH (3) (但し、R2 は前記に同じくトリシクロ[5.2.1.
2.6 ]デカン−4,8−ジメタノール、トリシクロ
[5.2.1.0 2.6 ]デカンジオール基である。)を
トリエチルアミンあるいはピリジン共存下、例えば脱水
テトラヒドロフランあるいは塩化メチレン溶媒中、氷冷
下ないし50℃において等モルのメタクリロイルクロリ
ドあるいはアクリロイルクロリドと1〜10時間反応さ
せた後、常法に従い処理、精製する事により合成される
中間化合物(モノメタクリレートモノオール誘導体ある
いはモノアクリレートモノオール誘導体(即ち、一般式
(1)のR1 が水素原子である化合物))を用いて例え
ば以下のようにして合成される。
【0024】一般式(1)で示されるビニル基を含有す
る単量体(一般式(1)のR1 がターシャル−ブトキシ
カルボニル基)は、上記で得られる単量体(一般式
(1)のR1 が水素原子)の水酸基を常法(フレシェ
(J.M.Frechet)ら、ポリマー(Polym
er)、24巻、8号、995頁〜1000頁(198
3))に従い、例えばカリウム−ターシャル−ブトキシ
ド存在下、脱水テトラヒドロフラン溶媒中、二炭酸ジ−
ターシャル−ブチルと室温〜50℃において3〜24時
間反応させることにより合成される。
【0025】一般式(1)で示されるビニル基を含有す
る単量体(一般式(1)のR1 がテトラヒドロピラン−
2−イル基あるいはテトラヒドロフラン−2−イル基)
は、例えば以下のようにして合成される。即ち、一般式
(3)で表されるジオール化合物を、例えば少量の酸触
媒(例えば濃硫酸)存在下、3,4−ジヒドロ−2H−
ピランと30〜80℃で15〜24時間反応させて一般
式(3)のモノテトラヒドロピラニル−2−イル誘導を
まず合成する。この化合物を、例えば脱水塩化メチレン
溶媒中、過剰の塩基(例えば2倍モル以上(より好まし
くは5倍モル以上)のトリエチルアミン)存在下で等モ
ルの塩化メタクリロイルと氷冷〜50℃で1〜20時間
反応させることにより、一般式(1)で示されるビニル
基を含有する単量体(一般式(1)のR1 がテトラヒド
ロピラン−2−イル基)を得る。R1 がテトラヒドロフ
ラン−2−イル基である一般式(1)で示されるビニル
基を含有する単量体は、3,4−ジヒドロ−2H−ピラ
ンに代えて2,3−ジヒドロフランを用いて上記と同上
にして合成される。
【0026】また一般式(1)で表される単量体の単独
重合により相当する単独重合体(一般式(2)のa=1
の高分子化合物)を得ることが出来る。
【0027】また一般式(2)で表される共重合体はR
1 がターシャル−ブトキシカルボニル基である一般式
(1)の単量体とR1 が水素原子である一般式(1)で
表される単量体の仕込み割合及びその他の重合条件を選
定することにより任意のa値を有する共重合体を得るこ
とが出来る。
【0028】一般式(1)で表される単量体の重合反応
は、例えばテトラヒドロフラン溶剤中、不活性ガス(ア
ルゴン、窒素など)雰囲気下、適当なラジカル開始剤
(例えばアゾビスイソブチロニトリル、単量体/開始剤
の仕込みモル比=10〜200)を加えて50〜70℃
で0.5〜10時間加熱攪拌することにより実施され
る。
【0029】このようにして得られる重合体の平均重合
度(一般式(2)のn値)は、10〜500であり、よ
り好ましくは10ないし200である。
【0030】一般式(2)で表される重合体の薄膜(膜
厚=1.0μm )のArFエキシマレーザ光(193n
m)の透過率は65〜75%と高く、実用的であること
を確認した。
【0031】また、一般式(2)(R1 が水素原子、R
3 がメチル基、R2 がトリシクロ[5.2.1.
2.6 ]デカンジメチル、a=1、bとcおよびd=
0)で表される重合体の薄膜のCF4 ガス反応性イオン
エッチングにおけるエッチング速度は約180A/mi
nでありポリ(p−ビニルフェノール)薄膜に匹敵し
た。
【0032】またこの単独重合体はシリコン基板に対し
良好な密着性があることを確認した。
【0033】本発明の単量体より合成される感光性樹脂
組成物の基本的な構成要素は、前述の重合体、光酸発生
剤、溶媒である。
【0034】この感光性樹脂組成物において使用される
光酸発生剤として好ましいものは、300nm以下、好ま
しくは220nm以下の範囲の光で酸を発生する光酸発生
剤であることが望ましく、なおかつ先に示した重合体
との混合物が有機溶媒に十分に溶解し、かつその溶液が
スピンコートなどの製膜法で均一な塗布膜が形成可能な
ものであれば、いかなる光酸発生剤でもよい。また、単
独、2種以上を混合して用いたり、適当な増感剤と組み
合わせて用いてもよい。
【0035】使用可能な光酸発生剤の例としては、例え
ば、ジャーナル・オブ・ジ・オーガニック・ケミストリ
ー(Journal of the Organic
Chemistry)43巻、15号、3055頁〜3
058頁(1978年)に記載されているJ.V.クリ
ベロ(J.V.Crivello)らのトリフェニルス
ルホニウム塩誘導体、およびそれに代表される他のオニ
ウム塩(例えば、スルホニウム塩、ヨードニウム塩、ホ
スホニウム塩、ジアゾニウム塩、アンモニウム塩などの
化合物)や、2、6−ジニトロベンジルエステル類
[O.ナラマス(O. Nalamasu)ら、SPI
Eプロシーディング、1262巻、32頁(1990
年)]、1、2、3−トリ(メタンスルホニルオキシ)
ベンゼン[タクミ ウエノら、プロシーディング・オブ
・PME’89、講談社、413〜424頁(1990
年)]、特開平5−134416号公報で開示されたス
ルホサクシンイミド、特願平5−174528号明細
書、特願平5−174532号明細書で開示された一般
式(4)あるいは一般式(5)で表された光酸発生剤で
ある。
【0036】
【化5】
【0037】(ただし、R9 およびR10は直鎖状、分枝
状、または環状のアルキル基、R11は直鎖状、分枝状、
または環状のアルキル基、2−オキソ環状アルキル基、
あるいは2−オキソ直鎖状または分枝状アルキル基、Y
はBF4 、AsF6 、SbF6 、PF6 、C
3 COO 、ClO4 あるいはCF3 SO3 等の
対イオンである。)
【0038】
【化6】
【0039】ただし、R12およびR13はそれぞれ独立し
て水素、直鎖状、分枝状または環状のアルキル基であ
り、R14は水素、直鎖状、分枝状、環状のアルキル基、
またはトリフルオロメチルなどのペルフルオロアルキル
に代表されるハロアルキル基である。)波長が220nm
以下の露光光を使用する場合、感光性樹脂組成物の光透
過性を高めるには上記の光酸発生剤の内、特に一般式
(4)あるいは一般式(5)で表される光酸発生剤を使
用することがより好ましい。これは、KrFエキシマレ
ーザリソグラフィ用に多用されている光酸発生剤[例え
ばクリベロらの上記文献記載のトリフェニルスルホニウ
ム トリフルオロメタンスルホナート(以後TPSと略
す)]は220nm以下の遠紫外線領域で極めて強い光吸
収性を有するため、前述の感光性樹脂組成物における光
酸発生剤として使用するにはその使用量が制限される。
ここで、例えばArFエキシマレーザ光の中心波長であ
る193.4nmにおける透過率を比較すると、TPSを
全膜重量に対し1.5重量部含有する一般式(2)の塗
布膜(膜厚1μm )の透過率は、約40%であり、同
様に5.5重量部含有する塗布膜の透過率は約6%であ
った。これに対し、下記一般式(4)で示したスルホニ
ウム塩誘導体のうち、例えばシクロヘキシルメチル(2
−オキソシクロヘキシル)スルホニウムトリフルオロメ
タンスルホナートを含有するポリ(メチルメタクリレー
ト)塗布膜の透過率は、5重量部含有するもので71
%、さらに30重量部含有する塗布膜においても55%
と高い透過率を示した。また一般式(5)で示す光酸発
生剤のうち、例えばN−ヒドロキシスクシイミドトリフ
ルオロメタンスルホナートを5重量部含有する塗布膜で
は約50%であった。このように一般式(4)、(5)
で示した光酸発生剤はいずれも185.5〜220nmの
遠紫外領域の光吸収が著しく少なく、露光光に対する透
明性という点ではArFエキシマレーザリソグラフィ用
レジストの構成成分としてさらに好適であることが明ら
かである。具体的には、シクロヘキシルメチル(2−オ
キソシクロヘキシル)スルホニウムトリフルオロメタン
スルホナート、ジシクロヘキシル(2−オキソシクロヘ
キシル)スルホニウムトリフルオロメタンスルホナー
ト、2−ジシクロヘキシルスルホニルシクロヘキサノ
ン、ジメチル(2−オキソシクロヘキシル)スルホニウ
ムトリフルオロメタンスルホナート、トリフェニルスル
ホニウムトリフルオロメタンスルホナート、ジフェニル
ヨードニウムトリフルオロメタンスルホナート、N−ヒ
ドロキシスクシイミドトリフルオロメタンスルホナー
ト、などが挙げられるが、これらだけに限定されるもの
ではない。
【0040】前述の感光性樹脂組成物において、光酸発
生剤は単独でも用いられるが、2種以上を混合して用い
ても良い。光酸発生剤の含有率は、それ自身を含む全構
成成分100重量部に対して通常0.2ないし25重量
部、好ましくは1ないし15重量部である。この含有率
が0.5重量部未満では感光性樹脂組成物の感度が著し
く低下し、パターンの形成が困難である。また25重量
部を越えると、均一な塗布膜の形成が困難になり、さら
に現像後には残さ(スカム)が発生し易くなるなどの問
題が生ずる。また高分子化合物の含有率は、それ自身を
含む全構成分100重量部に対して通常75ないし9
9.8重量部、好ましくは85ないし99重量部であ
る。
【0041】感光性樹脂組成物にて用いる溶剤として好
ましいものは、高分子化合物とアルキルスルホニウム塩
等からなる成分が充分に溶解し、かつその溶液がスピン
コート法などの方法で均一な塗布膜が形成可能な有機溶
媒であればいかなる溶媒でもよい。また、単独でも2種
類以上を混合して用いても良い。具体的には、n−プロ
ピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチル
アルコール、ターシャル−ブチルアルコール、メチルセ
ロソルブアセテート、エチルセロソルブアセテート、プ
ロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、乳
酸メチル、乳酸エチル、酢酸2−メトキシブチル、酢酸
2−エトキシエチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エ
チル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシ
プロピオン酸エチル、N−メチル−2−ピロリジノン、
シクロヘキサノン、シクロペンタノン、シクロヘキサノ
ール、メチルエチルケトン、1,4−ジオキサン、エチ
レングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコー
ルモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコール
モノエチルエーテル、エチレングリコールモノイソプロ
ピルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、などが挙
げられるが、もちろんこれらだけに限定されるものでは
ない。
【0042】また感光性樹脂組成物の「基本的な」構成
成分は、上記のアルキルスルホニウム塩化合物、高分子
化合物、溶媒であるが、必要に応じて界面活性剤、色
素、安定剤、塗布性改良剤、染料などの他の成分を添加
しても構わない。
【0043】また、本発明を用いて微細パターンの形成
をおこなう場合の現像液としては、本発明で使用する高
分子化合物の溶解性に応じて適当な有機溶媒、またはそ
の混合溶媒、あるいは適度な濃度のアルカリ溶液、水溶
液またはその混合物を選択すれば良い。使用される有機
溶媒としては、例えば、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、シクロペンタノン、シク
ロヘキサノンなどのケトン類、メチルアルコール、エチ
ルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピル
アルコール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコ
ール、ターシャル−ブチルアルコール、シクロペンタノ
ール、シクロヘキサノールなどのアルコール類、そのほ
か、テトラヒドロフラン、ジオキサン、酢酸エチル、酢
酸ブチル、酢酸イソアミル、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、フェノールなどの有機溶剤が挙げられる。また、
使用されるアルカリ溶液としては、例えば、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、ケイ酸ナトリウム、アンモニ
アなどの無機アルカリ類や、エチルアミン、プロピルア
ミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、トリメチル
アミン、トリエチルアミン、などの有機アミン類、そし
てテトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチ
ルアンモニウムヒドロキシド、トリメチルヒドロキシメ
チルアンモニウムヒドロキシド、トリエチルヒドロキシ
メチルアンモニウムヒドロキシド、トリメチルヒドロキ
シエチルアンモニウムヒドロキシドなどの有機アンモニ
ウム塩などを含む水溶液、または有機溶剤、およびそれ
らの混合物が挙げられるが、これらだけに限定されるも
のではない。
【0044】本発明の新規な単量体を重合することによ
得られる重合体の利用により220nm以下の光の透明
性が高く、ドライエッチング耐性が高く、且つ露光前後
の溶解度差を発揮しうる官能基を有し、基板密着性の向
上したレジスト用樹脂材料が提供され、これらと感光剤
(光酸発生剤)からなる感光性組成物により、220nm
以下の短波長光露光により発生したプロトン酸を触媒と
した水酸基保護基の分解によりレジストの溶解性の著し
い変化が誘起される。その結果、微細パターンが形成可
能となる。
【0045】
【実施例】次に実施例、参考例により本発明をさらに詳
細に説明するが、本発明はこれらの例によって何ら制限
されるものではない。
【0046】(実施例1)トリシクロデカンジメタノー
ルモノメタクリレートの合成
【0047】
【化7】
【0048】(但し、X、Yは水素原子あるいはメタク
リロイル基を表し、かつX、Yが同時に同一であること
はない。)塩化カルシウム乾燥管、等圧滴下ロート、温
度計付き500ml用4つ口フラスコに、トリシクロデ
カン−4,8−ジメタノール(Aldrich Che
mical Company, Inc.(U.S.
A.),製品番号B4,590−9)19.6g(10
0mmol)、乾燥トリエチルアミン10.1g(10
0mmol)、乾燥テトラヒドロフラン200mlを仕
込んだ。攪拌後均一溶液とした後、氷水浴にて冷却し
た。この溶液をテフロンバーにて激しく攪拌しながら、
塩化メタクリロイル(東京化成(株))10.4g(1
00mmol)を乾燥テトラヒドロフラン50mlに溶
解した溶液を滴下ロートからゆっくり滴下した。滴下終
了後、攪拌しながら氷水浴中で1時間、引き続き室温で
10時間反応した。沈殿を濾別後、濾液を集め減圧下で
溶媒を留去した。残渣をクロロホルム500mlに溶解
後、この溶液を0.5N塩酸、飽和食塩水、3%炭酸水
素ナトリウム水、飽和食塩水の順で処理した。クロロホ
ルム層を硫酸マグネシウムで脱水処理後、濾過。エバポ
レータを用い溶媒を除去して得られた残渣を、シリカゲ
ルカラムで分離精製し目的物6.6g(収率25%)を
得た。IRは島津製作所IR−470型、H−NMRは
ブルカー社AMX−400型の分析装置を用いて測定し
た。 元素分析値(重量%) C :72.4(72.7) H : 9.5(9.2) 但し、括弧内の数値はC16243 (MW264.36
6)の計算値を表す。 IR(cm-1): 3350(νOH)、1720
(νC=0 ),1640(νC=C )NMR(CDCl3
内部標準物質:テトラメチルシラン)ppm:0.9〜
2.1(m、17H)、3.2(s、2H)、3.9
(s、2H)、4.3〜4.5(s,1H)、5.6
(m,1H)、6.1(m,1H) (実施例2)トリシクロデカンジメタノールモノアクリ
レートの合成
【0049】
【化8】
【0050】また、感光性樹脂組成物を用いて微細パタ
ーンの形成をおこなう場合の現像液としては、使用する
高分子化合物の溶解性に応じて適当な有機溶媒、または
その混合溶媒、あるいは適度な濃度のアルカリ溶液、水
溶液またはその混合物を選択すれば良い。使用される有
機溶媒としては、例えば、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトン、シクロペンタノン、シク
ロヘキサノンなどのケトン類、メチルアルコール、エチ
ルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピル
アルコール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコ
ール、ターシャル−ブチルアルコール、シクロペンタノ
ール、シクロヘキサノールなどのアルコール類、そのほ
か、テトラヒドロフラン、ジオキサン、酢酸エチル、酢
酸ブチル、酢酸イソアミル、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、フェノールなどの有機溶剤が挙げられる。また、
使用されるアルカリ溶液としては、例えば、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、ケイ酸ナトリウム、アンモニ
アなどの無機アルカリ類や、エチルアミン、プロピルア
ミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、トリメチル
アミン、トリエチルアミン、などの有機アミン類、そし
てテトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチ
ルアンモニウムヒドロキシド、トリメチルヒドロキシメ
チルアンモニウムヒドロキシド、トリエチルヒドロキシ
メチルアンモニウムヒドロキシド、トリメチルヒドロキ
シエチルアンモニウムヒドロキシドなどの有機アンモニ
ウム塩などを含む水溶液、または有機溶剤、およびそれ
らの混合物が挙げられるが、これらだけに限定されるも
のではない。
【0051】
【化9】
【0052】(但し、X、Yは水素原子あるいはメタク
リロイル基を表し、かつX、Yが同時に同一であること
はない。)実施例1と同様に、但し、トリシクロデカン
−4,8−ジメタノール19.6g(100mmol)
に代えてノルボルナン−2,3−ジオール(文献(ハイ
ンス(K.Heyns)ら、ケミシェ・ベリヒテ、10
5巻、1019頁(1972);ランバート(J.B.
Lambert)ら、ジャーナル・オブ・ジ・アメリカ
ン・ケミカル・ソサイアテイ、100巻、2501頁)
に従い合成した。)12.8g(100mmol)を用
いて合成した。収量3.5g(収率18%)。元素分析
値(重量%) C :67.2(67.3) H : 8.5(8.2) 但し、括弧内の数値はC11H16O3 (MW19
6.247)の計算値を表す。IR(cm−1): 33
50(νOH)、1725(νC=O )、1630
(νC=C )NMR(CDCl3 、内部標準物質:
テトラメチルシラン)ppm:1.0〜2.3(m、1
1H)、3.8(m、1H)、4.8(m、1H)、
5.6(m,1H)、6.1(m,1H)(参考例2) ポリ(トリシクロデカンジメタノールモノ
メタクリレート)の合成
【0053】
【化10】
【0054】(但し、Zはトリシクロデカン−4,8−
ジイル基、mは正の整数を表す。)三方活栓、冷却管付
き100ml用ナス型フラスコ中にアルゴンガス雰囲気
下で、乾燥テトラヒドロフラン50ml中に実施例1で
合成したトリシクロデカンジ(メタノール)モノメタク
リレート5.0g(18.9mmol)を溶解した。更
に開始剤であるアゾビスイソブチロニトリル0.164
g(1.0mmol)を加え、アルゴンガス雰囲気下、
60℃で3時間加熱した。反応系を室温に冷却後、反応
溶液を0.5リットルのエーテル中に注加した。沈殿を
集め、テトラヒドロフラン/エーテル系で再沈精製を更
に1回繰り返した。析出した重合体の沈澱をろ集し、2
mmHg、40℃で24時間減圧乾燥をおこなうことに
より、目的とするポリマーの白色粉末を3.5g得た
(収率70%)。ポリスチレン換算の重量平均分子量は
9000であった(分析装置:島津製作所LC−9A/
SPD−6A;分析カラム:昭和電工GPCKF−80
M、溶出溶媒:テトラヒドロフラン)。 元素分析値(重量%) C :72.5(72.7) H : 9.2(9.2) 但し、括弧内の数値は(C16H24O3 )m (単
位MW264.365)の計算値を表す。 IR(cm−1): 3350(νOH)、1720(ν
C=O )、νC=C特性吸収帯消失(参考例3) 部分ターシャル−ブトキシカルボニル(B
OC)化ポリマーの合成
【0055】
【化11】
【0056】(但し、Zはトリシクロデカン−4,8−
ジイル基、mは正の整数を表す。)塩化カルシウム乾燥
管付き100ml用ナス型フラスコにアルゴンガス雰囲
気下、参考例2で合成したポリマー2.64g(10単
位mmol)と乾燥テトラヒドロフラン30mlを仕込
んだ。そこにカリウムターシャル−ブトキシド1.12
g(10mmol)を加え、テフロンバーで攪拌した。
更に、二炭酸ジ−ターシャル−ブチル2.18g(10
mmol)の乾燥テトラヒドロフラン溶液(10ml)
を加え、室温下で10時間激しく攪拌した。その後、氷
水20mlを加え攪拌後、クロロホルム200mlを加
えて得られる溶液を水洗、有機層を硫酸マグネシウムで
脱水後濾過した。濾液から減圧下で溶媒を留去した。残
渣をクロロホルム/エーテル系で2回再沈精製して得ら
れた固体を2mmHg、40℃で24時間減圧乾燥をお
こなうことにより、目的とするポリマーを2.8g得
た。 IR: 3350cm−1(νOH)、3350,176
0cm−1(νC=O )、1720cm−1(νC=O
) 元素分析値(重量%) C :70.5 H : 9.1 上記の元素分析結果を基に計算したターシャル−ブトキ
シカルボニル(BOC)導入率(x)は0.34であっ
た。
【0057】(実施例3)トリシクロデカンジメタノー
ルモノメタクリレート、モノ−ターシャル−ブチルカル
ボナートの合成
【0058】
【化12】
【0059】(但し、X、Yはターシャル−ブトキシカ
ルボニル基あるいはメタクリロイル基を表し、かつX、
Yが同時に同一であることはない。)塩化カルシウム乾
燥管付き100ml用ナス型フラスコにアルゴンガス雰
囲気下、実施例1で得られたトリシクロデカンジメタノ
ールモノメタクリレート1.32g(5mmol)と乾
燥テトラヒドロフラン20mlを仕込んだ。そこにカリ
ウムターシャル−ブトキシド0.67g(6mmol)
を加え、テフロンバーで攪拌した。更に、二炭酸ジ−タ
ーシャル−ブチル1.31g(6mmol)の乾燥テト
ラヒドロフラン溶液(10ml)を加え、室温下で10
時間激しく攪拌した。その後、反応混合物を氷水50m
l中に注加した。その後、酢酸エチルで抽出、水洗、3
%炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄、水洗後、有機層を
硫酸マグネシウムで脱水した。これを濾過して得られる
濾液を集め、減圧下で溶媒を留去した。残渣を再結晶す
ることにより、目的物1.1g(収率60%)を得た。 IR:1760cm-1(νC=O )、1720cm
-1(νC=O )、1640(νC=C )、 元素分析値(重量%) C :69.0(69.2) H : 8.7(8.8) 但し、括弧内の数値はC21325 (MW364.48
4)の計算値を表す。
【0060】(参考例4)トリシクロデカンジメタノー
ルモノメタクリレートモノ−ターシャル−ブチルカルボ
ナートの高分子化合物の合成
【0061】
【化13】
【0062】(但し、Zはトリシクロデカン−4,8−
ジイル基、mは正の整数を表す。)三方活栓、冷却管付
き100ml用ナス型フラスコ中にアルゴンガス雰囲気
下で、乾燥テトラヒドロフラン30ml中に実施例3
合成したトリシクロデカンジメタノールモノメタクリレ
ートモノ−ターシャル−ブチルカルボナート2.5g
(6.9mmol)を溶解した。更に開始剤であるアゾ
ビスイソブチロニトリル0.033g(0.2mmo
l)を加え、アルゴンガス雰囲気下、60℃で3時間加
熱した。反応系を室温に冷却後、反応溶液を0.3リッ
トルのエーテル中に注加した。沈殿を集め、同溶剤系で
再沈精製を更に1回繰り返した。析出した重合体の沈澱
をろ集し、2mmHg、40℃で24時間減圧乾燥をお
こなうことにより、目的とするポリマー粉末を1.4g
得た(収率56%)。ポリスチレン換算の重量平均分子
量は70000であった(分析装置:島津製作所LC−
9A/SPD−6A;分析カラム:昭和電工GPCKF
−80M、溶出溶媒:テトラヒドロフラン)。 元素分析値(重量%) C :68.9(69.2) H : 8.7(8.8) 但し、括弧内の数値は(C21H32O5 )m (単
位MW364.482)の計算値を表す。 IR(cm−1): 1760(νC=O )、1720
(νC=O )、νC=C 特性吸収帯消失(参考例5) ノルボルナンジオールモノメタクリレート
の高分子化合物の合成
【0063】
【化14】
【0064】(但し、Aはノルボルナン−2,3−ジイ
ル基、mは正の整数を表す。)参考例4と同様に、但
し、トリシクロデカンジメタノールモノメタクリレート
モノ−ターシャル−ブチルカルボナート2.5g(6.
9mmol)に代えて参考例1で合成したノルボルナン
ジオールモノメタクリレート1.35g(6.9mmo
l)を用いて合成した。収量0.75g(収率56
%)。ポリスチレン換算の重量平均分子量は35000
であった(分析装置:島津製作所LC−9A/SPD−
6A;分析カラム:昭和電工GPCKF−80M、溶出
溶媒:テトラヒドロフラン)。 元素分析値(重量%) C :67.0(67.3) H : 8.5(8.2) 但し、括弧内の数値は(C11H18O3 )m (単
位MW196.246)の計算値を表す。 IR(cm−1): 3350(νOH)、1725(ν
C=O )、νC=C特性吸収帯消失(参考例6) (2−テトラヒドロピラニル)オキシメチ
ルトリシクロデカンメタノール メタクリレートの合成
【0065】
【化15】
【0066】(但し、X、Yはテトラヒドロピラン−2
−イル基あるいはメタクリロイル基を表し、かつX、Y
が同時に同一であることはない。)温度計、窒素ガス導
入管、還流管付き200ml用4つ口フラスコに、3,
4−ジヒドロ−2H−ピラン10.0g(0.11mo
l)とトリシクロデカン−4,8−ジメタノール(Al
drich Chemical Company,In
c.(U.S.A.),製品番号 B4,590−9)
19.6g(0.1mol)を仕込んだ後、攪拌した。
これに、50%硫酸5滴を添加した。その後50℃で2
4時間反応した。室温に冷却後、固体の炭酸ナトリウム
3gと無水硫酸ソーダ10gを加え攪拌2時間後、濾過
して濾液を集めた。濾液を水素化カルシウム0.2gで
処理した。過剰のジヒドロピランをロータリ−エバポレ
ーターを用い減圧下で除去して得られた残渣をシリカゲ
ルカラムで精製して(2−テトラヒドロピラニル)オキ
シメチルトリシクロデカンメタノール18.2g(収率
65%)を得た。
【0067】元素分析値(重量%):C、72.5(7
2.8);H、9.9(10.1)(但し、括弧内の数
値はC17283 (MW80.408)の計算値を表
す。)。IR(cm-1):3350(νOH)、1030
(νC-O-C )。
【0068】前記で得られた(2−テトラヒドロピラニ
ル)オキシメチルトリシクロデカンメタノール11.2
g(0.04mol)、フェノチアジン0.01g、脱
水トリエチルアミン20ml、脱水塩化メチレン20m
l、脱水エーテル20mlをシリカゲル乾燥管付き10
0ml用フラスコに仕込み攪拌した。この溶液を氷冷し
ながら塩化メタクリロイル4.18g(0.04mmo
l)を脱水塩化メチレン5mlに溶解した溶液をゆっく
り滴下した(反応液の温度を25℃以下に保つ)。滴下
終了後室温で3時間攪拌後濾過した。濾集物をエーテル
で充分洗浄した。濾液を集め、ロータリ−エバポレータ
ーを用い減圧下で溶媒を留去した。残渣をエーテルに溶
解後、5%炭酸ナトリウム水溶液で洗浄、有機層を無水
硫酸マグネシウムで脱水後ロータリ−エバポレーターを
用い減圧下で溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラム
(溶出溶媒:酢酸エチル/n−ヘキサン)で精製後、2
mmHg、40℃で24時間減圧乾燥をおこなうことに
より、目的とする(2−テトラヒドロピラニル)オキシ
メチルトリシクロデカンメタノール メタクリレート
6.2g(収率45%)を得た。 元素分析値(重量%) C :72.2(72.4) H : 9.6(9.3) 但し、括弧内の数値はC21H32O4 (MW34
8.483)の計算値を表す。IR(cm−1): 1
720(νC=O )、1640(νC=C )νOH
特性吸収帯消失 NMR(CDCl3 、内部標準物質:テトラメチルシ
ラン)ppm:0.9〜2.4(m、23H)、3.2
〜3.6(s、4H)3.8(s、2H)、4.6
(m、1H)、5.5(s、1H)6.1(m、1H)(参考例7) (2−テトラヒドロピラニル)オキシメチ
ルトリシクロデカンメタノール メタクリレートの重合
体の合成
【0069】
【化16】
【0070】(但し、Z1 はトリシクロデカン−4,
8−ジイル基、Z2 はテトラヒドロピラン−2−イル
基、mは正の整数を表す。)三方活栓、冷却管付き10
0ml用ナス型フラスコ中にアルゴンガス雰囲気下で、
乾燥テトラヒドロフラン25ml中に参考例6で合成し
た(2−テトラヒドロピラニル)オキシメチルトリシク
ロデカンメタノール メタクリレート5.0g(14.
3mmol)を溶解した。更に開始剤であるアゾビスイ
ソブチロニトリル0.16g(1mmol)を加え、ア
ルゴンガス雰囲気下、60℃で30分加熱した。反応系
を室温に冷却後、反応溶液を0.3リットルのヘキサン
中に注加した。沈殿を集め、同溶剤系で再沈精製を更に
1回繰り返した。析出した重合体の沈澱をろ集し、2m
mHg、40℃で24時間減圧乾燥をおこなうことによ
り、目的とするポリマー粉末を2.0g得た(収率40
%)。ポリスチレン換算の重量平均分子量は20000
であった(分析装置:島津製作所LC−9A/SPD−
6A;分析カラム:昭和電工GPCKF−80M、溶出
溶媒:テトラヒドロフラン)。 元素分析値(重量%) C :72.1(72.4) H : 9.6(9.3) 但し、括弧内の数値は(C21H32O4 )m (単
位MW348.483)の計算値を表す。 IR(cm−1): 1720(νC=O )νC=C
特性吸収帯消失(参考例8) 下記の組成からなるレジスト材料を調製し
た。以下の実験はイエローランプ下にておこなった。 (a)樹脂(参考例3) 0.950g (b)シクロヘキシルメチル(2−オキソシクロヘキシ
ル)スルホニウム トリフルオロメタンスルホナート
(光酸発生剤:一般式(4)の化合物)0.050g (c)プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテ
ート(溶媒)4.000g 上記混合物を0.2μm のテフロンフィルターを用い
てろ過し、レジストを調製した。3インチシリコン基板
上に上記レジスト材料をスピンコート塗布し、80℃、
60秒間ホットプレート上でベーキングをおこない、膜
厚が0.7μmの薄膜を形成した[図1(a)]。得ら
れた膜の透過率の波長依存性を紫外可視分光光度計を用
いて測定した結果、この薄膜の193.4nmにおける透
過率は71%であり、単層レジストとして充分な透明性
を示すことを確認した。
【0071】(参考例9) 参考例8 で示したレジストを用い、窒素で充分パージさ
れた密着型露光実験機中に成膜したウェハーを静置した
(図2)。石英板上にクロムでパターンを描いたマスク
をレジスト膜上に密着させ、そのマスクを通してArF
エキシマレーザ光を照射した[図1(b)]。その後す
ぐさま90℃、60秒間ホットプレート上でベークし、
液温23℃のアルカリ現像液(2.3重量部のテトラメ
チルアンモニウムヒドロオキサイドを含有する水溶液)
で60秒間浸漬法による現像をおこない、続けて60秒
間純水でリンス処理をそれぞれおこなった。この結果、
レジスト膜の露光部分のみが現像液に溶解除去され、ポ
ジ型のパターンが得られた[図1(c)]。この実験に
おいて露光エネルギーが約35mJ/cm2 のとき0.
25μm ラインアンドスペースの解像性が得られた。
このとき走査電子顕微鏡(SEM、日立製作所製、SE
−4100)にて解像したパターンを観察したが、現像
残り、パターン剥がれなどの現象はみられなかった。
【0072】(参考例10) (2−テトラヒドロピラニル)オキシメチルトリシクロ
デカンメタノール メタクリレートとトリシクロデカン
ジメタノールモノメタクリレートの共重合体の合成
【0073】
【化17】
【0074】(但し、Z1 はトリシクロデカン−4,
8−ジイル基、Z2 はテトラヒドロピラン−2−イル
基、mは正の整数、xは0〜1を表す。)参考例7と同
様にして、但し、(2−テトラヒドロピラニル)オキシ
メチルトリシクロデカンメタノール メタクリレート
5.0g(14.3mmol)に代えて、参考例6に従
い合成した(2−テトラヒドロピラニル)オキシメチル
トリシクロデカンメタノール メタクリレート2.0g
(5.7mmol)、実施例1に従い合成したトリシク
ロデカンジメタノールモノメタクリレート2.3g
(8.6mmol)を用い合成し、目的とするコポリマ
ー粉末1.9gを得た。ポリスチレン換算の重量平均分
子量は25000であった。
【0075】(参考例11) 参考例8 と同様に、但し、樹脂として参考例2の樹脂
0.950gに代えて、参考例10で合成した樹脂0.
950gを用いレジスト組成物を調製した。これを用い
て、参考例9と同様にしてパターン解像実験を行った。
この実験において露光エネルギーが約15mJ/cm2
のとき0.25μm ラインアンドスペースの解像性が
得られた。このとき走査電子顕微鏡にて解像したパター
ンを観察したが、現像残り、パターン剥がれなどの現象
はみられなかった。
【0076】(参考例12)(2−テトラヒドロピラニ
ル)オキシメチルノルボルニルアルコールの合成
【0077】
【化18】
【0078】(但し、X、Yは2−テトラヒドロピラニ
ル基あるいは水素原子を表し、かつX、Yが同時に同一
であることはない。)温度計、窒素ガス導入管、還流管
付き200ml用4つ口フラスコに、3,4−ジヒドロ
−2H−ピラン10.0g(0.11mol)、ノルボ
ルナン−2,3−ジオール12.8g(100mmo
l)と乾燥テトラヒドロフラン50mlを仕込んだ後、
攪拌した。これに、濃硫酸5滴を添加した。その後室温
で24時間反応した。室温に冷却後、固体の炭酸ナトリ
ウム3gと無水硫酸ソーダ10gを加え攪拌2時間後、
濾過して濾液を集めた。濾液を水素化カルシウム0.2
gで処理した。過剰のジヒドロピランをロータリ−エバ
ポレーターを用い減圧下で除去して得られた残渣をシリ
カゲルカラム(溶出溶剤:酢酸エチル/n−ヘキサン)
で精製して(2−テトラヒドロピラニル)オキシノルボ
ニルアルコールを得た。収量4.0g(収率19%)。
オイル。
【0079】元素分析値(重量%):C、68.0(6
7.9);H、9.8(9.5)(但し、括弧内の数値
はC12203 (MW212.289)の計算値を表
す。)IR(cm-1):3350(νOH)、1030(ν
C-O-C )。
【0080】(参考例13)(2−テトラヒドロピラニ
ル)オキシノルボルニルアルコールアクリレートの合成
【0081】
【化19】
【0082】(但し、X、Yは2−テトラヒドロピラニ
ル基あるいはアクリロイル基を表し、かつX、Yが同時
に同一であることはない。)参考例12で得られた(2
−テトラヒドロピラニル)オキシノルボニルアルコール
8.4g(0.04mol)、フェノチアジン0.01
g、脱水トリエチルアミン20ml、脱水塩化メチレン
20ml、脱水エーテル20mlをシリカゲル乾燥管付
き100ml用フラスコに仕込み攪拌した。この溶液を
氷冷しながら塩化アクリロイル3.62g(0.04m
ol)を脱水塩化メチレン5mlに溶解した溶液をゆっ
くり滴下した(反応液の温度を25℃以下に保つ)。滴
下終了後室温で3時間攪拌後濾過した。濾集物をエーテ
ルで充分洗浄した。濾液を集め、ロータリ−エバポレー
ターを用い減圧下で溶媒を留去した。残渣をエーテルに
溶解後、5%炭酸ナトリウム水溶液で洗浄、有機層を無
水硫酸マグネシウムで脱水後ロータリ−エバポレーター
を用い減圧下で溶媒を留去した。残渣をシリカゲルクロ
マト(溶出溶媒:酢酸エチル/n−ヘキサン)で精製
後、目的部を集め減圧下、室温で24時間減圧乾燥をお
こなうことにより、目的物3.4g(収率32%)を得
た。オイル。
【0083】元素分析値(重量%):C、68.4(6
8.0);H、8.3(8.0)(但し、括弧内の数値
はC15224 (MW266.350)の計算値を表
す。)。
【0084】 IR(cm−1): 1720(νC=O )、164
0(νC=C )、1030(νC−O−C )、νO
H特性吸収帯消失(参考例14) (2−テトラヒドロピラニル)オキシノ
ルボルニルアルコールアクリレートの重合体の合成
【0085】
【化20】
【0086】(但し、Z1 はノルボルナンジイル基、
Z2 は2−テトラヒドロピラニル基、mは正の整数を
表す。)三方活栓、冷却管付き100ml用ナス型フラ
スコ中にアルゴンガス雰囲気下で、乾燥テトラヒドロフ
ラン25ml中に参考例13で合成した(2−テトラヒ
ドロピラニル)オキシメチルノルボニルアルコールアク
リレート3.81g(14.3mmol)を溶解した。
更に開始剤であるアゾビスイソブチロニトリル0.16
g(1mmol)を加え、アルゴンガス雰囲気下、60
℃で30分加熱した。反応系を室温に冷却後、反応溶液
を0.3リットルのヘキサン中に注加した。沈殿を集
め、同溶剤系で再沈精製を更に1回繰り返した。析出し
た重合体の沈澱をろ集し、2mmHg、40℃で24時
間減圧乾燥をおこなうことにより、目的とするポリマー
粉末を1.9g得た(収率50%)。ポリスチレン換算
の重量平均分子量は27000であった。
【0087】元素分析値(重量%):C、68.3(6
8.0);H、8.2(8.0)(但し、括弧内の数値
は(C15224 m (MW 266.350)の計算
値を表す。)。
【0088】 IR(cm−1): 1720(νC=O )、103
0(νC−O−C )、νC=C 特性吸収帯消失(参考例15) (2−テトラヒドロピラニル)メタクリ
レートとトリシクロデカンジメタノールモノメタクリレ
ートの共重合体の合成
【0089】
【化21】
【0090】(但し、Z1 はトリシクロデカン−4,
8−ジイル基、Z2 はテトラヒドロピラン−2−イル
基、mは正の整数、xは0〜1を表す。)参考例10
同様にして、但し、(2−テトラヒドロピラニル)オキ
シメチルトリシクロデカンメタノール メタクリレート
2.0g(5.7mmol)に代えて、テトラヒドロピ
ラニルメタクリレート(公知の方法[G.N.テイラー
(G.N.Taylor)ら、ケミストリー・マテリア
ル(ChemistryMaterial)第3(6)
巻、1031〜1040頁(1991).]により合
成)0.52g(3.1mmol)を用いて合成し、目
的とするコポリマー粉末1.2gを得た。共重合比は1
H−NMR測定により求めたところ、xは35であ
り、共重合比は原料の仕込み比と同じであった。ポリス
チレン換算の重量平均分子量は22300であった。
【0091】(参考例16)下記の組成からなるレジス
ト材料を調製した。以下の実験はイエローランプ下にて
おこなった。 (a)樹脂(参考例15) 0.995g (b)シクロヘキシルメチル(2−オキソシクロヘキシ
ル)スルホニウム トリフルオロメタンスルホナート
(光酸発生剤:一般式(4)の化合物)0.005g (c)エチレングリコールモノメチルエーテル(溶媒)
4.000g 上記混合物を0.2μm のテフロンフィルターを用い
てろ過し、レジストを調製した。3インチシリコン基板
上に上記レジスト材料をスピンコート塗布し、80℃、
60秒間ホットプレート上でベーキングをおこない、膜
厚が0.7μmの薄膜を形成した。得られた膜の透過率
の波長依存性を紫外可視分光光度計を用いて測定した結
果、この薄膜の193.4nmにおける透過率は68%で
あり、単層レジストとして充分な透明性を示すことを確
認した。
【0092】(参考例17)(1−(エトキシ)エチ
ル)オキシメチルトリシクロデカンメタノール メタク
リレートの合成
【0093】
【化22】
【0094】(但し、X、Yは1−(エトキシ)エチル
基あるいはメタクリロイル基を表し、かつX、Yが同時
に同一であることはない。)参考例6と同様に、但し
3,4−ジヒドロ−2H−ピランに代えて7.9g
(0.11mol)のエチルビニルエーテル、90%硫
酸5滴に代えてp−トルエンスルホン酸(5mmo
l)、塩化メチレン(100ml)溶媒中、室温で3時
間反応した。反応液にジエチルエーテル200mlを加
えた後、5%炭酸ナトリウム水溶液、飽和食塩水、純水
で順次洗浄した。有機層を集め無水硫酸ナトリウムで脱
水後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラム精製
(溶出溶剤:酢酸エチル/n−ヘキサン)することによ
り(1−(エトキシ)エチル)オキシメチルトリシクロ
デカンメタノール12.0g(収率45%)を得た。
【0095】IR(cm-1):3350(νOH)、103
0(νC-O-C )。
【0096】上記で得られた(1−(エトキシ)エチ
ル)オキシメチルトリシクロデカンメタノール10.7
g(0.04mol)を参考例6の(2−テトラヒドロ
ピラニル)オキシメチルトリシクロデカンメタノールに
代えた以外は全く同様に反応し、シリカゲルカラム(溶
出溶剤:酢酸エチル/n−ヘキサン)で精製して(1−
(エトキシ)エチル)オキシメチルトリシクロデカンメ
タノール メタクリレート5.4g(収率40%)を得
た。オイル。
【0097】元素分析値(重量%):C、71.5(7
1.4);H、9.8(9.6)(但し、括弧内の数値
はC20324 (MW336.472)の計算値を表
す。)。
【0098】 IR(cm−1): 1720(νC=O )、164
0(νC=C )、1030(νC−O−C )、νO
H特性吸収帯消失(参考例18) (1−(ブトキシ)エチル)オキシメチ
ルトリシクロデカンメタノール メタクリレートの合成
【0099】
【化23】
【0100】(但し、X、Yは1−(ブトキシ)エチル
基あるいはメタクリロイル基を表し、かつX、Yが同時
に同一であることはない。)参考例6と同様に、但し
3,4−ジヒドロ−2H−ピランに代えて11.0g
(0.11mol)のn−ブチルビニルエーテル、90
%硫酸5滴に代えてp−トルエンスルホン酸(5mmo
l)、塩化メチレン(100ml)溶媒中、室温で3時
間反応した。反応液にジエチルエーテル200mlを加
えた後、5%炭酸ナトリウム水溶液、飽和食塩水、純水
で順次洗浄した。有機層を集め無水硫酸ナトリウムで脱
水後、溶媒を留去した。シリカゲルカラム精製により
(1−(ブトキシ)エチル)オキシメチルトリシクロデ
カンメタノール13.9g(収率47%)を得た。
【0101】IR(cm-1):3350(νOH)、103
0(νC-O-C )。
【0102】上記で得られた(1−(ブトキシ)エチ
ル)オキシメチルトリシクロデカンメタノール11.9
g(0.04mol)を参考例6の(2−テトラヒドロ
ピラニル)オキシメチルトリシクロデカンメタノールに
代えた以外は全く同様に反応し、シリカゲルカラム(溶
出溶剤:酢酸エチル/n−ヘキサン)で精製して(1−
(ブトキシ)エチル)オキシメチルトリシクロデカンメ
タノール メタクリレート6.3g(収率43%)を得
た。オイル。
【0103】元素分析値(重量%):C、72.3(7
2.5);H、9.9(9.9)(但し、括弧内の数値
はC20324 (MW364.526)の計算値を表
す。)。
【0104】 IR(cm−1): 1720(νC=O )、1640
(νC=C )、1030(νC−O−C )、νOH
特性吸収帯消失(参考例19) (1−(エトキシ)エチル)オキシメチ
ルトリシクロデカンメタノール メタクリレートと(2
−テトラヒドロピラニル)メタクリレートとトリシクロ
デカンジメタノールモノメタクリレート、およびメタク
リル酸の4元共重合体の合成
【0105】
【化24】
【0106】(但し、Z1 はトリシクロデカン−4,
8−ジイル基、Z2 は1−(エトキシ)エチル基、Z
3 はテトラヒドロピラン−2−イル基、mは正の整
数、a+b+c+d=1である。)三方活栓、冷却管付
き500ml用ナス型フラスコ中にアルゴンガス雰囲気
下で、乾燥テトラヒドロフラン200ml中に、(1−
(エトキシ)エチル)オキシメチルトリシクロデカンメ
タノール メタクリレート(参考例17の化合物)3
4.3g(102mmol)、トリシクロデカンジメタ
ノールモノメタクリレート(実施例1の化合物)31.
5g(119mmol)、テトラヒドロピラニルメタク
リレート11.58g(38mmol)、メタクリル酸
4.41g(51mmol)をそれぞれ溶解した。更に
開始剤であるアゾビスイソブチロニトリル1.92g
(12mmol)を加え、アルゴンガス雰囲気下、60
℃で30分加熱した。反応系を室温に冷却後、反応溶液
を0.7リットルのヘキサン中に注加した。沈殿を集
め、同溶剤系で再沈精製を更に2回繰り返した。析出し
た重合体の沈澱をろ集し、2mmHg、40℃で24時
間減圧乾燥をおこなうことにより、目的とするポリマー
粉末を35.0g得た(収率40%)。ポリスチレン換
算の重量平均分子量は18700であった。このとき共
重合比は原料の仕込み比と同じであった。すなわちa=
0.38、b=0.33、c=0.12、d=0.17
であった。(参考例20) 下記の組成からなるレジスト材料を調製
した。以下の実験はイエローランプ下にておこなった。 (a)樹脂(参考例19) 0.995g (b)シクロヘキシルメチル(2−オキソシクロヘキシ
ル)スルホニウム トリフルオロメタンスルホナート
(光酸発生剤:一般式(4)の化合物)0.005g (c)ジエチレングリコールジメチルエーテル(溶媒)
4.000g 上記混合物を0.2μm のテフロンフィルターを用い
てろ過し、レジストを調製した。3インチシリコン基板
上に上記レジスト材料をスピンコート塗布し、80℃、
60秒間ホットプレート上でベーキングをおこない、膜
厚が0.7μmの薄膜を形成した。得られた膜の透過率
の波長依存性を紫外可視分光光度計を用いて測定した結
果、この薄膜の193.4nmにおける透過率は65%で
あり、単層レジストとして充分な透明性を示すことを確
認した。
【0107】(参考例21)参考例16のレジストを用
い、窒素で充分パージされた密着型露光実験機中に成膜
したウェハーを静置した(図2)。石英板上にクロムで
パターンを描いたマスクをレジスト膜上に密着させ、そ
のマスクを通してArFエキシマレーザ光を照射した
[図1(b)]。その後すぐさま80℃、60秒間ホッ
トプレート上でベークし、液温23℃のアルカリ現像液
(2.3重量部のテトラメチルアンモニウムヒドロオキ
サイドを含有する水溶液)で60秒間浸漬法による現像
をおこない、続けて60秒間純水でリンス処理をそれぞ
れおこなった。この結果、レジスト膜の露光部分のみが
現像液に溶解除去され、ポジ型のパターンが得られた
[図1(c)]。この実験において露光エネルギーが約
43mJ/cm2 のとき0.25μm ラインアンドス
ペースの解像性が得られた。このとき走査電子顕微鏡
(SEM、日立製作所製、SE−4100)にて解像し
たパターンを観察したが、現像残り、パターン剥がれな
どの現象はみられなかった。同様にして、参考例20
示したレジストを用いてパターン解像実験をおこなっ
た。その結果露光エネルギーが約30mJ/cm2 のと
き0.3μm ラインアンドスペースの解像性が得られ
た。
【0108】以上に説明したことから明らかなように、
本発明の新規な単量体を重合することにより得られる重
合体を含有成分とする感光性樹脂組成物は、220nm以
下の遠紫外領域に対し高い透明性を有し、かつ遠紫外線
の露光光に対し高い感度、解像度を示し、220nm以下
の遠紫外線とくにArFエキシマレーザを露光光とする
フォトレジストに最適なものである。さらに、この感光
性樹脂組成物を用いることで、半導体素子製造に必要な
微細パターン形成が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の単量体より得られる感光性樹脂組成物
によるポジ型パターン形成方法の工程断面図である。
【図2】実施例12、24に示した露光実験に用いた簡
易露光実験機の略図である。
【符号の説明】
1 基板 2 感光性樹脂組成物の薄膜 2a 本発明による樹脂パターン 3 パターンマスクのクロム材(遮光部) 4 パターンマスクの石英板部(透過部) 5 露光光 6 グローブボックス 7 ホモジナイザ 8 マスク 9 ウェハ 10 窒素吸入口 11 窒素排気口 12 X−Yステージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−101903(JP,A) 特開 昭63−33350(JP,A) 特開 平5−194569(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1)で示されるビニル基含有単量
    体。 【化1】 (上式において、R1 は水素原子、ターシャル−ブト
    キシカルボニル基、テトラヒドロピラン−2−イル基、
    テトラヒドロフラン−2−イル基、4−メトキシテトラ
    ヒドロピラニル基、1−エトキシエチル基、1−ブトキ
    シエチル基、あるいは1−プロポキシエチル基、R2
    はトリシクロデカンジメチレン基、トリシクロデカンジ
    イル基、R3 は水素原子あるいはメチル基を表す)
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