JP2775034B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2775034B2 JP30618189A JP30618189A JP2775034B2 JP 2775034 B2 JP2775034 B2 JP 2775034B2 JP 30618189 A JP30618189 A JP 30618189A JP 30618189 A JP30618189 A JP 30618189A JP 2775034 B2 JP2775034 B2 JP 2775034B2
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    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/12Embodiments of or processes related to ink-jet heads with ink circulating through the whole print head

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、インクジェット記録装置に関し、特に、記
録ヘッドの吐出口からインク(記録液)を安定して吐出
させる手段を備えたインクジェット記録装置に関する。
〔従来の技術〕
プリンタ、複写機、ファクシミリ等の記録装置は、転
送されてくる画像情報に基づいて、記録ヘッドのエネル
ギー発生体を駆動することにより、紙やプラスチック薄
板等の記録シート上にドットパターンから成る画像を記
録していくように構成されている。
前記記録装置は、記録方式により、インクジェット
式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム式等
に分けることができ、そのうちのインクジェット式(イ
ンクジェット記録装置)は、記録ヘッドの吐出口からイ
ンクを吐出飛翔させ、これを記録シートに付着させて記
録するように構成されている。
このインクジェット記録装置にあっては、記録ヘッド
の吐出口に目詰まり等による吐出不良が生じるため、こ
の吐出不良の原因を除去するための回復系を設けること
が行われている。
第8図は上記インクジェット記録装置の記録ヘッドの
回復系を含むインク供給系の構成を示す模式図である。
第8図において、記録ヘッド1の吐出口から正常にイ
ンク滴を吐出飛翔させて安定した記録を行なうために、
該記録ヘッド1の吐出口が開口する吐出口面に圧接され
るキャッピング手段10が設けられている。
非記録時に、このキャッピング手段10で各吐出口を密
閉して周囲の雰囲気から密封するとともに、密封された
内部空間に蒸発したインクを飽和蒸気圧の状態で充満さ
せることにより、吐出口内(液路内)のインク液の乾燥
および粘度増加が防止される構成になっている。
しかし、かかる装置では、低湿環境下や長期間記録を
中止するような場合には、前述のキャッピングを行って
も、完全にはインクの乾燥やインクの粘度増加を防止す
ることはできず、したがって、記録時のインクの吐出不
良を完全に無くすことは困難であった。
このような不都合を解消するために、記録ヘッド1と
インクタンク4との間にインクを循環させ得るインク供
給路を設けるとともに、該インク供給路に加圧手段とし
てのポンプ5を設け、制御部8からの信号によりポンプ
5を駆動してインク7を循環させる方式の回復手段が提
案されている。
図示の例では、前記インク供給路はインク循環パイプ
6a、6bで構成され、各インク循環パイプ6a、6bは途中を
コネクタ14a、14bで接続されるとともに、各コネクタ14
a、14bの内部にフィルター20a、20bが設けられている。
こうして、前記ポンプ5を駆動することにより、記録
ヘッド1内部を通してインクタンク4からのインクを圧
送循環させ、再びインクタンク4へ戻すとともに、一部
のインクを全吐出口から排出させる循環式の回復装置が
構成されている。
なお、このようなインクジェット記録装置において
は、記録ヘッド1の吐出口から排出されたインクによる
吐出口面9の付着インクを除去するための付着インク清
掃手段が設けられている。
図示の例では、制御部8からの信号により、キャッピ
ング手段10に設けたインク吸収体21が記録ヘッド1の吐
出口面9に当接する位置まで、キャッピング手段10の運
搬部25を移動させた後、空気ポンプ24からの圧縮空気を
キャッピング手段10の空気吹付け手段23に供給し、その
空気吹付け孔22から圧縮空気を記録ヘッド1に向けて吹
き出させ、記録ヘッド1の吐出面9に付着したインクを
吹き落とすように構成されている。
この吹き落とされたインクは、キャッピング手段10に
設けたインク吸収体21に吸収される。
このような構成を採ることにより、記録ヘッド1の吐
出口面9に付着したインク等によるインクの吐出不良が
解消され、安定した記録を行なうこともできる。
ここで、インク供給路6a、6bの途中に設けられたフィ
ルタ20a、20bは、インクカートリッジ3、インクタンク
4或いはポンプ5等からの異物がインクの加圧循環の際
に記録ヘッド1の液路内に浸入して吐出口詰まりになる
ことを防止するためのものである。
したがって、通常、前記フィルタ20a、20bは、記録ヘ
ッド1の吐出口または液路の断面積Sより小さいメッシ
ュS'(S>S')のものが選択される。
〔発明が解決しようとしている課題〕
第9図は、第8図中のフィルタ20a、20bに異物が堆積
する状態を示す模式的断面図である。
ところで、このようなインクジェット記録装置にあっ
ても、インクカートリッジ3やインクタンク4或いはポ
ンプ5等に混入する異物26が多くなってくると、第9図
に示すように、ポンプ5によりインクが加圧される送り
側のパイプ6aのフィルタ20aに異物26が堆積してしま
い、ついには、ポンプ5でいくら加圧してもインクが記
録ヘッド1を循環しなくなり、記録ヘッド1がインク不
吐出になったり、吐出回復操作ができなくなるという技
術的課題があった。
本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたもの
であり、本発明の目的は、吐出回復用のインク循環経路
に設けられるフィルタにおける異物の堆積を、簡単な構
成で容易にしかも効果的に防止することができ、インク
の加圧循環による記録ヘッドの回復動作を円滑に実行で
きるとともに、記録ヘッドの安定したインク吐出を維持
できるインクジェット記録装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1の発明は、上記目的を達成するため、インク
液滴を吐出口から吐出飛翔させる記録ヘッドと、前記記
録ヘッドに供給するインクを収容するインクタンクと、
前記記録ヘッドと前記インクタンクとの間に設けられ、
インクタンク内のインクを記録ヘッドに循環供給させる
ための圧送用のポンプを有するインク循環経路と、前記
インク循環経路の前記インクタンクから記録ヘッド側へ
の供給経路に設けられる異物侵入防止用のフィルタと、
を備えたインクジェット記録装置において、前記圧送用
のポンプを用い前記インク循環経路の加圧循環方向を切
り換えることで前記フィルタを清掃する清掃手段を有す
る構成とすることにより、インク循環経路に設けた異物
侵入防止用のフィルタにおける異物の堆積を簡単な構成
で容易にしかも効果的に防止するものである。
請求項2および3の発明は、上記請求項1の構成に加
えて、前記清掃手段が、前記ポンプの回転方向を切り換
える手段である構成、あるいは、前記清掃手段が、記録
ヘッドとインク供給路を接続するコネクタで該インク供
給路のインク出入り口を切り変える手段である構成とす
ることにより、さらに、前記インク循環経路の加圧循環
方向の切り換えを簡単な構成で確実に実行できるように
したものである。
請求項4の発明は、上記請求項1の構成に加えて、前
記記録ヘッドと前記フィルタとの間のインク供給経路内
にインク流量検出手段が設けられ、該インク流量検出手
段からの信号に基づいてフィルタの前記清掃手段の駆動
を制御する構成とすることにより、さらに、前記フィル
タの目詰まりの程度に応じた必要かつ十分な前記清掃手
段の駆動を実行することができ、インクの無駄な消費を
無くすとともに、清掃手段の作動時間を短縮し得るよう
にしたものである。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第1図は本発明によるインクジェット記録装置の要部
を示す斜視図である。
第1図において、12は、不図示のモータにより駆動さ
れ、用紙やプラスチック薄板等の被記録材である記録シ
ートを搬送し、記録面を形成するためのプラテンローラ
である。
連続シートまたはカットシートの形態をした記録シー
トは、プラテンローラ12に圧接されたピンチローラ(不
図示)により搬送力を付与され、記録ヘッド1とプラテ
ンローラ12との間を通して送られる。
記録ヘッド(インクジェットヘッド)1は、2本のガ
イドレール13aおよび13bに沿って図中S方向に往復駆動
されるキャリッジ2の上に搭載されており、往復駆動さ
れる過程で記録ヘッド1の吐出エネルギー発生体を駆動
することにより記録シートに画像が記録されていく。
前記キャリッジ2は、モータ16の軸17に固定されたプ
ーリ18aとアイドルプーリ18bとの間に張架されたベルト
19に連結されており、前記モータ16を駆動することによ
りプラテンローラ12に沿って往復駆動される。
図示の記録ヘッド1は複数の記録ユニットから成るカ
ラー記録用のものであり、例えば、イエロー(Y)、マ
ゼンダ(M)、シアン(C)、およびブラック(B)の
4色のインクに対応する4個の記録ユニットで構成され
ている。
これらY、M、CおよびBの記録を行う各記録ユニッ
トは、インク供給管6aY、6aM、6acおよび6aBによって、
それぞれのインクタンク4Y、4M、4Cおよび4Bに接続さ
れ、また、各インク供給管6aY、6aM、6acおよび6aBの途
中にはギアポンプ5Y、5M、5Cおよび5Bが設けられてい
る。
したがって、各ギアポンプ5Y、5M、5Cおよび5Bを駆動
することにより、各インクタンク4Y、4M、4Cおよび4B内
の各色のインクが各記録ユニットに供給される。
また、各記録ユニットと各インクタンク4Y、4M、4Cお
よび4Bとは、ギアポンプを有しない戻り管(簡略化のた
めにイエローのインク供給を行う戻り管6bYのみを示
す)によっても接続されている。
10は、記録ヘッド15のホーム位置HPにおいて、記録ヘ
ッド1の吐出口面9と対向し、圧接離反するように矢印
f方向に移動可能に配置されたキャッピング手段であ
る。
第2図は第1図に示した本発明のインクジェット記録
装置の第1の実施例を説明するための模式図である。
第2図において、インクタンク4と記録ヘッド1とを
結ぶインク供給路6aの途中に接続されたフィルタ20a、
すなわち、インク加圧用ポンプ5の記録ヘッド1側に接
続されたフィルタ20aに堆積した異物26を該フィルタ20a
から除去するために、前記ポンプ5をインク圧送方向と
逆回転方向に回転駆動し、供給路のパイプ6a、6b内のイ
ンクの加圧循環方向をA方向からB方向へと逆転させる
ように構成されている。
すなわち、第9図に示したように、インク中の異物が
堆積するのは、インク供給用のパイプ6aのパイプコネク
タ14a内に設けられたフィルタ20aのポンプ5側の面(上
流側の面)であるので、ポンプ5によるパイプ6a内のイ
ンク加圧方向をA方向からB方向へと逆転させる事によ
り、フィルタ20aの表面に堆積した異物26を容易にフィ
ルタ20aから剥離除去することができる。
以上説明した実施例によれば、記録ヘッド1、インク
タンク4、インク供給パイプ6a、6b、インク加圧用ポン
プ5、異物浸入防止用フィルタ20a、20bを有するインク
供給系を備えたインクジェット記録装置において、イン
ク供給経路内のインクの加圧循環方向を切り換え得る手
段と、このインクの加圧循環方向の切り換えを制御する
手段と、から成るフィルタ20a、20bの清掃手段を設けた
ので、インク送給側のフィルタ20aに異物が堆積した
時、容易にかつ確実に前記フィルタ20aの異物を剥離除
去することができ、インクの加圧循環機能を常に充分に
維持することができ、記録ヘッド1の回復機能(吐出不
良解消機能)を正常に維持するとともに、記録ヘッドか
らの安定した正常なインク吐出を維持し得るインクジェ
ット記録装置が得られた。
第3図は、第2図のインクジェット記録装置(本発明
の第1の実施例)の動作を示すフローチャート図であ
る。
第3図において、記録装置の電源が投入された後、ス
テップS1で記録ヘッド1がキャッピング手段10でキャッ
ピングされた後、ステップS2でフィルター20を清掃する
か否かを制御部8からの信号により判別する。
ステップS2でフィルタ20を清掃しないと判断された場
合には、ステップS4でインクポンプ5を順方向(記録ヘ
ッド1へ圧送する方向)駆動して送給側のパイプ6a内の
インクをA方向(送給方向)に加圧する。
一方、ステップS2でフィルタ20を清掃すると判断され
た場合には、ステップS3へ進んでインクポンプ5を逆方
向に駆動し、パイプ6a内のインクをB方向(戻し方向)
に加圧する。
この逆方向の加圧により、供給パイプ16aのフィルタ2
0aに堆積していた異物が剥離除去される。
次いで、ステップS5へ進んで、空気吹付け手段23(第
2図)により記録ヘッド1の吐出口面9(第2図)のク
リーニング(付着インクの吹き払い)を行ない、記録装
置は待機状態になる。
そこで、ステップS6において、制御部8からの信号に
より記録を開始するか否かを判別し、記録を行う場合に
は、ステップS7でキャッピング手段10による吐出口面9
のキャッピングを解除した後、ステップS8において、記
録情報に基づいて記録ヘッド1を駆動することにより記
録シートに対する記録を開始する。
そして、ステップS9で一定量の記録が終了したかどう
かを判別し、記録が終了した場合には、ステップS10へ
進んで記録ヘッド1の吐出口面9を再び密閉(キャッピ
ング)し、ステップS2へ戻って待機状態に入る。
ステップS2におけるフィルタ20を清掃するか否かの指
令信号は、操作者がコンソール11(第2図)を操作する
ことにより、制御部8に入力することがきる。
また、制御部8に、ポンプ5の加圧動作回数をカウン
トし、これを記憶するカウンタを設けておき、このカウ
ンタ値によってポンプ5の駆動方向を制御することもで
きる。
例えば、順方向駆動100回毎に逆方向駆動を1回実行
するというように、所定のプログラムに基づいてポンプ
5の駆動態様を自動制御するように構成することもでき
る。
第4図は、本発明によるインクジェット記録装置の第
2の実施例を示す模式図である。
第2図においては、インク供給パイプ6aのフィルタ20
aと記録ヘッド1の間に、インク流量検出手段27が設け
られている。
このインク流量検出手段27は、インク供給パイプ16a
内のインク加圧用ポンプ5より記録ヘッド1側に設けら
れたフィルタ20aの異物堆積の程度を、インク流量に基
づいて、検出するために設けられている。
すなわち、フィルタ20aに異物26が徐々に堆積してい
くと、インクポンプ5の駆動時のA方向(順方向)のイ
ンク流量は、該フィルタ20aに堆積した異物26が抵抗と
なって、記録ヘッド1側へ到達する流量が徐々に減少し
てしまうことになる。
そこで、この記録ヘッド1とフィルタ20aとの間にイ
ンク流量検出手段27を設け、該流量検出手段27からの検
出信号により、フィルタ20aの異物26の堆積程度および
状態を検出することができる。
本実施例においては、このインク流量検出手段27から
検出されたインク流量Vが、予め設定された最少インク
流量Vminよりも少なくなった時にフィルタ20aが異物26
で塞がれたと判断され、制御部8からの制御信号によ
り、ポンプ5を逆回転で駆動させ、フィルタ20aに堆積
した異物26を剥離除去するように構成される。
第5図は、第4図のインクジェット記録装置(第2の
実施例)の動作のフローチャートである。
第5図において、記録装置の電源が投入されると、ス
テップS1で記録ヘッド1をキャッピング手段10でキャッ
ピングし、ステップS2でポンプ5を順方向に駆動し、送
給側のパイプ6a内のインクをA方向へ加圧する。
インク流量検出手段27は、この時のインク流量を検出
する。
ステップS3において、インク流量検出手段27で検出さ
れたインク流量Vが、予め設定された最少インク流量Vm
inより少ないか否かを判別する。
インク流量Vが少ない(V<Vmin)場合には、ステッ
プS4でフィルタ清掃をすると判断され、ステップS5でイ
ンクポンプ5を逆方向(B方向)に駆動してフィルタ20
aに堆積した異物を剥離除去する清掃を実行する。
このポンプ5の逆回転動作を行なった後、ステップS7
へ進む。
ステップS3でインク流量Vが予め設定された最少イン
ク流量Vminまで減少していない(V>Vmin)場合には、
ステップS6でフィルタ清掃をしないと判断し、ステップ
S7へジャンプする。
ステップS7以降の動作は、第4図のステップS5以降の
動作と実質上同じである。
すなわち、ステップS7で、空気吹付け手段23(第2
図)により記録ヘッド1の吐出口面9(第2図)のクリ
ーニング(付着インクの吹き払い)を行なった後、ステ
ップS8において記録を開始するか否かを判別し、記録を
行う場合には、ステップS9でキャッピング手段10による
吐出口面9のキャッピングを解除した後、ステップS10
において記録シートに対する記録を開始する。
ステップS11で一定量の記録が終了したかどうかを判
別し、記録が終了した場合にはステップS12へ進んで記
録ヘッド1の吐出口面9を再び密閉(キャッピング)
し、そこで、ステップS2へ戻って次のサイクルの動作に
入る。
以上説明した第2の実施例によれば、フィルタ20aと
記録ヘッド1の間のインク供給パイプ6aにインク流量検
出手段27を設け、インクポンプ5を順方向に駆動した際
の流量検出により、フィルタ20aの異物の堆積状態すな
わちフィルタ20aの清掃の要否を判断する構成としたの
で、第2図および第3図の実施例の場合と同じ効果が得
られる他、フィルタ20aに堆積した異物26の除去手段と
してのポンプ5の駆動を、操作者にゆだねることなく、
全て、記録装置の制御部8で行うことができるという効
果が得られた。
第6図は、本発明によるインクジェット記録装置の第
3の実施例を示す模式図である。
第6図においては、送給側のパイプ6aのポンプ5より
記録ヘッド1側に設けたフィルタ20aと、戻り側のパイ
プ6bに設けたフィルタ20bを一体型のパイプコネクタ30
内に配置し、このコネクタ30内で、両パイプ6a、6bの接
続を互いに切り換えることにより、ポンプ5によるイン
クの加圧循環方向を切換えることできるように構成され
ている。
このように、送給側のパイプ6aと戻り側のパイプ6bの
接続を切り換えてインク供給路16の出入り口を切り換え
ることにより、インクポンプ5を順方向に回転させるの
みでも、フィルタ20aに堆積した異物26を剥離除去でき
るように構成されている。
第7図は、第6図中のパイプコネクタ30の構成を示す
模式図である。
第7図において、フィルタ20a、20bを内臓するパイプ
コネクタ30は、流路切換え部31とフィルターポックス部
32とで構成されている。
前記流路切換え部31は、モータ28によりギア33を介し
て回動され、その回転位置を切り換えることができるよ
うに構成されている。
このような構成により、ポンプ5によるインクの加圧
方向は一定のままで、フィルタ20a、20bに対するインク
の流れの方向を逆転させることができる。
したがって、本実施例によれば、前述の第2図および
第3図の実施例の場合と同じ効果が得られる他、インク
加圧用ポンプ5として、加圧方向(回転方向)を逆転で
きない構造のものを使用する場合でも、インク供給路6
a、6b内のインクの加圧循環方向を切り換えて、フィル
タ20aの異物の剥離除去すなわちフィルタの清掃を実行
することができるという効果が得られた。
なお、第6図の構成においては、戻り側のパイプ6bの
インクタンク4とフィルタ20bとの間に、インク流路切
換えバルブ29が設けられている。
このインク流路切換えバルブ29は、記憶装置が通常動
作している時は、記録ヘッドとインクタンク4とを連結
し、フィルタ20aを清掃する時には、記録ヘッド1と廃
インクタンク34とを連結するように切り換えられる。
すなわち、本実施例では、フィルタ20aを清掃する
時、フィルタ20aから除去された異物26を廃インクタン
ク34へ排出し、インク供給経路内から排除してしまうよ
うに構成されている。
このような構成により、フィルタ20aから除去された
異物26がインク供給経路内に蓄積してインク加圧用ポン
プ5の動作に支障が生じるなどの併害を防止することが
できる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなごとく、請求項1の発明によ
れば、インク液滴を吐出口から吐出飛翔させる記録ヘッ
ドと、前記記録ヘッドに供給するインクを収容するイン
クタンクと、前記記録ヘッドと前記インクタンクとの間
に設けられ、インクタンク内のインクを記録ヘッドに循
環供給させるための圧送用のポンプを有するインク循環
経路と、前記インク循環経路の前記インクタンクから記
録ヘッド側への送給経路に設けられる異物侵入防止用の
フィルタと、を備えたインクジェット記録装置におい
て、前記圧送用のポンプを用い前記インク循環経路の加
圧循環方向を切り換えることで前記フィルタを清掃する
清掃手段を有する構成としたので、インク循環経路の圧
送用のポンプを利用するだけの簡単な構成で、フィルタ
における異物を堆積を容易にしかも効果的に防止するこ
とができ、インクの加圧循環による記録ヘッドの回復動
作を円滑に実行できるとともに、記録ヘッドの安定した
インク吐出を維持できるインクジェット記録装置が提供
される。
請求項2および3の発明によれば、上記請求項1の構
成に加えて、前記清掃手段が、前記ポンプの回転方向を
切り換える手段である構成、あるいは、前記清掃手段
が、記録ヘッドとインク供給路を接続するコネクタで該
インク供給路のインク出入り口を切り変える手段である
構成としたので、さらに、前記インク循環経路の加圧循
環方向の切り換えを簡単な構成で確実に実行できるイン
クジェット記録装置が提供される。
請求項4の発明によれば、上記請求項1の構成に加え
て、前記記録ヘッドと前記フィルタとの間のインク供給
経路内にインク流量検出手段が設けられ、該インク流量
検出手段からの信号に基づいてフィルタの前記清掃手段
の駆動を制御する構成としたので、さらに、前記フィル
タの目詰まりの程度に応じた必要かつ十分な前記清掃手
段の駆動を実行することができ、インクの無駄な消費を
無くすとともに、清掃手段の作動時間を短縮し得るイン
クジェット記録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用するのに好適なインクジェット記
録装置の要部構成を示す斜視図、第2図は本発明による
インクジェット記録装置の第1の実施例を示す模式図、
第3図は第2図のインクジェット記録装置の動作のフロ
ーチャート、第4図は本発明によるインクジェット記録
装置の第2の実施例を示す模式図、第5図は第4図のイ
ンクジェット記録装置の動作のフローチャート、第6図
は本発明によるインクジェット記録装置の第3の実施例
を示す模式図、第7図は第6図中のパイプコネクタの構
成を示す模式図、第8図は従来のインクジェット記録装
置を示す模式図、第9図は第8図中のインク供給路のフ
ィルタの異物堆積状態を示す模式図である。 以下に図面中の主要部分を示す符号を列挙する。 1……記録ヘッド、2……キャリッジ、4……インクタ
ンク、5……ポンプ、6a、6b……インク循環経路(イン
ク供給パイプ)、7……インク、8……制御部、9……
吐出面、10……キャッピング手段、11……コンソール、
12……プラテンローラ、14a、14b……コネクタ、15……
紙送りモータ、16……キャリッジモータ、20a、20b……
フィルタ、23……空気吹付け手段、26……異物、27……
インク流量検出手段、28……モータ、29……インク流路
切り換えバルブ、30……パイプコネクタ、31……流路切
り換え部、32……フィルタボックス部、33……ギア。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−125079(JP,A) 特開 昭55−121075(JP,A) 特開 昭56−155770(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インク液滴を吐出口から吐出飛翔させる記
    録ヘッドと、 前記記録ヘッドに供給するインクを収容するインクタン
    クと、 前記記録ヘッドと前記インクタンクとの間に設けられ、
    インクタンク内のインクを記録ヘッドに循環供給させる
    ための圧送用のポンプを有するインク循環経路と、 前記インク循環経路の前記インクタンクから記録ヘッド
    側への送給経路に設けられる異物浸入防止用のフィルタ
    と、 を備えたインクジェット記録装置において、 前記圧送用のポンプを用い前記インク循環経路の加圧循
    環方向を切り換えることで前記フィルタを清掃する清掃
    手段を有することを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  2. 【請求項2】前記清掃手段が、前記ポンプの回転方向を
    切り換える手段であることを特徴とする請求項1に記載
    のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】前記清掃手段が、記録ヘッドとインク供給
    路を接続するコネクタで該インク供給路のインク出入り
    口を切り変える手段であることを特徴とする請求項1に
    記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】前記記録ヘッドと前記フィルタとの間のイ
    ンク供給経路内にインク流量検出手段が設けられ、該イ
    ンク流量検出手段からの信号に基づいてフィルタの前記
    清掃手段の駆動を制御することを特徴とする請求項1に
    記載のインクジェット記録装置。
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