JP2774819B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、被写体の輝度分布状態、被写体距離、使用
レンズの焦点距離などの情報により露出条件の決定やス
トロボの制御を行なうカメラに関する。
[従来の技術] 従来、たとえばカメラにおいて、被写体の輝度分布状
態を複数の測光素子によって測光し、露出値を決定する
方法としては、いわゆる評価測光の演算式によるものが
数多く提案されている。たとえば、実公昭60−11475号
公報、特公昭63−7330号公報、特公昭63−7311号公報、
特公昭62−39366号公報、特開昭63−38119号公報、特開
昭63−134922号公報、特開昭63−134924号公報などを参
照。
[発明が解決しようとする課題] ところが、これら従来の技術は、被写体の輝度分布状
態から、逆光状態であるかどうか、また、全体の明るさ
から、平均測光に重点を置くか、スポット測光に重点を
置くかを決定するに際して、確定値を閾値として数式に
より分類や場合分けを行なっている。この閾値や分類
は、実際の撮影の経験や知識を、値や数式に置き換えた
ものであるが、実際の経験や知識をデジタル的な値(ク
リスプ値)で表現することは、非常に困難である。
また、被写体の輝度分布状態、被写体距離、撮影レン
ズの焦点距離など、多くの条件から場合分けを行なわせ
るときは、数式表現では大変複雑となり、分類数が膨大
になってしまう。
さらに、クリスプ値を閾値としているため、この値を
僅かでも越えると露出値が大きく変ることになり、実際
の撮影においては不自然となる。このため、従来は変化
が徐々に行なわれるようにするために、別途補間演算を
行なって補なっている場合もあり、複雑な演算となって
いる。
本発明は、このような課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、撮影者の経験や知識に基
づく露出値の決定やストロボの制御を少ないルールのみ
で演算ができ、演算式の簡略化、メモリの大幅な削減、
演算時間の短縮が可能となるカメラを提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段および作用] 本発明のカメラは、実際の撮影場面において経験から
積み重ねられた写真術を、撮影者の言葉による表現でル
ール化する。このルールをファジィ理論によるメンバシ
ップ関数によって表現し、ルールの使用場面における寄
与度を確率的に表現する。このファジィ理論によるルー
ルによって、被写体の輝度分布状態、被写体距離、撮影
レンズの焦点距離などの情報から最適な撮影方法を推論
させて、露出条件を決定するものである。
ここで、ファジィルールによる表現とファジィ演算に
おける推論の一般的な方法を簡単に説明する。
ルール:もしXがA1でYがB1のとき、ZをC1にする。
ルール:もしXがA2でYがB2のとき、ZをC2にする。
上記ルールに基づいて、いまXがA0、YがB0のときの
Zを推論するとする。ルールおよびルールは、それ
ぞれ第2図に示すようにメンバシップ関数で表わす。そ
れぞれのメンバシップ関数は、横軸をX,Y,Zとし、縦軸
はルールに記述された内容に最も適合する場合を「1.
0」として確率を示す。
いま、A0,B0が第2図に示す値であるとすると、ルー
ルにおけるA0の適合度は第2図(a)から「0.6」と
なり、B0の適合度は第2図(b)から「0.5」となる。
ルールにおいて、XとYの条件はアンド(AND)条件
なので、最小値をとってB0の「0.5」を採用すると、ル
ールからZの推論値は、第2図(c)の斜線部h1の面
積で示すことができる。また、同様にルールからZの
推論値は、第2図(f)の斜線部h2の面積で示すことが
できる。これらの演算をファジィ演算と呼ぶ。
ルール、ルールから最終的なZとしての推論値を
求めるには、第2図(c)と第2図(f)とを合成し、
h1,h2の面積から、その重心値Z0を求める(第2図
g)。この確定値Z0が求める答となる。この重心法によ
り、ファジィ演算から確定値を求めることをディファジ
ィファイヤ演算と呼ぶ。また、ディファジィファイヤ演
算を含めて、メンバシップ関数から確定値を得ることを
ファジィ演算と呼ぶこともある。
[実施例] 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は、ファジィ推論を行なうことにより、シャッ
タ・絞り制御およびストロボ制御を行なうカメラの回路
ブロック図である。すなわち、1は測光回路(測光手
段)で、被写体の輝度分布を測光する測光素子(光電変
換素子)を有し、この測光素子により複数に分割されて
少なくとも被写体の中央部と周辺部の測光が行なえるよ
うになっている。2はAF(オートフォーカス)回路(測
距手段)で、被写体までの距離を測定し、被写体までの
距離信号を発生する。3は焦点距離検出回路(焦点距離
検出手段)で、ズームリングの動作に連動して撮影レン
ズの焦点距離を検出し、撮影レンズの焦点距離信号を発
生する。
これら各回路1,2,3の出力は、それぞれファジィ演算
回路4に入力される。ファジィ演算回路4は、あらかじ
め記述されているルールにしたがってファジィ演算を行
なう。あらかじめ記述されているルールは、それぞれ実
際の撮影場面において、写真撮影方法として、わかりや
すく、言語で定義されている。このファジィ演算によっ
て、各ルールに対する適応度が演算され、撮影場面の推
論が確心度という値で算出される。各ルールからのファ
ジィ演算値は、ディファジィファイヤ演算回路5で合成
され、重心法によって推論結果が確定値として算出され
る。
このファジィ演算回路4とディファジィファイヤ演算
回路5を合せて、全体でファジィコンピュータ6が構成
される。ファジィコンピュータ6においては、入力値が
ファジィ理論に基づいて記述されたルールによって推論
され、推論値が確定値として算出されるものと定義でき
る。
ファジィコンピュータ6による推論結果は、露出演算
回路(露出決定手段)7、ストロボ発光回路(ストロボ
発光制御手段)8、ストロボ光照射角度制御回路(スト
ロボ光照射角度制御手段)9にそれぞれ入力される。露
出演算回路7は、さらに測光回路1からの被写体輝度情
報と、DX接点10によって読取られたフィルム感度情報が
入力され、ファジィコンピュータ6からの推論結果によ
り、中央重点度などの露出条件を算出し、シャッタ・絞
り機構11を制御する。
ストロボ発光回路8は、ファジィコンピュータ6から
の発光信号と、露出演算回路7からの発光量信号によ
り、ストロボ12を発光させる。
ストロボ光照射角度制御回路9は、ファジィコンピュ
ータ6からの光照射角度情報によりストロボ12の光照射
角度を設定制御する。
次に、ルールの具体的な実施例について説明する。ま
ず、露出条件の決定について説明すると、被写体の中心
部(スポット測光)と周辺部(平均測光)を測光する測
光素子を用いて、被写体の輝度分布状態と全体の明るさ
により被写体状況を推論し、中央重点度を決定する。
たとえば、スポット測光による被写体の明るさをSP、
平均測光による被写体の明るさをAVe、露出値を決定す
る被写体の明るさをBVとし、BV=k・SP−(1−k)・
AVeで算出する。また、SPとAVeとの差をΔVとし、ΔV
=AVe−SPとする。そして、kをファジィ推論により決
定し、スポット測光と平均測光の重点度を変化させる。
ルール:全体(平均測光値)が暗いときは、コントラ
ストの高い被写体の場面が少ないので、平均測光値(k
=0)で露出する。
ルール:全体が明るくて、平均測光値よりもスポット
測光値の方が暗いときは、逆光状態なので、スポット測
光値(k=1.0)で露出する。
ルール:全体が明るくて、平均測光値とスポット測光
値との差が小さいときは、平均測光値とスポット測光値
の平均値(k=0.5)で露出する。
ルール:全体が明るくて、スポット測光値が極端に暗
いときは、通常の逆光時とは異なり、反射率の低い黒い
被写体の場合が多いので、シャドー重視とするため、平
均測光値に近い値(k=0.3)で露出する。
以上の各ルールは、それぞれ実際の撮影場面での経験
による撮影方法を言葉で表現したものである。これらを
ファジィルールで記述すると、以下のようになる。
ルール:もしAVeが暗いとき、kは「0」にする。
ルール:もしAVeが明るくて、ΔVが正で中位いのと
き、kは1.0にする。
ルール:もしAVeが明るくて、ΔVが小さいとき、k
は0.5にする。
ルール:もしAVeが明るくて、ΔVが正で非常に大き
いとき、kは0.3にする。
これらのルールをメンバシップ関数で表現すると、第
3図のようになる。ルールで、AVeが暗いという概念
が、横軸を平均測光値のBVe値で表わし、縦軸が合致度
で表わされる。この場合、BV3までは、暗いという概念
が1.0で100%一致しており、BV6では0.5になって、暗い
という概念の合致度が50%であることを示している。BV
9では、暗いという概念に対しては合致度が「0」で、
暗いという概念はないことを示している。
このようにして、ルール〜ルールまでがメンバシ
ップ関数で示される。このメンバシップ関数に基づい
て、第2図におけるようにファジィ演算を行なうことに
より、係数kの値が求まることになる。
たとえば、AVeが7(BV)、SPが5(BV)の弱い逆光
状態の被写体について計算してみる。AVe=7(BV)、S
P=5(BV)、ΔV=+2(BV)とて第3図に記入し、
求めると、ルールからk=0になる確率は0.34、ルー
ルからk=1.0になる確率は0.68、ルールからk=
0.5になる確率は0.33、ルールからk=0.3になる確率
は0である。これらを合成すると、第4図に示すように
なり、重心を求めるとk=0.62となり、BV=0.62・SP+
0.38AVeとして撮影すればよいことになる。
このようにして、各AVeと各SPとの組合せの推論に基
づく係数kの値を示すと第5図のようになる。第5図に
おいて、斜線で示す部分がk=0.87で、最も中央重点測
光になっていることがわかる。これらの推論は、全て4
つのルールから求められたものであり、この推論結果を
更に改良や変更してゆきたいときは、ルールの変更、ま
たは、メンバシップ関数の変更を行なえばよい。
上述したようにファジィルールで記述し、ファジィ演
算で推論を行なうことにより、数個のルールであらゆる
場面に応じた推論を行なうことができる。しかも、その
推論結果に満足がいかないときには、ルールの変更やメ
ンバシップ関数の変更という、撮影者にとって非常にわ
かりやすい形で行なうことができる。従来のように数式
で表現している場合は、単に数値の変更や数式の補正で
行なうが、これらの変更が撮影場面に照らしあわせて、
どのような変更になるのかわかりにくい。このように、
ファジィ理論に基づくルールで記述し、推論させること
は、一般のカメラ使用者にとって、カメラが非常にわか
りやすい自動制御を行なわせることができ、大きな利点
である。
次に、被写体距離情報によって中央重点度を推論によ
り求め、前述の第5図の結果を改良したものについて述
べる。一般的に、被写体が遠くにあればあるほど、人物
が逆光状態になっている想定は当らなくなるので、この
経験により下記ルールを加える。
ルール:被写体距離lが大のとき、k=0とする。
この場合のメンバシップ関数は第6図に示すようにす
る。このルールによる推論結果を第5図に加えると、
第5図に対して更に距離情報をパラメータにした推論が
行なえたことになる。このように、ファジィ推論を用い
ることによって、複雑な推論を簡単に扱うことが可能と
なる。
次に、ストロボ自動発光条件の決定、すなわち被写体
が逆光状態、または、全体が暗いことを判断してストロ
ボ12を自動発光させるルールについて説明する。スポッ
ト測光による被写体の明るさをSP、平均測光による被写
体の明るさをAVeとし、SPとAVeとの差をΔVとし、ΔV
=AVe−SPとする。
暗いときにストロボ12を発光するために、 ルール:もしAVeが暗いとき、ストロボ12をオン(発
光許可)にする。
逆光状態でストロボ12を発光するために、 ルール:もしAVeが中位の明るさで、ΔVが正で大き
いとき、ストロボ12をオンにする。
普通の明るさでSPが明るいときはストロボ12を発光さ
せないために、 ルール:もしAVeが中位の明るさで、ΔVが負で大き
いとき、ストロボ12をオフ(発光禁止)にする。
非常に明るい状態における僅かな逆光(前記実施例で
設定した第5図の斜線部の領域に当る範囲)は、スポッ
ト重点としてストロボ12を発光させない。
ルール:もしAVeが明るくて、ΔVが小さいとき、ス
トロボ12をオフにする。
これらのルールをメンバシップ関数で表現すると、第
7図に示すようになる。前記実施例と同様に、これらの
ルールからの推論結果を表にすると第8図に示すように
なり、前記実施例の露出値の決定とを組合せることによ
り、複雑な露出値の組合せが可能となっている。
次に、ストロボ光照射角度の決定について説明する。
従来のズームレンズ付カメラにおいて、ストロボの照射
角度は、使用する撮影レンズの焦点距離によって一儀的
に決められている。たとえば、望遠にしたときはストロ
ボ光照射角度を小さくし、広角にしたときは大きくす
る。
しかしながら、実際の撮影においては、被写体距離
や、被写体の逆光状態を考慮してストロボ光照射角度を
決定した方がよい写真となる。たとえば人物撮影におい
て逆光状態では、撮影画面の中央部を重点的に照射して
やればよいので、光照射角度は小さくてよい。また、望
遠レンズ使用時においても、被写体が近いときは光量的
にも余裕があるので、光照射角度を大きくして、できる
だけ均一な光線状態にしてやる方がよい。これらの経験
をファジィルールで記述し、推論によってストロボ光照
射角度を決定する。
ここに、スポット測光による被写体の明るさをSP、平
均測光による被写体の明るさをAVeとし、SPとAVeとの差
をΔVとし、ΔV=AVe−SPとする。また、被写体距離
をl、撮影レンズの焦点距離をfとし、焦点距離は35mm
〜105mmとする。そして、決定されたストロボ光照射角
度をθとし、撮影レンズの焦点距離に相当した画面の対
角線に対する画角とする。
ルール:焦点距離fが大のとき、θは小さくする。
ルール:焦点距離fが小のとき、θは大きくする。
ルール:逆光(ΔVが大)のとき、θは小さくする。
ルール:被写体が近い(lが小の)とき、θは大きく
する。
これらのルールをメンバシップ関数で表わすと、第9
図に示すようになる。たとえば、f=50mm,ΔV=2(B
V),l=3mのとき、推論結果は第9図および第10図から
θは48゜となり、f=44mm相当に対応した光照射角がよ
いことがわかる。
以上説明したように、第1図のブロック図において、
ファジィコンピュータ6に各種のルールを記述してお
き、測光情報、被写体距離情報、レンズ焦点距離情報を
入力してやることにより、被写体の状況を推論させるこ
とができる。前記実施例で説明したように、露出条件の
決定、ストロボ発光条件の決定、ストロボ光照射角度の
決定が、わずか13個のルールで記述できる。しかも、こ
れら13個のルールは、一般の撮影者にとっても簡単に理
解できるルールばかりである。
また、従来の数式による推論や演算を利用したカメラ
においては、カメラがどのような推論や演算を行なっ
て、露出値の決定やストロボのオン,オフを決定してい
たか、一般の撮影者には理解できなかったが、前述のよ
うにファジィ理論に基づくルールの記述でより簡単に表
わすことができる。しかも、ルールから推論結果を確定
値として求めることも、ファジィ演算によって簡単に行
なうことができる。
なお、ファジィコンピュータに関しては、メンバシッ
プ関数の定義やファジィ演算をソフトで処理するデジタ
ルコンピュータ方式や、メンバシップ関数の定義をアナ
ログ電圧値で処理し、最大値、最小値をアナログ回路で
電圧値として求めるアナログ回路方式や、第5図や第8
図のようにファジィ演算された結果をテーブル表として
ROMに記憶させておき、入力値に応じて、このテーブル
表から値を求めてくるROM記憶方式などが既に提案され
ている。本発明は、これらどの方式においても実施でき
るものである。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、経験則をファジ
ィルールに置き換え、ファジィ理論を行なうことによ
り、露出値の算出(スポット測光値、平均測光値の重み
付け決定)を行なったり、ストロボの発光許可/発光禁
止、ストロボの光照射角度を決定することにより、撮影
者の経験や知識に基づく露出値の決定やストロボの制御
を少ないルールのみで演算ができ、演算式の簡略化、メ
モリの大幅な削減、演算時間の短縮が可能となるなど、
種々の効果が期待できるカメラを提供できる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を説明するためのもので、第1図は
ファジィ推論によりシャッタ・絞り制御およびストロボ
制御を行なうカメラの回路ブロック図、第2図は本発明
を説明するファジィルールをメンバシップ関数で示す
図、第3図は露出条件の決定に用いるファジィルールを
メンバシップ関数で示す図、第4図は第3図のファジィ
ルールによる推論結果の合成状態を示す図、第5図はAV
eとSPとの組合せの推論に基づく係数kの値を具体的に
示す図、第6図は第5図の結果を改良する際に追加する
ファジィルールをメンバシップ関数で示す図、第7図は
ストロボ自動発光条件の決定に用いるファジィルールを
メンバシップ関数で示す図、第8図は第7図のファジィ
ルールによる推論結果の一例を示す図、第9図はストロ
ボ光照射角度の決定に用いるファジィルールをメンバシ
ップ関数で示す図、第10図は第9図のファジィルールに
よる推論結果の合成状態を示す図である。 1……測光回路(測光手段)、2……AF回路(測距手
段)、3……焦点距離検出回路(焦点距離検出手段)、
6……ファジィコンピュータ、7……露出演算回路(露
出決定手段)、8……ストロボ発光回路(ストロボ発光
制御手段)、9……ストロボ光照射角度制御回路(スト
ロボ光照射角度制御手段)、10……DX接点、11……シャ
ッタ・絞り機構、12……ストロボ。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体の輝度分布に応じて複数の光電変換
    出力を発生する測光手段と、 前記輝度分布に応じて露出決定するための複数のファジ
    ィルールをメンバシップ関数で設定し、これらのメンバ
    シップ関数からファジィ推論を行なうファジィコンピュ
    ータと、 このファジィコンピュータの推論結果に応じて前記測光
    手段の複数の光電変換出力に重み係数を加えて露出値を
    決定する露出決定手段と を具備したことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】被写体の輝度分布に応じた光電変換出力を
    発生する測光手段と、 前記輝度分布に応じてストロボの発光許可または禁止を
    決定するための複数のファジィルールをメンバシップ関
    数で設定し、これらのメンバシップ関数からファジィ推
    論を行なうファジィコンピュータと、 このファジィコンピュータの推論結果に基づいて前記ス
    トロボの制御を行なう制御手段と を具備したことを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】被写体の輝度分布に応じて複数の光電変換
    出力を発生する測光手段と、 被写体の距離を測定する測距手段と、 前記輝度分布および前記被写体の距離に応じて露出決定
    するための複数のファジィルールをメンバシップ関数で
    設定し、これらのメンバシップ関数からファジィ推論を
    行なうファジィコンピュータと、 このファジィコンピュータの推論結果に応じて前記測光
    手段の複数の光電変換出力に重み係数を加えて露出値を
    決定する露出決定手段と を具備したことを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】被写体の輝度分布に応じた光電変換出力を
    発生する測光手段と、 撮影レンズの焦点距離を検出する検出手段と、 前記測光手段および前記検出手段の各出力に応じてスト
    ロボの光照射角度を決定するための複数のファジィルー
    ルをメンバシップ関数で設定し、これらのメンバシップ
    関数からファジィ推論を行なうファジィコンピュータ
    と、 このファジィコンピュータの推論結果に基づいて前記ス
    トロボの光照射角度を制御する制御手段と を具備したことを特徴とするカメラ。
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