JP2773661B2 - ビームスキャン式レーザマーキング方法および装置ならびにこのためのマスク - Google Patents

ビームスキャン式レーザマーキング方法および装置ならびにこのためのマスク

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CW(Continu
ous Wave)励起Qスイッチパルス発振レーザ光
を走査して、被加工物に文字等のパターンをマーキング
するビームスキャン式レーザマーキング方法および装置
ならびにこのためのマスクに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザマーキング方法として、パ
ルス励起レーザ光を予め文字等のマーキングすべきパタ
ーンが描かれているマスクに照射し、そのマスクを透過
したレーザ光を被加工物上のマーキング面に結像させて
マスクに描かれたパターンを被加工物上に焼き付ける方
法が、例えば特開平2−165881号公報に開示され
ている。
【0003】この従来のレーザマーキング方法では、マ
スクに描かれるパターンの種類が限られたものとなると
ともに、マーキングパターンを変更するごとに、新たに
マスクを作成しなければならないなど、マスク作成のた
めの時間と費用の面で問題があった。さらに、作成した
マスクの数が増大するにつれて、そのマスクの管理が非
常に煩雑化するという問題点もあった。
【0004】また、特開平2ー187288号公報や特
開平2−251387号公報には、マスクとして液晶マ
スクを用いるレーザマーキング装置が開示されている。
液晶マスクを用いるとマスクに描かれるパターンが汎用
性のあるデータ形式で作成および保存できるため、マス
クの作成費用およびその管理コスト等が大幅に削減でき
る。
【0005】しかしながら、この液晶マスクを用いたレ
ーザマーキング装置では、液晶マスクを駆動させるため
の駆動装置が必要なため、装置自体の大型化、高コスト
化を招くとともに、液晶パネルの寿命が有限なためにラ
ンニングコストも高くなってしまっていた。
【0006】以上説明した、マスク透過型のレーザマー
キング装置と異なり、CW励起Qスイッチパルス発振で
得られるレーザ光をマーキング面に集光して、スキャナ
ミラー等を用いて集光されたレーザ光を走査することに
よって、被加工物にマーキングを行うビームスキャン式
レーザマーキング装置が特開昭59−45091号公報
や特開昭60−221721号公報に開示されている。
【0007】図10は、従来のビームスキャン式レーザ
マーキング装置の構成を示す図であり、(A)は、その
平面図、(B)は、その側面図である。
【0008】レーザ発振器1は、超音波Qスイッチ素子
2を備えており、制御装置(図示せず)から送られるR
Fパワーの繰り返し周波数であるQスイッチ制御信号に
同期してCW励起Qスイッチパルス発振によるレーザ光
100を出射する。レーザ発振器1から出射されたレー
ザ光100は、光軸調整ミラー3で反射され、ビームエ
キスパンダ7でビーム径が拡大された後、ガルバノメー
タ9および10に取り付けられたスキャナミラーで反射
されてfθレンズ8を通って被加工物11上のマーキン
グ面に集光される。そして、集光されたレーザ光100
はガルバノメータ9および10の往復回転駆動によって
被加工物11のマーキング面上で走査される。そして、
マーキング面上で走査されるレーザ光100によって被
加工物11上に所望のパターンをマーキングしていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のビームスキャン
式レーザマーキング装置では、前述したマスク透過型の
レーザマーキング装置と比較して、装置コストやランニ
ングコストを低減させることができる。
【0010】一方、このビームスキャン式レーザマーキ
ング装置の場合には、レーザ光をマーキング面に集光さ
せることにより被加工物に照射されるレーザ光のエネル
ギ密度が高められる。その結果、レーザ光の照射部分の
物質が瞬時に気化蒸発してしまい、図11に示すように
マーキング線の加工深さが50〜100μm程度に達す
ることになる。そして、加工深さが50〜100μm程
度に達してしまうようでは、マーキングされたパターン
の視認性が不十分であるばかりか、薄形の電子部品のマ
ーキングにはとても使用できないという問題点があっ
た。
【0011】また、マーキング対象が電子部品の場合、
通常、マーキングパターンには商標等の幅の広いパター
ンが含まれる。従来のビームスキャン式レーザマーキン
グ装置で幅の広いパターンをマーキングする場合には、
まず、輪郭部分のマーキングを行い、その後、その輪郭
内を塗りつぶすようにマーキングするという工程を行っ
ており、マスク透過型のマーキング装置と比較して処理
能力が格段に低下するという問題点もあった。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明は、レーザ発振器から出射されるレーザ光
を走査してマーキングを行うビームスキャン式レーザマ
ーキング装置において、前記レーザ発振器から出射され
るレーザ光の中心部のエネルギ密度を平準化させるマス
クパターンを有するマスクと、前記レーザ光が前記マス
クを透過することによって形成される前記マスクパター
ンの結像を走査する手段とを備える。そして、前記マス
クは、例えば、レーザ光に対して異なる透過率を有する
複数の物質が同心円状に配置されるマスクパターンを有
する。
【0013】この構成により、レーザ発振器から出射さ
れたレーザ光は、マスクを透過することによって、整形
およびエネルギの平準化がなされる。そして、被加工物
上でマスクパターンの結像を走査することによってマー
キングを行うので、視認性を向上できるとともに、描線
の加工深さを抑制できる。
【0014】さらに、幅の広いパターンのマーキング
で、その輪郭部分のマーキングとその内部の塗りつぶし
マーキングを行う場合には、前記マスクパターンのサイ
ズを変えることにより結像の大きさを変更する。つま
り、輪郭を描くときには小さい結像を走査して細い描線
でマーキングし、また、塗りつぶしを行う場合には大き
い結像を走査して太い描線でマーキングを行う。
【0015】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0016】本発明の第1の実施例は、レーザ発振器か
ら出射されるガウス型のエネルギ分布を有するレーザ光
の中心部のエネルギ密度を低下させた後、そのレーザ光
を被加工物に照射することによって、マーキング線の加
工深さを十分に抑えるというものである。
【0017】図1は、本実施例の構成を示す図であり、
(A)は、その平面図であり、(B)は、その側面図で
ある。本実施例の構成は、既に説明した従来のビームス
キャン式レーザマーキング装置の構成を基本構成として
いるので、重複部分の説明は省略することとする。
【0018】そして、本実施例の特徴は、光軸調整ミラ
ー3とビームエキスパンダ7との間にレーザ発振器1か
ら出射されたレーザ光100の外周部を遮光するととも
に、その中心部のエネルギ密度を平準化させる手段を設
ける点にある。
【0019】つまり、光軸調整ミラー3とビームエキス
パンダ7との間には、マスクホルダ4に設置されたマス
ク5が配置されている。このマスク5は、ガウス型のエ
ネルギ分布を有するレーザ光100がこのマスク5を透
過した場合に、その透過レーザ光200の光束断面を円
形に整形するとともに、その中心部分のエネルギ密度を
平準化させるものである。具体的には、レーザ光100
が透過する部分を中心にレーザ光に対する透過率を多段
に変化させ、さらに、その外周部では完全にレーザ光1
00を遮断するようなマスクパターンを有している。そ
して、マスク5を透過したレーザ光200が被加工物1
1上のマーキング面に結像されることになる。
【0020】また、マスク5は、このマスク5で反射さ
れたレーザ光が光軸上を逆戻りしないように光軸に対し
て所定の角度だけ傾斜して設置されている。したがっ
て、マスク5上のマスクパターンは、このマスク5を透
過したレーザ光200の光束断面が円形に整形され、か
つ、マスク5の透過率が異なる部分を透過したレーザ光
200が同心円状に配置されるように楕円状に形成され
ている。
【0021】一方、マスク5で反射したレーザ光は受光
板6で受光されるように構成されている。したがって、
マスク5で反射したレーザ光がレーザ発振器1から出射
されるレーザ光100に影響を与えることはない。
【0022】次に、本実施例の動作について図1、図2
および図3を参照して説明する。
【0023】図2は、レーザ発振器から出射されたレー
ザ光がマスクによって、そのエネルギ分布が調整されて
いる様子を示す図であり、(A)は、レーザ発振器から
出射されるレーザ光のエネルギ分布を示す図であり、
(B)は、マスクを示す図であり、(C)は、マスクを
透過したレーザ光の断面を示す図であり、(D)は、マ
スクを透過したレーザ光のエネルギ分布を示す図であ
る。また、図3は、本実施例によってマーキングされた
描線の加工状態を示す図である。
【0024】図1に戻り、レーザ発振器1から出射され
たCW励起Qスイッチパルスレーザ光100は、光軸調
整ミラー3で反射された後、マスク5を透過する。した
がって、図2(A)に示すエネルギ分布を有するレーザ
光100は、図2(B)に示すようなマスク5を透過す
ることによって、図2(D)に示すようなエネルギ分布
を有するレーザ光200に変換される。マスク5を透過
したレーザ光200は、ビームエキスパンダ7でビーム
径が拡大された後、ガルバノメータ9および10に取り
付けられたスキャナミラーで反射され、さらに、fθレ
ンズ8を通ってマーキング面に結像される。そして、結
像されたレーザ光200は、ガルバノメータ9および1
0の往復回転駆動によって、被加工物11のマーキング
面上を走査される。そして、マーキング面上を走査され
るレーザ光200によって被加工物11上に所望の文字
等のパターンをマーキングする。
【0025】本実施例では、被加工物上の結像が移動し
て得られる描線の幅方向に与えられるエネルギが平準化
されているために、このレーザ光によって描かれるマー
キング線の状態は、図3に示すように、加工深さが5〜
10μm程度と非常に浅いものとなる。
【0026】次に、マスクの具体的な構成について図4
および図5を参照して説明する。
【0027】図4は、マスクの構成を示す図であり、
(A)の例では、ガラス基板12の片面に誘電体多層膜
による透過率aの反射コート13、透過率bの反射コー
ト14を同心円状に設け、さらに、その周りにガラス基
板露出部分を挟んで、同じく誘電体多層膜による全反射
コート15を配置している。このマスク5を透過したレ
ーザ光の断面は、図5に示すように、その光軸中心部分
から、透過率aで透過したレーザ光、透過率bで透過し
たレーザ光および単にガラス基板を透過したレーザ光が
同心円状に配置されている。
【0028】図4(B)の例では、ガラス基板12の片
面に誘電体多層膜による透過率bの反射コート14およ
び全反射コート15が、反射コート14、ガラス基板露
出部分、全反射コート15の順番で同心円状に配置され
ている。さらに、ガラス基板12のもう一方の面には、
反射コート14と対面する位置に同じく誘電体多層膜に
よる透過率a/bの反射コート16が施されている。こ
のマスク5を透過したレーザ光の断面も前述の図5に示
すとおりになる。
【0029】本実施例と異なり、レーザ発振器から出射
されたレーザ光の外周部のみを遮光したレーザ光の結像
によってマーキングを行う場合、描線の状態は図6
(A)に示すようになる。この場合でも、中心部の加工
深さは30〜50μm程度となってしまい、依然とし
て、加工深さの点で問題点が残ってしまう。従来の集光
ビームを走査してマーキングする場合や、レーザ光の外
周部だけを遮光したレーザ光の結像を走査してマーキン
グする場合では、レーザ光の中心部分のエネルギ密度が
高くなり、さらに、走査される集光スポットあるいは結
像が次々と重なるために描線の中心部分にエネルギが集
中することになる。これが、加工深さが大きくなってし
まう原因である。そこで、レーザ発振器から出射された
レーザ光の中心部および外周部を遮光することによって
得られるリング状の結像を走査してマーキングすること
によって描線の加工深さを図6(B)に示すように、1
0〜20μm程度に押さえることができる。しかしなが
ら、このリング状の結像を用いた場合、描線の始めと終
わりでは、遮光された中心部によって加工されない部分
が生じてしまい、外観上、非常に見苦しいものとなって
しまう。
【0030】これに対して、本実施例では、結像が走査
されて得られる描線の幅方向に与えられるエネルギが平
準化されるように、透過率を多段に変えた中心部を有し
たマスクパターンを用いているために、加工深さを5〜
10μm程度に抑制でき、かつ、描き始めおよび終わり
の描線の形状も整ったものとなる。
【0031】次に、本発明の第2の実施例について図7
および図8を参照して説明する。
【0032】図7は、第2の実施例の構成を示す図であ
り、図8は、その特徴部分の構成を示す図である。
【0033】前述したように、この種のレーザマーキン
グ装置で電子部品に所定の文字パターン等をマーキング
する場合、描くべき文字パターンには多くの場合、商標
等の幅の広いパターンが含まれる。ビームスキャン式の
レーザマーキング装置では、従来技術の欄で説明したマ
スク透過型のマーキング装置のようにレーザ光の一括照
射でマーキングすることはできない。したがって、ま
ず、幅の広いパターンの輪郭部分のマーキングを行い、
その後、その輪郭内を塗りつぶすようにマーキングする
という作業を行う必要がある。通常、輪郭部分をマーキ
ングする場合には、エッジ部分をできるだけシャープに
するために、描線の幅を細くする。しかしながら、輪郭
内部の塗りつぶしの際にも、この細いままの描線を用い
ていたのでは、非常に時間がかかってしまい、非効率的
である。
【0034】そこで、本発明の第2の実施例では、ま
ず、輪郭を描き、さらに、その内部を塗りつぶすような
工程でマーキングを行う場合に、輪郭を描く際の描線の
幅と、その内部を塗りつぶす際の描線の幅とを異なるも
のに設定する手段を設けている。
【0035】つまり、レーザ発振器1から出射されるレ
ーザ光100を、そのマーキングすべき部分に応じて、
異なるサイズのマスクパターンに透過させることによっ
て、結像の大きさを変更することができる。具体的に
は、図8に示すように、レーザ光100を透過させる部
分の径が異なる複数のマスクパターンを同心円上に有す
るマスク17をマスクホルダ18を介してパルスモータ
19に取り付ける。そして、レーザ発振器1から出射さ
れたレーザ光100の光軸にパルスモータ19を制御し
て所望のマスクパターンを合わせることにより、マスク
パターンのサイズに応じた大きさの結像が被加工物11
上のマーキング面に形成できる。このように、マーキン
グすべき部分に応じて、所望のサイズのマスクパターン
を選択してマーキングを行うことにより、所望の太さの
描線を描くことができる。
【0036】ここで、図9(A)に示すような、輪郭を
描きさらにその内部を塗りつぶすことが必要な文字のマ
ーキングについて説明する。まず、図9(B)に示すよ
うに、マーキングすべき文字の外観が崩れないように、
即ち、シャープなコーナが得られるように細い線でこの
文字の輪郭部分をマーキングする。つまり、パルスモー
タを制御してサイズの小さなマスクパターンをレーザ光
軸に合せることによって、小さな結像を得ることがで
き、その結像を走査することによって細い描線でマーキ
ングを行う。次に、図9(C)に示すように、輪郭の内
部を太い描線で塗りつぶすようにマーキングする。つま
り、パルスモータを制御して、サイズの大きなマスクパ
ターンをレーザ光軸に合わせることによって、大きな結
像を得ることができ、その結像を走査することによって
太い描線でマーキングを行う。このように、マスクパタ
ーンのサイズを切り替えることにより、マーキングされ
た文字の輪郭のシャープ性を維持しつつ、加工時間を大
幅に短縮することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のビームス
キャン式レーザマーキング装置では、描線の加工深さを
5〜10μm程度に抑えることができるために、視認性
の向上だけでなく、薄型の電子部品に対しても、その部
品を破損させることなく、マーキングを行うことができ
る。
【0038】さらに、被加工物上の結像の大きさを所望
のサイズに変更することができるために、輪郭部分を細
い描線でマーキングし、輪郭内部を太い描線で塗りつぶ
すようにマーキングすることによって、マーキング時間
を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す図であり、
(A)は、その平面図、(B)は、その側面図である。
【図2】第1の実施例におけるレーザ光のエネルギ密度
の変化を示す図であり、(A)は、レーザ発振器から出
射された直後のレーザ光のエネルギ密度分布を示し、
(B)は、マスクを示し、(C)は、マスクを透過した
レーザ光の断面を示し、(D)は、(C)のレーザ光の
エネルギ密度分布と示す図である。
【図3】第1の実施例によってマーキングされた描線の
状態を示す図である。
【図4】第1の実施例のマスクの一実施例を示す図であ
る。
【図5】図4に示すマスクを透過したレーザ光の断面を
示す図である。
【図6】本実施例とは異なるマスクを用いた場合の描線
の状態を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例の構成を示す図であり、
(A)は、その平面図、(B)は、その側面図である。
【図8】第2の実施例の主要部分の構成を示す図であ
る。
【図9】幅の広いパターンをマーキングする場合の手順
を説明する図であり、(A)は、マーキングすべき商標
を示し、(B)は、(A)の輪郭部分のマーキング工程
を示し、(C)は、(A)の輪郭内部の塗りつぶし工程
を示す図である。
【図10】従来のビームスキャン式レーザマーキング装
置の構成を示す図である。
【図11】従来のビームスキャン式レーザマーキング装
置によってマーキングされた描線の状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 CW励起Qスイッチパルスレーザ発振器 2 超音波Qスイッチ素子 3 光軸調整ミラー 4 マスクホルダ 5 マスク 6 受光板 7 ビームエキスパンダ 8 fθレンズ 9、10 ガルバノメータ 11 被加工物 12 ガラス基板 13 透過率Aの反射コート 14 透過率Bの反射コート 15 全反射コート 16 透過率A/Bの反射コート 17 マスク 18 マスクホルダ 19 パルスモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−56694(JP,A) 特開 昭62−24221(JP,A) 特開 平6−99297(JP,A) 特開 平4−253588(JP,A) 実開 昭64−49390(JP,U) 実開 昭60−41904(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 26/00 - 26/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振器から出射されるレーザ光の
    中心部分のエネルギ密度を平準化させるマスクパターン
    を有するマスクに、前記レーザ光を透過させて、前記マ
    スクパターンの結像を形成し、その結像を走査すること
    によって、被加工物上に文字あるいは記号を描画するビ
    ームスキャン式レーザマーキング方法において、 前記マスクは、前記レーザ発振器から出射されるレーザ
    光が透過する領域のサイズが異なる複数のマスクパター
    ンを有し、 前記サイズが小さいマスクパターンを前記レーザ光の光
    軸上に配置して、前記被加工物上に描画すべき文字ある
    いは記号の輪郭を描画する第1の工程と、 前記サイズが前記第1の工程で用いたマスクパターンの
    サイズよりも大きいマスクパターンを前記レーザ光の光
    軸上に配置して、前記文字あるいは記号の輪郭線の内部
    を塗りつぶす第2の工程とを含むことを特徴とするビー
    ムスキャン式レーザマーキング方法。
  2. 【請求項2】 レーザ発振器から出射されるレーザ光を
    走査して被加工物上に複数の文字あるいは記号を描画す
    るビームスキャン式レーザマーキング装置において、 前記レーザ発振器から出射されるレーザ光の中心部のエ
    ネルギ密度を平準化させるマスクパターンを有するマス
    クと、前記レーザ光が前記マスクを透過することによっ
    て形成されるマスクパターンの結像を走査する手段とを
    備え、 前記マスクは、入射されるレーザ光の光軸に対して傾斜
    して設置され、 前記マスクパターンは、楕円形状のパターンであること
    を特徴とするビームスキャン式レーザマーキング装置。
JP6292623A 1994-11-28 1994-11-28 ビームスキャン式レーザマーキング方法および装置ならびにこのためのマスク Expired - Fee Related JP2773661B2 (ja)

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