JP2773236B2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JP2773236B2 JP11643189A JP11643189A JP2773236B2 JP 2773236 B2 JP2773236 B2 JP 2773236B2 JP 11643189 A JP11643189 A JP 11643189A JP 11643189 A JP11643189 A JP 11643189A JP 2773236 B2 JP2773236 B2 JP 2773236B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はリレー,スイッチ等の電磁継電器に関するも
のである。
(従来の技術) 従来、自己保持型の電磁継電器として、例えば第5図
に示すものが提案されている。
この電磁継電器の電磁石は、略状の鉄心101の中央
部に永久磁石102を一方の磁極を対向するように設け、
前記鉄心101にスプール103を介してコイル104を巻回し
てある。可動部材105は、スプール103を介して前記永久
磁石102の他の磁極に揺動可能に支持され、両端部がそ
れぞれ前記鉄心101の両端部と接離可能である。また、
前記可動部材105には突起部106,107が設けてあり、両突
起部106,107は可動接触片108を押圧して弓状に変形させ
ている。
前記構成からなる自己保持型の電磁継電器は前記コイ
ル104に電流を印加して電磁石を励磁することにより、
可動部材105を回動させ、その突起部106又は107で可動
接触片108をさらに押圧する。したがって、接点109と11
2又は110と114のいずれか一方が閉成し、他方が開放す
る。また、前記コイルに印加した電流を反対に印加する
ことにより、前記接点の開閉は逆転する。
以上、説明した自己保持型の電磁継電器を自己復帰型
のものとするには、前記鉄心101の可動部材105に対向す
る両端部のうち一端部のみをカットし、この部分の対向
面積を小さくして磁束を減少させることにより、吸引力
に差を付ける方法、あるいは、前記可動接触片108の持
つばねを一端側と他端側とで差を付ける方法が一般的で
ある。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記鉄心101の対向面をカットする方
法では、従来の曲げ加工に加えて切断加工が必要とな
り、加工工数が増える。また、可動接触片108のばね力
を違える方法で、このばね力の調整が難しく手間がかか
るという問題点がある。
(課題を解決するための手段) 本発明は前記問題点に鑑み、絶縁材からなる可動部材
の両側にそれぞれ第1および第2突起部を設け、前記可
動部材の回動に基づいて前記各突起部で第1可動接触片
あるいは第2可動接触片を押圧してその両端部に設けた
接点を開閉する電磁継電器において、前記可動部材の回
動中心から第1突起部までの距離をl1、第2突起部まで
の距離をl2、また、前記各突起部の押圧に対する第1可
動接触片の反力をF1、第2可動接触片の反力をF2とする
と、第1突起部で第1可動接触片、第2突起部で第2可
動接触片を押圧した場合に、F1×l1>F2×l2の条件を満
足し、かつ、取付け方向を変更して第1突起部で第2可
動接触片、第2突起部で第1可動接触片を押圧した場合
に、F1×l2=F2×l1の条件を満足するように前記各値を
設定したものである。
(実施例) 次に、本発明の一実施例について、添付図面にしたが
って説明する。
第1図および第2図に示すように、本実施例における
電磁継電器は、概略、ベース1、2組の可動端子部材
2、4組の固定端子部材3、可動部材4、電磁石5、カ
バー6から構成されている。
ベース1は絶縁材を一体的に形成したもので、本体10
の上部には四隅に台部11が設けてあり、各台部11には上
端からベース下面に通じる端子圧入孔12がそれぞれ設け
てある。また、長手方向(矢印Y−Y′方向)に対向す
る台部11,11の間にはそれぞれ支持部13,13が設けてあ
る。一方、短辺方向(矢印X−X′方向)に対向する台
部11,11と支持部13,13との間にはそれぞれ仕切壁15a,15
bが、これら仕切壁15a,15bの両側には収容部16,16が形
成されている。
また、ベース本体10には、支持部13と側部に端子圧入
孔17,台部11と支持部13との間に別の端子圧入孔18、さ
らに台部11の側部に凹部19が設けてあり、端子圧入孔18
と凹部19は溝部19aで連絡されている。
可動端子部材2は可動接触片20と端子22とで構成され
ている。可動接触片20は薄肉の板材からなり、両端に可
動接点21,21が設けてある。端子22は上部を直角に折り
曲げて接続部23としてあり、この接続部23に可動接触片
20が左右非対称に固定され、その一方を第1可動接触片
20a、他方を第2可動接触片20bとしている。
前記可動端子部材2,2は、それぞれ端子22をベース下
面に突出させ、第1,第2可動接触片20a,20bが収容部16,
16にそれぞれ収容される。
固定端子部材3は、端子31の上部を側方に伸張して腕
部32を形成するとともに、この腕部32の上部を水平方向
に折り曲げて接点台33を設け、下部に脚部35を設けたも
ので、前記接点台33の下面に固定接点34が取り付けてあ
る。
前記固定端子部材3は、台部11の側部に配置され、端
子31を端子圧入孔18、脚部35を凹部19にそれぞれ圧入
し、腕部32を溝部19aに嵌め込んで固定し、固定接点34
を可動接点21に対向させる。
可動部材4において、磁性材よりなる板状の鉄片41の
中央部側には軸部42,42が設けてあり、これら軸部42,42
の間が下面よりプレスされて上面に突出する支点部43と
してある。鉄片41の支点部43を挟む両側に絶縁部44,44
が一体的に設けてあり、絶縁部44,44の下面に第1突条4
5,第2突条46がそれぞれ前記支点部43に対して非対称に
設けてある。
ここで、第3図および第4図に示すように、前記支点
部43から第1突条45までの距離をl1、第2突条46までの
距離をl2、また、各突条45,46の押圧による第1可動接
触片20aの反力をF1、第2可動接触片20bの反力をF2とす
る。このとき、前記各値は、本電磁継電器を、第3図に
示すように、自己復帰型のものとして使用する場合、す
なわち、第1突条45で第1可動接触片20aを押圧する場
合に、F1×l1>F2×l2の条件を満足し、かつ、第4図に
示すように、自己保持型のものとして使用する場合、す
なわち、前記可動部材4の取付け方向を変更して第1突
条45で第2可動接触片20b、第2突条46で第1可動接触
片20aを押圧する場合に、F1×l2=F2×l1の条件を満足
するように設定してある。
可動部材4は、軸部42,42を支持部13,13の凹部14,14
に係合し、揺動可能に支持される。また、第1,第2突条
45,46で第1,第2可動接触片20a,20bの上面を押圧し、該
可動接触片20a,20bの上面を弓状に変形させる。
電磁石5において、鉄心51は磁性板材の両側を屈曲し
て略状にしてあり、中央部下面に磁石52を有し、絶縁
性樹脂からスプール53が一体的に取り付けてある。な
お、鉄心51の両側下面はスプール53から露出させてもよ
いし、薄くスプール53で被覆して遮磁効果を持たせるよ
うにしてもよい。
スプール53は鉄心両端側に位置するフランジ54,55
と、これらの間で磁石を保持するフランジ56を有し、一
端側のフランジ54にはコイル端子57,57が上下に突出し
た状態で取り付けてあり、他端側のフランジ55には別の
端子58,58が上下に突出した状態に取り付けてある。ま
た、フランジ54と56、55と56の間にはコイル59が連続的
に巻回され、その両端がコイル端子57,57の上端突出部
に電気的に接続してある。
この電磁石5は、端子57,57、58,58を台部11の端子圧
入部12にそれぞれ圧入,固定し、磁石52の下面を鉄片41
の支点部43に当接する。
カバー6は電磁石5等を設けたベース1に外装され、
カバー6とベース1との接触部は、ベース1の下面外縁
部に沿って設けた凹部に接着剤71を充填してシールさせ
る。また、カバー6に設けた孔61を溶融,封止して密閉
される。
以上の構成からなる電磁継電器では、可動部材4の取
付け方法によって自己保持型あるいは自己復帰型として
使用することができる。すなわち、第3図に示すよう
に、自己保持型の電磁継電器として使用する場合には、
F1×l1>F2×l2の条件を満足するように設定されている
ため、可動部材4は矢印B方向に回転し、左側の鉄片41
は鉄心51の一端に付勢されている。そして、例えば第1
図に示すように、磁石52の上部をN極、下部をS極に磁
化しておけば、矢印方向に沿って磁界が形成される。
この状態で、端子57,57を介してコイル59に電流を印
加し、例えば第1図に示す鉄心51の右側をN極、左側を
S極に磁化すると、鉄心51の右側における鉄片41との吸
引力が左側のそれよりも大きくなり、可動部材4は支点
部43を中心に矢印A方向に回転する。また、可動接触片
20では、第1可動接触片20aが第1突条45によって下方
に付勢され、固定接点34と可動接点21との間隔が広が
り、第2可動接触片20bは第2突条46の上動に従って移
動し、固定接点34に可動接点21が接触する。したがっ
て、右側の固定端子部材3と可動端子部材2とが電気的
に接続される。
一方、第4図に示す自己保持型の電磁継電器として使
用する場合には、F1×l2=F2×l1の条件を満足し、可動
部材4は左右バランス良く位置する。
この状態で、前記自己復帰型のものと同様に、端子5
7,57を介してコイル59に電流を印加し、鉄心51の右側を
N極、左側をS極に磁化すると、可動部材4は支点部43
を中心に矢印A方向に回転する。また、第1突条45で下
方に付勢されている第1可動接触片20aは更に下方に付
勢され、固定接点34と可動接点21との間隔が広がり、第
2可動接触片20bは第2突条46の上動に従って移動し、
固定接点34に可動接点21が接触する。したがって、右側
の固定端子部材3と可動端子部材2とが電気的に接続さ
れる。
また、コイル59に印加する電流の方向を切り換え、鉄
心51の左側をN極、右側をS極に磁化すると、可動部材
4は矢印B方向に移動し、図中右側の固定接点34と可動
接点21が離間し、左側の固定接点34と可動接点21が接触
し、左側の固定端子部材3と可動端子部材2が電気的に
接続される。
なお、本実施例では、本発明を電磁継電器に適用した
場合を説明したが、スイッチにも適用することができ
る。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明に係る電磁継
電器では、可動部材の取付け方向を変更するだけで容易
に自己保持型と自己復帰型の電磁継電器を得ることがで
きる。
すなわち、可動部材を同一部品で構成することができ
るので、従来のように新たな加工工程(設備)を設ける
こともなく、前記両タイプの電磁継電器を提供すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は電磁継電器の断面図、第2図は電磁継電器の分
解斜視図、第3図,第4図はそれぞれ第1図に示す電磁
継電器を自己復帰型,自己保持型として使用した場合の
可動部材と可動接触片の位置関係を示す図、第5図は従
来の電磁継電器の部分断面図である。 1……ベース、2……可動端子部材、3……固定端子部
材、4……可動部材、5……電磁石、6……カバー、4
5,46……第1,第2突条(突起部)、20a,20b……第1,第
2可動接触片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 将之 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 立石電機株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 51/22 - 51/24 H01H 50/54 - 50/58 H01H 50/64

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁材からなる可動部材の両側にそれぞれ
    第1および第2突起部を設け、前記可動部材の回動に基
    づいて前記各突起部で第1可動接触片あるいは第2可動
    接触片を押圧してその両端部に設けた接点を開閉する電
    磁継電器において、前記可動部材の回動中心から第1突
    起部までの距離をl1、第2突起部までの距離をl2、ま
    た、前記各突起部の押圧に対する第1可動接触片の反力
    をF1、第2可動接触片の反力をF2とすると、第1突起部
    で第1可動接触片、第2突起部で第2可動接触片を押圧
    した場合に、F1×l1>F2×l2の条件を満足し、かつ、取
    付け方向を変更して第1突起部で第2可動接触片、第2
    突起部で第1可動接触片を押圧した場合に、F1×l2=F2
    ×l1の条件を満足するように前記各値を設定したことを
    特徴とする電磁継電器。
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