JP2772537B2 - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP2772537B2
JP2772537B2 JP1058558A JP5855889A JP2772537B2 JP 2772537 B2 JP2772537 B2 JP 2772537B2 JP 1058558 A JP1058558 A JP 1058558A JP 5855889 A JP5855889 A JP 5855889A JP 2772537 B2 JP2772537 B2 JP 2772537B2
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Control Of Fluid Gearings (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えば油圧ショベル,油圧クレーン等として
用いられる建設機械に関する。
〔従来の技術〕 一般に、油圧ショベルは下部走行体と上部旋回体とか
らなる車体を有し、上部旋回体内にはエンジンによって
駆動される油圧ポンプを設け、該油圧ポンプから吐出さ
れる圧油によって下部走行体に設けた走行用油圧モータ
を回転して走行せしめると共に、上部旋回体に作業装置
を設け、該作業装置の各油圧シリンダを作動させること
によって土砂堀削作業等を行なうようになっている。
ところで、エンジンの回転数をN、油圧ポンプの押除
け容量を△qとすると、吐出容量Qは Q=△q×N ……(1) となって、吐出容量Qはエンジン回転数Nと比例関係に
あり、一方油圧ポンプの吐出圧力Pと吐出容量Qとは、 P×Q≒一定 ……(2) となってほぼ反比例の関係にある。
そこでオペレータは作業条件,走行条件等に応じてエ
ンジン回転数,走行速度等を所望の値に指令し、一方油
圧回路側では走行用油圧モータを制御する走行油圧回路
内の圧力と、旋回用油圧モータまたは作業装置用油圧シ
リンダを制御する作業油圧回路の内の圧力とを検出し、
コントロールユニットではこれらの指令値と検出値に基
づいて最適なエンジン回転数とすると共に、最適なポン
プ吐出容量とするように制御している(特開昭62−1603
31号公報)。
前述のようにしてエンジン,油圧ポンプを制御するよ
うにした建設機械として、従来第4図ないし第10図に示
す油圧ショベルが知られている。
まず、第4図は油圧ショベル1を示し、該油圧ショベ
ル1は下部走行体2と、該下部走行体2に旋回装置3を
介して旋回可能に設けられた上部旋回体4と、該上部旋
回体4の前部側に設けられた作業装置5とから大略構成
されている。そして、前記作業装置5はブーム6,アーム
7,バケット8と、油圧アクチュエータとしてのブームシ
リンダ9,アームシリンダ10,バケットシリンダ11等から
構成されている。
次に、12は上部旋回体4内に設けられたエンジンで、
該エンジン12はこれに付設されたガバナレバー13によっ
てエンジン回転数が制御されるようになっている。即
ち、前記ガバナレバー13はばね14に坑して高回転位置P,
中回転位置E,低回転位置Iに回動することにより、その
回転角に応じたエンジン回転数となるように設定するも
のである。15,16は前記ガバナレバー13を作動するレバ
ー作動用シリンダ、17,18は該各レバー作動用シリンダ1
5,16に供給する圧油を制御する2位置3ポートのレバー
制御用の電磁弁で、該各電磁弁17,18は後述のコントロ
ールユニットからの信号によって切換わるもので、該電
磁弁17,18の連通位置を「1」、遮断位置を「0」とす
ると、レバー作動用シリンダ15,16を介してガバナレバ
ー13は、下記第1表に示すように回動制御される。
かくして、従来技術によるエンジン12の回転数制御装
置19はガバナレバー13、ばね14、レバー作動用シリンダ
15,16、電磁弁17,18等から構成される。
次に、20,20はエンジン12によって回転駆動される可
変容量型の油圧ポンプ、21,21は該油圧ポンプ20,20の傾
転機構、例えば斜板,弁板等の傾転角を可変とする容量
可変アクチュエータで、該各容量可変アクチュエータ21
は傾転用アクチュエータ部21Aと、ストッパ用アクチュ
エータ部21Bとから構成されている。ここで、前記傾転
用アクチュエータ部21Aは油圧ポンプ20の吐出圧力を自
己圧として、吐出圧力が所定圧より高いときには斜板等
を最大傾転角とし、吐出圧力が所定圧より低いときには
最小傾転角とするようになっている。また、ストッパ用
アクチュエータ部21Bは傾転用アクチュエータ部21Aに付
設され、斜板等の最大傾転角を規制するストッパを有
し、該ストッパの作動により大きな最大傾転角(以下、
大側最大傾転角という)と、小さな最大傾転角(以下、
小側最大傾転角という)を選択するようになっている。
22は前記ストッパ用アクチュエータ部21Bに供給する圧
油を制御する2位置3ポートの電磁弁で、該電磁弁22は
後述のコントロールユニットからの信号によって切換わ
り、ストッパ用アクチュエータ部21Bを大側または小側
の最大傾転角とするように圧油を給排する。
かくして、従来技術の容量制御装置23は容量可変アク
チュエータ21,21、電磁弁22等から構成され、油圧ポン
プ20の自己圧によって最大傾転角と最小傾転角との間で
容量制御すると共に、最大傾転角の位置を大,小に制御
するようになっている。
図中、24はエンジン12によって駆動される小型油圧ポ
ンプで、該油圧ポンプ24はレバー作動用シリンダ15,1
6、ストッパ用アクチュエータ部21B等に圧油を供給する
ものである。
次に、25は多連弁等によって構成されるコントロール
弁で、該コントロール弁25は下部走行体2の左,右位置
に設けられた走行用油圧モータ26,26、旋回装置3を駆
動する旋回用油圧モータ27、作業装置5の各シリンダ9,
10,11等を制御するもので、上部旋回体4の運転室4A内
に設けられた操作レバーによって操作され、各油圧ポン
プ20,20からの圧油を切換制御するようになっている。
なお、前記コントロール弁25は油圧ポンプ20,20に対応
して左,右に一対の多連弁として構成されている。
また、28は例えばコントロール弁25に付設された走行
用圧力スイッチで、該走行用圧力スイッチ28は走行用油
圧モータ26を制御する走行用油圧回路内の圧力を検出す
ることにより、油圧ショベル1が走行中であるか否かを
検出するものである。なお、前記走行用圧力スイッチ28
は本発明の走行検出手段に該当するもので、圧力スイッ
チに限ることなく、コントロール弁25の走行操作スプー
ルの変位を検出してもよく、走行操作レバーの操作量を
検出するものでもよく、走行状態が検出できるものであ
ればよい。
一方、29は例えばコントロール弁25に付設された作業
用圧力スイッチで、該作業用圧力スイッチ29は旋回用油
圧モータ27を制御する旋回用油圧回路内の圧力または各
シリンダ9,10,11等を制御するシリンダ用油圧回路内の
圧力を検出することにより、油圧ショベル1が堀削、旋
回作業中であるか否かを検出するものである。なお、前
記作業用圧力スイッチ29は本発明の作業検出手段に該当
するもので、圧力スイッチに限ることなく、コントロー
ル弁25内のいずれかの作業操作スプールの変位を検出し
てもよく、旋回用油圧モータ27、各シリンダ9,10,11等
を操作する操作レバーの操作量を検出するものであって
もよい。
次に、30はエンジン12の回転数を設定するエンジン回
転数設定用スイッチで、該設定用スイッチ30はスイッチ
レバー30Aと、高回転位置接点30Pと、中回転位置接点30
Eと、低回転位置接点30Iとからなり、前記各接点30P,30
E,30Iは電源31とアース32との間にスイッチレバー30Aを
介して間欠的に断接されるようになっている。そして、
前記スイッチレバー30Aの操作モードに応じて高回転P,
中回転E,低回転Iからなる指令信号をコントロールユニ
ットに出力するようになっている。
一方、33はON,OFFスイッチからなる高低速切換スイッ
チで、該スイッチ33は油圧ショベル1を走行させると
き、例えばOFF側とすることによって高速走行Hに切換
え、ON側とすることによって低速走行Lに切換えるよう
に指令し、この走行信号をコントロールユニットに出力
するものである。
また、34はON,OFFスイッチからなるオートアイドル解
除スイッチで、該オートアイドル解除スイッチ34は、例
えばこれをON側とすることにより、後述する中立時には
エンジン12が自動的にオートアイドルとなるように設定
される。一方、OFF側とすることにより、後述の中立時
にもオートアイドルとなるのを解除し、運転状態の判定
結果に基づいてエンジン12を所定回転数に制御するよう
になっており、このオートアイドル解除信号はコントロ
ールユニットに出力される。
次に、35は例えばマイクロコンピュータ等によって構
成されるコントロールユニットで、該コントロールユニ
ット35は運転状態判定回路36,指令状態判定回路37,運転
パターン演算回路38等から構成されている。そして、運
転状態判定回路36の入力側は走行用圧力スイッチ28,作
業用圧力スイッチ29と接続され、指令状態判定回路37の
入力側はエンジン回転数設定用スイッチ30,高低速切換
スイッチ33,オートアイドル解除スイッチ34と接続さ
れ、パターン演算回路38の入力側は運転状態判定回路3
6,指令状態判定回路37と接続され、出力側は各電磁弁1
7,18,22と接続されている。
ここで、前記運転状態判定回路36は、第7図に示すマ
ップ36Aを格納し、走行用圧力スイッチ28,作業用圧力ス
イッチ29のON,OFFの状態に応じて該マップ36Aから現在
の油圧ショベル1の運転状態を、「走行」,「掘削」,
「走行+掘削」,「中立」のいずれかであることを判定
する。
また、前記指令状態判定回路37は、第8図に示すマッ
プ37Aを格納し、エンジン回転数設定用スイッチ30によ
って設定された高回転位置P,中回転位置E,低回転位置I
のいずれかの位置と、高低速切換スイッチ33による高速
位置「H」,低速位置「L」のいずれかの位置とを読込
み、マップ37Aからスイッチ状態が「PH」,「PL」,「E
H」,「EL」,「IH」,「IL」のいずれかのモードであ
ることを判定する。
さらに、運転パターン演算回路38は第9図に示すマッ
プ38Aと第10図に示すマップ38Bとを格納し、運転状態判
定回路36と指令状態判定回路37とによる判定結果、およ
びオートアイドル解除スイッチ34のオートアイドル解除
の有無から、マップ38Bを参照して運転パターンを
「1」,「2」,…「9」の9種類のパターンとして求
め、次にマップ38Aを参照して各運転パターンに対応す
るエンジン回転数とポンプ吐出容量を演算し、電磁弁1
7,18,22を作動するものである。
即ち、第9図のマップ38Aにおいて、X軸をエンジン
回転数N、Y軸を油圧ポンプ20の吐出容量Qとすると、
図中の符号Aは油圧ポンプ20の斜板等が大側最大傾転角
にあるときの特性、符号Bは斜板等が小側大傾転角にあ
るときの特性、符号Cは斜板等が最小傾転角にあるとき
の特性を示し、またエンジンの高回転をN1,仲介点をN2,
低回転をN3とすると、特性A,B,Cと回転数N1,N2,N3との
交点がパターン「1」,「2」,…「9」として規定さ
れている。即ち、パターン「1」はエンジン回転数Nを
最大回転数N1とすると共に、油圧ポンプ20の斜板等を大
側最大傾転角として吐出容量Qを最大に保持するもので
ある。一方パターン「9」はエンジン回転数Nを最小回
転数N3とすると共に、油圧ポンプ20の斜板等を最小傾転
角として吐出容量Qを最小に保持するものである。
また、第10図のマップ38Bは運転状態判定回路36で判
定した運転状態、「走行」,「掘削」,「走行+掘
削」,「中立」のいずれかと、指令状態判定回路37で判
定した指令モード、「PH」,「PL」,「EH」,「EL」,
「IH」,「IL」のいずれかと、オートアイドル解除スイ
ッチ34による「オートアイドル解除」とから、運転パタ
ーンを「1」,「2」,…「9」のいずれかに設定す
る。なお、オートアイドル解除スイッチ34による「オー
トアイドル」時で、かつ運転状態が「中立」時には自動
的に運転パターン「9」が選択される。
かくして、運転パターン演算回路38はマップ38Bから
運転パターンを読出したら、マップ38Aをアクセスして
当該運転パターンに対応するエンジン回転数Nと油圧ポ
ンプ20の特性A,Bを設定し、この運転パターンとなるよ
うに電磁弁17,18,22に弁制御信号を出力する。
なお、第5図中39はモニタ装置を示し、該モニタ装置
39はエンジン12,作業装置5の作動状態をモニタするも
のである。
従来技術による油圧ショベルはこのように構成される
が、次にその作動について述べる。
いま、オペレータは走行状況,作業状況からエンジン
回転数設定用スイッチ30を中回転位置「E」に設定し、
高低速切換スイッチ33を高速位置「H」に設定し、かつ
オートアイドル解除スイッチ34で「オートアイドル解
除」としたものとする。
この状態で油圧ショベル1の走行用油圧モータ26によ
って走行させつつ、作業装置5によって掘削作業を行な
っているものとする。
従って、この状態においては、走行用圧力スイッチ2
8,作業用圧力スイッチ29はいずれも高圧油を検出してON
となり、この検出信号はコントロールユニット35の運転
状態判定回路36に入力され、当該判定回路36はマップ36
Aから運転状態を「走行+掘削」として判定する。
一方、指令状態判定回路37はエンジン回転数設定用ス
イッチ30の中回転位置「E」と高低速切換スイッチ33の
高速位置「H」とを読込み、マップ37Aから指令状態を
「EHモード」として判定する。
また、運転パターン演算回路38は前述の判定結果「走
行+掘削」と「EHモード」とから、マップ38Bを参照し
て運転パターンを「3」として読出し、次にマップ38A
を参照して、運転パターン「3」に該当するエンジン回
転数N2と、特性Aとを読出す。
さらに、運転パターン演算回路38はエンジン12の回転
数Nが中回転N2,即ちガバナカバー13が中回転位置Eと
なるように、電磁弁17にのみ信号を出力する。この際、
油圧ポンプ20の特性はAであって、大側最大傾転角に保
持する必要があるから、電磁弁22には信号を出力せず、
従って容量可変アクチュエータ21のストッパ用アクチュ
エータ部21Bは作動せず、傾転用アクチュエータ部21Aの
みが油圧ポンプ20の自己圧に応じてその斜板等を最適な
傾転角に保持している。
一方、前述の状態で作業を休止すべく走行を停止し、
作業装置5を停止すると、走行用圧力スイッチ28,作業
用圧力スイッチ29はいずれもOFFとなり、運転状態は
「中立」となり、またスイッチ状態は「EHモード」のま
まであるから、運転パターンは「8」が選択される。な
お、オートアイドル解除スイッチ34がオートアイドルに
設定されていれば、運転パターン「9」が設定される。
従来技術のコントロールユニット35は前述のように作
動するが、具体例以外の指令状態,運転状態にあるとき
は、他の運転パターンが設定され、エンジン回転数N1,N
2と、油圧ポンプの傾転特性A,Bとが設定されることにな
り、最適なエンジントルク,燃料消費率等が自動的に選
択される。
〔発明が解決しようとする課題〕
然るに、前述の従来技術によるものは、上部旋回体4
の運転室4A内にエンジン回転数設定用スイッチ30,高低
速切換スイッチ33,オートアイドル解除スイッチ34等を
設け、それぞれ信号線を介してコントロールユニット35
と接続する構成となっている。
しかし、オペレータは運転状況,作業状況をみなが
ら、これらのスイッチ30,33,34を操作しなくてはなら
ず、スイッチ数,操作数が多いためにその操作が煩わし
いばかりでなく、誤操作しやすいという問題点がある。
特に、オペレータが指示する命令の数が多くなるとそれ
だけスイッチ数も多くなり、操作が一層煩雑となる。
一方、前述のスイッチ30,33,34等はそれぞれ信号線を
介してコントロールユニット35と接続されているが、こ
れら信号線は本数が多くなるほどエンジン12からのノイ
ズ、作業時の衝撃等によるノイズの影響を受けやすく、
誤動作の原因となりやすいという問題点がある。特に、
油圧ショベル等の建設機械は外乱の多い作業現場で使用
されるものであるから、信頼性に十分な配慮が必要とな
る。
さらに、オペレータの指示する命令をさらに高度化,
複雑化しようとすると、運転室に新たにスイッチを設け
る等の大幅な改造が必要となり、運転パターンの変更も
困難であるという問題点がある。
本発明は前述した従来技術の問題点に鑑みなされたも
ので、予めコード化された運転モードをオペレータが読
取操作するのみで運転パターンの設定を可能とした建設
機械を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、走行用油圧モ
ータによって走行すると共に、油圧アクチュエータによ
って作動する作業装置を備えた車体と、該車体に搭載さ
れたエンジンと、該エンジンの回転数を制御する回転数
制御装置と、前記エンジンによって駆動される可変容量
型の油圧ポンプと、該油圧ポンプによる吐出容量を制御
する容量制御装置と、前記油圧ポンプから走行用油圧モ
ータ,油圧アクチュエータに給排する圧油を制御するコ
ントロール弁とを備えてなる建設機械において、前記走
行用油圧モータによって車体が走行状態にあるか否かを
検出する走行検出手段と、前記油圧アクチュエータによ
って作業装置が作業状態にあるか否かを検出する作業検
出手段と、指令すべき前記エンジンの回転数および前記
油圧ポンプの吐出容量と前記車体の走行状態および作業
状態との関係を、互いに異なる複数の指令モードとして
コード化し、これらのコード化した各指令モードが記録
された指令モード記録手段と、該記録手段に記録された
指令モードを読取る指令モード読取手段と、前記走行検
出手段と作業検出手段からの各検出信号と指令モード読
取手段からの指令信号とに基づいて、前記回転数制御装
置と容量制御装置に制御信号を出力する制御手段とを備
えたことを特徴としている。
〔作用〕
このように構成することにより、運転室等に1枚また
は複数のカードからなる指令モード記録手段を設けると
共に、オペレータが操作する指令モード読取手段を設
け、前記指令モード記録手段にはエンジンの回転数およ
び油圧ポンプの吐出容量と、車体の走行状態および作業
状態との関係を、互いに異なる複数の指令モードとして
コード化したものが予め記録されているから、例えばオ
ペレータは指令モード読取手段によって指令モード記録
手段のコードをスキャンニングするのみで、所望の指令
モードの設定が可能となる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図ないし第3図を参照し
つつ、詳細に説明する。
なお、前述の従来技術と同一構成要素に同一符号を付
し、その説明を省略するものとするに、本実施例では従
来技術によるエンジン回転数設定用スイッチ30,高低速
切換スイッチ33,アイドル解除スイッチ34等は設けられ
ていない。
然るに、41は本発明の指令モード記録手段としての指
令記録用バーコードカードで、該バーコードカード41は
1枚の紙葉体(カード)からなり、運転室4A内でオペレ
ータがスキャンニング操作しやすい位置に貼着等の手段
で設けられている。
ここで、前記指令記録用バーコードカード41は第8図
または第10図に示した「PH」,「PL」,「EH」,「E
L」,「IH」,「IL」からなる指令モードを記録したバ
ーコードエリア41A,41B,…41Fと、オートアイドル解除
の指令モードを記録したバーコードエリア41Gと、オー
トアイドル復帰の指令モードを記録したバーコードエリ
ア41Hとから構成されている。
42は本発明による指令モード読取手段としてのバーコ
ード読取装置で、該バーコード読取装置42は運転室4Aに
設置され、オペレータによって前記バーコードカード41
内のデータを読取り、指令信号を出力するものである。
ここで、前記バーコード読取装置42はバーコードカード
41の各コードエリア41A〜41Hを光学的にスキャンニング
するハンドスキャナ等のバーコードセンサ43と、信号線
44を介して該バーコードセンサ43と接続された読取装置
本体45とから構成され、該読取装置本体45はバーコード
センサ43で読取った信号をバーコードエリア41A〜41H内
の指令モードに対応する指令信号に信号変換するもので
ある。そして、前記読取装置本体45で変換された指令信
号はデータライン46を介して後述のコントロールユニッ
ト47に出力されるようになっている。
さらに、47は本発明による制御手段としてのコントロ
ールユニットで、該コントロールユニット47は従来技術
のものと同様に運転状態判定回路36,運転パターン演算
回路38を有しているものの、従来技術による指令状態判
定回路37は設けられていない。即ち、本実施例ではバー
コード読取装置42で読取り、出力された指令信号を直接
運転パターン演算回路38に入力すればよいもので、従来
技術の各スイッチ30,33,34等が設けられていないことと
相まって、エンジン回転数設定用スイッチ30、高低速切
換スイッチ33等のON,OFF状態から指令モードを演算する
必要がないからである。従って、本実施例のコントロー
ルユニット47は、運転パターン演算回路38の入力側は運
転状態判定回路36,バーコード読取装置42と接続される
構成となっている点で、従来技術のものと異なる。
本実施例はこのように構成されるが、次にその作動に
ついて述べる。
いま、オペレータは油圧ショベル1の走行状況,作業
状況に応じて、オートアイドルを解除すると共に、指令
モードを「PL」モードに設定しようとしたとする。
この場合、オペレータはバーコードセンサ43を把持
し、指令記録用バーコードカード41のバーコードエリア
41Gをスキャンニングし、次にバーコードエリア41Bをス
キャンニングすればよい。この結果、バーコードセンサ
43による読取信号は読取装置本体45に出力され、該読取
装置本体45からはオートアイドル解除の指令信号と「P
L」モードの指令信号とがデータライン46をコントロー
ルユニット47の運転パターン演算回路38に出力される。
一方、運転状態判定回路36は走行用圧力スイッチ28,
作業用圧力スイッチ29のスイッチ状態に応じて運転状態
を判定しており、この判定結果は運転パターン演算回路
38に入力されている。
いま、運転状態判定回路36による判定結果が「走行」
状態であれば、運転パターン演算回路38はバーコード読
取装置42から入力された「PL」モードの指令信号に基づ
き、マップ38Bをアクセスして運転パターン「4」を設
定し、次にマップ38Aを参照して運転パターン「4」に
該当するエンジン回転数N2と、油圧ポンプ20の傾転特性
Bとを読出す。
そして、運転パターン演算回路38が、従来技術と同様
に、エンジン12の回転数が中回転N2となるように電磁弁
17にのみ信号を出力し、また電磁弁22に信号を出力して
容量可変アクチュエータ21のストッパ用アクチュエータ
部21Bを作動し、油圧ポンプ20の斜板等を最大傾転角を
小側最大傾転角をに保持し、ポンプ吐出容量特性をBと
する。
本実施例のコントロールユニット47は前述のように作
動するが、具体例以外の指令状態,運転状態にあるとき
は、他の運転パターンが設定され、エンジン回転数N1,N
2と、油圧ポンプの傾転特性A,Bとが設定されることにな
り、この際の指令はバーコード読取装置42により指令記
録用バーコードカード41の各バーコードエリア41A〜41H
をスキャンニングすることによって行なわれる。
かくして、本実施例によれば、バーコード読取装置42
によって指令記録用バーコードカード41をスキャンニン
グ操作するのみで、所望の指令モードを選択することが
できるから、従来技術のように多数種類のスイッチを組
合せ操作する必要がなく、操作が簡単であり、誤操作の
恐れもない。
また、バーコード読取装置42とコントロールユニット
47との間は1本のデータライン46で接続すればよいか
ら、従来技術のものと比較してデータラインの本数を節
減することができ、エンジン12や作業装置5による作業
時のノイズの影響を受けにくく、信頼性を著しく向上さ
せることができる。
また、新しく指令モードないしは作業モードを変更
し、追加するときには、指令記録用バーコード42を新た
な記号コードに変更すると共に、コントロールユニット
47内のプログラムを更新するだけでよく、指令モードの
変更,追加等が極めて容易である。
さらに、指令記録用バーコード41は従来技術によるス
イッチのように設置場所に制限がないため、自由な場所
に貼着し、またはオペレータ自身が保持することがで
き、しかも指令モードの数には制限を受けないため、極
めて取扱いが簡便となる。
なお、実施例では本発明の指令モード記録手段として
指令記録用バーコードカード41を用い、指令モード読取
手段としてバーコード読取装置42を用いるものとして述
べたが、本発明はこれに限ることなく、指令モード記録
手段としては磁気記録媒体(磁気カード)を用い、指令
モード読取手段としては磁気センサ等からなる磁気コー
ド読取装置としてもよく、光学的,磁気的,電気的手段
を用いることができる。
また、実施例では指令モード記録用バーコードカード
41は1枚のカード(紙葉体)からなるものとして述べた
が、複数枚のバーコードカードに分けて構成するように
してもよく、この場合にはオペレータは簡単に所持する
ことができ、取扱いにさらに至便である。この場合、磁
気記録媒体からなる磁気カード等として構成したときに
も同様である。
さらに、実施例では本発明の建設機械として旋回用油
圧モータ27を有する油圧ショベルを例示したが、ホイー
ルローダ,ブルドーザ等、旋回機能を有しない車体を備
えた他の建設機械にも適用しうることが勿論である。
〔発明の効果〕
本発明に係る建設機械は以上詳細に述べた如くであっ
て、エンジンの回転数および油圧ポンプの吐出容量と車
体の走行状態および作業状態との関係を、互いに異なる
複数の指令モードとしてコード化した状態で指令モード
記録手段に予め記録しておくと共に、該指令モード記録
手段による走行時,作業時の指令モードを指令モード読
取手段で読取ることにより、指令信号を制御手段に出力
する構成としたから、指令モード記録手段に予めコード
化して記録された複数の指令モードを指令モード読取手
段で読取り、作業検出手段および走行検出手段等からの
検出信号に応じてエンジンの回転数制御と油圧ポンプの
容量制御とを容易に行うことができる。
従って、モード選択等のために複数のスイッチを個別
に切換え操作する必要がなくなり、指令モードの選択操
作を簡単に行うことができると共に、誤操作の恐れがな
くなり、オペレータの負担を確実に軽減できる。そし
て、指令モード読取手段と制御手段との間を、例えば1
本の信号線等で接続すればよく、信号線の本数を確実に
減らすことができると共に、エンジン等によるノイズの
影響を受けにくくなり、エンジン制御やポンプ制御の信
頼性を向上できる。また、指令モード記録手段は運動室
内に貼着したり、オペレータ自身が所持することができ
るから取扱いが簡便であり、さらに指令モードの設定,
更新等が容易である等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の実施例に係り、第1図は
本実施例による制御系の全体構成を示す油圧−電気回路
構成図、第2図は第1図中のコントロールユニット内の
構成と結線を示すブロック図、第3図はバーコード化さ
れたバーコードカードを示す正面図、第4図ないし第10
図は従来技術に係り、第4図は油圧ショベルの外観図、
第5図は従来技術による制御系の全体構成を示す油圧−
電気回路構成図、第6図はコントロールユニット内の構
成と結線を示すブロック図、第7図はコントロールユニ
ット内の運転状態判定回路の判定処理を示す説明図、第
8図はコントロールユニット内の指令状態判定回路の判
定処理を示す説明図、第9図は油圧ポンプの傾転量を変
化させた場合のエンジン回転数とポンプ吐出容量の関係
を示す線図、第10図はコントロールユニット内の運転パ
ターン演算回路の処理動作を示す説明図である。 1……油圧ショベル、2……下部走行体、4……上部旋
回体、5……作業装置、9,10,11……シリンダ(油圧ア
クチュエータ)、12……エンジン、19……回転制御装
置、20……油圧ポンプ、23……容量制御装置、25……コ
ントロール弁、26……走行用油圧モータ、28……走行用
圧力スイッチ(走行検出手段)、29……作業用圧力スイ
ッチ(作業検出手段)、41……指令記録用バーコードカ
ード(指令モード記録手段)、42……バーコード読取装
置(指令モード読取手段)、47……コントロールユニッ
ト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 45/00 301 F02D 45/00 301Z F16H 61/40 F16H 61/40 C (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 9/20 B60K 41/16 F16H 61/40 F02D 43/00 301 F02D 45/00 301 F02D 29/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行用油圧モータによって走行すると共
    に、油圧アクチュエータによって作動する作業装置を備
    えた車体と、該車体に搭載されたエンジンと該エンジン
    の回転数を制御する回転数制御装置と、前記エンジンに
    よって駆動される可変容量型の油圧ポンプと、該油圧ポ
    ンプによる吐出容量を制御する容量制御装置と、前記油
    圧ポンプから走行用油圧モータ,油圧アクチュエータに
    給排する圧油を制御するコントロール弁とを備えてなる
    建設機械において、 前記走行用油圧モータによって車体が走行状態にあるか
    否かを検出する走行検出手段と、 前記油圧アクチュエータによって作業装置が作業状態に
    あるか否かを検出する作業検出手段と、 指令すべき前記エンジンの回転数および前記油圧ポンプ
    の吐出容量と前記車体の走行状態および作業状態との関
    係を、互いに異なる複数の指令モードとしてコード化
    し、これらのコード化した各指令モードが記録された指
    令モード記録手段と、 該記録手段に記録された指令モードを読取る指令モード
    読取手段と、 前記走行検出手段と作業検出手段からの各検出信号と指
    令モード読取手段からの指令信号とに基づいて、前記回
    転数制御装置と容量制御装置に制御信号を出力する制御
    手段とを備えたことを特徴とする建設機械。
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