JP2771246B2 - 位置信号復調用位相同期発振器 - Google Patents
位置信号復調用位相同期発振器Info
- Publication number
- JP2771246B2 JP2771246B2 JP1109661A JP10966189A JP2771246B2 JP 2771246 B2 JP2771246 B2 JP 2771246B2 JP 1109661 A JP1109661 A JP 1109661A JP 10966189 A JP10966189 A JP 10966189A JP 2771246 B2 JP2771246 B2 JP 2771246B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- phase
- magnetic disk
- rotation speed
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
- Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
- Control Of Electric Motors In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は磁気ディスク装置等の位置信号復調の同期検
波用クロックを発生する位相同期発振器の制御方式の改
良に関する。
波用クロックを発生する位相同期発振器の制御方式の改
良に関する。
（従来の技術） 従来この種の位相同期発振器（以下、PLOという）
は、記録媒体から生成され記録媒体の位置情報を提供す
る位置信号パルス（以下、サーボパルスという）で直接
PLOを励振しており、装置の電源を投入した時、記録媒
体（磁気ディスク媒体）の回転数が上昇中に発振器の同
期動作を実施していた。
は、記録媒体から生成され記録媒体の位置情報を提供す
る位置信号パルス（以下、サーボパルスという）で直接
PLOを励振しており、装置の電源を投入した時、記録媒
体（磁気ディスク媒体）の回転数が上昇中に発振器の同
期動作を実施していた。
（発明が解決しようとする課題） そのため、PLOはサーボパルスと、PLOの発振信号の位
相差のみによって周波数引込み動作を行う必要があっ
た。そのため、大きな周波数引込み範囲を得るのに周波
数応答性を良くする必要があり、その結果PLOの発振ク
ロックの安定性を悪化させるという欠点があった。ま
た、記録媒体の回転上昇中つまり、PLOの入力信号の周
波数上昇中では、PLOは入力信号の逓倍同期動作になっ
ているため、磁気ディスクの回転速度が定常値に達した
時にも逓倍同期のまま位相同期してしまうという誤動作
の危険性があった。
相差のみによって周波数引込み動作を行う必要があっ
た。そのため、大きな周波数引込み範囲を得るのに周波
数応答性を良くする必要があり、その結果PLOの発振ク
ロックの安定性を悪化させるという欠点があった。ま
た、記録媒体の回転上昇中つまり、PLOの入力信号の周
波数上昇中では、PLOは入力信号の逓倍同期動作になっ
ているため、磁気ディスクの回転速度が定常値に達した
時にも逓倍同期のまま位相同期してしまうという誤動作
の危険性があった。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点に鑑みて磁気
ディスク媒体が回転し始めてから定常回転速度に落ち着
くまでは、定常回転速度のときに得られるサーボパルス
の周波数に近い周波数のクロックパルスでPLOを励振
し、磁気ディスクの回転速度が定常状態に落ち着いてか
らサーボパルスでPLOを励振するようにすることによ
り、PLOの周波数引込み範囲を狭くできるようにし、以
てPLOの発振クロックが安定で且つ逓倍同期のような誤
動作を生ずることのない位置信号復調用位相同期発振器
を提供することにある。
ディスク媒体が回転し始めてから定常回転速度に落ち着
くまでは、定常回転速度のときに得られるサーボパルス
の周波数に近い周波数のクロックパルスでPLOを励振
し、磁気ディスクの回転速度が定常状態に落ち着いてか
らサーボパルスでPLOを励振するようにすることによ
り、PLOの周波数引込み範囲を狭くできるようにし、以
てPLOの発振クロックが安定で且つ逓倍同期のような誤
動作を生ずることのない位置信号復調用位相同期発振器
を提供することにある。
（課題を解決するための手段） 本発明は、上記の目的を達成するために次の手段構成
を有する。
を有する。
即ち、本発明の位置信号復調用位相同期発振器は、位
相比較器、フィルタ、電圧制御発振器およびカウンタで
閉ループを構成し、その自由発振周波数を磁気ディスク
媒体が回転速度の定常値において生成出力する位置信号
パルスの周波数に略等しく設定した位相同期発振器と；
磁気ディスク媒体の回転速度を計測し、回転速度が定常
動作速度範囲内に入ったときは範囲内であることを示す
範囲内信号を出力し、定常動作速度範囲に達していない
ときには範囲外であることを示す範囲外信号を出力する
回転速度検出器と；磁気ディスク媒体の回転によって生
成される前記位置信号パルスと前記磁気ディスク媒体が
回転速度の定常時において生成出力する前記位置信号パ
ルスの周波数と略等しい周波数のクロックパルスとを入
力とし、前記回転速度検出器から前記範囲外信号を受け
たときは前記クロックパルスを前記位相同期発振器へ第
１の励振信号として出力し、前記範囲内信号を受けたと
きは磁気ディスク媒体の生成出力する前記位置信号パル
スを前記第１の励振信号と等価な第２の励振信号として
出力する選択回路と；を具備することを特徴とする位置
信号復調用位相同期発振器である。
相比較器、フィルタ、電圧制御発振器およびカウンタで
閉ループを構成し、その自由発振周波数を磁気ディスク
媒体が回転速度の定常値において生成出力する位置信号
パルスの周波数に略等しく設定した位相同期発振器と；
磁気ディスク媒体の回転速度を計測し、回転速度が定常
動作速度範囲内に入ったときは範囲内であることを示す
範囲内信号を出力し、定常動作速度範囲に達していない
ときには範囲外であることを示す範囲外信号を出力する
回転速度検出器と；磁気ディスク媒体の回転によって生
成される前記位置信号パルスと前記磁気ディスク媒体が
回転速度の定常時において生成出力する前記位置信号パ
ルスの周波数と略等しい周波数のクロックパルスとを入
力とし、前記回転速度検出器から前記範囲外信号を受け
たときは前記クロックパルスを前記位相同期発振器へ第
１の励振信号として出力し、前記範囲内信号を受けたと
きは磁気ディスク媒体の生成出力する前記位置信号パル
スを前記第１の励振信号と等価な第２の励振信号として
出力する選択回路と；を具備することを特徴とする位置
信号復調用位相同期発振器である。
（実施例） 次に本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
る。
第１図は本発明の一実施例の回路図、第２図は動作を
説明する各部の波形を示した図である。
説明する各部の波形を示した図である。
１は周波数検出器で手段構成にいう回転速度検出器に
当たる。２は選択ゲート回路で選択回路に当たる。３は
位相比較器、４はフィルタ、５は電圧制御発振器（VC
O）、６はカウンタでこれらのループが位相同期発振器
（Phase-Locked Oscill-ator:PLO）を構成する。７は回
転速度計測用のクロックパルスで周波数検出器１に入力
する。８はインデックスパルスで周波数検出器１に入力
する。９は周波数検出器出力信号で選択ゲート回路２に
入力する。10はクロックパルスで選択ゲート回路２に入
力し、11は磁気ディスク媒体の位置情報を提供するサー
ボパルスで、インデックスパルス８よりもはるかに数多
いパルスとして選択ゲート回路２に入力する。12は選択
ゲート回路出力信号で位相比較器３に入力する。位相比
較器３の出力はフィルタ４に入力し、その出力信号13は
電圧制御発振器５に入力する。電圧制御発振器５の出力
は位置信号復調用クロックとして出力される一方カウン
タ６に入力される。カウンタ６の出力は位相比較器３に
入力される。
当たる。２は選択ゲート回路で選択回路に当たる。３は
位相比較器、４はフィルタ、５は電圧制御発振器（VC
O）、６はカウンタでこれらのループが位相同期発振器
（Phase-Locked Oscill-ator:PLO）を構成する。７は回
転速度計測用のクロックパルスで周波数検出器１に入力
する。８はインデックスパルスで周波数検出器１に入力
する。９は周波数検出器出力信号で選択ゲート回路２に
入力する。10はクロックパルスで選択ゲート回路２に入
力し、11は磁気ディスク媒体の位置情報を提供するサー
ボパルスで、インデックスパルス８よりもはるかに数多
いパルスとして選択ゲート回路２に入力する。12は選択
ゲート回路出力信号で位相比較器３に入力する。位相比
較器３の出力はフィルタ４に入力し、その出力信号13は
電圧制御発振器５に入力する。電圧制御発振器５の出力
は位置信号復調用クロックとして出力される一方カウン
タ６に入力される。カウンタ６の出力は位相比較器３に
入力される。
第２図の14は周波数検出器１の検出範囲を示す。15は
電源電圧波形、16はディスクの回転速度の変化を示す図
で、17は位相比較器３に入力する信号の種類を示す図で
ある。
電源電圧波形、16はディスクの回転速度の変化を示す図
で、17は位相比較器３に入力する信号の種類を示す図で
ある。
次に、本発明の動作について磁気ディスク装置への実
施例で説明する。
施例で説明する。
磁気ディスク装置の電源が投入されるとディスクの回
転速度は徐々に上昇していく。一般に磁気ディスク装置
はディスク１回転に１つのインデックスパルスを発生す
る回路を有しており、周波数検出器１はこのインデック
スパルス８をクロックパルス７でカウントすることによ
り、ディスクの回転速度に対応する周波数を計測する。
ディスクの回転周波数がまだ定常値（周波数検出範囲1
4）に達していない時は周波数検出器出力信号９は論理
０となるように回路構成されている。選択ゲート回路２
は周波数検出器出力信号９が論理０の時は第１の励振信
号としてのクロックパルス10を選択し、位相比較器３に
入力する。位相比較器３、フィルタ４、電圧制御発振器
５、カウンタ６は一般的なPLO回路を構成し、VCO出力は
位相比較器３の入力に位相的に同期したパルスを出力す
る。
転速度は徐々に上昇していく。一般に磁気ディスク装置
はディスク１回転に１つのインデックスパルスを発生す
る回路を有しており、周波数検出器１はこのインデック
スパルス８をクロックパルス７でカウントすることによ
り、ディスクの回転速度に対応する周波数を計測する。
ディスクの回転周波数がまだ定常値（周波数検出範囲1
4）に達していない時は周波数検出器出力信号９は論理
０となるように回路構成されている。選択ゲート回路２
は周波数検出器出力信号９が論理０の時は第１の励振信
号としてのクロックパルス10を選択し、位相比較器３に
入力する。位相比較器３、フィルタ４、電圧制御発振器
５、カウンタ６は一般的なPLO回路を構成し、VCO出力は
位相比較器３の入力に位相的に同期したパルスを出力す
る。
クロックパルス10はディスク回転速度が定常値の時の
サーボパルス周波数にほぼ同じ周波数に設定されてお
り、かつPLOの自由発振周波数に相当する周波数でもあ
る。従って電源投入時、PLOは自由発振周波数に対し周
波数偏差の小さい励振入力に同期させることができ安定
な引込み動作が行える。電源投入後ディスク回転周波数
が周波数検出範囲14以内に達すると周波数検出器出力信
号９は論理１になり、選択ゲート回路２は第２の励振信
号としてのサーボパルス11を選択して出力し、位相比較
器３に入力する。周波数検出範囲14は定常周波数に対し
±１％程度に設定されているので、選択ゲート回路２が
クロックパルス10からサーボパルス11に切替えた時PLO
入力は±１％程度の周波数偏差を引込むだけで同期化を
完了する。
サーボパルス周波数にほぼ同じ周波数に設定されてお
り、かつPLOの自由発振周波数に相当する周波数でもあ
る。従って電源投入時、PLOは自由発振周波数に対し周
波数偏差の小さい励振入力に同期させることができ安定
な引込み動作が行える。電源投入後ディスク回転周波数
が周波数検出範囲14以内に達すると周波数検出器出力信
号９は論理１になり、選択ゲート回路２は第２の励振信
号としてのサーボパルス11を選択して出力し、位相比較
器３に入力する。周波数検出範囲14は定常周波数に対し
±１％程度に設定されているので、選択ゲート回路２が
クロックパルス10からサーボパルス11に切替えた時PLO
入力は±１％程度の周波数偏差を引込むだけで同期化を
完了する。
第２図の位相誤差信号13はこれらの引込み過程の様子
を示したもので、電源投入時およびディスク回転周波数
検出後の切替え時に僅かの周波数偏差の引込みで動作で
きる。
を示したもので、電源投入時およびディスク回転周波数
検出後の切替え時に僅かの周波数偏差の引込みで動作で
きる。
（発明の効果） 以上説明したように本発明の位置信号復調用位相同期
発振器は、周波数検出器でディスク回転周波数が定常値
近くに達したことを検出するまではPLOに定常回転時の
サーボパルスの周波数にほぼ同じ周波数のクロックを入
力し、定常回転速度に達したことが検出された後サーボ
パルスに切替えることにより僅かな周波数偏差の引込み
でPLOを同期化することができるので、PLOの引込み帯域
で小さくしておくことができ、従ってゆらぎの小さな安
定なクロックを発生させることができるという利点があ
る。
発振器は、周波数検出器でディスク回転周波数が定常値
近くに達したことを検出するまではPLOに定常回転時の
サーボパルスの周波数にほぼ同じ周波数のクロックを入
力し、定常回転速度に達したことが検出された後サーボ
パルスに切替えることにより僅かな周波数偏差の引込み
でPLOを同期化することができるので、PLOの引込み帯域
で小さくしておくことができ、従ってゆらぎの小さな安
定なクロックを発生させることができるという利点があ
る。
第１図は本発明の実施例の構成を示すブロック図、第２
図は本発明の動作を説明するための波形を示す図であ
る。 １……周波数検出器、２……選択ゲート回路、３……位
相比較器、４……フィルタ、５……電圧制御発振器（VC
O）、６……カウンタ、７……クロックパルス、８……
インデックスパルス、９……周波数検出器出力信号、10
……クロックパルス、11……サーボパルス、12……選択
ゲート回路出力信号、13……位相誤差信号、14……周波
数検出範囲、15……電源電圧波形、16……ディスク回転
速度を示す波形、17……位相比較器の入力パルスの種類
と範囲を示す図。
図は本発明の動作を説明するための波形を示す図であ
る。 １……周波数検出器、２……選択ゲート回路、３……位
相比較器、４……フィルタ、５……電圧制御発振器（VC
O）、６……カウンタ、７……クロックパルス、８……
インデックスパルス、９……周波数検出器出力信号、10
……クロックパルス、11……サーボパルス、12……選択
ゲート回路出力信号、13……位相誤差信号、14……周波
数検出範囲、15……電源電圧波形、16……ディスク回転
速度を示す波形、17……位相比較器の入力パルスの種類
と範囲を示す図。
Claims (1)
- 【請求項１】位相比較器、フィルタ、電圧制御発振器お
よびカウンタで閉ループを構成し、その自由発振周波数
を磁気ディスク媒体が回転速度の定常値において生成出
力する位置信号パルスの周波数に略等しく設定した位相
同期発振器と；磁気ディスク媒体の回転速度を計測し、
回転速度が定常動作速度範囲内に入ったときは範囲内で
あることを示す範囲内信号を出力し、定常動作速度範囲
に達していないときには範囲外であることを示す範囲外
信号を出力する回転速度検出器と；磁気ディスク媒体の
回転によって生成される前記位置信号パルスと前記磁気
ディスク媒体が回転速度の定常時において生成出力する
前記位置信号パルスの周波数と略等しい周波数のクロッ
クパルスとを入力とし、前記回転速度検出器から前記範
囲外信号を受けたときは前記クロックパルスを前記位相
同期発振器へ第１の励振信号として出力し、前記範囲内
信号を受けたときは磁気ディスク媒体の生成出力する前
記位置信号パルスを前記第１の励振信号と等価な第２の
励振信号として出力する選択回路と；を具備することを
特徴とする位置信号復調用位相同期発振器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1109661A JP2771246B2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 位置信号復調用位相同期発振器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1109661A JP2771246B2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 位置信号復調用位相同期発振器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02290181A JPH02290181A (ja) | 1990-11-30 |
| JP2771246B2 true JP2771246B2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=14515955
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1109661A Expired - Lifetime JP2771246B2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 位置信号復調用位相同期発振器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2771246B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59181988A (ja) * | 1983-03-31 | 1984-10-16 | Nippon Kogaku Kk <Nikon> | モ−タの回転制御装置 |
| JPS6167114A (ja) * | 1984-09-10 | 1986-04-07 | Ntn Toyo Bearing Co Ltd | デイスク線速度一定制御装置 |
| JPH0191368A (ja) * | 1987-09-30 | 1989-04-11 | Mitsubishi Electric Corp | ディスク記録再生装置におけるインデックス信号出力回路 |
-
1989
- 1989-04-28 JP JP1109661A patent/JP2771246B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02290181A (ja) | 1990-11-30 |
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