JP2769768B2 - コンデンサレンズ,光源装置及び投写型表示装置 - Google Patents

コンデンサレンズ,光源装置及び投写型表示装置

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JP2769768B2
JP2769768B2 JP5093141A JP9314193A JP2769768B2 JP 2769768 B2 JP2769768 B2 JP 2769768B2 JP 5093141 A JP5093141 A JP 5093141A JP 9314193 A JP9314193 A JP 9314193A JP 2769768 B2 JP2769768 B2 JP 2769768B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光源の出射光を高効率
で集光できる大口径のコンデンサレンズ、コンデンサレ
ンズを用いた高効率光源装置、及び光源装置を用いた投
写型表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】高効率
な光源装置が必要な従来技術の一例として液晶パネルを
用いた投写型表示装置について図34により説明する。図
34は例えば特開平1−42687 号公報に開示された装置で
ある。図において、1は光源装置であり、ランプ120 と
反射鏡130 とコンデンサレンズ131 とから構成されてい
る。2は光源装置1から出射される照明光束、14B, 14R
はダイクロイックミラー、11a, 11b, 11c, 11dはミラ
ー、3R, 3G, 3Bは液晶パネル、15はダイクロイックプリ
ズム、4は投写レンズ、5はスクリーンである。
【0003】次に動作について説明する。光源装置1に
用いられるランプ120 としては、例えばメタルハライド
ランプ,キセノンランプ,ハロゲンランプ等の白色光源
が用いられる。コンデンサレンズ131 の焦点位置にラン
プ120 を配置することにより、平行な照明光束2が得ら
れる。また、反射鏡130 の反射面は典型的には球面であ
り、反射鏡130 の曲率中心をコンデンサレンズ131 の焦
点位置近傍(すなわち、ランプ120 の位置)に設定する
ことにより、コンデンサレンズ131 の照明光束2のパワ
ーは反射鏡130 がない場合に比べて約2倍になることが
公知である。
【0004】照明光束2は青色光を反射し緑・赤色光を
透過するダイクロイックミラー14B、及び赤色光を反射
し緑・青色光を透過するダイクロイックミラー14R によ
って赤・緑・青の3原色に分解される。赤色光はミラー
11b, 11cによって折り曲げられて液晶パネル3Rに照射さ
れ、青色光はミラー11a, 11dによって折り曲げられて液
晶パネル3Bに照射される。また、緑色光は直接液晶パネ
ル3Gに照射される。液晶パネル3R,3G,3Bには赤,緑,
青の各原色に相当する画像が表示されるが、画像を表示
させる駆動回路については図示を省略している。液晶パ
ネルに形成された画像で変調された光束は赤・青色光を
選択的に反射し、緑色光を選択的に透過する公知のダイ
クロイックプリズム15によって再び1本の光束に合成さ
れて、投写レンズ4により投写光110 に変換され、スク
リーン5上に拡大投写される。
【0005】上記コンデンサレンズ131 は照明の効率を
上げるために集光角θ(図34参照)を出来るだけ大きく
する必要があった。θを大きくできるレンズ構成として
はランプ120 側を凹面,平面,凸面のいずれかの球面と
し、平行な照明光束2の側を非球面の凸面とする構成が
公知であったが、集光角θは高々40°程度であった。こ
のようなコンデンサレンズの例としては文献(「レーザ
およびオプティクスガイドII」、pp.122-124,日本メレ
スグリオ(株)発行,1989年6月)に開示されている。
また、コンデンサレンズ131 を2〜3枚組のレンズで構
成して集光角θの増加を図る試みもあるが、レンズ全長
の増大によって光源装置が大形化し、レンズ組立が複雑
化して低価格化の障害になる等の問題があった。
【0006】レンズの色収差を補正する方法として、屈
折率分散が小さい(アッベ数大)凸レンズと、屈折率分
散の大きい(アッベ数小)凹レンズとの組合せによりレ
ンズを構成することが公知である。しかしこのレンズの
欠点として、次のようなものがある。 (1) 凹レンズを使用するため、集光角θが小さくな
る。 (2) 凸レンズに使用する屈折率分散の小さい材料
は、一般に屈折率が低いため、集光角θが大きいレンズ
の設計が困難である。 (3) レンズ長が長くなり、組立てが複雑化する。
【0007】また、従来の投写型表示装置は以上のよう
に構成されているので、ランプ120の熱によりコンデン
サレンズ131 が割れるなどの問題点もある。
【0008】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、本発明の1つの目的は、集光角θを従来公知の
コンデンサレンズよりも大きく出来る大口径のコンデン
サレンズ、そのコンデンサレンズを用いた光源装置、及
び投写型表示装置を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、熱によりコンデンサ
レンズが破損することがない光源装置を提供することに
ある。
【0010】
〔1〕
0.42<r1 /nf<0.45 18<|r2 /nf| −0.39<K1 <−0.25 0.11<△2 /f<0.14 〔2〕 0.4 <r1 /nf<0.6 −0.5 <r2 /nf<−0.3 −0.6 <K1 <−0.2 −0.1 <SG2 /f<0.1 但し、 f:レンズ全系の焦点距離 n:レンズの屈折率 r1 :第1面の中心曲率半径 r2 :第2面の中心曲
率半径 K1 :第1面の円錐定数 △2 :第2面の有効径最周辺における非球面と、中心曲
率半径r2 を有する基準球面との光軸方向の差 SG2 :第2面の有効径最周辺における非球面の面中心
に対する光軸方向の差
【0011】また、第1発明,第2発明のコンデンサレ
ンズにあって、第2面の有効径よりも大きな径の部分を
光軸と直交する平坦面とし、第1面の有効径よりも大き
な径の部分を光軸と直交する平坦面として実装の容易さ
を確保する。
【0012】本願の第3発明の光源装置は、放電ランプ
と、球面鏡と、上記第1,第2発明のコンデンサレンズ
(NA≧0.9 )とにより構成され、球面鏡の曲率中心と
コンデンサレンズの第2面側の焦点位置とを共通点と
し、放電ランプの発光中心をその共通点に配置する。ま
た、コンデンサレンズの第1面に単層の無反射コーティ
ングを施し、第2面に赤外・紫外反射コーティングか赤
外反射コーティングかを施す。
【0013】本願の第4発明の投写型表示装置は、画像
表示デバイスと、画像表示デバイスを照明する光源と、
画像表示デバイスの表示画像を拡大投写する投写レンズ
とを備え、光源として第3発明の光源装置を適用したも
のである。さらに、放電ランプの電極の方向と、バーナ
部の排気部の方向を画像表示デバイスに対して所定の方
向とすることによって、投写画像の輝度分布の均一化が
図れる。
【0014】本願の第5発明の光源装置は、ランプと球
面鏡とコンデンサレンズとを備え、コンデンサレンズを
分割しておくことにより、熱膨張によるコンデンサレン
ズの割れを防止するものである。
【0015】本願の第6発明の光源装置は、ランプと球
面鏡とコンデンサレンズとを備え、熱線のような不要光
スペクトルを除去するための、赤外光, 紫外光を反射す
るコーティングを光入射面側に施すものである。
【0016】
【作用】第1発明,第2発明のコンデンサレンズは以下
の性能を有する。 〔a〕 集光角θを64.2°以上と大きくし、かつ球面収
差を小さくできるので、低収差で高効率な照明光が得ら
れる。 〔b〕 焦点距離に比べて比較的長いバックフォーカス
を確保できる。 〔c〕 ランプ側の面(第2面)の周辺部を凹面にでき
るのでコンデンサレンズへの入射角を低減でき、レンズ
周辺部の透過率を向上できる。また、光源側の面に多層
膜からなるコーティングを施す場合、透過特性の入射角
依存性を低減できる。 〔d〕ランプ側の面(第2面)の有効径の外側を平面と
することで、大きな作動距離を確保できる。また第1面
の有効径の外側を平面とすれば、第2面側の上記平面と
併せてレンズ保持用のフランジが形成できるので実装が
容易となる。
【0017】第3発明の光源装置によれば、集光角θが
64.2°以上のコンデンサレンズを用いた高効率な照明光
源が実現できる。しかも、コンデンサレンズが単レンズ
なので小型の光源装置が得られる。
【0018】第4発明の投写型表示装置によれば、画像
表示デバイスを高照度で照明でき、しかも照明光の収差
が小さいので高輝度な投写画像が得られる。しかも、光
源が高効率なので装置の消費電力が小さくて済む。
【0019】第5発明の光源装置によれば、あらかじめ
コンデンサレンズを分割しているので、その熱膨張によ
る体積変化で生ずる割れを防止できる。
【0020】第6発明の光源装置によれば、赤外光, 紫
外光を反射するコーティングを光入射面側に施している
ので、熱線のような不要光スペクトルを除去してコンデ
ンサレンズ等の光学部品の熱的な特性劣化を低減する。
【0021】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
いて詳述する。 実施例1.(大口径コンデンサレンズ) 短アーク長放電ランプ用の大口径コンデンサレンズの特
性に関して集光角(またはNA)以外に考慮すべき主な
仕様は以下の通りである。 (a) バックフォーカス,作動距離(WD)が十分確
保できること。 (b) 所望の照射光束径を満たすこと。 (c) 球面収差が小さく、小さな共役側でアーク長程
度の物体を十分解像できること。 (d) レンズの実装が容易であること。
【0022】本実施例のコンデンサレンズは、応用例と
して従来技術で説明した液晶投写型表示装置を想定す
る。その際、放電ランプのアーク長は1〜5mmとし、照
射光束径は48〜50mmとして数値実施例を示す。また、レ
ンズのNAは0.9 以上の例を示すが、意図的にNAを小
さく使用することは公知の絞り等を使うことで容易に実
施可能である。
【0023】以下、図面を参照しながら本実施例のコン
デンサレンズについて説明する。図1,図2は、後述す
る本実施例1の例1,4に対応するレンズ断面図であ
る。図1には、実施例の説明に必要な各種記号も併記し
た。図1において、S1 は大きな共役側の面(第1面)
であり、S2 は小さな共役側(放電ランプ側)の面(第
2面)である。d1 はコンデンサレンズレンズ131 の中
心厚である。Si は放電ランプのアークであり、図では
光軸と直交する方向に5mmの長さを想定して描いてい
る。D1, D2 は各々第1面S1,第2面S2 の有効径を
示し、破線で示したように小さな共役側の軸上からS2
面の直径D2 以内の領域に入射した光線は、S1 面の直
径D1 以内の領域から平行な照明光束2として出射す
る。θは最大集光角で、コンデンサレンズの開口数(N
A)はθを用いて(1)式で定義する。 NA=sin(θ) ……(1)
【0024】132 は第2面S2 上で有効径D2 の外側に
設けた平坦面である。第1面S1 の有効径D1 の外側に
も平坦部143 を設け、平坦部132, 143によってフランジ
133をコンデンサレンズ131 に一体的に形成している。
フランジ133 は、実施例2及び実施例3に関連して後述
するように、コンデンサレンズ131 の保持を容易にする
のに用いられる。d2 は第2面S2 の中心からアークS
i の中心までの距離(バックフォーカス)、WDは平坦
面132 からアークSi までの距離(作動距離)である。
2はアークSi の中心から最大集光角θで出射しコンデ
ンサレンズ131で平行化された平行照明光束である。な
お、平坦面132, 143は特に鏡面でなくてもよく、スリ硝
子状もしくは不要光防止用に表面に黒色塗料を塗布した
状態でもよい。
【0025】第1面S1 は凸の非球面であり、第2面S
2 は周辺部が強い凹面の非球面である。レンズ構成とし
て周辺部が凸の構成も考えられるが、周辺が凹面の方が
S2面周辺に入射する光線の入射角が小さくなるので透
過率が大きくなり、より高効率にできる。数値例で具体
的に示すように、第2面S2 の中心曲率半径の絶対値
は、第1面S1 に比べて非常に大きい値を持つので中心
近傍は平面に近く見える。
【0026】本実施例のレンズ系は前述した仕様(a)
〜(c)を達成するために、上記両面非球面単レンズ構
成において、以下の条件式を満足している。 0.42<r1 /nf<0.45 ……(2) 18<|r2 /nf| ……(3) −0.39<K1 <−0.25 ……(4) 0.11<△2 /f<0.14 ……(5) 但し f:レンズ全系の焦点距離 n:レンズの屈折率 r1 :第1面S1 の中心曲率半径 r2 :第2面S2 の中心曲率半径 K1 :第1面S1 の円錐定数 △2 :第2面S2 の有効径の端における、非球面と中心
曲率半径r2を有する基準球面との光軸方向の差であ
り、第2面S2 の周辺部が小さな共役側に曲がる方向を
正とする
【0027】上記条件式の下限値, 上限値の意味を以下
に説明する。まず、第1面S1 の中心曲率半径r1 と屈
折率nに焦点距離fを乗じた値の比を定める(2)式に
おいて、下限値を越えると屈折力が第1面S1 に偏るの
で、所望の作動距離(WD),バックフォーカスが得ら
れない。逆に上限値を越えると第2面S2 で発生する大
きな球面収差を補正しようとしても、軸上付近の球面収
差を補正すると輪帯収差が大きくなり、最大輪帯部分で
許容できないアンダーな球面収差が残留する。この最大
輪帯での球面収差を補正しようとすれば中間輪帯で許容
出来ない大きさの球面収差が残ってしまう。
【0028】(3)式は第2面S2 の中心曲率半径r2
と屈折率nに焦点距離fを乗じた値の比の絶対値を定め
る条件であり、下限を越えると軸上付近の3次球面収差
がアンダーになる。(3)式の条件により第2面S2 の
中心近傍は平面に近い形状となる。
【0029】(4)式は高次球面収差を良好に補正する
ための条件で、下限値を越えた場合には軸上付近の球面
収差を補正すると最大輪帯付近で許容出来ない大きさの
オーバな球面収差が発生する。逆に(4)式の上限値を
越えると、軸上付近の球面収差を補正すると最大輪帯付
近で許容できないアンダーな高次球面収差が発生する。
【0030】(5)式は第2面S2 (放電ランプ側の
面)の有効径の端における非球面量△2 と焦点距離fと
の比を規定する条件である。(5)式の上限値を越える
と、第2面S2 の有効径周辺部の面傾きが凹面状に大き
くなりすぎるので所望のNAが得られない。また、大き
な作動距離(WD)を確保できなくなる。(5)式の下
限値を越えると、逆に集光角は大きく出来るが、輪帯部
で大きな高次球面収差が発生しその補正が困難になる。
【0031】次に、本実施例1の具体的な数値実施例を
表1ないし表6に示す。表1ないし表6に記載した記号
の意味は以下の通りである。 f:コンデンサレンズ全系の焦点距離 NA:第2面S2 側(小さな共役側)の開口数 β:大きな共役側から光線が入射した場合の基準結像倍率 WD:作動距離(図1参照) D1 :第1面S1 の有効径(直径) D2 :第2面S2 の有効径(直径) n:レンズ屈折率(n1 ) △2 :第2面S2 の有効径端部における非球面量 m:大きな共役側から順次数えた面番号 ri:大きな共役側から数えて第i番目のレンズ面の中心曲率半径 di:大きな共役側から数えて第i番目のレンズ成分の厚み及び空気間隔 ni:大きな共役側から数えて第i番目のレンズ成分の波長546.1 nm(e線) における屈折率 νi:大きな共役側から数えて第i番目のレンズ成分のアッベ数 また、各面の非球面形状は面の中心を原点とし、光軸方
向をZ軸とした直交座標系(X,Y,Z)において、r
を中心曲率半径,Kを円錐定数、A4 ,A6 ,A8 ,A
10を各々4次,6次,8次,10次の非球面係数とすると
き、(6)式で表されるものとする。
【0032】
【数1】
【0033】このとき△2 は下記(7)式で表される。 △2 =Zas−Zsp ……(7) 但し、Zas,Zspは第2面S2 の有効径D2 を用いて、
下記(8),(9)式にてそれぞれ与えられる。
【0034】
【数2】
【0035】(例1) 実施例1の例1における数値データを表1に示す。
【0036】
【表1】
【0037】硝材としてはFD13(HOYA(株)
製)を使用した。図3は波長546.1 nm(e線)における
小さな共役側の近軸像面におけるスポットダイアグラム
で、各×点が1本の光線に対応している。計算には312
本の光線を追跡した。
【0038】例1では、十分球面収差が補正されている
ので、NA=0.917 (θ=66.5°)と大口径であるにも
かかわらず、0.5 mm程度のスポット径が得られている。
従って、1〜5mm程度の物体(アーク長)を十分解像で
きるので、第2面S2 側から光線が入射した場合には、
アーク長から決まる限界に近い低収差の平行な照明光束
2が得られる。
【0039】(例2) 実施例1の例2における数値データを表2に示す。
【0040】
【表2】
【0041】硝材としてはFD4(HOYA(株)製)
を使用した。本例2では例1と光束径(D1 )は同程度
で、より大きなNAが得られる。
【0042】(例3) 実施例1の例3における数値データを表3に示す。
【0043】
【表3】
【0044】硝材としてはFD14(HOYA(株)
製)を使用した。本例3では例1よりも大きなNAが得
られる。
【0045】(例4) 図2は実施例1の例4の断面図を示す。また、本例4に
おける数値データを表4に示す。
【0046】
【表4】
【0047】硝材としてはFD6(HOYA(株)製)
を使用した。本例4では例1より光束径(D1 )は1mm
程小さいが、NAの増加が大きい。
【0048】(例5) 実施例1の例5における数値データを表5に示す。
【0049】
【表5】
【0050】硝材としてはFD6(HOYA(株)製)
を使用した。本例5では例1より光束径(D1 )は1mm
程小さいが、NAは例4よりもさらに大きい。
【0051】(例6) 実施例1の例6における数値データを表6に示す。
【0052】
【表6】
【0053】硝材としてはNbFD13(HOYA
(株)製)を使用した。本例6では例1より光束径(D
1 )は1mm程小さいが、NAの増加が大きい。
【0054】図4,図5,図6,図7,図8,図9は、
実施例1のそれぞれ例1,例2,例3,例4,例5,例
6に対応する小さな共役側の近軸像面における収差図で
ある。球面収差図は(WL1=610 nm, WL2=546.1
nm, WL3=470 nm)の3波長について示し、非点収差
は546.1 nm(e線)について示している。また、非点収
差はアーク長5mmのランプを想定して最大像高2.5 mmと
して計算した。各収差図における球面収差,非点収差は
十分実用可能な良好な値である。
【0055】実施例2.(光源装置) (例1) 実施例1における大口径コンデンサレンズを用いて、小
型で高効率な照明用光源装置を構成することができる。
図10は実施例2の例1における光源装置の構成図であ
り、131 はコンデンサレンズ、143 はコンデンサレンズ
131 の第1面S1の有効径の外周に形成された第1の平
坦部、132 はコンデンサレンズ131 の第2面S2 の有効
径の外周に形成された第2の平坦部、133 は第1の平坦
部143 と第2の平坦部132 とに挟まれたフランジ部であ
り、コンデンサレンズ131 と一体に形成されている。
【0056】120 は放電ランプであり、実際にはメタル
ハライドランプ, キセノンランプ等が使用される。121
はランプ120 の電極、122 は電極121 を封止するシャフ
ト部でありガラス材料より成る。123 はランプ120 のバ
ーナ部で、ガラス, 透光性セラミック材等から作られて
おり、内部の空洞には発光に必要な各種のガス,元素が
封入され、一対の電極121 間の放電ギャップ124 での放
電により所望の発光スペクトルが得られる。ランプ120
はコンデンサレンズ131 の第2面S2 側に位置し、放電
ギャップ124 が実施例1(図1,図2)における小さな
共役側の像面Si に相当し、かつ、シャフト部122 がコ
ンデンサレンズ131 の光軸(一点鎖線)と直交するよう
に配置されている。
【0057】130 は反射鏡であり、凹面側の面144 が鏡
面に仕上げられて反射コーティングが施されている。13
7 は反射鏡130 の有効径の外周部に設けられたフランジ
部である。反射鏡130 は、典型的には凹面144 の曲率中
心が放電ギャップ124 の中心(発光中心)に位置するよ
うに配置されている。134 は第1の支持板、138 は第2
の支持板、135 は第1の止め具、139 は第2の止め具、
136 は第1のビス、142 は第2のビスである。
【0058】次に、本例1の動作について説明する。ラ
ンプ120 は公知のように一対の電極121 間で放電をおこ
す回路(図示せず)で駆動され、放電のアークによって
バーナ部123 内が熱せられて発光する。ランプ120 が交
流駆動される場合、アークは放電ギャップ124 の部分で
電極121 の方向に線状に生ずる。放電ギャップ124 の中
心はコンデンサレンズ131 の第2面S2 側の焦点位置に
置かれており、放電ギャップ124 の中心部より出射して
直接コンデンサレンズ131 に入射する光束はコンデンサ
レンズ131 を透過して平行な照明光束2に変換される。
【0059】一方、放電ギャップ124 の中心部より出射
して反射鏡130 に入射する光束は、凹面144 の曲率中心
が放電ギャップ124 の中心に合わせられているので、凹
面144 で反射された後、同一経路を逆進し、再び放電ギ
ャップ124 の中心に集光され、コンデンサレンズ131 に
入射する。凹面144 の反射率を所望の波長域において10
0 %近くに設定することにより、コンデンサレンズ131
からの出射パワーは反射鏡130 がない場合に比べて約2
倍になる。反射鏡130 の有効径を決めるに当たり、凹面
144 の有効反射領域がコンデンサレンズ131 の最大集光
角θできまる領域以上となるようにすると、最大限の光
束を照明光束2に変換できる。
【0060】反射鏡130 の凹面144 の曲率半径は、光源
装置1全体を小型化する点では小さい方がよいが、短く
するに従って、アーク長の端部の結像に関して非点収差
が大きくなり、またランプ120 のシャフト部122 に対す
る配置余裕を確保する上で好ましくない。本発明者は光
線追跡により光源装置1全体の収差特性を解析した結
果、凹面144 の曲率半径は実施例1のコンデンサレンズ
と組み合わせる場合、コンデンサレンズ131 の第1面S
1 の有効径D1 の1/2以上にするのが適当であること
を見いだした。
【0061】コンデンサレンズ131 は、有効径の外側に
一体的に設けられたフランジ133 により固定される。図
10の例では、第2面S2 側に配置された支持板134 に平
坦面132 を押し当てて位置決めし、止め具135 を平坦面
143 に押し当てながらビス136 で支持板134 に固定する
ことでコンデンサレンズ131 を保持している。反射鏡13
0 は、外周部に一体的に設けられたフランジ137 を支持
板138 に押しつけ、フランジ137 の反対側に止め具139
を押し当てた状態でビス142 により支持板138に固定す
ることで保持されている。
【0062】なお、第1の支持板134 はランプ120 から
出射する光線をコンデンサレンズ131 の第2面S2 に入
射させるために中心部に穴があけられている。また、第
2の支持板138 もランプ120 から出射する光線を凹面14
4 に入射させるために中心部に穴があけられている。
【0063】コンデンサレンズ131 の第1,第2面S1,
S2 には、必要に応じて無反射コーティング(例:38
0 〜780 nmの波長帯域を透過),紫外・赤外光反射コー
ティング(例:400 nm以下,700 nm以上の波長帯域を反
射),赤外光反射コーティング(例:700 nm以上の波長
帯域を反射)が施されている。これらコーティングの種
類と、コーティングを施す面とは、照明の用途に応じて
決められるが、用途によっては特にコーティングがなく
てもよい。一例として、図34に示した液晶投写型表示装
置の光源装置1として用いる場合のコーティングについ
て以下に述べる。
【0064】液晶投写型表示装置では、光源装置1は可
視光全域にわたる白色光を出射する必要がある。また、
液晶パネル3R, 3G, 3Bは赤外線(熱線)及び紫外線によ
る特性劣化がおこるので、可視光以外の光線は極力照射
光から除去する必要がある。コンデンサレンズ131 の面
に紫外・赤外光反射コーティング,赤外光反射コーティ
ングを施すと、照明光束2に含まれる熱線を低減するの
に有効である。公知の通り、上記コーティングは多層薄
膜により構成する必要があるが、透過特性の入射角依存
性が問題となる。しかし、コンデンサレンズ131 の第2
面S2 は周辺が凹面であり入射角の増加を抑えられるの
で、従来の平面入射のコンデンサレンズ(図34)に比べ
て透過特性の均一性を改善できる。このために、紫外・
赤外光反射コーティングもしくは赤外光反射コーティン
グは第2面S2 に施すのが適当である。
【0065】また、第1面S1 は周辺部の入射角が大き
くなる傾向があるので、単層の無反射コーティングを施
すことにより分光透過率の入射角依存性の影響を最小限
に抑えることができる。凹面144 には、Al,Au等の
高反射金属薄膜をコーティングするか、赤外・紫外光を
透過するコーティングもしくは赤外光を透過するコーテ
ィングを施すことにより照明光束2に含まれる不要光ス
ペクトルを低減できる。
【0066】(例2) 例1では、放電ギャップ124 の中心にコンデンサレンズ
131 の焦点と凹面144の曲率中心とを一致して配置する
構成について述べた。しかしランプ120 として直流点灯
するキセノンランプを使用する場合には、以下に述べる
構成とするのがより好適である。公知のように、直流駆
動型のキセノンランプは、陽極側と陰極側との電極構造
が非対称であり、一般に陰極側が細く陽極側が太くなっ
ている。そして、陰極の先端近傍が非常に小さな点光源
状に発光することが知られている。一例として、オスラ
ム社(ドイツ)のXBO2500W型の電極間の発光輝
度分布を図12に示す。本例では電極間隔が6mm程度ある
にも関わらず、大部分の光エネルギーは陰極121Cの先端
部の直径約0.5 mm以下の部分に集中していることがわか
る。
【0067】このように直流駆動型のキセノンランプで
は発光点が陰極先端部に局在しているので、この発光点
を光源装置の光軸上に合わせて配置することにより、出
射光の進行方向を光軸にあわせることができる。図11は
以上の事柄を考慮した実施例2の例2における光源装置
の配置を示す。図11において、120 は放電ランプとして
のキセノンランプ、121A, 121Cは各々キセノンランプ12
0 の陽極,陰極である。その他の構成要素については図
10と同様である。
【0068】図11において陰極121Cの先端部がコンデン
サレンズ131 の光軸(一点鎖線で示した)上でかつ焦点
位置に配置されている。また、凹面144 の曲率中心も陰
極121Cの先端部に合わせて配置されている。このように
配置することにより、出射された照明光束2の進行方向
を厳密にコンデンサレンズ131 の光軸に合わせることが
できるので、本光源装置を図34の液晶投写型表示装置の
光源装置1等に応用すると設置が容易になる。なお図11
は放電ランプが陰極121Cと陽極121Aとを備えたキセノン
ランプ120 になったこと以外は図10の実施例と同様なの
で、動作説明を省略する。
【0069】実施例3.(投写型表示装置) 実施例2における光源装置を、図34に示した従来の液晶
投写型表示装置の光源装置1に置き換えれば、高輝度な
液晶投写型表示装置を実現できる。これは、実施例1に
関連して述べたように、光源から出射した光束をNA≧
0.9 という大口径のコンデンサレンズで効率よく照射で
きることが第1の理由である。また、第2の理由として
は、照明光の収差が極めて小さいので、投写レンズ4に
高効率に光束を入射できることがあげられる。
【0070】従来より、小口径の非テレセントリックレ
ンズを投写レンズ4として使用するために、液晶パネル
3R, 3G, 3Bの近傍に集光レンズ(図示せず)を配置し、
投写レンズ4の入射瞳(図示せず)への光束の入射効率
を改善する手法も行われている。実施例2の光源装置
は、このような、液晶パネル近傍に集光レンズを配置す
る投写型表示装置の構成に適用しても、高輝度な投写画
像が得られる。これは、照明光束2の収差が小さいので
集光レンズによって投写レンズの入射瞳上に非常に小さ
な光源像を結像できることにより投写レンズ4の透過光
束を最大限に増加できるからである。
【0071】ランプ120 の配光特性によって液晶パネル
の画面の方向とランプの姿勢により投写画像の輝度均一
性が変化する。これについて図13により説明し、最適な
ランプの配置法について図14により説明する。図13
(a)はランプ120 の電極121 回りの回転角ψ,電極方
向からの傾き角θの定義図である。この2種類の角度
θ,ψに対して、ランプ120 の配光特性は図13(b),
図13(c)の如く変化する。すなわち、θ方向の角度変
化に対しては電極方向にて光度が最小になり、電極と直
交する方向にて光度が最大になる。
【0072】また、ψ方向の角度変化に対しては基本的
には光度変化が殆どない。但し、ランプ120 のバーナ部
123 には製造工程において排気部125 (バーナ内部の空
気を排気してガラス材料を融着した部分であり、バーナ
の側面にある場合が多い)が形成されており、ψ方向の
うち排気部125 に相当する方向では光度が低下する傾向
がある。
【0073】以上のランプ120 の配光特性を勘案すれ
ば、図34に示した投写型表示装置に実施例2の光源装置
を適用する場合のランプ配置を、投写画像の輝度分布を
均一にするという観点で最適化できる。以下、図14によ
り最適なランプ配置について説明する。
【0074】3は投写型表示装置の液晶パネルの表示画
面を示しており、説明の便宜上1個の画面のみを示して
いる。3H,3Vは各々矩形画面3の長辺,短辺を示してい
る。(X,Y,Z)は直交座標系であり、Zはコンデン
サレンズ131 の光軸方向を向いており、X,Yは長辺3
H,短辺3Vの方向を向いている。図のように、電極121と
短辺3Vとを同一のY方向に向けることにより、ランプ12
0 の配光特性上照度むらが生じる方向(図13のθ方向)
を短辺方向に合わせることができ、長辺方向3Hの方向は
光度むらの小さいψ方向に相当するので照度むらを小さ
くできる。よって、投写画像の輝度むらが小さくでき
る。
【0075】仮にこの配置とは逆に、電極121 の方向を
長辺3Hの方向(X方向)に合わせた場合、光度変化の大
きいθ方向が長辺3H方向に相当することになるので、液
晶パネル3上の照度むら、したがって投写画像の輝度む
らが上記の最適配置よりも大きくなる。また、ランプ12
0 の電極121 回りの設定によって排気部125 がX方向
(または−X方向)に位置するように配置することによ
って、排気部125 による光度低下の影響を最小限に抑え
ることができるので、より投写画像の輝度むらを小さく
できる。
【0076】以上の実施例は、実施例2による光源装置
を液晶投写型表示装置に適用した例について説明した。
これ以外にも照明用光源装置を応用する機器としては、
スライドプロジェクタ,マイクロフィルム読みとり装
置,探照灯,自動車のヘッドライト等が公知である。実
施例2による光源装置はこれらの機器に適用しても高効
率・低電力な機器が実現できることもちろんである。
【0077】実施例4.(大口径コンデンサレンズ) 実施例1では、比較的高屈折率(n>1.7)の硝材を用い
たNA≧0.9 の大口径コンデンサレンズについて開示し
た。しかし、実験の結果、ランプの消費電力が大きい
(>200 W)放電ランプを用いて光源装置を構成する
と、冷却条件によってはレンズが割れる場合もあるとい
うことが見いだされた。そこで、耐熱性に優れた硝材
(コーニング社製7740)を用いてレンズ設計を行っ
た。本硝材はd線での屈折率が1.47と低いので、実施例
1よりもNA≧0.9 の実現は一層困難であるが、今回大
口径化できる条件を見出した。しかも、実施例1の硝材
に比べてアッベ数が1.6 〜2.6 倍大きいので、原理的に
軸上色収差が小さくなり照明光の色ムラを低減できる。
【0078】本実施例4では、実施例1において考慮し
た(a)〜(d)の仕様に加えて、以下の(e)の仕様
も特に考慮している。(e)レンズ材料の耐熱性が十分
あり、発光時に高温になる放電ランプに近接配置しても
レンズの割れが起こらないこと。
【0079】実施例4のコンデンサレンズは、応用例と
して従来技術で説明した液晶投写型表示装置を想定す
る。その際、放電ランプのアーク長は1〜5mmとし、照
射光束径は91〜94mm(または48〜51mm)として数値実施
例を示す。また、レンズのNAは0.9 以上の例を示す
が、意図的にNAを小さく使用することは公知の絞り等
を使うことで容易に実施可能である。
【0080】以下、図面を参照しながら本発明のコンデ
ンサレンズについて説明する。図15,図17,図19,図21
は、後述する本実施例4の例1,4,6,7に対応する
レンズ断面図である。図15には、実施例の説明に必要な
各種記号も併記した。図15における各種記号は、WDが
第2面S2 の小さな共役側の最も突出した点からアーク
Si までの光軸方向距離(作動距離)である点を除け
ば、図1(実施例1)と同じであり、また開口数(N
A)の定義も実施例1と同じ(式(1))である。
【0081】第1面S1 は凸の非球面であり、第2面S
2 は周辺部が凹面の非球面である。レンズ構成として周
辺部が凸の構成も考えられるが、周辺が凹面の方がS2
面周辺に入射する光線の入射角が小さくなるので透過率
が大きくなり、より高効率にできる。数値例で具体的に
示すように、比較的低屈折率の材料でレンズを構成する
ので第2面S2 の中心曲率半径の絶対値は第1面S1 の
曲率半径と同程度以下の値が必要で、中心部が凸面状と
なっている。
【0082】実施例4のレンズ系は前述した仕様(a)
〜(c)を達成するために、両面非球面単レンズ構成に
おいて以下の条件式を満足している。 0.4 <r1 /nf<0.6 ……(10) −0.5 <r2 /nf<−0.3 ……(11) −0.6 <K1 <−0.2 ……(12) −0.1 <SG2 /f<0.1 ……(13) 但し、 f:レンズ全系の焦点距離 n:レンズの屈折率 r1 :第1面の中心曲率半径 r2 :第2面の中心曲率半径 K1 :第1面の円錐定数 SG2 :第2面の有効径最周辺における非球面の面中心
に対する光軸方向の差で、第2面周辺部が小さな共役側
に曲がる方向を正とする
【0083】上記条件式の下限値, 上限値の意味につい
て、以下に説明する。まず、(10), (12)式における
意味は、実施例1の(2),(4)式とそれぞれ同じで
あるので説明を省略する。
【0084】(11)式では、上限値を越えると軸上付近
の3次球面収差がアンダーになる。また、下限値を越え
ると軸上付近の3次球面収差がオーバーになり非球面項
によってこれが制御できなくなる。
【0085】(13)式は、第2面S2 (ランプ側の面)
の有効径の端における非球面の面中心を基準とした光軸
方向位置SG2 と焦点距離fとの比を規定する条件であ
る。(13)式の上限値を越えると、第2面の有効径周辺
部の面傾きが凹面状に大きくなりすぎるので所望のNA
が得られない。また、大きな作動距離(WD)を確保で
きなくなる。(13)式の下限を越えると、逆に集光角は
大きくできるが、輪帯部で大きな高次球面収差が発生し
その補正が困難になる。
【0086】次に、実施例4における各数値実施例を示
す。数値実施例を示す表7〜表15に記載した記号の意味
は、以下に示す通りである。WD:作動距離(図15参
照)SG2 :第2面の有効径端部における非球面の面中
心に対する光軸方向位置なお上記以外の記号の意味は実
施例1に同じであり、また、各面の非球面形状も実施例
1と同様に表される((6)式参照)。また、SG2 は
以下の(14)式で表される。 SG2 =Zas ……(14) 但し、Zasは前記(8)式で示される
【0087】(例1) 図15は実施例4の例1におけるコンデンサレンズの断面
図を示す。また本例1の数値データを表7に示す。図16
は波長546.1 nm(e線)における小さな共役側の近軸像
面におけるスポットダイアグラムで、各×点が1本の光
線に対応している。計算には約300 本の光線を追跡し
た。十分球面収差が補正されているので、NA=0.917
(θ=66.5°)と大口径であるにもかかわらず、0.5 mm
以下のスポット径が得られている。従って、1〜5mm程
度の物体(アーク長)を十分解像できるので、第2面S
2 側から光線が入射した場合にはアーク長から決まる限
界に近い低収差の平行な照明光束2が得られる。
【0088】
【表7】
【0089】(例2) 実施例4の例2における数値データを表8に示す。本例
2では例1とNAは同じであってでやや大きな光束径D
1 が得られる。
【0090】
【表8】
【0091】(例3) 実施例4の例3における数値データを表9に示す。
【0092】
【表9】
【0093】(例4) 図17は実施例4の例4におけるコンデンサレンズの断面
図を示す。また本例4の数値データを表10に示す。図18
は波長546.1 nm(e線)における小さな共役側の近軸像
面におけるスポットダイアグラムで、各×点が1本の光
線に対応している。計算には約300 本の光線を追跡し
た。十分球面収差が補正されているので、NA=0.917
(θ=66.5°)と大口径であるにもかかわらず、0.05mm
程度のスポット径が得られている。従って、1〜5mm程
度の物体(アーク長)を十分解像できるので、第2面S
2 側から光線が入射した場合にはアーク長から決まる限
界に近い低収差の平行照明光束2が得られる。本例4は
例1〜3に比べて焦点距離が短く、照明光束径D1 が50
mmと小さくなっている。
【0094】
【表10】
【0095】(例5) 実施例4の例5における数値データを表11に示す。本例
5は例4と同等の仕様である。
【0096】
【表11】
【0097】(例6) 図19は実施例4の例6におけるコンデンサレンズの断面
図を示す。また本例6の数値データを表12に示す。図20
は波長546.1 nm(e線)における小さな共役側の近軸像
面におけるスポットダイアグラムで、各×点が1本の光
線に対応している。計算には約300 本の光線を追跡し
た。十分球面収差が補正されているので、NA=0.908
(θ=65.2°)と大口径であるにもかかわらず、0.4 mm
程度のスポット径が得られている。従って、1〜5mm程
度の物体(アーク長)を十分解像できるので、第2面S
2 側から光線が入射した場合にはアーク長から決まる限
界に近い低収差の平行な照明光束2が得られる。
【0098】
【表12】
【0099】(例7) 図21は実施例4の例7におけるコンデンサレンズの断面
図を示す。また本例7の数値データを表13に示す。本例
7では例1〜6に比べてSG2 が正の大きな値となって
おり、図21より第2面S2 の周辺部が像面側にとび出し
ていることがわかる。
【0100】
【表13】
【0101】(例8) 実施例4の例8における数値データを表14に示す。本例
8は例7とほぼ同等の仕様である。
【0102】
【表14】
【0103】(例9) 実施例4の例9における数値データを表15に示す。本例
9では類似仕様の例4〜8に比べて最も大きな作動距離
WDを確保出来ている。
【0104】
【表15】
【0105】図22〜図30は実施例4のそれぞれ例1〜例
9に対応する小さな共役側の近軸像面における収差図で
ある。球面収差図は(WL1=610 nm,WL2=546.1
nm,WL3=470 nm)の3波長について示し、非点収差
は546.1 nm(e線)について示している。また、非点収
差はアーク長5mmのランプを想定して最大像高2.5mm
として計算した。各収差図における球面収差,非点収差
は十分実用可能な良好な値である。なお、図17, 図19,
図21では例1を示す図15に記載したフランジ部133 を省
略したが、図15と同じくレンズ外周にフランジ部133 を
設ければ、レンズのマウントに利用できることは言うま
でもない。
【0106】実施例5.(光源装置) 実施例4の大口径コンデンサレンズを用いて、小型で高
効率な照明用光源装置を構成することができる。図31は
このような実施例5の光源装置の構成図である。図31に
おいて、図10(実施例2)と同一部分には同一符号を付
してその説明を省略する。なお、実施例5においても、
実施例2と同様に、コンデンサレンズ131 及び反射鏡13
0 はフランジ部133, 137を適当な支持板に押しあてる等
の方法で固定されているが、この詳細な構造については
説明を省略する。
【0107】また、本実施例5の動作は前述した実施例
2の動作と同様であるので、その説明は省略する。
【0108】実施例5においても実施例2と同様に、凹
面144 の曲率半径は実施例4のコンデンサレンズと組み
合わせる場合、コンデンサレンズ131 の第1面の有効径
D1の1/2以上にすることが適当である。また、実施
例2と同様に、コンデンサレンズ131 の面S1 ,S2 に
は必要に応じて無反射コーティング,紫外・赤外光反射
コーティング,赤外光反射コーティグを施しておくとよ
い。図34の液晶投写型表示装置の光源装置1として実施
例5の光源装置を用いた場合のコーティングの例は、実
施例2と同じである。
【0109】実施例6.(投写型表示装置) 実施例5の光源装置(図31)を、従来の液晶投写型表示
装置を示す図34の光源装置1に置き換えれば、実施例3
と同様に、高輝度な液晶投写型表示装置が実現できる。
なお、高輝度な液晶投写型表示装置を実現できる理由,
原理及びその光源装置の適用例等は、実施例3と全く同
様であるので、その説明は省略する。
【0110】実施例7. (光源装置) 図32は実施例7の光源装置の構成を示す図である。コン
デンサレンズ131 はランプ120 の輻射熱により高温とな
る。コンデンサレンズ131 は一般にガラス材料が使用さ
れる。ガラスは熱伝導率が低いためコンデンサレンズ13
1 全体が一様な温度とならず、入射面側が最も高温とな
り出射面側に向かって低温となる。熱膨張による体積変
化が入射面側と出射面側で異なるためレンズが歪み、歪
みの限界を越えると割れて破損する。しかし、本発明者
の実験によると、一度割れたコンデンサレンズ131 は破
断面で歪みが吸収されるため、さらに割れが進行するこ
とはなかった。そこで本実施例7はコンデンサレンズ13
1 を予め2つ以上に分割して構成することにより、熱膨
張で生ずる歪みを分割部で吸収している。
【0111】分割面は光軸(図32の1点鎖線)と平行に
することが望ましい。分割面に入射した光は乱反射する
ため、分割面が光軸に平行でない場合、その影が照明ム
ラとなりやすく、投写画像上で輝度ムラとなる。
【0112】また、分割は熱膨張差が最も大きくなるレ
ンズの厚い部分、つまりレンズ中心を通る面で分割する
のが最も効果的である。4分割にした例を図32に示した
がこれ以外の分割線つまり中心を通って2分割, 3分割
等の任意の分割線にしてもかまわない。
【0113】実施例8. (光源装置) 図33は実施例8の光源装置の構成を示す図である。図33
において、図10と同番号を付した部分は同一部分を示し
ており、131 は実施例1または4に示したコンデンサレ
ンズである。145 はランプ120 から出射される光束のう
ち不要光のスペクトルをカットするためのフィルタであ
る。
【0114】なお、本実施例8の動作は前述した実施例
2の動作と同様であるので、その説明は省略する。
【0115】実施例8においても実施例2と同様に、コ
ンデンサレンズ131 の面S1 ,S2には必要に応じて無
反射コーティング,紫外・赤外光反射コーティング,赤
外光反射コーティグを施しておけばよく、図33では紫外
・赤外光反射コーティングまたは赤外光反射コーティグ
からなるフィルタ145 がコンデンサレンズ131 の第2面
S2 に施されている。コンデンサレンズ131 の光入射側
の面で赤外線(熱線)を除去することは、熱的な影響に
よる、コンデンサレンズの割れ防止に有効である。な
お、実施例7で述べたように、コンデンサレンズ131 を
複数個に分割すると、より割れ防止に効果的である。
【0116】
【発明の効果】以上に詳述したように、第1発明によれ
ば、以下のような優れた特性を有する大口径コンデンサ
レンズが得られる。 (A)単レンズ構成であるにも関わらず、NA≧0.9 と
大口径でかつ球面収差が小さな、高効率・低収差なコン
デンサレンズが実現できる。 (B)焦点距離に比べて大きな照射光束径が得られる。 (C)焦点距離に比べて第2面側に比較的長いバックフ
ォーカスを確保でき、第2面の有効径の外側を平面とす
れば作動距離(WD)も十分確保できる。また、第1面
の有効径の外側を平面とすることで、第2面側の上記平
面と併せてレンズ保持用のフランジが形成できるので、
レンズ実装が容易になる。 (D)第2面の周辺部を凹面にできるので、周辺部への
入射角を低減でき、透過率を向上できる。また、光源側
の面に多層膜からなるコーティングを施す場合、透過特
性の入射角依存性の影響を軽減できる。 (E)単レンズ構成なので、実装時にレンズ間の偏心を
考慮する必要がない。また、公知のガラスモールド法等
でフランジ部を一体的に成形すれば安価に量産可能であ
る。 (F)単レンズ構成なので、レンズ重量を小さくでき、
しかもレンズ材料による吸収損失も小さくできる。ま
た、組み合わせレンズに比べてレンズ全長も短くでき
る。
【0117】また、第2発明によれば、上述の第1発明
の(A)〜(F)の効果に加えて、以下の効果を奏する
ことができる。 (G)硝材として耐熱性に優れ、かつ大きなアッベ数の
材料を使用するので、大電力の放電ランプを使用しても
割れるのを防止でき、しかも照明光の色ムラを小さくで
きる。
【0118】また、第3発明によれば、第1,第2発明
のコンデンサレンズを用いた小型で高効率な照明用光源
装置を実現できる。しかも単レンズ構成のコンデンサレ
ンズなので光源装置が小型化でき、フランジ部を用いて
レンズ実装も容易に行える。また、光源装置を構成する
凹面鏡の曲率半径をコンデンサレンズの第1面有効径の
1/2以上とすることで、照明光の非点収差を小さくで
き、しかも放電ランプに対する配置余裕を十分確保でき
る。また、コンデンサレンズの第1面に単層の無反射コ
ーティングを施し、第2面に赤外・紫外反射コーティン
グか赤外反射コーティングを施したので、不要なスペク
トル成分を除去しながら高い透過率を確保できる。ま
た、直流駆動されるキセノン放電ランプを用いた場合、
点光源となる放電ランプの陰極先端部にコンデンサレン
ズの焦点と凹面鏡の曲率中心を配置したので、照明光を
コンデンサレンズの光軸に平行に出射できる。
【0119】また、第4発明によれば、第3発明による
光源装置を液晶投写型表示装置に適用したので、液晶パ
ネルを高照度かつ低収差な光で照明できる。この結果、
高輝度で消費電力が小さい液晶投写型表示装置を実現で
きる。また、放電ランプの電極方向を液晶パネルの表示
画面の短辺方向に合わせ、さらにバーナの排気部が表示
画面の長辺方向を向くように電極回りのランプ姿勢を設
定することで投写画面の輝度むらを低減できる。
【0120】また、第5発明によれば、予めコンデンサ
レンズを分割して構成しているので、分割面で熱膨張に
よるレンズの歪が吸収されるため、割れを防止できる。
また、光軸と平行な面で分割しているので、分割部の影
が発生せず、均一輝度の投写画像が得られる。さらに、
熱膨張差が最も大きくなるレンズ中心を通る線に沿って
分割すれば、その効果が最も高くなる。
【0121】また、第6発明によれば、コンデンサレン
ズの入射面側に赤外光または赤外光及び紫外光を反射す
るコーティングを施したので、熱の要因となる不要光ス
ペクトルを除去できるため、熱膨張によるコンデンサレ
ンズの破損を低減できる。しかも液晶パネルの不要スペ
クトルによる劣化を最小限に抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンデンサレンズの断面図である。
【図2】本発明のコンデンサレンズの断面図である。
【図3】本発明のコンデンサレンズの小さな共役側でみ
たスポットダイアグラムである。
【図4】本発明のコンデンサレンズの小さな共役側でみ
た収差図である。
【図5】本発明のコンデンサレンズの小さな共役側でみ
た収差図である。
【図6】本発明のコンデンサレンズの小さな共役側でみ
た収差図である。
【図7】本発明のコンデンサレンズの小さな共役側でみ
た収差図である。
【図8】本発明のコンデンサレンズの小さな共役側でみ
た収差図である。
【図9】本発明のコンデンサレンズの小さな共役側でみ
た収差図である。
【図10】本発明の光源装置の構成を示す図である。
【図11】本発明の光源装置の構成を示す図である。
【図12】直流駆動型のキセノン放電ランプの輝度分布
の1例を示す図である。
【図13】放電ランプの配光特性の説明図である。
【図14】投写画像の輝度むらを低減するための放電ラ
ンプと液晶パネルとの配置を示す図である。
【図15】本発明のコンデンサレンズの断面図である。
【図16】本発明のコンデンサレンズの小さな共役側で
みたスポットダイアグラムである。
【図17】本発明のコンデンサレンズの断面図である。
【図18】本発明のコンデンサレンズの小さな共役側で
みたスポットダイアグラムである。
【図19】本発明のコンデンサレンズの断面図である。
【図20】本発明のコンデンサレンズの小さな共役側で
みたスポットダイアグラムである。
【図21】本発明のコンデンサレンズの断面図である。
【図22】本発明のコンデンサレンズの小さな共役側で
みた収差図である。
【図23】本発明のコンデンサレンズの小さな共役側で
みた収差図である。
【図24】本発明のコンデンサレンズの小さな共役側で
みた収差図である。
【図25】本発明のコンデンサレンズの小さな共役側で
みた収差図である。
【図26】本発明のコンデンサレンズの小さな共役側で
みた収差図である。
【図27】本発明のコンデンサレンズの小さな共役側で
みた収差図である。
【図28】本発明のコンデンサレンズの小さな共役側で
みた収差図である。
【図29】本発明のコンデンサレンズの小さな共役側で
みた収差図である。
【図30】本発明のコンデンサレンズの小さな共役側で
みた収差図である。
【図31】本発明の光源装置の構成を示す図である。
【図32】本発明の光源装置の構成を示す図である。
【図33】本発明の光源装置の構成を示す図である。
【図34】従来の投写型表示装置の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 光源装置 3 画像表示デバイス 4 投写レンズ 120 ランプ 121 電極 123 バーナ部 124 放電ギャップ 130 反射鏡 131 コンデンサレンズ 145 フィルタ S1 第1面(大きな共役側の面) S2 第2面(小さな共役側の面)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03B 33/12 G03B 33/12 H04N 5/74 H04N 5/74 A (31)優先権主張番号 特願平4−313261 (32)優先日 平4(1992)11月24日 (33)優先権主張国 日本(JP) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 9/00 - 17/08 G02B 19/00

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大きな共役側に位置する第1面が凸面で
    あり、小さな共役側に位置する第2面の周辺部が凹面の
    形状よりなる両面非球面単レンズより構成され、以下の
    条件を満足することを特徴とするコンデンサレンズ。 0.42<r1 /nf<0.45 18<|r2 /nf| −0.39<K1 <−0.25 0.11<△2 /f<0.14 但し f:レンズ全系の焦点距離 n:レンズの屈折率 r1 :第1面の中心曲率半径 r2 :第2面の中心曲
    率半径 K1 :第1面の円錐定数 △2 :第2面の有効径最周辺における非球面と、中心曲
    率半径r2 を有する基準球面との光軸方向の差で、第2
    面周辺部が小さな共役側に曲がる方向を正とする
  2. 【請求項2】 大きな共役側に位置する第1面が凸面で
    あり、小さな共役側に位置する第2面の周辺部が凹面の
    形状よりなる両面非球面単レンズより構成され、以下の
    条件を満足することを特徴とするコンデンサレンズ。 0.4 <r1 /nf<0.6 −0.5 <r2 /nf<−0.3 −0.6 <K1 <−0.2 −0.1 <SG2 /f<0.1 但し、 f:レンズ全系の焦点距離 n:レンズの屈折率 r1 :第1面の中心曲率半径 r2 :第2面の中心曲
    率半径 K1 :第1面の円錐定数 SG2 :第2面の有効径最周辺における非球面の面中心
    に対する光軸方向の差で、第2面周辺部が小さな共役側
    に曲がる方向を正とする
  3. 【請求項3】 開口数(NA)が0.9以上であること
    を特徴とする請求項1または2記載のコンデンサレン
    ズ。
  4. 【請求項4】 第2面の有効径よりも大きな径の部分を
    光軸と直交した平坦面とすることを特徴とする請求項1
    または2記載のコンデンサレンズ。
  5. 【請求項5】 第1面の有効径よりも大きな径の部分を
    光軸と直交した平坦面とすることを特徴とする請求項1
    または2記載のコンデンサレンズ。
  6. 【請求項6】 放電ランプと、球面鏡と、請求項1また
    は2記載のコンデンサレンズとを有し、前記球面鏡の曲
    率中心と前記コンデンサレンズの第2面側焦点位置とが
    ほぼ共通点であり、この共通点に前記放電ランプの発光
    中心が配置されていることを特徴とする光源装置。
  7. 【請求項7】 前記放電ランプが陽極及び陰極よりなる
    1対の放電電極を備えたキセノン放電ランプであり、前
    記共通点にこのキセノン放電ランプの陰極の放電先端部
    が配置されていることを特徴とする請求項6記載の光源
    装置。
  8. 【請求項8】 前記コンデンサレンズの開口数(NA)
    が0.9以上であることを特徴とする請求項6または7
    記載の光源装置。
  9. 【請求項9】 前記コンデンサレンズの第1の面に単層
    の無反射コーティングが施され、第2の面に光学多層膜
    よりなる赤外・紫外反射コーティングか赤外反射コーテ
    ィングかが施されていることを特徴とする請求項6また
    は7記載の光源装置。
  10. 【請求項10】 前記球面鏡の曲率半径をrとし、前記
    コンデンサレンズの第1の面から出射する光束の直径を
    D1 としたとき、以下の関係を満足することを特徴とす
    る請求項6または7記載の光源装置。r≧D1 /2
  11. 【請求項11】 画像表示デバイスと、該画像表示デバ
    イスを照明する光源装置と、前記画像表示デバイスに表
    示した画像を拡大投写する投写レンズとを備え、前記光
    源装置が、放電ギャップを挟む一対の放電電極及び該放
    電ギャップを内包するバーナを有する放電ランプと、球
    面鏡と、請求項1または2記載のコンデンサレンズとに
    より構成され、前記球面鏡の曲率中心と前記コンデンサ
    レンズの第2面側焦点位置とがほぼ共通点であり、この
    共通点に前記放電ランプの放電ギャップが配置されてい
    ることを特徴とする投写型表示装置。
  12. 【請求項12】 前記画像表示デバイスの表示画面が矩
    形形状であり、前記放電電極はこの表示画面の短辺方向
    に合わせて配置されていることを特徴とする請求項11
    記載の投写型表示装置。
  13. 【請求項13】 前記放電ランプのバーナの1部に設け
    られた排気部を、前記画像表示デバイスの表示画面の長
    辺方向に合わせるように、前記放電ランプの放電電極回
    りの位置が設定されていることを特徴とする請求項11
    記載の投写型表示装置。
  14. 【請求項14】 白色光を出射する光源と、球面鏡と、
    請求項1または2記載のコンデンサレンズとを備え、該
    コンデンサレンズが2つ以上に分割されたレンズから構
    成されていることを特徴とする光源装置。
  15. 【請求項15】 前記コンデンサレンズが光軸と平行な
    断面で分割されていることを特徴とする請求項14記載
    の光源装置。
  16. 【請求項16】 前記コンデンサレンズがレンズ中心を
    通る断面で分割されていることを特徴とする請求項14
    記載の光源装置。
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