JP2768001B2 - 画像入力装置 - Google Patents

画像入力装置

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JP2768001B2 JP2280678A JP28067890A JP2768001B2 JP 2768001 B2 JP2768001 B2 JP 2768001B2 JP 2280678 A JP2280678 A JP 2280678A JP 28067890 A JP28067890 A JP 28067890A JP 2768001 B2 JP2768001 B2 JP 2768001B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複数の光電変換部から出力される二値画像デ
ータに基づいて1つの走査像を得る画像入力装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来より、1つの光電変換部では充分な分解能或いは
視野を得ることができない場合、複数の光電変換部を用
いて1つの被走査物を走査し、各光電変換部から出力さ
れる二値画像データに基づいて連続した1つの走査像を
得るということが行なわれている。ところで、複数の光
電変換部を用いて連続した1つの走査像を得る場合、従
来は各光電変換部から出力された二値画像データをそれ
ぞれ別のページバッファに格納しておき、走査終了後に
各ページバッファに格納されている二値画像データを読
み出し、接合するようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来は上述したように、各光電変換部毎にページバッ
ファを設けなければならなかったので、メモリ量が多く
なるという問題があった。また、更に、上述した従来例
は走査終了後に接合処理を行なうようにしているため、
処理速度が遅くなるという問題があった。
本発明の目的はメモリ量が少なく、且つ処理速度が速
い画像入力装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するため、 被走査物を走査して二値画像データを出力するN個の
光電変換部を、前記各光電変換部の視野が直線上に存在
し、且つ隣接する光電変換部の視野の一部分が重複する
ように配置し、前記各光電変換部から並列に出力される
二値画像データに基づいて1つの走査像を得る画像入力
装置に於いて、 前記各光電変換部毎に設けられ、対応する光電変換部
から出力された二値画像データの内の有効部分のみを出
力する画像有効データゲート部と、 該各画像有効データゲート部毎に設けられ、対応する
画像有効データゲート部から出力される二値画像データ
の有効部分が入力される一時記憶部と、 画像データ選択部と、 ページバッファとを含み、 前記各一時記憶部は対応する画像有効データゲート部
から1走査分の二値画像データの有効部分が加えられる
ことにより二値画像データの転送速度に同期した書き込
み速度で加えられた1走査分の二値画像データの有効部
分を記憶し、前記各一時記憶部の内の視野の一端に対応
する一時記憶部は対応する画像有効データゲート部から
1走査分の二値画像データの有効部分が加えられること
により保持している前回の1走査分の二値画像データの
有効部分を書き込み速度のN倍の読み出し速度で読み出
し、他の一時記憶部は隣接する一時記憶部の内の前記一
端側の一時記憶部の読み出しが終了することにより自一
時記憶部が保持している前回の1走査分の二値画像デー
タの有効部分を書き込み速度のN倍の読み出し速度で読
み出し、 前記画像データ選択部は前記各一時記憶部の内の二値
画像データの読み出しが行なわれている一時記憶部を選
択し、選択した一時記憶部から読み出されている二値画
像データの有効部分を前記ページバッファに順次書き込
むようにしている。
〔作 用〕
N個の光電変換部から出力された二値画像データは対
応する画像有効データゲート部を介して対応する一時記
憶部に加えられる。N個の光電変換部の隣接する光電変
換部の視野の一部が重複しており、連続した1つの走査
像を得るためには不要な部分があるので、画像有効デー
タゲート部では対応する光電変換部から出力される二値
画像データの内、対応する光電変換部のみが有する視野
対応の二値画像データと、隣接する画像有効データゲー
ト部対応の光電変換部の視野と重複する視野の内の隣接
する画像有効データゲート部が二値画像データを出力し
ない部分に対応した二値画像データを出力する等して対
応する光電変換部から加えられた二値画像データの内の
有効部分のみを出力する。
各一時記憶部の内、視野の一端に対応する一時記憶部
は対応する画像有効データゲート部から1走査分の二値
画像データの有効部分が加えられると、それを二値画像
データの転送速度に同期した書き込み速度で記憶すると
共に、書き込み速度のN倍の読み出し速度で記憶してい
る1走査前の二値画像データの有効部分を読み出す。ま
た、他の一時記憶部は対応する画像有効データゲート部
から1走査分の二値画像データの有効部分が加えられる
と、それを二値画像データの転送速度に同期した書き込
み速度で記憶し、隣接する一時記憶部の内の上記一端側
の一時記憶部の読み出しが終了することにより、自一時
記憶装置に記憶している1走査前の二値画像データの有
効部分を読み出す。
画像データ選択部は各一時記憶部の内の二値画像デー
タの読み出しが行なわれている一時記憶部の選択し、選
択した一時記憶部から読み出されている二値画像データ
の有効部分をページバッファに順次書き込む。
〔実施例〕
次に本発明の実施例について図面を参照して詳細に説
明する。
第1図は本発明の実施例のブロック図であり、被走査
物を走査して二値画像データを出力する2個の光電変換
部1,4と、光電変換部1,4から出力された二値画像データ
の内の有効部分のみを出力する画像有効データゲート部
2,5と、第2図に示すようにラインバッファ3a,3bとライ
ンバッファ書き込み制御部3cとラインバッファ読み出し
制御部3dとから構成される一時記憶部3と、第2図に示
すようにラインバッファ6a,6bとラインバッファ書き込
み制御部6cとラインバッファ読み出し制御部6dとから構
成される一時記憶部6と、一時記憶部3,6内のラインバ
ッファ3a,3b,6a,6bから出力される二値画像データの内
の1つを選択する画像データ選択部7と、画像データ選
択部7を制御する画像データ選択制御部9と、ページバ
ッファ8とから構成されている。
第3図は光電変換部1,4の視野(走査部分)10,11を示
した図であり、視野10,11は直線上にあり、その一部が
重複している。光電変換部1の視野10のメッシュ数は
k、光電変換部4の視野11のメッシュ数はz、視野10,1
1の重複している部分のメッシュ数はnとなっている。
また、本実施例では光電変換部1の視野10の有効視野範
囲を視野10の左端からlメッシュ分の範囲としている。
但し、視野10の有効視野範囲の右端が視野10,11の重複
した部分にかかるようにメッシュ数lは定められてい
る。従って、光電変換部1の視野10の無効視野範囲は視
野10の右端からmメッシュ分の範囲となり、光電変換部
4の視野11の無効視野範囲は視野11の左端からxメッシ
ュ分(x=n−m)の範囲となり、視野11の有効視野範
囲は視野11の左端からxメッシュ進んだ箇所と視野11の
右端までの間のyメッシュ分の範囲となる。
光電変換部1からの二値画像データが加えられる画像
有効データゲート部2には上記した光電変換部1の視野
10の有効視野範囲のメッシュ数lが制限値として設定さ
れており、画像有効データゲート部2は光電変換部1か
ら加えられた1走査分の二値画像データの内の先頭から
lメッシュ分の二値画像データのみを有効部分として出
力する。また、光電変換部4からの二値画像データが加
えられる画像有効データゲート部5には上記した光電変
換部4の無効視野範囲のメッシュ数xが設定されてお
り、画像有効データゲート部5は光電変換部4から加え
られた1走査分の二値画像データの内の先頭からxメッ
シュ分の二値画像データを取り除いたものを有効部分と
して出力する。
第4図は本実施例の動作説明図であり、以下各図を参
照して本実施例の動作を説明する。
光電変換部1,4は同じタイミングで走査を開始し、二
値画像データを出力する。画像有効データゲート部2は
光電変換部1から出力された1走査分の二値画像データ
の内の先頭からlメッシュ分の二値画像データのみを有
効部分として出力する。また、画像有効データゲート部
5は光電変換部4から出力された1走査分の二値画像デ
ータの内の先頭からxメッシュ分の二値画像データを取
り除いたものを有効部分として出力する。
画像有効データゲート部2,5から出力された二値画像
データの有効部分はそれぞれ一時記憶部3,6に加えられ
る。画像有効データゲート部2,5から二値画像データの
有効部分が送られてくると、第4図(a)に示すよう
に、一時記憶部3,6内のラインバッファ書き込み制御部3
c,6cは転送されてくるタイミングに同期して送られてき
た二時画像データの有効部分をラインバッファ3a,6aに
書き込み、ラインバッファ読み出し制御部3dはラインバ
ッファ3bに格納されている1走査前の二値画像データの
有効部分を書き込み速度の2倍の読み出し速度で読み出
す。また、画像データ選択制御部9は画像データ選択部
7を制御してラインバッファ3bの読み出しデータをペー
ジバッファ8へ転送させる。ページバッファ8は画像デ
ータ選択部7から転送されてきた二値画像データを順次
記憶する。ここで、読み出し速度を書き込み速度の2倍
にしているので、1走査分の読み出しが書き込み動作の
半分の時間で終了する。
ラインバッファ3bの読み出しが終了すると、第4図
(b)に示すように、一時記憶部6内のラインバッファ
読み出し制御部6dはラインバッファ6bに書き込まれてい
る1走査前の二値画像データの有効部分を書き込み速度
の2倍の読み出し速度で読み出し、画像データ選択制御
部9は画像データ選択部7を制御してラインバッファ6b
の読み出しデータをページバッファ8へ転送させる。ペ
ージバッファ8は画像データ選択部7から転送されてき
た二値画像データを順次記憶する。ラインバッファ6bの
読み出しが終了すると、ラインバッファ3a,6aの書き込
みも終了する。
ここで、ラインバッファ3bには光電変換部1によって
得られた1走査前の二値画像データの有効部分が、ライ
ンバッファ6bには光電変換部4によって得られた1走査
前の二値画像データの有効部分が格納されているので、
上述したように、ラインバッファ3bの読み出しを行なっ
た後、ラインバッファ6bの読み出しを行ない、ラインバ
ッファ3b,6bの読み出しデータを順次ページバッファ8
に記憶させることにより、光電変換部1,4で2つに分割
された1走査分の二値画像データが接合された形でペー
ジバッファ8に書き込まれることになる。
その後、光電変換部1,4が次の1走査分の二値画像デ
ータを出力すると、画像有効データゲート部2,5は前述
したと同様にして二値画像データの有効部分のみを出力
する。
画像有効データゲート部2,5を介して次の1走査分の
二値画像データの有効部分が加えられると、第4図
(c)に示すように、一時記憶部3,6内のラインバッフ
ァ書き込み制御部3c,6cは加えられた二値画像データの
有効部分をその転送速度に同期してラインバッファ3b,6
bに書き込み、ラインバッファ読み出し制御部3dはライ
ンバッファ3aに格納されている1走査前の二値画像デー
タの有効部分を書き込み速度の2倍の読み出し速度で読
み出す。また、画像データ選択制御部9は画像データ選
択部7を制御してラインバッファ3aの出力データをペー
ジバッファ8に転送させ、ページバッファ8は転送され
てきた二値画像データを転送速度に同期して順次記憶す
る。
ラインバッファ3aの1走査分の読み出しが終了する
と、第4図(d)に示すように、一時記憶部6内のライ
ンバッファ読み出し制御部6dはラインバッファ6aに格納
されている1走査前の二値画像データの有効部分を書き
込み速度の2倍の読み出し速度で読み出し、画像データ
選択制御部9は画像データ選択部7を制御してラインバ
ッファ6aの出力データをページバッファ8に転送させ
る。
以下、光電変換部1,4から1走査分の二値画像データ
が出力される毎に前述したと同様の動作が行なわれ、ペ
ージバッファ8に1つの連続した走査像に対応する二値
画像データが格納される。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、N個の光電変換部か
ら出力された二値画像データの有効部分のみを出力する
画像有効データゲート部を各光電変換部対応に設けると
共に、各画像有効データゲート部対応に二値画像データ
の有効部分を一時的に記憶する一時記憶部を設け、各画
像有効データゲート部から次の1走査分の二値画像デー
タの有効部分が出力されることにより、各一時記憶部に
記憶されている1走査前の二値画像データの有効部分を
書き込み速度のN倍の読み出し速度で端の一時記憶部か
ら順番に読み出すようにしたものであるので、各一時記
憶部から順次読み出される二値画像データはN個の光電
変換部によって分割された二値画像データを接合したも
のとなる。従って、本発明によれば、従来例のように、
各光電変換部対応にページバッファを設ける必要がない
ので、メモリ量を少ないものにすることができる効果が
あり、また、複数の光電変換部によって分割されてしま
った二値画像データが走査と同時に連続した画像データ
として得られるため、処理速度を向上させることができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のブロック図、 第2図は一時記憶部3,6の構成例を示すブロック図、 第3図は光電変換部1,4の視野を示す図及び、 第4図は実施例の動作説明図である。 図に於いて、1,4……光電変換部、2,5……画像有効デー
タゲート部、3,6……一時記憶部、3a,3b,6a,6b……ライ
ンバッファ、3c,6c……ラインバッファ書き込み制御
部、3d,6d……ラインバッファ読み出し制御部、7……
画像データ選択部、8……ページバッファ、9……画像
データ選択制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/04 G06T 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被走査物を走査して二値画像データを出力
    するN個の光電変換部を、前記各光電変換部の視野が直
    線上に存在し、且つ隣接する光電変換部の視野の一部分
    が重複するように配置し、前記各光電変換部から並列に
    出力される二値画像データに基づいて1つの走査像を得
    る画像入力装置に於いて、 前記各光電変換部毎に設けられ、対応する光電変換部か
    ら出力された二値画像データの内の有効部分のみを出力
    する画像有効データゲート部と、 該各画像有効データゲート部毎に設けられ、対応する画
    像有効データゲート部から出力される二値画像データの
    有効部分が入力される一時記憶部と、 画像データ選択部と、 ページバッファとを含み、 前記各一時記憶部は対応する画像有効データゲート部か
    ら1走査分の二値画像データの有効部分が加えられるこ
    とにより二値画像データの転送速度に同期した書き込み
    速度で加えられた1走査分の二値画像データの有効部分
    を記憶し、前記各一時記憶部の内の視野の一端に対応す
    る一時記憶部は対応する画像有効データゲート部から1
    走査分の二値画像データの有効部分が加えられることに
    より保持している前回の1走査分の二値画像データの有
    効部分を書き込み速度のN倍の読み出し速度で読み出
    し、他の一時記憶部は隣接する一時記憶部の内の前記一
    端側の一時記憶部の読み出しが終了することにより自一
    時記憶部が保持している前回の1走査分の二値画像デー
    タの有効部分を書き込み速度のN倍の読み出し速度で読
    み出し、 前記画像データ選択部は前記各一時記憶部の内の二値画
    像データの読み出しが行なわれている一時記憶部を選択
    し、選択した一時記憶部から読み出されている二値画像
    データの有効部分を前記ページバッファに順次書き込む
    ことを特徴とする画像入力装置。
  2. 【請求項2】前記画像有効データゲート部は対応する光
    電変換部から出力される二値画像データの内、対応する
    光電変換部のみが有する視野対応の二値画像データと、
    隣接する画像有効データゲート部対応の光電変換部の視
    野と重複する視野の内の前記隣接する画像有効データゲ
    ート部が二値画像データを出力しない部分に対応した二
    値画像データとを出力することを特徴とする請求項1記
    載の画像入力装置。
  3. 【請求項3】前記各一時記憶部の内、視野の一端に対応
    する一時記憶部は2個のラインバッファと、対応する画
    像有効データゲート部から出力される2値画像データの
    有効部分を前記2個のラインバッファに1走査分ずつ交
    互に二値画像データの転送速度に同期した書き込み速度
    で書き込むラインバッファ書き込み制御部と、対応する
    画像有効データゲート部から1走査分の二値画像データ
    の有効部分が加えられることにより自一時記憶部内の2
    個のラインバッファの内の現在書き込みを行なっていな
    いラインバッファに記憶されている二値画像データの有
    効部分を書き込み速度のN倍の読み出し速度で読み出す
    ラインバッファ読み出し制御部とを含み、 他の一時記憶部はそれぞれ2個のラインバッファと、対
    応する画像有効データゲート部から出力される二値画像
    データの有効部分を前記2個のラインバッファに1走査
    分ずつ交互に二値画像データの転送速度に同期した書き
    込み速度で書き込むラインバッファ書き込み制御部と、
    隣接する一時記憶部の内の前記一端側の一時記憶部のデ
    ータの読み出しが終了することにより自一時記憶部内の
    2個のラインバッファの内の現在書き込みを行なってい
    ないラインバッファに記憶されている二値画像データの
    有効部分を書き込み速度のN倍の読み出し速度で読み出
    すラインバッファ読み出し制御部とから構成されること
    を特徴とする請求項1または2記載の画像入力装置。
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