JP2767886B2 - 車両用前照灯 - Google Patents

車両用前照灯

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JP2767886B2
JP2767886B2 JP1128634A JP12863489A JP2767886B2 JP 2767886 B2 JP2767886 B2 JP 2767886B2 JP 1128634 A JP1128634 A JP 1128634A JP 12863489 A JP12863489 A JP 12863489A JP 2767886 B2 JP2767886 B2 JP 2767886B2
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透 瀬越
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は車両用前照灯に関するものである。
(従来の技術) 一般に自動車灯の照明灯は、夜間前方100m以上にある
障害物が確認できるような遠距離照射性と、対向車とす
れ違う場合に対向車に対しグレアを与えないよう減光す
るか、上向き光を下向き光に変換可能な構造であること
が必須の要件とされている。
後者のような照明灯としては、例えば、日産自動車株
式会社昭和63年5月発行のサービス周報第599号E−5
頁に記載のものが知られている。即ち、第4図に示す如
くバルブ101からの光を前方へ反射させるリフレクター1
03の前方で、かつ、カバーを兼ねるアウタレンズ105の
内側に、インナレンズとなる光学系の凸レンズ107と、
凸レンズ107とバルブ101との間に上向き光をカットする
シェード109がそれぞれ設けられた構造となっている。
(発明が解決しようとする課題) 前記した如くアウタレンズ105の内側には光学系の凸
レンズ107が設けられ、凸レンズ107はシェード109側が
垂直面となる非球面形の形状となっている。したがっ
て、リフレクター103から反射された光はシェード109及
び凸レンズ107により上向き光がカットされた状態で前
方へ照射される。この時、凸レンズ107の上弦部aと下
弦部bは三角プリズムの形状を呈するため、光が上弦部
a,下弦部bを通過する際に分光し、光源色と異なる色
(一般に虹色)が発生する。この傾向は、特に、下向き
光としたすれ違いビーム時において強く現われ、見る者
に違和感を与えると共に品質感の低下を招来していた。
そこで、この発明は分光の発生を小さくすることがで
きると共に併せてアウタレンズから内部が直接見えない
ようにした車両用前照灯を提供することを目的としてい
る。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、この発明にあっては、バ
ルブからの光を前方へ反射させるリフレクターの前方
で、かつ、カバーを兼ねるアウタレンズの内側に、イン
ナレンズとシェードとを備えた前照灯において、前記ア
ウタレンズに、透過率を低下させる表面処理を行うと共
に表面処理は、前記インナレンズと対応する領域を除く
全領域と、インナレンズの上弦部及び下弦部にかかる領
域に設定してある。
(作用) かかる車両用前消灯によれば、バルブからの光はリフ
レクターにより反射され、シェード、インナレンズによ
り下向き光として前方へ照射される。この時、インナレ
ンズを通過した分光は、アウタレンズの表面処理部を通
過する際に吸収され、分光は小さく抑えられる結果、す
れ違いビーム時の違和感がなくなる。また、全領域にわ
たって行った表面処理により内部が直接見えることがな
いため、目隠し用部材の省略ができるようになる。
(実施例) 以下、第1乃至第3図の図面を参照しながらこの発明
の一実施例を詳細に説明する。
図において1は車体側に取付けられる前照灯3のハウ
ジング、5はカバーを兼ねるアウタレンズをそれぞれ示
しており、アウタレンズ5はホットメルト手段により前
記ハウジング1に接着されている。
ハウジング1には外側からすれ違いビームユニット
7、走行ビームユニット9、フォグランプユニット11が
それぞれ組付けられている。
フォグランプユニット11はバルブ13とバルブ13からの
光を前方へ反射させるリフレクター15とから成ってい
る。
走行ビームユニット9はバルブ17と、バルブ17からの
光を前方へ上向き光として反射させる放物面を有するリ
フレクター19と、このリフレクター19の反射光を集束さ
せる非球面凸レンズ等のインナレンズ21とから成り、イ
ンナレンズ21は前記リフレクター19に固着されたフレー
ム23に組付けられている。
すれ違いビームユニット7はバルブ25と、バルブ25か
らの光を前方へ下向き光として反射させる放物面を有す
るリフレクター27と、このリフレクター27の反射光を集
束させる非球面凸レンズ等のインナレンズ29と、インナ
レンズ29とバルブ25との間に配置されたシェード31とか
ら成るプロジェクターヘッドランプとなっている。イン
ナレンズ29は前記リフレクター27に固着されたフレーム
33に組付けられている。また、シェード31は前記フレー
ム33に固着され、前記インナレンズ29のほぼ下半分がか
くれる高さに設定されている。これにより、シェード31
にできる影を前方へ投影することで上方への光がカツト
され明暗の区別が明確に得られるようになっている。
一方、前方のアウタレンズ5の前面には化粧を兼ねた
プリズムが形成され、走行ビームユニット9のインナレ
ンズ21とすれ違いビームユニット7のインナレンズ29と
対応する領域は透過率が100%の透明部35,37となってい
る。
また、アウタレンズ5にはアウタレンズ5の透過率を
低下させる表面処理Pが行われている。表面処理Pはア
ルミ蒸着することで行われているが、金属スパッタや半
透明性塗装等の手段でも可能である。
表面処理Pの領域は、フォグランプユニット11と対応
する領域Dと、前記透明部35,37を除いた全領域にわた
って施されており、表面処理Pの領域の透過率はほぼ5
%に設定されている。これにより、内部が直接見えない
ようになっている。
さらに、すれ違いビームユニット7のインナレンズ29
と対応する透明部37の上弦部1と下弦部42の領域にも施
され、この領域の透過率はほぼ30%に設定されている。
なお、走行ビームユニット9にあっては分光はほとん
ど目だつことがないため、アウタレンズ5の透明部35の
上弦部と下弦部に表面処理するのを省略してあるが、実
施してもよいものである。
このように構成された車両用前照灯において、フォグ
ランプユニット11のバルブ13を点灯させることでフォグ
ランプとして使用可能となる。
また、走行ビームユニット9のバルブ17を点灯させる
ことで上向き光として前方に照射される。
さらに、すれ違いビームユニット7のバルブ25を点灯
させることで、シェード31及びインナレンズ29により上
向き光がカットされ下向き光として前方に照射される。
この時、第1図に示す如くインナレンズ29を通過した分
光xは前方透明部37の上弦部41と下弦部42の表面処理P
部により吸収される結果、すれ違いビーム時の分光は小
さく抑えられ違和感は起こらなくなる。
一方、内部は表面処理Pによって直接見えることがな
くなり、目隠し用部材の省略が図れるようになる。
[発明の効果] 以上、説明したようにこの発明の車両用前照灯によれ
ば、アウタレンズに行った表面処理により分光の発生を
小さく抑えることができるようになり、品質の向上が図
れる。また、目隠し用部材の省略が出来るため、組付工
数の面、コスト性の面において大変好ましいものとな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の車両用前照灯の切断側面図、第2図
は同上の切断平面図、第3図は同上の正面図、第4図は
従来例を示した第1図と同様の切断概要側面図である。 5……アウタレンズ 25……バルブ 27……リフレクター 29……インナレンズ 31……シェード 41……上弦部 42……下弦部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21M 3/05 F21M 3/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バルブからの光を前方へ反射させるリフレ
    クターの前方で、かつ、カバーを兼ねるアウタレンズの
    内側に、インナレンズとシェードとを備えた前照灯にお
    いて、前記アウタレンズに、透過率を低下させる表面処
    理を行うと共に表面処理は、前記インナレンズと対応す
    る領域を除く全領域と、インナレンズの上弦部及び下弦
    部にかかる領域に設定したことを特徴とする車両用前照
    灯。
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JPH06283002A (ja) * 1993-03-26 1994-10-07 Koito Mfg Co Ltd 自動車用ヘッドランプ
JP2018020585A (ja) * 2016-08-01 2018-02-08 株式会社小糸製作所 車載撮像装置および車両用灯具システム

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