JP2766208B2 - コンベアからのワーク降ろし装置 - Google Patents

コンベアからのワーク降ろし装置

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JP2766208B2
JP2766208B2 JP7033715A JP3371595A JP2766208B2 JP 2766208 B2 JP2766208 B2 JP 2766208B2 JP 7033715 A JP7033715 A JP 7033715A JP 3371595 A JP3371595 A JP 3371595A JP 2766208 B2 JP2766208 B2 JP 2766208B2
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伸行 上野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばモータ付き自転
車の組立ラインに設けられたコンベアから組立の終えた
自転車等のワークを降ろす装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自転車の組立ラインとして、従来から図
6に示すようなコンベア装置51が知られている。この
コンベア装置51は、組立ラインに沿って設けられたス
ラットコンベア52と、このスラットコンベア52に設
けられた複数の受け治具53…を備え、これら受け治具
53…によって自転車のフレームFを倒立状態に支持す
るとともに、走行するコンベア52上のフレームFに対
して部品を組み付けてゆき、コンベア52の終末点で組
付けが完了した自転車を人手により正立状態にして降ろ
すようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のコン
ベア装置51は、コンベア52の終末点で自転車を降ろ
す作業を人手に頼っているため作業員に労力がかかり、
特にこのようなコンベア装置51を例えばモータ付き自
転車の組立ラインに適用しようとすると組立品の重量は
いっそう重たくなるため改良が望ましい。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、コンベア上の受け治具の保持部にて倒立状態
で支持されたワークを正立状態にしてコンベアから降ろ
すことのできるワーク降ろし装置を設け、この装置とし
て、コンベア端部で受け治具と同期して走行するための
同期走行機構と、受け治具に支持されたワークを倒立位
置から正立位置へ回転させる回転機構と、この回転機構
と前記受け治具を係脱させる係脱機構とを設けた。また
この装置に、ワークを降ろし終えた後、次の受け治具を
受け取るために、コンベヤの待機位置へこのワーク降ろ
し装置を復帰させるための復帰走行機構を設けることも
可能である。
【0005】
【作用】組付けの終えたワークを支持する受け治具が本
装置に近接すると、同期走行機構によって受け治具と本
装置を同期して移動させ、移動途中に係脱機構にて受け
治具と回転機構を係合させ、回転機構によって受け治具
の保持部を回転させる。すると、保持部で支持されるワ
ークは倒立状態から正立状態に変換される。そして、姿
勢を変換することでワークをコンベアから降ろし、保持
部から切り離す。この際、装置を同期して走行させるこ
とでコンベアを停止させる必要がない。また、ワーク降
ろしを終えると復帰走行機構にて装置をコンベヤの待機
位置に復帰させ、これを繰り返すことで効率的にワーク
降ろしさせることができる。
【0006】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1はコンベア装置の全体概要図、
図2は降車装置と受け治具の斜視図、図3は図2のA矢
視方向図、図4は図3のB矢視方向図、図5は受け治具
の平面図である。
【0007】図1に示すように、本発明の降車装置3は
モータ付き自転車の組立ラインに沿って設けられたチェ
ーンコンベア1の終端部に設けられ、このコンベア1に
は所定間隔置きに複数の受け治具2…が取り付けられて
いる。そしてこの受け治具2は、自転車のフレームFを
倒立状態で保持し得るようにされ、コンベア1にて搬送
中に部品等の組付けを行い、組付けが完了すると降車装
置3によってフレームFの姿勢を正立状態にしてコンベ
ア1から降ろすようにしている。
【0008】受け治具2は、図2に示すように、チェー
ンコンベア1に結合部4bにて結合される略L字型の治
具本体4と、この治具本体4の上端の軸受部4aに回転
可能に支持される支持アーム5を備え、この支持アーム
5の一端側には、フレームFを支持する保持部6が設け
られるとともに、他端側には、降車装置3に係脱自在な
係合突起7aを備えた係合部7が設けられている。
【0009】そして、軸受部4aと係合部7の間の支持
アーム5の周囲にはスプリング8が巻装されて支持アー
ム5を係合部7側に向けて付勢するとともに、保持部6
側の支持アーム5には軸受部4aの端面に当接する規制
部材10を固着し、この規制部材10には、保持部6の
保持ピン12が縦向き姿勢の時に、軸受部4a前面の凹
部に嵌合する回転止め用の突起11…(図3)を設けて
いる。
【0010】また、保持部6は、図4に示すように、支
持アーム5に結合される結合部材13と、この結合部材
13に対して回動自在であり且つ軸方向が前記支持アー
ム5に直交する水平方向である傾動軸14と、この傾動
軸14のスリーブ15に回転自在に保持される前記保持
ピン12と、この保持ピン12の上部に固着される支持
枠16と、この支持枠16に対して水平方向にスライド
自在に設けられ且つスプリング17にて保持ピン12側
に付勢される固定手段としての押圧部材18を備え、握
り玉18aを操作して押圧部材18を引張った後、保持
ピン12にフレームFのパイプを挿入して倒立状態で支
持せしめ、その後、押圧部材18でフレームFの一部を
押圧して固定するようにしている。そして、例えば後輪
を取り付ける作業所ではインデックスプランジャ20を
係合させて保持ピン12と傾動軸14を所定角度回転さ
せて固定し、フレームFを後輪の取り付けやすい角度に
セットしてから作業する。
【0011】一方、コンベア1端部に設けられた降車装
置3は、受け治具2と同期して走行するための同期走行
機構Pを備え、この同期走行機構Pは、図1に示すよう
なコンベア1端部の所定区間に設けられたレールガイド
21と、図2、図3、図5に示すようなレールガイド2
1の上面と前面に設けられた夫々のレール22、23
と、このレール22、23に摺動自在に係合する走行架
台24の摺動部24a、24bと、走行架台24の前部
に取り付けられたロータリーアクチュエータ34と、こ
のロータリーアクチュエータ34の作動によって垂直軸
35まわりに回動自在なフック型アーム36を備え、こ
のフック型アーム36によって受け治具2の治具本体4
の垂直部を引掛けて走行架台24と受け治具2を一体化
し、受け治具2の移動に伴って降車装置3を随伴移動さ
せるようにしている。
【0012】また、降車装置3がレールガイド21の下
流まで走行した後、再び上流側に復帰するため復帰走行
機構Sを設けており、この復帰走行機構Sは、レールガ
イド21の後面に設けられたラック25と、走行架台2
4に取り付けた走行モータ26と、この走行モータ26
の出力軸に設けられ前記ラック25に噛合するピニオン
27からなり、走行モータ26の駆動によってレールガ
イド21の上流側に向けて復帰走行する。
【0013】また、この装置3には係脱機構Qと回転機
構Rを設けており、係脱機構Qによって回転機構Rと受
け治具2とを係脱させるようにしている。すなわち、係
脱機構Qは、走行架台24上にレールガイド21の方向
と直交方向に設けられたレール28と、このレール28
にガイド部30aにて摺動自在に係合するスライド板3
0と、このスライド板30に連結されるエアシリンダユ
ニット31からなり、このエアシリンダユニット31の
作動によってスライド板30がレール28に沿って進退
動するようにしている。
【0014】また、回転機構Rは、スライド板30の上
部に取り付けられた回転モータ32と、この回転モータ
32の出力軸32a先端に設けられた係合部33からな
り、この係合部33には、前記受け治具の係合突起7a
に嵌合可能な係合凹部33aが設けられている。
【0015】以上のような降車装置3の作用について述
べる。コンベア1の上流側で受け治具2の保持ピン12
に自転車のフレームFのパイプを嵌合させてを倒立状態
でセットした後、押圧部材18にてフレームFを固定す
る。そして、コンベア1にて流動中に順次前輪、後輪等
の部品を組み付けてゆき、途中で例えば受け治具2の保
持ピン12と傾動軸14を所定角度回転させて作業しや
すいようにフレームFの姿勢を変え作業性の向上を図
る。
【0016】コンベア1にて部品の組付けが完了し、受
け治具2がレールガイド21の上流端の図1で想像線で
示す待機位置で待機している降車装置3の前まで来る
と、降車装置3の同期走行機構Pが作動して受け治具2
と降車装置3が一体化して同期して走行する。すなわ
ち、降車装置3のロータリーアクチュエータ34が作動
し、フック型アーム36が治具本体4に引掛けられ、受
け治具2と降車装置3が一体化される。
【0017】そして、同期走行の途中で係脱機構Qが作
動して回転機構Rと受け治具2が係合する。すなわち、
エアシリンダユニット31が作動してスライド板30が
前進し、回転モータ32の出力軸32a先端の係合凹部
33aが、支持アーム5先端の係合突起7aに嵌合する
とともにスライド板30が更に前進して支持アーム5を
押圧する。このため、支持アーム5はスプリング8を縮
合させながら後退し、規制部材10の突起11(図3)
が軸受部4aの凹部から抜け出て回転規制が解かれる。
【0018】そして、回転規制が解かれると回転機構R
の回転モータ32が作動して支持アーム5を軸周りに約
180度回転させる。このため、保持ピン12も上向き
から下向きになり、フレームFの姿勢も倒立状態から正
立状態に変換される。そして、押圧部材18の係合が解
かれて車体が搬出されると、復帰走行機構Sの走行モー
タ26の作動によって走行架台24はレールガイド21
に沿って上流側に向けて移動し、次の受け治具2が来る
まで図1の想像線で示した待機位置で待機するととも
に、次の受け治具2が到達すると以上のような操作を繰
り返す。
【0019】そして、このようにコンベア1からの車体
の転回降車を自動的に行うことで、作業員の労力の軽減
を図ることができ、しかも作業を効率的に行うことがで
きる。尚、実施例ではモータ付き自転車であるが、それ
以外の通常タイプの自転車、自動二輪車等の他、三輪タ
イプの自転車等についても適用することができる。ま
た、その他の反転して降ろすワークにも適用できること
はいうまでもない。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明のコンベアからのワ
ーク降ろし装置は、受け治具にて倒立状態で支持された
ワークを正立状態で降ろす装置として、同期走行機構と
回転機構と係脱機構を備えた装置を設け、同期走行機構
にて受け治具と同期して走行させつつ係脱機構にて受け
治具と回転機構を係合させ、回転機構にてワークの姿勢
を変換して降ろすようにしたため、作業員の労働力を軽
減することができ、作業効率も高めることができる。ま
た、復帰走行機構を設けることで、順次搬送されるワー
クを次々と反転降ろしさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンベア装置の全体概要図
【図2】降車装置と受け治具の斜視図
【図3】図2のA矢視方向図
【図4】図3のB矢視方向図
【図5】受け治具の平面図
【図6】従来のコンベア装置の全体概要図
【符号の説明】
1…チェーンコンベア、2…受け治具、3…降車装置、
6…保持部、F…フレーム、P…同期走行機構、Q…係
脱機構、R…回転機構、S…復帰機構。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベア上の受け治具の保持部にて倒立
    状態で支持されたワークを正立状態にしてコンベアから
    降ろすようにしたワーク降ろし装置において、この装置
    は、前記コンベア端部に設けられ且つ前記受け治具と同
    期して走行するための同期走行機構と、前記受け治具に
    支持されたワークを倒立位置から正立位置へ回転させる
    回転機構と、この回転機構と前記受け治具を係脱させる
    係脱機構とを備えたことを特徴とするコンベアからの
    ーク降ろし装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のコンベアからのワーク
    降ろし装置において、前記ワーク降ろし装置は、ワーク
    を降ろし終えた後、次の受け治具を受け取るために、コ
    ンベヤの待機位置へこのワーク降ろし装置を復帰させる
    ための復帰走行機構を備えたことを特徴とするコンベア
    からのワーク降ろし装置。
JP7033715A 1995-02-22 1995-02-22 コンベアからのワーク降ろし装置 Expired - Lifetime JP2766208B2 (ja)

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CN117104823A (zh) * 2023-08-09 2023-11-24 温州泰昌铁塔制造有限公司 角钢自动生产流水线

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