JP2764086B2 - 玉揚装置 - Google Patents

玉揚装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、繊維製造工場の捲取工程で糸条を捲き取っ
たボビン(玉またはパッケージ)を取り出し、それを所
定の台車に移し替える際に使用される玉揚装置に関す
る。
[従来の技術] ワインダーでSPD、POY等の糸条を捲き取ったボビンは
ワインダーから台車へ移し替えられ次の梱包工程に送ら
れるが、従来はこの糸条が捲き取られたボビンの移し替
え(玉揚)作業を人手で行なっていた。
[発明が解決しようとする課題] このため、ワインダーが複数台並設されていてパッケ
ージの生産能力が高い工場や、複数種の糸条の捲取りを
同時に行なう場合等のように捲上り時間が一定でないと
きには、玉揚処理が間に合わないということがあった。
また、従来の人手による玉揚作業は腰を曲げて行なわね
ばならないので、腰痛を訴える作業者が多かった。
上記事情に鑑み、玉揚作業の一部または全部を自動化
することにより、処理能力を向上させるとともに、作業
条件を改善することを本発明の課題としている。
[課題を解決するための手段] すなわち、本発明にかかる玉揚装置は、ワインダーで
糸条を捲き取ったボビンを該ワインダーの捲取軸から台
車の複数段のハンガーに移し替えるための装置であっ
て、ワインダーの捲取軸に対応する支持軸を有する玉揚
機本体と、該玉揚機本体を所定の玉揚位置及び台車への
移し替え位置に移動させる移動手段と、玉揚機本体の支
持軸が台車のハンガーに対向するよう該支持軸を適宜昇
降させる昇降手段と、前記支持軸に保持されている複数
のボビンを1個分づつ前進させる押出装置とを備え、前
記支持軸は、前記昇降手段によって昇降される保持体に
固着された棒状の芯と、該芯の外周部に摺動自在に嵌合
し先端部にはスリット状切欠部が形成されたスリーブと
で伸縮自在に構成されるとともに、前記芯に対しスリー
ブを前後摺動させる伸縮手段と、前記スリーブのスリッ
ト状切欠部から外部へ突出する爪を有し該スリーブに外
嵌されている先頭のボビンを内側から掴んで前進したの
ち当該ボビンをスリーブの前方で解放するチャックとが
設けられていることを特徴としている。
[作用] 玉揚機本体をワインダーの前の玉揚位置に移動させ、
該ワインダーの巻取軸からボビンを玉揚機本体の支持軸
に適当な受け渡し手段で移し替える。然る後、玉揚機本
体を台車側へ移動させ、玉揚機本体の支持軸と台車のハ
ンガーとを対向させ、支持軸のスリーブを前進させて台
車のハンガーに突き合わせる。次に、チャックを駆動し
て、該スリーブに外嵌しているボビンを内側から掴んで
前進させ、スリーブよりも前方、すなわち台車のハンガ
ーに掛る位置で掴んでいるボビンを解放させる。引き続
き、押出装置で支持軸に保持されている残りのボビンを
1個分前進させ、再度チャックを駆動して先頭のボビン
を台車のハンガーに移し替える。この操作を繰り返すこ
とにより、玉揚機本体の支持軸に保持されている複数の
ボビンを順次台車に移し替えることができる。
[実施例] 以下、図面にあらわされた本発明の1実施例について
説明する。
第1図は繊維製造工場内のワインダー設置部をあらわ
すもので、図示例の工場内には複数の捲取ユニット1a,
…を並設したワインダー1,1が背面同士を対面させて設
置されており、各ワインダーの前面側にレール2が敷設
され、該レール上の玉揚機本体3がそれぞれ移動自在に
設けられている。玉揚機本体の移動手段としては動力を
用いてもよく、人力で行なってもよい。また、ワインダ
ー1の側方には、ボビン台車5を2台並べて停車させる
ことのできる移載ステーション6が設けられている。
第2図に示す如く、このワインダー1は8分繊機であ
って、各捲取ユニット1aは8個のボビン10,…を嵌合さ
せて装着することのできる水平な一対のベク(捲取軸)
11,11を備えてなり、両ペグ11,11が交互に捲取位置Aと
玉揚位置Bにくるよう該ペグを取り付けたロータ12が回
転させられる。1ユニット当り、8本の糸条S,…が捲取
位置Aにあるペグ11に装着された8個のボビン10,…に
同時に捲き取られる。捲取りが完了するとロータ12が18
0度回転して、捲取軸である一対のペグの位置が入れ替
わる。これらペグ11,11の下方には、第1のボビン受渡
し手段として、玉揚位置Bにあるペグ11に嵌合している
ボビンの端面に当接し、図示を省略したエアシリンダで
水平方向(矢印X方向)に駆動されるスライド片13が設
けられている。この第1のボビン受渡し手段としては、
ワインダーが固有するボビンの押出装置を利用すること
ができる。ここでボビンの押出装置とは、従来の手作業
で玉揚を行なう場合に、手前側のボビン(例えば〜
)を手で取り出した後、奥のボビン(例えば〜)
を手前まで引き寄せるために用いられる駆動装置のこと
をいう。
第3図に示す如く、玉揚機本体3は昇降装置15によっ
て昇降されるペグ保持体16を備え、該保持体に前記捲取
ユニットの捲取軸であるペグ11,…に対応させて複数本
(図示例では5本)のペグ(支持軸)17,…が取り付け
られている。これら玉揚機本体の支持軸であるペグ17
は、第4図に示す如く、保持体16に固着されている芯20
と、該芯の外周部に摺動自在に嵌合するスリーブ21とか
らなり、スリーブ21の内部には、該スリーブを伸縮させ
るための伸縮手段であるリーチ用エアシリンダ23と、第
2のボビン受渡し手段であるチャック24を駆動するため
のチャック用エアシリンダ25とが収納されている。チャ
ック24は、スリーブ21の先端部に形成されたスリット状
切欠部26,26から外方に突出する一対の爪24a,24aを有
し、前記エアシリンダ25を伸長させると、一対の爪24a,
24aが水平に開いてスリーブ21の外周部に嵌合している
ボビンを内側から掴むとともにチャック全体が前進し、
エアシリンダ25を収縮させると、一対の爪が閉じて掴ん
でいたボビンを解放するとともにチャック全体が後退す
る。また、支持軸であるペグ17の上方には水平なガイド
軸27に沿って移動するリニアヘッド28を備えた押出装置
30が設けられており、これに取り付けたスライドリング
29によってスリーブ21に嵌合しているボビン10,…をペ
グ17の先端側に順次押し出すようになっている。なお、
押出装置30自体も図示しない駆動装置によって前後に移
動するようになっている。
ボビン台車5は、垂直な背板31の片面側に、縦横に整
列配置させて棒状のハンガー32,…が若干斜め上向きに
植設されている。図示例の台車5は、玉揚機本体のペグ
17,…に対応させて横に5列、縦に4段で計20本のハン
ガー32、…を有する。
以下に、玉揚げの動作について説明する。
水平移動手段によって玉揚機本体3をレール2に沿っ
て所定位置まで移動させるとともに、リーチ用エアシリ
ンダ23でスリーブ21を突出させて、各ペグ(支持軸)1
7,…をワインダーの5ユニット分のペグ(捲取軸)11,
…と突き合わせる。つぎに、第1のボビン受渡し手段で
あるスライド片13がX方向に駆動され、玉揚位置Bにあ
るペグ11に嵌合しているボビン〜を玉揚機本体のペ
グ17に移し替える。第5図に示すように、ワインダーの
ペグ11よりも玉揚機本体のペグ17の方が径が小さく(D
φ>dφ)、かつ若干低いレベルに位置決めされている
ので、上記ボビンの移替えが円滑に行なわれる。移替え
が完了するとスリーブ21は元の位置まで後退する。
つぎに、ワインダー1からボビンを受け取った玉揚機
本体3を水平移動手段で移載ステーション6に停車して
いる一方の台車5の前まで移動させる。そして、再びス
リーブ21を突出させてペグ17,…を台車の最下段のハン
ガー32,…に所定の位置関係で対向させた後、チャック
用エアシリンダ25を作動させる。すると、前述の如く、
チャック24がスリーブ21の最前部に嵌合しているボビン
を掴んで前進し、それを所定位置で解放する。解放さ
れたボビンは最下段のハンガー32に掛止され、重力に
よってハンガー32の基部側へ移行する。チャック24は元
の待機状態に復帰する。
今度は、昇降手段15でペグ保持体16を1段分上昇させ
てペグ17,…を台車の下から2段目のハンガー32,…に対
向させるとともに、リニアヘッド28をボビン1個分前進
させてペグ17に嵌合している残りのボビン〜をスリ
ーブ21の先端側に移動させる。そして、前回と同様にチ
ャック24を作動させ、2個目のボビンを下から2段目
のハンガー32に掛止させる。このように、ハンガー32へ
の受渡し時にボビンで先行ボビンを押し出すのではな
く、チャック24で先頭のボビンをハンガーに移し、リニ
アヘッド28で後続のボビンを1個分づつ前進させるの
で、ハンガー32がペグ17に対して傾斜していても玉同士
が干渉せず、巻かれた糸条に乱れが生じないのである。
以下同様に、昇降手段15とリニアヘッド28と第2の受渡
し手段であるチャック24とを適宜作動させることによ
り、3個目および4個目のボビン,が下から3段目
のハンガーと最上段のハンガーに順次掛止される。
1台目の台車5がボビンで満杯になると、玉揚機本体
3は2台目の台車5′の前まで移動し、1台目の台車5
の場合と同様にしてボビン〜を2台目の台車5′に
移し替える。
[発明の効果] 以上に説明したように、本発明にかかる玉揚装置は、
ワインダーで糸条を捲き取った複数のボビンをワインダ
ーの捲取軸から玉揚機本体の支持軸に一括して移し替え
るとともに、玉揚機本体に移し替えられたボビンを台車
の複数段のハンガーに順次適数個づつ移し替えるように
構成されているので、玉揚作業の処理能力が飛躍的に向
上するとともに、作業者の負担を軽減させることがで
き、安全性を含めた作業条件の改善が可能となった。特
に本発明では、玉揚機の支持軸から台車のハンガーへの
受け渡し時にボビンで先行ボビンを押し出すのではな
く、チャックで先頭のボビンをハンガーに移し、押出装
置で後続のボビンを1個分づつ前進させるので、ハンガ
ーが支持軸に対し傾斜している場合でも玉同士が干渉せ
ず、巻かれた糸条に乱れが生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる玉揚装置の1例をあらわす斜視
図、第2図(a),(b)はワインダーの正面図と側面
図、第3図(a),(b),(c)は玉揚機本体の正面
図、平面図と玉揚機本体とボビン台車を同時にあらわし
た側面図、第4図(a),(b)は玉揚機本体の要部の
側部断面図と平面図、第5図はワインダーから玉揚機本
体へのボビンの移替えに関する説明図である。 1……ワインダー、3……玉揚機本体、5,5′……ボビ
ン台車、10……ボビン、11……ワインダーのペグ(捲取
軸)、13……スライド片(第1のボビン受渡し手段)、
15……昇降手段、17……玉揚機本体のペグ(支持軸)、
24……チャック(第2のボビン受渡し手段)、32……ハ
ンガー。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワインダーで糸条を捲き取ったボビンを該
    ワインダーの捲取軸から台車の複数段のハンガーに移し
    替えるための装置であって、ワインダーの捲取軸に対応
    する支持軸を有する玉揚機本体と、該玉揚機本体を所定
    の玉揚位置及び台車への移し替え位置に移動させる移動
    手段と、玉揚機本体の支持軸が台車のハンガーに対向す
    るよう該支持軸を適宜昇降させる昇降手段と、前記支持
    軸に保持されている複数のボビンを1個分づつ前進させ
    る押出装置とを備え、前記支持軸は、前記昇降手段によ
    って昇降される保持体に固着された棒状の芯と、該芯の
    外周部に摺動自在に嵌合し先端部にはスリット状切欠部
    が形成されたスリーブとで伸縮自在に構成されるととも
    に、前記芯に対しスリーブを前後摺動させる伸縮手段
    と、前記スリーブのスリット状切欠部から外部へ突出す
    る爪を有し該スリーブに外嵌されている先頭のボビンを
    内側から掴んで前進したのち当該ボビンをスリーブの前
    方で解放するチャックとが設けられていることを特徴と
    する玉揚装置。
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