JP2764045B2 - 熱交換器用プレートの製造方法 - Google Patents
熱交換器用プレートの製造方法Info
- Publication number
- JP2764045B2 JP2764045B2 JP63070474A JP7047488A JP2764045B2 JP 2764045 B2 JP2764045 B2 JP 2764045B2 JP 63070474 A JP63070474 A JP 63070474A JP 7047488 A JP7047488 A JP 7047488A JP 2764045 B2 JP2764045 B2 JP 2764045B2
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- Japan
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- mold
- plate
- heat transfer
- plates
- transfer surface
- Prior art date
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は熱交換器用プレートの製造方法に関するもの
である。
である。
積層したプレートにて媒体の液流路を交互に構成した
とき、各々の媒体の物性、設計条件に対応して液流路に
異なった性能が求められる。
とき、各々の媒体の物性、設計条件に対応して液流路に
異なった性能が求められる。
そのためには、特公昭48−33663号公報に記載されて
いるように、プレートに形成される波形状に対し、波の
数、位置、縦方向の拡がり等の異なったプレートを組合
せることにより達成される。
いるように、プレートに形成される波形状に対し、波の
数、位置、縦方向の拡がり等の異なったプレートを組合
せることにより達成される。
上記特公昭48−33663号公報に記載の方式を実施する
ためには、様々なパターンのプレス金型が必要となり、
高価な金型を多数準備しなければならず、製造コストの
高騰を招来している。
ためには、様々なパターンのプレス金型が必要となり、
高価な金型を多数準備しなければならず、製造コストの
高騰を招来している。
この点を改善するものとして、伝熱面部分をパターン
の異なる複数の金型を入れ替え交換可能に組み合せて様
々な温度比特性をもつプレートをプレス成形する提案が
なされている（特開昭46−3389号公報参照）。しかし、
この提案では、多数の金型を組み合わせて用いるため、
伝熱面の各領域で同一パターンを採用する場合には、却
って、手間がかかる欠点がある。特に、プレートの熱伝
導係数を計算する場合、部分的にパターンが異なる場合
は、それぞれの部分について細かく計算する必要があ
り、面倒である。
の異なる複数の金型を入れ替え交換可能に組み合せて様
々な温度比特性をもつプレートをプレス成形する提案が
なされている（特開昭46−3389号公報参照）。しかし、
この提案では、多数の金型を組み合わせて用いるため、
伝熱面の各領域で同一パターンを採用する場合には、却
って、手間がかかる欠点がある。特に、プレートの熱伝
導係数を計算する場合、部分的にパターンが異なる場合
は、それぞれの部分について細かく計算する必要があ
り、面倒である。
本発明は、従来技術の上記欠点を改善するために提案
されたもので、その目的とするところは、面倒な手間を
なくし、１種類の金型で、各々の媒体の物性、設計条件
等に対応させ得る熱交換器用プレートの製造方法を提供
しようとするものである。
されたもので、その目的とするところは、面倒な手間を
なくし、１種類の金型で、各々の媒体の物性、設計条件
等に対応させ得る熱交換器用プレートの製造方法を提供
しようとするものである。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するため、本発明は、ガスケット溝を
成形する外周部金型と、液を分配するための分配面成形
部金型と、非回転状態と180゜回転させた状態とにおい
て交差する波形パターンを有する一つの伝熱面部分を成
形する金型とに分割された金型で、伝熱面部分の金型の
向きを、金型平面内で、非回転状態と180゜回転させた
状態とに変えてプレス成形することを特徴とするもので
ある。
成形する外周部金型と、液を分配するための分配面成形
部金型と、非回転状態と180゜回転させた状態とにおい
て交差する波形パターンを有する一つの伝熱面部分を成
形する金型とに分割された金型で、伝熱面部分の金型の
向きを、金型平面内で、非回転状態と180゜回転させた
状態とに変えてプレス成形することを特徴とするもので
ある。
伝熱面部分の金型の向きを、非回転状態としてプレス
したプレートと、180゜回転させた状態でプレスしたプ
レートとは、その伝熱面のパターンが180゜相違する。
従って、これら２枚のプレート間に形成される流路は、
波形か交差し、乱流を生成させ、媒体の流れを流路全体
に均一に分散させることができる。また、波形が交差し
当接することによって、プレート間隙の保持作用が生ず
る。特に、上記２種類のプレートを上下反転したもの
と、しないものとを組合せることにより、波形が交差し
た流路と、波形が並行となる流路とが組合せ形成でき
る。
したプレートと、180゜回転させた状態でプレスしたプ
レートとは、その伝熱面のパターンが180゜相違する。
従って、これら２枚のプレート間に形成される流路は、
波形か交差し、乱流を生成させ、媒体の流れを流路全体
に均一に分散させることができる。また、波形が交差し
当接することによって、プレート間隙の保持作用が生ず
る。特に、上記２種類のプレートを上下反転したもの
と、しないものとを組合せることにより、波形が交差し
た流路と、波形が並行となる流路とが組合せ形成でき
る。
第１図は、本発明の一例を示すプレス金型の分解平面
図であって、ガスケット溝（1a）を成形する外周部金型
（１）、液の分配面を成形する略三角形状の分配面部金
型（２）及び、伝熱面を成形する伝熱面部金型（３）に
分割されている。
図であって、ガスケット溝（1a）を成形する外周部金型
（１）、液の分配面を成形する略三角形状の分配面部金
型（２）及び、伝熱面を成形する伝熱面部金型（３）に
分割されている。
外周部金型（１）及び分配面部金型（２）に対して、
伝熱面部金型（３）を非回転状態で組合せてプレスした
プレート（Ａ）を第２図に示しており、伝熱面部金型
（３）を、金型平面内で180゜回転させた状態で組み合
わせてプレスしたプレート（Ｂ）を第３図に示してい
る。
伝熱面部金型（３）を非回転状態で組合せてプレスした
プレート（Ａ）を第２図に示しており、伝熱面部金型
（３）を、金型平面内で180゜回転させた状態で組み合
わせてプレスしたプレート（Ｂ）を第３図に示してい
る。
伝熱面部金型（３）の波形パターンは、矢羽根突起形
状とした場合を示しているが、これに制約されず、他の
波形又は波形以外のパターンとしてもよい。
状とした場合を示しているが、これに制約されず、他の
波形又は波形以外のパターンとしてもよい。
上記のように、第１図に示した１種類の金型で、第２
図及び第３図に示した２種類のプレート（Ａ）（Ｂ）が
製造できる。
図及び第３図に示した２種類のプレート（Ａ）（Ｂ）が
製造できる。
上記２種類のプレート（Ａ）（Ｂ）を、例えば、第４
図の如く（Ａ′）（Ａ）（Ｂ′）（Ｂ）（Ａ′）の順に
積層する。第４図において、プレート（Ａ′）は、プレ
ート（Ａ）を上下反転したものであり、プレート
（Ｂ′）はプレート（Ｂ）を上下反転したものである。
この積層例において、プレート（Ａ′）とプレート
（Ａ）との間の流路の波形パターン及びプレート
（Ｂ′）とプレート（Ｂ）との間の流路の波形パターン
は、交差しており、プレート（Ａ）とプレート（Ｂ′）
との間の流路の波形パターン及びプレート（Ｂ）とプレ
ート（Ａ′）との間の流路の波形パターンは並行となっ
ている。
図の如く（Ａ′）（Ａ）（Ｂ′）（Ｂ）（Ａ′）の順に
積層する。第４図において、プレート（Ａ′）は、プレ
ート（Ａ）を上下反転したものであり、プレート
（Ｂ′）はプレート（Ｂ）を上下反転したものである。
この積層例において、プレート（Ａ′）とプレート
（Ａ）との間の流路の波形パターン及びプレート
（Ｂ′）とプレート（Ｂ）との間の流路の波形パターン
は、交差しており、プレート（Ａ）とプレート（Ｂ′）
との間の流路の波形パターン及びプレート（Ｂ）とプレ
ート（Ａ′）との間の流路の波形パターンは並行となっ
ている。
上記２種類のプレート（Ａ）（Ｂ）及びこれを上下反
転したプレート（Ａ′）（Ｂ′）の組合せは、ガスケッ
ト溝（1a）の流路囲繞パターンが、（Ａ）と（Ｂ）及び
（Ａ′）と（Ｂ′）が夫々同一であるから、これらのプ
レートを積層して隣接するプレート間流路に別の媒体を
通流させるための組合せ条件は、以下４通りである。
転したプレート（Ａ′）（Ｂ′）の組合せは、ガスケッ
ト溝（1a）の流路囲繞パターンが、（Ａ）と（Ｂ）及び
（Ａ′）と（Ｂ′）が夫々同一であるから、これらのプ
レートを積層して隣接するプレート間流路に別の媒体を
通流させるための組合せ条件は、以下４通りである。
（Ａ）と（Ａ′）又は（Ａ）と（Ｂ′）及び（Ｂ）と
（Ｂ′）及び（Ｂ）と（Ａ′） そして、上記組合せにおいて、（Ａ）と（Ａ′）及び
（Ｂ）と（Ｂ′）の組合せは、波形パターンが交差し、
（Ａ）と（Ｂ′）及び（Ｂ）と（Ａ′）の組合せは、波
形パターンが並行となる。
（Ｂ′）及び（Ｂ）と（Ａ′） そして、上記組合せにおいて、（Ａ）と（Ａ′）及び
（Ｂ）と（Ｂ′）の組合せは、波形パターンが交差し、
（Ａ）と（Ｂ′）及び（Ｂ）と（Ａ′）の組合せは、波
形パターンが並行となる。
このように、１種類の金型により、上記４通りの組合
せで、多様な熱交換流路を構成することができる。
せで、多様な熱交換流路を構成することができる。
上記した４通りの組合せのうち、波形パターンが並行
となるプレートの一方又は双方に、適当な間隔で接触点
を、後付け又は同時成形のいずれかで設けておけば、２
媒体流路とも高圧に耐える構成とできる。また、スラリ
ー、繊維質等を含む媒体に対して、波形パターンが並行
となるようにプレートを組合せれば、接触点即ち、流路
の閉塞点がないことによって、詰まりを防止することが
できる。この場合、波形パターンが並行となる流路を流
れる媒体の圧力を、他方の媒体の圧力より高圧としてお
けば、プレートの変形接触による流路の閉塞を防止で
き、詰まりを無くすことができる。
となるプレートの一方又は双方に、適当な間隔で接触点
を、後付け又は同時成形のいずれかで設けておけば、２
媒体流路とも高圧に耐える構成とできる。また、スラリ
ー、繊維質等を含む媒体に対して、波形パターンが並行
となるようにプレートを組合せれば、接触点即ち、流路
の閉塞点がないことによって、詰まりを防止することが
できる。この場合、波形パターンが並行となる流路を流
れる媒体の圧力を、他方の媒体の圧力より高圧としてお
けば、プレートの変形接触による流路の閉塞を防止で
き、詰まりを無くすことができる。
本発明によれば、面倒な手間をなくし、高価な金型を
１種類用いるだけで、各々の媒体の物性、設計条件等に
対応させ得るプレート式熱交換器を得ることができ、製
造コストを低下させ得る利点がある。
１種類用いるだけで、各々の媒体の物性、設計条件等に
対応させ得るプレート式熱交換器を得ることができ、製
造コストを低下させ得る利点がある。
第１図は、本発明の一例を示すプレス金型の分解平面
図、第２図及び第３図は、第１図の金型で成形した２種
類のプレートの平面図、第４図は上記２種類のプレート
を用いたプレート式熱交換器の積層例を示す展開平面図
である。 （１）……外周部金型、（２）……分配面部金型、 （３）……伝熱面部金型、 （1a）……ガスケット溝、 （Ａ）（Ｂ）（Ａ′）（Ｂ′）……プレート。
図、第２図及び第３図は、第１図の金型で成形した２種
類のプレートの平面図、第４図は上記２種類のプレート
を用いたプレート式熱交換器の積層例を示す展開平面図
である。 （１）……外周部金型、（２）……分配面部金型、 （３）……伝熱面部金型、 （1a）……ガスケット溝、 （Ａ）（Ｂ）（Ａ′）（Ｂ′）……プレート。
Claims (1)
- 【請求項１】ガスケット溝を成形する外周部金型と、液
を分配するための分配面成形部金型と、非回転状態と18
0゜回転させた状態とにおいて交差する波形パターンを
有する一つの伝熱面部分を成形する金型とに分割された
金型で、伝熱面部分の金型の向きを、金型平面内で、非
回転状態と180゜回転させた状態とに変えてプレス成形
することを特徴とする熱交換器用プレートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63070474A JP2764045B2 (ja) | 1988-03-23 | 1988-03-23 | 熱交換器用プレートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63070474A JP2764045B2 (ja) | 1988-03-23 | 1988-03-23 | 熱交換器用プレートの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01244289A JPH01244289A (ja) | 1989-09-28 |
| JP2764045B2 true JP2764045B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=13432561
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63070474A Expired - Lifetime JP2764045B2 (ja) | 1988-03-23 | 1988-03-23 | 熱交換器用プレートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2764045B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4504092B2 (ja) * | 2004-05-13 | 2010-07-14 | 株式会社日阪製作所 | プレート式熱交換器 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0539320Y2 (ja) * | 1985-08-29 | 1993-10-05 |
-
1988
- 1988-03-23 JP JP63070474A patent/JP2764045B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01244289A (ja) | 1989-09-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
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