JP2762330B2 - 経理帳簿自動記入装置 - Google Patents

経理帳簿自動記入装置

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JP2762330B2
JP2762330B2 JP30480192A JP30480192A JP2762330B2 JP 2762330 B2 JP2762330 B2 JP 2762330B2 JP 30480192 A JP30480192 A JP 30480192A JP 30480192 A JP30480192 A JP 30480192A JP 2762330 B2 JP2762330 B2 JP 2762330B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は経理システムに連動して
用いる経理帳簿自動記入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】企業における通常の取引を例とすると、
ある商品の取引(掛売)が行われると一定数の商品が減
少しその対価に相当する売掛金が増加する。そのような
変化を逐一記録するため、まず仕訳帳に取引を記録し、
在庫帳の商品在庫を減少させ、さらに売上帳に売掛金額
を記入する。また、代金回収時には現金か手形かの区別
をし、手形なら決済日が何日であるかを記録することが
必要である。しかし、その都度細かい動きを全部記入/
転記することは事務上大きな負担を要求される。
【0003】このため実際には取引が発生すると、例え
ば経理事務では、とりあえず仕訳帳か売上帳等、必要最
小限の帳簿記入に止め、後で関連する各帳簿に記録する
等、時間的ずれがあった。また商品との突き合わせも取
引を一時中断する等して棚卸しをして確認していた。そ
のため常時は正確な在庫を把握しにくい等の不都合が生
じていた。
【0004】企業取引の記録や集計には、従来からコン
ピュータによる様々に方法、例えば、企業会計システ
ム、販売管理システム、購買管理システム、在庫管理シ
ステム、手形管理システム等々、様々なものが事務計算
システムとして有り、企業規模や事業所規模及びデータ
量により大・中型コンピュータ、ミニコンピュータ、所
謂オフコン、パソコン等々のコンピュータ装置が用いら
れ、また、利用形態としてオンラインによる集中管理や
独立したコンピュータ装置による分散管理、両者を折衷
した分散型集中管理等がある。
【0005】これらコンピュータによる上記企業取引の
記録、集計は基本的には図10のブロック図に示すよう
な入力装置1(キーボード1−1、フロッピーディスク
1−2、ハードディスク1−3等)、中央処理装置(C
PU)2、内部記憶装置(メモリ)2’、外部記憶装置
(磁気ディスク等)3、出力装置(プリンタ)4等から
なる構成により、上述の様々な事務計算システムを構成
する手段によって実行されている。
【0006】日常的に発生する企業取引は上記のような
コンピュータ処理システムでは、仕訳伝票に基づきキー
ボード1−1等の入力装置から入力され、CPU2を経
て記憶装置に格納される。この際一般的には、個々の取
引データ(通常伝票の1行分のデータ)が仕訳データと
して記憶されると共に、所定のマスターファイル上の所
定項目に計算処理されて記憶される。このようにして記
憶された企業取引は日・月・期・年等の一定期間毎に集
計・分析され、それぞれ取引日報・月報・期報・年報等
の報告書としてプリンタ4から通常印刷媒体として連続
紙(以下プリンタ用紙と記す)に出力される。
【0007】図11は、経理システムにおける外部記憶
装置3の記憶媒体(磁気ディスク等)に構成されたファ
イルの例であり、これらはそれぞれ予め見込まれる最大
レコード数によって算出された記憶領域を占めている。
図12は上述の各ファイルを構成するそれぞれのレコー
ドのフォーマットの例であり、図13Aは図11の経理
システムの処理の流れを示すプロセスチャートである
り、図13Bは最終出力としての各帳票の種類を示す。
【0008】図13で、原始伝票(売上メモ等)131
の取引データは、入力処理132によってキーボード1
−1等から入力され、外部記憶装置3の各マスターファ
イル133とコードの突き合わせ等のチェックをして、
外部記憶装置3の仕訳明細ファイル134に格納され
る。
【0009】次に、入力処理と同時に、または通常1日
の取引データの入力終了後に更新・計算処理135によ
って記憶装置3の仕訳明細ファイル134の個々のデー
タと対応する各マスターファイル136のレコード項目
を計算して更新する。例えば、売上データは得意先マス
ターファイルの売上金額項目に加算して更新する。
【0010】また、仕訳明細ファイル134は仕訳帳1
37として勘定科目毎に取引順にプリント出力され、1
日の取引データはバランス表として日計表にプリント出
力する。また、財務情報作成処理139〜在庫情報作成
処理142により図に示す各種帳票及び一覧表を日・月
・期・年等の一定時期に、日報・月報・期報・年報等と
してプリント出力する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、取引
データを仕訳明細ファイルに格納し、取引量の多い企業
(事業所)では毎日、取引量の少ない企業(事業所)で
も仕訳明細ファイルの大きさによる制約上、少なくとも
毎月1回は所定の分類区分毎に分類した仕訳明細を出力
する。
【0012】仕訳明細ファイルは外部記憶装置(磁気デ
ィスク等)の大容量記憶媒体に記憶され保存される場合
もあるが、いずれにせよ最終的にはプリンタ用紙上にプ
リント出力されるのが通例である。
【0013】仕訳明細は参照の便宜上、分類毎にプリン
タ用紙のページを改めて出力され、出力終了後分類毎に
まとめられてファイリングされる。この場合、分類毎の
仕訳明細の最終ページは途中の行までプリントされて残
りの行は空欄になる場合が多く、翌日分の仕訳明細(あ
るいは翌月分の仕訳明細)を前日(あるいは前月)の最
終ページの最終行に続けて記録できないという欠点があ
り、またプリンタ用紙をファイリングした場合に市販の
装丁帳簿(総勘定元帳、仕訳帳等)のように用紙の裏側
を次のページとして仕訳明細データを記録できないとい
う欠点があり、これらによりプリンタ用紙の帳票として
の有効使用率はプリント可能面積の50%を超すことが
できないばかりでなく、それを必要な都度プリントする
ため用紙の無駄が手書き帳簿に比しざっと10倍にも及
ぶという欠点があった。
【0014】本発明は、上記欠点及び不都合に鑑みてな
されたものであり、コンピュータの出力装置(プリン
タ)に連動して用い、ある取引に対して入力装置(キー
ボード)から入力するだけで、例えばある商品の売掛が
行われた場合、売掛金の仕訳を入力するだけで仕訳帳に
該取引を記録して総勘定元帳に転記され、在庫元帳には
該商品の減少を記録し、得意先元帳には該取引先の売掛
金を増加させ、更には、送り状、納品書、請求書までも
リアルタイムに発行でき、このように1仕訳を入力する
だけで、経理システムにおいて関連する全ての帳簿に前
回記録済みの次の行に追記、更に表頁の記録行が埋まっ
た際は裏頁に連続的にプリント、また裏表ともプリント
終了後は改頁を可能にすることにより、用紙の節約がで
きるばかりでなくファイリングのための、装置も時間も
人手もかけずに、記録終了後は帳簿として保管され、何
時でも閲覧することができる経理帳簿自動記入装置を提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の経理帳簿自動記入装置は、コンピュータ装
置において、必要に応じて科目コードに、支店コード・
部門コードまたは取引先コード等を任意に付加すること
ができ、かつ、印刷すべき頁と行の識別が可能に識別子
を有する複数の出力データを含む記憶装置と、プリンタ
と、帳簿を保持する複数の棚を備えた帳簿保持棚と、帳
簿保持棚を駆動する帳簿保持棚駆動装置と、帳簿保持棚
の中から特定の帳簿を選別して固定する帳簿選別機構
と、帳簿から特定の頁を選別する頁捲り機構を備えた記
帳頁選択装置とを有し、出力データの出力時に出力デー
タの識別子に基づいて、帳簿保持棚駆動装置が出力デー
タに対応する帳簿保持棚の棚を記帳頁選択装置の所定の
位置に位置付け、帳簿選別機構によって特定の帳簿を選
別して固定し、頁捲り機構によって目的の頁を開き、プ
リンタによって該出力データを該頁の記入位置に印刷し
たのち、帳簿を閉じて帳簿保持棚のもとの位置に戻すこ
とを特徴とする。
【0016】また、上記経理帳簿自動記入装置におい
て、帳票をバインダーから脱着するバインダー脱着機構
と、帳票の裏表を反転する用紙反転機構と、帳票を所定
の位置に出納する用紙出納機構を備えた用紙出納装置を
有し、バインダー脱着機構によって帳票をバインダーか
ら離脱させ、裏面に印刷する必要があれば用紙反転機構
によって帳票を反転し、用紙出納機構によって帳票を前
記プリンタに供給し、プリンタの行送り手段が帳票を記
入位置まで行送りし出力データを記録したのち、帳票を
帳簿のもとの位置に綴り、帳簿を閉じて帳簿保持棚のも
との位置に戻すことを特徴とする。
【0017】なお、上記経理帳簿自動記入装置におい
て、記入帳票上に識別子を有し、更に該識別子を読取る
ための識別子読取り装置を有して、出力データの出力時
に該出力データの識別子と記帳頁選択装置によって取り
出された記入帳票上の識別子を比較し帳票の正否を判定
する帳票判定手段を設けることが望ましく、また、この
場合、未記入帳票がプリンタに供給された時、プリンタ
によって未記入帳票に識別子を印刷するようにすること
もできる。
【0018】
【作用】上記の構成により本発明の経理帳簿自動記入装
置は、出力データの出力時に該出力データの識別子に基
づいて、帳簿保持棚駆動装置が前記出力データに対応す
る帳簿保持棚の棚を記帳頁選択装置の所定の位置に位置
付け、帳簿選別機構によって特定の帳簿を選別して固定
し、頁捲り機構によって目的の頁を開き、プリンタが出
力データをプリントする。この時、出力データの識別子
に基づきプリンタは印字ヘッドを記入帳票の記入位置に
合わせ、前回プリントした行の次の行から出力データを
プリントする。そして、プリンタによる記入帳票へのプ
リントが終わったら帳簿を閉じて帳簿保持棚のもとの位
置に戻す。
【0019】また、上記経理帳簿自動記入装置におい
て、用紙出納装置のバインダー脱着機構によって帳票を
バインダーから離脱させ、出力データの識別子に基づい
て帳票を反転するか否かを識別し、その結果に基づき用
紙反転機構によって帳票を反転し、用紙出納機構によっ
て帳票をプリンタに供給し、プリンタの行送り手段が帳
票を記入位置まで行送りし出力データをプリントしたの
ち、帳票を帳簿のもとの位置に綴り、帳簿を閉じて帳簿
保持棚のもとの位置に戻す。
【0020】
【実施例】以下図面に示す本発明の実施例を説明する。
図1は本発明に基づく経理帳簿自動記入装置の一実施例
の構成を示すブロック図である。図1において図10と
同じ記号は同様の同じ構成を意味し、1は入力装置(キ
ーボード)、2は中央処理装置(CPU)、2’は内部
記憶装置(メモリ)、3は外部記憶装置(磁気ディスク
等)、4は出力装置(プリンタ)、5は表示装置(ディ
スプレイ)、6は帳簿保持棚駆動装置、7は複数の棚か
らなる帳簿保持棚、8は記帳頁選択装置駆動部、9は記
帳頁選択装置、10は識別子読取り装置駆動部、11は
識別子読取り装置(バーコードリーダー等)、12は用
紙出納装置駆動部、13は用紙出納装置である。なお、
図で太線は帳票の移動経路を示している。
【0021】なお、未記入帳票用紙は、予め帳簿に綴じ
ておくか、プリンタのペーパーカセットに収容してお
く。この場合、白紙のままでよいが、仕訳帳、総勘定元
帳、現金出納帳等予め罫線等が印刷されているものを用
意してもよい。白紙の場合は後述する見出し印刷時に罫
線等必要な表示をプリンタ4で印刷する。また、帳票用
紙のサイズはプリンタ4によって制限される大きさを限
度とする。なお、会計・経理システムに適用する場合は
一般市販の仕訳帳、総勘定元帳、現金出納帳の大きさが
望ましい。更に、帳票用紙にはファイリングのための綴
じ穴が設けてあることが望ましい、更にまた、実施例で
は帳票用紙の上部または下部に識別子としてバーコード
を予めプリントしてあるか、後述する見出し印刷時に罫
線等必要な表示と共に科目コードまたは科目コードと共
にバーコードがプリントされる。
【0022】図2は、本発明による経理システムに適用
した場合の外部記憶装置3上のファイル構成の例であ
り、図11に示した従来例の経理システムのファイル構
成と比較すると、図2では帳簿保持棚7を記帳頁選択装
置9の所定の位置に位置付けるための棚位置付け情報、
及び記入帳票の前回記入済位置を示す記入位置情報を含
む複数の位置データからなる位置情報ファイル21を有
する点で異なる。
【0023】図3は図2の位置情報ファイル21に含ま
れる位置データ30のデータ構成例を示し、位置データ
30はデータ識別子としての科目コード31、棚位置付
け情報としての棚コード32及び記入位置情報としての
頁33と記入済行数34と処理日35を含んでいる。
【0024】図4は帳簿保持棚7及び記帳頁選択装置9
の例であり、帳簿保持棚7は経理帳簿を収容する複数の
棚41から構成されており、帳簿保持棚駆動装置6によ
って特定の帳簿の棚が記帳頁選択装置9の所定の位置に
位置付けられるように駆動される。また、各帳簿には帳
簿保持棚駆動装置6による棚41の記帳頁選択装置9に
対する位置付けのための棚位置識別子42が示されてい
る。
【0025】帳簿保持棚駆動装置6はCPU2からの指
示により帳簿保持棚7を上下に移動させ、図3の位置デ
ータ30の棚コード32と対応する帳簿が収容されてい
る棚41’を、記帳頁選択装置9の所定の位置に位置付
け、或いは帳簿保持棚7をもとの位置に戻す。
【0026】記帳頁選択装置9は記帳頁選択装置駆動部
8によって駆動され、記帳頁選択装置9の所定の位置に
位置付けられた棚41’に収容されている特定の帳簿を
選別して固定し目的の頁を開き、或いは帳簿を閉じ帳簿
保持棚7のもとの位置に戻す。
【0027】図5は記帳頁選択装置9の機構図で、図5
(A)は帳簿選別機構45の例であり、図5(B)は頁
捲り機構50の例である。帳簿選別機構45により、所
定の位置にきた該帳簿51のバインダーを蝶番の位置で
固定し、該帳簿51を保持する。次に頁捲り機構50に
より、まず該帳簿51の大分類の見出し52を利用して
該分類の最初の頁を開き、頁捲り兼用紙吸着盤53を設
置しながら、CPU2が何枚捲れがよいか計算した必要
な枚数(最大50枚程度)だけ帳票の頁捲りをし、識別
子読取り装置11で該帳票に印刷されている識別子を読
取り、目的の帳票、目的の頁を確認する。この時、図3
の位置データ30の頁33が偶数(裏面)であり、記入
済行数34が1ページ分の行数(実施例では51行)と
等しい場合は未記入帳票を選別する。プリンタが印刷を
終えたら該帳簿51を閉じ帳簿保持棚7をもとの位置に
戻す。
【0028】図6は用紙出納装置13の機構図で、図6
(A)は帳票をバインダーから脱着するバインダー脱着
機構60の例であり、図6(B)は該帳票の裏表を反転
する用紙反転機構65の例、図6(C)は該帳票を所定
の位置に出納する用紙出納機構66の例である。
【0029】用紙出納装置13は、バインダー脱着機構
60により、バインダー61のとじ具62が真上に向く
ように開き、目的の帳票をバインダー61のとじ具62
から外し、用紙吸着盤53によって、該帳票を垂直にな
るように持ち上げ用紙出納機構66でプリンタの外部給
紙皿63を倒す。
【0030】今回の印刷位置が表面の場合はそのまま用
紙吸着盤53を倒して外部給紙皿63に入れる。また、
印刷位置が裏面の場合は用紙反転機構65により、用紙
吸着盤53を回転させながらプリンタに向かって図6
(C)で図示する右の隅に該帳票を斜にあてがってから
紙を放し該帳票を反転させる。識別子読取り装置11で
該帳票に印刷されている識別子を読取り、目的の帳票、
目的の頁を確認して用紙出納機構66で該帳票をプリン
タに送り出す。また、印刷位置が未記入帳票である場合
は、プリンタの用紙搬送装置を利用してペーパーカセッ
トから未記入帳票をプリンタに送り出す。
【0031】プリンタが印刷を終えたら、CPU2から
の指示でプリンタの用紙搬送装置を利用して記入帳票を
逆送させ、用紙出納機構66により該記入帳票を外部給
紙皿63に戻す。用紙吸着盤53で該記入帳票を吸着さ
せて帳票を垂直になるように持ち上げ外部給紙皿63を
起こす。該帳簿の該記入帳票のあとの頁ら印刷する場合
は用紙吸着盤53の腕を更に回転させて、該記入帳票を
捲った方のバインダーのとじ具に通し、吸着をやめて用
紙吸着盤53を回転させて、該記入帳票を捲って裏返し
た方の位置に収める。
【0032】このように帳票を1枚ずつ吸着しながらこ
れを繰り返す。捲る枚数が多ければ一旦バインダーを閉
じて図5の説明文にあるページ捲りをする。プリンタが
該帳簿51の全ての印刷を終えたら、該帳簿51を閉じ
て所定の棚41に収容する。
【0033】図7は、帳簿保持棚7の他の例で、上述し
た実施例の帳簿保持棚7では帳簿保持棚駆動装置6によ
り上下に移動するよう駆動されるが、帳簿保持棚7はこ
れに限らず、例えば、次のように構成することができ
る。すなわち、図7(A)は帳簿保持棚駆動装置6によ
り左右に駆動される帳簿保持棚の例、図7(B)は帳簿
保持棚駆動装置6により前後に回転駆動される帳簿保持
棚の例、図7(C)は帳簿保持棚駆動装置により左右に
回転駆動される帳簿保持棚の例である。
【0034】図8は、図1に示す経理帳簿自動記入装置
の動作を示すフローチャートである。以下、図8と図1
から図6に基づいて経理帳簿自動記入装置を経理システ
ムにて起用した場合の仕訳帳の記入動作について述べ
る。
【0035】従来の技術の項で述べたように、コンピュ
ータを用いた経理システムでは原始伝票の取引データを
入力処理して仕訳明細ファイルに格納するが、取引デー
タの入力処理、各マスターファイルとの突き合わせ、取
引データの仕訳明細ファイルへの格納、各マスターファ
イルの集計・編集、各帳票の出力に至る具体的動作は、
従来の技術の項で述べたものと同様であるから実施例で
は説明を省略してある。なお、以下の説明では仕訳明細
データは科目コード(識別子)、取引日の順にソート
(SORT)されているものとする。
【0036】[ステップ80]初期設定として科目コー
ド以外のコードMAX(例えば“999”等)をメモリ
2’のコードアドレスに格納する。
【0037】[ステップ81,82]仕訳明細ファイル
22から仕訳データを読出し(ステップ81)、仕訳デ
ータの科目コードとコードアドレスの内容を比較する
(ステップ82)。仕訳データの科目コードとコードア
ドレスが等しい場合はステップ87以下を実行する。仕
訳データの科目コードとコードアドレスが等しくない場
合はオーバーフロー処理としてステップ83〜86を実
行する。
【0038】[ステップ83〜85]棚番号アドレスが
MAXかどうかを比較し(ステップ83)、棚番号アド
レスがMAXの場合は開始処理と判定してステップ86
を実行する。棚番号アドレスがMAXでない場合はオー
バーフローと判定して、用紙出納装置駆動部12により
用紙出納装置13及び記帳頁選択装置駆動部8により記
帳頁選択装置9を駆動して位置データ30の棚コード3
2に対応する棚41に記入帳票を収容し(ステップ8
4)、科目コードをコードアドレスに格納する(ステッ
プ85)。
【0039】[ステップ86]位置情報ファイル21か
ら当該科目コードと一致する科目コード(識別子)31
を有する位置データを読み出してステップ87を実行す
る。
【0040】[ステップ87]識別子読取り装置11で
棚位置識別子42を読取り、棚コード32と棚位置識別
子42が対応しているか否かを判定する。棚コード32
と棚位置識別子42が対応している場合はステップ90
を実行する。
【0041】[ステップ88]棚コード32と棚位置識
別子42が対応していない場合は帳簿保持棚駆動装置6
により帳簿保持棚7を駆動して棚位置識別子42が棚コ
ード32と対応するまで帳簿保持棚7を移動させて記帳
頁選択装置9の所定の位置に棚41を位置付ける。
【0042】[ステップ89]記帳頁選択装置9によ
り、帳簿選別機構45を働かせて該帳簿51のバインダ
ーを固定し保持する。
【0043】[ステップ90]記帳頁選択装置9によ
り、頁捲り機構50を働かせて該帳簿51の大分類の見
出し52を利用して該分類の最初の頁を開く(見出し捲
り)。
【0044】[ステップ91]頁捲り兼用紙吸着盤53
を設置しながら、必要な枚数だけ帳票を捲る(頁捲
り)。
【0045】[ステップ92]識別子読取り装置11
で、該帳票に印刷されている識別子を読取り、頁欄33
と対応しているか否かを判定する。対応している場合は
ステップ93を実行し対応していない場合はステップ9
2に戻り対応するまで帳票を捲り、または逆捲りをす
る。以下は目的の帳票をバインダーから離脱させ印刷す
る場合はステップ93を実行し、バインダーに綴じたま
ま印刷する場合はステップ98を実行する。
【0046】[ステップ93]用紙出納装置13により
バインダー脱着機構60を働かせてバインダー61のと
じ具62を開く。
【0047】[ステップ94]図3の位置データ30の
頁欄33が偶数(裏面)であり、且つ記入済行数欄34
の値が1ページ分の最大行数K(実施例では51行)と
等しいか否かを判定し、等しい場合は未記入帳票を取り
出すためにステップ102からステップ104を実行す
る。頁欄33が偶数で記入済行数欄がK未満の場合また
は頁欄33が奇数(表面)の場合はステップ95を実行
する。
【0048】[ステップ95]頁欄33が奇数で記入済
行数欄34の値が1ページの最大行数Kと等しいか否か
を判定し、等しい場合はステップ96を実行する。頁欄
33が奇数で記入済行数欄34の値がK未満の場合また
は頁欄33が偶数の場合はステップ97へ進む。
【0049】[ステップ96]用紙反転機構65を働か
せて記入帳票を反転し、記入行数を0にする。
【0050】[ステップ97]用紙出納装置13により
用紙出納機構66を働かせて記入帳票をプリンタ4に供
給する。
【0051】[ステップ98]プリンタ4は記入行数+
1行の記入位置にプリンタの印字ヘッドを合わせ、ステ
ップ81で読み出した仕訳データの内容をプリントす
る。
【0052】[ステップ99]記入行数に1を加える。
【0053】[ステップ100]次の仕訳データの有無
を判定し、次のデータがある場合はステップ81に戻
る。次の仕訳データがない場合には最終処理として、ス
テップ101を実行する。
【0054】[ステップ101]用紙出納装置駆動部1
2により用紙出納装置13及び記帳頁選択装置駆動部8
により記帳頁選択装置9を駆動して位置データ30の棚
コード32に対応する棚41に記入帳票を収用すると共
に記入行数を位置データ30の記入済行数欄34に格納
して一連の動作を終了する。
【0055】[ステップ102]プリンタの用紙搬送装
置により未記入帳票をプリンタ4に供給する。
【0056】[ステップ103,104]未記入帳票に
見出しなどの固定項目や繰越し高等をプリントし(繰越
し高の数値項目をプリントした場合や、1行空けてプリ
ントするような場合はその行数を記入行数として加え
る)(ステップ103)、そして仕訳データの内容をプ
リントする(ステップ104)、なお、後述する帳票の
識別子としてバーコードを用いる場合はこの段階でバー
コードを帳票の上部または下部にプリントする。そして
ステップ99を実行する。
【0057】図4及び図5では、識別子読取り装置11
を記帳頁選択装置9または用紙出納装置13と共に用い
て帳簿または帳票のチェックを行うが、この場合の識別
子読取り装置11は光学文字読取り装置を用いて科目コ
ード等を読み取るようにしても、バーコードリーダーに
してもよい。
【0058】図9は上記動作に基づいて出力された出力
帳票の一例(当座勘定)であり、下部には、帳票の識別
子としてバーコードが印刷されている。
【0059】なお、実施例では仕分帳のプリントを例と
したが、総勘定元帳、在庫帳、手形帳等必要な帳票に毎
日記入することができる。また、未記入帳票は、実施例
のように予め帳簿に綴じておくか、プリンタのペーパー
カセットに収容して用紙搬送装置によりカセットから取
り出してもよく、あるいは帳簿保持棚に未記入帳票を収
容する専用の棚を設けてそこから取り出すように構成す
ることもできる。
【0060】また、本発明の経理帳簿自動記入装置は経
理システムに限られることなく、販売管理システム、購
買管理システム、在庫管理システム、手形管理システ
ム、等々の事務計算システムに適用できる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明の経理帳簿自
動記入装置によれば、ある取引に対してキーボードから
1仕訳を入力するだけで、経理システムにおいて関連す
る全ての帳簿に前回記録された行の次の行に続けて記録
できることから、例えばある商品の掛売が行われ売掛金
の仕訳を入力するだけで仕訳帳に該取引を記録して総勘
定元帳に転記され、在庫元帳には該商品の減少を記録
し、得意先元帳には該取引先の売掛金を増加させる。更
には、送り状、納品書、請求書までもリアルタイムに発
行できる。
【0062】また、記録をとぎれることなく連続してプ
リントすることができ、帳票の裏面も連続したページと
して使用できるので用紙の利用効率が飛躍的に向上する
ばかりでなく、必要な都度プリントするといった無駄が
なくなるため、従来のコンピュータによる経理システム
に比して用紙の使用量がおよそ10分の1以下で済む。
更に、常時装丁帳簿と同様に整理して保管されているの
で、あらためてファイリングするための装置や時間及び
人手を必要とせず何時でも必要な時に取り出して閲覧す
ることができる。更には、本発明の経理帳簿自動記入装
置を用いて毎日帳票をプリントし得る程度のデータ量の
場合、仕訳明細ファイルの大きさは小さくてもよいの
で、パソコン等を用いた経理システムに容易に適用でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の経理帳簿自動記入装置の一実施例の構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明による経理システムにおける記憶装置上
のファイルの構成例である。
【図3】図2の位置情報ファイルに含まれる位置データ
のデータ構成例である。
【図4】帳簿保持棚及び記帳頁選択装置の例である。
【図5】記帳頁選択装置における帳簿選別機構と頁捲り
機構の例である。
【図6】用紙出納装置におけるバインダー脱着機構と用
紙反転機構と用紙出納機構の例である。
【図7】帳簿保持棚の他の構成例である。
【図8】図1に示す経理帳簿自動記入装置の動作を示す
フローチャートである。
【図9】本発明を適用した場合の出力帳票の例である。
【図10】従来のハードウエアの構成例を示すブロック
図である。
【図11】従来の経理システムにおける記憶装置上のフ
ァイルの構成例である。
【図12】図11の各ファイルを構成するそれぞれのレ
コードのフォーマットの例である。
【図13】図11の経理システムのプロセスチャート及
び各帳票の種類を示す図である。
【図符号の説明】
1 入力装置(キーボード等) 2 中央処理装置(CPU) 2’ 内部記憶装置(メモリ) 3 外部記憶装置(磁気ディスク等) 4 出力装置(プリンタ) 5 表示装置(ディスプレイ) 6 帳簿保持棚駆動装置 7 帳簿保持棚 8 記帳頁選択装置駆動部 9 記帳頁選択装置 10 識別子読取り装置駆動部 11 識別子読取り装置(バーコードリーダ等) 12 用紙出納装置駆動部 13 用紙出納装置 21 位置情報ファイル 22 仕訳明細ファイル 30 位置データ 31 科目コード 32 棚コード 33 頁 34 記入済行数 35 処理日 41,41’ 棚 42 棚位置識別子 45 帳簿選別機構 50 頁捲り機構 51 帳簿 52 科目大分類の見出し 53 頁捲り兼用紙吸着盤 60 バインダー脱着機構 61 バインダー 62 とじ具 63 外部給紙皿 65 用紙反転機構 66 用紙出納機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 19/00 B42D 9/04 G06F 3/12

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ装置において、必要に応じ
    て科目コードに、支店コード・部門コードまたは取引先
    コード等を任意に付加することができ、かつ、印刷すべ
    き頁と行の識別が可能な識別子を有する複数の出力デー
    タを含む記憶装置と、出力装置(プリンタ)と、帳簿を
    保持する複数の棚を備えた帳簿保持棚と、前記帳簿保持
    棚を駆動する帳簿保持棚駆動装置と、前記帳簿保持棚の
    中から特定の帳簿を選別して固定する帳簿選別機構と、
    該帳簿から特定の頁を選別する頁捲り機構を備えた記帳
    頁選択装置とを有し、出力データの出力時に該出力デー
    タの識別子に基づいて、前記帳簿保持棚駆動装置が前記
    出力データに対応する前記帳簿保持棚の棚を前記記帳頁
    選択装置の所定の位置に位置付け、前記帳簿選別機構に
    よって特定の帳簿を選別して固定し、前記頁捲り機構に
    よって目的の頁を開き、前記プリンタによって該出力デ
    ータを該頁の記入位置に印刷したのち、該帳簿を前記帳
    簿保持棚のもとの位置に戻すことを特徴とする経理帳簿
    自動記入装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の経理帳簿自動記入装置に
    おいて、帳票をバインダーから脱着するバインダー脱着
    機構と、該帳票の裏表を反転する用紙反転機構と、該帳
    票を所定の位置に出納する用紙出納機構を備えた用紙出
    納装置を有し、前記バインダー脱着機構によって該帳票
    をバインダーから離脱させ、裏面に印刷する必要があれ
    ば前記用紙反転機構によって帳票を反転し、前記用紙出
    納機構によって該帳票を前記プリンタに供給し、プリン
    タの行送り手段が該帳票を記入位置まで行送りし該出力
    データを印刷したのち、該帳票を該帳簿のもとの位置に
    綴り、該帳簿を前記帳簿保持棚のもとの位置に戻すこと
    を特徴とする経理帳簿自動記入装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の経理帳簿自動記
    入装置において、記入帳票上に識別子を有し、更に該識
    別子を読取るための識別子読取り装置を有して、出力デ
    ータの出力時に該出力データの識別子と記帳頁選択装置
    によって選別した記入帳票上の識別子を比較し帳票の正
    否を判定する帳票判定手段を有することを特徴とする経
    理帳簿自動記入装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の経理帳簿自動記入装置に
    おいて、未記入帳票がプリンタに供給された時、プリン
    タによって該未記入帳票に罫線等と共に、識別子を印刷
    することを特徴とする経理帳簿自動記入装置。
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