JP2760436B2 - 楽音に関する波形データの生成装置及び生成方法 - Google Patents

楽音に関する波形データの生成装置及び生成方法

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JP2760436B2 JP1104127A JP10412789A JP2760436B2 JP 2760436 B2 JP2760436 B2 JP 2760436B2 JP 1104127 A JP1104127 A JP 1104127A JP 10412789 A JP10412789 A JP 10412789A JP 2760436 B2 JP2760436 B2 JP 2760436B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、楽音に関する波形データを生成する装置及
び方法に関する。
[発明の概要] 本発明では、楽音に関する波形データの一部又は全部
の繰り返し生成の時間を計測し、この計測時間が予め定
められた繰り返し生成のための一定時間に達したとき、
上記繰り返し生成を終了させることにより、音高のいか
んにかかわらず、波形の繰り返し生成の時間を常に一定
にし、音高の変化によって、余分な楽音内容の変化因子
がはいってしまうことを防止するものである。
また本発明では、あるセクションから別のセクション
へ移行するもののほか、1つのセクションだけを繰り返
し生成したのち終了するものも含まれる。このような1
つのセクションだけの繰り返し生成は、楽音のアタック
部分のみの生成や、打楽器音の生成などといった、時間
的に短く変化の激しい楽音部分や楽音では有益である。
[従来技術] 従来、楽音に関する波形データとしては、楽音波形を
例にとると、第15図及び第16図に示されているものがあ
る。
第15図は、波形読出アドレス発生装置を示し、この波
形読出アドレス発生装置は、本発明では第4図の波形読
出アドレス発生装置28の部分に相当し、この第4図の回
路は、第3図のトーンジェネレータ15、16…に相当する
ものである。
第15図おいて、楽音波形のループトップデータLTi、
ループエンドデータLEi、ループ回数データLCiは、制御
装置(図示せず)によって、ROM(図示せず)より読み
出され、波形読出アドレスコントロールデータメモリ28
4にすべて書き込まれる。このループトップデータLTi、
ループエンドデータLEi、ループ回数データLCiは、第8
図に示すように、楽音波形データWDの繰り返し読み出し
を行うループセクションの先頭アドレスデータ、最終ア
ドレスデータ、繰り返し読み出しの回数データを示して
いる。
スタートアドレス保持メモリ270には、読出スタート
アドレスデータSTが、キーオンタイミングに(又はこれ
に先だったタイミングで)、上記制御装置によって、RO
Mより読み出されてセットされ、位相角ステップデータ
メモリ271には、位相角ステップデータPDが、同じくキ
ーオンタイミングに(又はこれに先だったタイミング
で)、上記制御装置によって、ROMより読み出されてセ
ットされる。
上記読出スタートアドレスデータSTは、第8図に示す
ように、楽音波形データWDの読み出しのスタート地点の
読出アドレスデータRADを示している。位相角ステップ
データPDは、楽音波形データWDの読出アドレスデータRA
Dのインクリメントステップ値を示しており、位相角ス
テップデータPDを順次加算して新たな読出アドレスデー
タRADが生成され、この値が大きいほど、楽音波形デー
タWDの読出速度が速くなって、音高も高くなる。上記楽
音波形データWDに対し、読出スタートアドレスデータS
T、ループトップデータLTi、ループエンドデータLEi、
ループ回数データLCiをいろいろ変えることによって、
種々の音色を実現できる。
上記スタートアドレス保持メモリ270の読出スタート
アドレスデータSTは、楽音放音開始時に、選択器272を
介して、加算器273に与えられ、位相角ステップデータ
メモリ271からの位相角ステップデータPDと加算され
る。この加算データは、選択器278を介して、波形読出
アドレス保持回路279に記憶され、波形データメモリ
(図示せず)に読出アドレスデータRADとして送出され
るとともに、楽音放音開始以降は、上記選択器272を介
して、上記加算器273へ送出され、位相角ステップデー
タPDが再び加算される。加算器273と波形読出アドレス
保持回路279との加算ループ回路で、読出アドレスデー
タRADに対する位相角ステップデータPDの累算が行われ
ていく。
また、加算器273からの読出アドレスデータRADは、補
数器274で「2」の補数値すなわちマイナス値に反転さ
れ、加算器275で、波形読出アドレスコントロールデー
タメモリ284からのループエンドデータLEiに加算され
る。これにより、ループエンドデータLEiから読出アド
レスデータRADが減算されることになる。
この減算で、楽音波形データWDの読み出しが繰り返し
読み出しのループセクションの最後まで到達して、読出
アドレスデータRADがループエンドデータLEiに到達し、
さらにループエンドデータLEiを越えると、加算器275よ
りキャリ信号が出力される。このキャリ信号は、差分保
持回路276にラッチ信号として与えられ、読出アドレス
データRADがループエンドデータLEiを越えた分の端数デ
ータがラッチされる。
この端数データは、加算器277で、ループトップデー
タLTiに加算されて、端数補正が行われ、これが選択器2
78を介して、新たな読出アドレスデータRADとして出力
される。これにより、楽音波形データWDの読出アドレス
データRADが、ループエンドデータLEiからループトップ
データLTiにジャンプするとともに、このジャンプ時
に、読出アドレスデータRADがループエンドデータLEiを
越えた分の端数データの補正も行われる。上記加算器27
5からのキャリ信号は、ループエンド到達信号として、
上記選択器278に与えられて、加算器277側への選択切換
が行われるほか、ループカウンタ281にも与えられて、
インクリメントが行われる。
このループカウンタ281のループカウント値は、比較
器283に与えられて、ループ回数データLCiに一致したか
否かのジャッジが行われ、一致すれば、この一致信号が
ループ終了信号として読出アドレス発生器285に与えら
れ、読出アドレス発生器285の読出アドレスデータが+
1される。これにより、波形読出アドレスコントロール
データメモリ284より、次のループについてのループト
ップデータLTi、ループエンドデータLEi、ループ回数デ
ータLCiが読み出されて、次のループ再生にシフトす
る。上記比較器283からの一致信号は、ノアゲート282を
介して、上記ループカウンタ281にクリア信号として与
えられる。
また、キーボード(図示せず)のキーが押鍵中の間、
ハイレベルとなるキーオン信号は、キーオンイベント検
出器280に入力されて、キーオン信号のアップエッジタ
イテミングでハイレベルとなるとともに、楽音開始以降
はロウレベルとなるキーオンイベント信号が出力され
る。このキーオンイベント信号は、上記ノアゲート282
を介して、上記ループカウンタ281にクリア信号として
与えられるほか、上記読出アドレス発生器285にも与え
られて、読出アドレス発生器285がリセットされる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述のものでは、1つのループセクシ
ョンにおけるループ再生を回数で決定している。このた
め、音高が低く、従って楽音波形データWDの読み出し速
度が遅い場合には、1つのループセクションの実行に要
する時間が長くなり、第16図(1)に示すように、1つ
の楽音放音開始から終了までの間に、各ループセクショ
ンの占める時間が大きくなる。これに対し、音高が高
く、従って楽音波形データWDの読み出し速度が速い場合
には、1つのループセクションの実行に要する時間が短
くなり、第16図(2)に示すように、1つの楽音放音開
始から終了までの間に、各ループセクションの占める時
間が小さくなる。
これは、音高の変化により、楽音に余分な変化因子が
はいってしまうことになる。むろん、音高の変化によ
り、高調成分の含有率を変えること等は、広く行われて
いることであるが、このようなループ再生にあっては、
むしろ余分な変化因子であって、聴感好ましくなく、ま
た実際の楽器の音ともずれてしまうことになる。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたも
のであり、音高の変化いかんにかかわらず、常に同じル
ープ再生を行うことのできる楽音に関する波形データの
生成装置及び方法を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明においては、保持
された楽音に関する波形データの繰り返しセクションの
先頭と末尾を示す任意に指定可能な複数の異なるセクシ
ョンデータと、この繰り返しの時間を示す時間データと
を発生し、この発生されたセクションデータに基づい
て、楽音に関する波形データの一部又は全部につき繰り
返し生成を行い、この繰り返し生成の時間が上記発生さ
れた時間データに達したか否かを判別して、繰り返し生
成を終了し、この繰り返し生成の終了の後、別の異なる
セクションの繰り返し生成に移行するようにした。
また、本発明においては、保持された楽音に関する波
形データの一部又は全部につき繰り返し生成を行い、こ
の繰り返し生成の時間が予め定められた繰り返し生成の
ための所定時間に達したか否かと、上記繰り返し生成が
繰り返しセクションの末尾に達したか否かを判別して、
上記繰り返し生成を終了するようにした。
[作用] これにより、第9図に示すように、音高のいかんにか
かわらず、楽音に関する波形データの繰り返し生成の時
間を常に一定にすることができ、音高の変化によって、
余分な楽音内容の変化因子がはいってしまうことがなく
なる。なお、楽音に関する波形(データ)には、楽音波
形、エンベロープ波形、楽音波形にエンベロープ波形が
合成された波形等の時間的に逐次レベルの変化する信号
のほか、楽音波形の読出アドレスデータ、楽音波形にエ
ンベロープ波形が合成された波形の読出アドレスデータ
等の時間的に値の変化する時間関数情報を含み、楽音波
形には、矩形波、三角波、正弦波のほか、自然音の波形
等、あらゆる波形が含まれる。
[実施例] 〈全体回路〉 第3図は、楽音に関する波形データの生成装置の全体
回路を示すもので、ROM13には、制御装置10が各種処理
を行うためのプログラムのほか、楽音波形データWDを繰
り返し読み出しするためのループトップデータLTi、ル
ープエンドデータLEi、ループ時間データLTMi、エンベ
ロープ波形生成のためのスピードデータSPDi、レベルデ
ータLVLi、後述する位相角ステップデータPD、読出スタ
ートアドレスデータST、スタート振幅値LVL0をはじめと
する楽音信号生成に必要な各種データが記憶されてい
る。RAM14には、制御装置10の各種中間処理データやキ
ーボード11や音色/パラメータスイッチ部12の操作状態
を検出するためのデータ、あるいは操作状態に応じて割
り当てられたデータ等の内容が記憶される。このRAM14
に、次述するトーンジェネレータ15、16…各々へ割り当
てた楽音に関する情報を記憶させてもよい。
キーボード11や音色/パラメータスイッチ部12の各キ
ー及び各スイッチの操作は、制御装置10によってサンプ
リング検出され、各キーで指定された音高、キータッチ
及び各スイッチで指定された音色/パラメータ等に応じ
た楽音の生成放音処理が実行される。トーンジェネレー
タ15、16…では、上記指定された音高、キータッチ及び
音色/パラメータの楽音信号が生成され、サウンドシス
テム17よりミキシング出力される。トーンジェネレータ
15、16…は、1チッLSIで構成されている。
このトーンジェネレータ15、16…では、楽音波形デー
タWDの各ループごとの再生やエンベロープ波形の各フェ
ーズごとの生成が行われており、各ループ終了ごと又は
各フェーズ終了ごとに書込要求信号が出力される。この
書込要求信号は、制御装置10にいったん与えられた後、
アドレスコントローラ40、85…に書込信号として与えら
れて、ROM13に対する読出アドレスデータが、次のルー
プトップデータLTi、ループエンドデータLEi、ループ時
間データLTMi、スピードデータSPDi、レベルデータLVLi
についてのものにインクリメントされ、これらのデータ
が読み出され、トーンジェネレータ15、16…へ送られ
る。このアドレスコントローラ40、85…は、トーンジェ
ネレータ15、16…夫々に対応して複数個設けられてい
る。アドレスコントローラ40、85…からROM13へのアク
セスは、実際には第12図に示すような選択器122を通じ
て、時分割的に行われ、制御装置10からのアドレスデー
タと交互に切り換えられる。
〈トーンジェネレータ15、16…〉 第4図は、トーンジェネレータ15、16…の1つを示す
もので、キー情報メモリ20には、上記キーボード11の同
時操作のキーのうち、当該トーンジェネレータ15、16…
にチャンネル割り当てが行われたキーのキー情報が記憶
され、このキー情報は、波形読出アドレス発生装置28及
びエンベロープ波形発生装置29に送られ、キー情報に応
じた楽音が生成される。このキー情報には、主に後述す
る位相角ステップデータPD、読出スタートアドレスデー
タ、スタート振幅値LVL0等が記憶される。このキー情報
メモリ20は、完全に省略して、これらのデータを、直接
ROM13から制御装置10によって読み出すようにしたり、R
OM13からRAM14にいったんセットして制御装置10によっ
て読み出すようにしてもよい。
これら波形読出アドレス発生装置28及びエンベロープ
波形発生装置29には、上記ROM13より読み出された、ル
ープトップデータLTi、ループエンドデータLEi、ループ
時間データLTMi、スピードデータSPDi、レベルデータLV
Liも与えられ、ループ再生に必要な読出アドレスデータ
RADや、各フェーズごとにエンベロープデータENVが生成
される。このうち波形読出アドレス発生装置28で生成さ
れた、ループ再生のための読出アドレスデータRADは、
波形データメモリ25に与えられ、楽音波形データWDが読
み出され、乗算器26で、上記エンベロープ波形発生装置
29からのエンベロープデータENVが乗算され、D/A変換器
27を介して、アナログ信号として出力される。
〈エンベロープ波形発生装置29〉 第2図は、エンベロープ波形発生装置29の回路構成を
示すもので、エンベロープ波形の各フェーズごとのレベ
ルデータLVLi、スピードデータSPDiは、制御装置10及び
アドレスコントローラ40によって、ROM13より読み出さ
れ、データラッチ61、62のいずれかにラッチされる。
データがラッチされない方のデータラッチには、現在
生成中のエンベロープのフェーズに関するレベルデータ
LVLi及びスピードデータSPDiがラッチされていて、書き
込みが行われるデータラッチと、読み出しが行われるデ
ータラッチとが、交互に切り換えられる。データラッチ
61又はデータラッチ62からのレベルデータLVLi及びスピ
ードデータSPDiのうち、レベルデータLVLiについては、
選択器60を介し、補数器33及び加算器36に与えられ、ス
ピードデータSPDiについては、同じく選択器60を介し、
乗算器35に与えられる。
これらレベルデータLVLi、スピードデータSPDiは、第
6図に示すように、エンベロープ波形の各フェーズにお
ける、レベル(到達目標)とレート(到達速度)の大き
さを示すデータである。
スタート振幅値保持メモリ30には、キーオンタイミン
グに(又はこれに先だったタイミングで)、エンベロー
プ波形のスタート地点のスタート振幅値LVL0が、キー情
報メモリ20より読み出されてセットされる。この場合、
スタート振幅値LVL0を、直接、制御装置10及びアドレス
コントローラ40によって、ROM13又はRAM14より読み出し
てもよい。このスタート振幅値LVL0は、楽音放音開始時
には、選択器32を介して、加算器34に与えられる。
一方、上記データラッチ61又はデータラッチ62からの
レベルデータLVLiは、補数器33で「2」の補数値、すな
わちマイナス値に反転され、加算器34で、上記スタート
振幅値LVL0に加算される。これにより、スタート振幅値
LVL0から到達目標のレベルデータLVLiが減算される。上
記補数器33は、例えばインバータ群で構成することがで
き、次の加算器34のCin端子にハイレベル信号が入力さ
れて、プラスマイナス反転される。
上記選択器32には、後述する振幅保持回路38からのエ
ンベロープデータENVも与えられており、楽音放音開始
以降は、上記加算器34に与えられて、エンベロープデー
タENVから到達目標のレベルデータLVLiが減算される。
このエンベロープデータENVは、そのタイミングごとの
現在のエンベロープ波形のレベルを示している。
次いで、このエンベロープデータENVの現在値から、
到達目標のレベルデータLVLiが差し引かれた減算データ
(エンベロープデータENV−レベルデータLVLi)に対し
て、乗算器35で、上記データラッチ61又はデータラッチ
62からのスピードデータSPDiが乗算される。この乗算デ
ータ(エンベロープデータENV−レベルデータLVLi)×
スピードデータSPDiは、加算器36で、到達目標のレベル
データLVLiに加算されて、上記振幅保持回路38に記憶さ
れるとともに、エンベロープデータENVとして、乗算器2
6へ出力される。
これにより、第6図に示すようなエンベロープデータ
ENVが、スピードデータSPDiに応じたレートで変化する
とともに、変化のステップが減算データ(エンベロープ
データENV−レベルデータLVLi)に応じてさらに変化す
る。これは、到達目標のレベルデータLVLiに近づくに従
って、エンベロープデータENVの変化のステップが小さ
くなることを意味する。
上記乗算器35からの乗算データ(エンベロープデータ
ENV−レベルデータLVLi)×スピードデータSPDiは、比
較器37にも与えられて、「0」になったか否かのジャッ
ジが行われ、「0」になれば、その一致信号がフェーズ
終了信号として出力される。このフェーズ終了信号は、
D型のフリップフロップ67のCK端子に入力され、このフ
リップフロップ67のD端子には、常にハイレベル信号が
与えられており、CK端子にフェーズ終了信号が与えられ
ると、そのQ出力がハイレベルとなる。
このハイレベルとなるQ出力は、エッジ検出器66を介
して、上記アドレスコントローラ40に対する、次のフェ
ーズのスピードデータSPDi、レベルデータLVLiの書込要
求信号として出力さる。このエッジ検出器66は、入力信
号のアップエッジを検出するもので、例えばオペアンプ
を使った波形整形回路で構成することができる。
上記書込要求信号により、上述したように、スピード
データSPDi、レベルデータLVLiが、データラッチ61、62
のいずれかにラッチされる。この場合のラッチ信号は、
制御装置10よりの上記書込要求信号に応答したローレベ
ルの書込信号であり、この信号はオアゲート63又はオア
ゲート64を介して、データラッチ61又はデータラッチ62
に与えられる。この書込信号は、上記フリップフロップ
67にリセットクリア信号としても与えられる。
上記比較器37からのフェーズ終了信号は、アンドゲー
ト69Aを介して、フリップフロップ69に入力されて、フ
リップフロップ69のQ出力の状態を反転させる。このフ
リップフロップ69は、セット(S)、リセット(R)入
力付のD型フリップフロップの反転Q出力をD入力に接
続した、トグル動作をするT型のフリップフロップであ
り、リセットクリア信号の入力により、Q出力はローレ
ベルとなる。このフリップフロップ69のQ出力は、上記
選択器160に選択切換信号として与えられ、1つのフェ
ーズ終了ごとに、選択器60の選択内容がデータラッチ61
とデータラッチ62との間で切り換えられ、次のフェーズ
のエンベロープデータENV生成の実行にシフトする。
また、フリップフロップ69のQ出力は、そのまま上記
オアゲート64に入力されるとともに、インバータ65で反
転されて、オアゲート63に入力され、ラッチ可能なデー
タラッチが、データラッチ61とデータラッチ62とで切り
換えられる。上記フリップフロップ67の反転Q出力は、
アンドゲート69Aに開成信号として与えられ、この開成
は、次のスピードデータSPDi、レベルデータLVLiの書き
込みまで、維持される。
また、キーボード11のキーが押鍵中の間、ハイレベル
となるキーオン信号は、キーオンイベント検出器31に入
力されて、キーオン信号のアップエッジタイミングでハ
イレベルとなるとともに、楽音放音開始以降はロウレベ
ルとなるキーオンイベント信号が出力される。このキー
オンイベント検出器31は、入力信号のアップエッジを検
出するもので、例えばオペアンプを使った波形整形回路
等で構成することができる。上記キーオンイベント信号
は、上記選択器32に与えられて、楽音放音開始時に、ス
タート振幅値保持メモリ30のスタート振幅値LVL0への選
択切換が行われる。さらに上記キーオンイベント信号は
インバータ68で反転されて、フリップフロップ69をクリ
アして、キーオン時にデータラッチ61の方を使用するよ
うにしている。
〈アドレスコントローラ40〉 第5図は、アドレスコントローラ40とアドレスコント
ローラ40によって読み出しが行われるROM13の一部とを
示す回路図であり、カウンタ43は、上記トーンジェネレ
ータ15、16…からのキーオンイベント信号によってクリ
アされる。この場合のキーオンイベント信号は、実際に
はインバータ41によって反転されたものが使用される。
またカウンタ43は、制御装置10からの書込信号によっ
て、インクリメントされ、ROM13の各番地のレベルデー
タLVLi、スピードデータSPDiに対するアドレス指定が順
次切り換えられていく。このアドレスコントローラ40か
ら、ROM13には、レベルデータLVLi、スピードデータSPD
iの記憶エリアの上位アドレスデータが付加されて出力
される。この上位アドレスデータは、ラッチ43Aを用
い、このラッチ43Aに制御装置10からプリセットされる
が、音色および音高(音域)等に応じて記憶エリアを切
換選択するようにしてもよいし、予め複数のローレベル
ビット(アースレベル)のうちの特定ビットをインバー
タで反転させて、上位アドレスデータとしてもよい。
上記アンドゲート42は、第6図のキーオン中の一定レ
ベルを維持する間CL1と、キーオフ後のやはり一定レベ
ル(「0」レベル)を維持する間CL2は閉成される。す
なわち、キーオン最終検出器44は、キーオン中の一定レ
ベル期間CL1のすぐ前の、レベルデータLVL6、スピード
データSPD6が読み出されたとき、カウンタ43の出力デー
タ内容から、そのことを検出し、検出信号をアンドゲー
ト47を介し、ノアゲート46で反転させて、アンドゲート
42に与えて、アンドゲート42を閉成させて、カウンタ43
のインクリメントを一時的にストップさせる。
また、キーオフ最終検出器45は、キーオフ後の一定レ
ベル期間CL2のすぐ前の、レベルデータLVLm、スピード
データSPDmが読み出されたとき、カウンタ43の出力デー
タ内容から、そのことを検出し、検出信号をアンドゲー
ト48を介し、ノアゲート46で反転させて、アンドゲート
42に与えて、アンドゲート42を閉成させて、カウンタ43
のインクリメントをストップさせる。このとき、キーオ
ン信号はローレベルであり、インバータ49を介して、ア
ンドゲート48の方が開成されている。
こうして、レベルデータLVLi、スピードデータSPDiを
記憶しておく場所を、トーンジェネレータ15、16…の中
ではなく、ROM13にしておくことができ、このROM13は汎
用メモリを用いることができるので、エンベロープ波形
発生装置29をより安価なものにすることができるし、エ
ンベロープ波形発生装置29を含んだトーンジェネレータ
15、16…のLSI化も容易となる。
〈波形読出アドレス発生装置28〉 第1図は、波形読出アドレス発生装置28の回路構成を
示すもので、楽音波形データWDのループ再生のためのル
ープトップデータLTi、ループエンドデータLEi、ループ
時間データLTMiは、制御装置10及びアドレスコントロー
ラ85によって、ROM13より読み出され、データラッチ10
7、108のいずれかにラッチされる。
データがラッチされない方のデータラッチには、現在
再生中の楽音波形データWDの繰り返し読み出しを行うル
ープセクションに関するループトップデータLTi、ルー
プエンドデータLEi、ループ時間データLTMiがラッチさ
れていて、書き込みが行われるデータラッチと、読み出
しが行われるデータラッチとが交互に切り換えられる。
データラッチ107又はデータラッチ108のループトップ
データLTi、ループエンドデータLEi、ループ時間データ
LTMiのうち、ループトップデータLTiについては、選択
器103を介し、加算器77に与えられ、ループエンドデー
タLEiについては、同じく選択器103を介し、加算器75に
与えられ、ループ時間データLTMiについては、やはり選
択器103を介し、ループ時間判別部81に与えられる。
上記ループトップデータLTi、ループエンドデータLE
i、ループ時間データLTMiは、楽音波形データWDの繰り
返し読み出しを行うループセクションの先頭アドレスデ
ータ、最終アドレスデータ、繰り返し読み出しの時間デ
ータを示している。
スタートアドレス保持メモリ70には、読出スタートア
ドレスデータSTが、キーオンタイミングに(又はこれに
先だったタイミングで)、キー情報メモリ20より読み出
されてセットされ、位相角ステップデータメモリ71に
は、位相角ステップデータPDが、同じくキーオンタイミ
ングに(又はこれに先だったタイミングで)、キー情報
メモリ20より読み出されてセットされる。この場合、こ
れら読出スタートアドレスデータST、位相角ステップデ
ータPDを、直接、制御装置10及びアドレスコントローラ
40によって、ROM13又はRAM14より読み出してもよい。
上記読出スタートアドレスデータSTは、第8図に示す
ように、楽音波形データWDの読み出しのスタート地点の
読出アドレスデータRADを示している。位相角ステップ
データPDは、楽音波形データWDの読出アドレスデータRA
Dのインクリメントステップ値を示しており、位相角ス
テップデータPDを累算して読出アドレスデータRADが生
成され、この値が大きいほど、楽音波形データEDの読出
速度が速くなって、音高も高くなる。上記楽音波形デー
タWDに対し、読出スタートアドレスデータST、ループト
ップデータLTi、ループエンドデータLEi、ループ時間デ
ータLTMiをいろいろ変えることによって、種々の音色を
実現できる。
上記スタートアドレス保持メモリ70の読出スタートア
ドレスデータSTは、楽音放音開始時に、選択器72を介し
て、加算器73で、上記位相角ステップデータメモリ71か
らの位相角ステップデータPDが加算される。この加算デ
ータは、選択器78を介して、波形読出アドレス保持回路
79に記憶され、波形データメモリ25に読出アドレスデー
タRADとして送出されるとともに、楽音放音開始以降
は、上記選択器72を介して、上記加算器73へ送出され、
位相角ステップデータPDが再び加算される。加算器73と
波形読出アドレス保持回路79との加算ループ回路で、読
出アドレスデータRADに対する位相角ステップデータPD
の累算が行われていく。
また、加算器73からの読出アドレスデータRADは、補
数器74で、「2」の補数値すなわちマイナス値に反転さ
れ、加算器75で、上記データラッチ107又はデータラッ
チ108からのループエンドデータLEiに加算される。これ
により、ループエンドデータLEiから読出アドレスデー
タRADが減算されることになる。上記補数器74は、例え
ばインバータ群で構成することができ、次の加算器75の
Cin端子にハイレベル信号が入力されて、プラスマイナ
ス反転される。
この減算で、楽音波形データWDの読み出しが繰り返し
読み出しのループセクションの最後まで達して、読出ア
ドレスデータRADがループエンドデータLEiに到達し、さ
らにループエンドデータLEiを越えると、加算器75より
キャリ信号が出力される。このキャリ信号は、差分保持
回路76にラッチ信号として与えられ、読出アドレスデー
タRADがループエンドデータLEiを越えた分の端数データ
がラッチされる。
この端数データは、加算器77で、ループトップデータ
LTiに加算されて、端数補正が行われ、これが選択器78
を介して、新たな読出アドレスデータRADとして出力さ
れる。これにより、楽音波形データWDの読出アドレスデ
ータRADが、ループエンドデータLEiからループトップデ
ータLTiにジャンプするとともに、このジャンプ時に、
読出アドレスデータRADがループエンドデータLEiを越え
た分の端数データの補正も行われる。上記加算器75から
のキャリ信号は、ループエンド到達信号として、上記選
択器78に与えられて、加算器77側への選択切換が行われ
るほか、ループ時間判別部81にも与えられる。
〈ループ時間判別部81〉 第10図は、ループ時間判別部81の回路構成を示すもの
で、基準時間変更器140は、例えばデコーダ等で構成す
ることができ、キー情報メモリ20から与えれる、又は制
御装置10によってROM13若しくはRAM14から与えられる、
音色データ、音域データ、その他各種パラメータデータ
(動的因子又は静的因子)をデコードして、基準時間発
生器141に与える。音色データとパラメータデータは、
上記音色/パラメータスイッチ部12で選択指定されたも
のであり、音域データは上記キーボード11からのキーコ
ードに基づいたもので、例えばキーコードのオクターブ
データが用いられる。パラメータデータは、エフェク
ト、リズム等の選択内容や、モジュレーションホイー
ル、ピッチベンダー等のコントローラの指定内容等を指
す。
基準時間発生器141は、例えばプログラマブル進数カ
ウンタやプログラマブル分周カウンタ等で構成すること
ができ、上記基準時間変更器140からのデコードデータ
に応じた周期のパルス信号をループカウンタ142に与え
る。これにより、楽音波形データWDを繰り返し読み出し
するループセクションのループ時間データLTMを、音
色、音域、各種パラメータに応じて、変えていくことが
できる。
ループカウンタ142は、与えられるパルス信号をタイ
ムカウントして、比較器146に与える。比較器146は、上
記データラッチ107又はデータラッチ108より与えられる
ループ時間データLTMiと、ループカウンタ142からのタ
イムカウントデータとを比較し、一致したら、その一致
信号をループ時間到達信号として出力する。このループ
時間到達信号は、SR型のフリップフロップ145のS端子
に入力されて、フリップフロップ145がセットされ、そ
のQ出力によりアンドゲート144が開成される。
そして、この直後のループエンド到達信号が、上記開
成済のアンドゲート144を介して、ループ終了信号とし
て出力される。このループ終了信号は、上記フリップフ
ロップ145のR端子に入力されて、フリップフロップ145
がリセットされるし、ノアゲート143を介して、上記ル
ープカウンタ142にクリア信号として入力される。ルー
プカウンタ142には、キーオンイベント信号もノアゲー
ト143を介して、クリア信号として与えられる。このキ
ーオンイベント信号は、楽音放音開始時にハイレベルと
なる信号である。
また、第1図において、上記ループ終了信号は、D型
のフリップフロップ102のCK端子に入力され、このフリ
ップフロップ102のD端子には、常にハイレベル信号が
与えられており、CK端子にループ終了信号が与えられる
と、そのQ出力がハイレベルとなる。このハイレベルと
なるQ出力は、エッジ検出器101を介して、上記制御装
置10、アドレスコントローラ85に対する、次のループト
ップデータLTi、ループエンドデータLEi、ループ時間デ
ータLTMiの書込要求信号として出力される。このエッジ
検出器101は、入力信号のアップエッジを検出するもの
で、例えばオペアンプを使った波形整形回路で構成する
ことができる。
上記書込要求信号により、上述したように、ループト
ップデータLTi、ループエンドデータLEi、ループ時間デ
ータLTMiが、データラッチ107、108のいずれかにラッチ
される。この場合のラッチ信号は、制御装置10よりの上
記書込要求信号に応答したローレベルの書込信号であ
り、この信号はオアゲート109又はオアゲート110を介し
て、データラッチ107又はデータラッチ108に与えられ
る。この書込信号は、上記フリップフロップ102にリセ
ットクリア信号としても与えられる。
上記ループ時間判別部81からのループ終了信号は、ア
ンドゲート106を介して、フリップフロップ105に入力さ
れて、フリップフロップ105のQ出力の状態を反転させ
る。このフリップフロップ105は、セット(S)、リセ
ット(R)入力付のD型フリップフロップの反転Q出力
をD入力に接続した、トグル動作をするT型のフリップ
フロップであり、リセットクリア信号の入力により、Q
出力はローレベルとなる。このフリップフロップ105の
Q出力は、上記選択器103に選択切換信号として与えら
れ、1つのループセクション終了ごとに、選択器103の
選択内容がデータラッチ107とデータラッチ108との間で
切り換えられ、次のループセクションの読出アドレスデ
ータ生成の実行にシフトする。
また、フリップフロップ105のQ出力は、そのまま上
記オアゲート110に入力されるとともに、インバータ111
で反転されて、オアゲート109に入力され、ラッチ可能
なデータラッチが、データラッチ107とデータラッチ108
とで切り換えられる。上記フリップフロップ102の反転
Q出力は、アンドゲート106に開成信号として与えら
れ、この開成は、次のループトップデータLTi、ループ
エンドデータLEi、ループ時間データLTMiの書き込みま
で、維持される。
また、キーボード11のキーが押鍵中の間、ハイレベル
となるキーオン信号は、キーオンイベント検出器80に入
力されて、キーオン信号のアップエッジタイミングでハ
イレベルとなるとともに、楽音放音開始以降はロウレベ
ルとなるキーオンイベント信号が出力される。このキー
オンイベント検出器80は、入力信号のアップエッジを検
出するもので、例えばオペアンプを使った波形整形回路
等で構成することができる。上記キーオンイベント信号
は、上記選択器72に与えられて、楽音放音開始時に、ス
タートアドレス保持メモリ70からの読出スタートアドレ
スデータSTへの選択切換が行われる。さらに上記キーオ
ンイベント信号はインバータ104で反転されてフリップ
フロップ105をクリアして、キーオン時にデータラッチ1
07の方を使用するようにしている。
〈アドレスコントローラ85〉 第7図は、アドレスコントローラ85と、このアドレス
コントローラ85によって読み出しが行われるROM13の一
部とを示す回路図であり、カウンタ86は、上記トーンジ
ェネレータ15、16…からのキーオンイベント信号によっ
てクリアされる。この場合のキーオンイベント信号は、
実際にはインバータ88によって反転されたものが使用さ
れる。
また、カウンタ86は、制御装置10からの書込信号によ
って、インクリメントされ、ROM13の各番地のループト
ップデータLTi、ループエンドデータLEi、ループ時間デ
ータLTMiに対するアドレス指定が、順次切り換えられて
いく。このアドレスコントローラ85から、ROM13には、
ループトップデータLTi、ループエンドデータLEi、ルー
プ時間データLTMiの記憶エリアの上位アドレスデータが
付加されて出力される。この上位アドレスデータは、ラ
ッチ86Aを用い、このラッチ86Aに制御装置10からプリセ
ットされるが、音色および音高(音域)等に応じて記憶
エリアを切換選択するようにしてもよいし、予め複数の
ローレベルビット(アースレベル)のうちの特定ビット
をインバータで反転させて、上位アドレスデータとして
もよい。
上記カウンタ86からの読出アドレスデータは、最終検
出器89に与えられ、この読出アドレスデータが、ループ
トップデータLTi、ループエンドデータLEi、ルーブ時間
データLTMiの記憶エリアの最終アドレスに達したとき、
最終検出器89の出力はローレベルとなって、上記アンド
ゲート87が閉成される。これにより、ROM13より、最後
のループセクションのループトップデータLTi、ループ
エンドデータLEi、ループ時間データLTMiが読み出され
た後は、楽音波形データWDの最後のループセクションの
繰り返し読み出しが続行される。
こうして、ループトップデータLTi、ループエンドデ
ータLEi、ループ時間データLTMiを記憶しておく場所
を、トーンジェネレータ15、16…の中ではなく、ROM13
にしておくことができ、このROM13は汎用メモリを用い
ることができるので、波形読出アドレス発生装置28をよ
り安価なものにすることができるし、波形読出アドレス
発生装置28を含んだトーンジェネレータ15、16…のLSI
化も容易となる。
上述したような、波形読出アドレス発生装置28によ
り、波形データメモリ25の楽音波形データWDの繰り返し
読み出しを行うと、第10図の比較器146では、ループ再
生の回数ではなく、ループ再生の時間の比較判別が行わ
れる。従って、第9図(1)のように、音高が低く、楽
音波形データWDの読み出し速度が遅くても、また第9図
(3)のように音高が高く、楽音波形データWDの読み出
し速度が速くても、1つのループセクションのループ再
生の時間は常に一定である。第9図(2)に示すよう
に、音高が高く、楽音波形データWDの読み出し速度が速
くなって、ループ再生の時間が短くなってしまうことが
ない。
これにより、音高が高くても低くても、各ループセク
ションのループ再生の時間を一定となり、1つの楽音放
音の間のループセクションのバランスがとられ、音高の
変化によって、余分な楽音内容の変化因子がはいってし
まうことがなくなる。
〈ポリフォニックシステム例〉 第11A図、第11B図、第12図は、時分割処理により、ポ
リフォニックな楽音生成を行うことのできる実施例を示
すものである。
第11A図は、波形読出アドレス発生装置28及びエンベ
ロープ波形発生装置29の、データラッチ61、62、107、1
08の部分を、8チャンネル分の楽音生成システムに対応
させたものである。RAM112は、16個の記憶番地をもち、
8個2組で、各組に対し最高8個のレベルデータLVLi、
スピードデータSPDi又はループトップデータLTi、ルー
プエンドデータLEi、ループ時間データLTMiが、制御装
置10及びアドレスコントローラ40、85によってセットさ
れる。2つの組の各々の記憶番地は、現在データを読み
出して楽音を生成中のものと、次に実行されるデータを
書き込むものとが、交互に切り換えられる。
RAM112の記憶番地の8個の記憶番地の指定アドレスで
あるチャンネル信号A0〜A2は、データセレクタ113a、11
3b、113cを介して与えられる。このチャンネル信号A0〜
A2は、読出用と書込用とが、データセレクタ113a、113
b、113cでセレクトされる。読出チャンネル信号A0〜A2
は、電子楽器全体の同期をとるシステムクロック信号に
よってカウントされるデータが用いられ、チャンネルタ
イミング信号と同じもので、第11B図(1)に示すとお
りである。書込チャンネル信号A0〜A2は、制御装置10よ
り与えられる。この書込チャンネル信号A0〜A2は、書込
タイミングが、第11B図(1)のチャンネルタイミング
と周期がとられるものであれば、読出チャンネル信号A0
〜A2をそのまま用いてもよい。
RAM112の2つの組は、エリア切換信号によって切換選
択され、この信号は、データセレクタ113dに、そのまま
及びインバータ115で反転されて与えられる。このエリ
ア切換信号は、上記読出及び書込のチャンネル信号A0〜
A2の上位アドレスデータA3となるものであり、シフトレ
ジスタ118からの出力が使われる。このシフトレジスタ1
18は、その出力がイクスクルシブオアゲート116、アン
ドゲート117を介して帰還入力されるタイプのものであ
る。イクスクルシブオアゲート116には、上記比較器37
からのフェーズ終了信号又はループ時間判別部81からの
ループ終了信号が与えられて、フェーズ終了時又はルー
プ終了時に、エリア切換信号が反転される。アンドゲー
ト117には、上記インバータ68又はインバータ104からの
ローレベルのキーオンイベント信号が与えられ、エリア
切換信号のクリアが行われる。
RAM112の読出信号はハイレベル、書込信号はローレベ
ルであり、第11B図(3)に示すとおりとなっている。
書込信号は制御装置10より与えられ、読出信号は常にハ
イレベルとなっている信号が使われ、夫々データセレク
タ113eを介して、RAM112に与えられる。
上記したデータセレクタ113a〜113eのセレクト切換を
行うのは、リード/ライトタイミング信号であり、この
信号は、第11B図(2)(4)に示すように、1つのチ
ャンネルタイミング内で、読み出しと書き込みを切り換
える。この信号は、そのままデータセレクタ113a〜113e
の書き込み側のアンドゲートに、開成信号として与えら
れるとともに、インバータ114で反転されて、データセ
レクタ113a〜113eの読み出し側のアンドゲートに、開成
信号として与えられる。なお、第11B図(4)における
書き込みのチャンネルタイミングは、第11B図(1)の
チャンネルタイミングとは無関係に、制御装置10からの
書込チャンネル信号によって決定される。
第12図は、同じく複数チャンネル分の楽音生成システ
ムに対応した、エンベロープ波形発生装置29A、波形読
出アドレス発生装置28A、制御装置10A、アドレスコント
ローラ40A、85A等を示すものである。エンベロープ波形
発生装置29A、波形読出アドレス発生装置28Aからの書込
要求信号キーオンイベント信号は、そのままのタイミン
グで、上記アドレスコントローラ40A、85Aへ送られるほ
か、書込要求信号は、要求信号弁別器123を介して、制
御装置10Aに送られる。また、エンベロープ波形発生装
置29A、波形読出アドレス発生装置28Aの中の、第11A図
で述べた読出チャンネル信号も、要求チャンネル弁別器
124を介して、制御装置10Aに送られる。
要求信号弁別器123と要求チャンネル弁別器124は、例
えばインタフェースで構成することができ、信号及びデ
ータの弁別、処理タイミングの同期等が行われる。制御
装置10Aは、書込要求信号のあったチャンネルについて
は、アドレスコントローラ40A、85Aに書込信号を与え
て、ROM13に対するアトレスデータを+1し、次のフェ
ーズのレベルデータLVLi、スピードデータSPDi、又は次
のループのループトップデータLTi、ループエンドデー
タLEi、ループ時間データLTMiをROM13より読み出して、
エンベロープ波形発生装置29A、波形読出アドレス発生
装置28Aの上述したRAM112に上記書込信号とともに送
る。
ROM13に対するアドレスデータは、アドレスコントロ
ーラ40A、85A、制御装置10Aからのものが、選択器122に
よって、時分割的に切り換えられる。選択器122のセレ
クト信号は、チャンネルタイミング信号の4倍の周波数
のクロックパルス信号が用いられ、各入力が切換セレク
トされていく。上記書込チャンネル信号は、上記要求チ
ャンネル弁別器124からの読出チャンネル信号が、その
まま制御装置10Aによって転用される。むろん、要求チ
ャンネル弁別器124を使わず、エンベロープ波形発生装
置29A、波形読出アドレス発生装置28Aからの読出チャン
ネル信号を、書込要求信号によって開成されるアンドゲ
ート群を介して、書込チャンネル信号として出力するよ
うにしてもよい。
また、エンベロープ波形発生装置29A、波形読出アド
レス発生装置28Aには、楽音放音開始時に、制御装置10A
より、位相角ステップデータPD、読出スタートアドレス
データST、スタート振幅値LVL0等のキー情報が、ROM13
より読み出されて送られる。なお、読出スタートアドレ
スデータST、スタート振幅値LVL0は、RAM14又はキー情
報メモリ(図示せず)に記憶しておいてもよい。
このような複数チャンネル分の楽音生成システムを構
成するには、他に、次のようなことが必要である。すな
わち、位相角ステップデータメモリ71をチャンネル数と
同じ段数をもつ、帰還入力型のシフトレジスタとした
り、読み書き可能なメモリ(RAM)としたり、アドレス
コントローラ40A、85Aのカウンタ43、86をチャンネル数
と同じ数分用意して、デマルチプレクサ又は選択器を介
して、書込要求信号又はキーオンイベント信号により、
各カウントデータをカウント又はクリアしたり、ループ
時間判別部81の基準時間変更器140、基準時間発生器14
1、ループカウンタ142をチャンネル数と同じ数分用意し
て、マルチプレクサ又はデータセレクタを介して、ルー
プカウンタ142…からの各タイムカウントデータを比較
器146に与えたりすることになる。
〈エンベロープ波形のリピート再生〉 第13A図は、エンベロープ波形発生装置29の別の実施
例を示すもので、この実施例は、第13B図に示すよう
に、エンベロープ波形の各フェーズにつき、レベルデー
タLVLi、スピードデータSPDiのフェーズとレベルデータ
LVLj、スピードデータSPDjのフェーズとを交互にリピー
トするようにしたものである。そして、このリピート回
数を示すのがリピート回数データRPiである。
これら、レベルデータLVLi、LVLj、スピードデータSP
Di、LVLj、リピート回数データRPiは、制御装置10及び
アドレスコントローラ85によって、ROM13より読み出さ
れ、データラッチ61、62のいずれかにラッチされる。デ
ータラッチ61又はデータラッチ62からのレベルデータLV
Li、LVLj、スピードデータSPDi、LVLj、リピート回数デ
ータRPiのうち、レベルデータLVLi、LVLjは、選択器60
を介し、さらに選択器170を介して、レベルデータLVL
i、レベルデータLVLiのいずれかがセレクトされ、加算
器36に与えられる。またスピードデータSPDi、LVLjは、
選択器60を介し、さらに選択器171を介して、スピード
データSPDi、スピードデータSPDjのいずれかがセレクト
され、乗算器35に与えられる。さらに、リピート回数デ
ータRPiは、選択器60を介し、比較器172に与えられる。
そして、エンベロープデータENVがフェーズの最終地
点まで到達して、比較器37より一致信号が出力される
と、この一致信号はフリップフロップ175に入力され
て、フリップフロップ175のQ出力の状態を反転させ
る。このフリップフロップ175は上述したフリップフロ
ップ69、105と全く同じものであり、キーオンイベント
信号によりクリアされる。このフリップフロップ175の
Q出力は、上記選択器170、171に選択切換信号として与
えられ、1つのフェーズ終了ごとに、選択器170、171の
選択内容がレベルデータLVLi、スピードデータSPDiとレ
ベルデータLVLj、スピードデータSPDjとの間で切り換え
られる。
このフリップフロップ175のQ出力は、リピートカウ
ンタ173に入力されて、フェーズのリピート回数がカウ
ントされ、このカウントデータは、上記比較器172に与
えられる。比較器172には、上記リピート回数データRPi
も与えられており、両データが一致すると、一致信号が
ノアゲート174を介して、リピートカウンタ173にクリア
信号として入力されるとともに、アンドゲート69Aを介
して、フリップフロップ69に入力されて、フリップフロ
ップ69のQ出力の状態を反転させる。これにより、選択
器60の選択内容がデータラッチ61とデータラッチ62との
間で切り換えられ、次のリピートセクションのエンベロ
ープデータ生成の実行に移行する。上記リピートカウン
タ173は、キーオンイベント信号によってもクリアされ
る。他の内容は、上記第2図のエンベロープ波形発生装
置29と同じである。
このように、エンベロープ波形のフェーズをリピート
する信号生成装置についても、レベルデータLVLi、LVL
j、スピードデータSPDi、SPDj、リピート回数データRPi
を記憶しておく場所を、トーンジェネレータ15、16…の
中ではなく、ROM13にしておくことができ、このROM13は
汎用メモリを用いることができるので、エンベロープ波
形発生装置29をより安価なものにすることができるし、
エンベロープ波形発生装置29を含んだトージェネレータ
15、16…のLSI化も容易となる。
なお、リピート回数データRPiをリピート時間データR
PTiとして、第1図及び第10図のように変更することは
容易であり、さらにループセクションのループ時間デー
タRPTiを音色、音域、各種パラメータに応じて変えてい
くようにすることも可能である。
この場合、第13A図のエンベロープ波形発生装置29に
おいては、比較器172、リピートカウント173をはじめと
る鎮線枠の部分を第10図と同じものと置き換えればよ
い。そして、フェーズ終了信号をループエンド到達信号
の代わりに、アンドゲート144に入力させ、キーオンイ
ベント信号は、そのままキーオンイベント検出器31から
のものを使用し、ループ終了信号は、リピート終了信号
として出力させ、リピート回数データRPをリピート時間
データに置き換え、フリップフロップ175のQ出力は、
選択器170、171だけに与えられるようにすればよい。
このように、エンベロープ波形のリピート生成におい
ても、リピート生成を一定時間にすることができる。
〈ループ再生の他の例〉 第14A図乃至第14C図は、波形読出アドレス発生装置28
のループ再生の他の実施例を示すものである。
第14A図は、ループセクションを片方向ではなく、両
方向にわたって、往復繰り返し読み出しを行うものであ
る。この場合には、加算器75からのループエンド到達信
号が出力されるごとに、加算器75と加算器77に与えるデ
ータを、2つの選択器を使って入れ換ればよい。すなわ
ち、上記ループ到達信号をフリップフロップ105と同じ
フリップフロップに入力し、そのQ出力を上記2つの選
択器のセレクト信号として用いる。そして、2つの選択
器に、ループトップデータLTi、ループエンドデータLEi
をともに与え、一方には、上記セレクト信号をそのまま
与え、他方には、セレクト信号をインバータで反転して
与え、各選択器からのセレクトデータを、加算器75、77
に与える。また、上記位相角ステップデータメモリ71か
らの位相角ステップデータPDを、イクスクルシブオアゲ
ート群を介して、加算器73に与え、このイクスクルシブ
オアゲート群の各ゲートに、上記セレクト信号を与え、
さらに加算器73のCin端子に上記セレクト信号を入力さ
せる。
第14B図は、各ループセクションを反対方向から片方
向のみ、繰り返し読み出しを行うものである。この場合
は、ループトップデータLTiをループエンドデータLEiよ
り小さくし、さらに読出スタートアドレスデータSTをル
ープトップデータLT1より小さくして、位相角ステップ
データメモリ71からの位相角ステップデータPDを、イン
バータ群で反転させるとともに、加算器73のCin端子に
ハイレベル信号を入力させることになる。
第14C図は、各ループセクションを反対方向から両方
向にわたって、往復繰り返し読み出しを行うものであ
る。この場合は、上述した第14A図の場合と全く同じ構
成となり、さらにループトップデータLTiをループエン
ドデータLEiより小さくし、さらに読出スタートアドレ
スデータSTをループトップデータLT1より小さくするこ
とになる。
このようなループ再生についても、音高が高くても低
くても、各ループセクションのループ再生の時間が一定
となり、1つの楽音放音の間のループセクションのバラ
ンスがとられ、音高の変化によって、余分な楽音内容の
変化因子がはいってしまうことがなくなる。
本発明は上記実施例に限定されず、本発明の趣旨を逸
脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、本発明で
はレベルデータLVLi、スピードデータSPDi、リピート回
数データRPiあるいはループトップデータLTi、ループエ
ンドデータLEi、ループ時間データLTMi(ループ回数デ
ータLCi)等を1つのワードのデータとして述べてきた
が、これには限定されず、システムのビット数に合わせ
て、複数に分割し、複数ワードよりなるデータとしても
よい。また、ループ時間判別部81の基準時間変更器140
に入力されるデータは、音色、エフェクトのほか、アフ
タータッチデータ、イニシャルタッチデータ等の発音操
作の強弱又は遅速等のデータ等を含めてもよく、要はル
ープ再生時間が音高のいかんにかかわらず一定にできる
要素があればよい。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明によれば、保持された楽
音に関する波形データの繰り返しセクションの先頭と末
尾を示す任意に指定可能な複数の異なるセクションデー
タと、この繰り返しの時間を示す時間データとを発生
し、この発生されたセクションデータに基づいて、楽音
に関する波形データの一部又は全部につき繰り返し生成
を行い、この繰り返し生成の時間が上記発生された時間
データに達したか否かを判別して、繰り返し生成を終了
し、この繰り返し生成の終了の後、別の異なるセクショ
ンの繰り返し生成に移行するようにした。また、保持さ
れた楽音に関する波形データの一部又は全部につき繰り
返し生成を行い、この繰り返し生成の時間が予め定めら
れた繰り返し生成のための所定時間に達したか否かと、
上記繰り返し生成が繰り返しセクションの末尾に達した
か否かを判別して、上記繰り返し生成を終了するように
した。したがって、音高のいかんにかかわらず、楽音に
関する波形データの繰り返し生成の時間を常に一定にす
ることができ、音高の変化によって、余分な楽音内容の
変化因子がはいってしまうことがなくなる等の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第14図は本発明の実施例を示すもので、第1
図は波形読出アドレス発生装置28の回路図であり、第2
図はエンベロープ波形発生装置29の回路図であり、第3
図はパラメータ信号生成装置の全体回路図であり、第4
図はトーンジェネレータ15、16…の回路図であり、第5
図はエンベロープ波形についてのアドレスコントローラ
40とROM13を示す回路図であり、第6図はエンベロープ
波形の各フェーズを示す図であり、第7図は楽音波形に
ついてのアドレスコントローラ75とROM13を示す回路図
であり、第8図は楽音波形データWDと楽音波形データWD
の各ループセクションを示す図であり、第9図はループ
再生の音高に応じた変化を示す図であり、第10図はルー
プ時間判別部81の回路図であり、第11図乃至第12図は本
発明の複数チャンネルの楽音生成システムについての実
施例を示す図であり、第13図はエンベロープ波形の各フ
ェーズをリピート再生する実施例の回路図であり、第14
図は楽音波形データWDのループ再生の他の実施例を示す
回路図であり、第15図乃至第16図は従来例を示す図であ
る。 10、10A……制御装置、13……ROM、15、16……トーンジ
ェネレータ、28、28A……波形読出アドレス発生装置、2
9、29A……エンベロープ波形発生装置、40、85……アド
レスコントローラ、61、62、107、108……データラッ
チ、81……ループ時間判別部、112……RAM、140……基
準時間変更器、141……基準時間発生器。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】楽音に関する波形データを保持する手段
    と、 この保持された楽音に関する波形データの繰り返しセク
    ションの先頭と末尾を示す任意に指定可能な複数の異な
    るセクションデータと、この繰り返しの時間を示す時間
    データとを発生する手段と、 この発生されたセクションデータに基づいて、上記保持
    された楽音に関する波形データの一部又は全部につき、
    繰り返し生成を行う手段と、 この楽音に関する波形データの繰り返し生成の時間が、
    上記発生された時間データに達したか否かを判別する手
    段と、 この判別結果に応じて、上記繰り返し生成を終了する手
    段と、 この繰り返し生成の終了の後、上記発生された別のセク
    ションデータ及び上記発生された時間データに基づい
    て、楽音に関する波形データの別の異なるセクションの
    繰り返し生成に移行する手段とを備えたことを特徴とす
    る楽音に関する波形データの生成装置。
  2. 【請求項2】楽音に関する波形データを保持する手段
    と、 この保持された楽音に関する波形データの一部又は全部
    につき、繰り返し生成を行う手段と、 この楽音に関する波形データの繰り返し生成の時間が、
    予め定められた繰り返し生成のための所定時間に達した
    か否かを判別する手段と、 上記楽音に関する波形データの繰り返し生成が、繰り返
    しセクションの末尾に達したか否かを判別する手段と、 これら両判別結果に応じて、上記繰り返し生成を終了す
    る手段とを備えたことを特徴とする楽音に関する波形デ
    ータの生成装置。
  3. 【請求項3】上記判別される時間、または上記判別され
    る所定時間は、音色、音域、エフェクト、発音操作の強
    弱又は遅速によって変化するものであることを特徴とす
    る請求項1または2記載の楽音に関する波形データの生
    成装置。
  4. 【請求項4】楽音に関する波形データを保持させ、 この保持された楽音に関する波形データの一部又は全部
    につき、繰り返し生成を行わせ、 この楽音に関する波形データの繰り返し生成の時間が、
    予め定められた繰り返し生成のための所定時間に達した
    か否かを判別させ、 上記楽音に関する波形データの繰り返し生成が、繰り返
    しセクションの末尾に達したか否かを判別させ、 これら両判別結果に応じて、上記繰り返し生成を終了さ
    せることを特徴とする楽音に関する波形データの生成方
    法。
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