JP2758545B2 - 電波受信・識別装置 - Google Patents
電波受信・識別装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、航空機等に搭載され
て使用されるレーダ等の到来電波の電波受信・識別装置
に関するものである。
て使用されるレーダ等の到来電波の電波受信・識別装置
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図５は従来の電波受信・識別装置を示す
図であり、図において、１は電波入力端子、４は電波入
力端子より入力されたパルス信号を検知する同調受信回
路、７は同調受信回路４で検出されたパルス信号につい
ての分析を行う信号分析回路、８は複数のパルスを個々
の電波源毎のパルス列に分類するパルス列検出回路、９
はパルス列検出回路８で分類された電波源毎の電波諸元
を格納する受信電波源データ格納メモリ、１１は検知対
象となる電波源の電波諸元を記憶している識別テーブ
ル、１２は受信電波源データ格納メモリ９と識別テーブ
ル１１の出力を受けてこれらを比較照合してその結果を
出力する識別回路、１３は識別結果データ格納メモリ、
１４は識別結果出力端子である。
図であり、図において、１は電波入力端子、４は電波入
力端子より入力されたパルス信号を検知する同調受信回
路、７は同調受信回路４で検出されたパルス信号につい
ての分析を行う信号分析回路、８は複数のパルスを個々
の電波源毎のパルス列に分類するパルス列検出回路、９
はパルス列検出回路８で分類された電波源毎の電波諸元
を格納する受信電波源データ格納メモリ、１１は検知対
象となる電波源の電波諸元を記憶している識別テーブ
ル、１２は受信電波源データ格納メモリ９と識別テーブ
ル１１の出力を受けてこれらを比較照合してその結果を
出力する識別回路、１３は識別結果データ格納メモリ、
１４は識別結果出力端子である。
【０００３】次に動作について説明する。電波入力端子
１に入力したパルス信号を同調受信回路４が時分割で同
調周波数を切替えながら検知する。パルス信号到来時に
同調受信回路４が当該周波数に同調していない場合は、
これは検知されない。検知された各パルスについて信号
分析回路７が周波数，パルス幅，振幅，到来方位，到来
時刻等を算出する。次いでパルス列検出回路８が複数の
パルスから、個々の電波源毎のパルス列に分類し、電波
源毎の電波諸元を受信電波源データ格納メモリ９に格納
する。次いで識別回路１２が受信電波源データ格納メモ
リ９の諸元と、予め探知対象の電波源の電波諸元を記憶
している識別テーブル１１の諸元とを比較・照合して電
波源名称を識別し、その結果を識別データ格納メモリ１
３に格納する。そしてこの識別データ格納メモリの内容
が識別結果出力端子１４から出力される。
１に入力したパルス信号を同調受信回路４が時分割で同
調周波数を切替えながら検知する。パルス信号到来時に
同調受信回路４が当該周波数に同調していない場合は、
これは検知されない。検知された各パルスについて信号
分析回路７が周波数，パルス幅，振幅，到来方位，到来
時刻等を算出する。次いでパルス列検出回路８が複数の
パルスから、個々の電波源毎のパルス列に分類し、電波
源毎の電波諸元を受信電波源データ格納メモリ９に格納
する。次いで識別回路１２が受信電波源データ格納メモ
リ９の諸元と、予め探知対象の電波源の電波諸元を記憶
している識別テーブル１１の諸元とを比較・照合して電
波源名称を識別し、その結果を識別データ格納メモリ１
３に格納する。そしてこの識別データ格納メモリの内容
が識別結果出力端子１４から出力される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の電波受信・識別
装置は以上のように構成されているので、該装置が搭載
されている航空機のフライト状況（位置，機体姿勢）に
関係なく常時、装置の対象とする全周波数帯を順に受信
同調しなくてはならず、特定周波数の同調間隔（同調か
ら次の同調まで）が広く、そのため会敵率が低くなる。
また電波源毎の電波諸元を常時全識別テーブルと照合す
るため識別に時間がかかるとともに、実際にはそのフラ
イトエリアに存在し得ない電波源を識別するという誤識
別を起こしてしまうという問題点があった。
装置は以上のように構成されているので、該装置が搭載
されている航空機のフライト状況（位置，機体姿勢）に
関係なく常時、装置の対象とする全周波数帯を順に受信
同調しなくてはならず、特定周波数の同調間隔（同調か
ら次の同調まで）が広く、そのため会敵率が低くなる。
また電波源毎の電波諸元を常時全識別テーブルと照合す
るため識別に時間がかかるとともに、実際にはそのフラ
イトエリアに存在し得ない電波源を識別するという誤識
別を起こしてしまうという問題点があった。
【０００５】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、装置の母機である航空機のフラ
イト状況に基づき、受信同調周波数，識別対象電波源を
制限でき、探知確率が高く、誤識別率の低い電波受信・
識別装置を得ることを目的とする。
ためになされたもので、装置の母機である航空機のフラ
イト状況に基づき、受信同調周波数，識別対象電波源を
制限でき、探知確率が高く、誤識別率の低い電波受信・
識別装置を得ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電波受信
・識別装置は、母機のフライト状況に応じて、受信同調
順を記憶している複数の同調テーブル，識別対象電波源
情報を記憶している複数の識別テーブルを切替えて使用
するようにしたものである。
・識別装置は、母機のフライト状況に応じて、受信同調
順を記憶している複数の同調テーブル，識別対象電波源
情報を記憶している複数の識別テーブルを切替えて使用
するようにしたものである。
【０００７】上記テーブル切替えを行い入力パルス信号
の識別を行ったときに、識別結果が特定のものである場
合に、該電波諸元の属する同調テーブル及び識別テーブ
ルをそれぞれ選択して使用するようにしたものである。
の識別を行ったときに、識別結果が特定のものである場
合に、該電波諸元の属する同調テーブル及び識別テーブ
ルをそれぞれ選択して使用するようにしたものである。
【０００８】
【作用】この発明においては、フライト状況により、受
信周波数帯，識別対象電波源が制限されるため、特定周
波数の受信間隔が短くなり探知率，応答速度が向上する
とともに、実際に存在し得ない電波源情報との照合を行
わなくなり、誤識別率が低くなる。
信周波数帯，識別対象電波源が制限されるため、特定周
波数の受信間隔が短くなり探知率，応答速度が向上する
とともに、実際に存在し得ない電波源情報との照合を行
わなくなり、誤識別率が低くなる。
【０００９】また、フライト状況に応じた識別対象電波
源を探知しているときに、これが特定の電波源であると
判定された場合には、該電波源の電波諸元の属する同調
テーブル及び識別テーブルをそれぞれ選択して使用する
ようにしたから、移動目標を探知する場合のように電波
環境が刻々と変化するような状況にも対応することがで
きる。
源を探知しているときに、これが特定の電波源であると
判定された場合には、該電波源の電波諸元の属する同調
テーブル及び識別テーブルをそれぞれ選択して使用する
ようにしたから、移動目標を探知する場合のように電波
環境が刻々と変化するような状況にも対応することがで
きる。
【００１０】
実施例１．以下、この発明の第１の実施例による電波受
信・識別装置を図について説明する。図１において、図
５と同一符号は同一または相当部分を示し、３は複数の
同調テーブル２1 ，２2 ，…，２n からなる同調テーブ
ル２の内の１つを選択してこれを同調受信回路４０に接
続する同調テーブル切替スイッチ回路、１０は複数の識
別テーブル１１1 ，１１2 ，…，１１n からなる識別テ
ーブル１１の内の１つを選択してこれを識別回路１２に
接続する識別テーブル切替スイッチ回路、５は航法装置
等からのフライト情報を受けるフライト情報入力端子、
６はフライト情報入力端子５より入力された情報に基づ
き上記同調テーブル切替スイッチ回路３，識別テーブル
切替スイッチ回路１０の切替え動作を制御するテーブル
スイッチ制御回路である。上記同調テーブル２を構成す
る１つのテーブルには、複数の周波数帯の同調順がプリ
セットされている。
信・識別装置を図について説明する。図１において、図
５と同一符号は同一または相当部分を示し、３は複数の
同調テーブル２1 ，２2 ，…，２n からなる同調テーブ
ル２の内の１つを選択してこれを同調受信回路４０に接
続する同調テーブル切替スイッチ回路、１０は複数の識
別テーブル１１1 ，１１2 ，…，１１n からなる識別テ
ーブル１１の内の１つを選択してこれを識別回路１２に
接続する識別テーブル切替スイッチ回路、５は航法装置
等からのフライト情報を受けるフライト情報入力端子、
６はフライト情報入力端子５より入力された情報に基づ
き上記同調テーブル切替スイッチ回路３，識別テーブル
切替スイッチ回路１０の切替え動作を制御するテーブル
スイッチ制御回路である。上記同調テーブル２を構成す
る１つのテーブルには、複数の周波数帯の同調順がプリ
セットされている。
【００１１】図２は、フライトエリアＡ，Ｂにおける電
波同調・受信状況（横軸：時間，縦軸：周波数）を示
す。図２(a) は従来の電波受信識別装置の状況、図２
(b) は本発明による電波受信識別装置の状況である。
波同調・受信状況（横軸：時間，縦軸：周波数）を示
す。図２(a) は従来の電波受信識別装置の状況、図２
(b) は本発明による電波受信識別装置の状況である。
【００１２】次に動作について説明する。母機である航
空機の飛行位置，機体姿勢等のフライト情報がフライト
情報入力端子５から入力されると、テーブルスイッチ制
御回路６は機体のフライトエリア，姿勢等の情報に従
い、同調テーブルスイッチ切替回路３，識別テーブルス
イッチ切替回路１０を制御して、同調テーブル２及び識
別テーブル１１の中から母機の状況に適合した同調テー
ブル，識別テーブルをそれぞれ同調受信回路４０，識別
回路１２と接続する。
空機の飛行位置，機体姿勢等のフライト情報がフライト
情報入力端子５から入力されると、テーブルスイッチ制
御回路６は機体のフライトエリア，姿勢等の情報に従
い、同調テーブルスイッチ切替回路３，識別テーブルス
イッチ切替回路１０を制御して、同調テーブル２及び識
別テーブル１１の中から母機の状況に適合した同調テー
ブル，識別テーブルをそれぞれ同調受信回路４０，識別
回路１２と接続する。
【００１３】以降、電波入力端子１より入力したパルス
信号は、同調受信回路４０で上記フライト情報に応じた
限定された同調周波数で検知され、識別回路１２で上記
フライト情報に応じて限定された識別対象電波源と比較
参照されてその識別結果が出力端子１４より出力され
る。
信号は、同調受信回路４０で上記フライト情報に応じた
限定された同調周波数で検知され、識別回路１２で上記
フライト情報に応じて限定された識別対象電波源と比較
参照されてその識別結果が出力端子１４より出力され
る。
【００１４】このように本実施例によれば、母機である
航空機のフライト情報に基づいて限定された最適な同調
周波数によってパルス信号を受信同調するようにしたか
ら、特定周波数の同調間隔が狭くなり、会敵確率が向上
する。また、上記受信同調したパルス信号を、上記フラ
イト情報に基づいて限定された識別テーブルと比較参照
することにより、検出時間の短縮を図ることができると
ともに、誤認識の確率を低減することができる。
航空機のフライト情報に基づいて限定された最適な同調
周波数によってパルス信号を受信同調するようにしたか
ら、特定周波数の同調間隔が狭くなり、会敵確率が向上
する。また、上記受信同調したパルス信号を、上記フラ
イト情報に基づいて限定された識別テーブルと比較参照
することにより、検出時間の短縮を図ることができると
ともに、誤認識の確率を低減することができる。
【００１５】実施例２．次に本発明の第２の実施例によ
る電波受信・識別装置について説明する。上記第１の実
施例では複数の同調テーブル，識別テーブルから各々、
１テーブルを選択して同調，識別を行うようにしたが、
本実施例ではフライト情報に基づいて複数の同調テーブ
ル，識別テーブルを選択し、これを同調受信，識別比較
照合の際に、選択されたテーブルを順次切り換えて処理
を行うようにしたものである。
る電波受信・識別装置について説明する。上記第１の実
施例では複数の同調テーブル，識別テーブルから各々、
１テーブルを選択して同調，識別を行うようにしたが、
本実施例ではフライト情報に基づいて複数の同調テーブ
ル，識別テーブルを選択し、これを同調受信，識別比較
照合の際に、選択されたテーブルを順次切り換えて処理
を行うようにしたものである。
【００１６】図３において、１５は同調テーブル選択回
路，１６は識別テーブル選択回路であり、同時に複数個
の同調テーブル，識別テーブルを選択可能な構成となっ
ている。また、６ａはフライト情報入力端子５より入力
されたフライト情報に基づき、同調テーブル選択回路１
５，識別テーブル選択回路１６にそれぞれ複数の同調テ
ーブル，識別テーブルを選択するような制御信号を出力
するテーブルスイッチ制御回路である。同調テーブル２
０を構成する１つのテーブルには、単一の周波数帯の同
調順がプリセットされている。
路，１６は識別テーブル選択回路であり、同時に複数個
の同調テーブル，識別テーブルを選択可能な構成となっ
ている。また、６ａはフライト情報入力端子５より入力
されたフライト情報に基づき、同調テーブル選択回路１
５，識別テーブル選択回路１６にそれぞれ複数の同調テ
ーブル，識別テーブルを選択するような制御信号を出力
するテーブルスイッチ制御回路である。同調テーブル２
０を構成する１つのテーブルには、単一の周波数帯の同
調順がプリセットされている。
【００１７】次に動作について説明する。母機である航
空機のフライト情報（位置，機体姿勢等）がフライト情
報入力端子５から入力され、テーブルスイッチ制御回路
６ａが、機体のフライトエリア，姿勢等に従い、同調テ
ーブル選択回路１５，識別テーブル選択回路１６を制御
し、母機の状況に適合した複数の同調テーブル，複数の
識別テーブルと接続する。
空機のフライト情報（位置，機体姿勢等）がフライト情
報入力端子５から入力され、テーブルスイッチ制御回路
６ａが、機体のフライトエリア，姿勢等に従い、同調テ
ーブル選択回路１５，識別テーブル選択回路１６を制御
し、母機の状況に適合した複数の同調テーブル，複数の
識別テーブルと接続する。
【００１８】これにより、同調受信回路４０は、フライ
ト情報同調テーブル選択回路１５で接続されている複数
の同調テーブルの同調周波数・同調順に従い時分割で同
調周波数を切替えながら検知する（例えば複数の同調テ
ーブル２０のうち同調テーブル２０1 に従い同調周波数
を切替え複数の周波数帯に同調・受信を行った後に、２
０2 に従い同調周波数を切替え、同調テーブル２０1 の
時とは別の複数の周波数帯に同調・受信を行う）。ま
た、識別回路１２は受信電波源データ格納メモリ９の諸
元と、識別テーブル選択回路１６で接続されている複数
の識別テーブル１１の諸元とを比較・照合し、電波源名
称を識別して、識別データ格納メモリ１３に格納する。
（例えば複数の識別テーブル１１のうち識別テーブル１
１1 に示される複数の電波源データと比較・照合した
後、識別テーブル１１2 に示される複数の電波源データ
と比較・照合を行う）。
ト情報同調テーブル選択回路１５で接続されている複数
の同調テーブルの同調周波数・同調順に従い時分割で同
調周波数を切替えながら検知する（例えば複数の同調テ
ーブル２０のうち同調テーブル２０1 に従い同調周波数
を切替え複数の周波数帯に同調・受信を行った後に、２
０2 に従い同調周波数を切替え、同調テーブル２０1 の
時とは別の複数の周波数帯に同調・受信を行う）。ま
た、識別回路１２は受信電波源データ格納メモリ９の諸
元と、識別テーブル選択回路１６で接続されている複数
の識別テーブル１１の諸元とを比較・照合し、電波源名
称を識別して、識別データ格納メモリ１３に格納する。
（例えば複数の識別テーブル１１のうち識別テーブル１
１1 に示される複数の電波源データと比較・照合した
後、識別テーブル１１2 に示される複数の電波源データ
と比較・照合を行う）。
【００１９】以降、電波入力端子１より入力したパルス
信号は、同調受信回路４０で上記フライト情報に応じた
限定された複数の同調周波数で順次検知され、識別回路
１２で上記フライト情報に応じて限定された複数の識別
対象電波源と順次比較参照されてその識別結果が出力端
子１４より出力される。
信号は、同調受信回路４０で上記フライト情報に応じた
限定された複数の同調周波数で順次検知され、識別回路
１２で上記フライト情報に応じて限定された複数の識別
対象電波源と順次比較参照されてその識別結果が出力端
子１４より出力される。
【００２０】以上のような構成とすることで、上記第１
の実施例に比べて同調テーブル２０を構成する個々のテ
ーブル２０1 〜２０n にプリセットする情報数を低減す
ることができ、ひいては装置の小型化を図ることができ
る。
の実施例に比べて同調テーブル２０を構成する個々のテ
ーブル２０1 〜２０n にプリセットする情報数を低減す
ることができ、ひいては装置の小型化を図ることができ
る。
【００２１】実施例３．次に本発明の第３の実施例によ
る電波受信・識別装置について説明する。上記第１及び
第２の実施例では母機の状況を他装置（航法装置等）か
ら入力するようにしたが、本実施例では上記構成に加え
て発生イベントとして特定電波源を識別した際、その認
識結果に基づいて同調テーブル，識別テーブルを切替え
るようにしたものである。
る電波受信・識別装置について説明する。上記第１及び
第２の実施例では母機の状況を他装置（航法装置等）か
ら入力するようにしたが、本実施例では上記構成に加え
て発生イベントとして特定電波源を識別した際、その認
識結果に基づいて同調テーブル，識別テーブルを切替え
るようにしたものである。
【００２２】図４において、１７は特定目標識別対応ス
イッチ制御回路であり、電波入力端子１に入力したパル
ス列を同調，識別した後、その認識結果に基づいて同調
テーブル切替スイッチ回路３，識別テーブル切替スイッ
チ回路１０を制御するものである。
イッチ制御回路であり、電波入力端子１に入力したパル
ス列を同調，識別した後、その認識結果に基づいて同調
テーブル切替スイッチ回路３，識別テーブル切替スイッ
チ回路１０を制御するものである。
【００２３】次に動作について説明する。第１の実施例
での動作において、フライト情報に基づいて受信周波数
帯，識別対象電波源を制限して識別を行っている過程
で、識別回路１２が受信電波源データ格納メモリ９の諸
元と、識別テーブル１１の諸元とを比較・照合した結
果、得られた結果が予め識別テーブル１１に指定された
特定電波の場合、特定目標識別対応スイッチ制御回路１
７によって上記同調テーブルスイッチ切替回路３，識別
テーブルスイッチ切替回路１０が制御され、関連電波源
（例えば連動して運用されるレーダ等）探知用の同調テ
ーブル，識別テーブルに接続される。
での動作において、フライト情報に基づいて受信周波数
帯，識別対象電波源を制限して識別を行っている過程
で、識別回路１２が受信電波源データ格納メモリ９の諸
元と、識別テーブル１１の諸元とを比較・照合した結
果、得られた結果が予め識別テーブル１１に指定された
特定電波の場合、特定目標識別対応スイッチ制御回路１
７によって上記同調テーブルスイッチ切替回路３，識別
テーブルスイッチ切替回路１０が制御され、関連電波源
（例えば連動して運用されるレーダ等）探知用の同調テ
ーブル，識別テーブルに接続される。
【００２４】以上のような構成とすることで、上記第１
の実施例の効果に加えて、特定電波を探知した場合の関
連電波源（連動して運用されるレーダ等）の探知速度を
向上させることができ、移動目標を追尾する時のように
刻々と変化する電波環境に対処することができる。
の実施例の効果に加えて、特定電波を探知した場合の関
連電波源（連動して運用されるレーダ等）の探知速度を
向上させることができ、移動目標を追尾する時のように
刻々と変化する電波環境に対処することができる。
【００２５】なお上記第３の実施例では第１の実施例の
構成に特定目標識別対応スイッチ制御回路を設けたもの
を示したが、第２の実施例においても同様に特定目標識
別対応スイッチ制御回路を設けるようにしてもよい。
構成に特定目標識別対応スイッチ制御回路を設けたもの
を示したが、第２の実施例においても同様に特定目標識
別対応スイッチ制御回路を設けるようにしてもよい。
【００２６】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る電波受信
・識別装置によれば、母機である航空機のフライト状況
に応じて、受信同調周波数帯，照合する識別対象電波源
を限定するように構成したので、探知確率，探知応答速
度が向上し、誤識別確率が低くなるという効果がある。
・識別装置によれば、母機である航空機のフライト状況
に応じて、受信同調周波数帯，照合する識別対象電波源
を限定するように構成したので、探知確率，探知応答速
度が向上し、誤識別確率が低くなるという効果がある。
【００２７】また、フライト状況に応じて、受信同調周
波数帯，照合する識別対象電波源を限定する一方、予め
指定した特定電波源であると判定された時には、当該電
波源の電波諸元に属する受信同調周波数帯，識別対象電
波源に限定して探知を行うようにしたので、移動目標を
追尾するときのように電波環境が刻々と変化するような
場合においても探知確率を上げることができる効果があ
る。
波数帯，照合する識別対象電波源を限定する一方、予め
指定した特定電波源であると判定された時には、当該電
波源の電波諸元に属する受信同調周波数帯，識別対象電
波源に限定して探知を行うようにしたので、移動目標を
追尾するときのように電波環境が刻々と変化するような
場合においても探知確率を上げることができる効果があ
る。
【図１】本発明の第１の実施例による電波受信・識別装
置の構成図。
置の構成図。
【図２】本発明と従来技術とによる同調・受信状況を比
較するための図。
較するための図。
【図３】本発明の第２の実施例による電波受信・識別装
置の構成図。
置の構成図。
【図４】本発明の第３の実施例による電波受信・識別装
置の構成図。
置の構成図。
【図５】従来の電波受信・識別装置の構成図。
１ 電波入力端子 ２ 同調テーブル ３ 同調テーブル切替スイッチ回路 ４０ 同調受信回路 ５ フライト情報入力端子 ６ テーブルスイッチ制御回路 ６ａ テーブルスイッチ制御回路 ７ 信号分析回路 ８ パルス列検出回路 ９ 受信電波源データ格納回路 １０ 識別テーブル切替スイッチ回路 １１ 識別テーブル １２ 識別回路 １３ 識別結果データ格納メモリ １４ 識別結果出力端子 １５ 同調テーブル選択回路 １６ 識別テーブル選択回路 １７ 特定目標識別対応スイッチ制御回路
Claims (4)
- 【請求項１】 時分割で同調周波数を切替えながら検知
した入力パルス信号の電波源毎の電波諸元を分析し、こ
れを既知の識別対象電波の諸元と比較照合して上記入力
パルス信号の識別を行う電波受信・識別装置において、 受信機を所定周波数に同調させるための同調順を周波数
毎に分割して記憶している複数の同調テーブルと、 該同調テーブルの中から所定のものを選択して上記受信
機に接続する同調テーブル選択手段と、 上記同調受信されたパルス信号の電波源毎の電波諸元を
分析するパルス列検出回路と、 識別対象電波の電波諸元を当該機のフライト情報に基づ
いて分割して記憶している識別テーブルと、 該識別テーブルの中から所定のものを選択する識別テー
ブル選択手段と、 該選択された識別テーブルに記憶されている電波諸元
と、上記分析されたパルス信号の電波諸元とを比較照合
する識別回路と、 上記当該機のフライト情報を受けて上記同調テーブル選
択手段及び識別テーブル選択手段の選択動作を制御する
テーブル選択制御手段とを備えたことを特徴とする電波
受信・識別装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の電波受信・識別装置にお
いて、 上記テーブル選択制御手段は、 上記同調テーブル選択手段を、上記複数の同調テーブル
の中から所定の単一のものを選択させるように制御し、 上記識別テーブル選択手段を、上記複数の識別テーブル
の中から所定の単一のものを選択させるように制御する
ものであることを特徴とする電波受信・識別装置。 - 【請求項３】 請求項１記載の電波受信・識別装置にお
いて、 上記テーブル選択制御手段は、 上記同調テーブル選択手段を、上記複数の同調テーブル
の中から所定の複数のものを選択させるように制御し、 上記識別テーブル選択手段を、上記複数の識別テーブル
の中から所定の複数のものを選択させるように制御する
ものであることを特徴とする電波受信・識別装置。 - 【請求項４】 請求項２または３記載の電波受信・識別
装置において、 上記識別回路での比較照合結果が予め指定されたもので
ある場合、該電波源の電波諸元の属する同調テーブル及
び識別テーブルを選択する第２のテーブル選択制御手段
を備えたことを特徴とする電波受信・識別装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5025910A JP2758545B2 (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 電波受信・識別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5025910A JP2758545B2 (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 電波受信・識別装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06242222A JPH06242222A (ja) | 1994-09-02 |
| JP2758545B2 true JP2758545B2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=12178937
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5025910A Expired - Lifetime JP2758545B2 (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 電波受信・識別装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2758545B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2988422B2 (ja) * | 1997-03-26 | 1999-12-13 | 三菱電機株式会社 | パルス信号受信装置 |
| DE102009009189B4 (de) * | 2009-02-16 | 2011-06-16 | Airbus Operations Gmbh | Sensor und Sensornetzwerk für ein Luftfahrzeug |
-
1993
- 1993-02-16 JP JP5025910A patent/JP2758545B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06242222A (ja) | 1994-09-02 |
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