JP2758253B2 - 集積型半導体レーザ装置 - Google Patents

集積型半導体レーザ装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、集積型半導体レーザ装置に関し、特に複
数のレーザビームを発振できる集積型半導体レーザ装置
に関する。
(従来の技術) 従来の集積型半導体レーザ装置は、第3図に示すよう
に、ダブルヘテロ構造半導体レーザ装置を構成する基板
50、クラッド層51、および活性層52等を共用している。
これらの領域に対して垂直方向に切り込み部53を形成
し、いくつかのレーザ発振体に分割して、それぞれに電
流阻止層54を設けて電流狭窄を行ない、複数の発振領域
55−1、および55−2を得ている。また、一方の電極56
は共通であるが、他方の電極57は、それぞれに対し取り
付けられているので、レーザは、発振領域55−1、およ
び55−2の一方の領域のみから発振、あるいは両方から
発振といったように制御性をもって発振できる。基板50
は、ヒートシンク58上にマウント材59によってマウント
される構造となっている。
このような集積型半導体レーザ装置は、基板50、クラ
ッド層51、および活性層52等を共用する構造であるた
め、波長の異なるレーザを複数、発振させることは不可
能である。ここで、半導体レーザ装置を回折格子を持つ
例えばDFBレーザとした場合には、回折格子のピッチを
変えることで、レージビームの波長に選択性が出る。し
かしそれでも、発振領域55−1、および55−2から発振
されるレーザの波長の差は、せいぜい数nmの範囲が限界
である。
そこで、複数、発振されるレーザの波長を、数十nm、
あるいは数百nm以上の範囲に亙って変え、かつ、これら
のレーザビームを、比較的近接した領域から発振させた
い場合には、第4図に示すような半導体レーザ装置が、
現在、使用されている。つまり、異なる混晶組成で形成
された第1の半導体レーザ装置60、および第2の半導体
レーザ装置61を、それぞれ近接させて、同一ヒートシン
ク58上にマウントする方法である。このようにすれば、
レーザビーム発振領域55−1、および55−2から、発振
されるレーザビームの波長を、数十nm、あるいは数百nm
以上の範囲に亙って変えることができる。しかしなが
ら、別々に形成された半導体レーザ装置601,および61を
同一ヒートシンク上にマウントさせる方式であるため、
レーザ装置自体の大きさ(例えば共振器長250μm、幅2
00〜300μm)からみても、発光点(レーザ発振領域55
−1および55−2)相互間の間隔lを、数百μm以下に
することは非常に困難なものとなっている。また、半導
体レーザを同一ヒートシンク上へ載置させる手段の精度
から、発振されるレーザビームの平行度の点についても
難がある。
最近、第5図に示すような半導体レーザ装置60、およ
び61をそれぞれ異なるヒートシンク58−1、および58−
2上にマウントし、高さ方向にそれぞれ近接させる方式
も考案されている。しかし、発光点(レーザ発振領域55
−1および55−2)相互間の間隔lの点や、発振される
レーザビームの平行度の点に難があることには変わりは
ない。
このような異なる波長のレーザビームを、それぞれ発
振する半導体レーザ装置は、例えば光ディスク記録装置
の光学ヘッドや、光通信の光源等に用いられるものであ
り、よりコンパクトで、ビームの平行度も高い集積型半
導体装置の開発が待たれている。
(発明が解決しようとする課題) この発明は上記のような点に鑑み為されたもので、複
数、発振されるレーザの波長を、それぞれ数十nm、ある
いは数百nm以上の範囲に亙って変えることができ、かつ
発光点(レーザ発振領域)相互間の間隔が数μm程度と
近接しており、装置自体もコンパクトであり、しかも発
振されるレーザビームの平行度が高い集積型半導体レー
ザ装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この発明では、第1導電
型のGaAs基板表面上に形成された第1導電型の第1のIn
GaAlPクラッド層と、前記第1のInGaAlPクラッド層上に
形成された第1の活性層と、前記第1の活性層上に形成
された第2導電型の第2のInGaAlPクラッド層と、第2
のInGaAlPクラッド層上に形成された第2導電型の第1
のGaAsコンタクト層と、前記第2のInGaAlPクラッド層
と前記第1のGaAsコンタクト層との間にストライプ状に
設けられ、前記第2のInGaAlPクラッド層よりもエネル
ギーギャップが小さく、かつ前記第1のGaAsコンタクト
層よりもエネルギギャップが大きい第2導電型の中間エ
ネルギギャップ層と、前記第1のGaAsコンタクト層表面
に設けられた電極形成領域と、前記電極形成領域に形成
された第1の電極と、前記第1のGaAsコンタクト層上に
形成された第2導電型の第3のInGaAlPクラッド層と、
前記第3のInGaAlPクラッド層と前記第1のGaAsコンタ
クト層との間にストライプ状に設けられ、前記第3のIn
GaAlPクラッド層よりもエネルギーギャップが小さく、
かつ前記第1のGaAsコンタクト層よりもエネルギーギャ
ップが大きい第2導電型の中間エネルギーギャップ層
と、前記第3のInGaAlPクラッド層上に形成された第2
の活性層と、前記第2の活性層上に形成された第1導電
型の第4のInGaAlPクラッド層と、前記第4のInGaAlPク
ラッド層上に形成された第1導電型の第2のGaAsコンタ
クト層と、前記第2のGaAsコンタクト層上に形成された
第2の電極と、前記GaAs基板に接して形成された第3の
電極とを具備することを特徴とする。
(作用) 上記のような集積型半導体レーザ装置によれば、第1
の活性層と、第2の活性層との組成、あるいはこれらを
挟むようにして存在するクラッド層の組成を変えること
により、数十nm以上、あるいは数百nm以上波長の異なる
レーザの発振が可能となる。これらのレーザ発振領域相
互間の間隔は、これらの間に存在する2つのクラッド層
の膜厚と、1つのコンタクト層の膜厚、あるいはこれら
に電流阻止層の膜厚とを足したもので決定される。した
がって、レーザ発振領域相互間の間隔を充分に狭めるこ
とができ、装置自体もコンパクトなものになる。しかも
これらの発振領域を持つ半導体レーザ装置がモノリシッ
クに集積されていることにより、レーザビームの平行度
も厳密に制御することができる。
(実施例) 以下、図面を参照してこの発明の実施例に係わる集積
型半導体レーザ装置について説明する。
第1図は、この発明の第1の実施例に係わる集積型半
導体レーザの断面図である。
第1図に示すように、例えばn型GaAs基板1上には、
例えばn型In0.5(Ga0.4Al0.60.5Pからなる第1のク
ラッド層2が、厚さ0.8μm程度形成されている。この
第1のクラッド層2上には、例えばアンドープのIn0.5
(Ga0.92Al0.080.5Pからなる第1の活性層3が、厚
さ0.06μm程度形成されている。この第1の活性層3上
には、例えばp型In0.5(Ga0.4Al0.60.5Pからなる第
2のクラッド層4が、厚さ0.8μm程度形成されてい
る。この第2のクラッド層4上には、例えばp型GaAsか
らなる第1のコンタクト層5が、厚さ1.0μm程度形成
されている。これらの第2のクラッド層4と、第1のコ
ンタクト層5の間には、ストライプ状に形成された、例
えばp型In0.5Ga0.5Pからなる第1の中間エネルギーギ
ャップ層13が厚さ0.1μm程度形成されている。この第
1の中間エネルギーギャップ層13は、電流狭窄構造を実
現するために設けられている。この第1の中間エネルギ
ーギャップ層13を構成するp型In0.5Ga0.5Pのエネルギ
ーギャップは、上記第1のコンタクト層5を構成するp
型GaAsよりも大きく、かつ上記第2のクラッド層4を構
成するp型In0.5(Ga0.4Al0.60.5Pよりも小さい。い
わば第1の中間エネルギーギャップ層13は、第1のコン
タクト層5が持つエネルギーギャップと、第2のクラッ
ド層4が持つエネルギーギャップとの中間のレベルのエ
ネルギーギャップを持っている。これにより、第1の中
間エネルギーギャップ層13をストライプ状に形成すれ
ば、電流狭窄構造が得られる。上記第1のコンタクト層
5上には、例えばp型In0.5(Ga0.4Al0.60.5Pからな
る第3のクラッド層6が、厚さ0.8μm程度形成されて
いる。この第3のクラッド層6と、第1のコンタクト層
5の間には、電流狭窄構造を実現するためにストライプ
状に形成された、例えばp型In0.5Ga0.5Pからなる第2
の中間エネルギーギャップ層14が厚さ0.1μm程度形成
されている。また、第3のクラッド層6は、同図中に示
すように、第1のコンタクト層5を全て覆うように形成
されず、第1のコンタクト層5が露出する領域を残して
形成されている。この第1のコンタクト層5が露出する
領域は電極形成領域となり、ここには、例えばTi/Pt/Au
からなる第1の電極10が形成されている。上記第3のク
ラッド層6上には、例えばアンドープのIn0.5Ga0.5Pか
らなる第2の活性層7が、厚さ0.06μm程度形成されて
いる。この第2の活性層7上には、例えばn型In0.5(G
a0.4Al0.60.5Pからなる第4のクラッド層8が、厚さ
0.8μm程度形成されている。この第4のクラッド層8
上には、例えばn型GaAsからなる第2のコンタクト層9
が、厚さ0.5μm程度形成されている。この第2のコン
タクト層9上には、例えばTi/Pt/Auからなる第2の電極
11が形成されている。また、上記n型GaAs基板1の下面
にも、例えばTi/Pt/Auからなる第3の電極12が形成され
ている。さらに、このn型GaAs基板1の下面の第3の電
極12側は、所定のマウント材17により、例えばダイヤモ
ンドからなるヒートシンク18にマウントされる構造とな
っている。
次に、第2図(a)ないし第2図(f)を参照して、
上記第1の実施例に係わる集積型半導体レーザ装置の製
造方法について説明する。第2図(a)ないし第2図
(f)において、各参照する符号は第1図と対応してい
る。
まず、第2図(A)に示すように、n型GaAs基板1上
に、例えばMOCVD(Metal Organic Chemical Vapour Dep
osition)法により、n型In0.5(Ga0.4Al0.60.5Pか
らなる第1のクラッド層2を、厚さ0.8μm程度成長さ
せる。次に、第1のクラッド層2上に、例えばMOCVD法
により、アンドープのIn0.5(Ga0.92Al0.080.5Pから
なる第1の活性層3を、厚さ0.06μm程度成長させる。
次に、この第1の活性層3上に、例えばMOCVD法によ
り、p型In0.5(Ga0.4Al0.60.5Pからなる第2のクラ
ッド層4を、厚さ0.8μm程度成長させる。次に、この
第2のクラッド層4上に、例えばMOCVD法により、第1
の中間エネルギーギャップ層となるp型In0.5Ga0.5P層
13′を、厚さ0.1μm程度成長させる。
次に、第2図(b)に示すように、例えばCVD法によ
り、SiO2を堆積した後、ホトレジストを塗布し、これら
による2重構造マスク(図示せず)を用いて、前記p型
In0.5Ga0.5P層13′を、Br(臭素)系エッチャントで、
エッチングする。これにより、p型In0.5Ga0.5P層13′
は、例えば幅3μm程度のストライプ状の第1の中間バ
ンドギャップ層13にパターニングされる。
次に、第2図(c)に示すように、前記図示しない2
重構造マスクを除去した後、前記第1の中間エネルギー
ギャップ層13上も含み、前記第2のクラッド層4上に、
例えばMOCVD法により、p型GaAsからなる第1のコンタ
クト層5を、厚さ1.0μm程度成長させる。次に、例え
ばMOCVD法により、第2の中間エネルギーギャップ層と
なるp型In0.5Ga0.5P層14′を、厚さ0.1μm程度成長
させる。
次に、第2図(d)に示すように、例えばCVD法によ
り、SiO2を堆積した後、ホトレジストを塗布し、これら
による2重構造マスク(図示せず)を用いて、前記p型
In0.5Ga0.5P層14′を、Br系エッチャントで、エッチン
グする。これにより、p型In0.5Ga0.5P層14′は、例え
ば幅3μm程度のストライプ状の第2の中間エネルギー
ギャップ層14にパターニングされる。
次に、第2図(e)に示すように、前記図示しない2
重構造マスクを除去した後、前記第2の中間エネルギー
ギャップ層14上も含み、前記第1のコンタクト層5上
に、例えばMOCVD法により、p型In0.5(Ga0.4Al0.6
0.5Pからなる第3のクラッド層6を、厚さ0.8μm程度
成長させる。次に、この第3のクラッド層6上に、例え
ばMOCVD法により、アンドープのIn0.5Ga0.5Pからなる
第2の活性層7を、厚さ0.06μm程度成長させる。次
に、この第2の活性層7上に、例えばMOCVD法により、
n型In0.5(Ga0.4Al0.60.5Pからなる第4のクラッド
層8を、厚さ0.8μm程度成長させる。次に、この第4
のクラッド層8上に、例えばMOCVD法により、n型GaAs
からなる第2のコンタクト層9を、厚さ0.5μm程度成
長させる。
次に、第2図(f)に示すように、図示しない例えば
SiO2と、ホトレジストとの2重構造マスクを用いて、上
記ストライプの両側50μmだけ残して、第1のコンタク
ト層5の表面が露出するまで、第2のコンタクト層9、
第4のクラッド層8、第2の活性層7、および第3のク
ラッド層6を、選択的に、順次除去する。次に、例えば
リフトオフ法、および蒸着法用いて、第1のコンタクト
層5の表面が露出している領域上に、例えば幅150μm
程度、第2のコンタクト層9上に、例えば幅80μm程度
となるように、Ti/Pt/Auからなる第1の電極10、および
第2の電極11を形成する。次に、前記n型GaAs基板1が
露出している側に、例えば蒸着法により、Ti/Pt/Auから
なる第3の電極12を形成する。次に、例えば共振器長25
0μm、幅300μmのチップに、それぞれ劈開する。
以上のような製造方法により製造されたチップを、第
1図に図示するように、所定の熱伝導性を持つマウント
材17により、ヒートシンク18上にマウントする。次に、
第1ないし第3の電極10、11、および12に対して、所定
のワイヤボンディグを施す。このワイヤボンディングの
接続例としては、第1図に示すように第1の電源100の
低電位ノードAを第2の電極11に接続し、第2の電源10
1の低電位ノードBを第3の電極12に接続し、第1、第
2の電源100、および101の共通高電位ノードであるCを
第1の電極10に接続する。また、例えば共通高電位ノー
ドCと、第1、第2の電源100、および101の相互間にそ
れぞれSW1、SW2を設ければ、図中に示す第1,第2の発振
領域19、および20からレーザを単独で発振することも、
同時に発振することもできるようになる。以上をもっ
て、第1の実施例に係わる集積型半導体レーザ装置が完
成する。
このような第1の実施例に係わる集積型半導体レーザ
装置によれば、SW1、SW2を、共にオン状態にした場合、
第1、第2の活性層3、および7で各々レーザを発振で
きた。第1の活性層3における発振領域19からは、発振
しきい値80mAで、波長630nmのレーザが、一方、第2の
活性層7における発振領域20からは、発振しきい値60mA
で、波長670nmのレーザが発振された。本実施例の場
合、レーザビーム相互間、すなわち第1の発振領域19、
および第2の発振領域20相互間の間隔lは、第2のクラ
ッド層4の膜厚と、第1のコンタクト層5の膜厚と、第
3のクラッド層6の膜厚で決定される。実施例中で述べ
たように、これらの膜厚は、それぞれ0.8μm、1.0μ
m、0.8μmで、これら全てを合計しても間隔lは、3
μm以下の狭さとなり、一つのレンズでビームを絞るの
に、全く支障はなかった。装置自体も、共振器長250μ
m、幅300μmとコンパクトなものになっている。ま
た、2つのビームがモノリシックに集積してあるため、
ビームの平行度に関しても、全く問題なく、マウント方
法も従来どおりの方法にて行なえ、マウント材17も既存
の材料をそのまま使用することができた。
第1、第2の活性層の組成、および第1ないし第4の
クラッド層の組成等は、上記実施例中の組成に限らず、
種々変更でき、様々な、活性層と、クラッド層との組み
合わせを実現できることは言うまでもない。例えば第
1、第2の活性層3、および7の一方、あるいは双方の
組成を、Ga1-xAlxAs系にすれば、波長700〜800nm台のレ
ーザを発振させることができる。また、上記実施例中の
各層の導電型を逆にしても構わない。さらに、端面コー
ティングの精度を調節することにより、光の取り出し効
率を変えることもできる。
上記実施例では、第1、第2の中間エネルギーギャッ
プ層13、および14の組成を、In0.5Ga0.5Pとしたが、例
えばこれは、0≦C≦0.1の範囲で、In1-y(Ga1-CAlC
yPの組成に変えることができる。
また、ビーム相互間の間隔lは、クラッド層、コンタ
クト層の結晶成長時の膜厚を変えることで、厳密に制御
することができる。
上記第1の実施例では、2波長集積型半導体レーザを
装置として説明したが、本発明に係わる各層の積層方
法、電極の取り出し方法の考え方をもって、さらにスト
ライプ構造を重ねれば、3つ、あるいはそれ以上、それ
ぞれ波長の異なるレーザビームを発振できる集積型半導
体レーザ装置が提供できることは勿論である。
また、例えば各層の組成を同じにすれば、波長は同じ
ながらも複数のレーザを発振でき、かつそれぞれのビー
ム相互間の間隔が数μm以下となる集積型半導体レーザ
装置が得られる。
尚、上記第1の実施例において、コンタクト層の1つ
を、2つのレーザ発振領域で共通なものとしたが、それ
ぞれのレーザ発振領域に、おのおのコンタクト層を形成
して集積しても構わない。
[発明の効果] 以上説明したようにこの発明によれば、複数、発振さ
れるレーザの波長を、それぞれ数十nm、あるいは数百nm
以上の範囲に亙って変えることができ、かつ発光点(レ
ーザ発振領域)相互間の間隔が数μm程度と近接させる
ことができ、装置自体もコンパクトであり、しかも発振
されるレーザビームの平行度の高い集積型半導体レーザ
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例に係わる集積型半導体
レーザ装置の断面図、第2図(a)ないし第2図(f)
はこの発明の第1の実施例に係わる集積型半導体レーザ
装置を製造工程順に示した断面図、第3図は従来の集積
型半導体レーザ装置の断面図、第4図および第5図は従
来の多波長のレーザを発振する半導体レーザ装置の断面
図である。 1……n型GaAs基板、2……第1のクラッド層、3……
第1の活性層、4……第2のクラッド層、5……第1の
コンタクト層、6……第3のクラッド層、7……第2の
活性層、8……第4のクラッド層、9……第2のコンタ
クト層、10,11,12……電極、13……第1の中間エネルギ
ーギャップ層、14……第1の中間エネルギーギャップ
層、17……マウント材、18……ヒートシンク、19,20…
…発光部、100,101……電源。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型のGaAs基板表面上に形成された
    第1導電型の第1のInGaAlPクラッド層と、 前記第1のInGaAlPクラッド層上に形成された第1の活
    性層と、 前記第1の活性層上に形成された第2導電型の第2のIn
    GaAlPクラッド層と、 第2のInGaAlPクラッド層上に形成された第2導電型の
    第1のGaAsコンタクト層と、 前記第2のInGaAlPクラッド層と前記第1のGaAsコンタ
    クト層との間にストライプ状に設けられ、前記第2のIn
    GaAlPクラッド層よりもエネルギーギャップが小さく、
    かつ前記第1のGaAsコンタクト層よりもエネルギギャッ
    プが大きい第2導電型の中間エネルギギャップ層と、 前記第1のGaAsコンタクト層表面に設けられた電極形成
    領域と、 前記電極形成領域に形成された第1の電極と、 前記第1のGaAsコンタクト層上に形成された第2導電型
    の第3のInGaAlPクラッド層と、 前記第3のInGaAlPクラッド層と前記第1のGaAsコンタ
    クト層との間にストライプ状に設けられ、前記第3のIn
    GaAlPクラッド層よりもエネルギーギャップが小さく、
    かつ前記第1のGaAsコンタクト層よりもエネルギーギャ
    ップが大きい第2導電型の中間エネルギーギャップ層
    と、 前記第3のInGaAlPクラッド層上に形成された第2の活
    性層と、 前記第2の活性層上に形成された第1導電型の第4のIn
    GaAlPクラッド層と、 前記第4のInGaAlPクラッド層上に形成された第1導電
    型の第2のGaAsコンタクト層と、 前記第2のGaAsコンタクト層上に形成された第2の電極
    と、 前記GaAs基板に接して形成された第3の電極とを具備す
    ることを特徴とする集積型半導体レーザ装置。
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